JPH08336022A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08336022A
JPH08336022A JP7167007A JP16700795A JPH08336022A JP H08336022 A JPH08336022 A JP H08336022A JP 7167007 A JP7167007 A JP 7167007A JP 16700795 A JP16700795 A JP 16700795A JP H08336022 A JPH08336022 A JP H08336022A
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JP
Japan
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remaining amount
reading
facsimile apparatus
image memory
transmission
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JP7167007A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Sakakura
好文 坂倉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロに
なっても、最初から原稿読み取りをくり返さなくてもよ
いファクシミリ装置を提供する。 【構成】 メモリ送信を行うための画像メモリを備えた
ファクシミリ装置において、画像メモリ20の残量を管理
する残量管理部1と、上記残量管理部1が原稿読み取り
中に画像メモリ20の残量がゼロであることを検出すると
原稿読み取りを中断・待機させ、その後、上記画像メモ
リ20が所定量以上の空き領域を有する空き状態になる
と、原稿読み取りを中断箇所から再開させる読み取り中
断制御部2とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿読み取り中に画像メ
モリの残量がゼロになった場合においても、原稿読み取
りを最初からやり直す必要をなくしたファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩により、大容量の半導
体メモリなどが安価に入手できるようになったので、画
像メモリを備えてメモリ送信を行うファクシミリ装置が
広く普及している。このようなファクシミリ装置におい
て原稿読み取り中に画像メモリ残容量がゼロになった場
合、従来のファクシミリ装置ではそれまで画像メモリに
蓄積した画情報を廃棄し、画像メモリの容量に空きがで
きたときに、再び最初から原稿読み取りをくり返し行っ
ていた。即ち、ファクシミリ装置に用いられる画像メモ
リとしては、比較的容量の少ないものが用いられるが、
画像メモリ容量を越える頁数の原稿を連続して送信する
場合等に於て、容量超過、エラー発生、ビジー等の理由
により原稿読取り途中で送信が中断し、画像メモリ残量
がゼロとなった場合に、従来は蓄積されたメモリ内容を
全て廃棄した上で、原稿読取りを一頁目から再度やり直
すという手順を踏む必要があり、極めて不便で、時間と
労力の無駄をもたらしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術では原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロになる
と、再び最初から読み取りをくり返さざるを得ないの
で、無駄な読み取り時間が発生するという問題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術の問題を
解決し、原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロにな
っても、最初から原稿読み取りをくり返さなくてもよい
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明では、第1の手段として、メモリ送信を行うため
の画像メモリを備えたファクシミリ装置において、画像
メモリの残量を管理する残量管理部と、上記残量管理部
が原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロであること
を検出すると原稿読み取りを中断・待機させ、その後、
上記画像メモリが所定量以上の空き領域を有する空き状
態になると、原稿読み取りを中断箇所から再開させる読
み取り中断制御部とを備えた構成にした。第2の手段と
して、メモリ送信を行うための画像メモリを備えたファ
クシミリ装置において、画像メモリの残量を管理する残
量管理部と、上記残量管理部が原稿読み取り中に画像メ
モリの残量がゼロであることを検出すると原稿読み取り
を終了にし、ページの最後まで読み取り終った最終ペー
ジまでの画情報を1個のファイルとしてファイルする蓄
積制御部と、読み取りが中断した旨のメッセージと共に
上記蓄積制御部から取得した上記ファイルのファイル番
号および上記最終ページのページ番号を出力する中断通
知部とを備え、中断後、上記ファイル番号を指定してフ
ァイル指定原稿読み取りを開始させると、上記蓄積制御
部は読み取られた画情報を指定されたファイル番号のフ
ァイルの後続ページとして蓄積する構成にした。
【0006】第3の手段として、上記において、再開可
能状態になったことを通知する再開可通知部を備えた構
成にした。第4の手段として、上記において、再開可通
知部に音声出力部および電話接続部を備え、再開可を内
線電話で通知する構成にした。第5の手段として、上記
において、ファイル番号および最終ページのページ番号
を再開可通知部が通知する構成にした。第6の手段とし
て、上記第1および第2の手段において、残量管理部が
画像メモリの残量がゼロであることを検出すると、読み
取り中だった原稿の送信を直ちに開始する送信部を備え
た構成にした。
【0007】第7の手段として、上記において、相手先
への送信が不可のとき、予め設定した他のファクシミリ
装置へ中継送信を依頼する中継依頼手段を備えた構成に
した。第8の手段として、上記において、中継依頼手段
内に、依頼先のメモリ残量を確認するメモリ残量確認手
段を備えた構成にした。第9の手段として、上記第1〜
第4の手段において、画像メモリが空いたと判定する所
定量を、操作表示部により予め設定可能な構成にした。
第10の手段として、上記において、画像メモリの残量が
ゼロになると、所定量以上の送信ファイルを探索し、上
記送信ファイルの送信処理を行う送信部を備えた構成に
した。
【0008】
【作用】上記のように構成したので、第1および第2の
手段では、原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロに
なって読み取りを中断した場合、再開時、原稿読み取り
を最初からやり直さずに、中断箇所から再開できる。第
3および第5の手段では、人手によって再開される第2
の手段において、適切なタイミングで再開できる。第4
の手段では、机などに向かって他の仕事をしていても、
適切なタイミングで再開できる。
【0009】第6および第10の手段では、画像メモリの
空き領域が短時間のうちに発生するので、再開までの待
ち時間が短くなる。第7の手段では、画像メモリの空き
領域が短時間のうちに発生する確率が増加する。第8の
手段では、むだな送信が発生しない。第9の手段では、
再開後再びメモリ残量ゼロとなる確率が減少する。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は本発明が実施されるファクシミリ装置の
構成ブロック図である。図示のように、上記ファクシミ
リ装置は、内蔵されたプログラムに従って装置全体を管
理、制御する制御部11、操作者がファクシミリ装置に指
示を与えるためのキーボード及びファクシミリ装置が操
作者にメッセージ等を与えるための表示手段などから成
る操作表示部12、スキャナ14により読み取った画情報、
それを符号化復号化部(DCR)18によって圧縮した画
情報データ、受信した圧縮画情報データ、それをDCR
18によって伸長した画情報などを一時的に格納しておく
RAM13、DCR18によって伸長された受信画情報をR
AM13を介して出力するプロッタ15、公衆電話網を介し
て遠隔のファクシミリ装置との間に呼を設定するための
網制御装置(NCU)16、G3伝送手順に従ってファク
シミリ送受信を行う通信制御部17、低速モデム及び高速
モデムから成るモデム19、画情報を蓄積しておく画像メ
モリ20などから構成されている。
【0011】上記ファクシミリ装置を用いて画像常法を
送信する場合は、まず制御部11の制御に従ってスキャナ
14により画情報をRAM13に読み込む。読み込まれた当
該画情報はDCR18によって圧縮され再びRAM13に格
納される。また、操作表示部12により指定された宛先な
どの発呼時指定情報が制御部11によって取得され、宛先
情報を渡されたNCU16は指定の宛先との間に呼を設定
する。続いて、通信制御部17により低速モデムを介して
フェーズBが実行され、やがてフェーズCに移り、RA
M13内の上記圧縮された画情報データがモデム19内の高
速モデムにより変調され、NCU16を介して送出され
る。受信時は、NCU16により呼が設定された後、フェ
ーズBに入り、低速モデムを介して所定の交信が行わ
れ、フェーズCに入り、圧縮された画情報データを受信
する。その画情報データはNCU16、通信制御部17を介
してRAM13に格納され、更にDCR18により伸長さ
れ、RAM13介してプロッタ15に出力される。
【0012】図2は本発明の第1の実施例のファクシミ
リ装置の構成ブロック図であり、上記図1の要部を詳細
に示している。図示のように、この実施例のファクシミ
リ装置は、画像メモリ20の残量を管理する残量管理部1
と、原稿読み取り中に残量管理部1が残量ゼロを検出す
ると原稿読み取りを中断させ、その後画像メモリ20が空
くと原稿読み取りを再開させる読み取り中断制御部2と
を備えている。なお、上記残量管理部1および読み取り
中断制御部2は図示のように制御部11内に設けられる。
【0013】残量管理部1は、RAM13内の残量設定領
域に、動的に変化する画像メモリ20の残量を設定する。
この画像メモリ20に画情報が格納されていないときは、
上記RAM13内の残量設定領域には初期値がプリセット
されている。その後、メモリ送信時に原稿読み取りが行
われ、DCR18によって符号化された画情報の格納が開
始されると、1ライン格納する毎に残量管理部1は格納
したデータ量を残量設定領域の値から減じる。また、一
つの送信ファイル内の画情報送信が終了する毎にその画
情報を画像メモリ20から削除し、その度毎に上記送信フ
ァイルのデータ量を残量設定領域の値に加える。メモリ
受信時にも同様にして残量設定領域の値は減じられ、受
信した画情報の記録紙への出力に伴う受信ファイル削除
が行われると同様にして残量設定領域の値はその分、加
えられる。こうして、残量管理部1は正確なメモリ残量
を管理すると共に、原稿読み取り時、1ライン読み取る
毎にメモリ残量がゼロになったか否かも管理する。
【0014】図3は上記実施例の動作フロー図であり、
図4(a)及び(b)はファクシミリ装置の外観図及び
原稿給紙順序を示す図である。以下、図2および図3に
より、第1の実施例の動作フローを説明する。まず、図
4(a)に示すように、ファクシミリ装置のスキャナ14
に複数枚の原稿Sが載置される(S1)。そして、操作
表示部12から相手先端末番号を入力すると(S2)、図
4(b)に示すような原稿Sは例えば上側から1枚づつ
順次搬送され、ステッピングモータ(図示していない)
などで駆動されて読み取り部(図示していない)を通過
する際、ライン単位で読み取られる。
【0015】読み取られた画情報はRAM13を介してD
CR18に送られ、符号化され、画像メモリ20に格納され
る(S3)。この際、残量管理部1によってRAM13内
の残量設定領域の値が、画像メモリ20に1ライン分の画
情報を格納する度毎に更新されると共に、1枚の原稿を
読み取り終るとRAM13内の枚数カウントが1加えられ
る(S3)。また残量設定領域の値が更新される度毎
に、残量管理部1はメモリ残量がゼロか否かを判定する
(S4)。そして、メモリ残量がゼロでなく、且つ原稿
読み取りが終了していない場合には(S5)、読み取
り、格納動作を続行し、メモリ残量がゼロにならないま
ま全ての原稿を読み取り終ると読み取り終了となる(S
5)。
【0016】それに対し、読み取り中にメモリ残量がゼ
ロになると(S4)、残量管理部1はその旨を読み取り
中断制御部2に通知し、通知を受けた読み取り中断制御
部2はスキャナ14内のステッピングモータを停止させ、
その位置で原稿搬送を停止させる(S6)。これは、例
えば図4(b)に示すように、4枚目の原稿の斜線部の
読み取りを残した状態で原稿搬送を中断したことを意味
する。このとき、読み取り中断制御部2に制御されて、
読み取り中の原稿の次のラインの読み取りも中断され
る。
【0017】上記のような状態で待機しながら(S
7)、残量管理部1は残量設定領域の値を監視し続ける
(S8)。やがて、待機中の送信ファイルが送信された
り、受信ファイル内の画情報が記録紙に出力されたりし
て画像メモリ20内の一部のファイルが削除され、メモリ
残量が所定量以上になると(S8)、残量管理部1はそ
の旨を読み取り中断制御部2に通知する。そうすると、
読み取り中断制御部2はスキャナ14内のステッピングモ
ータを再び駆動させ、原稿搬送を再開させると共に、そ
れまで読み取った次のラインからの原稿読み取りを再開
させる。そして、前記と同様にして、既に格納済みの画
情報に続く画情報を格納する(S3)。こうして、原稿
読み取りは終了となる。
【0018】図5は本発明の第2の実施例を示すファク
シミリ装置要部の構成ブロック図である。図示のよう
に、この実施例のファクシミリ装置は蓄積制御部3、中
断通知部4を備える。上記蓄積制御部3は残量管理部1
が原稿読み取り中に画像メモリ20の残量がゼロであるこ
とを検出すると原稿読み取り動作を終了にさせ、読み取
りを完了したページのうちの最終のページまでの画情報
を1個のファイルとしてファイルする。また、中断通知
部4は、読み取りが中断した旨のメッセージと共に、上
記蓄積制御部3から取得した上記ファイルのファイル番
号および上記最終ページのページ番号を表示する。上記
蓄積制御部3は、さらに、中断後、上記ファイル番号を
指定してファイル指定原稿読み取りが開始されると、読
み取られた原稿を指定されたファイル番号のファイルの
後続ページとして蓄積する。
【0019】図6に上記実施例の動作フローを示す。以
下、図5および図6により、第2の実施例の動作フロー
を説明する。図6において、S1〜S5は図3のS1〜
S5と同じである。それに対して、メモリ残量ゼロが検
出されると(S4、Yes)、蓄積制御部3は直ちに読
み取りを中止させ(S11)、搬送中の原稿を読み取らず
に排出させる。そして、蓄積制御部3は枚数カウント値
を取得し、そのカウント値の示すページまでの画情報を
一つのファイルとして蓄積し、ファイル番号を付与する
(S12)。つまり、ページの途中まで読み取られた時点
で読取りが中止した原稿は画像メモリ20から削除され
る。上記ファイル番号および蓄積された最終ページ番号
は中断通知部4によって取得され、中断通知部4は、操
作表示部12内の表示部に、メモリ残量ゼロで原稿読み取
りが中断されたことを表示すると共に、それまでに蓄積
した上記最終ページ番号と蓄積されたファイルのファイ
ル番号を表示する(S13)。
【0020】中断後(S14)、利用者は上記最終ページ
番号の次のページ、つまり途中まで読み取って排出され
たページを含む、そのページ以後のページの原稿だけを
セットし直し、操作表示部12から通知されたファイル番
号を入力してファイル指定原稿読み取りを開始させる
(S15)。そうすると、読み取られた画情報はDCR18
で符号化後、指定されたファイルの既に蓄積されている
最終ページまでの画情報に連続する画情報として格納さ
れる。なお、上記のように蓄積(格納)が行われる間
も、前記と同様に枚数カウント(S3)、メモリ残量チ
ェック(S4)が原稿読み取り終了まで行われる(S
5)。
【0021】上記において、読取りの中断後、所定量の
画像メモリが空いたことを利用者に通知する構成も可能
である。図7に示す第3の実施例はこのような機能を実
現する為の実施例の要部ブロック図であり、第2の実施
例に加えて、制御部11と操作表示部12から構成される再
開可通知部5を備えている。前記のように、残量管理部
1は常に画像メモリ20の残量を監視しているが、この残
量管理部1は、残量ゼロを検出した後、予め設定された
所定量の空き容量を検出すると、その旨を再開可通知部
5に通知する。そうすると、再開可通知部5は、その旨
を操作表示部12の表示部に表示するわけである。なお、
この再開可通知は、スピーカを設けて、音声で行うよう
にしてもよい。
【0022】次に、図8に示す第4の実施例では、再開
可通知部5aを、制御部11、RAM13内の電話番号設定
部21、音声出力部22、電話接続部23から構成し、画像メ
モリ20に所定量の空き容量を確保できたとき、その旨を
内線電話により利用者に通知するように構成している。
そのため、利用者は、図示しない中断通知部4により中
断が通知されたとき、操作表示部12から通知先電話番号
を指示しておく。上記通知先電話番号は制御部11内の再
開可通知部5aによって取得され、RAM13内の電話番
号設定部21に設定される。
【0023】その後、画像メモリ20内に所定量の空き容
量が確保できると、制御部11内の再開可通知部5aは、
電話番号設定部21から通知先電話番号を取得し、それを
電話接続部23に渡す。すると、電話接続部23はDTMF
信号を発生させ、通知先電話機との間に呼を設定する。
さらに、再開可通知部5aは「原稿読み取りを再開でき
ます」というようなディジタル化された音声データを制
御部11内の図示しないROMから読み出し、その音声デ
ータを音声出力部22に渡し、音声出力部22はそれをアナ
ログ音声信号に変換し、電話接続部23および設定された
呼を介して通知先電話機に出力する。このように、第3
および第4の実施例では、利用者は画像メモリ20に所定
量の空き容量が確保できると同時にそれを知ることがで
きるので適切なタイミングで原稿読み取りを再開でき
る。特に第4の実施例では机に向って他の業務をしなが
ら、且つ適切なタイミングで原稿読み取りを再開でき
る。
【0024】なお、図5に示した第2の実施例では、フ
ァイル番号や最終ページ番号の通知を中断通知部4が実
行しているが、第3および第4の実施例では、上記通知
を再開可通知部5bが実行するようにも構成できる。つ
まり、再開可通知部5bが「原稿読み取りを再開できま
す」というメッセージを表示や音声で出力するとき、フ
ァイル番号および最終ページ番号も同時に出力するわけ
である。この際の音声出力では、制御部11内のROMに
0から9までの音声データを備えておき、それらを組み
合せてファイル番号および最終ページ番号を音声化す
る。
【0025】図9は本発明の第5の実施例のファクシミ
リ装置要部の構成ブロック図である。この実施例のファ
クシミリ装置においては、図示のように、残量管理部1
が画像メモリ20の残量がゼロであることを検出すると、
読み取り中の原稿の送信を直ちに開始する送信部6を備
えている。送信部6は、操作表示部12から相手先端末番
号、対応する送信ファイルのファイル番号を対応付けて
管理しており、蓄積制御部3またはファイルシステム
(図示していない)はファイル番号と格納アドレスを対
応付けて管理している。そして、送信部6は通常、時刻
指定の送信ファイルならば指定の時刻になったとき、即
時送信ファイルならば送信可能状態にあるとき、登録順
に直ちに送信を行う。しかし、原稿読み取り中にメモリ
残量ゼロが検出され、その旨が残量管理部1から送信部
6に通知されると、送信部6は読み取り中だった画情報
の格納アドレスを蓄積制御部3などから取得し、続いて
既に取得している相手先端末番号を通信制御部17を介し
てNCU16に通知する。そして、NCU16により上記端
末番号の相手先との間に呼が設定されると、通信制御部
17に上記格納アドレスを通知し、通信制御部17は通知さ
れた格納アドレスから画情報を読み出し、設定された呼
を介して相手先への送信を開始する。
【0026】上記のように画像メモリ20内の画情報が送
信されると、送信した分の画情報を画像メモリ20から削
除できるので、その分の空き容量が発生する。この空き
容量が前記所定量に達したとき、または送信中の画情報
の残量が所定量以下になったとき、上記各実施例1〜4
に示すようにして、原稿読み取りを再開させる。つま
り、画像メモリ20に対し、送信のための読み出しと並行
して空き領域への画情報蓄積が行われることとなる。な
お、上記において、実施例2〜4に示す方法によって原
稿読み取りを再開する場合、再開が遅れると、2件(2
通信)のファクシミリ送信として送信される。
【0027】図10は本発明の第6の実施例を示すファク
シミリ装置要部の構成ブロック図である。この実施例の
ファクシミリ装置は第5の実施例の送信部6およびNC
U16内に図示のように中継依頼手段7を備え、第5の実
施例で送ろうとした相手先の送信が不可のとき、中継依
頼先へのファクシミリ送信を行う。後に、中継依頼先か
ら相手先への回送が行われるわけである。
【0028】図11に上記第6実施例の動作フローの要部
を示す。以下、図10および図11により第6の実施例の動
作フローを説明する。なお、図11の動作フロー図はメモ
リ残量ゼロが検出された時点以後の動作フローを示して
いる。つまり、メモリ残量ゼロが検出されると(S2
1)、読み取りを中止し(S22)、読み取った画情報を
送信する相手先への発呼を行い(S23) 、相手先が受信
可の状態なら(S24)、相手先へ読み取り済みの画情報
を送信する(S25)。この動作フローは第5の実施例と
同じであるが、第6の実施例では、相手先が受信不可の
とき(S24)、中継依頼先のファクシミリ装置へ中継依
頼を行い(S26)、中継依頼先経由で相手先へのファク
シミリ送信を行うようにした点が特徴的である。
【0029】中継依頼手段7は各ファクシミリ装置に対
応した中継依頼先が登録された依頼先テーブルを備えて
いるので、上記の中継依頼時、中継依頼手段7は、依頼
先テーブルを参照して相手先に対応した中継依頼先端末
番号を取得し、それをNCU16に渡し、呼を設定させ
る。G3伝送手順の場合、続いてフェーズBの交信が行
われるが、例えば図12に示すように、CNG信号を送出
する際、単に1100Hzの信号を送出するのではなく、800
Hzの信号を重畳させて送出する。このようなCNG信号
を受信して、中継依頼先は中継依頼を認知するわけであ
る。
【0030】中継依頼先が依頼された画情報を回送する
相手先は予め中継依頼先のファクシミリ装置内に登録さ
れているので、依頼側は回送先の端末番号を指示する必
要がない。フェーズBの交信に続いて中継依頼先へ読み
取り済みの画情報を送信すると(S27)、依頼側の処理
は終了となる。中継依頼先は受信した画情報をいったん
画像メモリに格納し、その後、登録されている回送先フ
ァクシミリ装置に発呼し、相手先が受信可なら上記画情
報を相手先へ送信する。なお上記において、中継依頼側
が中断後に読み取る後続の画情報も通常は中断前に読み
取った画情報に連続して中継依頼先に送られる。但し、
後続分の読み取りが遅れた場合は、2件分の画情報に分
かれた通信により、中継依頼先に送ることになる。
【0031】図13は本発明の第7の実施例のファクシミ
リ装置要部の構成ブロック図である。この実施例のファ
クシミリ装置は、図示のように、中継依頼手段7a内に
メモリ残量確認手段8を備えている。このメモリ残量確
認手段8は中継依頼先から受信した信号中に示されるメ
モリ残量データを取得、確認し、メモリ残量が所定量以
上でないならその旨を中継依頼手段7aに通知し、その
とき中継依頼手段7aは中継依頼を中止する。つまり、
中継依頼先ファクシミリ装置のメモリ残量を確認して、
メモリ残量が所定量を越えている場合にのみ画情報を送
信している。
【0032】図14にメモリ残量を通知する方法の一実施
例を示す。図示のように、この実施例では、フェーズB
で着呼側から送出されるDIS信号のファクシミリ・イ
ンフォメーション・フィールド(FIF)で各ページ毎
にメモリ残量を通知している。なお、中継依頼先はCN
G信号により中継依頼を認知したときのみメモリ残量を
通知する。このように、第6および第7の実施例では、
相手先ファクシミリ装置が受信不可の場合、他のファク
シミリ装置に中継依頼できるので、その分だけ送信不可
が発生する確率が減少する。また、第7の実施例では、
中継依頼先ファクシミリ装置のメモリ残量を確認してか
ら画情報を送信しているので途中で送信不可となること
がない。
【0033】以上説明した実施例においては、画像メモ
リ20が空いたと判断する基準となる所定量Mを予め設定
しておくことが可能である。これは、例えば操作表示部
12の表示部にメニューを表示させ、所定量M設定メニュ
ーを選択し、操作表示部12から所定量Mを指示すること
により実現できる。上記所定量Mは残量管理部1によっ
て取得され、RAM13内の所定量設定領域に設定され
る。上記所定量Mを利用者によって異った値に設定する
ことも可能である。この場合は、所定量Mを指示する際
に利用者識別番号(ID)を一緒に入力し、残量管理部
1はIDと対応付けて複数の所定量を所定量設定領域に
設定する。そして、メモリ残量がゼロになって中断通知
部4が中断を通知するとき、IDの入力を要求し、利用
者がIDを入力すると、残量管理部1はそのIDに対応
した所定量Mを取得し、その所定量Mが確保されたか否
かを監視するようにする。上記のような構成では、利用
者は経験的に最適と判断される所定量を設定することが
でき、それによって、再開後再びメモリ残量がゼロにな
る確率が減少し、且つ必要以上に大きな値の所定量を設
定することにより必要以上に待たされることもなくな
る。
【0034】また、予め所定量Mが設定されているとき
メモリ残量がゼロになると、送信部6bは、所定量M以
上の送信ファイルを探索させ、上記送信ファイルの送信
処理を行う。なお、各送信ファイルのデータ量は蓄積制
御部3などが管理しているので、上記探索は蓄積制御部
3などによって実行される。その結果、所定量Mの空き
領域が直ちに確保でき、少ない中断時間で原稿読み取り
を再開することができる。なお、所定量Mが確保できた
とき上記送信ファイルの送信処理が終っていなければ、
送信処理と原稿読み取りが並行して行われる。以上の各
実施例において、メモリ残量ゼロのチェックを1ページ
読み取り終了毎に行い、したがって1ページの途中での
中断を避けることも可能である。この場合は最大1ペー
ジ分の余裕をみて、残量ゼロを検出することになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、原稿読み取り中に画像メモリの残量がゼロにな
って読み取りを中断した場合、再開時、原稿読み取りを
最初からやり直さずに、中断箇所から再開できるので、
むだな読み取り時間が発生しない。第2に、人手によっ
て再開する場合、適切なタイミングで再開できるので、
再開までに必要以上に長く待つことがなくなるし、早く
再開しすぎて再び読み取り中断になる確率も減少する。
【0036】第3に、机などに向かって他の仕事をして
いても、適切なタイミングで再開できる。第4に、画像
メモリの空き領域が短時間のうちに発生するので、再開
までの待ち時間が短くなる。
【0037】第5に、中継依頼が可能な構成では、画像
メモリの空き領域が短時間のうちに発生する確率が増加
する。第6に、再開可能とするメモリ残量を利用者が指
示できるようにした構成では、再開後再びメモリ残量ゼ
ロとなる確率や必要以上に長く待つ確率が減少するの
で、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるファクシミリ装置の構成ブ
ロック図。
【図2】本発明の一実施例のファクシミリ装置要部の構
成ブロック。
【図3】本発明の一実施例のファクシミリ装置要部の動
作フロー図。
【図4】(a) 及び(b) は本発明の一実施例のファクシミ
リ装置要部の説明図。
【図5】本発明の第2の実施例のファクシミリ装置要部
の構成ブロック図。
【図6】図5の実施例のファクシミリ装置要部の動作フ
ロー図。
【図7】本発明の第3の実施例のファクシミリ装置要部
の構成ブロック図。
【図8】本発明の第4の実施例のファクシミリ装置要部
の構成ブロック図。
【図9】本発明の第5の実施例のファクシミリ装置要部
の構成ブロック図。
【図10】本発明の第6の実施例のファクシミリ装置要部
の構成ブロック図。
【図11】図10の実施例のファクシミリ装置の動作フロー
図。
【図12】図10の実施例における信号のタイミング図。
【図13】本発明の第7実施例のファクシミリ装置要部の
構成ブロック図。
【図14】本発明の一実施例のファクシミリ装置要部のシ
ーケンスフロー図。
【符号の説明】
1…残量管理部、2…読み取り中断制御部、3…蓄積制
御部、4…中断通知部、5…再開可通知部、6…送信
部、7…中継依頼手段、8…メモリ残量確認手段、11…
制御部、12…操作表示部、20…画像メモリ、22…音声出
力部、23…電話接続部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ送信を行うための画像メモリを備
    えたファクシミリ装置において、画像メモリの残量を管
    理する残量管理部と、上記残量管理部が原稿読み取り中
    に画像メモリの残量がゼロであることを検出すると原稿
    読み取り動作を中断・待機させ、その後、上記画像メモ
    リが所定量以上の空き領域を有する空き状態になると、
    原稿読み取り動作を上記中断箇所から再開させる読み取
    り中断制御部とを備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】 メモリ送信を行うための画像メモリを備
    えたファクシミリ装置において、画像メモリの残量を管
    理する残量管理部と、上記残量管理部が原稿読み取り中
    に画像メモリの残量がゼロであることを検出すると原稿
    読み取りを終了にし、最後まで読み取りを完了したペー
    ジの内の最終ページまでの画情報を1個のファイルとし
    てファイルする蓄積制御部と、読み取りが中断した旨の
    メッセージと共に上記蓄積制御部から取得した上記ファ
    イルのファイル番号および上記最終ページのページ番号
    を出力する中断通知部とを備え、中断後、上記ファイル
    番号を指定してファイル指定原稿読み取りを開始させる
    と、上記蓄積制御部は読み取られた画情報を指定された
    ファイル番号のファイルの後続ページとして蓄積するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記原稿読み取りが再開可能状態になっ
    たことを通知する再開可通知部を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記再開可通知部に音声出力部および電
    話接続部を備え、再開可を内線電話で通知する構成にし
    たことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 ファイル番号および最終ページのページ
    番号を上記再開可通知部が通知する構成にしたことを特
    徴とする請求項3又は4記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 上記残量管理部が上記画像メモリの残量
    がゼロであることを検出すると、読み取り中だった原稿
    の送信を直ちに開始する送信部を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 相手先への送信が不可のとき、予め設定
    した他のファクシミリ装置へ中継送信を依頼する中継依
    頼手段を備えたことを特徴とする請求項6のファクシミ
    リ装置。
  8. 【請求項8】 上記中継依頼手段内に、依頼先のメモリ
    残量を確認するメモリ残量確認手段を備えたことを特徴
    とする請求項7記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 上記画像メモリが空いたと判定する所定
    量Mを、操作表示部により予め設定可能に構成したこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載のファクシミ
    リ装置。
  10. 【請求項10】 上記画像メモリの残量がゼロになると、
    所定量M以上の送信ファイルを探索し、上記送信ファイ
    ルの送信処理を行う送信部を備えたことを特徴とする請
    求項9記載のファクシミリ装置。
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