JP2003189031A - 画像通信方式およびその装置 - Google Patents

画像通信方式およびその装置

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JP2003189031A
JP2003189031A JP2001382965A JP2001382965A JP2003189031A JP 2003189031 A JP2003189031 A JP 2003189031A JP 2001382965 A JP2001382965 A JP 2001382965A JP 2001382965 A JP2001382965 A JP 2001382965A JP 2003189031 A JP2003189031 A JP 2003189031A
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destination
communication
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JP2001382965A
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Shigeki Nakahara
茂樹 中原
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地域情報や,原稿を送信するモード等のユーザ
の所望する通信条件に基づいて設定された最適な回覧ル
ートで回覧データの送信を行うことが可能な画像通信方
式およびその装置を提供すること 【解決手段】送信元から送信される回覧データを,予め
登録されてなる回覧宛先情報に基づいて複数の送信先で
順次回覧する画像通信方式において,上記回覧データの
内容,或いは送信先の宛先に関する情報を含む複数の通
信条件から特定の通信条件を選択する第1の工程と,上
記選択された通信条件によって上記回覧宛先情報を並び
替える第2の工程とを具備してなることを特徴とする画
像通信方式およびその装置として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,送信元から送信さ
れる回覧データを,予め設定された回覧宛先情報に基づ
いて複数の送信先で順次回覧する画像通信方式およびそ
の装置に係り,最適な回覧グループでの回覧が可能なも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】ある送信元から,複数の送信先に対して
回覧データを転送する場合,送信元から全ての送信先に
対して個別に送信すると,送信元が全ての回線使用料を
負担することなる。このため,いわゆる回覧板のよう
に,予め登録された回覧宛先情報に基づいて,送信元か
ら送信される回覧データを送信先で順次回覧する機能を
有したファクシミリ装置(以下略して回覧ファクシミリ
装置と称す)が開発されている。該回覧ファクシミリ装
置を利用して回覧データを転送することにより,回覧時
に発生する回線使用料を送信元と複数の送信先とで分配
可能となる。例えば,特開平10−215363号公報
においては,回覧先である上記複数の送信先を複数のグ
ループに区分し,更に各グループ毎に該グループを代表
する代理の送信元を設定することにより,送信元は,任
意の上記代理の送信元のみに上記回覧データを送信し,
上記グループに属する残りの送信先には上記代理の送信
元から上記回覧データを順次回覧する技術が開示されて
いる。これにより,例えば,送信元の一例である本社
は,上記代理の送信元の一例である地域本部を任意に選
択して回覧データを送信することにより,該回覧データ
を,該任意に選択された地域本部に統括されている支社
のみに対して選択的に回覧することが可能となる。即
ち,送信元は,回覧データの内容等によって回覧ルート
を任意に設定することが可能となり,単一の回覧ルート
で全ての送信先で順次回覧する場合に較べて,著しく利
便が向上する。また,特開平9−270904号公報に
おいては,回覧データの送信元が,予め指定された送信
先の通信不能を検知した際に,回覧データの送信先を,
上記受信不能な送信先の次の回覧先である送信先に変更
して回覧する技術が開示されている。これにより,送信
元から回覧される回覧データが,通信不能な送信元と送
信先との間で無限待機状態に陥り,上記回覧不能な送信
先以降の送信先に対する回覧が滞ることを回避すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述の
従来公知の回覧ファクシミリ装置においては,上記回覧
宛先情報が固定のものであるため,上記回覧データの内
容,或いは送信先の宛先に関する通信条件に応じた最適
な回覧が出来ない。例えば,上記回覧データが回覧され
る送信先に,海外,市外および市内の地域が混在してい
る場合,上記回覧宛先情報に基づいた順次回覧では必然
的に異なる地域間での長距離通信が頻発する。このた
め,従来公知の回覧ファクシミリ装置を用いた回覧で
は,全ての送信先に回覧するために発生する回線使用料
の高騰を回避できない。また,上記回覧データが回覧さ
れる送信先に,上記回覧データをカラー原稿として送信
するカラーモードを備えた上記回覧ファクシミリ装置
(以下略してカラー回覧ファクシミリ装置と称す)と,
モノクロ原稿として送信するモノクロモードしか備えて
いない上記回覧ファクシミリ装置(以下略してモノクロ
回覧ファクシミリ装置と称す)が混在している場合,一
度モノクロ回覧ファクシミリ装置を通過したカラー画像
の回覧データは,それ以降,白黒画像の回覧データとし
て回覧されることになる。このため,従来公知の回覧フ
ァクシミリ装置を用いた回覧では,上記回覧宛先情報内
に混在している全てのカラー回覧ファクシミリ装置に対
して,回覧データをカラー原稿として確実に回覧するこ
とができない。そこで,本発明は上記課題に鑑みてなさ
れたものであり,その目的とするところは,送信元から
送信される回覧データを,予め登録された回覧ルートに
従って複数の送信先で順次回覧する画像通信方式あるい
はその装置において,上記回覧ルートを,ユーザの所望
する条件に基づいた最適な回覧ルートに設定することが
可能な画像通信方式およびその装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,送信元から送信される回覧データを,予め
登録されてなる回覧宛先情報に基づいて複数の送信先で
順次回覧する画像通信方式において,上記回覧データの
内容,或いは送信先の宛先に関する情報を含む複数の通
信条件から特定の通信条件を選択する第1の工程と,上
記選択された通信条件によって上記回覧宛先情報を並び
替える第2の工程とを具備してなることを特徴とする画
像通信方式として構成されている。このように構成する
ことによって,上記任意に選択された通信条件において
最適な回覧ルートでの回覧が可能となる。例えば,上記
選択された通信条件が,送信先のある地域を表す地域情
報である場合には,例えば,先ず市内の送信先で順次回
覧し,続いて市外の送信先で順次回覧し,最後に海外の
送信先で順次回覧を実施するような回覧ルートを設定す
ることが可能となる。これにより,上記予め登録されて
なる回覧宛先情報に基づいた回覧では頻発した異なる地
域間での長距離通信を,必要最低限まで削減することが
可能となり,全ての送信先に回覧するために発生する回
線使用料を抑制することができる。例えば,上記選択さ
れた通信条件が,上記回覧データをカラー原稿として送
信するか,或いはモノクロ原稿として送信するかを選択
する通信モード情報である場合には,先ず,カラー回覧
ファクシミリ装置の送信先で順次回覧し,続いてモノク
ロ回覧ファクシミリ装置の送信先で順次回覧を実施する
ような回覧ルートを設定することが可能となる。これに
より,予め登録された回覧宛先情報内に混在していた全
てのカラー回覧ファクシミリ装置に対して,カラー原稿
の回覧データを確実に回覧することができる。また,上
記通信条件を,優先度を付けて選択された複数の上記通
信条件とすることができる。これにより,例えば,上記
通信モード情報を第1優先とし,上記地域情報を第2優
先とした場合には,上記通信モード情報によって並べ替
えた後に,更に上記通信情報モード毎に上記地域情報に
よって並べ替えた上記回覧宛先情報に基づいて回覧デー
タを回覧することが可能となり,全てのカラー回覧ファ
クシミリ装置に対してカラー原稿の回覧データを確実に
回覧すると共に,全ての送信先に回覧するために発生す
る回線使用料を抑制することができる。
【0005】ここで,上記第2の工程で並び替えられた
回覧宛先情報を,同一の通信条件毎の回覧グループに分
割する第3の工程と,上記回覧グループ毎に上記回覧デ
ータを送信する第4の工程とを更に具備した形態も考え
うる。これにより,単一の回覧ルートで順次回覧する場
合に較べて,全ての送信先に回覧データを回覧するため
に要する時間が短縮される。また,海外の送信先と,市
内或いは市外の送信先とを独立した回覧ルートで回覧す
ることによって,時差の関係で,海外の送信先で回覧デ
ータが長時間保留された場合にも,市内或いは市外の送
信先の回覧に対する影響を排除することが可能となる。
【0006】また,上記回覧宛先情報は,所定の時間毎
に更新されることが望ましい。ここで,上記回覧宛先情
報の初期設定に不備がある場合,或いは時間の経過と共
に送信先の受信状態が変化した場合には,上記回覧宛先
情報から形成される上記回覧グループも最適なものとす
ることができない。そこで,回覧先から回覧元へ送信さ
れる通話情報に基づいて所定の時間毎に上記回覧宛先情
報を変更することによって,送信元が,常に最新の上記
回覧宛先情報を備えることが可能となり,該最新の回覧
宛先情報に基づいて形成される上記回覧グループを常に
最適なものとすることが可能となり,ユーザの所望する
通信条件に従った最適な回覧をすることができる。
【0007】また,上記画像通信方式を適用した画像通
信装置として捉えることによって,本発明は,送信元か
ら送信される回覧データを,予め登録されてなる回覧宛
先情報に基づいて複数の送信先で順次回覧する機能を有
する画像通信装置において,上記回覧データの内容,或
いは送信先の宛先に関する情報を含む複数の通信条件か
ら特定の通信条件を選択する選択手段と,上記選択され
た通信条件によって上記回覧宛先情報を並び替える分類
手段とを具備してなることを特徴とする画像通信装置と
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
一実施形態に係る画像通信装置の概略構成図,図2は画
像データの回覧する手段の一例を示す図,図3は回覧の
処理手順を説明するフローチャート,図4は通信条件及
びその優先度を選択する手段の一例を示す図,図5は回
覧先リストの一例を示す図,図6はFコード仕様に基づ
く回覧ファクシミリにおける通信仕様を説明する図であ
る。
【0009】本発明の実施の形態に係る画像通信装置
は,図1に示す回覧ファクシミリ装置Aとして具現化さ
れる。そこで,先ず,図1を用いて,該回覧ファクシミ
リ装置Aの概略構成について説明する。該回覧ファクシ
ミリ装置Aは,制御部1と,システムメモリ2と,符号
化復号化部3と,画像メモリ4と,印字部5と,操作表
示部6と,画像取り込み部7と,モデム8と,網制御装
置9と,パラメータ記憶部10とをシステムバス12で
接続して概略構成されている。上記制御部1は,不図示
のMPU及びその周辺機器により構成され,上記システ
ムメモリ2に予め記憶された制御処理プログラムを実行
するために必要な各種データ等に従い,該回覧ファクシ
ミリ装置Aにおける各部の制御処理,及び回覧データの
通信処理を主に行う。上記網制御装置9は,公衆回線へ
の接続を可能とすると共に,自動発着信機能を備えてい
る。また,上記モデム8は,データモデム機能を実現す
るものであり,低速モデム機能と,高速モデム機能を備
えて構成される。これら上記網制御装置9,上記モデム
8により,上記画像メモリ7に格納されている画像デー
タを読み出して不図示の送信先となる画像通信装置へと
該画像データを送信し,或いは不図示の送信元となる画
像通信装置からの画像データを受信することが可能とな
る。ここで,上記受信した画像データは,一時記憶装置
である上記画像メモリ4に格納されるが,該画像データ
を上記符号化復号化部3によって復号化圧縮した画像デ
ータとすれば,より多数の画像データを格納することが
可能となる。上記画像取り込み部7は,不図示のスキャ
ナ等によって構成されており原稿から画像データを読み
込む機能を有し,上記印字部5は,不図示の送信元とな
る画像通信装置から受信した各種画像データを所定の解
像度で用紙等に画像形成し,出力する機能を有する。上
記操作表示部6は,送信先の入力や該回覧ファクシミリ
装置Aの各種設定を行うための操作キーと,各種状態の
表示部とを有する。上記パラメータ記憶部10は,上記
操作表示部6によって入力された設定値やデータを記憶
する。また,該パラメータ記憶部10には,回覧情報記
憶部11が設けられており,該回覧情報記憶部11は上
記回覧宛先情報,及び上記回覧データ等の回覧に関する
データを格納する。
【0010】次に,図2を用いて,上記回覧ファクシミ
リ装置Aから送信される回覧データを,上記回覧ファク
シミリ装置B,C,Dの順序で順次回覧する基本的手順
を概略説明する。ここで,ユーザが,上記操作表示部6
によって,予め登録された上記回覧宛先情報の中から所
望する回覧ルート(図中には矢印Rで示した,ABCD
の順)に対応する上記回覧宛先情報を選択すると,送信
元となる上記回覧ファクシミリ装置Aは,上記選択され
た回覧宛先情報を回覧情報記憶部11に格納する。先
ず,上記操作表示部6の操作により回覧開始が選択され
ると,上記回覧ファクシミリ装置Aは,上記回覧データ
を,上記選択された回覧宛先情報に従って上記回覧ファ
クシミリ装置Bの上記回覧情報記憶部11に送信する。
続いて,上記回覧ファクシミリ装置Bは,受信した上記
回覧データを,上記選択された回覧宛先情報に従って上
記回覧ファクシミリ装置Cの上記回覧情報記憶部11に
送信する。ここで,上記選択された回覧宛先情報は,上
記回覧ファクシミリ装置Aから,上記回覧データと共に
該選択された回覧宛先情報自体を受信する構造であって
も良いし,上記回覧ファクシミリ装置Aから,上記回覧
データと共に,上記回覧ルートに対応する回覧宛先情報
を特定可能な制御信号だけを受信し,該制御信号によっ
て予め該回覧ファクシミリ装置Bの上記回覧情報記憶部
11に登録された上記回覧宛先情報の中から読み出す構
造であっても良い。同様に,上記回覧ファクシミリ装置
Cは,受信した上記回覧データを,上記選択された回覧
宛先情報に従って上記回覧ファクシミリ装置Dの上記回
覧情報記憶部11に送信する。また同様に,上記回覧フ
ァクシミリ装置Dは,受信した上記回覧データを,上記
選択された回覧宛先情報に従って上記回覧ファクシミリ
装置Aの上記回覧情報記憶部11に送信する。このよう
に,本発明の実施の形態に係る回覧ファクシミリ装置
は,上記選択された回覧ルートに対応する上記回覧宛先
情報に基づいて上記回覧データを順次回覧することが可
能である。また,回覧元Aでは回覧が正しく行われたか
どうかを確認する必要があるが,図に示す通り本実施例
では,回覧結果を,上記回覧ファクシミリ装置B,C及
びDから上記回覧ファクシミリ装置Aへ,参照符FB,
FC及びFDとしてそれぞれ返信する構成としている。
但し,上記回覧結果を上記回覧データに順次付加する構
造であっても良い。
【0011】次に図3〜5を用いて,予め登録されてな
る上記回覧先情報を,任意に選択された通信条件によっ
て並べ替えることにより,本発明の目的を達成するため
の手法について概略説明する。まず,図3を用いて,上
記回覧ファクシミリ装置を用いた回覧の処理手順の概略
を説明する。以下S1,S2,,は処理手順(ステッ
プ)の番号を示す。先ず,図3の処理がスタートする前
に,上記画像取り込み部7から,或いは通信回線から入
手した回覧データが,上記回覧情報記憶部11記憶され
ているものとする。処理が開始されると,ステップS1
では,上記回覧宛先情報を並べ替える通信条件が,ユー
ザの所望する優先度を付けて選択される。続いてステッ
プS2では,上記選択された通信条件に基づいて上記回
覧宛先情報が並べ替えられる。最後にステップS3で
は,上記並べ替えられた回覧宛先情報に基づいて回覧デ
ータが順次回覧され,処理を終了する。
【0012】次に,上記各ステップの処理の詳細につい
て説明する。 (S1)先ず,上記宛先情報を並べ替えるための通信条
件を選択する。その手段の一例としては,例えば,図4
に示すような通信条件選択画面を上記操作表示部6に作
成し,ユーザが該画面を操作選択する構造とすれば,容
易に通信条件に優先度を付けて選択することが可能とな
る。 (S2)次に,上記ステップS1で選択された通信条件
に基づいて上記回覧宛先情報を並べ替える。ここで,図
5(a)は,予め登録されてなる上記回覧先情報の一例
であって,送信先から回覧される順番を示す回覧先リス
トである。該回覧先リストは,回覧先の宛先とFAX番
号,通信条件である地域情報と通信モード情報とによっ
て構成されたものであり,送信元から送信される上記回
覧データは,該回覧先リストに基づいて回覧No1から
2,,10と順次回覧される。しかしながら,該回覧先
リストには異なる通信条件を含んだ回覧先の宛先が混在
しており,最適な回覧通信であるとは言い難い。そこ
で,図5(b)に示すように上記回覧先リストを,通信
条件の一例である上記通信モード情報に基づいてカラー
モードを優先として並べ替えた後に,上記回覧データ
を,該回覧先リストに基づいて回覧No1’から
2’,,10’と順次回覧すると良い。これにより,回
覧ルート内に混在していた全てのカラー回覧ファクシミ
リ装置に対して,カラー原稿の回覧データを確実に回覧
することが可能となり,回覧ファクシミリ装置としての
利便が向上する。また,図5(c)に示すように上記回
覧先リストを,上記地域情報にもとづいて市内を優先と
して並べ替えた後に,上記回覧データを,該回覧先リス
トに基づいて回覧No1”から2”,,10”と順次回
覧しても良い。これにより,予め登録された回覧先リス
ト内に混在していた異なる地域間の送信先が同一の地域
毎に纏められ,それまで頻発していた異なる地域間での
長距離通信が,必要最低限まで削減されることになり,
全ての送信先に回覧するために発生する回線使用料を抑
制することができる。更にまた,図5(d)に示すよう
に上記回覧先リストを,上記通信モード情報を第1優先
とし,上記地域情報を第2優先として並べ替えた後に,
上記回覧データを,該回覧先リストに基づいて回覧No
1’’’から2’’’,,10’’’と順次回覧しても
良い。これにより,全てのカラー回覧ファクシミリ装置
に対してカラー原稿の回覧データを確実に回覧すると共
に,全ての送信先に回覧するために発生する回線使用料
を抑制することができる。ここで,上記並び替えられた
回覧宛先情報を同一の通信条件毎に分割し,回覧グルー
プを形成することより,上記回覧グループ毎のその先頭
の送信先にそれぞれ回覧元から上記回覧データを送信す
る形態も考えられよう。例えば,上記図5(c)の場合
であれば,回覧No.1”〜4”(市内回覧グループ)
と,回覧No5”〜7” (市外回覧グループ)と,回
覧No8”〜10” (海外回覧グループ)の3つの回
覧グループに分割し,各グループ毎に回覧すれば良い。
これにより,単一の回覧ルートで順次回覧する場合に較
べて,より迅速に全ての送信先で上記回覧データを回覧
することができる。また,海外の送信先,市内の送信
先,或いは市外の送信先とを,独立した回覧ルートにす
ることによって,時差の関係等で上記回覧データが海外
の送信先で長時間保留されたとしても,市内或いは市外
の送信先の回覧には影響が無い。また,上記回覧先リス
トは,所定の時間毎に更新されることが望ましい。ここ
で,上記回覧先リストの初期設定に不備がある場合,或
いは時間の経過と共に送信先の通信条件が変化した場合
には,該回覧宛先情報から形成される上記回覧グループ
が誤った回覧宛先情報を含んだものとなり,送信先の通
信条件に応じた最適な回覧を行うことができない。そこ
で,回覧先から回覧元へ送信される通話情報に基づいて
所定の時間毎に上記回覧宛先情報を変更することによっ
て,上記回覧先リスト上には,各送信先の最新の上記回
覧宛先情報が常に反映されることになり,該最新の回覧
宛先情報に基づいて形成される上記回覧グループを常に
最適なものとすることが可能となり,ユーザの所望する
通信条件に従った最適な回覧をすることができる。 (S3)最後に,上記ステップS2で並べ替えた上記回
覧宛先情報に基づいて,図2を用いて上述した順次回覧
の基本的手順に従って回覧データを順次回覧する。ここ
で,上記ステップS2で並び替えられた上記回覧宛先情
報は,ユーザによって選択された通信条件によって並べ
替えられたものであるため,上記回覧データは最適な回
覧ルートで順次回覧されることになる。
【0013】
【実施例】ここで,上述した回覧ファクシミリ装置の一
実施例として,通信機械工業会のファクシミリ部会によ
って纏められた回覧ファクシミリの仕様を含むFコード
仕様に基づく回覧ファクシミリを考える。そこで,図6
を用いて,上記Fコード仕様に基づく回覧ファクシミリ
装置における通信手順を説明する。回覧が開始される
と,図6(a)に示すように,先ず送信側が,Call
(コーリングトーン)を受信側に対して発信する。該C
allを受信すると,受信側は,NSF(非標準機能信
号),CSI(発呼端末識別信号)及びDIS(ディジ
タル識別信号)を返信する。これらの信号に応答して送
信側は,SID(Sender ID:パスワード信
号),SUB(サブアドレス信号),TSI(送信端末
識別信号),DSS(ディジタル命令信号)及びNSS
(非標準機能設定信号)を送出する。ここで,送信側が
送信する上記SUBと上記SIDによって,今回の送受
信で互いに使用する上記回覧情報記憶部11が特定され
る。続いて,送信側はTCF(トレーニングチェック信
号)送信し,該TCFを受信した受信側は,CFR(受
信準備確認信号)を返信する。該CFRを受信した送信
側はPIX(回覧データ)の送信を開始する。最後に,
送信側から発信されるEOP(手順終了信号)を受信し
て,総ての回覧データを受信したことを確認すると,受
信側は,MCF(メッセージ確認信号)を返信し,送信
側からのDCN(切断命令信号)を受けて通信を終了す
る。このように,上記Fコード仕様に基づく回覧ファク
シミリ装置では,送信側から受信側へと送信される上記
SUBと上記SIDとによって,任意の上記回覧情報記
憶部11が特定され,上記回覧データは,任意の回覧情
報記憶部11に格納される。これにより,上記回覧デー
タは,格納された任意の回覧情報記憶部11に予め登録
された上記回覧宛先情報に基づいた所定の送信先に回覧
されことになり,所定の回覧ルートでの回覧を行うこと
が可能となる。また,上記回覧宛先情報は,上記NSS
信号と共に図6(b)に示すような回覧宛先リストとし
て送付される。ここで,上記回覧宛先リストは,送信元
のステータスと電話番号と,回覧先である複数の送信先
のステータスと電話番号とから構成されている。このう
ち,上記ステータスの情報とは,図6(c)に示すよう
な8bit長のデータであって,0bit目が送信モー
ド,1bit目が付加データの有無を示している。ま
た,4bitから7bitまでが送信結果(回数)を示
している。このうち,送信モードが0の場合は送信先の
ユーザのチェックが不要な回覧であることを,送信モー
ドが1の場合には送信先のユーザのチェックが必要な回
覧であることを示している。即ち,上記送信モードの設
定に基づいて,送信先のユーザが操作することなく自動
的に次の回覧先に転送される回覧と,送信先のユーザが
所定の操作した後に次の回覧先に転送される回覧とを指
定することが可能となり,上記回覧データの内容等に応
じて,回覧方法を使い分けることができる。また,付加
データが0の場合は付加データが無いことを,付加デー
タが1の場合は付加データが有ることを示している。こ
こで,上記付加データとしては,上記回覧データに対す
る回覧結果を記載した文書データを添付すると良い。こ
れにより,上記回覧データを所定の回覧ルートに従って
順次回覧すると共に,該回覧データに対する意見或いは
回答等を回収することが可能となり,効率的な回覧を行
うことができる。
【発明の効果】
【0014】以上説明したように,本発明は,送信元か
ら送信される回覧データを,予め登録されてなる回覧宛
先情報に基づいて複数の送信先で順次回覧する画像通信
方式において,上記回覧データの内容,或いは送信先の
宛先に関する情報を含む複数の通信条件から特定の通信
条件を選択する第1の工程と,上記選択された通信条件
によって上記回覧宛先情報を並び替える第2の工程とを
具備してなることを特徴とする画像通信方式として構成
されている。このように構成することによって,上記任
意に選択された通信条件において最適な回覧ルートでの
回覧が可能となる。例えば,上記選択された通信条件
が,送信先のある地域を表す地域情報である場合には,
例えば,先ず市内の送信先で順次回覧し,続いて市外の
送信先で順次回覧し,最後に海外の送信先で順次回覧を
実施するような回覧ルートを設定することが可能とな
る。これにより,上記予め登録されてなる回覧宛先情報
に基づいた回覧では頻発した異なる地域間での長距離通
信を,必要最低限まで削減することが可能となり,全て
の送信先に回覧するために発生する回線使用料を抑制す
ることができる。例えば,上記選択された通信条件が,
上記回覧データをカラー原稿として送信するか,或いは
モノクロ原稿として送信するかを選択する通信モード情
報である場合には,先ず,カラー回覧ファクシミリ装置
の送信先で順次回覧し,続いてモノクロ回覧ファクシミ
リ装置の送信先で順次回覧を実施するような回覧ルート
を設定することが可能となる。これにより,予め登録さ
れた回覧宛先情報内に混在していた全てのカラー回覧フ
ァクシミリ装置に対して,カラー原稿の回覧データを確
実に回覧することができる。また,上記通信条件を,優
先度を付けて選択された複数の上記通信条件とすること
ができる。これにより,例えば,上記通信モード情報を
第1優先とし,上記地域情報を第2優先とした場合に
は,上記通信モード情報によって並べ替えた後に,更に
上記通信情報モード毎に上記地域情報によって並べ替え
た上記回覧宛先情報に基づいて回覧データを回覧するこ
とが可能となり,全てのカラー回覧ファクシミリ装置に
対してカラー原稿の回覧データを確実に回覧すると共
に,全ての送信先に回覧するために発生する回線使用料
を抑制することができる。
【0015】ここで,上記第2の工程で並び替えられた
回覧宛先情報を,同一の通信条件毎の回覧グループに分
割する第3の工程と,上記回覧グループ毎に上記回覧デ
ータを送信する第4の工程とを更に具備した形態も考え
うる。これにより,単一の回覧ルートで順次回覧する場
合に較べて,全ての送信先に回覧データを回覧するため
に要する時間が短縮される。また,海外の送信先と,市
内或いは市外の送信先とを独立した回覧ルートで回覧す
ることによって,時差の関係で,海外の送信先で回覧デ
ータが長時間保留された場合にも,市内或いは市外の送
信先の回覧に対する影響を排除することが可能となる。
【0016】また,上記回覧宛先情報は,所定の時間毎
に更新されることが望ましい。ここで,上記回覧宛先情
報の初期設定に不備がある場合,或いは時間の経過と共
に送信先の受信状態が変化した場合には,上記回覧宛先
情報から形成される上記回覧グループも最適なものとす
ることができない。そこで,回覧先から回覧元へ送信さ
れる通話情報に基づいて所定の時間毎に上記回覧宛先情
報を変更することによって,送信元が,常に最新の上記
回覧宛先情報を備えることが可能となり,該最新の回覧
宛先情報に基づいて形成される上記回覧グループを常に
最適なものとすることが可能となり,ユーザの所望する
通信条件に従った最適な回覧をすることができる。
【0017】また,上記画像通信方式を適用した画像通
信装置として捉えることによって,本発明は,送信元か
ら送信される回覧データを,予め登録されてなる回覧宛
先情報に基づいて複数の送信先で順次回覧する機能を有
する画像通信装置において,上記回覧データの内容,或
いは送信先の宛先に関する情報を含む複数の通信条件か
ら特定の通信条件を選択する選択手段と,上記選択され
た通信条件によって上記回覧宛先情報を並び替える分類
手段とを具備してなることを特徴とする画像通信装置と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像通信装置の概略
構成図。
【図2】画像データの回覧する手段の一例を示す図。
【図3】回覧の処理手順を説明するフローチャート。
【図4】通信条件及びその優先度を選択する手段の一例
を示す図
【図5】回覧先リストの一例を示す図。
【図6】Fコード仕様に基づく回覧ファクシミリにおけ
る通信仕様を示す図。
【符号の説明】
A …回覧ファクシミリ装置 B …回覧ファクシミリ装置 C …回覧ファクシミリ装置 D …回覧ファクシミリ装置 FB …回覧結果 FC …回覧結果 FD …回覧結果 R …回覧ルート 1 …制御部 2 …システムメモリ 3 …符号化復号化部 4 …画像メモリ 5 …印字部 6 …操作表示部 7 …画像取り込み部 8 …モデム 9 …網制御装置 10 …パラメータ記憶部 11 …回覧情報記憶部 12 …システムバス S1,S2,,…処理手順(ステップ)の番号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元から送信される回覧データを,予
    め登録されてなる回覧宛先情報に基づいて複数の送信先
    で順次回覧する画像通信方式において,上記回覧データ
    の内容,或いは送信先の宛先に関する情報を含む複数の
    通信条件から特定の通信条件を選択する第1の工程と,
    上記選択された通信条件によって上記回覧宛先情報を並
    び替える第2の工程とを具備してなることを特徴とする
    画像通信方式。
  2. 【請求項2】 上記並び替えられた回覧宛先情報を,同
    一の通信条件毎の回覧グループに分割する第3の工程
    と,上記回覧グループ毎に上記回覧データを送信する第
    4の工程と,を更に具備してなる請求項1に記載の画像
    通信方式。
  3. 【請求項3】 上記通信条件が,送信先の地域情報を示
    す送信先情報である請求項1あるいは2のいずれかに記
    載の画像通信方式。
  4. 【請求項4】 上記通信条件が,上記回覧データがカラ
    ー原稿として送信するか,或いはモノクロ原稿として送
    信するかを選択する送信モード情報である請求項1ある
    いは2のいずれかに記載の画像通信方式。
  5. 【請求項5】 上記通信条件が,優先度を付けて選択さ
    れた複数の上記通信条件である請求項1〜4のいずれか
    に記載の画像通信方式。
  6. 【請求項6】 上記回覧宛先情報が,所定の時間毎に更
    新される請求項1〜5のいずれかに記載の画像通信方
    式。
  7. 【請求項7】 送信元から送信される回覧データを,予
    め登録されてなる回覧宛先情報に基づいて複数の送信先
    で順次回覧する機能を有する画像通信装置において,上
    記回覧データの内容,或いは送信先の宛先に関する情報
    を含む複数の通信条件から特定の通信条件を選択する選
    択手段と,上記選択された通信条件によって上記回覧宛
    先情報を並び替える分類手段と,を具備してなることを
    特徴とする画像通信装置。
  8. 【請求項8】 上記並べ替えられた回覧宛先情報を,同
    一の通信条件毎の回覧グループに分割する分割手段と,
    上記回覧グループ毎に上記回覧データを送信する送信手
    段と,を更に具備してなる請求項7に記載の画像通信装
    置。
  9. 【請求項9】 上記通信条件が,送信先の地域情報を示
    す送信先情報である請求項7あるいは8のいずれかに記
    載の画像通信装置。
  10. 【請求項10】 上記通信条件が,上記回覧データをカ
    ラー原稿として送信するか,或いはモノクロ原稿として
    送信するかを選択する送信モード情報である請求項7あ
    るいは8のいずれかに記載の画像通信装置。
  11. 【請求項11】 上記通信条件が,優先度を付けて選択
    された複数の上記通信条件である請求項7〜10のいず
    れかに記載の画像通信装置。
  12. 【請求項12】 上記回覧宛先情報が,所定の時間毎に
    更新される請求項7〜11のいずれかに記載の画像通信
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311855A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像送信装置、画像送受信装置および画像送受信システム
JP2011193397A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体

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