JP3609931B2 - モータ電流制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータの応答性と安定性を兼ね備えたモータ電流制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来のモータ電流制御装置の構成を概略的に示す図である。また、図16は従来のモータ電流制御装置におけるPWM指令値とモータ電流関係を示す特性図である。
図15において、12aから12dはスイッチング素子であり、13aから13dは環流ダイオードである。
図15に示すようなブリッジ回路によりモータを駆動するモータ電流制御装置において、所望の通流方向に対し1対のスイッチング素子(例えば12aおよび12d)をPWM(パルス幅変調)信号により駆動し、他の1対のスイッチング素子(例えば12bおよび12c)をオフしておく駆動方法が知られている。
この駆動方法によるPWM指令値とモータ電流の関係は、図16に示すように、PWM指令値としてのデューティ比約50%を境にして、PWM指令値に対するモータ電流の関係が非線形的に大きく変化する。このように、デューティ比とモータ電流の関係が非線形であるために、従来のフィードバック制御では十分な制御成績が得られなかった。
【0003】
このような問題点に対して、モータ電流目標値とモータ電流検出値から電流フィードバック制御を行い、操作量であるPWM指令値を補正する解決方法が知られている。
図14は、その解決方法の一例である特開平5−338544号公報に示されるモータ電流制御装置である。図14において、8はモータ、7はモータ8に通流する電流を検出するモータ電流検出手段である。また、4はフィードバック制御演算手段であり、モータ電流検出手段7の出力である電流検出値と、モータ電流目標値とが入力される。17は駆動特性補正部であり、フィードバック制御演算手段4の出力であるPWM指令値が入力される。18はPWM発生部であり、駆動特性補正部17の出力が入力される。6はモータ駆動手段であり、PWM発生部18の出力が入力されると共に、モータ8に出力信号としてのモータ駆動信号を供給する。
【0004】
次に、図14を用いて従来のモータ電流制御装置の動作について説明する。
モータ電流目標値が与えられると、フィードバック制御演算手段4は、モータ電流検出手段7が検出したモータ電流検出値とモータ電流目標値が一致するように演算を行い、駆動特性補正部17にPWM指令値を供給する。駆動特性補正部17は、フィードバック制御演算手段4から出力されたPWM指令値を後述する所定の方法で補正し、補正後のPWM指令値をPWM発生部18に供給する。PWM発生部18は、PWM駆動部6にPWMパルスを供給して電力増幅し、モータ8をPWM駆動する。
【0005】
ここでモータ駆動手段6および駆動特性補正部17について詳しく説明する。図15に示すように、モータ駆動手段6をブリッジ回路で構成し、PWMのオン期間に通流方向の一対のスイッチング素子(スイッチング素子12aおよび12dあるいは12および12cのいずれか一対)をオンし、PWMのオフ期間にすべてのスイッチング素子12a〜12dをオフする場合、PWM指令値とモータ電流の関係は、図16に示すように非線形となる。
PWM指令値の変化量に対するモータ電流の変化量は、デューティ比が所定値α0を越えるまでは非常に小さく、α0を越えると急激に大きくなる。従って、デューティ比がα0以下に合わせてフィードバック制御演算手段4のゲインを決めると、デューティ比がα0を越えたときにゲインが過大となり、電流の供給過多や雑音発生という問題が生じていた。一方、デューティ比α0以上に合わせてフィードバック制御演算手段4のゲインを決めると、デューティ比がα0以下ではゲインが過小となり、電流の応答性が悪くなるという問題が生じていた。
【0006】
図17は、従来のモータ電流制御装置におけるPWM指令値とその補正値との関係を示す特性図である。また、図18は、従来のモータ電流制御装置における補正後のPWM指令値とモータ電流の関係を示す特性図である。
これらの問題を解決するために、駆動特性補正部17によって、フィードバック制御演算手段4からのPWM指令値を例えば図17に示すような特性に補正し、PWM発生部18に供給する。このような補正を行うと、PWM指令値とモータ電流の関係は、図18に示すように略線形となり、モータ電流の制御成績を向上させることができたが、依然として後述するような課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにフィードバック制御の操作量を補正するという方法においては、電流フィードバック制御が行われるまで駆動特性補正部によるPWM指令値の補正が行われないため、モータ電流の応答性が悪いという課題があった。また、応答性を上げるために、電流フィードバック制御のゲインを上げると、定常安定性が損なわれてしまうといった課題があった。
【0008】
また、駆動特性補正部17の特性において、モータの逆起電圧等の外乱が考慮されていないため、外乱が加わるとモータ電流の制御成績が劣化するという課題があった。
【0009】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、モータの応答性と安定性を兼ね備えたモータ電流制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のモータ電流制御装置は、少なくともモータ電流目標値とモータ電流検出値とから演算されるフィードバック制御項と、モータ電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標値に略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値以上の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値となるフィードフォワード制御項とからモータの駆動制御を行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、モータ印加電圧指令値に基づいてモータを駆動制御する。
【0011】
また、上記フィードフォワード制御項を、複数の1次関数で近似したことを特徴とする。
【0012】
また、モータ駆動手段の電源電圧の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0013】
また、モータ巻き線抵抗の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0014】
また、温度変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0015】
また、モータ巻き線抵抗の変化または温度変化を、少なくとも上記モータ電流によって推定することを特徴とする。
【0016】
また、モータ逆起電力によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0017】
また、モータの駆動方法の切り換えによるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0018】
さらに、フィードバック制御が少なくとも積分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時には、フィードフォワード制御項と積分項を補正することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明を電動パワーステアリングに適用したときの制御装置のブロック図である。
図1において、1は図示しないステアリングホイールに入力される操舵トルクを検出するトルクセンサ、2は車速を検出する車速センサ、3はモータ電流目標値を演算するモータ電流目標値演算手段、4はフィードバック制御演算手段、5はフィードフォワード制御演算手段、6は後述するモータ8を駆動するモータ駆動手段、7はモータ電流を検出するモータ電流検出手段、8は図示しないステアリングホイールの操舵力の補助を行うための駆動力を発生するモータである。
なお、図1に示すモータ電流目標値演算手段3、フィードバック制御演算手段4およびフィードフォワード制御演算手段5は、ワンチップマイコン9が内蔵されたプログラムを実行することによって得られる制御機能をブロック化して表したものである。
また、電動パワーステアリング装置10は、モータ駆動手段6、モータ電流検出手段7およびワンチップマイコン9から構成される。モータ駆動手段6は、従来装置と同様に、図15に示すようなブリッジ回路で構成されるものである。
【0020】
図1の制御ブロック図を用いてこの発明のモータ電流制御装置の動作説明を行う。なお、以下に記す動作はワンチップマイコン9に内蔵されたプログラムを実行することによって実現されるものであり、周期的に実行されるものとする。
まず、トルクセンサ1で図示しないステアリングホイールに入力される操舵トルクを検出する。次に、車速センサ2で車速を検出する。
ワンチップマイコン9には、トルクセンサ1で検出されるトルクに応じたトルクセンサ信号と、車速センサ2で検出される車速に応じた車速信号とが入力される。モータ電流目標値演算手段3は、これらの信号に基づいて車速が低いほど電動パワーステアリング装置のアシスト量が大きくなるようにモータ電流目標値を演算する。
次に、フィードバック制御演算手段4は、モータ電流目標値演算手段3によって演算されたモータ電流目標値と、モータ電流検出手段7で検出されたモータ電流検出値とに基づいて、例えばPI(比例積分)制御を行い、モータを駆動制御するためのモータ印加電圧指令値であるPWM指令値を演算する。
【0021】
ここで、モータ駆動手段6においては、従来と同様にPWM指令値とモータ電流の関係が非線形となる(図16参照)。
このような非線形要素は、一般に制御成績を悪化させるものであり、電流の応答性の悪化を招くものである。
【0022】
そこで、この発明の実施の形態1では、フィードフォワード制御演算手段5において、例えばテーブル(後述する図8のような特性)参照によって図2に示すようにモータ電流目標値からフィードフォワード制御項α0を求め、このフィードフォワード項をフィードバック制御演算手段4で演算されるPWM指令値に加算することにより、PWM指令値の補正を行う。
図2における変曲点(I0、α0)は、図16に示すようにPWM指令値の変化量に対するモータ電流の変化量が大きく変化する点である。このように、モータ電流目標値がI0である点を境として、モータ電流目標値がI0以下のときにはモータ電流目標値に略比例するフィードフォワード制御項を用い、また、モータ電流目標値がI0以上のときには略一定値となるフィードフォワード制御項を用い、これにより、フィードバック制御演算手段4から出力されるPWM指令値とモータ電流との関係を図3に示すように概ね線形とすることにより、従来のようにPWM指令値とモータ電流の関係における非線形性を克服するができ、モータ電流の制御成績を向上させることができる。
【0023】
このように演算されたPWM指令値はモータ駆動手段6に供給される。モータ駆動手段6は、モータ駆動手段6から入力されたPWM指令値と通電極性に応じて、スイッチング素子12aないし12dを適宜駆動し、モータ8に電流を供給する。
【0024】
このように、モータ電流目標値が所定値I0以下ではモータ電流目標値に略比例し、一方、モータ電流目標値が所定値I0以上の場合にはα0近傍の一定値に漸近するフィードフォワード制御項を用いてフィードバック制御項を補正することにより、フィードバック制御項とモータ電流の関係を概ね線形とすることができ、モータ電流の制御成績を改善することができる。
【0025】
以上、実施の形態1においては、図2のような曲線のデータテーブルを参照することでフィードフォワード項を演算したが、図4のように、折れ線近似を行ってもよい。この場合には、図2の特性の、変曲点I0と傾きα0/I0だけをワンチップマイコン9に保持しておけばよく、メモリ容量を節約できるとともに、演算量を減らすことができる。
【0026】
実施の形態2.
実施の形態1では、PWM指令値とモータ電流の関係は一定であるものと仮定したが、実際には外乱要因により変化するものである。そこで、フィードフォワード制御項を外乱に応じて補正し、制御成績をさらに向上させる例について説明する。
【0027】
図6及び図7は、この発明のモータ電流制御装置における断続モードおよび連続モードのモータ電流及びモータ電圧のモードをそれぞれ概略的に示す特性図である。
モータをパルス駆動する場合、図6に示すように、モータ電流IMが断続的に流れる場合(電流断続モード)と、図7に示すように、モータ電流IMが連続的に流れる場合(電流連続モード)がある。変曲点I0は電流断続モードから電流連続モードに切り換わるときのモータ平均電流であり、α0はそのときのPWM指令値である。
図5は他励直流電動機の電機子のモデルを示す図である。図5において、Raは電機子抵抗、Laは電機子インダクタンス、veは逆起電力である。
図5のモータを図15の回路で駆動する場合、PWM指令値とモータ電流の関係は、電源電圧VBと、モータ印加電圧である逆起電力veとにより変化し、変曲点(I0、α0)が移動すると考えられる。例えば、図6は、電源電圧VBが変化したときのVMとIMの波形を示しており、電源電圧VBが高いとI0は大きくなると考えられる。
【0028】
ここで、変曲点(I0、α0)のα0とI0は、下式で近似することができる。
α0=(VB−2VF+ve)/(2VB−2VF) (1)
I0=(VB−ve)(1−exp(−T0α0/τ))/2/Ra (2)
ただし、
VF: 環流ダイオード順方向電圧
T0: PWM搬送波周期
τ: モータ電気的時定数(La/Ra)
(1)(2)式において、温度が一定ならば、逆起電力veと電源電圧VB以外は定数と見なすことができる。
図8は、モータとコントローラの諸元を(1)、(2)式に代入し、逆起電力veと電源電圧VBの変化とモータ電流に対するフィードフォワード制御項の変曲点(I0、α0)のI0、α0の関係を示す特性図である。図8から、実施の形態1のフィードフォワード制御におけるI0とα0を、逆起電力veと電源電圧VBに応じて補正すれば、即ち、逆起電力veと電源電圧VBとの変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正すれば、さらに制御成績を向上できる。
【0029】
図9はこの発明の実施の形態2に係るモータ電流制御装置を示す図である。
図9において、14はモータ駆動手段6の電源電圧VBを検出する電源電圧検出手段、15はモータ8の端子電圧を検出するモータ端子電圧検出手段、16はモータの逆起電力veを演算するモータ逆起電力演算手段である。実施の形態1または従来例に相当する部分に関しては同一の符号を付しており、その説明を省略する。
【0030】
次に動作について説明する。なお、以下に記す動作はワンチップマイコン9に内蔵されたプログラムを実行することによって実現されるものであり、周期的に実行されるものとする。
モータ逆起電力演算手段16は、モータ端子間電圧検出手段15で検出されたモータ端子間電圧VMと、モータ電流検出手段7で検出されたモータ電流IMをA/D変換して読み込み、例えば図5のモータのモデルの過渡項を無視して、下式の通り逆起電力veを演算する。
ve=VM−IM・Ra (3)
フィードフォワード制御演算手段5は、電源電圧検出手段14によって検出されたモータ駆動手段の電源電圧VBをA/D変換して読み込むとともに、モータ逆起電力演算手段で求められた逆起電力veを読み込み、(1)、(2)式に基づいてα0とI0を求める。以下、図4に示すように、モータ電流目標値演算手段3から与えられるモータ電流目標値がI0以下の場合は、傾きがα0/I0の直線となり、モータ電流目標値がI0を越えるとフィードフォワード制御項がα0で一定となるようにフィードフォワード制御項を演算する。その他は実施の形態1と全く同様の動作をするものである。
なお、この実施の形態2においては、変曲点(α0、I0)を境として2つの直線で折れ線近似する場合について説明したが、3つ以上の直線(例えば、実施の形態2で示した2つの直線の傾きの中間の値の傾きを有する直線を変曲点(α0、I0)近傍にさらに付加する)を用いて近似を行っても同様の効果を得ることができる。
【0031】
以上のように、逆起電力と電源電圧でフィードフォワード制御項を補正することにより、外乱の影響を受けにくいモータ電流制御装置を得ることができる。
【0032】
なお、実施の形態2においては、逆起電力の推定値を用いてフィードフォワード制御項を演算したが、他励直流電動機の場合はモータ角速度と逆起電力が比例するので、モータ角速度を検出できるエンコーダ等を備える場合には、モータ角速度からフィードフォワード制御項を演算しても同様の効果を得ることができる。
【0033】
また、I0、α0を(1)、(2)式に基づいて演算したが、図8をデータテーブルとして保持しておけば、演算時間を短縮することができる。
【0034】
ここでは、図4の折れ線近似した例のみを示したが、図2のようにフィードフォワード項を求めれば、さらに良好な制御成績を得ることができる。
【0035】
実施の形態3.
実施の形態2では、温度を一定と仮定して説明を行ったが、実際にはモータ8の雰囲気温度は変化し、その結果主に電機子抵抗Raが変化する。そこで、実施の形態3においては、モータ巻き線抵抗としての電機子抵抗Raの変化による、モータ印加電圧VBに対するモータ電流の特性の変化に応じてフィードフォワード制御項の補正を行ってもよい。また、この場合、電機子抵抗Raを変化させる主たる要因は温度であるので、例えばモータ8の温度変化から電機子抵抗Raの変化を推定してもよい。
このように電機子抵抗Raの変化により、あるいは、温度変化から推定する電機子抵抗の変化により、(1)、(2)式に基づいて、モータ巻き線抵抗の変化に拘わらず、実施の形態2と同様に電流フィードバック制御で演算された操作量に対するモータ電流が線形となるようフィードフォワード制御項を補正することができる。
【0036】
さらに言えば、モータ駆動手段6の温度も変化し、その結果スイッチング素子12のオン抵抗や、環流ダイオード13の順方向電圧VFが変化する。そこで、モータ駆動手段6の温度変化に基づいて、フィードフォワード制御項を補正してもよい。
スイッチング素子12のオン抵抗は、(1)(2)式では無視しているが、回路上、電機子抵抗Raに直列接続されるので、上述の電機子抵抗Raの補正と同様に実現することができる。また、環流ダイオードの順方向電圧VFの変化の補正は、(1)、(2)式に基づいて容易に実現することができる。
【0037】
モータ8とモータ駆動手段6の温度変化の主たる要因は、モータ電流が通流することによる発熱である。そこで、モータ電流の積算値に基づいてフィードフォワード制御項の補正を行ってもよい。このようにモータ電流によって温度変化、さらには温度変化によって生じる巻線抵抗の変化を推定する場合には、温度センサを新たに付加することなく実現できる。
【0038】
以上、この発明の実施の形態3によれば、モータの雰囲気温度は変化による電機子抵抗の変化に拘わらず、モータ電流の制御成績をさらに向上させることが可能である。
【0039】
実施の形態4.
実施の形態1ないし3では、モータ駆動手段の駆動方法は固定されていたが、状況に応じてモータの駆動方法を切り換えることがある。その場合には、モータの駆動方法に応じて適切なフィードフォワード制御項が得られるように、モータの駆動方法の切り換えと同時にフィードフォワード制御項の演算方法も切り換えなければならない。
そこで、この発明の実施の形態4では、モータの駆動方法を切り換える場合におけるモータ電流の制御について説明を行う。
【0040】
図10はモータの駆動方法を切り換えることができるモータ駆動手段の一例を示す回路図である。
図10において、11a〜11dはスイッチング素子駆動回路、12a〜12dはモータ8を可逆運転すべくH型ブリッジ回路を構成するスイッチング素子であり、13a〜13dは環流ダイオードである。19a〜19bはワンチップマイコン9の指示に従い、モータ8の駆動方法を切り換えるモータ駆動方法切り換え手段としての論理和回路である。
【0041】
次に動作について説明する。
図10において、ワンチップマイコン9は、例えば右方向にモータ8を駆動する場合には、フィードバック制御演算手段4とフィードフォワード制御演算手段5の演算結果に基づいて右PWM指令値を出力し、左PWM指令値を0とするとともに、駆動方法切り換え信号を論理和回路19に与える。
駆動方法切り換え信号がLレベルのときには、実施の形態1ないし3と同様に、PWMのオン期間に通流方向の一対のスイッチング素子がオンし、PWMのオフ期間にすべてのスイッチング素子がオフする。以下、この駆動方法を両側PWM駆動と称する。
一方、駆動方法切り換え信号がHレベルのときには、通流方向の一対のスイッチング素子のうち、図中上側のスイッチング素子がPWM指令値どおりにオンオフし、図中下側のスイッチング素子がPWM指令値に関係なくオンし、他のスイッチング素子はオフする。図10に、当該駆動方法で右方向に駆動した場合のモータ電流IMの経路を示している。PWMオフ期間には、環流ダイオード13cがオンし、破線の経路でモータ電流IMが流れる。以下、この駆動方法を片側PWM駆動と称する。
また、左方向にモータ8を駆動する場合には、フィードバック制御演算手段4とフィードフォワード制御演算手段5の演算結果に基づいて左PWM指令値を出力し、左PWM指令値を0とするとともに、駆動方法切り換え信号を論理和回路19に与える。モータ8に通電しない場合には、右PWM指令値、左PWM指令値をともに0とするとともに、駆動方向切り換え信号をHとし、すべてのスイッチング素子12a〜dをオフする。
片側PWM駆動では、スイッチングする素子が1つだけなので、両側PWM駆動に比べてスイッチング損失を低減することができる。しかし、回生電流の時定数がモータの電気的時定数となるので、両側PWM駆動のように電源に回生する場合と比べて長くなり、モータ電流の制御成績が劣化する。そこで、例えば特開平8−336293号公報に示されるように、スイッチング損失が特に問題となる大電流時のみ片側PWM駆動とし、それ以外は両側PWM駆動とする方式が知られている。
【0042】
図11は、この発明のモータ電流制御装置おける片側PWM駆動時のPWM指令値とモータ電流の関係を概略的に示す図である。
図11に示すように、片側PWM駆動では、PWM指令値とモータ電流の関係が概ね線形となるので、実施の形態1ないし3のようなフィードフォワード制御で線形化する必要がない。そこで、両側PWM駆動の場合のみフィードフォワード制御項をフィードバック制御項に加算するように、プログラムを構成すればよい。
図12は、この発明の実施の形態4に係るモータ電流制御装置におけるモータ電流制御装置の動作を説明するフローチャートである。
図12において、モータ駆動手段6以外のハードウエア構成は、実施の形態1ないし3と同様である。本プログラムはワンチップマイコン9に内蔵されたプログラムを実行することによって実現されるものであり、周期的に実行されるものとする。
以下、順に説明する。まず、ステップS1で、所定の方法で求められたモータ電流目標値と、モータ電流検出手段7によって検出されたモータ電流検出値から、フィードバック制御項(FB)を演算する。これはフィードバック制御演算手段4に相当する。次に、ステップS2で、上記他の実施の形態と同様にフィードフォワード制御項(FF)を演算する。これは、フィードフォワード制御演算手段4に相当する。続いて、ステップS3で、例えば上述の特開平8−335293号公報に記載された発明のように、モータ8の駆動方法を選択する。その結果、片側PWM駆動が選択された場合には、ステップS4〜S5で、フィードフォワード制御項=0とし、フィードフォワード制御を無効にする。
【0043】
ステップS1〜S5のようにフィードフォワード制御項とフィードバック制御項を演算した場合の、フィードバック制御演算手段4から出力されるPWM指令値とモータ電流IMの関係を図13に示す。両側PWM駆動の場合は、フィードフォワード制御項の最大値がα0なので、(フィードバック制御項)=1−α0でデューティ比100%が出力され、モータ電流がIM=VB/Raとなる。一方、片側PWM駆動では、ステップS5でフィードフォワード制御項を無効にしているので、(フィードバック制御項)=1のときにIM=VB/Raとなる。図13は、モータの駆動方式を切り換えた場合におけるPWM指令値とモータ電流との関係を示す特性図である。
図13から明かなように、駆動方法を切り換えるときに、フィードバック制御項がそのままでは、モータ電流に偏差を生じる。モータ電流目標値とモータ電流検出値とが一致していると見なせる定常状態においては、フィードバック制御項のうち、積分項が支配的であるので、これを防ぐには、駆動方法を切り換えると同時に、積分項を初期化すればよい。
【0044】
そこで、ステップS6〜S9において、フィードバック制御の積分項を初期化する。S6において、駆動方法が両側PWMから片側PWMに切り換えられたと判断された場合には、ステップS7において今回の積分項I(n)を、前回の積分項I(n−1)から以下のように初期化する。
I(n)=I(n−1)/(1−α0) (4)
また、ステップS8において、駆動方法が片側PWMから両側PWMに切り換わったと判断された場合には、ステップS8において今回の積分項I(n)を、前回の積分項I(n−1)から以下のように初期化する。
I(n)=I(n−1)*(1−α0) (5)
以上の動作により、モータの駆動方法に拘わらず、電流フィードバック制御で演算された操作量に対するモータ電流が線形となるように、フィードフォワード制御項が作用するとともに、フィードバック制御の積分項の初期化が駆動方法切り換え時の電流偏差を低減する。
【0045】
最後に、ステップS10において、以上のように求められたフィードフォワード制御項とフィードバック制御項を加算してPWM指令値を演算し、ステップS11においてPWM指令値と駆動方法切り換え信号をモータ駆動手段6に出力してモータ8を駆動する。
【0046】
このように、この発明の実施の形態4に係るモータ電流制御装置によれば、モータの駆動方法の切り換えによるモータ印加電圧に対する電流特性の変化に応じて、フィードバック制御によりフィードフォワード制御項の積分項を補正することができるので、モータの駆動方法を切り換える場合においても、フィードフォワード制御項が有効に作用し、モータ電流の制御成績を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】
この発明のモータ電流制御装置は、少なくともモータ電流目標値とモータ電流検出値とから演算されるフィードバック制御項と、モータ電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標値に略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値以上の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値となるフィードフォワード制御項とからモータの駆動制御を行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、モータ印加電圧指令値に基づいてモータを駆動制御するので、モータ電流目標値からフィードフォワード制御項を演算することにより、モータ電流制御装置の制御成績を向上させることができる。
【0048】
また、上記フィードフォワード制御項を、複数の1次関数で近似したことを特徴とするので、フィードフォワード制御項の演算を簡単にすることができる。
【0049】
また、モータ駆動手段の電源電圧の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とするので、モータ駆動手段の電源電圧の変化によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正することにより、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させることができる。
【0050】
また、モータ巻き線抵抗の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とするので、モータ巻き線抵抗の変化によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正することにより、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させることができる。
【0051】
また、温度変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とするので、温度変化によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正することにより、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させることができる。
【0052】
また、モータ巻き線抵抗の変化または温度変化を、少なくとも上記モータ電流によって推定することを特徴とするので、新たにセンサを設けることなくフィードフォワード制御項を補正することができる。
【0053】
また、モータ逆起電力によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とするので、モータ逆起電力によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正することにより、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させることができる。
【0054】
また、モータの駆動方法の切り換えによるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とするので、モータの駆動方法の切り換えによるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正することにより、モータの駆動方法に拘わらずモータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させることができる。
【0055】
さらに、フィードバック制御が少なくとも積分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時には、フィードフォワード制御項と積分項を補正することを特徴とするので、駆動方法の切り換え時には、フィードフォワード制御項の補正と同時に積分項を補正することにより、モータ駆動方法切り換え時のモータ電流の偏差を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のモータ電流制御装置を電動パワーステアリングに適用したときの制御装置のブロック図である。
【図2】この発明のモータ電流制御装置におけるモータ電流目標値に対するフィードフォワード制御項の関係を示す特性図である。
【図3】フィードフォワード補償をした場合の、フィードバック制御演算手段から出力されるPWM指令値とモータ電流の関係を示す特性図である。
【図4】この発明のモータ電流制御装置におけるモータ電流目標値に対するフィードフォワード制御項の関係を示す特性図である。
【図5】他励直流電動機の電機子のモデルを示す図である。
【図6】この発明のモータ電流制御装置における断続モードのモータ電流及びモータ電圧のモードを概略的に示す特性図である。
【図7】この発明のモータ電流制御装置における連続モードのモータ電流及びモータ電圧のモードを概略的に示す特性図である。
【図8】モータ逆起電力veと電源電圧VBの変化による、モータ電流に対するフィードフォワード制御項の変曲点(I0、α0)の関係を示す特性図である。
【図9】この発明のモータ電流制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図10】モータの駆動方法を切り換えることができるモータ駆動手段の一例を示す回路図である。
【図11】この発明のモータ電流制御装置おける片側PWM駆動時のPWM指令値とモータ電流の関係を概略的に示す図である。
【図12】この発明のモータ電流制御装置におけるモータ電流制御装置の動作を説明するフローチャートである。
【図13】モータの駆動方式を切り換えた場合におけるPWM指令値とモータ電流との関係を示す特性図である。
【図14】従来のモータ電流制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図15】従来のモータ電流制御装置の構成を概略的に示す回路図である。
【図16】従来のモータ電流制御装置におけるPWM指令値とモータ電流の関係を示す特性図である。
【図17】従来のモータ電流制御装置におけるPWM指令値とその補正値との関係を示す特性図である。
【図18】従来のモータ電流制御装置における補正後のPWM指令値とモータ電流の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
3 モータ電流目標値演算手段、4 フィードバック制御演算手段、5 フィードフォワード制御演算手段、6 モータ駆動手段、7 モータ電流検出手段、8 モータ、9 ワンチップマイコン、14 電源電圧検出手段、15 モータ端子間電圧検出手段、16 モータ逆起電力演算手段、17 駆動特性補正部、19a、19b、19c、19b モータ駆動方法切り換え手段。

Claims (9)

  1. 少なくともモータ電流目標値とモータ電流検出値とから演算されるフィードバック制御項と、モータ電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標値に略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値以上の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値となるフィードフォワード制御項とから上記モータの駆動制御を行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、当該モータ印加電圧指令値に基づいて上記モータを駆動制御するモータ電流制御装置。
  2. 上記フィードフォワード制御項を、複数の1次関数で近似したことを特徴とする請求項1に記載のモータ電流制御装置。
  3. モータ駆動手段の電源電圧の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  4. モータ巻き線抵抗の変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  5. 温度変化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  6. モータ巻き線抵抗の変化または温度変化を、少なくともモータ電流によって推定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のモータ電流制御装置。
  7. モータ逆起電力によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  8. モータの駆動方法の切り換えによるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  9. 上記フィードバック制御が少なくとも積分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時には、上記フィードフォワード制御項と積分項を補正することを特徴とする請求項8に記載のモータ電流制御装置。
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