JPH08336020A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08336020A
JPH08336020A JP7143389A JP14338995A JPH08336020A JP H08336020 A JPH08336020 A JP H08336020A JP 7143389 A JP7143389 A JP 7143389A JP 14338995 A JP14338995 A JP 14338995A JP H08336020 A JPH08336020 A JP H08336020A
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JP
Japan
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image
recording
image reading
bands
image data
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JP7143389A
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Inventor
Akio Takeda
明生 竹田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリアルスキャンにより原稿を読み取る画像形
成装置において、連続複写時の動作時間を短縮し、画像
データを入力するための記憶領域を最小限にすること。 【構成】画像読み取り部(1,2,11〜16)による
シリアルスキャンにより原稿画像を複数バンドに分けて
読み取って画像データに変換し、その画像データを基に
記録部10により記録紙S上に画像を形成するととも
に、画像読み取り部で読み取られた最初の1バンド目か
らの1または数バンド分(例えば、2バンド=N)の画
像データをメモリに蓄積する。連続複写の2枚目以降の
複写の場合に、最初の2バンド目または他の複数バンド
目(例えば、3バンド目)以降から画像読み取り部の画
像読み取り動作を開始し(S35)、メモリに蓄積され
た画像データと(S23〜S26)、画像読み取り動作
による画像データと(S27〜S32)から、記録部で
2枚目以降の記録紙上に画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続複写機能を有し、
シリアル走査により画像の読取り及び画像形成記録を行
う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機としては、アナログ方
式のものとデジタル方式のものがある。デジタル方式の
ものは、読み取った画像を一度電気的に変換するため、
画像をパーソナルコンピュータ(パソコン)に取り入れ
たり、ファクシミリやプリンタの入力データとして使用
できたり、あるいはシステム的に展開する事も可能であ
るので、今後の複写機としては有望な技術である。又、
このデジタル方式ではレーザーや感光体を使用した電子
写真方式の間接記録方式と、インクジェット方式や熱転
写方式の直接記録方式とがある。これら記録方式の中で
直接記録方式は、記録紙への記録プロセスが簡単なた
め、記録装置の構成を簡単にでき、装置の小型化、低コ
スト化に有利な技術である。さらに、インクジェット方
式は熱転写方式と比較すると記録コストが安く、今後の
デジタル方式の複写機としては最も有望な技術のひとつ
である。
【0003】図10はインクジェット方式を用いた従来
のデジタルカラー複写機の構成例を示す。ここで、1は
照明ランプ、ミラー、レンズ、固体撮像素子としてのC
CD(電荷結合素子)等を搭載した主走査キャリッジ、
2はこの主走査キャリッジを移動可能に搭載した副走査
キャリッジ、3はシアン、イエロー、マゼンタ、ブラッ
クの4色のインクの印字ヘッド(記録ヘッドともいう)
4a〜4dを搭載した印字キャリッジ(記録キャリッジ
ともいう)、5a,5b,5cはカットシート状の記録
紙Sを積載したカセットである。
【0004】上記の構成での複写動作について、まず画
像読み取り部の動作から述べる。原稿ガラス6上に置か
れた原稿(図示せず)は、主走査キャリッジ1が図中矢
印Dの方向へ移動することにより原稿の端部から一定の
幅だけ原稿画像が読み取られる。そして、主走査キャリ
ッジ1は副走査キャリッジ2の他端まで移動したら、図
中矢印E方向へ移動することで、元の位置へ戻る。次
に、副走査キャリッジ2が矢印F方向へ一定の距離移動
し、停止した後、主走査キャリッジ1が再度矢印D方向
へ移動し、原稿を読み取る。
【0005】この動作を順次繰り返し、副走査キャリッ
ジ2が図10に示す破線の位置まで移動して原稿を全て
読み取る。この読み取り動作が終了した後は、副走査キ
ャリッジ2は戻り方向の図中矢印G方向へ移動し、元の
位置へ戻る。
【0006】次に、画像記録部の動作について述べる。
カセット5a内に積載された記録紙Sは、給紙手段(不
図示)により最上位置の1枚だけが第1搬送ローラ対7
へ送られ、さらに第1搬送ローラ対7により記録部10
へ搬送されて停止する。
【0007】次に、印字キャリッジ3が矢印A方向へガ
イドシャフト9に沿って移動し、印字ヘッド4a〜4d
により記録紙S上に印刷(印字ともいう)を行ない、印
字キャリッジ3がガイドシャフト9の他端まで移動した
後は矢印B方向へ移動して元の位置へ戻り、記録紙Sは
矢印C方向へ一定の量だけ搬送され、印字キャリッジ3
が再度矢印A方向へ移動し、記録紙Sに印刷を行なう。
この動作を順次繰り返し、記録紙S上に印刷を行ない、
第2搬送ローラ対8及び排紙ローラ対11により排紙ト
レイ20上に記録紙を排出する。
【0008】以上の画像読み取り部及び画像記録部の動
作において、画像読み取り部の読み取りデータを画像処
理回路(不図示)を介して画像記録部へ送ることによ
り、原稿上の画像を記録紙S上に複写することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例におい
て、連続複写を行なう場合には、画像記録部では記録中
の記録紙S1に対し、次の記録を行なう記録紙S2を給
紙手段(不図示)により、記録紙S1への記録中に搬送
し、記録紙S1の記録終了後、すぐに記録部10へ次の
記録を行なう記録紙S2を搬送し、次の記録への印刷動
作を行なうことが可能である。
【0010】しかしながら、この場合、画像読み取り部
では副走査キャリッジ2が、図10に示す破線の位置か
ら、矢印G方向へ移動し、元の位置にまで戻る必要があ
る。このため、記録紙S2が記録可能な状態となってい
ても副走査キャリッジ2が元の位置まで戻れなくなるの
で、この動作に要する時間により連結複写の時間が長く
なってしまっていた。
【0011】また、連続複写を行なう場合、最初の画像
読み取り動作で読み取った原稿の画像データを、画像処
理回路内のメモリへ入力することで、連続複写での2枚
目以降の記録は画像読み取り部は動作させず、メモリに
入力された画像データにより画像記録部の動作のみを行
なわせる方法もある。この方法では連続複写の時間は副
走査キャリッジの動作に拘束されないため、連続複写の
時間を短かくすることができる。しかしながら、1枚の
原稿の画像データをメモリに入力するには相当多くのメ
モリが必要となり、そのため装置価格の上昇を招くこと
となってしまう。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的とするところは、画像データを入力
する多くのメモリ領域を必要とせずに、かつ連続複写で
の動作時間を短かくすることの可能な画像形成装置を提
供することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は上記第1の目
的に加えてさらに画像データを入力するメモリ領域を最
小限にすることができる画像形成装置を提供することに
ある。
【0014】また、本発明の第3の目的は上記第1と第
2の目的に加えて、さらに、記録画像をより安定させる
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の第4の目的は上記第2と第
3の目的に加えて、さらに原稿を読み取るために移動す
る画像読み取りキャリッジの移動量により、メモリに入
力する画像データを最小限にすることができる画像形成
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の形態は、連続複写モードを有す
る画像形成装置において、シリアルスキャンにより原稿
画像を複数バンドに分けて読み取って画像データに変換
する画像読み取り手段と、前記画像データを基に被記録
材上に画像を形成する記録手段と、前記画像読み取り手
段で読み取られた最初の1バンド目からの1または複数
バンド分の画像データを蓄積する記憶手段と、連続複写
の2枚目以降の複写の場合に、最初の2バンド目または
他の複数バンド目以降から前記画像読み取り手段の画像
読み取り動作を開始させ、前記記憶手段に蓄積された画
像データと前記画像読み取り動作による画像データから
前記記録手段で2枚目以降の被記録材上に画像を形成さ
せる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0017】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第2の形態は、連続複写時において、前記画像読
み取り手段の画像読み取りキャリッジは、前記制御手段
の制御により1枚目の画像読み取り後、前記2バンド目
または他の複数バンド目の画像読み取り開始位置へ直接
移動することを特徴とする。
【0018】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の第3の形態は、前記画像読み取り手段の光学素子
のシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を
有し、該シェーディング補正手段に対し前記制御手段
は、連続複写時に毎回、前記シェーディング補正動作を
行なわせることを特徴とする。
【0019】また、上記第4の目的を達成するため、本
発明の第4の形態は、前記制御手段は、原稿を読み取る
ために移動する前記画像読み取り手段の画像読み取りキ
ャリッジの移動量に応じて前記記憶手段に蓄積する画像
データのバンド数を変えることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の第1の形態では、連続複写モードにお
いて、画像読み取り手段(実施例では、画像読み取り部
1,2,11〜16が相当)によるシリアルスキャンに
より原稿画像を複数バンドに分けて読み取って画像デー
タに変換し、その画像データを基に記録手段(実施例で
は、記録部10が相当)により記録紙のような被記録材
上に画像を形成するとともに、画像読み取り手段で読み
取られた最初の1バンド目からの1または複数バンド分
の画像データを記憶手段(実施例では、メモリが相当)
に蓄積する。ここで、連続複写の2枚目以降の複写の場
合に、最初の2バンド目または他の複数バンド目以降か
ら画像読み取り手段の画像読み取り動作を開始し、記憶
手段に蓄積された画像データと画像読み取り動作による
画像データから記録手段で2枚目以降の被記録材上に画
像を形成する制御を制御手段により行う。この様に、記
憶手段を効率的に使用しているので、動作時間を短くで
きるとともに、連続複写でも画像データを入力するため
の記憶領域が非常に少なくてすむ。
【0021】本発明の第2の形態では、連続複写時にお
いて、画像読み取り手段の画像読み取りキャリッジ(実
施例では、副走査キャリッジ2が相当)が、制御手段の
制御により1枚目の画像読み取り後、2バンド目または
他の複数バンド目の画像読み取り開始位置へ直接移動す
る。これにより、画像データを入力するための記憶領域
を最小限とすることができる。
【0022】本発明の第3の形態では、画像読み取り手
段の光学素子(実施例では、光学素子16が相当)のシ
ェーディング補正を行うシェーディング補正手段(実施
例のシェーディング板17や画像処理回路を含む)に対
し、制御手段は連続複写時に毎回、そのシェーディング
補正動作を行なわせる。これにより、光学素子の経時変
動の影響が除去され、記録画像をより安定化することが
できる。
【0023】本発明の第4の形態では、制御手段は、原
稿を読み取るために移動する画像読み取り手段の画像読
み取りキャリッジの移動量に応じて記憶手段に蓄積する
画像データのバンド数を変える。これにより、キャリッ
ジの移動量に応じて記憶手段に入力する画像データを最
小限とすることができ、ひいては記憶手段の有効利用に
寄与する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0025】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例を示す図であり、原稿12に対する主走査キャリッ
ジ1と副走査キャリッジ2の状態を示す平面図である。
ここで、矢印Fは順方向(往路)、矢印Gは逆方向(復
路)を表し、参照符号の添字のa,b,c,zは変位位
置又はアドレスを表す。本実施例における主走査キャリ
ッジと副走査キャリッジを含む複写機は従来例の図10
に示す装置と同一の構成であるので、その説明は省略す
る。また、図2および図3は本実施例における動作手順
を示すフローチャートである。
【0026】次に、図1および図2,図3のフローチャ
ートを参照して、連続複写動作の説明を行なう。図2に
示すように、まず、1枚目の複写動作で定数NとMを定
める(S1)。そのNは主走査キャリッジ1で読み取っ
たバンドデータをメモリに入力するバンド回数であり、
その詳細は後述する。Mは記録紙のサイズにより定まる
印字バンド回数である。
【0027】次に、光学素子のシェーディング(詳細は
後述)を行ない(S2)、記録紙Sを給紙手段により記
録部へ搬送し(S3)、主走査キャリッジ1,副走査キ
ャリッジ2の移動により、原稿12のデータが読み取ら
れ(S5)、印字キャリッジ3,印字ヘッド4a〜4d
及び第1搬送ローラ対7により記録紙Sへの印字が行な
われる(S7)。ここで、変数nを上述の定数Nと比較
し、nがNより小さい場合は(S4)、主走査キャリッ
ジ1で読み取られた原稿12のバンドデータをメモリ
(不図示)に入力する(S6)。本実施例では、一例と
してN=2とし、図1で示す原稿12上のバンド(記録
帯)12a,12bのデータとなる。
【0028】次に、変数nが定数Nよりも大きくなった
場合は(S4)、主走査キャリッジ1での読み取りバン
ドデータのメモリへの入力を行なわずに、記録紙への印
字バンド回数Mまで(S9)、画像読み取り(S1
0)、印字の動作(S11)を、nを1づつインクリメ
ントすることで(S12)、繰り返し、1枚目の複写動
作を終了する(S13,S14)。
【0029】次に、2枚目以降の複写動作について、図
3を参照して説明する。定数Nは上述のメモリに入力す
るバンド回数と実質同じメモリに入力されたバンド回数
であり、定数Mも同様に記録紙への印字バンド回数であ
る(S21)。記録紙Sの記録部への搬送は1枚目と同
様の動作により搬送されるが、1枚目の記録動作中又は
排出動作中に2枚目の記録紙の搬送動作は開始され、1
枚目の記録終了後にすぐに2枚目の記録紙への記録が開
始できるように、記録部へ搬送される(S22)。ここ
で、変数nを上述の定数Nと比較し、nがNよりも小さ
い場合は(S23)、メモリに入力されたバンドデータ
(バンド12a,12bのデータ)により印字キャリッ
ジ3,印字ヘッド4a〜4dにより記録紙Sへの印字が
行なわれる(S24,S25,S26)。
【0030】次に、変数nが定数Nよりも大きくなった
場合は主走査キャリッジ1が図1の1cの位置から原稿
12のバンド12cのデータを読み込み、バンドデータ
のメモリへの格納を行なわずに、印字キャリッジ3,印
字ヘッド4a〜4dにより記録を行なう(S28,S2
9,S30)。この動作を記録紙への印字バンド回数M
まで(S27)順次繰り返し、2枚目の複写動作を終了
する(S31,S32)。3枚目以降も、2枚目と同様
の動作を行なう。
【0031】以上の動作により、2枚目以降の主走査キ
ャリッジの画像読み取りは図1の1cの位置からで良
い。このためメモリに入力されたバンドデータで画像記
録部によりバンド12a,12bの印字を行なっている
間に、副走査キャリッジ2は前の画像読み取り動作を終
了した位置2zから元の位置2aへ戻らず、バンドデー
タがメモリに入力されていない2cの位置へ戻れば良
い。これにより、装置の構成から前述の定数Nを定める
ことができ、副走査キャリッジ2が戻る時間が、連続複
写の時間に影響をあたえることがなくなる。また、原稿
のデータを入力するメモリの大きさも原稿全部では無
く、副走査キャリッジ2が画像読み取り開始位置へ戻る
時間だけ、画像記録部により記録されるバンドデータ量
だけで良くなる。
【0032】(第2の実施例)図4〜図8は本発明の第
2の実施例を示す図である。図4は画像読み取り部の縦
断面図である。なお、記録部としては図10に示すよう
な構成でも、また他の方式のプリント機構のものでもよ
い。主走査キャリッジ1には図10の従来例と同様に、
照明ランプ13、ミラー14a,14b、レンズ15、
光学素子16が搭載されている。ここで、主走査キャリ
ッジ1は図8に示す1aの位置にあり、光学素子16
(例えば、CCDのような固体撮像素子からなるライン
イメージセンサ)の真上には原稿ガラス6上にシェーデ
ィング板17が取り付けられている。
【0033】シェーディング板17は原稿ガラス6と対
向する面が均一な白色に塗装されている。この構成で照
明ランプ13を点燈させ、光学素子16でシェーディン
グ板17を読み取ると光学素子16の出力は、図5に示
すように、その光学素子を構成する各素子(画素)に対
して一定な値18bとならず、18aの曲線で示すよう
な状態となる。この現象は、各素子の感度のバラツキ
や、ミラー14a,14b、照明ランプ13での光量分
布のバラツキが原因として挙げられる。このバラツキは
経時的に変化することも判っている。これは、ランプ光
量などが経時的に変化するためである。
【0034】これら光学素子16の出力バラツキは画像
処理回路等(不図示)で補正される。この補正動作を一
般に光学素子のシェーディングと言う。
【0035】図6および図7は第2の実施例の動作を示
すフローチャートであり、図6は第1の実施例と同じで
ある。図7は2枚目以降の複写動作を示すものである。
1枚目の画像読み取りが終了した状態は、副走査キャリ
ッジ2,主走査キャリッジ1は図8に示す2z,1zの
位置にあり、画像読み取り終了後に矢印G方向へ戻る。
そして、本実施例では、主走査キャリッジ1,副走査キ
ャリッジ2は図8の1a,2aの位置に戻り、再度シェ
ーディング動作を行ない、シェーディング動作終了後、
1d,2dの位置へ移動する。
【0036】すなわち、図7に示すように、1枚目の複
写動作でバンド12a,12b,12cのバンドデータ
がメモリ(不図示)に入力され(図6のS6)、副走査
キャリッジ2が戻り(S33)、シェーディング動作を
再度行ない(S34)、画像読み取り開始位置1d,2
dへ移動する間は(S35)、画像記録部はメモリに入
力されたバンド12a,12b,12cのバンドデータ
により印字を行ない、(S24,S25,S26)、バ
ンド12dからは主走査キャリッジ1により読み取られ
た直接のデータにより印字を行なう(S27〜S3
2)。
【0037】本実施例では、シェーディング動作にかか
る時間の分だけバンドデータのメモリが大きくなるが、
光学素子の読み取りの経時的なバラツキが毎回補正され
るため、メモリに入力されたバンドデータ12a,12
b,12c部分の記録画像と主走査キャリッジ1から直
接読み取られるデータ12d以降からの記録画像とに、
光学素子1の読み取りの経時的なバラツキによる差を無
くすことができ、それにより安定した記録が行なえる。
【0038】(第3の実施例)図9は本発明の第3の実
施例での画像読み取り部の動作を示し、原稿12のサイ
ズが第1の実施例の図1と比較して小さくなっている。
ここで、図1の原稿サイズをA3、図9の原稿サイズを
A4とすると、A4サイズのものは図9からわかる様に
副走査キャリッジの移動方向の原稿幅がL/2とA3サ
イズの半分しかない。このため、1枚目の画像読み取り
後の主走査キャリッジ1,副走査キャリッジ2の位置は
1m,2mとなり矢印G方向へ戻る距離がA3サイズの
場合よりも短かくなっている。
【0039】このため、本実施例では、主走査キャリッ
ジ1,副走査キャリッジ2を、メモリ(不図示)に入力
されていたバンド12aのバンドデータにより画像記録
部で印字している間に、1b,2bの位置に戻してい
る。これにより、バンド12bからは主走査キャリッジ
1の位置1bから読み取られたデータにより直接印字を
行なうことができる。すなわち、図2および図3に示す
定数Nの値を副走査キャリッジ2が移動すべき距離によ
り変えることにより、本実施例の動作を行なうことがで
きる。
【0040】また、本実施例は前述の本発明の第2の実
施例にも応用可能である。以上の動作により、副走査キ
ャリッジ2の移動量により、メモリに入力するバンドデ
ータの数を変えることができ、使用しないメモリ領域は
他の処理などに利用することができる利点がある。
【0041】(その他の実施例)以上述べた本発明の実
施例において、副走査キャリッジは2枚目以降の複写
で、戻る距離(又はシェーディング動作後、読み取り開
始位置へ移動する距離)を、副走査キャリッジ2の駆動
を行なうパルスモータ(図示せず)のパルス数をカウン
トすることにより正確に移動することができる。又、所
定の位置(2枚目以降の読み取りを始める位置)に副走
査キャリッジの位置を検出するセンサ(不図示)を設け
て、副走査キャリッジを停止させても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の形
態によれば、連続複写でも画像データを入力する多くの
メモリ領域を必要とせずに、動作時間を短かくすること
ができる。
【0043】また、本発明の第2の形態によれば、上記
第1の形態の効果に加えて画像データを入力するメモリ
領域を最小限とすることができる。
【0044】また、本発明の第3の形態によれば、上記
第1の形態の効果に加えて、記録画像をより安定化する
ことができる。
【0045】また、本発明の第4の形態によれば、上記
第2,第3の形態の効果に加えて、原稿を読み取るため
に移動する画像読み取りキャリッジの移動量に応じて、
メモリに入力する画像データを最小限とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像読み取り部
の動作を模式的に説明する概略平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における1枚目の複写動
作の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例における2枚目以後の複
写動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における画像読み取り部
の断面構造を示す縦断面図である。
【図5】図4の光学素子の出力のシェーディング補正を
説明する特性図である。
【図6】本発明の第2の実施例における1枚目の複写動
作の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における2枚目以降の複
写動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例における画像読み取り部の
動作を模式的に説明する概略平面図である。
【図9】本発明の第3実施例における画像読み取り部の
動作を模式的に説明する概略平面図である。
【図10】従来例の複写機の内部構造を透視的に示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 主走査キャリッジ 2 副走査キャリッジ 3 印字キャリッジ 4a〜4d 印字ヘッド 5a〜5c カセット 6 原稿ガラス 7 第1搬送ローラ対 8 第2搬送ローラ対 9 ガイドシャフト 10 記録部 11 排紙ローラ 12 原稿 13 照明ランプ 14a,14b ミラー 15 レンズ 16 光学素子 17 シェーディング板 20 排紙トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続複写モードを有する画像形成装置に
    おいて、 シリアルスキャンにより原稿画像を複数バンドに分けて
    読み取って画像データに変換する画像読み取り手段と、 前記画像データを基に被記録材上に画像を形成する記録
    手段と、 前記画像読み取り手段で読み取られた最初の1バンド目
    からの1または複数バンド分の画像データを蓄積する記
    憶手段と、 連続複写の2枚目以降の複写の場合に、最初の2バンド
    目または他の複数バンド目以降から前記画像読み取り手
    段の画像読み取り動作を開始させ、前記記憶手段に蓄積
    された画像データと前記画像読み取り動作による画像デ
    ータから前記記録手段で2枚目以降の被記録材上に画像
    を形成させる制御手段とを具備することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 連続複写時において、前記画像読み取り
    手段の画像読み取りキャリッジは、前記制御手段の制御
    により1枚目の画像読み取り後、前記2バンド目または
    他の複数バンド目の画像読み取り開始位置へ直接移動す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像読み取り手段の光学素子のシェ
    ーディング補正を行うシェーディング補正手段を有し、
    該シェーディング補正手段に対し前記制御手段は、連続
    複写時に毎回、前記シェーディング補正動作を行なわせ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、原稿を読み取るために
    移動する前記画像読み取り手段の画像読み取りキャリッ
    ジの移動量に応じて前記記憶手段に蓄積する画像データ
    のバンド数を変えることを特徴とする請求項2または3
    に記載の画像形成装置。
JP7143389A 1995-06-09 1995-06-09 画像形成装置 Pending JPH08336020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7143389A JPH08336020A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 画像形成装置

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