JPH11215876A - モータ電流制御装置 - Google Patents

モータ電流制御装置

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JPH11215876A
JPH11215876A JP10009842A JP984298A JPH11215876A JP H11215876 A JPH11215876 A JP H11215876A JP 10009842 A JP10009842 A JP 10009842A JP 984298 A JP984298 A JP 984298A JP H11215876 A JPH11215876 A JP H11215876A
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Munenori Yamamoto
宗法 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードバック制御の操作量を補正する方法
では、電流フィードバック制御が行われるまで駆動特性
補正部によるPWM指令値の補正が行われないため、モ
ータ電流の応答性が悪く、定常安定性が損なわれるとい
う課題があった。 【解決手段】 少なくともモータ電流目標値とモータ電
流検出値とから演算されるフィードバック制御項と、モ
ータ電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標
値に略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値
以上の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値
となるフィードフォワード制御項とからモータの駆動制
御を行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、モータ
印加電圧指令値に基づいて上記モータを駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータの応答性
と安定性を兼ね備えたモータ電流制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来のモータ電流制御装置の
構成を概略的に示す図である。また、図16は従来のモ
ータ電流制御装置におけるPWM指令値とモータ電流関
係を示す特性図である。図15において、12aから1
2dはスイッチング素子であり、13aから13dは環
流ダイオードである。図15に示すようなブリッジ回路
によりモータを駆動するモータ電流制御装置において、
所望の通流方向に対し1対のスイッチング素子(例えば
12aおよび12d)をPWM(パルス幅変調)信号に
より駆動し、他の1対のスイッチング素子(例えば12
bおよび12c)をオフしておく駆動方法が知られてい
る。この駆動方法によるPWM指令値とモータ電流の関
係は、図16に示すように、PWM指令値としてのデュ
ーティ比約50%を境にして、PWM指令値に対するモ
ータ電流の関係が非線形的に大きく変化する。このよう
に、デューティ比とモータ電流の関係が非線形であるた
めに、従来のフィードバック制御では十分な制御成績が
得られなかった。
【0003】このような問題点に対して、モータ電流目
標値とモータ電流検出値から電流フィードバック制御を
行い、操作量であるPWM指令値を補正する解決方法が
知られている。図14は、その解決方法の一例である特
開平5−338544号公報に示されるモータ電流制御
装置である。図14において、8はモータ、7はモータ
8に通流する電流を検出するモータ電流検出手段であ
る。また、4はフィードバック制御演算手段であり、モ
ータ電流検出手段7の出力である電流検出値と、モータ
電流目標値とが入力される。17は駆動特性補正部であ
り、フィードバック制御演算手段4の出力であるPWM
指令値が入力される。18はPWM発生部であり、駆動
特性補正部17の出力が入力される。6はモータ駆動手
段であり、PWM発生部18の出力が入力されると共
に、モータ8に出力信号としてのモータ駆動信号を供給
する。
【0004】次に、図14を用いて従来のモータ電流制
御装置の動作について説明する。モータ電流目標値が与
えられると、フィードバック制御演算手段4は、モータ
電流検出手段7が検出したモータ電流検出値とモータ電
流目標値が一致するように演算を行い、駆動特性補正部
17にPWM指令値を供給する。駆動特性補正部17
は、フィードバック制御演算手段4から出力されたPW
M指令値を後述する所定の方法で補正し、補正後のPW
M指令値をPWM発生部18に供給する。PWM発生部
18は、PWM駆動部6にPWMパルスを供給して電力
増幅し、モータ8をPWM駆動する。
【0005】ここでモータ駆動手段6および駆動特性補
正部17について詳しく説明する。図15に示すよう
に、モータ駆動手段6をブリッジ回路で構成し、PWM
のオン期間に通流方向の一対のスイッチング素子(スイ
ッチング素子12aおよび12dあるいは12および1
2cのいずれか一対)をオンし、PWMのオフ期間にす
べてのスイッチング素子12a〜12dをオフする場
合、PWM指令値とモータ電流の関係は、図16に示す
ように非線形となる。PWM指令値の変化量に対するモ
ータ電流の変化量は、デューティ比が所定値α0を越え
るまでは非常に小さく、α0を越えると急激に大きくな
る。従って、デューティ比がα0以下に合わせてフィー
ドバック制御演算手段4のゲインを決めると、デューテ
ィ比がα0を越えたときにゲインが過大となり、電流の
供給過多や雑音発生という問題が生じていた。一方、デ
ューティ比α0以上に合わせてフィードバック制御演算
手段4のゲインを決めると、デューティ比がα0以下で
はゲインが過小となり、電流の応答性が悪くなるという
問題が生じていた。
【0006】図17は、従来のモータ電流制御装置にお
けるPWM指令値とその補正値との関係を示す特性図で
ある。また、図18は、従来のモータ電流制御装置にお
ける補正後のPWM指令値とモータ電流の関係を示す特
性図である。これらの問題を解決するために、駆動特性
補正部17によって、フィードバック制御演算手段4か
らのPWM指令値を例えば図17に示すような特性に補
正し、PWM発生部18に供給する。このような補正を
行うと、PWM指令値とモータ電流の関係は、図18に
示すように略線形となり、モータ電流の制御成績を向上
させることができたが、依然として後述するような課題
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにフィード
バック制御の操作量を補正するという方法においては、
電流フィードバック制御が行われるまで駆動特性補正部
によるPWM指令値の補正が行われないため、モータ電
流の応答性が悪いという課題があった。また、応答性を
上げるために、電流フィードバック制御のゲインを上げ
ると、定常安定性が損なわれてしまうといった課題があ
った。
【0008】また、駆動特性補正部17の特性におい
て、モータの逆起電圧等の外乱が考慮されていないた
め、外乱が加わるとモータ電流の制御成績が劣化すると
いう課題があった。
【0009】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、モータの応答性と安定性を
兼ね備えたモータ電流制御装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のモータ電流制
御装置は、少なくともモータ電流目標値とモータ電流検
出値とから演算されるフィードバック制御項と、モータ
電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標値に
略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値以上
の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値とな
るフィードフォワード制御項とからモータの駆動制御を
行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、モータ印加
電圧指令値に基づいてモータを駆動制御する。
【0011】また、上記フィードフォワード制御項を、
複数の1次関数で近似したことを特徴とする。
【0012】また、モータ駆動手段の電源電圧の変化に
よる、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化
に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正するこ
とを特徴とする。
【0013】また、モータ巻き線抵抗の変化による、モ
ータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じ
て、上記フィードフォワード制御項を補正することを特
徴とする。
【0014】また、温度変化による、モータ印加電圧に
対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィード
フォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0015】また、モータ巻き線抵抗の変化または温度
変化を、少なくとも上記モータ電流によって推定するこ
とを特徴とする。
【0016】また、モータ逆起電力によるモータ印加電
圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィ
ードフォワード制御項を補正することを特徴とする。
【0017】また、モータの駆動方法の切り換えによる
モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じ
て、上記フィードフォワード制御項を補正することを特
徴とする。
【0018】さらに、フィードバック制御が少なくとも
積分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時に
は、フィードフォワード制御項と積分項を補正すること
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明を
電動パワーステアリングに適用したときの制御装置のブ
ロック図である。図1において、1は図示しないステア
リングホイールに入力される操舵トルクを検出するトル
クセンサ、2は車速を検出する車速センサ、3はモータ
電流目標値を演算するモータ電流目標値演算手段、4は
フィードバック制御演算手段、5はフィードフォワード
制御演算手段、6は後述するモータ8を駆動するモータ
駆動手段、7はモータ電流を検出するモータ電流検出手
段、8は図示しないステアリングホイールの操舵力の補
助を行うための駆動力を発生するモータである。なお、
図1に示すモータ電流目標値演算手段3、フィードバッ
ク制御演算手段4およびフィードフォワード制御演算手
段5は、ワンチップマイコン9が内蔵されたプログラム
を実行することによって得られる制御機能をブロック化
して表したものである。また、電動パワーステアリング
装置10は、モータ駆動手段6、モータ電流検出手段7
およびワンチップマイコン9から構成される。モータ駆
動手段6は、従来装置と同様に、図15に示すようなブ
リッジ回路で構成されるものである。
【0020】図1の制御ブロック図を用いてこの発明の
モータ電流制御装置の動作説明を行う。なお、以下に記
す動作はワンチップマイコン9に内蔵されたプログラム
を実行することによって実現されるものであり、周期的
に実行されるものとする。まず、トルクセンサ1で図示
しないステアリングホイールに入力される操舵トルクを
検出する。次に、車速センサ2で車速を検出する。ワン
チップマイコン9には、トルクセンサ1で検出されるト
ルクに応じたトルクセンサ信号と、車速センサ2で検出
される車速に応じた車速信号とが入力される。モータ電
流目標値演算手段3は、これらの信号に基づいて車速が
低いほど電動パワーステアリング装置のアシスト量が大
きくなるようにモータ電流目標値を演算する。次に、フ
ィードバック制御演算手段4は、モータ電流目標値演算
手段3によって演算されたモータ電流目標値と、モータ
電流検出手段7で検出されたモータ電流検出値とに基づ
いて、例えばPI(比例積分)制御を行い、モータを駆
動制御するためのモータ印加電圧指令値であるPWM指
令値を演算する。
【0021】ここで、モータ駆動手段6においては、従
来と同様にPWM指令値とモータ電流の関係が非線形と
なる(図16参照)。このような非線形要素は、一般に
制御成績を悪化させるものであり、電流の応答性の悪化
を招くものである。
【0022】そこで、この発明の実施の形態1では、フ
ィードフォワード制御演算手段5において、例えばテー
ブル(後述する図8のような特性)参照によって図2に
示すようにモータ電流目標値からフィードフォワード制
御項α0を求め、このフィードフォワード項をフィード
バック制御演算手段4で演算されるPWM指令値に加算
することにより、PWM指令値の補正を行う。図2にお
ける変曲点(I0、α0)は、図16に示すようにPW
M指令値の変化量に対するモータ電流の変化量が大きく
変化する点である。このように、モータ電流目標値がI
0である点を境として、モータ電流目標値がI0以下の
ときにはモータ電流目標値に略比例するフィードフォワ
ード制御項を用い、また、モータ電流目標値がI0以上
のときには略一定値となるフィードフォワード制御項を
用い、これにより、フィードバック制御演算手段4から
出力されるPWM指令値とモータ電流との関係を図3に
示すように概ね線形とすることにより、従来のようにP
WM指令値とモータ電流の関係における非線形性を克服
するができ、モータ電流の制御成績を向上させることが
できる。
【0023】このように演算されたPWM指令値はモー
タ駆動手段6に供給される。モータ駆動手段6は、モー
タ駆動手段6から入力されたPWM指令値と通電極性に
応じて、スイッチング素子12aないし12dを適宜駆
動し、モータ8に電流を供給する。
【0024】このように、モータ電流目標値が所定値I
0以下ではモータ電流目標値に略比例し、一方、モータ
電流目標値が所定値I0以上の場合にはα0近傍の一定
値に漸近するフィードフォワード制御項を用いてフィー
ドバック制御項を補正することにより、フィードバック
制御項とモータ電流の関係を概ね線形とすることがで
き、モータ電流の制御成績を改善することができる。
【0025】以上、実施の形態1においては、図2のよ
うな曲線のデータテーブルを参照することでフィードフ
ォワード項を演算したが、図4のように、折れ線近似を
行ってもよい。この場合には、図2の特性の、変曲点I
0と傾きα0/I0だけをワンチップマイコン9に保持
しておけばよく、メモリ容量を節約できるとともに、演
算量を減らすことができる。
【0026】実施の形態2.実施の形態1では、PWM
指令値とモータ電流の関係は一定であるものと仮定した
が、実際には外乱要因により変化するものである。そこ
で、フィードフォワード制御項を外乱に応じて補正し、
制御成績をさらに向上させる例について説明する。
【0027】図6及び図7は、この発明のモータ電流制
御装置における断続モードおよび連続モードのモータ電
流及びモータ電圧のモードをそれぞれ概略的に示す特性
図である。モータをパルス駆動する場合、図6に示すよ
うに、モータ電流IMが断続的に流れる場合(電流断続
モード)と、図7に示すように、モータ電流IMが連続
的に流れる場合(電流連続モード)がある。変曲点I0
は電流断続モードから電流連続モードに切り換わるとき
のモータ平均電流であり、α0はそのときのPWM指令
値である。図5は他励直流電動機の電機子のモデルを示
す図である。図5において、Raは電機子抵抗、Laは
電機子インダクタンス、veは逆起電力である。図5の
モータを図15の回路で駆動する場合、PWM指令値と
モータ電流の関係は、電源電圧VBと、モータ印加電圧
である逆起電力veとにより変化し、変曲点(I0、α
0)が移動すると考えられる。例えば、図6は、電源電
圧VBが変化したときのVMとIMの波形を示してお
り、電源電圧VBが高いとI0は大きくなると考えられ
る。
【0028】ここで、変曲点(I0、α0)のα0とI
0は、下式で近似することができる。 α0=(VB−2VF+ve)/(2VB−2VF) (1) I0=(VB−ve)(1−exp(−T0α0/τ))/2/Ra (2) ただし、 VF: 環流ダイオード順方向電圧 T0: PWM搬送波周期 τ: モータ電気的時定数(La/Ra) (1)(2)式において、温度が一定ならば、逆起電力
veと電源電圧VB以外は定数と見なすことができる。
図8は、モータとコントローラの諸元を(1)、(2)
式に代入し、逆起電力veと電源電圧VBの変化とモー
タ電流に対するフィードフォワード制御項の変曲点(I
0、α0)のI0、α0の関係を示す特性図である。図
8から、実施の形態1のフィードフォワード制御におけ
るI0とα0を、逆起電力veと電源電圧VBに応じて
補正すれば、即ち、逆起電力veと電源電圧VBとの変
化による、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の
変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正すれ
ば、さらに制御成績を向上できる。
【0029】図9はこの発明の実施の形態2に係るモー
タ電流制御装置を示す図である。図9において、14は
モータ駆動手段6の電源電圧VBを検出する電源電圧検
出手段、15はモータ8の端子電圧を検出するモータ端
子電圧検出手段、16はモータの逆起電力veを演算す
るモータ逆起電力演算手段である。実施の形態1または
従来例に相当する部分に関しては同一の符号を付してお
り、その説明を省略する。
【0030】次に動作について説明する。なお、以下に
記す動作はワンチップマイコン9に内蔵されたプログラ
ムを実行することによって実現されるものであり、周期
的に実行されるものとする。モータ逆起電力演算手段1
6は、モータ端子間電圧検出手段15で検出されたモー
タ端子間電圧VMと、モータ電流検出手段7で検出され
たモータ電流IMをA/D変換して読み込み、例えば図
5のモータのモデルの過渡項を無視して、下式の通り逆
起電力veを演算する。 ve=VM−IM・Ra (3) フィードフォワード制御演算手段5は、電源電圧検出手
段14によって検出されたモータ駆動手段の電源電圧V
BをA/D変換して読み込むとともに、モータ逆起電力
演算手段で求められた逆起電力veを読み込み、
(1)、(2)式に基づいてα0とI0を求める。以
下、図4に示すように、モータ電流目標値演算手段3か
ら与えられるモータ電流目標値がI0以下の場合は、傾
きがα0/I0の直線となり、モータ電流目標値がI0
を越えるとフィードフォワード制御項がα0で一定とな
るようにフィードフォワード制御項を演算する。その他
は実施の形態1と全く同様の動作をするものである。な
お、この実施の形態2においては、変曲点(α0、I
0)を境として2つの直線で折れ線近似する場合につい
て説明したが、3つ以上の直線(例えば、実施の形態2
で示した2つの直線の傾きの中間の値の傾きを有する直
線を変曲点(α0、I0)近傍にさらに付加する)を用
いて近似を行っても同様の効果を得ることができる。
【0031】以上のように、逆起電力と電源電圧でフィ
ードフォワード制御項を補正することにより、外乱の影
響を受けにくいモータ電流制御装置を得ることができ
る。
【0032】なお、実施の形態2においては、逆起電力
の推定値を用いてフィードフォワード制御項を演算した
が、他励直流電動機の場合はモータ角速度と逆起電力が
比例するので、モータ角速度を検出できるエンコーダ等
を備える場合には、モータ角速度からフィードフォワー
ド制御項を演算しても同様の効果を得ることができる。
【0033】また、I0、α0を(1)、(2)式に基
づいて演算したが、図8をデータテーブルとして保持し
ておけば、演算時間を短縮することができる。
【0034】ここでは、図4の折れ線近似した例のみを
示したが、図2のようにフィードフォワード項を求めれ
ば、さらに良好な制御成績を得ることができる。
【0035】実施の形態3.実施の形態2では、温度を
一定と仮定して説明を行ったが、実際にはモータ8の雰
囲気温度は変化し、その結果主に電機子抵抗Raが変化
する。そこで、実施の形態3においては、モータ巻き線
抵抗としての電機子抵抗Raの変化による、モータ印加
電圧VBに対するモータ電流の特性の変化に応じてフィ
ードフォワード制御項の補正を行ってもよい。また、こ
の場合、電機子抵抗Raを変化させる主たる要因は温度
であるので、例えばモータ8の温度変化から電機子抵抗
Raの変化を推定してもよい。このように電機子抵抗R
aの変化により、あるいは、温度変化から推定する電機
子抵抗の変化により、(1)、(2)式に基づいて、モ
ータ巻き線抵抗の変化に拘わらず、実施の形態2と同様
に電流フィードバック制御で演算された操作量に対する
モータ電流が線形となるようフィードフォワード制御項
を補正することができる。
【0036】さらに言えば、モータ駆動手段6の温度も
変化し、その結果スイッチング素子12のオン抵抗や、
環流ダイオード13の順方向電圧VFが変化する。そこ
で、モータ駆動手段6の温度変化に基づいて、フィード
フォワード制御項を補正してもよい。スイッチング素子
12のオン抵抗は、(1)(2)式では無視している
が、回路上、電機子抵抗Raに直列接続されるので、上
述の電機子抵抗Raの補正と同様に実現することができ
る。また、環流ダイオードの順方向電圧VFの変化の補
正は、(1)、(2)式に基づいて容易に実現すること
ができる。
【0037】モータ8とモータ駆動手段6の温度変化の
主たる要因は、モータ電流が通流することによる発熱で
ある。そこで、モータ電流の積算値に基づいてフィード
フォワード制御項の補正を行ってもよい。このようにモ
ータ電流によって温度変化、さらには温度変化によって
生じる巻線抵抗の変化を推定する場合には、温度センサ
を新たに付加することなく実現できる。
【0038】以上、この発明の実施の形態3によれば、
モータの雰囲気温度は変化による電機子抵抗の変化に拘
わらず、モータ電流の制御成績をさらに向上させること
が可能である。
【0039】実施の形態4.実施の形態1ないし3で
は、モータ駆動手段の駆動方法は固定されていたが、状
況に応じてモータの駆動方法を切り換えることがある。
その場合には、モータの駆動方法に応じて適切なフィー
ドフォワード制御項が得られるように、モータの駆動方
法の切り換えと同時にフィードフォワード制御項の演算
方法も切り換えなければならない。そこで、この発明の
実施の形態4では、モータの駆動方法を切り換える場合
におけるモータ電流の制御について説明を行う。
【0040】図10はモータの駆動方法を切り換えるこ
とができるモータ駆動手段の一例を示す回路図である。
図10において、11a〜11dはスイッチング素子駆
動回路、12a〜12dはモータ8を可逆運転すべくH
型ブリッジ回路を構成するスイッチング素子であり、1
3a〜13dは環流ダイオードである。19a〜19b
はワンチップマイコン9の指示に従い、モータ8の駆動
方法を切り換えるモータ駆動方法切り換え手段としての
論理和回路である。
【0041】次に動作について説明する。図10におい
て、ワンチップマイコン9は、例えば右方向にモータ8
を駆動する場合には、フィードバック制御演算手段4と
フィードフォワード制御演算手段5の演算結果に基づい
て右PWM指令値を出力し、左PWM指令値を0とする
とともに、駆動方法切り換え信号を論理和回路19に与
える。駆動方法切り換え信号がLレベルのときには、実
施の形態1ないし3と同様に、PWMのオン期間に通流
方向の一対のスイッチング素子がオンし、PWMのオフ
期間にすべてのスイッチング素子がオフする。以下、こ
の駆動方法を両側PWM駆動と称する。一方、駆動方法
切り換え信号がHレベルのときには、通流方向の一対の
スイッチング素子のうち、図中上側のスイッチング素子
がPWM指令値どおりにオンオフし、図中下側のスイッ
チング素子がPWM指令値に関係なくオンし、他のスイ
ッチング素子はオフする。図10に、当該駆動方法で右
方向に駆動した場合のモータ電流IMの経路を示してい
る。PWMオフ期間には、環流ダイオード13cがオン
し、破線の経路でモータ電流IMが流れる。以下、この
駆動方法を片側PWM駆動と称する。また、左方向にモ
ータ8を駆動する場合には、フィードバック制御演算手
段4とフィードフォワード制御演算手段5の演算結果に
基づいて左PWM指令値を出力し、左PWM指令値を0
とするとともに、駆動方法切り換え信号を論理和回路1
9に与える。モータ8に通電しない場合には、右PWM
指令値、左PWM指令値をともに0とするとともに、駆
動方向切り換え信号をHとし、すべてのスイッチング素
子12a〜dをオフする。片側PWM駆動では、スイッ
チングする素子が1つだけなので、両側PWM駆動に比
べてスイッチング損失を低減することができる。しか
し、回生電流の時定数がモータの電気的時定数となるの
で、両側PWM駆動のように電源に回生する場合と比べ
て長くなり、モータ電流の制御成績が劣化する。そこ
で、例えば特開平8−336293号公報に示されるよ
うに、スイッチング損失が特に問題となる大電流時のみ
片側PWM駆動とし、それ以外は両側PWM駆動とする
方式が知られている。
【0042】図11は、この発明のモータ電流制御装置
おける片側PWM駆動時のPWM指令値とモータ電流の
関係を概略的に示す図である。図11に示すように、片
側PWM駆動では、PWM指令値とモータ電流の関係が
概ね線形となるので、実施の形態1ないし3のようなフ
ィードフォワード制御で線形化する必要がない。そこ
で、両側PWM駆動の場合のみフィードフォワード制御
項をフィードバック制御項に加算するように、プログラ
ムを構成すればよい。図12は、この発明の実施の形態
4に係るモータ電流制御装置におけるモータ電流制御装
置の動作を説明するフローチャートである。図12にお
いて、モータ駆動手段6以外のハードウエア構成は、実
施の形態1ないし3と同様である。本プログラムはワン
チップマイコン9に内蔵されたプログラムを実行するこ
とによって実現されるものであり、周期的に実行される
ものとする。以下、順に説明する。まず、ステップS1
で、所定の方法で求められたモータ電流目標値と、モー
タ電流検出手段7によって検出されたモータ電流検出値
から、フィードバック制御項(FB)を演算する。これ
はフィードバック制御演算手段4に相当する。次に、ス
テップS2で、上記他の実施の形態と同様にフィードフ
ォワード制御項(FF)を演算する。これは、フィード
フォワード制御演算手段4に相当する。続いて、ステッ
プS3で、例えば上述の特開平8−335293号公報
に記載された発明のように、モータ8の駆動方法を選択
する。その結果、片側PWM駆動が選択された場合に
は、ステップS4〜S5で、フィードフォワード制御項
=0とし、フィードフォワード制御を無効にする。
【0043】ステップS1〜S5のようにフィードフォ
ワード制御項とフィードバック制御項を演算した場合
の、フィードバック制御演算手段4から出力されるPW
M指令値とモータ電流IMの関係を図13に示す。両側
PWM駆動の場合は、フィードフォワード制御項の最大
値がα0なので、(フィードバック制御項)=1−α0
でデューティ比100%が出力され、モータ電流がIM
=VB/Raとなる。一方、片側PWM駆動では、ステ
ップS5でフィードフォワード制御項を無効にしている
ので、(フィードバック制御項)=1のときにIM=V
B/Raとなる。図13は、モータの駆動方式を切り換
えた場合におけるPWM指令値とモータ電流との関係を
示す特性図である。図13から明かなように、駆動方法
を切り換えるときに、フィードバック制御項がそのまま
では、モータ電流に偏差を生じる。モータ電流目標値と
モータ電流検出値とが一致していると見なせる定常状態
においては、フィードバック制御項のうち、積分項が支
配的であるので、これを防ぐには、駆動方法を切り換え
ると同時に、積分項を初期化すればよい。
【0044】そこで、ステップS6〜S9において、フ
ィードバック制御の積分項を初期化する。S6におい
て、駆動方法が両側PWMから片側PWMに切り換えら
れたと判断された場合には、ステップS7において今回
の積分項I(n)を、前回の積分項I(n−1)から以
下のように初期化する。 I(n)=I(n−1)/(1−α0) (4) また、ステップS8において、駆動方法が片側PWMか
ら両側PWMに切り換わったと判断された場合には、ス
テップS8において今回の積分項I(n)を、前回の積
分項I(n−1)から以下のように初期化する。 I(n)=I(n−1)*(1−α0) (5) 以上の動作により、モータの駆動方法に拘わらず、電流
フィードバック制御で演算された操作量に対するモータ
電流が線形となるように、フィードフォワード制御項が
作用するとともに、フィードバック制御の積分項の初期
化が駆動方法切り換え時の電流偏差を低減する。
【0045】最後に、ステップS10において、以上の
ように求められたフィードフォワード制御項とフィード
バック制御項を加算してPWM指令値を演算し、ステッ
プS11においてPWM指令値と駆動方法切り換え信号
をモータ駆動手段6に出力してモータ8を駆動する。
【0046】このように、この発明の実施の形態4に係
るモータ電流制御装置によれば、モータの駆動方法の切
り換えによるモータ印加電圧に対する電流特性の変化に
応じて、フィードバック制御によりフィードフォワード
制御項の積分項を補正することができるので、モータの
駆動方法を切り換える場合においても、フィードフォワ
ード制御項が有効に作用し、モータ電流の制御成績を向
上させることができる。
【0047】
【発明の効果】この発明のモータ電流制御装置は、少な
くともモータ電流目標値とモータ電流検出値とから演算
されるフィードバック制御項と、モータ電流目標値が所
定値以下の場合にはモータ電流目標値に略比例した値と
なるが、モータ電流目標値が所定値以上の場合にはモー
タ電流目標値に拘わらず略一定の値となるフィードフォ
ワード制御項とからモータの駆動制御を行うためのモー
タ印加電圧指令値を演算し、モータ印加電圧指令値に基
づいてモータを駆動制御するので、モータ電流目標値か
らフィードフォワード制御項を演算することにより、モ
ータ電流制御装置の制御成績を向上させることができ
る。
【0048】また、上記フィードフォワード制御項を、
複数の1次関数で近似したことを特徴とするので、フィ
ードフォワード制御項の演算を簡単にすることができ
る。
【0049】また、モータ駆動手段の電源電圧の変化に
よる、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化
に応じて、上記フィードフォワード制御項を補正するこ
とを特徴とするので、モータ駆動手段の電源電圧の変化
によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化
に応じて、フィードフォワード制御項を補正することに
より、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向上させ
ることができる。
【0050】また、モータ巻き線抵抗の変化による、モ
ータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じ
て、上記フィードフォワード制御項を補正することを特
徴とするので、モータ巻き線抵抗の変化によるモータ印
加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、フィ
ードフォワード制御項を補正することにより、モータ電
流制御装置の制御成績をさらに向上させることができ
る。
【0051】また、温度変化による、モータ印加電圧に
対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィード
フォワード制御項を補正することを特徴とするので、温
度変化によるモータ印加電圧に対するモータ電流の特性
の変化に応じて、フィードフォワード制御項を補正する
ことにより、モータ電流制御装置の制御成績をさらに向
上させることができる。
【0052】また、モータ巻き線抵抗の変化または温度
変化を、少なくとも上記モータ電流によって推定するこ
とを特徴とするので、新たにセンサを設けることなくフ
ィードフォワード制御項を補正することができる。
【0053】また、モータ逆起電力によるモータ印加電
圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィ
ードフォワード制御項を補正することを特徴とするの
で、モータ逆起電力によるモータ印加電圧に対するモー
タ電流の特性の変化に応じて、フィードフォワード制御
項を補正することにより、モータ電流制御装置の制御成
績をさらに向上させることができる。
【0054】また、モータの駆動方法の切り換えによる
モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じ
て、上記フィードフォワード制御項を補正することを特
徴とするので、モータの駆動方法の切り換えによるモー
タ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、
フィードフォワード制御項を補正することにより、モー
タの駆動方法に拘わらずモータ電流制御装置の制御成績
をさらに向上させることができる。
【0055】さらに、フィードバック制御が少なくとも
積分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時に
は、フィードフォワード制御項と積分項を補正すること
を特徴とするので、駆動方法の切り換え時には、フィー
ドフォワード制御項の補正と同時に積分項を補正するこ
とにより、モータ駆動方法切り換え時のモータ電流の偏
差を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のモータ電流制御装置を電動パワー
ステアリングに適用したときの制御装置のブロック図で
ある。
【図2】 この発明のモータ電流制御装置におけるモー
タ電流目標値に対するフィードフォワード制御項の関係
を示す特性図である。
【図3】 フィードフォワード補償をした場合の、フィ
ードバック制御演算手段から出力されるPWM指令値と
モータ電流の関係を示す特性図である。
【図4】 この発明のモータ電流制御装置におけるモー
タ電流目標値に対するフィードフォワード制御項の関係
を示す特性図である。
【図5】 他励直流電動機の電機子のモデルを示す図で
ある。
【図6】 この発明のモータ電流制御装置における断続
モードのモータ電流及びモータ電圧のモードを概略的に
示す特性図である。
【図7】 この発明のモータ電流制御装置における連続
モードのモータ電流及びモータ電圧のモードを概略的に
示す特性図である。
【図8】 モータ逆起電力veと電源電圧VBの変化に
よる、モータ電流に対するフィードフォワード制御項の
変曲点(I0、α0)の関係を示す特性図である。
【図9】 この発明のモータ電流制御装置の構成を概略
的に示すブロック図である。
【図10】 モータの駆動方法を切り換えることができ
るモータ駆動手段の一例を示す回路図である。
【図11】 この発明のモータ電流制御装置おける片側
PWM駆動時のPWM指令値とモータ電流の関係を概略
的に示す図である。
【図12】 この発明のモータ電流制御装置におけるモ
ータ電流制御装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図13】 モータの駆動方式を切り換えた場合におけ
るPWM指令値とモータ電流との関係を示す特性図であ
る。
【図14】 従来のモータ電流制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図15】 従来のモータ電流制御装置の構成を概略的
に示す回路図である。
【図16】 従来のモータ電流制御装置におけるPWM
指令値とモータ電流の関係を示す特性図である。
【図17】 従来のモータ電流制御装置におけるPWM
指令値とその補正値との関係を示す特性図である。
【図18】 従来のモータ電流制御装置における補正後
のPWM指令値とモータ電流の関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
3 モータ電流目標値演算手段、4 フィードバック制
御演算手段、5 フィードフォワード制御演算手段、6
モータ駆動手段、7 モータ電流検出手段、8 モー
タ、9 ワンチップマイコン、14 電源電圧検出手
段、15 モータ端子間電圧検出手段、16 モータ逆
起電力演算手段、17 駆動特性補正部、19a、19
b、19c、19b モータ駆動方法切り換え手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともモータ電流目標値とモータ電
    流検出値とから演算されるフィードバック制御項と、モ
    ータ電流目標値が所定値以下の場合にはモータ電流目標
    値に略比例した値となるが、モータ電流目標値が所定値
    以上の場合にはモータ電流目標値に拘わらず略一定の値
    となるフィードフォワード制御項とから上記モータの駆
    動制御を行うためのモータ印加電圧指令値を演算し、当
    該モータ印加電圧指令値に基づいて上記モータを駆動制
    御するモータ電流制御装置。
  2. 【請求項2】 上記フィードフォワード制御項を、複数
    の1次関数で近似したことを特徴とする請求項1に記載
    のモータ電流制御装置。
  3. 【請求項3】 モータ駆動手段の電源電圧の変化によ
    る、モータ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に
    応じて、上記フィードフォワード制御項を補正すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ電
    流制御装置。
  4. 【請求項4】 モータ巻き線抵抗の変化による、モータ
    印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、上
    記フィードフォワード制御項を補正することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装
    置。
  5. 【請求項5】 温度変化による、モータ印加電圧に対す
    るモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィードフォ
    ワード制御項を補正することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  6. 【請求項6】 モータ巻き線抵抗の変化または温度変化
    を、少なくともモータ電流によって推定することを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載のモータ電流制御
    装置。
  7. 【請求項7】 モータ逆起電力によるモータ印加電圧に
    対するモータ電流の特性の変化に応じて、上記フィード
    フォワード制御項を補正することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のモータ電流制御装置。
  8. 【請求項8】 モータの駆動方法の切り換えによるモー
    タ印加電圧に対するモータ電流の特性の変化に応じて、
    上記フィードフォワード制御項を補正することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のモータ電流制御装
    置。
  9. 【請求項9】 上記フィードバック制御が少なくとも積
    分制御を行い、上記モータの駆動方法の切り換え時に
    は、上記フィードフォワード制御項と積分項を補正する
    ことを特徴とする請求項8に記載のモータ電流制御装
    置。
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