JPH09247321A - ホテルファクシミリシステム - Google Patents

ホテルファクシミリシステム

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JPH09247321A
JPH09247321A JP8308196A JP8308196A JPH09247321A JP H09247321 A JPH09247321 A JP H09247321A JP 8308196 A JP8308196 A JP 8308196A JP 8308196 A JP8308196 A JP 8308196A JP H09247321 A JPH09247321 A JP H09247321A
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JP
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JP8308196A
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English (en)
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Tomohito Kajiwara
智仁 梶原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信コストを大幅に削減できるホテルファク
シミリシステムを提供することを目的としている。 【解決手段】 本発明によれば、サービス中以外のダイ
アルイン番号に着呼した場合には、その着呼を無視する
とともに、そのときの発呼側端末に対して、当該ダイア
ルイン番号がサービス中でないことを音声応答するとと
もに、同様の旨をあらわす警告レポートを送信するよう
にしているので、無効なファクシミリ受信サービス動作
を行わずに済むので、ホテルファクシミリシステム全体
の運用を円滑に行うことができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼出装置の呼出を
検出するアダプタ装置を介して、客室に設置された客室
ファクシミリ装置をホテルに設定されている構内交換装
置に接続する一方、外部ファクシミリ装置が宛先の上記
客室ファクシミリ装置に対応して設けられているダイア
ルイン番号へ発呼すると、センター装置が着信検出し、
センター装置は、その外部ファクシミリ装置から画情報
を受信して一旦蓄積し、次いで、上記センター装置は、
そのときに着信検出したダイアルイン番号に対応したア
ダプタ番号を指定した状態で呼出サービスへ発呼し、上
記アダプタ装置は、呼出信号の呼出を検出すると上記セ
ンター装置へ発呼し、回線が確立すると上記客室ファク
シミリ装置へ発呼し、上記客室ファクシミリ装置が着信
応答すると、その客室ファクシミリ装置を上記センター
装置を接続し、客室ファクシミリ装置に対して、上記セ
ンター装置に蓄積されている画情報を転送させるホテル
ファクシミリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビジネスシーンでのファクシミリ
通信の活用が進み、出張先などで所属元等との間で、資
料をファクシミリ通信で送付してもらう必要が生じる場
合がある。かかる場合に対応できるために、各客室にフ
ァクシミリ装置を設け、各客室のカスタマーが自由にフ
ァクシミリ通信できるようにしたホテルファクシミリサ
ービスが実用されている。
【0003】このホテルファクシミリサービスでは、基
本的には、ホテルに設置されている構内交換装置の内線
側に客室に設置したファクシミリ装置を接続するととも
に、おのおののファクシミリ装置に外線から直接接続で
きるいわゆるダイアルイン番号を設定し、ホテルの外部
から各客室のファクシミリ装置に直接ファクシミリ通信
できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のホテルファクシミリサービスでは、客室に設
置したファクシミリ装置に対してダイアルイン番号を設
けているため、おのおののファクシミリ装置に対して網
のダイアルインサービスを契約する必要があり、回線コ
ストが非常に大きくなるという不都合を生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、通信コストを大幅に削減できるホテルファク
シミリシステムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、呼出装置の呼
出を検出するアダプタ装置を介して、客室に設置された
客室ファクシミリ装置をホテルに設定されている構内交
換装置に接続する一方、外部ファクシミリ装置が宛先の
上記客室ファクシミリ装置に対応して設けられているダ
イアルイン番号へ発呼すると、センター装置が着信検出
し、センター装置は、その外部ファクシミリ装置から画
情報を受信して一旦蓄積し、次いで、上記センター装置
は、そのときに着信検出したダイアルイン番号に対応し
たアダプタ番号を指定した状態で呼出サービスへ発呼
し、上記アダプタ装置は、呼出信号の呼出を検出すると
上記センター装置へ発呼し、回線が確立すると上記客室
ファクシミリ装置へ発呼し、上記客室ファクシミリ装置
が着信応答すると、その客室ファクシミリ装置を上記セ
ンター装置を接続し、客室ファクシミリ装置に対して、
上記センター装置に蓄積されている画情報を転送させる
ホテルファクシミリシステムにおいて、上記センター装
置は、所定の音声メッセージを発側に応答する音声応答
手段と、使用中の客室ファクシミリ装置に割り当てる上
記ダイアルイン番号を記憶する使用中ダイアルイン番号
リスト記憶手段を備えるとともに、上記各ダイアルイン
番号について網の発呼番号通知サービスを受け、いずれ
かのダイアルイン番号に着信したとき、その着信したダ
イアルイン番号が上記使用中ダイアルイン番号リスト記
憶手段に記憶されていないときには、上記音声応答手段
により、当該ダイアルイン番号を使用できない旨をあら
わす音声メッセージを応答するとともに、その着信時に
網から通知される発番号へ発呼して、当該ダイアルイン
番号はファクシミリサービスを行っていない旨を通知す
る所定のレポート画像を送信するようにしたものであ
る。
【0007】また、呼出装置の呼出を検出するアダプタ
装置を介して、客室に設置された客室ファクシミリ装置
をホテルに設定されている構内交換装置に接続する一
方、外部ファクシミリ装置が宛先の上記客室ファクシミ
リ装置に対応して設けられているダイアルイン番号へ発
呼すると、センター装置が着信検出し、センター装置
は、その外部ファクシミリ装置から画情報を受信して一
旦蓄積し、次いで、上記センター装置は、そのときに着
信検出したダイアルイン番号に対応したアダプタ番号を
指定した状態で呼出サービスへ発呼し、上記アダプタ装
置は、呼出信号の呼出を検出すると上記センター装置へ
発呼し、回線が確立すると上記客室ファクシミリ装置へ
発呼し、上記客室ファクシミリ装置が着信応答すると、
その客室ファクシミリ装置を上記センター装置を接続
し、客室ファクシミリ装置に対して、上記センター装置
に蓄積されている画情報を転送させるホテルファクシミ
リシステムにおいて、上記センター装置は、おのおのの
ダイアルイン番号について発呼者番号の履歴を記憶した
発呼者番号履歴テーブルを備えるとともに、上記各ダイ
アルイン番号について網の発呼番号通知サービスを受
け、いずれかのダイアルイン番号に着信したとき、網か
ら通知される発番号が、上記発呼者番号履歴テーブルに
記憶されているときには、その着信にかかる通信を中断
するようにしたものである。
【0008】また、呼出装置の呼出を検出するアダプタ
装置を介して、客室に設置された客室ファクシミリ装置
をホテルに設定されている構内交換装置に接続する一
方、外部ファクシミリ装置が宛先の上記客室ファクシミ
リ装置に対応して設けられているダイアルイン番号へ発
呼すると、センター装置が着信検出し、センター装置
は、その外部ファクシミリ装置から画情報を受信して一
旦蓄積し、次いで、上記センター装置は、そのときに着
信検出したダイアルイン番号に対応したアダプタ番号を
指定した状態で呼出サービスへ発呼し、上記アダプタ装
置は、呼出信号の呼出を検出すると上記センター装置へ
発呼し、回線が確立すると上記客室ファクシミリ装置へ
発呼し、上記客室ファクシミリ装置が着信応答すると、
その客室ファクシミリ装置を上記センター装置を接続
し、客室ファクシミリ装置に対して、上記センター装置
に蓄積されている画情報を転送させるホテルファクシミ
リシステムにおいて、上記アダプタ装置は、おのおのの
利用者に対応したユーザ識別情報をセンター装置に通知
し、上記センター装置は、上記各ダイアルイン番号につ
いて網の発呼番号通知サービスを受けるとともに、上記
アダプタ装置より通知されたユーザ識別情報を記憶し
て、いずれかのダイアルイン番号に着信したときには、
網から通知される発番号をそのダイアルイン番号に対応
するアダプタ番号のユーザ識別情報に関連づけて順次発
呼番号履歴情報として記憶する一方、いずれかのダイア
ルイン番号に着信したとき、網から通知される発番号
が、使用中の客室ファクシミリ装置のアダプタ装置より
通知されたユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に関連
づけて、上記発呼番号履歴情報として記憶されている場
合には、その着信にかかる通信を中断するようにしたも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例にかかるホテル
ファクシミリシステムの構成図を示したものである。
【0011】同図において、ホテルHTの構内交換機P
BXには、その内線側に、フロント業務で使用するため
のフロントファクシミリ装置FF、客室RM1〜RMm
に設置されているアダプタ装置RA1〜RAm、およ
び、客室ファクシミリ装置RF1〜RFmが接続され、
また、外線側には、公衆電話回線網の交換機PNとの間
に複数の回線が接続されている。
【0012】また、センター装置CFは、外部ファクシ
ミリ装置OFから客室ファクシミリ装置RF1〜RFm
に送信する画情報を一旦蓄積し、蓄積した画情報を客室
ファクシミリ装置RF1〜RFmに送信するものであ
り、ページャー(呼出)会社CPは、センター装置CF
から所定のアダプタ番号が通知されると、そのアダプタ
番号に対応して、アダプタ装置RA1〜RAmに設けら
れているページャー(呼出)装置(後述)を呼出動作す
るものである。
【0013】また、外部ファクシミリ装置OFが客室フ
ァクシミリ装置RF1〜RFmに画情報を送信するとき
には、後述するように、宛先へ発呼するために客室ファ
クシミリ装置RF1〜RFmに対応した特定の電話番号
を用いるが、このときに用いられる電話番号は、センタ
ー装置CFでダイアルイン番号として公衆電話回線網に
対して契約されている。また、センター装置CFでは、
各ダイアルイン番号に対して、画情報を蓄積管理するた
めのメイルボックスIDが一義的に設定されており、こ
のメイルボックスIDを用いて、画情報の蓄積および送
信が管理される。また、センター装置CFは、交換機P
Nとの間で、着信時に発呼者番号の通知を受ける発呼者
番号通知サービス(後述)を、全てのダイアルイン番号
について設定している。
【0014】図2は、センター装置CFの一例を示して
いる。
【0015】同図において、システム制御部1は、この
センター装置CFの各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ
3は、このセンター装置CFに固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報お
よびカレンダ情報を出力するためのものである。
【0016】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このセンター装置CFを操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0017】画像処理部8は、画像データの解像度変換
や変倍処理等の種々の画像処理を行うためのものであ
り、符号化復号化部9は、画信号を符号化圧縮するとと
もに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号
化するためのものであり、磁気ディスク装置10は、多
数の画情報ファイルや、種々のプログラムデータ等の大
量のデータを蓄積するためのものである。
【0018】音声応答グループ3ファクシミリモデム
(いわゆる、ボイスモデム)11は、DSP(Digi
tal Signal Processor)からな
り、グループ3ファクシミリのモデム機能、着信時に行
う電話/FAX自動切り替え機能のための所定の音声メ
ッセージを応答する音声応答機能、および、種々のトー
ン信号を発生するとともに検出するトーン発生検出機能
を備えたものであり、モデム機能としては、伝送手順信
号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデ
ム)、および、画情報をやりとりしたり交換機PNから
送出される発呼者番号情報を受信るための高速モデム機
能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデ
ム、V.27terモデム、V.23モデムなど)を備
えている。また、音声応答機能としては、適宜な音声メ
ッセージ、例えば、「指定された電話番号は、ただいま
ファクシミリサービスを行っておりません。」という警
告音声メッセージなどの種々の音声メッセージを応答す
る機能を備えている。また、トーン発生検出機能として
は、グループ3ファクシミリ伝送手順(TTC標準JT
−T30参照)で定義されている種々のトーン信号など
の種々のトーン信号、および、アダプタ装置RAとの間
で種々の情報をやりとりする際に用いる所定のプッシュ
ボタン信号を発生するとともに検出する機能を備えてい
る。
【0019】網制御装置12は、このセンター装置CF
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0020】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、画像処理部8、符号化
復号化部9、磁気ディスク装置10、音声応答グループ
3ファクシミリモデム11、および、網制御装置12
は、内部バス13に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス13を
介して行われている。
【0021】また、網制御装置12とグループ3ファク
シミリモデム11との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0022】また、客室ファクシミリ装置RF1〜RF
mは、その全てが常時使用されるわけではなく、カスタ
マーがチェックインしている間、必要に応じて使用され
るものである。
【0023】このように、使用状況が動的に変化する客
室ファクシミリ装置RF1〜RFmに対して、使用する
回線を効率的に割り当てることができるようにするため
に、外部ファクシミリ装置OFから客室ファクシミリ装
置RF1〜RFmを指定する際に使用する電話番号(ダ
イアルイン番号)に一義的に対応したメイルボックスI
Dを定め、このメイルボックスIDを、ユーザーがチェ
ックイン操作(後述)した客室ファクシミリ装置RF1
〜RFmに動的に割り当てるようにしている。なお、ダ
イアルイン番号とメイルボックスIDは、一対一に対応
するものである。
【0024】したがって、センター装置CFでは、この
ようなメイルボックスIDと客室ファクシミリ装置RF
1〜RFmの関連づけを行うために、図3(a)に示す
ようなメイルボックスID管理情報を、所定数のメイル
ボックスIDについて形成して、記憶する。
【0025】ここで、1つのメイルボックスID管理情
報は、おのおののメイルボックスIDをあらわすデータ
と、そのメイルボックスIDが割り当てられた客室ファ
クシミリ装置RF1〜RFmを接続するためのアダプタ
装置RA1〜RAmに設定されているアダプタコードか
らなる。なお、このアダプタコードは、アダプタ装置R
A1〜RAmに設けられたページャー装置に割り当てら
れている固有番号である。
【0026】また、センター装置CFは、外部ファクシ
ミリ装置OFから受信した画情報を磁気ディスク装置1
0に蓄積し、指定された客室ファクシミリ装置RF1〜
RFmに送信できるようにするために、図3(b)に示
すような蓄積管理情報を形成して記憶している。
【0027】この蓄積管理情報は、おのおのの画情報フ
ァイルを識別するためのファイル番号、対応する画情報
ファイルに設定されている用紙サイズや線密度などをあ
らわす伝送モード、対応する画情報ファイルの送信結果
(送信待機、正常送信、エラー送信等)、宛先の客室フ
ァクシミリ装置RF1〜RFmに割り当てられているメ
イルボックスID、および、磁気ディスク装置10にお
ける画情報ファイルの蓄積状況をあらわす画情報蓄積情
報からなる。
【0028】また、センター装置CFには、後述するよ
うに、客室ファクシミリ装置RF1〜RFmからチェッ
クイン操作がされたときに、その客室ファクシミリ装置
RF1〜RFmのユーザに対して、画情報受信時に外部
ファクシミリ装置OFから指定するダイアルイン番号を
通知するとともに、ファクシミリ装置の操作を説明する
ための使用説明書の画情報が、あらかじめ形成されてい
て、磁気ディスク装置10に蓄積されている。
【0029】ここで、使用説明書の画情報は、使用説明
書の画像をスキャナ5から読み取って得た画像データを
符号化復号化部9で符号化圧縮し、それによって得た画
情報を磁気ディスク装置10に蓄積したものである。ま
た、ダイアルイン番号は、おのおのの客室ファクシミリ
装置RF1〜RFmに動的に割り当てられるので、使用
説明書には、ダイアルイン番号の表示欄が設けられてお
り、このダイアルイン番号の表示欄に、割り当てられた
ダイアルイン番号の表示がおのおの挿入される。
【0030】また、センター装置CFでは、チェックイ
ン操作されていて、ファクシミリサービス中のダイアル
イン番号を記憶するためのサービス中ダイアルイン番号
リストを、同図(c)に示すように、形成して記憶して
いる。
【0031】図4は、客室ファクシミリ装置RF(RF
1〜RFm)の構成の一例を示している。
【0032】同図において、システム制御部31は、こ
の客室ファクシミリ装置RFの各部の制御処理、およ
び、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、
システムメモリ32は、システム制御部31が実行する
制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行す
るときに必要な各種データなどを記憶するとともに、シ
ステム制御部31のワークエリアを構成するものであ
り、パラメータメモリ33は、この客室ファクシミリ装
置RFに固有な各種の情報を記憶するためのものであ
り、時計回路34は、現在時刻情報およびカレンダ情報
を出力するためのものである。
【0033】スキャナ35は、所定の解像度で原稿画像
を読み取るためのものであり、プロッタ36は、所定の
解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表
示部37は、この客室ファクシミリ装置RFを操作する
ためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器
からなる。
【0034】符号化復号化部38は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものである。
【0035】グループ3ファクシミリモデム39は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、おもに画情報をやりとりす
るための高速モデム機能(V.17モデム、V.33モ
デム、V.29モデム、V.27terモデムなど)、
グループ3ファクシミリ手順において必要なトーン信号
の発生および検出機能、および、プッシュボタン信号の
発生および検出機能を備えている。
【0036】網制御装置40は、この客室ファクシミリ
装置RFを構内交換機PBXに接続するためのものであ
り、自動発着信機能を備えている。
【0037】これらの、システム制御部31、システム
メモリ32、パラメータメモリ33、時計回路34、ス
キャナ35、プロッタ36、操作表示部37、符号化復
号化部38、グループ3ファクシミリモデム39、およ
び、網制御装置40は、内部バス41に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス41を介して行われている。
【0038】また、網制御装置40とグループ3ファク
シミリモデム39との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0039】また、客室ファクシミリ装置RF(RF1
〜RFm)には、パラメータ情報の1つとして、図5に
示すような自端末の識別情報をあらわす自端末情報と、
接続しているアダプタ装置RA(RA1〜RAm)のア
ダプタコードが記憶されている。
【0040】図6は、アダプタ装置RA(RA1〜RA
m)の一例を示している。
【0041】同図において、CPU(中央処理装置)4
5は、このアダプタ装置RAの各種の制御処理を行うも
のであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)46は、
CPU45が実行するプログラムデータや各種データ、
および、アダプタ装置RAに割り当てられているアダプ
タコード等の固有データを記憶するものであり、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)47は、CPU45の
ワークエリア等を構成するためのものである。
【0042】ページャー装置49は、ページャー会社C
Pからの呼出信号を受信すると、呼出検出表示動作を検
出するものであり、呼出検出部50は、ページャー装置
49の呼出検出表示動作が実行されたことを検出するも
のである。例えば、ページャー装置49が、発光ダイオ
ード等の発光素子を点灯表示して呼出検出動作するとき
には、呼出検出部50は、その発光素子の点灯表示を検
出する。
【0043】回線制御部51は、構内交換機PBXおよ
び接続されている客室ファクシミリ装置RF(RF1〜
RFm)に対して、回線制御処理を実行するものであ
り、プッシュボタン信号発生部52は、内線側に所定の
プッシュボタン信号(DTFM(多重周波数信号))を
送出するものであり、プッシュボタン信号検出部53
は、回線を介して受信したプッシュボタン信号を検出す
るものである。ここで、プッシュボタン信号検出部53
は、検出したプッシュボタン信号の種別(1,2,3,
4,5,6,7,8,9,0,*,#)をあらわす情報
も検出情報として出力する。
【0044】これらの、CPU45、ROM46、RA
M47、操作表示部、呼出検出部50、回線制御部5
1、プッシュボタン信号発生部52、および、プッシュ
ボタン信号検出部53は、内部バス54に接続されてお
り、これらの各要素間のデータのやりとりは、主として
この内部バス54を介して行われる。
【0045】なお、回線制御部51とプッシュボタン信
号発生部52の間のデータのやりとり、および、回線制
御部51とプッシュボタン信号検出部53の間のデータ
のやりとりは、直接行われている。
【0046】以上の構成で、外部ファクシミリ装置OF
からホテルHTの客室ファクシミリ装置RF1〜RFm
への画情報伝送は、次のようにして行われる。
【0047】ホテルHTのいずれかの客室RM1〜RM
mに宿泊するユーザが、客室RM1〜RMmに備え付け
られている客室ファクシミリ装置RF1〜RFmを使用
する場合、まず、例えば、客室RM1〜RMmに備えら
れている使用説明書等を確認し、最初に、センター装置
CFからメイルボックスIDを割り当ててもらうため
に、アダプタ装置RA1〜RAmに対してチェックイン
操作を行う。
【0048】これにより、アダプタ装置RA(RA1〜
RAm)は、図7に示すように、まず、センター装置C
Fへ発呼する。なお、この発呼の際、着呼側課金サービ
スを利用することができる。
【0049】これによって、センター装置CFは着信検
出し、着信応答すると、相手端末(この場合は、アダプ
タ装置RA)に対して、要求サービスを通知することを
促すための、所定のプッシュボタン信号(リクエストコ
ード(リクエスト))を送出する。
【0050】アダプタ装置RAは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(リクエスト))を受信すると、チ
ェックインサービスを要求するための所定のプッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックイン))と、自
端末に設定されているアダプタコードを通知するための
所定のプッシュボタン信号(アダプタコード)を順次セ
ンター装置CFに送出する。
【0051】ここで、おのおののプッシュボタン信号
([名前])は、複数個のプッシュボタン信号を所定の配
列順に従って配列してなるものであり、おのおのの[名
前](例えば、(リクエストコード(リクエスト))な
ど)に対して、それぞれ固有の配列順(値;配列値)が
設定されている。
【0052】なお、センター装置CFは、グループ3フ
ァクシミリモデム11を用いて、プッシュボタン信号の
発生および検出を行い、また、アダプタ装置RAは、プ
ッシュボタン信号発生部52により、相手端末に送出す
るプッシュボタン信号を発生するとともに、プッシュボ
タン信号検出部53により、相手端末より受信したプッ
シュボタン信号を検出するとともにその内容を判別す
る。また、同様に、客室ファクシミリ装置RF(RF1
〜RFm)は、グループ3ファクシミリモデム39を用
いて、プッシュボタン信号の発生および検出を行う。
【0053】センター装置CFは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(チェックイン))を受信すると、
続いて受信したプッシュボタン信号(アダプタコード)
に対応したアダプタコードに対して、メイルボックスI
Dを割り当てる。このとき、アダプタコードが割り当て
られていない空のメイルボックスID管理情報を探し、
そのメイルボックスID管理情報にアダプタコードを登
録するとともに、そのメイルボックスID管理情報のメ
イルボックスIDの値を、そのときの割り当ての値に設
定する。また、そのときに割り当てたメイルボックスI
Dに対応したダイアルイン番号を、サービス中ダイアル
イン番号リストに追加する。
【0054】そして、センター装置CFは、チェックイ
ン操作を受け付けたことをあらわす所定のプッシュボタ
ン信号(リプライコード(チェックイン))、および、
そのときに割り当てたメイルボックスIDの値を通知す
るための所定のプッシュボタン信号(メイルボックスI
D)を、相手端末に順次送出する。
【0055】このようにして、メイルボックスIDの割
り当てを受けると、アダプタ装置RAは、使用説明書の
受信を要求することをあらわす所定のプッシュボタン信
号(リクエストコード(使用))を送出する。
【0056】それにより、センター装置CFは、ファク
シミリ信号の受信待機状態に移行するとともに、その旨
をあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコード
(待機))を送出する。
【0057】このようにして、センター装置CFが受信
待機状態になると、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFへ発呼する。これにより、客室ファクシミ
リ装置RFは、着信検出し、自端末が非音声端末である
ことを通知するための所定のトーン信号である被呼局識
別信号CEDを送出するとともに、自端末に装備されて
いる非標準的な装置機能を通知するための非標準識別信
号NSF、および、自端末に装備されている標準的な装
置機能を通知するためのデジタル識別信号DISを順次
送出する。
【0058】一方、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFが着信応答すると、回線制御部51によ
り、客室ファクシミリ装置RFを構内交換機PBXへ接
続し、それ以降、客室ファクシミリ装置RFが回線を復
旧するまで、その状態を継続する。それにより、アダプ
タ装置RAおよび構内交換機PBXを介して、客室ファ
クシミリ装置RFが公衆電話回線網へと接続され、これ
によって、センター装置CFと客室ファクシミリ装置R
Fとの間でデータ伝送が可能な状態となる。
【0059】したがって、客室ファクシミリ装置RFか
ら送出された被呼局識別信号CED、非標準識別信号N
SF、および、デジタル識別信号DISは、順次センタ
ー装置CFで受信される。
【0060】センター装置CFは、被呼局識別信号CE
Dを受信すると、相手端末が着信応答したと判断し、画
情報伝送状態へと移行する。そして、相手端末より受信
した非標準識別信号NSF、および、デジタル識別信号
DISに基づいて、このときのデータ伝送で使用する伝
送機能を決定し、その決定した内容を通知するための非
標準機能設定信号NSS(非標準的な機能を通知するた
めの信号)、および、デジタル命令信号DCS(標準的
な機能を通知するための信号)を送出した後、そのとき
に設定したモデム速度でモデムトレーニング手順を行う
ために、トレーニングチェック信号TCFを送出する。
【0061】客室ファクシミリ装置RFは、相手端末
(この場合は、センター装置CF)より受信した非標準
機能設定信号NSSおよびデジタル命令信号DCSに基
づいて、そのときに使用する伝送機能を識別し、設定さ
れたモデム速度でトレーニングチェック信号TCFを受
信する。そして、そのときの受信状態が良好である場合
には、受信準備確認信号CFRを相手端末に送出する。
【0062】これにより、センター装置CFは、ダイア
ルイン番号の表示欄に、そのときに割り当てたメイルボ
ックスIDに対応したダイアルイン番号の内容をセット
した使用説明書の画像を形成し、その形成した画像デー
タを符号化復号化部9で符号化圧縮し、それによって得
た画情報PIXを相手端末に送出し、信号RTCに続
き、画情報の送信が終了したことを通知するための手順
終了信号EOPを相手端末に送出する。
【0063】客室ファクシミリ装置RFは、画情報PI
Xを受信すると、その受信した画情報PIXを符号化復
号化部38で元の画像データに復号化し、それによって
得た画像データをプロッタ36に転送して、使用説明書
の受信原稿をプロッタ36より記録出力する。受信結果
が良好な場合には、メッセージ確認信号MCFを送出す
る。
【0064】センター装置CFは、メッセージ確認信号
MCFを受信すると、切断命令信号DCNを送出して、
回線を復旧する。
【0065】また、客室ファクシミリ装置RFは、切断
命令信号DCNを受信すると、回線を復旧する。この客
室ファクシミリ装置RFによる回線復旧は、アダプタ装
置RAに検出され、それにより、アダプタ装置RAは、
客室ファクシミリ装置RFと構内交換機PBXとの接続
を切断する。
【0066】このようにして、ユーザがアダプタ装置R
A1〜RAmに対してチェックイン操作を行うと、使用
する客室ファクシミリ装置RF1〜RFmにメイルボッ
クスIDが割り当てられるとともに、使用する客室ファ
クシミリ装置RF1〜RFmへ外部ファクシミリ装置O
Fが発呼する際に使用する電話番号(ダイアルイン番
号)と、使用説明が表示された使用説明書の受信原稿が
記録出力される。
【0067】それにより、ユーザは、客室ファクシミリ
装置RF1〜RFmの具体的な操作方法を知るととも
に、ファクシミリ通信を行う可能性のある外部ファクシ
ミリ装置OFのユーザに対して、自分が画像受信に使用
できるファクシミリ装置の電話番号(センター装置CF
から通知されたダイアルイン番号)を知らせる。
【0068】次に、外部ファクシミリ装置OFのユーザ
が、客室ファクシミリ装置RF1〜RFmに画情報を送
信するときには、まず、宛先から通知された電話番号
(ダイアルイン番号)へ発呼する。
【0069】これにより、センター装置CFがダイアル
イン発呼されるので、センター装置CFは着信応答し、
それにより、外部ファクシミリ装置OFとセンター装置
CFとの間に呼が設定される。また、センター装置CF
は、着呼したダイアルイン番号に対応したメイルボック
スIDを判定し、その呼で受信した画情報の管理情報と
して、その判定したメイルボックスIDを用いる。ま
た、このとき、センター装置CFには、交換機PNより
外部ファクシミリ装置OFの電話番号が、発呼者番号と
して通知される。
【0070】ここで、センター装置CFは、着呼したダ
イアルイン番号が、サービス中ダイアルイン番号リスト
に登録されているかどうかを調べる。登録されている場
合には、着呼したダイアルイン番号に対応したメイルボ
ックスIDを割り当てた客室ファクシミリ装置RFが存
在するので、それ以降、所定のグループ3ファクシミリ
手順を実行し、それにより、外部ファクシミリ装置OF
からセンター装置CFへ画情報が送信される。また、セ
ンター装置CFは、受信した画情報をページ単位に磁気
ディスク装置10に蓄積するとともに、受信した画情報
ファイルについて上述した蓄積管理情報を形成して保存
する。このときに形成した蓄積管理情報のメイルボック
スIDには、このときに判定されたメイルボックスID
の値が用いられる。
【0071】一方、着呼したダイアルイン番号が、サー
ビス中ダイアルイン番号リストに登録されていない場合
には、その外部ファクシミリ装置OFから受信した画情
報を送信する先がない場合なので、指定されたダイアル
イン番号が現在ファクシミリ着信サービスに使用されて
いない旨を通知するための警告音声メッセージを音声応
答した後に回線を強制切断する。次いで、そのときに通
知されている発呼者番号へ発呼して、指定されたダイア
ルイン番号は、現在、ファクシミリ着信サービスに使用
されていない旨をあらわす警告通知レポート画像を送信
する。
【0072】このようにして、外部ファクシミリ装置O
Fからの無駄な画情報送信サービス要求を受け付けない
ようにしているので、センター装置CFが無駄な画情報
送信サービスのために稼動することを未然に防止でき
る。
【0073】さて、外部ファクシミリ装置OFが使用し
たダイアルイン番号が適切な場合で、その外部ファクシ
ミリ装置OFより画情報を受信し、蓄積すると、センタ
ー装置CFは、そのときに形成した蓄積管理情報のメイ
ルボックスIDに対応したアダプタコードを、メイルボ
ックスID管理情報を参照して取り出す。
【0074】次いで、図8に示すように、ページャー会
社CPへ発呼し、そのときに取り出したアダプタコード
のプッシュボタン信号を送出する。これにより、ページ
ャー会社CPは、そのときに通知されたアダプタコード
のページャー装置49へ発呼する。なお、図8に示した
動作は、画情報が1ページの場合である。
【0075】それにより、アダプタ装置RA1〜RAm
のページャー装置49が呼出動作し、呼出検出部50
は、ページャー装置49が呼出動作したことを検出し
て、CPU45に通知する。
【0076】このようにして、呼出検出すると、アダプ
タ装置RAは、センター装置CFへ発呼する。なお、こ
の発呼の際、着呼側課金サービスを利用できる。
【0077】これによって、センター装置CFは着信検
出し、着信応答すると、相手端末(この場合は、アダプ
タ装置RA)に対して、要求サービスを通知することを
促すための、所定のプッシュボタン信号(リクエストコ
ード(リクエスト))を送出する。
【0078】アダプタ装置RAは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(リクエスト))を受信すると、画
情報受信サービスを要求するための所定のプッシュボタ
ン信号(リクエストコード(受信))と、あらかじめ通
知されているメイルボックスIDを通知するための所定
のプッシュボタン信号(メイルボックスID)を順次セ
ンター装置CFに送出する。
【0079】センター装置CFは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(受信))を受信すると、続いて受
信したプッシュボタン信号(メイルボックスID)に対
応したメイルボックスIDが登録されている蓄積管理情
報が記憶されている場合には、ファクシミリ信号の受信
待機状態に移行するとともに、その旨をあらわす所定の
プッシュボタン信号(リプライコード(待機))を送出
する。
【0080】このようにして、センター装置CFが受信
待機状態になると、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFへ発呼する。これにより、客室ファクシミ
リ装置RFは、着信検出し、被呼局識別信号CED、非
標準識別信号NSF、および、デジタル識別信号DIS
を順次送出する。
【0081】一方、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFが着信応答すると、回線制御部51によ
り、客室ファクシミリ装置RFを構内交換機PBXへ接
続し、それ以降、客室ファクシミリ装置RFが回線を復
旧するまで、その状態を継続する。それにより、アダプ
タ装置RAおよび構内交換機PBXを介して、客室ファ
クシミリ装置RFが公衆電話回線網へと接続され、これ
によって、センター装置CFと客室ファクシミリ装置R
Fとの間でデータ伝送が可能な状態となる。
【0082】したがって、客室ファクシミリ装置RFか
ら送出された被呼局識別信号CED、非標準識別信号N
SF、および、デジタル識別信号DISは、順次センタ
ー装置CFで受信される。
【0083】センター装置CFは、被呼局識別信号CE
Dを受信すると、相手端末が着信応答したと判断し、画
情報伝送状態へと移行する。そして、相手端末より受信
した非標準識別信号NSF、および、デジタル識別信号
DISに基づいて、このときのデータ伝送で使用する伝
送機能を決定し、その決定した内容を通知するための非
標準機能設定信号NSS、および、デジタル命令信号D
CSを送出した後、そのときに設定したモデム速度でモ
デムトレーニング手順を行うために、トレーニングチェ
ック信号TCFを送出する。
【0084】客室ファクシミリ装置RFは、相手端末
(この場合は、センター装置CF)より受信した非標準
機能設定信号NSSおよびデジタル命令信号DCSに基
づいて、そのときに使用する伝送機能を識別し、設定さ
れたモデム速度でトレーニングチェック信号TCFを受
信する。そして、そのときの受信状態が良好である場合
には、受信準備確認信号CFRを相手端末に送出する。
【0085】これにより、センター装置CFは、そのと
きに通知されたメイルボックスIDが登録されている蓄
積管理情報に基づいて、送信すべき画情報を判定し、そ
の画情報PIXを相手端末に送出し、信号RTCに続
き、画情報の送信が終了したことを通知するための手順
終了信号EOPを相手端末に送出する。
【0086】客室ファクシミリ装置RFは、画情報PI
Xを受信すると、その受信した画情報PIXを符号化復
号化部38で元の画像データに復号化し、それによって
得た画像データをプロッタ36に転送して、受信原稿を
プロッタ36より記録出力する。受信結果が良好な場合
には、メッセージ確認信号MCFを送出する。
【0087】センター装置CFは、メッセージ確認信号
MCFを受信すると、切断命令信号DCNを送出して、
回線を復旧する。
【0088】また、客室ファクシミリ装置RFは、切断
命令信号DCNを受信すると、回線を復旧する。この客
室ファクシミリ装置RFによる回線復旧は、アダプタ装
置RAに検出され、それにより、アダプタ装置RAは、
客室ファクシミリ装置RFと構内交換機PBXとの接続
を切断する。
【0089】このようにして、外部ファクシミリ装置O
Fから客室ファクシミリ装置RF1〜RFmに画情報を
送信するとき、外部ファクシミリ装置OFが通知された
宛先へ発呼すると、センター装置CFの対応するダイア
ルイン番号で着信検出され、外部ファクシミリ装置OF
の送信画情報は、センター装置CFの対応するメイルボ
ックスIDの画情報ファイルとして、センター装置CF
に一旦蓄積される。
【0090】次いで、センター装置CFが、メイルボッ
クスIDに対応したアダプタコードで、ページャー会社
CPに呼出要求の発呼動作を行うと、そのメイルボック
スIDが割り当てられている客室ファクシミリ装置RF
1〜RFmに接続されているアダプタ装置RA1〜RA
mが収容しているページャー装置49が呼出動作し、そ
れにより、そのアダプタ装置RA1〜RAmが呼出検出
する。
【0091】そして、呼出検出したアダプタ装置RA1
〜RAmは、センター装置CFへ発呼し、チェックイン
操作時に割り当てられたメイルボックスIDを通知した
状態で、画情報の受信要求動作を行い、一方で、自端末
側の客室ファクシミリ装置RF1〜RFmへ発呼し、構
内交換機PBXに接続する。これにより、客室ファクシ
ミリ装置RF1〜RFmがセンター装置CFと回線接続
可能な状態となる。
【0092】それにより、客室ファクシミリ装置RF1
〜RFmが着信応答すると、センター装置CFがグルー
プ3ファクシミリ伝送手順を開始し、これによって、セ
ンター装置CFから、客室ファクシミリ装置RF1〜R
Fmに対して、外部ファクシミリ装置OFから受信して
蓄積している画情報が送信される。
【0093】さて、センター装置CFから客室ファクシ
ミリ装置RF1〜RFmへの画情報伝送が正常に行われ
なかった場合には、次のような動作が行われる。
【0094】すなわち、図9に示すように、センター装
置CFは、ページャー会社CPへ発呼し、外部ファクシ
ミリ装置OFから発呼されたときのダイアルイン番号に
対応したメイルボックスIDを参照して取り出したアダ
プタコードのプッシュボタン信号を送出する。これによ
り、ページャー会社CPは、そのときに通知されたアダ
プタコードのページャー装置49へ発呼する。
【0095】それにより、アダプタ装置RA1〜RAm
のページャー装置49が呼出動作し、呼出検出部50
は、ページャー装置49が呼出動作したことを検出し
て、CPU45に通知する。
【0096】このようにして、呼出検出すると、アダプ
タ装置RAは、センター装置CFへ発呼する。なお、こ
の発呼の際、着呼側課金サービスを利用できる。
【0097】これによって、センター装置CFは着信検
出し、着信応答すると、相手端末(この場合は、アダプ
タ装置RA)に対して、要求サービスを通知することを
促すための、所定のプッシュボタン信号(リクエストコ
ード(リクエスト))を送出する。
【0098】アダプタ装置RAは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(リクエスト))を受信すると、画
情報受信サービスを要求するための所定のプッシュボタ
ン信号(リクエストコード(受信))と、あらかじめ通
知されているメイルボックスIDを通知するための所定
のプッシュボタン信号(メイルボックスID)を順次セ
ンター装置CFに送出する。
【0099】センター装置CFは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(受信))を受信すると、続いて受
信したプッシュボタン信号(メイルボックスID)に対
応したメイルボックスIDが登録されている蓄積管理情
報が記憶されている場合には、ファクシミリ信号の受信
待機状態に移行するとともに、その旨をあらわす所定の
プッシュボタン信号(リプライコード(待機))を送出
する。
【0100】このようにして、センター装置CFが受信
待機状態になると、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFへ発呼する。これにより、客室ファクシミ
リ装置RFは、着信検出し、自端末が非音声端末である
ことを通知するための所定のトーン信号である被呼局識
別信号CEDを送出するとともに、自端末に装備されて
いる非標準的な装置機能を通知するための非標準識別信
号NSF、自端末に装備されている標準的な装置機能を
通知するためのデジタル識別信号DISを順次送出す
る。
【0101】一方、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFが着信応答すると、回線制御部51によ
り、客室ファクシミリ装置RFを構内交換機PBXへ接
続し、それ以降、客室ファクシミリ装置RFが回線を復
旧するまで、その状態を継続する。それにより、アダプ
タ装置RAおよび構内交換機PBXを介して、客室ファ
クシミリ装置RFが公衆電話回線網へと接続され、これ
によって、センター装置CFと客室ファクシミリ装置R
Fとの間でデータ伝送が可能な状態となる。
【0102】したがって、客室ファクシミリ装置RFか
ら送出された被呼局識別信号CED、非標準識別信号N
SF、および、デジタル識別信号DISは、順次センタ
ー装置CFで受信される。
【0103】センター装置CFは、被呼局識別信号CE
Dを受信すると、相手端末が着信応答したと判断し、画
情報伝送状態へと移行する。そして、相手端末より受信
した非標準識別信号NSF、および、デジタル識別信号
DISに基づいて、このときのデータ伝送で使用する伝
送機能を決定し、その決定した内容を通知するための非
標準機能設定信号NSS、および、デジタル命令信号D
CSを送出した後、そのときに設定したモデム速度でモ
デムトレーニング手順を行うために、トレーニングチェ
ック信号TCFを送出する。
【0104】客室ファクシミリ装置RFは、相手端末
(この場合は、センター装置CF)より受信した非標準
機能設定信号NSSおよびデジタル命令信号DCSに基
づいて、そのときに使用する伝送機能を識別し、設定さ
れたモデム速度でトレーニングチェック信号TCFを受
信する。そして、そのときの受信状態が良好である場合
には、受信準備確認信号CFRを相手端末に送出する。
【0105】これにより、センター装置CFは、そのと
きに通知されたメイルボックスIDが登録されている蓄
積管理情報に基づいて、送信すべき画情報を判定し、そ
の画情報PIXを相手端末に送出し、信号RTCに続
き、画情報の送信が終了したことを通知するための手順
終了信号EOPを相手端末に送出する。
【0106】客室ファクシミリ装置RFは、画情報PI
Xを受信すると、その受信した画情報PIXを符号化復
号化部38で元の画像データに復号化し、それによって
得た画像データをプロッタ36に転送して、受信原稿を
プロッタ36より記録出力する。このときには、受信エ
ラーが生じているので、リトレーンネガティブ信号RT
Nを送出する。
【0107】センター装置CFは、リトレーンネガティ
ブ信号RTNを受信すると、切断命令信号DCNを送出
して、回線を復旧する。
【0108】また、客室ファクシミリ装置RFは、切断
命令信号DCNを受信すると、回線を復旧する。この客
室ファクシミリ装置RFによる回線復旧は、アダプタ装
置RAに検出され、それにより、アダプタ装置RAは、
客室ファクシミリ装置RFと構内交換機PBXとの接続
を切断する。
【0109】一方、センター装置CFは、客室ファクシ
ミリ装置RF1〜RFmに受信エラーを発生したので、
この場合には、フロントファクシミリ装置FFへ発呼し
て、そのときに送信できなかった画情報をフロントファ
クシミリ装置FFへ送信する。また、このときの画情報
には、先頭ページに、宛先の客室ファクシミリ装置RF
1〜RFmを指定するとともに、後続の画情報が、その
客室ファクシミリ装置RF1〜RFmに送信できなかっ
たものであり、この画情報通信の結果得られた受信原稿
を当該客室ファクシミリ装置RF1〜RFm(客室)に
配送するように依頼するカバーページメッセージを付加
する。
【0110】それにより、フロントでは、フロントファ
クシミリ装置FFより記録出力された受信原稿を、その
カバーページで指定された客室に配達する。
【0111】このようにして、用紙切れなどで客室ファ
クシミリ装置RF1〜RFmが、センター装置CFから
画情報受信時にエラーを生じている場合には、センター
装置CFは、そのときに送信できなかった画情報をフロ
ントファクシミリ装置FFに送信して記録出力させ、受
信原稿の形で、宛先に届けるようにしている。
【0112】ここで、交換機PNがサービスする発呼者
番号通知サービスについて説明する。
【0113】この発呼者番号通知サービスを受けている
回線では、交換機PNは、端末に対して、図10に示す
ようなシーケンスで発呼動作を行う。
【0114】すなわち、加入者交換機(この場合は、交
換機PN)は、まず、回線L1,L2を極性反転した後
に、所定のID(発呼者番号)受信端末起動信号を送出
する。これにより、ID受信端末(この場合は、センタ
ー装置FC)は、一次応答信号として直流ループを形成
する。
【0115】このようにして、ID受信端末が一次応答
すると、加入者交換機は、発ID(発呼者番号)等を所
定信号形式(後述)のモデム信号(例えば、V.23モ
デム信号)により送出し、ID受信端末は、そのモデム
信号を受信すると、受信完了信号として直流ループを断
する。
【0116】このようにして、ID受信端末が発IDを
受信完了すると、加入者交換機は、所定の呼出信号を送
出し、ID受信端末は、呼出信号に応答して二次応答信
号として直流ループを形成し、それにより、加入者交換
機は、回線L1,L2を復極し、それ以降は、通常の通
話(通信)動作が行われる。
【0117】このような、発呼シーケンスにおいて、発
ID等を送出する際のモデム信号の信号形式の一例を図
11に示す。
【0118】この信号形式は、情報メッセージのヘッデ
ィングの開始を示す制御信号SOH、交換機から端末へ
の情報送出のためのヘッダ、テキストの開始およびヘッ
ディングの終了を示す制御信号STX、送信情報の内容
が発呼者通知サービスであることを通知するためのサー
ビス種別、後続のパラメータ(1)〜パラメータ(n)
までの総バイト数を示すためのメッセージ内容長、送信
情報の内容をなすパラメータ(1)〜パラメータ
(n)、テキストの終わりを示す制御信号ETX、およ
び、誤り検出符号CHKを順次配列したものである。な
お、おのおのの制御信号の直前には、所定の透過モード
用制御信号DLEが付加されている。
【0119】また、おのおののパラメータは、パラメー
タの種別をあらわすパラメータ種別情報と、情報内容の
バイト数をあらわす情報内容長情報と、送信する情報
(この場合は、発呼者番号)をあらわす情報内容長情報
からなる。
【0120】なお、おのおのの制御信号は、1語7ビッ
ト長のデータからなる。
【0121】本実施例にかかるアダプタ装置RA1〜R
Amの処理の一例を図12および図13に示す。
【0122】アダプタ装置RAのCPU45は、待機状
態では、ユーザによりチェックイン操作がされるか、ユ
ーザによりチェックインアウト操作がされるか、呼出検
出部50が呼出検出するか、あるいは、客室ファクシミ
リ装置RF(RF1〜RFm)が発呼動作するかを監視
している(判断101,102,103,104のNO
ループ)。
【0123】ユーザによりチェックイン操作された場合
で、判断101の結果がYESになるときには、まず、
センター装置CFへ発呼する(処理106)。
【0124】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理107)、チェックインサー
ビスを要求するための所定のプッシュボタン信号(リク
エストコード(チェックイン))と、自端末に設定され
ているアダプタコードを通知するための所定のプッシュ
ボタン信号(アダプタコード)を順次センター装置CF
に送出する(処理108,109)。
【0125】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(チェックイン))を受信し
(処理110)、次に、プッシュボタン信号(メイルボ
ックスID)を受信すると、そのメイルボックスIDを
保存する(処理111)。
【0126】このようにして、メイルボックスIDの割
り当てを受けると、アダプタ装置RAは、使用説明書の
受信を要求することをあらわす所定のプッシュボタン信
号(リクエストコード(使用))を送出する(処理11
2)。
【0127】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(待機))を受信すると(処
理113)、回線制御部51により、客室ファクシミリ
装置RFへ発呼し(処理114)、客室ファクシミリ装
置RFを内線へと接続し(処理115)、それ以降は、
客室ファクシミリ装置RFが回線を復旧することを監視
している(判断116)。
【0128】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断116の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理117)、判断101に戻る。
【0129】また、ユーザがチェックアウト操作をした
場合で、判断102の結果がYESになるときには、ま
ず、センター装置CFへ発呼する(処理120)。
【0130】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理121)、チェックアウトサ
ービスを要求するための所定のプッシュボタン信号(リ
クエストコード(チェックアウト))と、自端末に設定
されているアダプタコードを通知するための所定のプッ
シュボタン信号(アダプタコード)を順次センター装置
CFに送出する(処理122,123)。
【0131】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(チェックアウト))を受信
すると(処理124)、内線を復旧して(処理12
5)、判断101に戻る。
【0132】また、呼出検出部50が呼出検出した場合
で、判断103の結果がYESになると、まず、センタ
ー装置CFへ発呼する(処理130)。
【0133】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理131)、画情報受信を要求
するための所定のプッシュボタン信号(リクエストコー
ド(受信))と、そのときに割り当てられたメイルボッ
クスIDを通知するための所定のプッシュボタン信号
(メイルボックスID)を順次センター装置CFに送出
する(処理132,133)。
【0134】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(待機))を受信すると(処
理134)、回線制御部51により、客室ファクシミリ
装置RFへ発呼し(処理135)、客室ファクシミリ装
置RFを内線へと接続し(処理136)、それ以降は、
客室ファクシミリ装置RFが回線を復旧することを監視
している(判断137)。
【0135】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断137の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理138)、判断101に戻る。
【0136】また、回線制御部51が客室ファクシミリ
装置RFの発呼操作を検出した場合で判断104の結果
がYESになるときには、回線制御部51により、客室
ファクシミリ装置RFを内線へと接続し(処理14
0)、それ以降は、客室ファクシミリ装置RFが回線を
復旧することを監視する(判断141)。
【0137】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断141の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理142)、判断101に戻る。
【0138】本実施例にかかるセンター装置CFの処理
の一例を図14〜図19に示す。
【0139】まず、センター装置CFのシステム制御部
1は、着信検出することを監視している(判断201の
NOループ)。着信検出して、判断201の結果がYE
Sになると、交換機PNとの間で上述したような発呼者
番号通知の受信手順を実行して(処理202)、そのと
きに通知された発呼者番号を保存する(処理203)。
【0140】次いで、所定のプッシュボタン信号(リク
エストコード(リクエスト))を送出して(処理20
4)、プッシュボタン信号を受信するか、あるいは、呼
出信号CNGを受信するまで待つ(判断205,206
のNOループ)。
【0141】プッシュボタン信号を受信した場合で、判
断205の結果がYESになるときには、そのときに受
信したプッシュボタン信号がプッシュボタン信号(リク
エストコード(チェックイン))であるか、プッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックアウト))であ
るか、プッシュボタン信号(リクエストコード(受
信))であるかを調べる(判断207,208,20
9)。いずれの場合でもないときには、そのときの要求
内容に対応した処理を実行して(処理210)、判断2
01に戻る。
【0142】受信したプッシュボタン信号がプッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックイン))であ
り、判断207の結果がYESになるときには、続いて
プッシュボタン信号(アダプタコード)を受信する(処
理211)。
【0143】そして、アダプタコードが割り当てられて
いない空のメイルボックスID管理情報を探し(処理2
12)、そのメイルボックスID管理情報に受信したア
ダプタコードを登録する(処理213)。また、そのと
きのメイルボックスIDに対応したダイアルイン番号を
得て(処理214)、そのダイアルイン番号を、サービ
ス中ダイアルイン番号リストに登録して、サービス中ダ
イアルイン番号リストを更新する(処理215)。
【0144】次いで、チェックイン操作を受け付けたこ
とをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコー
ド(チェックイン))、および、そのときに割り当てた
メイルボックスIDの値を通知するための所定のプッシ
ュボタン信号(メイルボックスID)を、相手端末に順
次送出する(処理216,217)。
【0145】そして、相手端末よりプッシュボタン信号
(リクエストコード(使用))を受信すると(処理21
8)、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行するとと
もに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号(リ
プライコード(待機))を送出し(処理219)、被呼
局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断220
のNOループ)。
【0146】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断220の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理221)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理22
2)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理223)。
【0147】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、ダイアルイン番号の表示欄
に、そのときに割り当てたメイルボックスIDに対応し
たダイアルイン番号の内容をセットした使用説明書の画
像を形成し、その形成した画像データを符号化復号化部
9で符号化圧縮し、それによって得た画情報PIXを相
手端末に送出し(処理224)、このときのメッセージ
後命令として、画情報の送信が終了したことを通知する
ための手順終了信号EOPを送出する(処理225)。
【0148】次いで、システム制御部1は、メッセージ
確認信号MCFを受信すると(処理226)、切断命令
信号DCNを送出して(処理227)、回線を復旧し
(処理228)、判断201に戻る。
【0149】また、受信したプッシュボタン信号がプッ
シュボタン信号(リクエストコード(チェックアウ
ト))であり、判断206の結果がYESになるときに
は、続いてプッシュボタン信号(アダプタコード)を受
信する(処理229)。
【0150】そして、チェックアウト操作を受け付けた
ことをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコ
ード(チェックアウト))を送出し(処理230)、通
知されたアダプタコードに対応して登録されているメイ
ルボックスIDを得て(処理231)、そのメイルボッ
クスIDに対応したダイアルイン番号を得て(処理23
2)、そのダイアルイン番号をサービス中ダイアルイン
番号リストより削除してこのサービス中ダイアルイン番
号リストを更新した後(処理233)、通知されたアダ
プタコードをメイルボックスID管理情報から削除して
(処理234)、判断201に戻る。
【0151】また、プッシュボタン信号(リクエストコ
ード(受信))を受信した場合で、判断209の結果が
YESになるときには、続いてプッシュボタン信号(メ
イルボックスID)を受信し(処理235)、その受信
したメイルボックスIDと同じ値のメイルボックスID
に、有効なアダプタコードの値が登録されているかどう
かを検査して(処理236)、その検査により登録され
ているかどうかを調べる(判断237)。判断237の
結果がNOになるときには、そのときの受信要求を無視
して、回線を復旧し(処理238)、判断201に戻
る。
【0152】また、判断237の結果がYESになると
きには、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行すると
ともに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号
(リプライコード(待機))を送出し(処理239)、
被呼局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断2
40のNOループ)。
【0153】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断240の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理241)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理24
2)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理243)。
【0154】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、通知されたメイルボックスI
Dが登録されている蓄積管理情報を探し、その蓄積管理
情報に登録されている1ページ分の画情報を磁気ディス
ク装置10より取り出して相手端末に送出し(処理24
4)、次のページがあるかどうかを調べる(判断24
5)。
【0155】判断245の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理24
6)、相手端末からの応答信号を受信する(処理24
7)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断248の結果がYESに
なるときには、処理244に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0156】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断248の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切るために、切断命令信
号DCNを送出して(処理249)、回線を復旧する
(処理250)。
【0157】そして、フロントファクシミリ装置FFへ
の画情報の送信動作のために、そのときのメイルボック
スIDの値を保存するとともに(処理251)、正常に
送信できたページ数(送信済ページ数)を保存する(処
理252)。また、宛先の客室ファクシミリ装置RF1
〜RFmを指定するとともに、後続の画情報が、その客
室ファクシミリ装置RF1〜RFmに送信できなかった
ものであり、この画情報通信の結果得られた受信原稿を
当該客室ファクシミリ装置RF1〜RFm(客室)に配
送するように依頼するカバーページメッセージを作成
し、その画情報を保存する(処理253)。
【0158】次いで、システム制御部1は、フロントフ
ァクシミリ装置FFへ発呼し(処理254)、相手端末
より、被呼局識別信号CED、非標準識別信号NSF、
および、デジタル識別信号DISを受信する(処理25
5)。
【0159】そして、相手端末より受信した非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISに基づい
て、このときのデータ伝送で使用する伝送機能を決定
し、その決定した伝送機能の内容を通知するための非標
準機能設定信号NSSを送出し(処理256)、そのと
きに設定したモデム速度でモデムトレーニング手順を行
って、そのときに使用するモデム速度を決定する(処理
257)。
【0160】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、保存したカバーページメッセ
ージの画情報を送出し(処理258)、メッセージ後信
号としてマルチページ信号MPSを送出した後に(処理
259)、相手端末から応答信号を受信する(処理26
0)。そして、その受信した応答信号の内容がリトレー
ンネガティブ信号RTNであり、判断261の結果がN
Oになるときには、処理257に戻り、モデム速度を再
設定した後に、カバーページの画情報の送信を再度行
う。
【0161】また、受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断261の結果がYESに
なるときには、記憶している送信済ページ数の値を、送
信ページを管理するためのカウンタCNTにセットする
(処理262)。
【0162】次いで、カウンタCNTの値を1つ増やし
(処理263)、そのときに保存しているメイルボック
スIDが登録されている蓄積管理情報に基づいて、カウ
ンタCNTの値に相当するページ番号の画情報を磁気デ
ィスク装置10より取り出し、そのページ番号の画情報
を相手端末に送出し(処理264)、1ページ分の画情
報の送信を終了すると、後続のページがあるかどうかを
調べる(判断265)。
【0163】判断265の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理26
6)、相手端末からの応答信号を受信する(処理26
7)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断268の結果がYESに
なるときには、処理263に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0164】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断268の結果がNOになる
ときには、そのときに送信した画情報を再送するため
に、再度モデムトレーニング手順を実行した後(処理2
69)、カウンタCNTの値を更新せずに、処理264
に戻る。
【0165】また、全てのページの画情報の送信を終了
した場合で、判断265の結果がNOになるときには、
メッセージ後命令として手順終了信号EOPを送出し
(処理270)、相手端末からの応答信号を受信する
(処理271)。そして、その受信した応答信号の内容
がメッセージ確認信号MCFであり、判断272の結果
がYESになるときには、フロントファクシミリ装置F
Fへの画情報の送信動作が正常に終了したので、切断命
令信号DCNを送出し(処理274)、回線を復旧し
(処理275)、判断201に戻る。なお、このとき送
信終了した画情報を削除することもできる。
【0166】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断271の結果がNOになる
ときには、そのときに送信した画情報を再送するため
に、再度モデムトレーニング手順を実行した後(処理2
73)、カウンタCNTの値を更新せずに、処理264
に戻る。
【0167】また、客室ファクシミリ装置RFに画情報
を送信しているときで、後続のページがない場合で、判
断245の結果がNOになるときには、後続ページがな
いことを通知する手順終了信号EOPを送出し(処理2
76)、相手端末からの応答信号を受信する(処理27
7)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断278の結果がYESに
なるときには、切断命令信号DCNを送出して(処理2
79)、回線を復旧する(処理280)。そして、送信
終了した画情報を削除し(処理281)、判断201に
戻る。
【0168】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断278の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切り、残りの画情報をフ
ロントファクシミリ装置FFに送信するために、処理2
49に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0169】一方、いずれかの外部ファクシミリ装置O
Fからの発呼であり、呼出信号CNGを受信した場合
で、判断206の結果がYESになるときには、被呼局
識別信号CED、非標準機能識別信号NSF、および、
デジタル識別信号DISを送出し(処理282)、非標
準機能設定信号NSSを受信する(処理283)。な
お、この着信判定は、ダイアルイン着呼した場合に、外
部ファクシミリ装置OFからの発呼であると判定するこ
ともできる。
【0170】このとき、非標準機能設定信号NSSに含
まれているメイルボックスIDを保存して(処理28
4)、そのメイルボックスIDに対応したダイアルイン
番号を得て(処理285)、そのダイアルイン番号が、
サービス中ダイアルイン番号リストに登録されているか
どうかを調べる(判断286)。
【0171】そのダイアルイン番号が、サービス中ダイ
アルイン番号リストに登録されている場合で、判断28
6の結果がYESになるときには、所定のモデムトレー
ニング手順を実行して使用するモデム速度を決定する
(処理287)。
【0172】次いで、1ページ分の画情報を受信して、
磁気ディスク装置10に蓄積し、蓄積管理情報を適宜に
形成または更新して(処理289)、メッセージ後命令
を受信する(処理290)。
【0173】その受信したメッセージ後命令がマルチペ
ージ信号MPSである場合(判断291の結果がYE
S)、受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断29
2)、判断292の結果がYESになるときには、メッ
セージ確認信号MCFを応答して(処理293)、処理
289に戻り、次のページの画情報受信動作を行う。
【0174】また、受信エラーが生じている場合で、判
断292の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理294)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理2
89に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0175】また、受信したメッセージ後命令が手順終
了信号EOPである場合(判断291の結果がNO)、
受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断295)、
判断295の結果がYESになるときには、メッセージ
確認信号MCFを応答し(処理296)、切断命令信号
DCNを受信し(処理297)、回線を復旧して(処理
298)、判断201に戻る。
【0176】また、受信エラーが生じている場合で、判
断295の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理301)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理2
89に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0177】また、保存したメイルボックスIDに対応
したダイアルイン番号が、サービス中ダイアルイン番号
リストに登録されていない場合で、判断286の結果が
NOになるときには、例えば、「指定された電話番号
は、ただいまファクシミリサービスを行っておりませ
ん。」という警告音声メッセージを送出し(処理30
2)、回線を復旧した後に(処理303)、所定の警告
レポートをそのときの発信端末に送信する警告レポート
送信処理(処理304)を実行した後に、判断201に
戻る。
【0178】警告レポート送信処理の一例を図20に示
す。
【0179】まず、指定されたダイアルイン番号は、現
在、ファクシミリ着信サービスに使用されていない旨を
あらわす警告レポートを作成して保存し(処理31
1)、そのときに保存している発呼者番号へ発呼して
(処理312)、所定の伝送前手順を実行し(処理31
3)、画情報伝送のための準備を行う。
【0180】次いで、所定のモデムトレーニング手順を
実行して(処理314)、使用するモデム速度を決定し
た後に、保存している警告レポートの画情報を形成し、
その画情報を相手端末に送出して(処理315)、メッ
セージ後信号として手順終了信号EOPを送出する(処
理316)。
【0181】そして、相手端末より応答信号を受信し
(処理317)、その受信した応答信号がメッセージ確
認信号MCFの場合(判断318の結果がYES)、切
断命令信号DCNを送出し(処理319)、回線を復旧
して(処理320)、この警告レポート送信処理を終了
する。
【0182】また、処理317で受信した応答信号がリ
トレーンネガティブ信号RTNで、判断318の結果が
NOになるときには、処理314に戻り、再度警告レポ
ート画像を送信する。
【0183】本実施例にかかる客室ファクシミリ装置R
F1〜RFmの処理の一例を図21および図22に示
す。
【0184】客室ファクシミリ装置RF(RF1〜RF
m)のシステム制御部31は、待機状態では、ユーザの
送信操作がされるか、あるいは、着信検出して受信可能
な状態になっているかを監視している(判断401,4
02,403のNOループ)。
【0185】送信操作された場合で、判断401の結果
がYESになるときには、指定された宛先へ発呼し(処
理404)、被呼局識別信号CED、非標準機能識別信
号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理405)、そのときに使用する伝送機能を決定し
て、その決定した内容を通知する命令信号(非標準機能
設定信号NSSなど)を送出し(処理406)、モデム
トレーニング手順を実行して、使用するモデム速度を決
定する(処理407)。
【0186】次いで、送信ページ番号を管理するための
カウンタPDの値を「1」に初期設定した後に(処理4
08)、スキャナ35により、1ページ分の送信原稿の
画像を読み取り、それにより得た画像データを符号化復
号化部38で符号化圧縮し、それによって形成された画
情報を、カウンタPDの値に相当するページ番号の画情
報として、相手端末に送出する(処理409)。
【0187】1ページ分の画情報の送信を終了すると、
次のページがあるかどうかを調べ(判断410)、判断
410の結果がYESになるときには、メッセージ後信
号としてマルチページ信号MPSを送出し(処理41
1)、相手端末より応答信号を受信する(処理41
2)。
【0188】そのときの相手端末のデータ受信結果が良
好な場合で、判断413の結果がYESになるときに
は、次のページの画情報を送信するために、カウンタP
Dの値を1つ増やして(処理414)、処理409に戻
る。
【0189】また、相手端末で受信エラーが生じている
場合で、判断413の結果がNOになるときには、フェ
ーズBに戻って画情報送信動作を行うため、モデムトレ
ーニング手順を再度実行し(処理415)、同一ページ
を再送するためにカウンタPDの値を更新せずに処理4
09(この場合には、システムメモリ32のバッファ領
域に残っている同一ページの画情報を再送する。)に戻
り、1ページ分の画情報の送信動作を行う。
【0190】また、最後のページを送信終了した場合
で、判断410の結果がNOになるときには、メッセー
ジ後命令として手順終了信号EOPを送出し(処理41
6)、相手端末より応答信号を受信する(処理41
7)。
【0191】そのときの相手端末のデータ受信結果が良
好な場合で、判断418の結果がYESになるときに
は、切断命令信号DCNを送出し(処理420)、回線
を復旧して(処理421)、この送信動作を終了し、判
断401に戻る。
【0192】また、受信エラーが生じている場合で、判
断418の結果がNOになるときには、フェーズBに戻
って画情報送信動作を行うため、モデムトレーニング手
順を再度実行し(処理419)、同一ページを再送する
ためにカウンタPDの値を更新せずに処理409(この
場合には、システムメモリ32のバッファ領域に残って
いる同一ページの画情報を再送する。)に戻り、1ペー
ジ分の画情報の送信動作を行う。
【0193】また、着信検出して判断402の結果がY
ESとなり、さらに、受信可能な状態で判断403の結
果がYESになるときには、被呼局識別信号CED、非
標準機能識別信号NSF、および、デジタル識別信号D
ISを送出し(処理425)、命令信号(非標準機能設
定信号NSS等)を受信し(処理426)、指定された
モデム速度で所定のモデムトレーニング手順を実行して
使用するモデム速度を決定する(処理427)。
【0194】次いで、1ページ分の画情報を受信し(処
理428)、受信した画情報を符号化復号化部38によ
って元の画像データに復号化し(処理430)、それに
よって得た画像データをプロッタ36に転送して、1ペ
ージ分の受信画像を記録出力する(処理431)。
【0195】そして、メッセージ後命令を受信すると
(処理432)、そのときの受信結果が良好であるかど
うかを調べ(判断433)、判断433の結果がYES
になるときには、メッセージ確認信号MCFを応答し
(処理434)、後続ページがあるかどうかを調べる
(判断435)。判断435の結果がYESになるとき
には、処理428に戻り、次のページの画情報受信動作
を行う。
【0196】また、全てのページの受信動作が終了した
場合で、判断435の結果がNOになるときには、切断
命令信号DCNを受信し(処理436)、回線を復旧し
て(処理437)、判断401に戻る。
【0197】また、受信エラーが生じている場合で、判
断433の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理438)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理4
27に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0198】このようにして、本実施例では、サービス
中ダイアルイン番号リストに、その時点でファクシミリ
受信サービスを適用可能なダイアルイン番号を記憶し、
外部ファクシミリ装置OFより着呼を受けたダイアルイ
ン番号が、そのサービス中ダイアルイン番号リストに登
録されていない場合には、所定の警告音声メッセージを
音声応答してその着呼を強制終了するとともに、そのと
きの発端末に対して、その旨をあらわす警告レポートを
送信するので、サービス中でない客室ファクシミリ装置
RFに対する無駄な着呼が抑制されて、センター装置C
Fの運用性が改善される。
【0199】また、外部ファクシミリ装置OFのユーザ
は、以前に通知された客室ファクシミリ装置RFが既に
着信サービスされていない旨を知ることができるので、
チェックアウトの際にその旨が通知されていなかったユ
ーザに対して、その旨を明確に通知でき、ホテルファク
シミリシステムのサービス性が向上する。
【0200】ところで、上述した実施例では、同一のメ
イルボックスIDが続けて使用される場合など、既にチ
ェックアウトしたカスタマーと異なるカスタマーが同一
メイルボックスIDの割り当てを受け、それぞれ同一の
ダイアルイン番号が、あまり日を経ずして繰り返し使用
される場合には、先に割り当てを受けたカスタマー(既
にチェックアウトしている)に対して送信したはずのフ
ァクシミリメッセージが、後に割り当てを受けた別なカ
スタマーに誤配されるという不都合を生じるおそれがあ
る。
【0201】かかる不都合を解消できる本発明の他の実
施例について、次に説明する。
【0202】この場合には、センター装置CFは、図2
3(a)に示したようなサービス中ダイアルイン番号リ
ストの他に、同図(b)に示すように、サービス中でな
いダイアルイン番号を登録した非サービス中ダイアルイ
ン番号リストを形成して記憶する。また、おのおののダ
イアルイン番号について、同図(c)に示すように、過
去にファクシミリメッセージの送信を要求した発信者番
号の履歴を記憶する着信履歴テーブルを形成して保存す
る。また、同図(d)に示すように、着信テンポラリテ
ーブルをおのおののダイアルイン番号について形成して
記憶する。
【0203】この場合のセンター装置CFの処理の一例
を図24〜図30に示す。
【0204】まず、センター装置CFのシステム制御部
1は、着信検出することを監視している(判断501の
NOループ)。着信検出して、判断501の結果がYE
Sになると、交換機PNとの間で上述したような発呼者
番号通知の受信手順を実行して(処理502)、そのと
きに通知された発呼者番号を保存する(処理503)。
【0205】次いで、所定のプッシュボタン信号(リク
エストコード(リクエスト))を送出して(処理50
4)、プッシュボタン信号を受信するか、あるいは、呼
出信号CNGを受信するまで待つ(判断505,506
のNOループ)。
【0206】プッシュボタン信号を受信した場合で、判
断505の結果がYESになるときには、そのときに受
信したプッシュボタン信号がプッシュボタン信号(リク
エストコード(チェックイン))であるか、プッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックアウト))であ
るか、プッシュボタン信号(リクエストコード(受
信))であるかを調べる(判断507,508,50
9)。いずれの場合でもないときには、そのときの要求
内容に対応した処理を実行して(処理510)、判断5
01に戻る。
【0207】受信したプッシュボタン信号がプッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックイン))であ
り、判断507の結果がYESになるときには、続いて
プッシュボタン信号(アダプタコード)を受信する(処
理511)。
【0208】そして、アダプタコードが割り当てられて
いない空のメイルボックスID管理情報を探し(処理5
12)、そのメイルボックスID管理情報に受信したア
ダプタコードを登録する(処理513)。また、そのと
きのメイルボックスIDに対応したダイアルイン番号を
得て(処理514)、そのダイアルイン番号に対応した
着信テンポラリテーブルを作成し(処理515)、ま
た、そのダイアルイン番号をサービス中ダイアルイン番
号リストに登録するとともに、そのダイアルイン番号を
非サービス中ダイアルイン番号リストから削除して、サ
ービス中ダイアルイン番号リストおよび非サービス中ダ
イアルイン番号リストを更新する(処理516)。
【0209】次いで、チェックイン操作を受け付けたこ
とをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコー
ド(チェックイン))、および、そのときに割り当てた
メイルボックスIDの値を通知するための所定のプッシ
ュボタン信号(メイルボックスID)を、相手端末に順
次送出する(処理517,518)。
【0210】そして、相手端末よりプッシュボタン信号
(リクエストコード(使用))を受信すると(処理51
9)、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行するとと
もに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号(リ
プライコード(待機))を送出し(処理520)、被呼
局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断521
のNOループ)。
【0211】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断521の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理522)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理52
3)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理524)。
【0212】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、ダイアルイン番号の表示欄
に、そのときに割り当てたメイルボックスIDに対応し
たダイアルイン番号の内容をセットした使用説明書の画
像を形成し、その形成した画像データを符号化復号化部
9で符号化圧縮し、それによって得た画情報PIXを相
手端末に送出し(処理525)、このときのメッセージ
後命令として、画情報の送信が終了したことを通知する
ための手順終了信号EOPを送出する(処理526)。
【0213】次いで、システム制御部1は、メッセージ
確認信号MCFを受信すると(処理527)、切断命令
信号DCNを送出して(処理528)、回線を復旧し
(処理529)、判断501に戻る。
【0214】また、受信したプッシュボタン信号がプッ
シュボタン信号(リクエストコード(チェックアウ
ト))であり、判断508の結果がYESになるときに
は、続いてプッシュボタン信号(アダプタコード)を受
信する(処理530)。
【0215】そして、チェックアウト操作を受け付けた
ことをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコ
ード(チェックアウト))を送出し(処理531)、通
知されたアダプタコードに対応して登録されているメイ
ルボックスIDを得て(処理532)、さらに、そのメ
イルボックスIDに対応したダイアルイン番号を得て
(処理533)、そのダイアルイン番号を非サービス中
ダイアルイン番号リストに登録するとともにサービス中
ダイアルイン番号リストより削除してこのサービス中ダ
イアルイン番号リスト/非サービス中ダイアルイン番号
リストを更新した後(処理534)、通知されたアダプ
タコードをメイルボックスID管理情報から削除し(処
理535)、さらに、着信テンポラリテーブルの内容を
着信履歴テーブルに追加して、着信履歴テーブルの内容
を更新し、着信テンポラリテーブルを消去した後に(処
理536)、判断501に戻る。
【0216】また、プッシュボタン信号(リクエストコ
ード(受信))を受信した場合で、判断509の結果が
YESになるときには、続いてプッシュボタン信号(メ
イルボックスID)を受信し(処理537)、その受信
したメイルボックスIDと同じ値のメイルボックスID
に、有効なアダプタコードの値が登録されているかどう
かを検査して(処理538)、その検査により登録され
ているかどうかを調べる(判断539)。判断539の
結果がNOになるときには、そのときの受信要求を無視
して、回線を復旧し(処理540)、判断501に戻
る。
【0217】また、判断539の結果がYESになると
きには、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行すると
ともに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号
(リプライコード(待機))を送出し(処理541)、
被呼局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断5
42のNOループ)。
【0218】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断542の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理543)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理54
4)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理545)。
【0219】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、通知されたメイルボックスI
Dが登録されている蓄積管理情報を探し、その蓄積管理
情報に登録されている1ページ分の画情報を磁気ディス
ク装置10より取り出して相手端末に送出し(処理54
6)、次のページがあるかどうかを調べる(判断54
7)。
【0220】判断547の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理54
8)、相手端末からの応答信号を受信する(処理54
9)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断550の結果がYESに
なるときには、処理546に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0221】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断550の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切るために、切断命令信
号DCNを送出して(処理551)、回線を復旧する
(処理552)。
【0222】そして、フロントファクシミリ装置FFへ
の画情報の送信動作のために、そのときのメイルボック
スIDの値を保存するとともに(処理553)、正常に
送信できたページ数(送信済ページ数)を保存する(処
理554)。また、宛先の客室ファクシミリ装置RF1
〜RFmを指定するとともに、後続の画情報が、その客
室ファクシミリ装置RF1〜RFmに送信できなかった
ものであり、この画情報通信の結果得られた受信原稿を
当該客室ファクシミリ装置RF1〜RFm(客室)に配
送するように依頼するカバーページメッセージを作成
し、その画情報を保存する(処理555)。
【0223】次いで、システム制御部1は、フロントフ
ァクシミリ装置FFへ発呼し(処理556)、相手端末
より、被呼局識別信号CED、非標準識別信号NSF、
および、デジタル識別信号DISを受信する(処理55
7)。
【0224】そして、相手端末より受信した非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISに基づい
て、このときのデータ伝送で使用する伝送機能を決定
し、その決定した伝送機能の内容を通知するための非標
準機能設定信号NSSを送出し(処理558)、そのと
きに設定したモデム速度でモデムトレーニング手順を行
って、そのときに使用するモデム速度を決定する(処理
559)。
【0225】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、保存したカバーページメッセ
ージの画情報を送出し(処理560)、メッセージ後信
号としてマルチページ信号MPSを送出した後に(処理
561)、相手端末から応答信号を受信する(処理56
2)。そして、その受信した応答信号の内容がリトレー
ンネガティブ信号RTNであり、判断563の結果がN
Oになるときには、処理559に戻り、モデム速度を再
設定した後に、カバーページの画情報の送信を再度行
う。
【0226】また、受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断563の結果がYESに
なるときには、記憶している送信済ページ数の値を、送
信ページを管理するためのカウンタCNTにセットする
(処理564)。
【0227】次いで、カウンタCNTの値を1つ増やし
(処理565)、そのときに保存しているメイルボック
スIDが登録されている蓄積管理情報に基づいて、カウ
ンタCNTの値に相当するページ番号の画情報を磁気デ
ィスク装置10より取り出し、そのページ番号の画情報
を相手端末に送出し(処理567)、1ページ分の画情
報の送信を終了すると、後続のページがあるかどうかを
調べる(判断568)。
【0228】判断568の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理56
9)、相手端末からの応答信号を受信する(処理57
0)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断571の結果がYESに
なるときには、処理565に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0229】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断571の結果がNOになる
ときには、そのときに送信した画情報を再送するため
に、再度モデムトレーニング手順を実行した後(処理5
72)、カウンタCNTの値を更新せずに、処理565
に戻る。
【0230】また、全てのページの画情報の送信を終了
した場合で、判断568の結果がNOになるときには、
メッセージ後命令として手順終了信号EOPを送出し
(処理573)、相手端末からの応答信号を受信する
(処理574)。
【0231】そして、その受信した応答信号の内容がリ
トレーンネガティブ信号RTNであり、判断575の結
果がNOになるときには、そのときに送信した画情報を
再送するために、再度モデムトレーニング手順を実行し
た後(処理576)、カウンタCNTの値を更新せず
に、処理567に戻る。
【0232】また、応答信号の内容がメッセージ確認信
号MCFであり、判断575の結果がYESになるとき
には、フロントファクシミリ装置FFへの画情報の送信
動作が正常に終了したので、切断命令信号DCNを送出
し(処理577)、回線を復旧し(処理578)、判断
501に戻る。なお、このとき送信終了した画情報を削
除することもできる。
【0233】また、客室ファクシミリ装置RFに画情報
を送信しているときで、後続のページがない場合で、判
断547の結果がNOになるときには、後続ページがな
いことを通知する手順終了信号EOPを送出し(処理5
79)、相手端末からの応答信号を受信する(処理58
0)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断581の結果がYESに
なるときには、切断命令信号DCNを送出して(処理5
82)、回線を復旧する(処理583)。そして、送信
終了した画情報を削除し(処理584)、判断501に
戻る。
【0234】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断581の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切り、残りの画情報をフ
ロントファクシミリ装置FFに送信するために、処理5
51に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0235】一方、いずれかの外部ファクシミリ装置O
Fからの発呼であり、呼出信号CNGを受信した場合
で、判断506の結果がYESになるときには、まず、
そのときに通知された発呼者番号を着信テンポラリテー
ブルに登録して(処理585)、被呼局識別信号CE
D、非標準機能識別信号NSF、および、デジタル識別
信号DISを送出し(処理586)、非標準機能設定信
号NSSを受信する(処理587)。なお、この着信判
定は、ダイアルイン着呼した場合に、外部ファクシミリ
装置OFからの発呼であると判定することもできる。
【0236】このとき、非標準機能設定信号NSSに含
まれているメイルボックスIDを保存して(処理58
8)、そのメイルボックスIDに対応したダイアルイン
番号を得て(処理589)、そのダイアルイン番号が、
サービス中ダイアルイン番号リストに登録されているか
どうかを調べる(判断590)。
【0237】そのダイアルイン番号が、サービス中ダイ
アルイン番号リストに登録されている場合で、判断59
0の結果がYESになるときには、さらに、そのダイア
ルイン番号が、非サービス中ダイアルイン番号リストに
登録されている全てのダイアルイン番号のいずれかの着
信履歴テーブルに登録されているかどうかを調べる(判
断591)。
【0238】そのときの発呼者番号が、非サービス中ダ
イアルイン番号リストに登録されている全てのダイアル
イン番号のいずれの着信履歴中にもなく、判断591の
結果がYESになるときには、その着呼を有効に取り扱
う。
【0239】すなわち、判断591の結果がYESにな
るときには、所定のモデムトレーニング手順を実行して
使用するモデム速度を決定する(処理592)。
【0240】次いで、1ページ分の画情報を受信して、
磁気ディスク装置10に蓄積し、蓄積管理情報を適宜に
形成または更新して(処理593)、メッセージ後命令
を受信する(処理594)。
【0241】その受信したメッセージ後命令がマルチペ
ージ信号MPSである場合(判断595の結果がYE
S)、受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断59
6)、判断596の結果がYESになるときには、メッ
セージ確認信号MCFを応答して(処理597)、処理
593に戻り、次のページの画情報受信動作を行う。
【0242】また、受信エラーが生じている場合で、判
断596の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理598)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理5
91に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0243】また、受信したメッセージ後命令が手順終
了信号EOPである場合(判断595の結果がNO)、
受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断599)、
判断599の結果がYESになるときには、メッセージ
確認信号MCFを応答し(処理600)、切断命令信号
DCNを受信し(処理601)、回線を復旧して(処理
602)、判断603に戻る。
【0244】また、受信エラーが生じている場合で、判
断599の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理605)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理5
91に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0245】また、保存したメイルボックスIDに対応
したダイアルイン番号が、サービス中ダイアルイン番号
リストに登録されていない場合で、判断590の結果が
NOになるときには、あるいは、そのときの発呼者番号
が、非サービス中ダイアルイン番号リストに登録されて
いる全てのダイアルイン番号のいずれかの着信履歴中に
含まれている場合で、判断591の結果がNOになると
きには、例えば、「指定された電話番号は、ただいまフ
ァクシミリサービスを行っておりません。」という警告
音声メッセージを送出し(処理606)、回線を復旧し
た後に(処理607)、所定の警告レポートをそのとき
の発信端末に送信する警告レポート送信処理(処理60
8)を実行した後に、判断501に戻る。
【0246】ところで、上述した実施例では、同一のダ
イアルイン番号が適用されるとき、そのダイアルイン番
号を利用するカスタマーは、以前に利用したカスタマー
と別人であるという前提に立っているが、かかる前提が
適用できない場合がある。例えば、同一カスタマーがあ
るホテルを頻繁に使用している場合には、同一のダイア
ルイン番号を繰り返し使いたいという要求が生じる場合
もあり、かかる場合には、同一カスタマーに対して、同
一ダイアルイン番号(メイルボックスID)が繰り返し
割り当てられる場合があると考えられる。
【0247】かかる場合に適用できる実施例を、次に説
明する。
【0248】この場合、各ユーザに識別のためのユーザ
ID(UID)を設定し、このUIDを用いて、着信を
管理するとよい。このUIDとしては、ユーザの自宅電
話番号等を適用することができる。
【0249】この場合のチェックイン操作時の動作を、
図31を参照して説明する。
【0250】ホテルHTのいずれかの客室RM1〜RM
mに宿泊するユーザが、客室RM1〜RMmに備え付け
られている客室ファクシミリ装置RF1〜RFmを使用
する場合、まず、例えば、客室RM1〜RMmに備えら
れている使用説明書等を確認し、最初に、センター装置
CFからメイルボックスIDを割り当ててもらうため
に、アダプタ装置RA1〜RAmに対してチェックイン
操作を行う。このチェックイン操作時、アダプタ装置R
A1〜RAmは、ユーザに対して、自宅電話番号を操作
入力するように要求する。それにより、ユーザが自宅電
話番号を操作入力すると、アダプタ装置RA1〜RAm
は、その操作入力された内容をUIDとして使用する。
【0251】これにより、アダプタ装置RA(RA1〜
RAm)は、まず、センター装置CFへ発呼する。な
お、この発呼の際、着呼側課金サービスを利用すること
ができる。
【0252】これによって、センター装置CFは着信検
出し、着信応答すると、相手端末(この場合は、アダプ
タ装置RA)に対して、要求サービスを通知することを
促すための、所定のプッシュボタン信号(リクエストコ
ード(リクエスト))を送出する。
【0253】アダプタ装置RAは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(リクエスト))を受信すると、チ
ェックインサービスを要求するための所定のプッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックイン))と、自
端末に設定されているアダプタコードおよび操作入力さ
れたUIDを通知するための所定のプッシュボタン信号
(アダプタコード,UID)を順次センター装置CFに
送出する。
【0254】センター装置CFは、プッシュボタン信号
(リクエストコード(チェックイン))を受信すると、
続いて受信したプッシュボタン信号(アダプタコード,
UID)に対応したアダプタコードに対して、メイルボ
ックスIDを割り当てる。
【0255】このとき、アダプタコードが割り当てられ
ていない空のメイルボックスID管理情報を探し、その
メイルボックスID管理情報にアダプタコードを登録す
るとともに、そのメイルボックスID管理情報のメイル
ボックスIDの値を、そのときの割り当ての値に設定す
る。
【0256】また、そのときに割り当てたメイルボック
スIDに対応したダイアルイン番号を、サービス中ダイ
アルイン番号リスト(図32(a)参照)に追加すると
ともに、非サービス中ダイアルイン番号リスト(図32
(b)参照)から削除し、さらに、図32(c)に示し
たように、そのダイアルイン番号に対応したUIDを記
憶するためのダイアルイン番号−UIDテーブルを形成
する。また、同図(d)に示した着信履歴テーブルは、
おのおののUIDについて、着信した相手端末の発呼者
番号の履歴情報を記憶するためのものである。また、さ
らに、過去に使用されたUIDの履歴情報も記憶してい
る。また、この場合も、同図(e)に示すように、おの
おののダイアルイン番号について発信者番号を記憶した
着信履歴テーブルを形成して記憶している。
【0257】そして、センター装置CFは、チェックイ
ン操作を受け付けたことをあらわす所定のプッシュボタ
ン信号(リプライコード(チェックイン))、および、
そのときに割り当てたメイルボックスIDの値を通知す
るための所定のプッシュボタン信号(メイルボックスI
D)を、相手端末に順次送出する。
【0258】このようにして、メイルボックスIDの割
り当てを受けると、アダプタ装置RAは、使用説明書の
受信を要求することをあらわす所定のプッシュボタン信
号(リクエストコード(使用))を送出する。
【0259】それにより、センター装置CFは、ファク
シミリ信号の受信待機状態に移行するとともに、その旨
をあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコード
(待機))を送出する。
【0260】このようにして、センター装置CFが受信
待機状態になると、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFへ発呼する。これにより、客室ファクシミ
リ装置RFは、着信検出し、自端末が非音声端末である
ことを通知するための所定のトーン信号である被呼局識
別信号CEDを送出するとともに、自端末に装備されて
いる非標準的な装置機能を通知するための非標準識別信
号NSF、および、自端末に装備されている標準的な装
置機能を通知するためのデジタル識別信号DISを順次
送出する。
【0261】一方、アダプタ装置RAは、客室ファクシ
ミリ装置RFが着信応答すると、回線制御部51によ
り、客室ファクシミリ装置RFを構内交換機PBXへ接
続し、それ以降、客室ファクシミリ装置RFが回線を復
旧するまで、その状態を継続する。それにより、アダプ
タ装置RAおよび構内交換機PBXを介して、客室ファ
クシミリ装置RFが公衆電話回線網へと接続され、これ
によって、センター装置CFと客室ファクシミリ装置R
Fとの間でデータ伝送が可能な状態となる。
【0262】したがって、客室ファクシミリ装置RFか
ら送出された被呼局識別信号CED、非標準識別信号N
SF、および、デジタル識別信号DISは、順次センタ
ー装置CFで受信される。
【0263】センター装置CFは、被呼局識別信号CE
Dを受信すると、相手端末が着信応答したと判断し、画
情報伝送状態へと移行する。そして、相手端末より受信
した非標準識別信号NSF、および、デジタル識別信号
DISに基づいて、このときのデータ伝送で使用する伝
送機能を決定し、その決定した内容を通知するための非
標準機能設定信号NSS(非標準的な機能を通知するた
めの信号)、および、デジタル命令信号DCS(標準的
な機能を通知するための信号)を送出した後、そのとき
に設定したモデム速度でモデムトレーニング手順を行う
ために、トレーニングチェック信号TCFを送出する。
【0264】客室ファクシミリ装置RFは、相手端末
(この場合は、センター装置CF)より受信した非標準
機能設定信号NSSおよびデジタル命令信号DCSに基
づいて、そのときに使用する伝送機能を識別し、設定さ
れたモデム速度でトレーニングチェック信号TCFを受
信する。そして、そのときの受信状態が良好である場合
には、受信準備確認信号CFRを相手端末に送出する。
【0265】これにより、センター装置CFは、ダイア
ルイン番号の表示欄に、そのときに割り当てたメイルボ
ックスIDに対応したダイアルイン番号の内容をセット
した使用説明書の画像を形成し、その形成した画像デー
タを符号化復号化部9で符号化圧縮し、それによって得
た画情報PIXを相手端末に送出し、信号RTCに続
き、画情報の送信が終了したことを通知するための手順
終了信号EOPを相手端末に送出する。
【0266】客室ファクシミリ装置RFは、画情報PI
Xを受信すると、その受信した画情報PIXを符号化復
号化部38で元の画像データに復号化し、それによって
得た画像データをプロッタ36に転送して、使用説明書
の受信原稿をプロッタ36より記録出力する。受信結果
が良好な場合には、メッセージ確認信号MCFを送出す
る。
【0267】センター装置CFは、メッセージ確認信号
MCFを受信すると、切断命令信号DCNを送出して、
回線を復旧する。
【0268】また、客室ファクシミリ装置RFは、切断
命令信号DCNを受信すると、回線を復旧する。この客
室ファクシミリ装置RFによる回線復旧は、アダプタ装
置RAに検出され、それにより、アダプタ装置RAは、
客室ファクシミリ装置RFと構内交換機PBXとの接続
を切断する。
【0269】このようにして、ユーザがアダプタ装置R
A1〜RAmに対してチェックイン操作を行うと、使用
する客室ファクシミリ装置RF1〜RFmにメイルボッ
クスIDが割り当てられるとともに、使用する客室ファ
クシミリ装置RF1〜RFmへ外部ファクシミリ装置O
Fが発呼する際に使用する電話番号(ダイアルイン番
号)と、使用説明が表示された使用説明書の受信原稿が
記録出力される。
【0270】それにより、ユーザは、客室ファクシミリ
装置RF1〜RFmの具体的な操作方法を知るととも
に、ファクシミリ通信を行う可能性のある外部ファクシ
ミリ装置OFのユーザに対して、自分が画像受信に使用
できるファクシミリ装置の電話番号(センター装置CF
から通知されたダイアルイン番号)を知らせる。
【0271】次に、外部ファクシミリ装置OFのユーザ
が、客室ファクシミリ装置RF1〜RFmに画情報を送
信するときには、まず、宛先から通知された電話番号
(ダイアルイン番号)へ発呼する。
【0272】これにより、センター装置CFがダイアル
イン発呼されるので、センター装置CFは着信応答し、
それにより、外部ファクシミリ装置OFとセンター装置
CFとの間に呼が設定される。また、センター装置CF
は、着呼したダイアルイン番号に対応したメイルボック
スIDを判定し、その呼で受信した画情報の管理情報と
して、その判定したメイルボックスIDを用いる。ま
た、このとき、センター装置CFには、交換機PNより
外部ファクシミリ装置OFの電話番号が、発呼者番号と
して通知される。
【0273】ここで、センター装置CFは、次のように
して、その着呼を許すか否かを判定する。
【0274】すなわち、まず、着呼したダイアルイン番
号が、サービス中ダイアルイン番号リストに登録されて
いるかどうかを調べる。登録されている場合には、その
ときの発呼者番号が、サービス中ダイアルイン番号リス
トに登録されているいずれかのダイアルイン番号の着信
履歴テーブルに登録されているかどうかを調べる。登録
されている場合には、ダイアルイン番号−UIDテーブ
ルを参照して、そのダイアルイン番号に対応したUID
を得て、そのUIDが過去に使用されたことがあるかど
うかを調べる。過去に使用されたことがある場合には、
そのUIDに対応した着信履歴テーブルに、そのときの
発呼者番号が登録されているかどうかを調べ、登録され
ている場合には、そのときの着呼を許す。登録されてい
ない場合には、そのときの着呼を許さない。
【0275】また、着呼したダイアルイン番号が、サー
ビス中ダイアルイン番号リストに登録されていて、その
ときの発呼者番号が、サービス中ダイアルイン番号リス
トに登録されているいずれかのダイアルイン番号の着信
履歴テーブルにも登録されていない場合には、そのとき
の着呼を許す。そして、この場合には、その発呼者番号
を、対応するダイアルイン番号の着信履歴テーブルに登
録するとともに、対応するUIDの着信履歴テーブルに
登録する。
【0276】また、着呼したダイアルイン番号が、サー
ビス中ダイアルイン番号リストに登録されていない場合
には、着呼を許さない。
【0277】このようにして、着呼を許すと判定された
場合には、それ以降、所定のグループ3ファクシミリ手
順を実行し、それにより、外部ファクシミリ装置OFか
らセンター装置CFへ画情報が送信される。また、セン
ター装置CFは、受信した画情報をページ単位に磁気デ
ィスク装置10に蓄積するとともに、受信した画情報フ
ァイルについて上述した蓄積管理情報を形成して保存す
る。このときに形成した蓄積管理情報のメイルボックス
IDには、このときに判定されたメイルボックスIDの
値が用いられる。
【0278】一方、着呼を許さないと判定された場合に
は、指定されたダイアルイン番号が現在ファクシミリ着
信サービスに使用されていない旨を通知するための警告
音声メッセージを音声応答した後に回線を強制切断す
る。次いで、そのときに通知されている発呼者番号へ発
呼して、指定されたダイアルイン番号は、現在、ファク
シミリ着信サービスに使用されていない旨をあらわす警
告通知レポート画像を送信する。
【0279】この場合のアダプタ装置RA1〜RAmの
処理の一例を図33および図34に示す。
【0280】アダプタ装置RAのCPU45は、待機状
態では、ユーザによりチェックイン操作がされるか、ユ
ーザによりチェックインアウト操作がされるか、呼出検
出部50が呼出検出するか、あるいは、客室ファクシミ
リ装置RF(RF1〜RFm)が発呼動作するかを監視
している(判断701,702,703,704のNO
ループ)。
【0281】ユーザによりチェックイン操作された場合
で、判断701の結果がYESになるときには、まず、
センター装置CFへ発呼する(処理706)。
【0282】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理707)、チェックインサー
ビスを要求するための所定のプッシュボタン信号(リク
エストコード(チェックイン))と、自端末に設定され
ているアダプタコードおよびそのときにユーザが操作入
力したUIDを通知するための所定のプッシュボタン信
号(アダプタコード,UID)を順次センター装置CF
に送出する(処理708,709)。
【0283】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(チェックイン))を受信し
(処理710)、次に、プッシュボタン信号(メイルボ
ックスID)を受信すると、そのメイルボックスIDを
保存する(処理711)。
【0284】このようにして、メイルボックスIDの割
り当てを受けると、アダプタ装置RAは、使用説明書の
受信を要求することをあらわす所定のプッシュボタン信
号(リクエストコード(使用))を送出する(処理71
2)。
【0285】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(待機))を受信すると(処
理713)、回線制御部51により、客室ファクシミリ
装置RFへ発呼し(処理714)、客室ファクシミリ装
置RFを内線へと接続し(処理715)、それ以降は、
客室ファクシミリ装置RFが回線を復旧することを監視
している(判断716)。
【0286】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断716の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理717)、判断701に戻る。
【0287】また、ユーザがチェックアウト操作をした
場合で、判断702の結果がYESになるときには、ま
ず、センター装置CFへ発呼する(処理720)。
【0288】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理721)、チェックアウトサ
ービスを要求するための所定のプッシュボタン信号(リ
クエストコード(チェックアウト))と、自端末に設定
されているアダプタコードを通知するための所定のプッ
シュボタン信号(アダプタコード)を順次センター装置
CFに送出する(処理722,723)。
【0289】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(チェックアウト))を受信
すると(処理724)、内線を復旧して(処理72
5)、判断71に戻る。
【0290】また、呼出検出部50が呼出検出した場合
で、判断703の結果がYESになると、まず、センタ
ー装置CFへ発呼する(処理730)。
【0291】次いで、着信応答したセンター装置CFよ
りプッシュボタン信号(リクエストコード(リクエス
ト))を受信すると(処理731)、画情報受信を要求
するための所定のプッシュボタン信号(リクエストコー
ド(受信))と、そのときに割り当てられたメイルボッ
クスIDを通知するための所定のプッシュボタン信号
(メイルボックスID)を順次センター装置CFに送出
する(処理732,733)。
【0292】そして、センター装置CFよりプッシュボ
タン信号(リプライコード(待機))を受信すると(処
理734)、回線制御部51により、客室ファクシミリ
装置RFへ発呼し(処理735)、客室ファクシミリ装
置RFを内線へと接続し(処理736)、それ以降は、
客室ファクシミリ装置RFが回線を復旧することを監視
している(判断737)。
【0293】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断737の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理738)、判断701に戻る。
【0294】また、回線制御部51が客室ファクシミリ
装置RFの発呼操作を検出した場合で判断704の結果
がYESになるときには、回線制御部51により、客室
ファクシミリ装置RFを内線へと接続し(処理74
0)、それ以降は、客室ファクシミリ装置RFが回線を
復旧することを監視する(判断741)。
【0295】そして、客室ファクシミリ装置RFが回線
を復旧して、判断741の結果がYESになると、回線
制御部51により、客室ファクシミリ装置RFの内線へ
の接続を解除して(処理742)、判断701に戻る。
【0296】この場合のセンター装置CFの処理の一例
を図35〜図41に示す。
【0297】まず、センター装置CFのシステム制御部
1は、着信検出することを監視している(判断801の
NOループ)。着信検出して、判断801の結果がYE
Sになると、交換機PNとの間で上述したような発呼者
番号通知の受信手順を実行して(処理802)、そのと
きに通知された発呼者番号を保存する(処理803)。
【0298】次いで、所定のプッシュボタン信号(リク
エストコード(リクエスト))を送出して(処理80
4)、プッシュボタン信号を受信するか、あるいは、呼
出信号CNGを受信するまで待つ(判断805,806
のNOループ)。
【0299】プッシュボタン信号を受信した場合で、判
断805の結果がYESになるときには、そのときに受
信したプッシュボタン信号がプッシュボタン信号(リク
エストコード(チェックイン))であるか、プッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックアウト))であ
るか、プッシュボタン信号(リクエストコード(受
信))であるかを調べる(判断807,808,80
9)。いずれの場合でもないときには、そのときの要求
内容に対応した処理を実行して(処理810)、判断8
01に戻る。
【0300】受信したプッシュボタン信号がプッシュボ
タン信号(リクエストコード(チェックイン))であ
り、判断807の結果がYESになるときには、続いて
プッシュボタン信号(アダプタコード,UID)を受信
する(処理811)。
【0301】そして、アダプタコードが割り当てられて
いない空のメイルボックスID管理情報を探し(処理8
12)、そのメイルボックスID管理情報に受信したア
ダプタコードを登録する(処理813)。また、そのと
きのメイルボックスIDに対応したダイアルイン番号を
得て(処理814)、通知されたUIDとそのダイアル
イン番号に対応したダイアルイン番号−UIDテーブル
を作成し(処理815)、また、そのダイアルイン番号
をサービス中ダイアルイン番号リストに登録するととも
に、そのダイアルイン番号を非サービス中ダイアルイン
番号リストから削除して、サービス中ダイアルイン番号
リストおよび非サービス中ダイアルイン番号リストを更
新する(処理816)。
【0302】次いで、チェックイン操作を受け付けたこ
とをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコー
ド(チェックイン))、および、そのときに割り当てた
メイルボックスIDの値を通知するための所定のプッシ
ュボタン信号(メイルボックスID)を、相手端末に順
次送出する(処理817,818)。
【0303】そして、相手端末よりプッシュボタン信号
(リクエストコード(使用))を受信すると(処理81
9)、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行するとと
もに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号(リ
プライコード(待機))を送出し(処理820)、被呼
局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断821
のNOループ)。
【0304】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断821の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理822)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理82
3)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理824)。
【0305】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、ダイアルイン番号の表示欄
に、そのときに割り当てたメイルボックスIDに対応し
たダイアルイン番号の内容をセットした使用説明書の画
像を形成し、その形成した画像データを符号化復号化部
9で符号化圧縮し、それによって得た画情報PIXを相
手端末に送出し(処理825)、このときのメッセージ
後命令として、画情報の送信が終了したことを通知する
ための手順終了信号EOPを送出する(処理826)。
【0306】次いで、システム制御部1は、メッセージ
確認信号MCFを受信すると(処理827)、切断命令
信号DCNを送出して(処理828)、回線を復旧し
(処理829)、判断801に戻る。
【0307】また、受信したプッシュボタン信号がプッ
シュボタン信号(リクエストコード(チェックアウ
ト))であり、判断808の結果がYESになるときに
は、続いてプッシュボタン信号(アダプタコード)を受
信する(処理830)。
【0308】そして、チェックアウト操作を受け付けた
ことをあらわす所定のプッシュボタン信号(リプライコ
ード(チェックアウト))を送出し(処理831)、通
知されたアダプタコードに対応して登録されているメイ
ルボックスIDを得て(処理832)、そのメイルボッ
クスIDに対応したダイアルイン番号を得て(処理83
3)、そのダイアルイン番号を非サービス中ダイアルイ
ン番号リストに登録するとともにサービス中ダイアルイ
ン番号リストより削除してこのサービス中ダイアルイン
番号リスト/非サービス中ダイアルイン番号リストを更
新した後(処理834)、通知されたアダプタコードを
メイルボックスID管理情報から削除し(処理83
5)、判801に戻る。
【0309】また、プッシュボタン信号(リクエストコ
ード(受信))を受信した場合で、判断809の結果が
YESになるときには、続いてプッシュボタン信号(メ
イルボックスID)を受信し(処理836)、その受信
したメイルボックスIDと同じ値のメイルボックスID
に、有効なアダプタコードの値が登録されているかどう
かを検査して(処理837)、その検査により登録され
ているかどうかを調べる(判断838)。判断838の
結果がNOになるときには、そのときの受信要求を無視
して、回線を復旧し(処理839)、判断801に戻
る。
【0310】また、判断838の結果がYESになると
きには、ファクシミリ信号の受信待機状態に移行すると
ともに、その旨をあらわす所定のプッシュボタン信号
(リプライコード(待機))を送出し(処理840)、
被呼局識別信号CEDの検出待ちの状態になる(判断8
41のNOループ)。
【0311】相手端末より被呼局識別信号CEDを受信
して、判断841の結果がYESになると、非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信し
(処理842)、受信した非標準識別信号NSF、およ
び、デジタル識別信号DISに基づいて、このときのデ
ータ伝送で使用する伝送機能を決定し、その決定した内
容を通知するための非標準機能設定信号NSS、およ
び、デジタル命令信号DCSを送出した後(処理84
3)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、使用するモデム速度を決定する
(処理844)。
【0312】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、通知されたメイルボックスI
Dが登録されている蓄積管理情報を探し、その蓄積管理
情報に登録されている1ページ分の画情報を磁気ディス
ク装置10より取り出して相手端末に送出し(処理84
5)、次のページがあるかどうかを調べる(判断84
6)。
【0313】判断846の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理84
7)、相手端末からの応答信号を受信する(処理84
8)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断849の結果がYESに
なるときには、処理845に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0314】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断849の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切るために、切断命令信
号DCNを送出して(処理850)、回線を復旧する
(処理851)。
【0315】そして、フロントファクシミリ装置FFへ
の画情報の送信動作のために、そのときのメイルボック
スIDの値を保存するとともに(処理852)、正常に
送信できたページ数(送信済ページ数)を保存する(処
理853)。また、宛先の客室ファクシミリ装置RF1
〜RFmを指定するとともに、後続の画情報が、その客
室ファクシミリ装置RF1〜RFmに送信できなかった
ものであり、この画情報通信の結果得られた受信原稿を
当該客室ファクシミリ装置RF1〜RFm(客室)に配
送するように依頼するカバーページメッセージを作成
し、その画情報を保存する(処理854)。
【0316】次いで、システム制御部1は、フロントフ
ァクシミリ装置FFへ発呼し(処理855)、相手端末
より、被呼局識別信号CED、非標準識別信号NSF、
および、デジタル識別信号DISを受信する(処理85
6)。
【0317】そして、相手端末より受信した非標準識別
信号NSF、および、デジタル識別信号DISに基づい
て、このときのデータ伝送で使用する伝送機能を決定
し、その決定した伝送機能の内容を通知するための非標
準機能設定信号NSSを送出し(処理857)、そのと
きに設定したモデム速度でモデムトレーニング手順を行
って、そのときに使用するモデム速度を決定する(処理
858)。
【0318】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、システム制御部1は、保存したカバーページメッセ
ージの画情報を送出し(処理859)、メッセージ後信
号としてマルチページ信号MPSを送出した後に(処理
860)、相手端末から応答信号を受信する(処理86
1)。そして、その受信した応答信号の内容がリトレー
ンネガティブ信号RTNであり、判断563の結果がN
Oになるときには、処理858に戻り、モデム速度を再
設定した後に、カバーページの画情報の送信を再度行
う。
【0319】また、受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断862の結果がYESに
なるときには、記憶している送信済ページ数の値を、送
信ページを管理するためのカウンタCNTにセットする
(処理863)。
【0320】次いで、カウンタCNTの値を1つ増やし
(処理864)、そのときに保存しているメイルボック
スIDが登録されている蓄積管理情報に基づいて、カウ
ンタCNTの値に相当するページ番号の画情報を磁気デ
ィスク装置10より取り出し、そのページ番号の画情報
を相手端末に送出し(処理865)、1ページ分の画情
報の送信を終了すると、後続のページがあるかどうかを
調べる(判断866)。
【0321】判断866の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として後続ページがあることを通
知するマルチページ信号MPSを送出し(処理86
7)、相手端末からの応答信号を受信する(処理86
8)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断869の結果がYESに
なるときには、処理864に戻り、次のページの画情報
の送信動作を行う。
【0322】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断869の結果がNOになる
ときには、そのときに送信した画情報を再送するため
に、再度モデムトレーニング手順を実行した後(処理8
70)、カウンタCNTの値を更新せずに、処理864
に戻る。
【0323】また、全てのページの画情報の送信を終了
した場合で、判断866の結果がNOになるときには、
メッセージ後命令として手順終了信号EOPを送出し
(処理871)、相手端末からの応答信号を受信する
(処理872)。
【0324】そして、その受信した応答信号の内容がリ
トレーンネガティブ信号RTNであり、判断873の結
果がNOになるときには、そのときに送信した画情報を
再送するために、再度モデムトレーニング手順を実行し
た後(処理874)、カウンタCNTの値を更新せず
に、処理864に戻る。
【0325】また、応答信号の内容がメッセージ確認信
号MCFであり、判断873の結果がYESになるとき
には、フロントファクシミリ装置FFへの画情報の送信
動作が正常に終了したので、切断命令信号DCNを送出
し(処理875)、回線を復旧し(処理876)、判断
801に戻る。なお、このとき送信終了した画情報を削
除することもできる。
【0326】また、客室ファクシミリ装置RFに画情報
を送信しているときで、後続のページがない場合で、判
断846の結果がNOになるときには、後続ページがな
いことを通知する手順終了信号EOPを送出し(処理8
77)、相手端末からの応答信号を受信する(処理87
8)。そして、その受信した応答信号の内容がメッセー
ジ確認信号MCFであり、判断879の結果がYESに
なるときには、切断命令信号DCNを送出して(処理8
80)、回線を復旧する(処理881)。そして、送信
終了した画情報を削除し(処理882)、判断801に
戻る。
【0327】また、応答信号の内容がリトレーンネガテ
ィブ信号RTNであり、判断879の結果がNOになる
ときには、その時点で、一旦客室ファクシミリ装置RF
に対する画情報送信動作を打ち切り、残りの画情報をフ
ロントファクシミリ装置FFに送信するために、処理8
50に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0328】一方、いずれかの外部ファクシミリ装置O
Fからの発呼であり、呼出信号CNGを受信した場合
で、判断806の結果がYESになるときには、まず、
被呼局識別信号CED、非標準機能識別信号NSF、お
よび、デジタル識別信号DISを送出し(処理88
3)、非標準機能設定信号NSSを受信する(処理88
4)。なお、この着信判定は、ダイアルイン着呼した場
合に、外部ファクシミリ装置OFからの発呼であると判
定することもできる。
【0329】このとき、非標準機能設定信号NSSに含
まれているメイルボックスIDを保存して(処理88
5)、そのメイルボックスIDに対応したダイアルイン
番号を得て(処理886)、そのダイアルイン番号が、
サービス中ダイアルイン番号リストに登録されているか
どうかを調べる(判断887)。
【0330】そのダイアルイン番号が、サービス中ダイ
アルイン番号リストに登録されている場合で、判断88
7の結果がYESになるときには、さらに、上述した方
法により、その発呼者番号について着呼を許可できるか
否かを判定する検査を行う(処理888)。
【0331】そのときの着呼を許可できる場合で、判断
889の結果がYESになるときには、発呼者番号をそ
のときのUIDおよびダイアルイン番号の着信履歴テー
ブルにそれぞれ登録し(処理890)、所定のモデムト
レーニング手順を実行して使用するモデム速度を決定す
る(処理891)。
【0332】次いで、1ページ分の画情報を受信して、
磁気ディスク装置10に蓄積し、蓄積管理情報を適宜に
形成または更新して(処理892)、メッセージ後命令
を受信する(処理893)。
【0333】その受信したメッセージ後命令がマルチペ
ージ信号MPSである場合(判断894の結果がYE
S)、受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断89
5)、判断895の結果がYESになるときには、メッ
セージ確認信号MCFを応答して(処理896)、処理
892に戻り、次のページの画情報受信動作を行う。
【0334】また、受信エラーが生じている場合で、判
断895の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理897)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理8
91に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0335】また、受信したメッセージ後命令が手順終
了信号EOPである場合(判断894の結果がNO)、
受信結果が良好であるかどうかを調べ(判断898)、
判断898の結果がYESになるときには、メッセージ
確認信号MCFを応答し(処理899)、切断命令信号
DCNを受信し(処理900)、回線を復旧して(処理
901)、判断801に戻る。
【0336】また、受信エラーが生じている場合で、判
断898の結果がNOになるときには、リトレーンネガ
ティブ信号RTNを応答し(処理904)、フェーズB
に戻って同一ページの画情報を受信するために、処理8
91に戻り、モデムトレーニング手順から再度同一ペー
ジの画情報の受信動作を行う。
【0337】また、保存したメイルボックスIDに対応
したダイアルイン番号が、サービス中ダイアルイン番号
リストに登録されていない場合で、判断887の結果が
NOになるときには、あるいは、そのときの着呼を許可
できない場合で、判断889の結果がNOになるときに
は、例えば、「指定された電話番号は、ただいまファク
シミリサービスを行っておりません。」という警告音声
メッセージを送出し(処理905)、回線を復旧した後
に(処理906)、所定の警告レポートをそのときの発
信端末に送信する警告レポート送信処理(処理907)
を実行した後に、判断801に戻る。
【0338】ところで、上述した各実施例では、PST
Nを用いてホテルファクシミリシステムを構築した場合
について説明したが、本発明は、ISDNを用いてホテ
ルファクシミリシステムを構築する場合についても、同
様にして適用することができる。
【0339】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サービス中以外のダイアルイン番号に着呼した場合に
は、その着呼を無視するとともに、そのときの発呼側端
末に対して、当該ダイアルイン番号がサービス中でない
ことを音声応答するとともに、同様の旨をあらわす警告
レポートを送信するようにしているので、無効なファク
シミリ受信サービス動作を行わずに済むので、ホテルフ
ァクシミリシステム全体の運用を円滑に行うことができ
るという効果を得る。
【0340】また、各ダイアルイン番号について、着信
した発呼者番号の着信履歴を記憶しておいて、同一発呼
者番号からのファクシミリ受信サービスは拒否している
ので、既にホテルからチェックアウトした宛先に対して
行われる無駄なファクシミリ受信サービス動作を行わず
に済むので、ホテルファクシミリシステム全体の運用を
円滑に行うことができるという効果も得る。
【0341】また、各ユーザについて、ユーザ識別情報
を設定し、そのユーザ識別情報を参照して、外部ファク
シミリ装置からのファクシミリ受信サービスの受付を判
定しているので、ホテルファクシミリシステムの効率的
な運用が可能になるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるホテルファクシミリ
システムの構成図を示したブロック図。
【図2】センター装置の一例を示したブロック図。
【図3】メイルボックスID管理情報、蓄積管理情報、
および、サービス中ダイアルイン番号リストの一例を示
した概略図。
【図4】客室ファクシミリ装置の構成の一例を示したブ
ロック図。
【図5】客室ファクシミリ装置に記憶されている自端末
情報およびアダプタコードの一例を示した概略図。
【図6】アダプタ装置の一例を示したブロック図。
【図7】チェックイン操作から使用説明書の送信までの
伝送手順の一例を示したタイムチャート。
【図8】センター装置から客室ファクシミリ装置に画情
報を送信する際の伝送手順の一例を示したタイムチャー
ト。
【図9】センター装置から客室ファクシミリ装置に画情
報を送信する動作が、エラー終了する際の伝送手順の一
例を示したタイムチャート。
【図10】発呼者番号通知サービスを受けている回線に
おける発呼動作のシーケンスの一例を示したタイムチャ
ート。
【図11】発呼者番号通知サービスにおける通知情報の
一例を示した概略図。
【図12】本発明の一実施例にかかるアダプタ装置の処
理の一例の一部を示したフローチャート。
【図13】本発明の一実施例にかかるアダプタ装置の処
理の一例の他の部分を示したフローチャート。
【図14】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の一部を示すフローチャート。
【図15】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図16】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図17】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図18】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図19】本発明の一実施例にかかるセンター装置の処
理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図20】警告レポート送信処理の一例を示すフローチ
ャート。
【図21】本発明の一実施例にかかる客室ファクシミリ
装置の処理の一例の一部を示すフローチャート。
【図22】本発明の一実施例にかかる客室ファクシミリ
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図23】本発明の他の実施例にかかるセンター装置に
記憶される種々の情報の一例を示した概略図。
【図24】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の一部を示すフローチャート。
【図25】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図26】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図27】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図28】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図29】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図30】本発明の他の実施例にかかるセンター装置の
処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図31】チェックイン操作から使用説明書の送信まで
の伝送手順の他の例を示したタイムチャート。
【図32】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置に記憶される種々の情報の一例を示した概略図。
【図33】本発明の一実施例にかかるアダプタ装置の処
理の一例の一部を示したフローチャート。
【図34】本発明の一実施例にかかるアダプタ装置の処
理の一例の他の部分を示したフローチャート。
【図35】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の一部を示すフローチャート。
【図36】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図37】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図38】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図39】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図40】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【図41】本発明のさらに他の実施例にかかるセンター
装置の処理の一例の他の一部を示すフローチャート。
【符号の説明】
CF センター装置 CP ページャー会社 HT ホテル RA1〜RAm アダプタ装置 RF1〜RFm 客室ファクシミリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/58 105 H04Q 3/58 105 // G06F 17/60 H04M 3/42 J H04M 3/42 G06F 15/21 320

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出装置の呼出を検出するアダプタ装置
    を介して、客室に設置された客室ファクシミリ装置をホ
    テルに設定されている構内交換装置に接続する一方、外
    部ファクシミリ装置が宛先の上記客室ファクシミリ装置
    に対応して設けられているダイアルイン番号へ発呼する
    と、センター装置が着信検出し、センター装置は、その
    外部ファクシミリ装置から画情報を受信して一旦蓄積
    し、次いで、上記センター装置は、そのときに着信検出
    したダイアルイン番号に対応したアダプタ番号を指定し
    た状態で呼出サービスへ発呼し、上記アダプタ装置は、
    呼出信号の呼出を検出すると上記センター装置へ発呼
    し、回線が確立すると上記客室ファクシミリ装置へ発呼
    し、上記客室ファクシミリ装置が着信応答すると、その
    客室ファクシミリ装置を上記センター装置を接続し、客
    室ファクシミリ装置に対して、上記センター装置に蓄積
    されている画情報を転送させるホテルファクシミリシス
    テムにおいて、 上記センター装置は、所定の音声メッセージを発側に応
    答する音声応答手段と、 使用中の客室ファクシミリ装置に割り当てる上記ダイア
    ルイン番号を記憶する使用中ダイアルイン番号リスト記
    憶手段を備えるとともに、 上記各ダイアルイン番号について網の発呼番号通知サー
    ビスを受け、いずれかのダイアルイン番号に着信したと
    き、その着信したダイアルイン番号が上記使用中ダイア
    ルイン番号リスト記憶手段に記憶されていないときに
    は、上記音声応答手段により、当該ダイアルイン番号を
    使用できない旨をあらわす音声メッセージを応答すると
    ともに、その着信時に網から通知される発番号へ発呼し
    て、当該ダイアルイン番号はファクシミリサービスを行
    っていない旨を通知する所定のレポート画像を送信する
    ことを特徴とするホテルファクシミリシステム。
  2. 【請求項2】 呼出装置の呼出を検出するアダプタ装置
    を介して、客室に設置された客室ファクシミリ装置をホ
    テルに設定されている構内交換装置に接続する一方、外
    部ファクシミリ装置が宛先の上記客室ファクシミリ装置
    に対応して設けられているダイアルイン番号へ発呼する
    と、センター装置が着信検出し、センター装置は、その
    外部ファクシミリ装置から画情報を受信して一旦蓄積
    し、次いで、上記センター装置は、そのときに着信検出
    したダイアルイン番号に対応したアダプタ番号を指定し
    た状態で呼出サービスへ発呼し、上記アダプタ装置は、
    呼出信号の呼出を検出すると上記センター装置へ発呼
    し、回線が確立すると上記客室ファクシミリ装置へ発呼
    し、上記客室ファクシミリ装置が着信応答すると、その
    客室ファクシミリ装置を上記センター装置を接続し、客
    室ファクシミリ装置に対して、上記センター装置に蓄積
    されている画情報を転送させるホテルファクシミリシス
    テムにおいて、 上記センター装置は、おのおののダイアルイン番号につ
    いて発呼者番号の履歴を記憶した発呼者番号履歴テーブ
    ルを備えるとともに、 上記各ダイアルイン番号について網の発呼番号通知サー
    ビスを受け、いずれかのダイアルイン番号に着信したと
    き、網から通知される発番号が、上記発呼者番号履歴テ
    ーブルに記憶されているときには、その着信にかかる通
    信を中断することを特徴とするホテルファクシミリシス
    テム。
  3. 【請求項3】 呼出装置の呼出を検出するアダプタ装置
    を介して、客室に設置された客室ファクシミリ装置をホ
    テルに設定されている構内交換装置に接続する一方、外
    部ファクシミリ装置が宛先の上記客室ファクシミリ装置
    に対応して設けられているダイアルイン番号へ発呼する
    と、センター装置が着信検出し、センター装置は、その
    外部ファクシミリ装置から画情報を受信して一旦蓄積
    し、次いで、上記センター装置は、そのときに着信検出
    したダイアルイン番号に対応したアダプタ番号を指定し
    た状態で呼出サービスへ発呼し、上記アダプタ装置は、
    呼出信号の呼出を検出すると上記センター装置へ発呼
    し、回線が確立すると上記客室ファクシミリ装置へ発呼
    し、上記客室ファクシミリ装置が着信応答すると、その
    客室ファクシミリ装置を上記センター装置を接続し、客
    室ファクシミリ装置に対して、上記センター装置に蓄積
    されている画情報を転送させるホテルファクシミリシス
    テムにおいて、 上記アダプタ装置は、おのおのの利用者に対応したユー
    ザ識別情報をセンター装置に通知し、 上記センター装置は、上記各ダイアルイン番号について
    網の発呼番号通知サービスを受けるとともに、上記アダ
    プタ装置より通知されたユーザ識別情報を記憶して、い
    ずれかのダイアルイン番号に着信したときには、網から
    通知される発番号をそのダイアルイン番号に対応するア
    ダプタ番号のユーザ識別情報に関連づけて順次発呼番号
    履歴情報として記憶する一方、 いずれかのダイアルイン番号に着信したとき、網から通
    知される発番号が、使用中の客室ファクシミリ装置のア
    ダプタ装置より通知されたユーザ識別情報以外のユーザ
    識別情報に関連づけて、上記発呼番号履歴情報として記
    憶されている場合には、その着信にかかる通信を中断す
    ることを特徴とするホテルファクシミリシステム。
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