JP2009089359A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリのオーバフローを発生させず、あらゆるサイズの画像データの画像読取を行う。
【解決手段】メモリの空き領域が不足する場合に読取動作を一時停止する間欠読取動作を行なう画像読取装置であって、前記メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断するメモリ管理手段と、前記メモリの前記所定サイズの空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する前記原稿の読取区間を単位に、前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう読取動作制御手段とを備え、前記読取動作制御手段は、前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に前記画像読取手段に前記原稿の新たな読取区間の画像読取を行なわせ、前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断しない場合に当該読取区間の画像読取終了により前記画像読取手段の画像読取動作を一時停止させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コピー機、MFP(Multi Function Printer)のスキャナ処理部もしくはスキャナ単体装置等を構成する画像読取装置に関する。
この種の画像読取装置では、原稿の画像読取の際、いったん画像読取部で読み取った画像データをメモリに書き込み、上位の処理部もしくは外部の装置(パーソナルコンピュータ等)がそのメモリに書き込まれた画像データを読み込むという方法が一般的である。ここで、メモリを介すのは、画像読取部の画像データの読取速度と、上位の処理部もしくは外部の装置の画像データの読込速度とが必ずしも一致しないからである。
読み取る画像データに対して十分なメモリサイズがある場合、メモリの所定領域に画像データを連続して書き込んでいき、上位の処理部もしくは外部の装置はメモリのその領域から画像データを読み込んでいく。この場合、原稿からの画像読取の中断を行なうことなく、メモリサイズの許す限り、どのようなサイズの画像データも読み取ることが可能である。
しかし、大容量のメモリを用いることは装置のコストアップを招くことになるため、コストミニマムを意識した設計を行う際には、使用するメモリサイズに制限を与える必要がある。その場合、メモリは、リングバッファの様に、メモリの先頭アドレスから順々に画像データの書き込みを行っていき、後端アドレスまで書き込んだら、再び先頭アドレスに戻り、上位の処理部もしくは外部の装置によるデータ読込が完了して空き領域となった部分に画像データの書き込みを行っていく。また、上位の処理部もしくは外部の装置によるメモリからのデータ読込動作が遅れた場合、まだ読み出されていないメモリ領域にはデータの書き込みが行えないため、メモリのオーバフローを防ぐために、画像読取動作を間欠的に行なう必要がある。
図1は従来の画像読取装置における処理を示すフローチャートであり、画像読取動作中にメモリフル(メモリの空き領域が十分でない状態)により以後の画像データを処理できないと判断した時に画像読取動作を一時停止し、上位の処理部もしくは外部の装置によるデータ読込でメモリに空き領域が発生したら画像読取動作を再開するという間欠読取技術を示したものである(例えば、特許文献1参照。)。
図1において、ステップS1で装置の電源投入等により処理を開始すると、ステップS2でオペレーションパネル等からの読取開始指示を待機し、読取開始指示があるとステップS3で画像読取動作を開始する。
そして、ステップS4で画像読取(メモリへの画像データの書き込みを伴う)を行い、ステップS5で読取終了位置(読取開始からのライン数で特定される位置)であるか否か判断し、読取終了位置でない場合はステップS6でメモリフルが発生していないか否か判断する。メモリフルが発生していない場合はステップS4で画像読取を継続する。
メモリフルが発生した場合、ステップS7で読取停止信号を発生し、ステップS8で画像読取を一時停止する。その後、ステップS9でメモリフルの解消により画像読取再開が可能であるか否か判断し、可能であればステップS3で読取停止信号を解除(画像読取再開指示)して画像読取動作を再開する。
そして、ステップS5で読取終了位置に達したと判断した場合、ステップS10で画像読取を終了し、ステップS11で全体の処理を終了する。
特許第3701621号公報
上述した従来の画像読取装置は、メモリのオーバフローを発生させないために画像読取動作の間欠制御を行なうものであるが、それにもかかわらず次のような理由によりメモリのオーバフローが発生してしまうという問題があった。
(1)従来の間欠読取技術では、間欠命令を制御するブロックが、何らかの原因、例えばCPUの負荷増大により、間欠動作命令(読取停止信号)を送信できない場合、メモリに書き込む画像データがメモリの許容範囲を超えてしまい、メモリのオーバフローを起こしてしまう。この場合、エラーにより異常終了となり、読取動作を中断せざるを得ない。
(2)従来の間欠読取技術では、メモリフルが起こり、これ以降の処理を行うことができないと判断した場合に画像読取の一時停止状態に遷移するものであるが、もし、画像読取部とメモリの間に何らかのデータ遅延ブロック、例えば画像処理部が存在した場合、このデータ遅延ブロックに起因してメモリのオーバフローを起こしてしまうことがある。すなわち、データ遅延ブロック内にメモリの空き領域のサイズを超える量のデータが溜まっていると、画像読取の一時停止により新たな画像読取は行なわれないものの、データ遅延ブロックによる遅延したメモリへの書き込みにより、メモリのオーバフローを起こしてしまう。また、データ遅延ブロックが画像処理部である場合は、例えば画像拡大等によりデータ量が数倍に増えることがあり、データの遅延と相俟ってオーバフローとなる可能性をいっそう高める。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、1頁の画像読取に必要なメモリサイズより小さいメモリ制約のもと、メモリのオーバフローを発生させず、あらゆるサイズの画像データの画像読取を行うことのできる画像読取装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、原稿の画像読取を行なう画像読取手段から得られる画像データをメモリの空き領域に書き込み、前記メモリの空き領域が不足する場合に読取動作を一時停止する間欠読取動作を行なう画像読取装置であって、前記メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断するメモリ管理手段と、前記メモリの前記所定サイズの空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する前記原稿の読取区間を単位に、前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう読取動作制御手段とを備え、前記読取動作制御手段は、前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に前記画像読取手段に前記原稿の新たな読取区間の画像読取を行なわせ、当該読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断しない場合に当該読取区間の画像読取終了により前記画像読取手段の画像読取動作を一時停止させる画像読取装置を要旨としている。また、本発明は、画像読取制御方法もしくは画像読取制御プログラムとして構成することもできる。
本発明の画像読取装置にあっては、メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断し、その空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する原稿の読取区間を単位に画像読取および一時停止の制御を行い、空き領域が存在する場合に新たな読取区間の画像読取を行い、空き領域が存在しない場合に現在の読取区間の画像読取終了により画像読取動作を一時停止するようにしたので、
(1)画像読取の停止を積極的に指示する信号は存在せず、従来のように間欠命令を制御するブロックが何らかの原因で間欠動作命令を送信できなくなる事態がなく、当該要因によるメモリのオーバフローを起こすことがない。
(2)画像読取部とメモリの間に何らかのデータ遅延ブロックが存在していたとしても、原稿の読取区間はそのデータ遅延ブロックによるデータ遅延およびデータ量増加を加味したものであるため、メモリのオーバフローを起こすことがない。
(3)よって、1頁の画像読取に必要なメモリサイズより小さいメモリ制約のもと、メモリのオーバフローを発生させず、あらゆるサイズの画像データの画像読取を行うことができる。
という効果がある。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<装置構成>
図2は本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の構成例を示す機能ブロック図である。
図2において、画像読取装置100は、画像読取部110と画像形成部120とを備えている。
画像読取部110は、CCD(Charge Coupled Device)や、CIS(Contact Image Sensor)等の読取センサにより、入力原稿を光学的に読み取り、電子データに変換する部分である。画像読取方式には、原稿を固定し、読取センサを移動させつつ原稿面をライン状に走査することで画像読取を行うフラットベッド方式(FB(Flat Bed)方式)、固定した読取センサに対して原稿面を移動させることによって画像読取を行う移動原稿方式(ADF(Auto Document Feeder)方式)がある。
画像形成部120は、画像読取部110により読み取った画像を出力可能な形式にして出力する部分であり、画像入力部130とメモリ140と読取動作制御部150と画像形成制御部160とを備えている。
画像入力部130は、画像読取部110より入力された画像データをメモリ140に書き込む処理を行う部分である。また、読み取った画像データに対して、ライン間補正、シェーディング補正、フィルタ処理等の画像処理を行なってもよい。
メモリ140は、画像入力部130により書き込まれる画像データを保持する部分である。このメモリ140の空き領域に応じて、間欠制御の一時停止状態へ遷移するか否かが判断され、画像読取部110が原稿を一定距離(一定ライン数)読み取った際に、メモリ140に十分な空き領域があれば読取動作を継続し、十分な空き領域がなければ読取動作を一時停止することで、間欠制御が行なわれる。
読取動作制御部150は、画像読取部110のモータ等の制御を行うことで画像読取の動作制御を行う部分である。
画像形成制御部160は、読取動作制御部150に対する画像読取動作の設定、メモリ140の空き領域管理等を行なう部分である。
読取動作制御部150および画像形成制御部160は、コンピュータハードウェアおよびその上で動作するコンピュータソフトウェア(プログラム)により実現される。
読取動作制御部150は、読取位置管理部151と読取継続判断部152と画像読取駆動制御部153とメモリ空き容量確認要求部154と読取区間カウンタ155とを備えている。
読取位置管理部151は、画像読取部110の原稿走査位置を管理する部分である。原稿走査はライン順次で行われるため、読取開始位置から何ラインの読み取りを行ったかを管理する。
読取継続判断部152は、読取位置管理部151で管理している画像読取位置が設定ライン数に到達した際、読取動作の一時停止を行うか行わないかの判断を行う部分である。なお、設定ライン数は固定でもよいし、画像形成制御部160からの設定によって決定してもよいし、動的に決定して設定するようにしてもよい。
画像読取駆動制御部153は、画像形成制御部160からの設定に応じて画像読取部110の駆動制御を行う部分である。
メモリ空き容量確認要求部154は、読取動作制御部150側から画像形成制御部160に要求してメモリ状態の情報を取得する場合に用いられる部分であり、画像形成制御部160側から一方的にメモリ状態の情報が送られてくる場合や、画像形成制御部160からメモリ状態に応じた読取継続信号が一方的に送られてくる場合(後述する読取継続信号方式の場合)には不要である。
読取区間カウンタ155は、読取継続判断部152が画像読取を一時停止するか否かを判断する際に、後述する読取区間カウンタ方式によって判断する場合に使用するものである(読取区間カウンタ方式を用いない場合は不要)。その際、読取区間カウンタ155は、あと何区間(1区間=設定ライン数)読み取りを行うことができるかを表しており、1区間の読み取りもしくはメモリ140への書き込みを行った場合にカウントダウンし、メモリ140が1区間に相当する領域(1バンク)空いた場合にカウントアップを行う。
画像形成制御部160は、読取動作設定部161とメモリ管理部162とメモリ状態送信部163と読取継続信号送信部164とを備えている。
読取動作設定部161は、読取動作制御部150に対して動作設定を行う部分である。設定項目としては、例えば、画像の読取サイズ、解像度、モノクロ/カラー選択等が挙げられる。
メモリ管理部162は、メモリ140の空き領域の管理を行う部分である。メモリ管理の方法としては、例えば、メモリ領域を複数のブロックに分割して管理するバンク管理等がある。
メモリ状態送信部163は、読取動作制御部150のメモリ空き容量確認要求部154から要求を受けた場合、もしくは要求を待たずに、メモリ管理部162で管理しているメモリ状態の情報を送信する部分である。後述する読取継続信号方式を採用する場合には不要である。
読取継続信号送信部164は、後述する読取継続信号方式を採用する場合に、メモリ管理部162で管理しているメモリ状態に応じ、読取区間に相当する空き領域がある場合に、読取継続信号を読取動作制御部150に送信する部分である。
<概略動作>
画像読取部110は、モータ等により読取センサ(CCD、CIS等)あるいは原稿を動かし、原稿の一面を走査することによって原稿1枚分の画像データを読み取って、読み取った画像データを画像入力部130へ送信する。画像読取部110のモータ、読取センサや読み取ったアナログ画像データをデジタル化するAFE(Analog Front End)の制御は、画像形成制御部160からの設定に従い読取動作制御部150が画像読取部110に対して行う。
画像入力部130は、画像読取部110から入力した画像データに対して必要に応じて画像処理を施した後、メモリ140に書き込みを行い、画像データを蓄積する。
また、読取動作制御部150は、読取区間カウンタ155の状態もしくは画像形成制御部160から送信される読取継続信号に基づいて間欠読取動作の制御を行う。
<間欠読取動作における読取区間>
図3は読取区間の説明図であり、原稿を5つの読取区間#1〜#5に分けた例である。この分けられた読取区間1つの画像データ量を1つのメモリバンクの領域より小さく設定することにより、1区間だけの読み取りを行う場合には、メモリのオーバフローを起こすことはない。つまり、1つの読取区間の読み取りを終了するたびに画像読取を一時停止すれば、メモリはオーバフローを起こすことなく画像読取を行うことができる。ただし、読取区間の設定が不適切であると、画像読取の一時停止により原稿の読取速度が遅くなってしまうため、読取区間に相当する読取ライン数を適切な値に設定することが望ましい。読取ライン数の設定については後述する。
図3において、画像読取を開始すると、先ず読取区間#1における画像の読み取りを行う。また、読み取った画像データはメモリ140に書き込まれる。しかし、読み取った画像データ量と、メモリ140に書き込まれるデータ量は必ずしも一致しない。これは、読み取った画像データに対して、ライン間補正、シェーディング補正、フィルタ処理等がなされる場合があるからである。
もし、読取区間#1の画像読取を行っている際に、次の1区間分に相当するメモリバンクの空きが確認されない状態(読取継続:否)であれば、読取区間#1の画像読取を終了した時点で画像読取を一時停止する。画像読取の一時停止中に、次の1区間分に相当するメモリバンクの空きが確認された状態(読取継続:可)、画像読取を再開し、読取区間#2の画像読取を行なう。
また、読取区間#1の画像読取を行っている際に次の1区間分に相当するメモリバンクの空きが確認された状態(読取継続:可)になれば、読取区間#2の画像データを書き込んでもメモリはオーバフローを起こさないため、画像読取を一時停止せずに読取区間#2の画像読取を継続して行う。これらの処理を原稿の読取終了位置まで行う。
<メモリ空き領域確認>
図4はメモリ空き領域確認の処理例を示すフローチャートであり、画像形成制御部160のメモリ管理部162(図2)がメモリ140に1区間分の画像データ量を書き込むことが可能なメモリバンクが解放されているか否かを確認する方法である。
図4(a)はポーリング方式によりメモリ空き領域確認を行なう例である。すなわち、メモリ管理部162は、ステップS101で処理を開始すると、ステップS102で一定時間の経過を待機し、一定時間が経過するとステップS103でメモリ空き領域の確認を行なう。
次いで、メモリ管理部162はステップS104で原稿読取が終了したか否か判断し、終了していない場合はステップS102で一定時間の経過を待機する。原稿読取が終了した場合、ステップS105で処理を終了する。
図4(b)は割込管理方式によりメモリ空き領域確認を行なう例である。すなわち、メモリ管理部162は、ステップS111で処理を開始すると、ステップS112で読取動作制御部150からの割込信号があるまで待機し、割込信号があるとステップS113でメモリ空き領域の確認を行なう。
次いで、メモリ管理部162はステップS114で原稿読取が終了したか否か判断し、終了していない場合はステップS112の割込信号の待機に戻る。原稿読取が終了した場合、ステップS115で処理を終了する。
<間欠読取動作における読取継続可否判断>
図5は読取継続可否判断の手法例を示す状態遷移図である。
図5(a)は読取区間カウント方式の場合の状態遷移図であり、読取動作制御部150内の読取区間カウンタ155(図2)によって、画像読取継続可否を判断する方法である。読取区間カウンタ155の値は、あと何区間の画像読取が可能であるかを表しており、読取区間カウンタ155の値が1以上であるなら、画像読取継続が可、読取区間カウンタ155の値が0であるなら画像読取継続が否であることを示す。画像読取継続が可の場合は一時停止を行わず次区間の画像読取を行い、画像読取継続が否の場合は現在の区間の読取終了で一時停止を行う。
読取区間カウンタ155の増減方法には、例えば、画像読取部110が1区間の読み取りを行ったらカウントダウンを行い、1区間分のデータ量を蓄積可能な領域を持ったメモリバンクがメモリ140で開放された時にカウントアップを行う制御方法がある。また、1区間分の画像データをメモリ140に蓄積した時点でカウントダウンを行い、1区間分のデータ量を蓄積可能な領域を持ったメモリバンクがメモリ140で開放された時にカウントアップを行う制御方法もある。
図5(b)は読取継続信号方式の場合の状態遷移図であり、画像形成制御部160の読取継続信号送信部164から読取動作制御部150に向けて読取継続信号を送信し、読取動作制御部150がある区間の画像読取中に読取継続信号を受ければ、画像読取継続が可として一時停止を行わず次区間の画像読取を行う。読取継続信号を受けなければ、画像読取継続が否として現在の区間の読取終了で一時停止を行う。
画像読取継続信号の制御方法として、1区間分のデータ量を書き込めるメモリバンクがメモリ140で解放されていない場合は、画像読取継続信号なしとすることができる。また、読取動作制御部150から、読取動作を継続可能か判断する割込信号を一定間隔で画像形成制御部160に送信し、画像形成制御部160側がその割込信号を受けた時点で、1区間分のデータ量を書き込むことが可能なメモリバンクがメモリ140で開放されている場合に読取継続信号を送信し、開放されていなければ送信しない方法もある。
<画像読取時の処理>
図6は画像読取時の処理例を示すフローチャートである。
図6において、ステップS121で装置の電源投入等により処理を開始すると、ステップS122で読取区間設定判断として、画像読取を一時停止するまでの区間に相当するライン数が固定であるか否かを判断する。すなわち、工場出荷時に設定されている固定ライン数が当該装置で選択可能な全てのモードで問題ないかどうか判断する。例えば、固定ライン数を読み取った際に、拡大モードにおいても書込データがメモリバンクの容量を超えることにならないか等を判断する。そして、固定ライン数で問題ない場合はそのまま次の処理に移行し、固定ライン数で問題がある場合には、ステップS123で適切な読取ライン数を設定する。設定するライン数は、読み取りを行う原稿のサイズ、読取解像度、メモリ140への画像データの格納方法、メモリ140に書き込まれる1ライン分のデータ量等によって設定される。
次いで、ステップS124でオペレーションパネル等からの読取開始指示を待機する。読取開始指示は装置のスキャン開始ボタンの押下や、装置にネットワーク(Ether Net(登録商標)等)、シリアルI/F(USB等)を介して接続されたPC(Personal Computer)等からのコマンドによるものがある。そして、読取開始指示があると、ステップS125で画像読取動作を開始する。
次いで、ステップS126で画像読取(メモリへの画像データの書き込みを伴う)を行う。FB方式では読取センサを移動させ、ADF方式では原稿を移動させることによって、ライン順次に画像読取を行なう。読み取った画像は、メモリ140に蓄積される。
次いで、ステップS127で読取区間の末端に相当する読取終了位置であるか否か判断し、読取終了位置でない場合はステップS128で設定ライン数の読み取りが終了したか否か判断する。設定ライン数の読み取りが終了していない場合はステップS126で画像読取を継続する。
設定ライン数の読み取りが終了した場合、ステップS129で、読取区間カウンタ155の値もしくは画像形成制御部160からの読取継続信号の有無により読取継続の可否を判断する。読取継続が可であればステップS126で次の区間についての画像読取を一時停止することなく継続する。読取継続が否であれば、ステップS130で現在の区間の読取動作を終了した時点で画像読取を一時停止する。
その後、ステップS131で読取継続が可となるまで待機する。読取区間カウンタ155の値が1以上となるか、画像形成制御部160から読取継続信号が到来することにより読取継続が可となる。読取継続が可となればステップS125で画像読取の一時停止を解除して次の区間についての画像読取動作を再開する。
そして、ステップS127で読取終了位置に達した場合、ステップS132で画像読取を終了し、ステップS133で全体の処理を終了する。
なお、設定ライン数を読み取って読取区間の末端に達した際に、ステップS129で読取継続の可否を判断し、読取継続が可であればステップS126で次の読取区間についての画像読取を一時停止することなく継続しているが、いったん画像読取を一時停止させ、その後に画像読取を再開させるようにしてもよい。
<画像読取部の動作>
FB方式では、通常、画像読取開始時もしくは画像読取再開時は、読取センサの移動速度を一定速度まで加速させ、画像読取を終了もしくは一時停止を行う際は、読取センサの移動速度を減速させてから停止する。その際、画像読取動作は原則として読取センサの移動速度が一定速度のときに行なう。すなわち、読取センサが加減速中の時は、画像読取動作を行わない。なお、画像の読取品質は若干低下するが、読取センサの加減速時に画像読取動作を行うことも可能である。また、ステップモータのように瞬時に一定速度になるとみなせる場合には、読取センサの移動速度を加速せずに、即座に一定速度で移動させ、減速せずに停止することもできる。
ADF方式の場合は、読取センサではなく原稿の方を移動させる。通常のADF方式では、原稿の加減速中も画像読取を行なう。
図7〜図10は画像読取部110の動作例を示す図である。
図7は読取センサもしくは原稿の加減速中に画像読取を行なわず、一定速度の際に画像読取を行う場合の動作例であり、(A)〜(F)はFB方式の場合の機構部の状態、(A')〜(F')はADF方式の場合の機構部の状態、(G)は時間に対する読取センサもしくは原稿の速度変化を示している。なお、画像読取装置100の機構部は、原稿Pを光学的に読み取る読取センサ111と、この読取センサ111を図の左右方向に駆動するモータ112と、筐体113と、この筐体113の内部に設けられ、読取センサ111の基準となる位置を定めるホームポジションセンサ114とを備えている。
図7(A)〜(F)、(A')〜(F')は次の状態にある。
・(A)(A'):定速で移動していた読取センサ111もしくは原稿Pが、設定ライン数の読み取りを行った際、読取継続が否のため一時停止のための減速に入った状態である。
・(B)(B'):読取センサ111もしくは原稿Pが徐々に減速している状態である。この時、画像の読み取りは行われない。
・(C)(C'):読取センサ111もしくは原稿Pが停止した状態である。読取センサ111もしくは原稿Pが停止した位置と読み取りを再開させる場所は異なる。
・(D)(D'):読取センサ111もしくは原稿Pを以前の進行方向と反対側へ一定距離戻している状態である。ここで、読取センサ111もしくは原稿Pを戻す距離は、読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度に達するまでの加速時間を考慮して決定される。
・(E)(E'):読取再開により読取センサ111もしくは原稿Pの加速を行なっている状態である。
・(F)(F'):読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度に達して再び画像読取を開始した状態である。
図7(G)における各期間の動作は次の状態にある。なお、図中では1回のみ間欠動作を行っているが、複数回の間欠動作を行う場合もある。
・S201:停止状態
読取動作待機状態であり、読取開始指示によってS202に遷移する。
・S202:前方加速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが進行方向に加速移動する期間である。移動速度が設定速度に達したら、S203へ遷移する。
・S203:前方定速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度で進行方向へ進んでいる状態である。この状態で画像の読み取りを行う。一定ライン数の読み取りを行った際に、読取継続が否であれば、S204へ遷移する。
・S204:前方減速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが進行方向へ定速より減速する状態である。速度が0になるとS205へ遷移する。
・S205:前方ホールド状態
読取センサ111もしくは原稿Pが停止し、次のステートへ遷移するまでの状態である。
・S206:後方加速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが進行方向に対し反対方向に加速する状態である。設定速度まで加速したらS207へ遷移する。
・S207:後方定速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが進行方向に対して反対方向に一定速度で進んでいる状態である。一定ライン数進むとS208へ遷移する。
・S208:後方減速状態
読取センサ111もしくは原稿Pが進行方向に対して反対方向に減速する状態である。進行速度が0になるとS209へ遷移する。
・S209:後方ホールド状態
読取センサ111もしくは原稿Pが停止し、次のステートへ遷移するまでの状態である。
・S210:間欠ホールド状態
読取センサ111もしくは原稿Pが停止している状態である。読取継続が可となることによる読取再開によってS202へ遷移する。
図8は読取センサもしくは原稿の加減速中に画像読取を行なう場合の動作例であり、(A)〜(E)はFB方式の場合の機構部の状態、(A')〜(E')はADF方式の場合の機構部の状態、(F)は時間に対する読取センサもしくは原稿の速度変化を示している。
図8(A)〜(E)、(A')〜(E')は次の状態にある。
・(A)(A'):定速で移動していた読取センサ111もしくは原稿Pが、設定ライン数の読み取りを行った際、読取継続が否のため一時停止のための減速に入った状態である。
・(B)(B'):読取センサ111もしくは原稿Pが徐々に減速している状態である。通常の画像読取動作と異なり、減速中でも画像読取は行われる。
・(C)(C'):読取センサ111もしくは原稿Pが停止した状態である。読取センサ111もしくは原稿Pが停止した位置と読み取りを再開させる場所は同じになる。従って、以前の進行方向と反対側へ一定距離戻す必要はない。
・(D)(D'):読取再開により停止していた位置から読取センサ111もしくは原稿Pの加速を行なっている状態である。また、通常の画像読取動作と異なり、読取センサ111もしくは原稿Pが加速中に画像の読み取りを行う。
・(E)(E'):読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度に達した後、定速で移動している状態である。
図8(F)における各期間についての説明は図7(G)の場合と同様である。ただし、この方式では、読取センサ111もしくは原稿Pが加減速中であっても画像読取動作を行っているので、読取センサ111もしくは原稿Pは進行方向に対して反対方向へ移動しない。
図9は読取センサもしくは原稿の減速中に画像読取再開を行なう場合に、一時停止させずに画像読取を継続する時の動作例であり、(A)〜(D)はFB方式の場合の機構部の状態、(A')〜(D')はADF方式の場合の機構部の状態、(E)は時間に対する読取センサもしくは原稿の速度変化を示している。読取センサ111もしくは原稿Pが加減速中に画像読取を行う場合において、読取センサ111もしくは原稿Pが減速中に読取再開を行なう場合は、読取センサ111もしくは原稿Pを一時停止せずに画像読取を継続することが可能である。
図9(A)〜(D)、(A')〜(D')は次の状態にある。
・(A)(A'):定速で移動していた読取センサ111もしくは原稿Pが、設定ライン数の読み取りを行った際、読取継続が否のため一時停止のための減速に入った状態である。
・(B)(B'):読取センサ111もしくは原稿Pが徐々に減速している状態である。通常の画像読取動作と異なり、減速中でも画像読取は行われる。
・(C)(C'):読取センサ111もしくは原稿Pが減速している期間に読取継続が可となり読取再開をする場合に、読取センサ111もしくは原稿Pを減速することをやめ、直ちに加速を始めた状態である。また、この加速期間中にも画像の読み取りは行われる。なお、読取センサ111もしくは原稿Pが減速中に読取再開を行なう場合でも、読取センサ111もしくは原稿Pの移動を一時停止してから再び加速させることも可能である。
・(D)(D'):読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度に達した後、定速で移動している状態である。
図9(E)における各期間についての説明は図7(G)の場合と同様である。ただし、この方式では、読取センサ111もしくは原稿Pが加減速中であっても画像読取動作を行っているので、読取センサ111もしくは原稿Pは進行方向に対して反対方向へ移動しない。
図10は画像読取において、画像読取開始時、再開時、画像読取の一時停止時、もしくは、終了時に読取センサもしくは原稿の加速・減速を行わず、一定速度で読取センサもしくは原稿を移動させる時の動作例であり、(A)〜(D)はFB方式の場合の機構部の状態、(A')〜(D')はADF方式の場合の機構部の状態、(E)は時間に対する読取センサもしくは原稿の速度変化を示している。
図10(A)〜(D)、(A')〜(D')は次の状態にある。
・(A)(A'):定速で移動していた読取センサ111もしくは原稿Pが、設定ライン数の読み取りを行った際、読取継続が否のため一時停止に入ろうとしている状態である。
・(B)(B'):読取センサ111もしくは原稿Pが一時停止した状態であり、通常の画像読取動作と異なり、減速せずに停止する。よって、読取センサ111もしくは原稿Pの停止位置と、画像読取再開位置は同位置になる。
・(C)(C'):画像読取停止中に、読取継続が可となり読取再開をする場合に、読取センサ111もしくは原稿Pは加速せずに一定速度で移動し始めた状態である。
・(D)(D'):読取センサ111もしくは原稿Pが一定速度で移動し、画像の読み取りを行う状態である。
図10(E)における各期間についての説明は図7(G)の場合と同様である。ただし、この方式では、読取センサ111もしくは原稿Pを加速・減速させずに画像読取動作を行っているので、読取センサ111もしくは原稿Pは進行方向に対して、反対方向へ移動しない。
図7〜図10に4つの方式について例示したが、これらを組み合わせて動作させることも可能である。
<総括>
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
従来の画像読取装置における処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の構成例を示す機能ブロック図である。 読取区間の説明図である。 メモリ空き領域確認の処理例を示すフローチャートである。 読取継続可否判断の手法例を示す状態遷移図である。 画像読取時の処理例を示すフローチャートである。 画像読取部の動作例を示す図(その1)である。 画像読取部の動作例を示す図(その2)である。 画像読取部の動作例を示す図(その3)である。 画像読取部の動作例を示す図(その4)である。
符号の説明
100 画像読取装置
110 画像読取部
111 読取センサ
112 モータ
113 筐体
114 ホームポジションセンサ
120 画像形成部
130 画像入力部
140 メモリ
150 読取動作制御部
151 読取位置管理部
152 読取継続判断部
153 画像読取駆動制御部
154 メモリ空き容量確認要求部
155 読取区間カウンタ
160 画像形成制御部
161 読取動作設定部
162 メモリ管理部
163 メモリ状態送信部
164 読取継続信号送信部

Claims (20)

  1. 原稿の画像読取を行なう画像読取手段から得られる画像データをメモリの空き領域に書き込み、前記メモリの空き領域が不足する場合に読取動作を一時停止する間欠読取動作を行なう画像読取装置であって、
    前記メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断するメモリ管理手段と、
    前記メモリの前記所定サイズの空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する前記原稿の読取区間を単位に、前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう読取動作制御手段と
    を備え、
    前記読取動作制御手段は、前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に前記画像読取手段に前記原稿の新たな読取区間の画像読取を行なわせ、当該読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断しない場合に当該読取区間の画像読取終了により前記画像読取手段の画像読取動作を一時停止させる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記読取動作制御手段は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、前記原稿の次の読取区間の画像読取を一時停止せずに継続して行なわせる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記読取動作制御手段は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、現在の読取区間の画像読取終了により画像読取動作を一時停止させ、即座に次の読取区間の画像読取を再開する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記読取動作制御手段は、前記メモリ管理手段が管理する前記メモリ上の前記所定サイズを超える空き領域の数を保持するカウンタ手段を備え、
    前記読取動作制御手段は、前記カウンタ手段の値に基づいて前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記カウンタ手段は、前記画像読取手段が1区間の読み取りを行った場合にカウントダウンを行い、前記メモリで1区間分のデータ量を蓄積可能な領域を持ったメモリバンクが開放された時にカウントアップを行う
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記カウンタ手段は、前記メモリに1区間分の画像データを蓄積した時点でカウントダウンを行い、前記メモリで1区間分のデータ量を蓄積可能な領域を持ったメモリバンクが開放された時にカウントアップを行う
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記メモリ管理手段は、前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在する場合に前記読取動作制御手段に読取継続信号を送信する読取継続信号送信手段を備え、
    前記読取動作制御手段は、前記読取継続信号送信手段から受信する読取継続信号に基づいて前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置において、
    前記読取継続信号送信手段は、前記メモリで1区間分のデータ量を書き込めるメモリバンクが解放されていない場合は、画像読取継続信号なしとする
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項7に記載の画像読取装置において、
    前記読取継続信号送信手段は、前記読取動作制御手段から割込信号を受けた時点で、前記メモリで1区間分のデータ量を書き込むことが可能なメモリバンクが開放されている場合に読取継続信号を送信し、開放されていなければ送信しない
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記読取動作制御手段は、工場出荷時に設定されている固定ライン数により読み取った画像データが、選択可能な全てのモードで前記メモリの前記所定サイズを超えることにならないかどうか判断し、前記所定サイズを超える場合に適切な読取ライン数を設定する読取ライン数設定手段を備え、
    前記読取動作制御手段は設定された読取ライン数に基づいて前記読取区間の制御を行なう
    ことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記メモリ管理手段は、一定時間毎に前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記メモリ管理手段は、前記読取動作制御手段から要求を受けた際に前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  13. 原稿の画像読取を行なう画像読取手段から得られる画像データをメモリの空き領域に書き込み、前記メモリの空き領域が不足する場合に読取動作を一時停止する間欠読取動作を行なう画像読取制御方法であって、
    前記メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断するメモリ管理工程と、
    前記メモリの前記所定サイズの空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する前記原稿の読取区間を単位に、前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行ない、前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に前記画像読取手段に前記原稿の新たな読取区間の画像読取を行なわせ、当該読取区間の画像読取中に前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断しない場合に当該読取区間の画像読取終了により前記画像読取手段の画像読取動作を一時停止させる読取動作制御工程と
    を備えたことを特徴とする画像読取制御方法。
  14. 請求項13に記載の画像読取制御方法において、
    前記読取動作制御工程は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、前記原稿の次の読取区間の画像読取を一時停止せずに継続して行なわせる
    ことを特徴とする画像読取制御方法。
  15. 請求項13に記載の画像読取制御方法において、
    前記読取動作制御工程は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、現在の読取区間の画像読取終了により画像読取動作を一時停止させ、即座に次の読取区間の画像読取を再開する
    ことを特徴とする画像読取制御方法。
  16. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の画像読取制御方法において、
    前記読取動作制御工程は、前記メモリ管理工程が管理する前記メモリ上の前記所定サイズを超える空き領域の数を管理するカウンタ工程を備え、
    前記読取動作制御工程は、前記カウンタ工程の管理する値に基づいて前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう
    ことを特徴とする画像読取制御方法。
  17. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の画像読取制御方法において、
    前記メモリ管理工程は、前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在する場合に前記読取動作制御工程に読取継続信号を送信する読取継続信号送信工程を備え、
    前記読取動作制御工程は、前記読取継続信号送信工程から受信する読取継続信号に基づいて前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行なう
    ことを特徴とする画像読取制御方法。
  18. 原稿の画像読取を行なう画像読取手段から得られる画像データをメモリの空き領域に書き込み、前記メモリの空き領域が不足する場合に読取動作を一時停止する間欠読取動作を行なう画像読取制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記メモリに所定サイズを超える空き領域が存在するか否かを判断するメモリ管理手段、
    前記メモリの前記所定サイズの空き領域に書き込みが可能な画像データ量に相当する前記原稿の読取区間を単位に、前記画像読取手段の画像読取および一時停止の制御を行ない、前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に前記画像読取手段に前記原稿の新たな読取区間の画像読取を行なわせ、当該読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断しない場合に当該読取区間の画像読取終了により前記画像読取手段の画像読取動作を一時停止させる読取動作制御手段、
    として機能させるための画像読取制御プログラム。
  19. 請求項18に記載の画像読取制御プログラムにおいて、
    前記読取動作制御手段は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、前記原稿の次の読取区間の画像読取を一時停止せずに継続して行なわせる
    ことを特徴とする画像読取制御プログラム。
  20. 請求項18に記載の画像読取制御プログラムにおいて、
    前記読取動作制御手段は、前記原稿の現在の読取区間の画像読取中に前記メモリ管理手段が前記メモリに前記所定サイズを超える空き領域が存在すると判断する場合に、現在の読取区間の画像読取終了により画像読取動作を一時停止させ、即座に次の読取区間の画像読取を再開する
    ことを特徴とする画像読取制御プログラム。
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