JPH08321936A - ファクシミリ装置の伝送制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の伝送制御方法

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JPH08321936A
JPH08321936A JP7151125A JP15112595A JPH08321936A JP H08321936 A JPH08321936 A JP H08321936A JP 7151125 A JP7151125 A JP 7151125A JP 15112595 A JP15112595 A JP 15112595A JP H08321936 A JPH08321936 A JP H08321936A
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destinations
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JP7151125A
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Inventor
Masahito Nishikawa
雅人 西川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数のファクシミリ装置を使って通信すると
き、ある通信に対する返信を容易に行えるようにする伝
送制御方法を提供する。 【構成】 グループ送信モードが選択されると、FXA
のユーザーが第1版の文書DP1をFXB,FXCに順
次送信する。この場合FXAはグループ送信モードでの
文書の送付先情報として発信元のFAX電話番号及び文
書DP1の送付先の電話番号の一覧画像を形成して送信
する。次にFXBのユーザーが最初に受信した文書DP
1に修正を加えて第2版の文書DP2を作成し、返信モ
ードでその文書を送信すると、その時の送付先情報に含
まれる自端末以外の宛先のFXA,FXCに順次送信さ
れる。この送信モードでも文書DP2の送付先の電話番
号一覧画像が形成され、文書DP2と共に送信される。 【効果】 グループ送信モードを用いると、返信時の宛
先情報の指定が不要となり、作業が大幅に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動発着信機能を備え
たファクシミリ装置の伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置の高機能かおよ
び普及が進み、ファクシミリ装置の利用形態も種々にわ
たるようになってきている。
【0003】例えば、同一の画情報を複数のファクシミ
リ装置に送信する同報機能を用いると、複数のメンバー
からなる作業グループがあり、その作業グループ内で1
つの文書をまとめ上げる作業を効率よく行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、このような同報機能を用いて1つの文書をまと
め上げようとする作業を行うには、次のような不都合を
生じていた。
【0005】すなわち、その作業グループのあるメンバ
ー(以下、発信メンバーという)が他のメンバーに対し
て文書を配布した後、その発信メンバー以外のメンバー
(以下、修正メンバーという)が、修正した文書を配布
するとき、修正メンバーは、使用するファクシミリ装置
に対して、作業グループの他のメンバーが使用するファ
クシミリ装置に対して同報通信する必要があり、メンバ
ーが使用するファクシミリ装置が固定していない場合な
ど、いちいち宛先電話番号を指定する必要があるので面
倒で、使い勝手が悪いという不都合を生じるおそれがあ
る。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、複数のファクシミリ装置を使って通信すると
きに、ある通信に対する返信を容易に行えるようにした
ファクシミリ装置の伝送制御方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動発着信機
能を備えたファクシミリ装置の伝送制御方法において、
グループ送信モードが選択されると、指定された1つ以
上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、
そのおのおのの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛
先の識別情報を含む送付先情報を通知し、返信モードが
選択されると、上記通知された送付先情報に含まれる宛
先のうち自端末以外の宛先に対して、同一の画情報をそ
れぞれ送信するようにしたものである。
【0008】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、指定された1つ以上の宛先に同一の画情
報をそれぞれ送信するとともに、そのおのおのの宛先に
は、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情報を含む送
付先情報を通知する一方、上記送信画情報には、上記送
信元端末を含めた全ての宛先の一覧表示画像の画情報を
含めて送信し、返信モードが選択されると、上記通知さ
れた送付先情報に含まれる宛先のうち自端末以外の宛先
に対して、同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、
その送信する画情報には、上記通知された送付先情報に
含まれる宛先の一覧表示画像の画情報を含めて送信する
ようにしたものである。
【0009】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、指定された1つ以上の宛先に同一の画情
報をそれぞれ送信するとともに、そのおのおのの宛先に
は、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情報を含む送
付先情報を通知し、返信モードが選択されると、上記通
知された送付先情報に含まれる宛先から画情報を返送す
る宛先を選択させ、その選択された宛先に対して、画情
報を送信するようにしたものである。
【0010】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、送信側は、指定された1つ以上の宛先に
同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、そのおのお
のの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情
報を含む送付先情報を通知する一方、受信側は、受信し
た上記送付先情報を、受信ファイルに関連づけて記憶
し、返信モードが選択されると、返信対象となる受信フ
ァイルを選択させ、その選択された受信ファイルに対応
して記憶している上記送付先情報に含まれる宛先のうち
自端末以外の宛先に対して、同一の画情報をそれぞれ送
信するようにしたものである。
【0011】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、送信側は、指定された1つ以上の宛先に
同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、そのおのお
のの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情
報を含む送付先情報を通知する一方、受信側は、受信し
た上記送付先情報を、受信ファイルに関連づけて記憶
し、返信モードが選択されると、返信対象となる受信フ
ァイルを選択させ、その選択された受信ファイルに対応
して記憶している上記送付先情報に含まれる宛先から画
情報を返送する宛先を選択させ、その選択された宛先に
対して、画情報を送信するようにしたものである。
【0012】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、指定された1つ以上の宛先に同一の画情
報をそれぞれ送信するとともに、そのおのおのの宛先に
は、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情報を含む送
付先情報を通知する一方、上記送信画情報には、上記送
信元端末を含めた全ての宛先の一覧表示画像の画情報を
含めて送信し、返信モードが選択されると、上記通知さ
れた送付先情報に含まれる宛先のうち自端末以外の宛先
に対して、同一の画情報をそれぞれ送信するようにした
ものである。
【0013】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、送信側は、指定された1つ以上の宛先に
同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、そのおのお
のの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情
報を含む送付先情報を通知する一方、上記送信画情報に
は、上記送信元端末を含めた全ての宛先の一覧表示画像
の画情報を含めて送信し、受信側は、受信した上記送付
先情報を、受信ファイルに関連づけて記憶し、返信モー
ドが選択されると、返信対象となる受信ファイルを選択
させ、その選択された受信ファイルに対応して記憶して
いる上記送付先情報に含まれる宛先のうち自端末以外の
宛先に対して、同一の画情報をそれぞれ送信するととも
に、その送信する画情報には、上記通知された送付先情
報に含まれる宛先の一覧表示画像の画情報を含めて送信
するようにしたものである。
【0014】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、送信側は、指定された1つ以上の宛先に
同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、そのおのお
のの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情
報を含む送付先情報を通知する一方、上記送信画情報に
は、上記送信元端末を含めた全ての宛先の一覧表示画像
の画情報を含めて送信し、受信側は、受信した上記送付
先情報を、受信ファイルに関連づけて記憶し、返信モー
ドが選択されると、返信対象となる受信ファイルを選択
させ、その選択された受信ファイルに対応して記憶して
いる上記送付先情報に含まれる宛先から画情報を返送す
る1つ以上の宛先を選択させ、その選択された1つ以上
の宛先に対して、画情報を送信するようにしたものであ
る。
【0015】また、自動発着信機能を備えたファクシミ
リ装置の伝送制御方法において、グループ送信モードが
選択されると、送信側は、指定された1つ以上の宛先に
同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、そのおのお
のの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛先の識別情
報を含む送付先情報を通知する一方、上記送信画情報に
は、上記送信元端末を含めた全ての宛先の一覧表示画像
の画情報を含めて送信し、受信側は、受信した上記送付
先情報を、受信ファイルに関連づけて記憶し、返信モー
ドが選択されると、返信対象となる受信ファイルを選択
させ、その選択された受信ファイルに対応して記憶して
いる上記送付先情報に含まれる宛先のうち自端末以外の
宛先に対して、同一の画情報をそれぞれ送信するように
したものである。
【0016】
【作用】したがって、グループ送信モードを用いると、
返信時に宛先情報の指定が不要になるので、複数のファ
クシミリ装置に返信するときの作業が大幅に軽減され
る。また、返信時の宛先がたびたび変更になる場合で
も、ユーザは宛先情報を指定しなくてよいので、ファク
シミリ装置の使い勝手が大幅に向上する。
【0017】また、最初の画情報を送信するときに、送
付先の一覧画情報もそれぞれの宛先に送信するので、各
宛先のユーザは、同一の画情報が送付されている宛先を
容易に知ることができ、例えば、その画情報が同一の作
業グループ内の全体について送信されているのか、ある
いは、作業グループの特定のサブグループ内のみに送信
されているのかを明確に知ることができ、ファクシミリ
装置の使い勝手が大幅に向上する。
【0018】また、グループ送信モードの通信毎に、送
付先情報を管理することができるので、過去に受信した
グループ送信モードの通信毎に文書(画情報)を返信す
ることができ、非常に便利である。
【0019】また、通知されている送付先情報の1つの
宛先にのみ、文書(画情報)を返信することができるの
で、ユーザが所望する返信動作が行え、ファクシミリ装
置の使い勝手が大幅に向上する。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0021】図1(a),(b)は、本発明の一実施例
にかかるファクシミリ通信システムを示している。
【0022】このファクシミリ通信システムは、例え
ば、公衆電話回線網やISDN等の通信網NTを伝送回
線網として用いる3つのファクシミリ装置FXA,FX
B,FXCから構成されている。おのおののファクシミ
リ装置FXA,FXB,FXCは、グループ送信モード
と返信モードを備えている。
【0023】例えば、グループ送信モードを使って、フ
ァクシミリ装置FXAのユーザが第1版の文書DP1
を、ファクシミリ装置FXB,FXCに順次送信する
と、ファクシミリ装置FXA,FXB,FXCには、ま
ず、第1版の文書DP1がそろう。
【0024】ここで、ファクシミリ装置FXAは、ファ
クシミリ装置FXBおよびファクシミリ装置FXCに文
書DP1を送信するとき、それぞれの伝送制御手順内
で、そのときのグループ送信モードでの文書の送付先を
あらわす送付先情報を、所定のコードデータとして送信
する。また、その送付先情報には、発信元であるファク
シミリ装置FXAの電話番号が含まれる。また、このグ
ループ送信モードの画情報送信動作では、そのときの文
書DP1の送付先の電話番号の一覧画像が形成されて、
その画情報も文書DP1とともに送信される(図示
略)。
【0025】次に、ファクシミリ装置FXBのユーザ
が、最初に受信した文書DP1に修正を加えて、第2版
の文書DP2を作成し、返信モードでその文書DP2の
送信動作を行うと、文書DP2は、そのときの送付先情
報に含まれる自端末以外の宛先であるファクシミリ装置
FXA,FXCに順次送信される。また、この返信モー
ドの画情報送信動作でも、そのときの文書DP2の送付
先の電話番号の一覧画像が形成されて、その画情報も文
書DP2とともに送信される(図示略)。
【0026】このようにして、第1版の文書DP1と、
第2版の文書DP2が、グループを構成するファクシミ
リ装置FXA,FXB,FXCのユーザに配布され、ま
た、第2版の文書DP2を送信するときには、ユーザ
は、返信モードを指定するのみで宛先の電話番号の指定
等の作業を必要としないので、返信モード時の操作が非
常に簡便なものとなり、円滑なファクシミリ通信が可能
となる。
【0027】また、それぞれの文書DP1,DP2の受
信時に、送付先を一覧表示する画像も記録出力されるた
め、ファクシミリ装置FXA,FXB,FXCのユーザ
は、受信した文書DP1,DP2の送付先を容易に確認
することができる。
【0028】図2は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0029】同図において、制御部1は、このグループ
3ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファク
シミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメ
モリ2は、制御部1が実行する制御処理プログラム、お
よび、処理プログラムを実行するときに必要な各種デー
タなどを記憶するとともに、制御部1のワークエリアを
構成するものであり、パラメータメモリ3は、このグル
ープ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶する
ためのものである。
【0030】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示装置等からなる。
【0031】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0032】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
33モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0033】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0034】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス11に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス11を介し
て行われている。
【0035】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0036】図3は、操作表示部6の一例を示してい
る。
【0037】同図において、スタートキー6aは、この
ファクシミリ装置の送受信動作の開始を指令入力するた
めのものであり、ストップキー6bは、このファクシミ
リ装置の動作の停止を指令入力するためのものであり、
テンキー6cは、電話番号などの数字(数値)情報を入
力するためのものである。
【0038】機能キー6dは、ワンタッチダイアル機能
へのデータ登録など、このファクシミリ装置の種々の機
能を指定するためのものであり、ワンタッチダイアルキ
ー6eは、1つのキー操作で宛先を指定するワンタッチ
ダイアル機能の操作を行うためのものである。
【0039】液晶表示装置6fは、このファクシミリ装
置からオペレータへの種々のメッセージを表示するため
のものであり、YESキー6gは、液晶表示装置6fに
表示されたガイダンスメッセージに対する肯定的な回答
を入力するためのものであり、NOキー6hは、液晶表
示器6fに表示されたガイダンスメッセージに対する否
定的な回答を入力するためのものであり、矢印キー6i
は、液晶表示装置6fに表示されたガイダンスメッセー
ジの操作等を行うためのものである。
【0040】図4は、図1に示したファクシミリ装置F
XAからファクシミリ装置FXB,FXCについてグル
ープ送信モードの画情報伝送動作を行うときのタイムチ
ャートを示している。この場合、グループ送信モード
は、順次同報モードの同報通信機能を利用して実行され
るため、例えば、ファクシミリ装置FXAからファクシ
ミリ装置FXBに対する送信動作が終了した後に、ファ
クシミリ装置FXAからファクシミリ装置FXCに対す
る送信動作が行われる。
【0041】まず、ファクシミリ装置FXAでは、操作
表示部6が適宜に操作され、ユーザによってグループ送
信モードが指定されると、1つ以上の送付先の電話番号
を操作入力するように、ユーザに対して要求する。操作
表示部6を適宜に操作して、ユーザが1つ以上の送付先
(この場合は、ファクシミリ装置FXB,FXC)の電
話番号を操作入力し、スタートキー6aをオン操作する
と、ファクシミリ装置FXAは、指定された1つ送付先
の電話番号からなる送付先情報テーブル(図5参照)を
形成して記憶する。
【0042】そして、そのときにスキャナ4にセットさ
れている送信原稿画像を1ページずつ読み取り、それに
よって得た1ページ分の画信号を符号化複号化部7によ
って符号化圧縮し、それによって得た1ページ分の画情
報を画像蓄積装置8に蓄積する。これを、全ての送信原
稿について行い、画像蓄積装置8に1通信分の送信画情
報ファイルを蓄積する。なお、この場合、送信原稿の枚
数が「1」であるとする。
【0043】次に、送付先情報テーブルに含まれる電話
番号を一覧表示する送付先一覧情報(図6参照)を編集
形成し、その送付先一覧情報を画像情報に変換し、その
画像情報を符号化複号化部7によって符号化圧縮して送
付先一覧画情報を形成し、その送付先一覧画情報を、先
に蓄積した送信画情報ファイルに結合した態様で、画像
蓄積装置8に蓄積する。これにより、送付先一覧画情報
は、送信画情報の1ページの画情報として取り扱われ
る。また、この送付先一覧画情報のページ順序は、元の
送信画情報ファイルの先頭ページに付加する態様、ある
いは、元の送信画情報ファイルの最終ページに付加する
態様のいずれでもよい。また、送付先一覧情報におい
て、オリジナル原稿(第1版の原稿)の送信元をあらわ
す電話番号には、マーク「◎」が付加表示され、その送
付先一覧情報を送信した送信元をあらわす電話番号に
は、マーク「*」が付加表示されている。したがって、
この送付先一覧情報を見たユーザは、どの送付先がオリ
ジナルの送信元であり、その通信はどの送付先が発呼し
たものであるのかを明確に知ることができる。
【0044】このようにして、グループ送信モードの画
情報送信動作の準備が終了すると、ファクシミリ装置F
XAは、送付先情報テーブルにおいて、自端末以外でか
つ未送信の宛先(例えば、ファクシミリ装置FXB)の
電話番号を探し、その探し出した宛先へ発呼する。
【0045】これにより、ファクシミリ装置FXBが呼
び出され、ファクシミリ装置FXBはその着呼に応答し
て、自端末が非音声端末であることを表示するための被
呼局識別信号CED(トーン信号)、自端末が備えてい
る非標準的な装置機能を通知するための非標準機能識別
信号NSF、および、自端末が備えている標準的な装置
機能を通知するためのデジタル識別信号DISを順次送
出する。
【0046】ファクシミリ装置FXAは、被呼局識別信
号CED、非標準機能識別信号NSF、および、デジタ
ル識別信号DISを受信すると、まず、送付先情報テー
ブルの内容をセットした非標準機能設定信号NSS(送
付先情報)を送出する。この非標準機能設定信号NSS
(送付先情報)を受信したファクシミリ装置FXBは、
その内容を、そのときの受信動作に関連づけて保存し、
受信準備信号CFRを応答する。ここで、受信動作に関
連づけして保存する動作とは、例えば、受信動作順に付
与した受信番号に関連づけして、受信した送付先情報を
保存する動作等である。
【0047】次いで、ファクシミリ装置FXAは、その
ときの画情報伝送で使用するモデム速度等の伝送機能を
設定し、その設定した内容を通知するための非標準機能
設定信号NSS(機能)をファクシミリ装置FXBに送
出する。この非標準機能設定信号NSS(機能)を受信
したファクシミリ装置FXBは、その内容に対応した各
種の伝送機能を装置内部の各部に設定し(例えば、設定
されたモデム速度をグループ3ファクシミリモデム9に
設定する)、モデムトレーニングのための準備を行う。
【0048】ファクシミリ装置FXAは、非標準機能設
定信号NSS(機能)を送出すると、そのときに指定し
たモデム速度でモデムトレーニング信号TCFを送出す
る。このモデムトレーニング信号TCFを受信したファ
クシミリ装置FXBは、そのときの受信結果が良好な場
合には、受信準備完了信号CFRを応答する。
【0049】この受信準備完了信号CFRを受信したフ
ァクシミリ装置FXAは、そのときに蓄積した画情報フ
ァイルの1ページ目の画情報PIX1を送出し、この場
合には、次のページの画情報(送付先一覧画情報)があ
るので、メッセージ後信号としてマルチページ信号MP
Sを送出する。
【0050】ファクシミリ装置FXBは、画情報PIX
1を受信すると、その受信結果が良好な場合には、メッ
セージ確認信号MCFを応答する。また、その受信した
画情報PIX1を符号化複号化部7で元の画信号に複号
化し、その画信号をプロッタ5に転送して、1ページ目
の受信原稿を記録出力する。
【0051】ファクシミリ装置FXAは、メッセージ確
認信号MCFを受信すると、このときには、2ページ目
の画情報が残っているので、その2ページ目の画情報で
ある送付先一覧画情報PIXrを送出し、このときに
は、残りの画情報がないので、メッセージ後信号として
手順終了信号EOPを送出する。
【0052】ファクシミリ装置FXBは、送付先一覧画
情報PIXrを受信すると、その受信結果が良好な場合
には、メッセージ確認信号MCFを応答する。また、そ
の受信した送付先一覧画情報PIXrを符号化複号化部
7で元の画信号に複号化し、その画信号をプロッタ5に
転送して、送付先一覧情報を記録出力する。
【0053】ファクシミリ装置FXAは、メッセージ確
認信号MCFを受信すると、切断命令信号DCNを送出
し、回線を復旧して、1つの送付先に対する送信動作を
終了する。また、ファクシミリ装置FXBは、切断命令
信号DCNを受信すると、回線を復旧して、受信動作を
終了する。
【0054】このようにして、1つの送付先に対する送
信動作を終了すると、ファクシミリ装置FXAは、その
ときに送信動作を行った送付先について、送信済みのマ
ークを設定する。
【0055】そして、送付先情報テーブルにおいて、自
端末以外でかつ未送信の宛先の電話番号があるかどうか
を調べ、残っている場合には、その残りの送付先の1つ
を宛先として選択し、その選択した宛先へ発呼して、上
述と同様の送信動作を実行する。この場合、ファクシミ
リ装置FXCに対する送信動作が行われる。
【0056】このようにして、指定された送付先につい
て、同一の送信原稿の画情報、および、送付先一覧画情
報が送信され、受信側では、送信された原稿および送付
先一覧情報が記録出力される。なお、受信側で、受信画
情報をいったん全て蓄積し、受信動作終了後に、蓄積し
た画情報の原稿を記録出力する動作(いわゆるメモリ受
信モード)を行うこともできる。また、これらの受信側
の動作モードは、装置への設定により適宜に指定され
る。
【0057】さて、このようにして、グループ送信モー
ドで画情報を受信したファクシミリ装置FXB,FXC
では、例えば、ファクシミリ装置FXBのユーザが、受
信文書の一部を修正した(あるいは、受信文書に追加す
るための)第2版の文書を作成して、そのグループ送信
モードの通信に関して同一グループ内のユーザに対し、
その第2版の文書を送信する場合には、次のような動作
を行う。
【0058】まず、操作表示部6を適宜に操作して返信
モードを指定する。これにより、制御部1は、まず、返
信するグループ送信モード通信を確定するために、図7
(a)に示すような、ファイル選択ガイダンスメッセー
ジを表示する。ここで、図中のファイル番号とは、おの
おのの通信を区別するために付与される識別番号であ
る。また、このファイル選択ガイダンスメッセージの表
示において、ファイル番号の右側にマーク「*」が付加
表示されている場合、そのファイル番号の通信がグルー
プ送信モード通信であることをあらわしている。
【0059】ここで、ユーザが矢印キー6iのキー
「↓」を操作すると、同図(b)に示すように、次のフ
ァイル番号についてのファイル選択画面に切り替わる。
ユーザがYESキー6gを操作すると、そのときのファ
イル番号のグループ送信モード通信が選択され、同図
(c)に示すように、同報返信をするかどうかを問い合
わせる同報返信問い合わせガイダンスメッセージの表示
画面に切り替わる。
【0060】この状態で、ユーザがYESキー6gを操
作すると、そのときのグループ送信モード通信に対し
て、同報返信動作が行われる。また、ユーザがNOキー
6hを操作すると、1つの送付先を選択して個別に返信
する個別返信動作のために、同図(d)に示すように、
そのときのグループ送信モード通信に関連して記憶して
いる送付先情報から1つの送付先(自端末を除く)を取
り出して、その内容を表示する。
【0061】そして、ユーザが矢印キー6iのキー
「→」を操作すると、そのときに選択している送付先情
報から次の送付先を取り出して、その内容を表示する。
これに対し、ユーザがYESキー6gを操作すると、そ
のときに表示している送付先を宛先として個別返信動作
が行われる。
【0062】同報返信動作では、まず、そのときにスキ
ャナ4にセットされている送信原稿画像を1ページずつ
読み取り、それによって得た1ページ分の画信号を符号
化複号化部7によって符号化圧縮し、それによって得た
1ページ分の画情報を画像蓄積装置8に蓄積する。これ
を、全ての送信画像について行い、画像蓄積装置8に1
通信分の送信画情報ファイルを蓄積する。これにより、
第2版の文書のファイルが形成される。
【0063】次に、そのときに取り出している送付先情
報(送付先情報テーブル)に基づいて、電話番号を一覧
表示する送付先一覧情報(図8参照)を編集形成し、そ
の送付先一覧情報を画像情報に変換し、その画像情報を
符号化複号化部7によって符号化圧縮して送付先一覧画
情報を形成し、その送付先一覧画情報を、先に蓄積した
送信画情報ファイルに結合した態様で、画像蓄積装置8
に蓄積する。これにより、送付先一覧画情報は、送信画
情報の1ページの画情報として取り扱われる。また、こ
の送付先一覧画情報のページ順序は、元の送信画情報フ
ァイルの先頭ページに付加する態様、あるいは、元の送
信画情報ファイルの最終ページに付加する態様のいずれ
でもよい。また、送付先一覧情報においては、図6と同
様に、オリジナル原稿(第1版の原稿)の送信元をあら
わす電話番号には、マーク「◎」が付加表示され、その
送付先一覧情報を送信した送信元をあらわす電話番号に
は、マーク「*」が付加表示されている。したがって、
この送付先一覧情報を見たユーザは、どの送付先がオリ
ジナルの送信元であり、その通信はどの送付先が発呼し
たものであるのかを明確に知ることができる。
【0064】このようにして、グループ送信モードの画
情報送信動作の準備が終了すると、ファクシミリ装置F
XBは、送付先情報テーブルにおいて、自端末以外でか
つ未送信の宛先(例えば、ファクシミリ装置FXA)の
電話番号を探し、その探し出した宛先へ発呼する。
【0065】そして、相手端末が着呼応答すると、所定
のグループ3ファクシミリ伝送手順を実行し、そのとき
に蓄積している第2版の画情報を相手端末に送信し、そ
の画情報送信を終了すると、所定の伝送後手順を実行し
て、1つの送付先に対する画情報送信動作を終了する。
【0066】このようにして、1つの送付先に対する送
信動作を終了すると、ファクシミリ装置FXAB、その
ときに送信動作を行った送付先について、送信済みのマ
ークを設定する。
【0067】そして、送付先情報テーブルにおいて、自
端末以外でかつ未送信の宛先の電話番号があるかどうか
を調べ、残っている場合には、その残りの送付先の1つ
を宛先として選択し、その選択した宛先へ発呼して、上
述と同様の送信動作を実行する。
【0068】このようにして、指定された送付先につい
て、第2版の文書の画情報、および、送付先一覧画情報
が送信され、受信側では、第2版の文書および送付先一
覧情報が記録出力される。なお、受信側で、受信画情報
をいったん全て蓄積し、受信動作終了後に、蓄積した画
情報の原稿を記録出力する動作(いわゆるメモリ受信モ
ード)を行うこともできる。また、これらの受信側の動
作モードは、装置への設定により適宜に指定される。
【0069】また、個別返信動作では、指定された宛先
へ発呼し、相手端末が着呼応答すると、所定のグループ
3ファクシミリ伝送手順の伝送前手順を実行して、画情
報伝送のための準備を行う。
【0070】そして、そのときにスキャナ4にセットさ
れている送信原稿画像を1ページずつ読み取り、それに
よって得た1ページ分の画信号を符号化複号化部7によ
って符号化圧縮し、それによって得た1ページ分の画情
報を相手端末に送信する。
【0071】このようにして、指定された送付先につい
て、第2版の文書の画情報が送信され、受信側では、第
2版の文書および送付先一覧情報が記録出力される。
【0072】図9(a),(b)は、グループ送信モー
ドが指定されたときの制御部1の処理例を示している。
【0073】スキャナ4に1ページ以上の送信原稿がセ
ットされ、ユーザによってグループ送信モードが指定さ
れると、まず、送付先の電話番号の入力動作を、ユーザ
がスタートキー6aをオン操作するまで行う(処理10
1、判断102のNOループ)。
【0074】ユーザによる送付先電話番号の入力が終了
して、スタートキー6aが操作され、判断102の結果
がYESになると、制御部1は、そのときに入力された
1つ送付先の電話番号からなる送付先情報テーブルを形
成して保存する(処理103)。
【0075】そして、そのときにスキャナ4にセットさ
れている送信原稿画像を1ページずつ読み取り(処理1
04)、それによって得た1ページ分の画信号を符号化
複号化部7によって符号化圧縮し(処理105)、それ
によって得た1ページ分の画情報を画像蓄積装置8に蓄
積する(処理106)。これを、全ての送信原稿につい
て行い、画像蓄積装置8に1通信分の送信画情報ファイ
ルを蓄積する(判断107のNOループ)。
【0076】次に、送付先情報テーブルに含まれる電話
番号を一覧表示する送付先一覧情報を編集形成し、その
送付先一覧情報を画像情報に変換し、その画像情報を符
号化複号化部7によって符号化圧縮して送付先一覧画情
報を形成し、その送付先一覧画情報を、先に蓄積した送
信画情報ファイルに結合した態様で、画像蓄積装置8に
蓄積する(処理108)。
【0077】このようにして、グループ送信モードの画
情報送信動作の準備が終了すると、制御部1は、送付先
情報テーブルにおいて、自端末以外でかつ未送信の宛先
の電話番号を探し(処理109、判断110,111の
NOループ)、その探し出した宛先へ発呼する(処理1
12)。
【0078】これにより、宛先の端末が着呼応答する。
宛先端末から送出される被呼局識別信号CED、非標準
機能識別信号NSF、および、デジタル識別信号DIS
を受信すると(処理113)、送付先情報テーブルの内
容をセットした非標準機能設定信号NSS(送付先情
報)を送出し(処理114)、宛先端末から受信準備信
号CFRを受信する(処理115)。
【0079】次いで、制御部1は、そのときの画情報伝
送で使用するモデム速度等の伝送機能を設定し、その設
定した内容を通知するための非標準機能設定信号NSS
(機能)を宛秋端末に送出し(処理116)、そのとき
に指定したモデム速度から所定のモデムトレーニング手
順を実行して(処理117)、そのときに使用するモデ
ム速度を決定する。
【0080】そして、制御部1は、そのときに蓄積した
画情報ファイルの1ページ分の画情報を送信し(処理1
18)、所定のメッセージ後信号を送出し(処理11
9)、宛先端末から応答信号を受信する(処理12
0)。ここで、画情報ファイルに残りのページがあるか
どうかを調べ(判断121)、判断121の結果がYE
Sになるときには、処理118に戻って残りのページの
画情報の送信を行う。
【0081】また、全ての画情報の送信を終了した場合
で、判断121の結果がNOになるときには、切断命令
信号DCNを送出し(処理122)、回線を復旧して
(処理123)、1つの送付先に対する送信動作を終了
する。
【0082】このようにして、1つの送付先に対する送
信動作を終了すると、ファクシミリ装置FXAは、その
ときに送信動作を行った送付先について、送信済みのマ
ークを設定する。そして、送付先情報テーブルにおい
て、自端末以外でかつ未送信の宛先の電話番号があるか
どうかを調べ(判断124)、残っている場合には(判
断124の結果がNO)、処理109に移行し、その残
りの送付先の1つに対して上述と同様の送信動作を実行
する。
【0083】また、全ての送付先に対する画情報送信を
終了した場合で、判断124の結果がYESになるとき
には、このグループ送信モード動作を終了する。
【0084】図10および図11は、着信検出時の制御
部1の処理例を示している。
【0085】着信検出すると、着信応答し(処理20
1)、自端末が非音声端末であることを表示するための
被呼局識別信号CED(トーン信号)、自端末が備えて
いる非標準的な装置機能を通知するための非標準機能識
別信号NSF、および、自端末が備えている標準的な装
置機能を通知するためのデジタル識別信号DISを順次
送出する(処理202)。
【0086】次いで、相手端末より命令信号を受信し
(処理203)、その内容が非標準機能設定信号NSS
(送付先情報)であるか、非標準機能設定信号NSS
(機能)であるか、デジタル命令信号DCSであるかを
調べる(判断204,205,206)。ここで、受信
した命令信号が非標準機能設定信号NSS(送付先情
報)、非標準機能設定信号NSS(機能)、および、デ
ジタル命令信号DCSのいずれでもない場合で、判断2
06の結果がNOになるときには、処理203に戻り、
次の命令信号を待つ。
【0087】非標準機能設定信号NSS(送付先情報)
を受信した場合で、判断204の結果がYESになると
きには、受信した非標準機能設定信号NSS(送付先情
報)の内容(送付先情報)を保存して(処理207)、
処理203に戻る。
【0088】また、非標準機能設定信号NSS(機能)
を受信した場合で、判断205の結果がYESになると
き、および、デジタル命令信号DCSを受信した場合
で、判断206の結果がYESになるときには、それぞ
れの信号で示された伝送機能の内容を保存するととも
に、自端末の各部に設定し(処理208)、所定のモデ
ムトレーニング手順を実行して(処理209)、そのと
きに使用するモデム速度を決定する。
【0089】次いで、1ページ分の画情報を受信し(処
理210)、その受信した画情報を符号化複号化部7で
元の画信号に複号化し、その画信号をプロッタ5に転送
して、1ページ分の受信原稿を記録出力する(処理21
1)。また、メッセージ後信号を受信すると(処理21
2)、そのときの受信結果をあらわす応答信号を相手端
末に送出する(処理213)。ここで、次のページの受
信があるかどうかを調べ(判断214)、判断214の
結果がYESになるときには、処理210に戻り、次の
ページの画情報を受信する。
【0090】また、判断214の結果がNOになるとき
には、切断命令信号DCNを受信し(処理215)、回
線を復旧して(処理216)、一連の画情報の受信動作
を終了する。
【0091】図12は、返信モードが指定されたときの
処理例を示している。
【0092】まず、ファイル番号を1つ選択し(処理3
01)、上述したファイル選択ガイダンスメッセージを
表示する(処理302)。ここで、ユーザが矢印キー6
iのキー「↓」を操作すると、判断303の結果がNO
になるので、処理301に戻り、次のファイル番号を選
択してファイル選択ガイダンスメッセージの内容を変更
する。
【0093】ファイル選択ガイダンスメッセージに対し
て、ユーザがYESキー6gを操作した場合で、判断3
03の結果がYESになると、上述した同報返信問い合
わせガイダンスメッセージを表示して(処理304)、
ユーザがYESキー6gを操作するか、NOキー6hを
操作するか、矢印キー6iのキー「→」を操作するかを
調べる(判断305,306)。
【0094】ユーザがYESキー6gを操作した場合
で、判断305の結果がYESになると、そのときに選
択されたファイル番号に対応して記憶している送付先情
報をまとめて送付先情報テーブルを形成し(処理30
7)、その送付先情報テーブルを指定した状態で、所定
の同報返信処理を起動する(処理308)。
【0095】ユーザがユーザがNOキー6hを操作した
場合で、判断306の結果がYESになると、そのとき
に選択されたファイル番号に対応して記憶している送付
先情報から1つの送付先を選択し(処理309)、個別
返信問い合わせガイダンスメッセージとして表示する
(処理310)。
【0096】そして、ユーザが矢印キー6iのキー
「→」を操作すると(判断311の結果がNO)、処理
309に戻り、そのときに選択している送付先情報から
次の送付先を取り出して、その内容を表示する。
【0097】また、個別返信問い合わせガイダンスメッ
セージに対して、ユーザがYESキー6gを操作すると
(判断311の結果がYES)、そのときに表示してい
る送付先を宛先として設定し(処理312)、所定の個
別返信処理を起動する(処理313)。
【0098】図13(a),(b)は、同報返信処理の
一例を示している。
【0099】まず、そのときにスキャナ4にセットされ
ている送信原稿画像を1ページずつ読み取り(処理40
1)、それによって得た1ページ分の画信号を符号化複
号化部7によって符号化圧縮し(処理402)、それに
よって得た1ページ分の画情報を画像蓄積装置8に蓄積
する(処理403)。これを、全ての送信原稿について
行い、画像蓄積装置8に1通信分の送信画情報ファイル
を蓄積する(判断404のNOループ)。
【0100】次に、指定された送付先情報テーブルに含
まれる電話番号を一覧表示する送付先一覧情報を編集形
成し、その送付先一覧情報を画像情報に変換し、その画
像情報を符号化複号化部7によって符号化圧縮して送付
先一覧画情報を形成し、その送付先一覧画情報を、先に
蓄積した送信画情報ファイルに結合した態様で、画像蓄
積装置8に蓄積する(処理405)。
【0101】このようにして、同報返信モードの画情報
送信動作の準備が終了すると、制御部1は、送付先情報
テーブルにおいて、自端末以外でかつ未送信の宛先の電
話番号を探し(処理406、判断407,408のNO
ループ)、その探し出した宛先へ発呼する(処理40
9)。
【0102】これにより、宛先の端末が着呼応答する。
宛先端末から送出される被呼局識別信号CED、非標準
機能識別信号NSF、および、デジタル識別信号DIS
を受信すると(処理410)、制御部1は、そのときの
画情報伝送で使用するモデム速度等の伝送機能を設定
し、その設定した内容を通知するための非標準機能設定
信号NSS(機能)を宛秋端末に送出し(処理41
1)、そのときに指定したモデム速度から所定のモデム
トレーニング手順を実行して(処理412)そのときに
使用するモデム速度を決定する。
【0103】そして、制御部1は、そのときに蓄積した
画情報ファイルの1ページ分の画情報を送信し(処理4
13)、所定のメッセージ後信号を送出し(処理41
4)、宛先端末から応答信号を受信する(処理41
5)。ここで、画情報ファイルに残りのページがあるか
どうかを調べ(判断416)、判断416の結果がYE
Sになるときには、処理413に戻って残りのページの
画情報の送信を行う。
【0104】また、全ての画情報の送信を終了した場合
で、判断416の結果がNOになるときには、切断命令
信号DCNを送出し(処理417)、回線を復旧して
(処理418)、1つの送付先に対する送信動作を終了
する。
【0105】このようにして、1つの送付先に対する送
信動作を終了すると、ファクシミリ装置FXAは、その
ときに送信動作を行った送付先について、送信済みのマ
ークを設定する。そして、送付先情報テーブルにおい
て、自端末以外でかつ未送信の宛先の電話番号があるか
どうかを調べ(判断419)、残っている場合には(判
断419の結果がNO)、処理406に移行し、その残
りの送付先の1つに対して上述と同様の送信動作を実行
する。
【0106】また、全ての送付先に対する画情報送信を
終了した場合で、判断419の結果がYESになるとき
には、この同報返信モード動作を終了する。
【0107】図14は、個別返信処理の一例を示してい
る。
【0108】まず、宛先として指定された電話番号へ発
呼し(処理501)、宛先端末から送出される被呼局識
別信号CED、非標準機能識別信号NSF、および、デ
ジタル識別信号DISを受信する(処理502)。次い
で、制御部1は、そのときの画情報伝送で使用するモデ
ム速度等の伝送機能を設定し、その設定した内容を通知
するための非標準機能設定信号NSS(機能)を宛秋端
末に送出し(処理503)、そのときに指定したモデム
速度から所定のモデムトレーニング手順を実行して(処
理504)そのときに使用するモデム速度を決定する。
【0109】そして、制御部1は、そのときにスキャナ
4にセットされている送信原稿画像を1ページ読み取り
(処理505)、それによって得た1ページ分の画信号
を符号化複号化部7によって符号化圧縮し(処理50
6)、それによって得た1ページ分の画情報を相手端末
に送信し(処理507)、所定のメッセージ後信号を送
出し(処理508)、宛先端末から応答信号を受信する
(処理509)。ここで、原稿の読み取りが終了したか
どうかを調べ(判断510)、判断510の結果がNO
になるときには、処理505に戻って残りのページの画
情報の送信を行う。
【0110】また、全てのページの画情報の送信を終了
した場合で、判断510の結果がNOになるときには、
切断命令信号DCNを送出し(処理511)、回線を復
旧して(処理512)、一連の個別返信モードの送信動
作を終了する。
【0111】このように、本実施例では、例えば、複数
のファクシミリ装置のユーザ間で文書をまとめ上げると
き、改訂途中の文書を作成するユーザは、他のユーザの
ファクシミリ装置の電話番号を指定しなくとも、その文
書をまとめ上げるために形成されるグループ内のファク
シミリ装置に自動的に送信(同報返信時)することがで
きるので、非常に便利である。
【0112】また、グループ内の特定の宛先についての
み文書送信することもできるので(個別返信時)、ユー
ザは、同報返信と個別返信を適宜に使い分けることがで
き、例えば、複数のメンバーの間で行う文書改訂作業等
の作業を効率よく行うことができる。
【0113】図15(a),(b)は、送付先情報を管
理する方法の一例を説明するための概略図である。な
お、図の返信先情報管理エリアおよび返信先情報エリア
の内容は、図7(a)〜(e)の表示例に対応してい
る。
【0114】返信先情報管理エリア(同図(a)参照)
は、返信先情報エリア(同図(b)参照)のおのおのの
ファイル番号に対応した2バイトのアドレスを記憶した
ものである。この返信先情報管理エリアの2バイトのア
ドレスの1つを取り出して、そのアドレスをアクセスす
ると、返信先情報エリアの1つのファイル番号の領域を
アクセスすることができる。
【0115】1つの返信先情報は、ファイル番号(バイ
ト)に続いて、1つ以上の電話番号(10桁;5バイ
ト)と1バイトの区切り符号(”ffh(hは16進数
をあらわす)”または”N”)を配置したものである。
区切り符号の値がffhになっている場合は、次の宛先
がないことを示している。また、区切り符号の値がNに
なっている場合は、次の宛先があることを示している。
【0116】ところで、上述した実施例では、送付先情
報として電話番号のみを用いているが、さらに、メンバ
ーの部署名や氏名等を含めることができる。
【0117】この場合の送付先情報テーブルは、図16
(a)に示すように、複数の送付先情報からなり、おの
おのの送付先情報は、同図(b)に示すように、電話番
号、部署名情報、および、氏名情報からなる。
【0118】また、この場合、送付先一覧情報は、例え
ば、図17に示すように、電話番号、部署、および、氏
名を並記した形式のものを用いることができる。
【0119】なお、上述した実施例では、個別返信時1
つの送付先のみ選択できるようにしているが、複数の送
付先を選択するようにすることもできる。その場合に
は、同報通信機能を使用するので、予め送信原稿を読み
取り符号化し蓄積しておく必要がある。
【0120】また、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、グループ4ファクシミリ装置について
も同様にして適用することができる。また、使用する通
信網としては、公衆電話回線網に限らず、ISDN等の
公衆網や、専用網などを用いることができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
グループ送信モードを用いると、返信時に宛先情報の指
定が不要になるので、複数のファクシミリ装置に返信す
るときの作業が大幅に軽減されるという効果を得る。ま
た、返信時の宛先がたびたび変更になる場合でも、ユー
ザは宛先情報を指定しなくてよいので、ファクシミリ装
置の使い勝手が大幅に向上するという効果も得る。
【0122】また、最初の画情報を送信するときに、送
付先の一覧画情報もそれぞれの宛先に送信するので、各
宛先のユーザは、同一の画情報が送付されている宛先を
容易に知ることができ、例えば、その画情報が同一の作
業グループ内の全体について送信されているのか、ある
いは、作業グループの特定のサブグループ内のみに送信
されているのかを明確に知ることができ、ファクシミリ
装置の使い勝手が大幅に向上するという効果も得る。
【0123】また、グループ送信モードの通信毎に、送
付先情報を管理することができるので、過去に受信した
グループ送信モードの通信毎に文書(画情報)を返信す
ることができ、非常に便利であるという効果も得る。
【0124】また、通知されている送付先情報の1つの
宛先にのみ、文書(画情報)を返信することができるの
で、ユーザが所望する返信動作が行え、ファクシミリ装
置の使い勝手が大幅に向上するという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるファクシミリ通信シ
ステムを示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図3】操作表示部の一例を示した概略図。
【図4】ファクシミリ装置FXAからファクシミリ装置
FXB,FXCについてのグループ送信モードの画情報
伝送動作の一例を示したタイムチャート。
【図5】送付先情報テーブルの一例を示した概略図。
【図6】送付先一覧情報の一例を示した概略図。
【図7】返信モードが選択されたときの操作ガイダンス
の一例を示した概略図。
【図8】送付先一覧情報の他の例を示した概略図。
【図9】グループ送信モードが指定されたときの制御部
の処理例を示したフローチャート。
【図10】着信検出時の制御部の処理例の一部を示した
フローチャート。
【図11】着信検出時の制御部の処理例の他の部分を示
したフローチャート。
【図12】返信モードが指定されたときの処理例を示し
たフローチャート。
【図13】同報返信処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図14】個別返信処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図15】送付先情報を管理する方法の一例を説明する
ための概略図。
【図16】送付先情報テーブルの他の例を示した概略
図。
【図17】送付先一覧情報のさらに他の例を示した概略
図。
【符号の説明】
1 制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ FXA,FXB,FXC ファクシミリ装置 NT 通信網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動発着信機能を備えたファクシミリ装
    置の伝送制御方法において、 グループ送信モードが選択されると、指定された1つ以
    上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、
    そのおのおのの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛
    先の識別情報を含む送付先情報を通知し、 返信モードが選択されると、上記通知された送付先情報
    に含まれる宛先のうち自端末以外の宛先に対して、同一
    の画情報をそれぞれ送信することを特徴とするファクシ
    ミリ装置の伝送制御方法。
  2. 【請求項2】 自動発着信機能を備えたファクシミリ装
    置の伝送制御方法において、 グループ送信モードが選択されると、指定された1つ以
    上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、
    そのおのおのの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛
    先の識別情報を含む送付先情報を通知する一方、上記送
    信画情報には、上記送信元端末を含めた全ての宛先の一
    覧表示画像の画情報を含めて送信し、 返信モードが選択されると、上記通知された送付先情報
    に含まれる宛先のうち自端末以外の宛先に対して、同一
    の画情報をそれぞれ送信するとともに、その送信する画
    情報には、上記通知された送付先情報に含まれる宛先の
    一覧表示画像の画情報を含めて送信することを特徴とす
    るファクシミリ装置の伝送制御方法。
  3. 【請求項3】 自動発着信機能を備えたファクシミリ装
    置の伝送制御方法において、 グループ送信モードが選択されると、指定された1つ以
    上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信するとともに、
    そのおのおのの宛先には、送信元端末を含めた全ての宛
    先の識別情報を含む送付先情報を通知し、 返信モードが選択されると、上記通知された送付先情報
    に含まれる宛先から画情報を返送する宛先を選択させ、
    その選択された宛先に対して、画情報を送信することを
    特徴とするファクシミリ装置の伝送制御方法。
  4. 【請求項4】 自動発着信機能を備えたファクシミリ装
    置の伝送制御方法において、 グループ送信モードが選択されると、送信側は、指定さ
    れた1つ以上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信する
    とともに、そのおのおのの宛先には、送信元端末を含め
    た全ての宛先の識別情報を含む送付先情報を通知する一
    方、 受信側は、受信した上記送付先情報を、受信ファイルに
    関連づけて記憶し、 返信モードが選択されると、返信対象となる受信ファイ
    ルを選択させ、その選択された受信ファイルに対応して
    記憶している上記送付先情報に含まれる宛先のうち自端
    末以外の宛先に対して、同一の画情報をそれぞれ送信す
    ることを特徴とするファクシミリ装置の伝送制御方法。
  5. 【請求項5】 自動発着信機能を備えたファクシミリ装
    置の伝送制御方法において、 グループ送信モードが選択されると、送信側は、指定さ
    れた1つ以上の宛先に同一の画情報をそれぞれ送信する
    とともに、そのおのおのの宛先には、送信元端末を含め
    た全ての宛先の識別情報を含む送付先情報を通知する一
    方、 受信側は、受信した上記送付先情報を、受信ファイルに
    関連づけて記憶し、 返信モードが選択されると、返信対象となる受信ファイ
    ルを選択させ、その選択された受信ファイルに対応して
    記憶している上記送付先情報に含まれる宛先から画情報
    を返送する宛先を選択させ、その選択された宛先に対し
    て、画情報を送信することを特徴とするファクシミリ装
    置の伝送制御方法。
JP7151125A 1995-05-26 1995-05-26 ファクシミリ装置の伝送制御方法 Pending JPH08321936A (ja)

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JPH08321936A true JPH08321936A (ja) 1996-12-03

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JP7151125A Pending JPH08321936A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 ファクシミリ装置の伝送制御方法

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JP (1) JPH08321936A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100396119C (zh) * 2005-12-08 2008-06-18 华为技术有限公司 一种实现传真群发业务的传真中心、移动网络系统和方法

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