JPH0833283A - 小型モ−タのブラシ装置 - Google Patents
小型モ−タのブラシ装置Info
- Publication number
- JPH0833283A JPH0833283A JP16416394A JP16416394A JPH0833283A JP H0833283 A JPH0833283 A JP H0833283A JP 16416394 A JP16416394 A JP 16416394A JP 16416394 A JP16416394 A JP 16416394A JP H0833283 A JPH0833283 A JP H0833283A
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- JP
- Japan
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- brush
- commutator
- terminal
- motor
- high temperature
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- Withdrawn
Links
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立てに際し、作業性の良い小型モ−タのブ
ラシ装置を提供する。 【構成】 本発明は、モ−タを組み立てる際に、コミテ
−タdが上方より下方のブラシa’、b’の間に挿入さ
れる時、前記ブラシを接続保持しているタ−ミナルa、
bが形状記憶合金となっているため、このタ−ミナルに
高温を与えることにより、閉じられたブラシa’とb’
の間を容易に必要な間隔だけ開くことができ、その組立
て作業性に効果的な構成となっている。
ラシ装置を提供する。 【構成】 本発明は、モ−タを組み立てる際に、コミテ
−タdが上方より下方のブラシa’、b’の間に挿入さ
れる時、前記ブラシを接続保持しているタ−ミナルa、
bが形状記憶合金となっているため、このタ−ミナルに
高温を与えることにより、閉じられたブラシa’とb’
の間を容易に必要な間隔だけ開くことができ、その組立
て作業性に効果的な構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コミテ−タに摺接する
ブラシを保持するタ−ミナルを備えたモ−タに関するも
のである。
ブラシを保持するタ−ミナルを備えたモ−タに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】直流モ−タには、ロ−タの駆動コイルに
流す電流の向きを換えるコミテ−タ及びこのコミテ−タ
に摺接するブラシを有し、このブラシはタ−ミナルによ
って保持されている。よって、コミテ−タには摺接され
るブラシを通じて電流が供給される。図2は従来の直流
モ−タの関係側面図を示すもので、1はステ−タ部、2
は回転軸、3はロ−タ部、4はコイル、5はマグネッ
ト、6はコミテ−タ、7はブラシ、8はタ−ミナル部、
9は支持板である。また、図3(A)は上記従来の直流
モ−タの組立てについて示す関係図で、ブラシ7及びタ
−ミナル部8を固定した支持板9に対して、上方よりコ
ミテ−タ6を有するロ−タ部3が挿入嵌着され、更にス
テ−タ部1が上方より嵌合される。
流す電流の向きを換えるコミテ−タ及びこのコミテ−タ
に摺接するブラシを有し、このブラシはタ−ミナルによ
って保持されている。よって、コミテ−タには摺接され
るブラシを通じて電流が供給される。図2は従来の直流
モ−タの関係側面図を示すもので、1はステ−タ部、2
は回転軸、3はロ−タ部、4はコイル、5はマグネッ
ト、6はコミテ−タ、7はブラシ、8はタ−ミナル部、
9は支持板である。また、図3(A)は上記従来の直流
モ−タの組立てについて示す関係図で、ブラシ7及びタ
−ミナル部8を固定した支持板9に対して、上方よりコ
ミテ−タ6を有するロ−タ部3が挿入嵌着され、更にス
テ−タ部1が上方より嵌合される。
【0003】この組立て時において、特にロ−タ部3が
支持板9に挿入する際、一対の弾性片を有したブラシ7
が閉じた状態で支持板9に設置されているので、コミテ
−タ6がブラシ7の間を挿入させるためには、このブラ
シ7を開いた状態にしてから行わなければならない。図
3(B)は支持板9を上方から見た関係部分図であり、
10は長穴、実線で示されるブラシ7はコミテ−タ6に
接触した状態を示している。図3の(A)、(B)に基
づき、更に説明すると、ロ−タ部3を支持板9へ挿入す
る際、ブラシ開き治具を支持板9の下方より長穴10を
通して挿入し、各ブラシ7の弾性力を抗してブラシ開き
治具で、各ブラシ7を点線の位置(図3(B)参照)の
コミテ−タ6の外径より充分大きいところまで開かせて
から、ロ−タ部3を支持板9に挿入する。この挿入が終
了したところで、ブラシ開き治具を解除し、ブラシ7は
弾圧的にコミテ−タ6へ接触する。
支持板9に挿入する際、一対の弾性片を有したブラシ7
が閉じた状態で支持板9に設置されているので、コミテ
−タ6がブラシ7の間を挿入させるためには、このブラ
シ7を開いた状態にしてから行わなければならない。図
3(B)は支持板9を上方から見た関係部分図であり、
10は長穴、実線で示されるブラシ7はコミテ−タ6に
接触した状態を示している。図3の(A)、(B)に基
づき、更に説明すると、ロ−タ部3を支持板9へ挿入す
る際、ブラシ開き治具を支持板9の下方より長穴10を
通して挿入し、各ブラシ7の弾性力を抗してブラシ開き
治具で、各ブラシ7を点線の位置(図3(B)参照)の
コミテ−タ6の外径より充分大きいところまで開かせて
から、ロ−タ部3を支持板9に挿入する。この挿入が終
了したところで、ブラシ開き治具を解除し、ブラシ7は
弾圧的にコミテ−タ6へ接触する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の直流モ−タでは、組立ての際にブラシとコミテ−タと
の関係において、ブラシ開き治具等を用いて行わざる得
ず、作業性に問題があった。
の直流モ−タでは、組立ての際にブラシとコミテ−タと
の関係において、ブラシ開き治具等を用いて行わざる得
ず、作業性に問題があった。
【0005】本発明は以上のような問題を対処してなさ
れたもので、治具等を使用せず、よって作業性の良い小
型モ−タのブラシ装置を提供することを目的とするもの
である。
れたもので、治具等を使用せず、よって作業性の良い小
型モ−タのブラシ装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る本発明は、回転軸と一体に回転するコ
ミテ−タと、このコミテ−タに摺接可能に取り付けられ
たブラシと、このブラシを保持するタ−ミナルとを備え
た小型モ−タのブラシ装置において、上記タ−ミナル
は、形状記憶合金からなり、高温時に上記コミテ−タと
上記ブラシとが離間するように記憶され、常温時に上記
コミテ−タと上記ブラシとが接触するように記憶されて
いることを特徴とするものである。
に請求項1に係る本発明は、回転軸と一体に回転するコ
ミテ−タと、このコミテ−タに摺接可能に取り付けられ
たブラシと、このブラシを保持するタ−ミナルとを備え
た小型モ−タのブラシ装置において、上記タ−ミナル
は、形状記憶合金からなり、高温時に上記コミテ−タと
上記ブラシとが離間するように記憶され、常温時に上記
コミテ−タと上記ブラシとが接触するように記憶されて
いることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る本発明は、請求項1の発明
において、タ−ミナルは、高温時にねじれを有する形状
に記憶され、常温時に前記ねじれが戻る形状に記憶され
ていることを特徴とするものである。
において、タ−ミナルは、高温時にねじれを有する形状
に記憶され、常温時に前記ねじれが戻る形状に記憶され
ていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】モ−タの組立てに際し、形状記憶合金からなる
タ−ミナルに高温を与えることにより、タ−ミナルに取
り付けられているブラシは開かれた状態(形状記憶合金
のねじれの記憶状態)となり、コミテ−タはブラシ間に
容易に挿入することができ、組立てが終了し時にはタ−
ミナル自体は常温となっているので、タ−ミナルはねじ
れの状態が解除(常温の記憶状態)され、よってそこに
取り付けられているブラシは閉じる状態に変わってい
る。即ち、ブラシはコミテ−タに弾圧的に接触される。
タ−ミナルに高温を与えることにより、タ−ミナルに取
り付けられているブラシは開かれた状態(形状記憶合金
のねじれの記憶状態)となり、コミテ−タはブラシ間に
容易に挿入することができ、組立てが終了し時にはタ−
ミナル自体は常温となっているので、タ−ミナルはねじ
れの状態が解除(常温の記憶状態)され、よってそこに
取り付けられているブラシは閉じる状態に変わってい
る。即ち、ブラシはコミテ−タに弾圧的に接触される。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1の(A)、(B)は本発明のコミテ−タ、ブラ
シ及びタ−ミナル等の関連について示される関係図であ
る。図1(A)の上方に示されるものは、一対の形状記
憶合金からなるタ−ミナルa、bに夫々接続されたブラ
シa’、b’がコミテ−タdを挾んで、ある間隔をとっ
て配置されている状態を示している。また、その下方に
示されるものは、前記タ−ミナルとブラシの接続状態
(カシメまたはスポット溶接などによる)を側面より見
た関係図を示すものである。この図1(A)の状態はモ
−タの組立て時に際し、コミテ−タdをブラシa’、
b’間に挿入する場合、形状記憶合金からなるタ−ミナ
ルに高温を与え、そこにねじれを生じさせ、それによっ
てコミテ−タの挿入に邪魔にならない範囲にタ−ミナル
に接続されたブラシa’、b’は開かれるようになって
いる。
る。図1の(A)、(B)は本発明のコミテ−タ、ブラ
シ及びタ−ミナル等の関連について示される関係図であ
る。図1(A)の上方に示されるものは、一対の形状記
憶合金からなるタ−ミナルa、bに夫々接続されたブラ
シa’、b’がコミテ−タdを挾んで、ある間隔をとっ
て配置されている状態を示している。また、その下方に
示されるものは、前記タ−ミナルとブラシの接続状態
(カシメまたはスポット溶接などによる)を側面より見
た関係図を示すものである。この図1(A)の状態はモ
−タの組立て時に際し、コミテ−タdをブラシa’、
b’間に挿入する場合、形状記憶合金からなるタ−ミナ
ルに高温を与え、そこにねじれを生じさせ、それによっ
てコミテ−タの挿入に邪魔にならない範囲にタ−ミナル
に接続されたブラシa’、b’は開かれるようになって
いる。
【0010】図1(B)の上方に示されるものは本発明
において、一対の形状記憶合金からなるタ−ミナルa、
bに夫々接続されたブラシa’、b’がコミテ−タdを
弾圧的に接触している状態を示している。また、その下
方に示されるものは、前記タ−ミナルとブラシの接続関
係を側面より見た関係図を示すものである。この図1
(B)の状態はモ−タの組立て終了後、先に行った形状
記憶合金からなるタ−ミナルに対する高温操作は既に終
了し、タ−ミナル自体は常温に戻っており、よってタ−
ミナルは高温ねじれの記憶から常温のねじれ無しの記憶
の形状に戻っている。なお、図中に示されるブラシの点
線部は常温時における、形状記憶合金のタ−ミナルのね
じれ無しの状態でのブラシ位置を示すものであって、実
線で示されるブラシはその差でコミテ−タに弾圧的に接
触していることを示すものである。以上の通り、本発明
は形状記憶合金を効果的に利用した構成をとっている。
において、一対の形状記憶合金からなるタ−ミナルa、
bに夫々接続されたブラシa’、b’がコミテ−タdを
弾圧的に接触している状態を示している。また、その下
方に示されるものは、前記タ−ミナルとブラシの接続関
係を側面より見た関係図を示すものである。この図1
(B)の状態はモ−タの組立て終了後、先に行った形状
記憶合金からなるタ−ミナルに対する高温操作は既に終
了し、タ−ミナル自体は常温に戻っており、よってタ−
ミナルは高温ねじれの記憶から常温のねじれ無しの記憶
の形状に戻っている。なお、図中に示されるブラシの点
線部は常温時における、形状記憶合金のタ−ミナルのね
じれ無しの状態でのブラシ位置を示すものであって、実
線で示されるブラシはその差でコミテ−タに弾圧的に接
触していることを示すものである。以上の通り、本発明
は形状記憶合金を効果的に利用した構成をとっている。
【0011】なお、上述の実施例は最適の具体例を示す
ものであるが、本発明を逸脱しない範囲で種々変更が可
能である。
ものであるが、本発明を逸脱しない範囲で種々変更が可
能である。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の小型モ−タのブラシ装置は、形状記憶合金をタ−ミナ
ルとして構成しているので、そこに接続されるブラシは
タ−ミナルに高温を与えることにより、容易に可動でき
コミテ−タとの組立てに際し、従来の機械的な操作に比
べて、その作業性は格段と向上させることができる。
の小型モ−タのブラシ装置は、形状記憶合金をタ−ミナ
ルとして構成しているので、そこに接続されるブラシは
タ−ミナルに高温を与えることにより、容易に可動でき
コミテ−タとの組立てに際し、従来の機械的な操作に比
べて、その作業性は格段と向上させることができる。
【図1】本発明のコミテ−タ、ブラシ及びタ−ミナル等
の関連について示す関係図である。
の関連について示す関係図である。
【図2】従来の直流モ−タを示す一部切断側面図であ
る。
る。
【図3】従来の直流モ−タの組立てについて示す関係図
である。
である。
a、b タ−ミナル a’、b’ ブラシ d コミテ−タ
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸と一体に回転するコミュテ−タ
と、このコミュテ−タに摺接可能に取り付けられたブラ
シと、このブラシを保持するタ−ミナルとを備えた小型
モ−タのブラシ装置において、 上記タ−ミナルは、形状記憶合金からなり、高温時に上
記コミュテ−タと上記ブラシとが離間するように記憶さ
れ、常温時に上記コミュテ−タと上記ブラシとが接触す
るように記憶されていることを特徴とする小型モ−タの
ブラシ装置。 - 【請求項2】 タ−ミナルは、高温時にねじれを有する
形状に記憶され、常温時に前記ねじれが戻る形状に記憶
されていることを特徴とする請求項1記載の小型も−タ
のブラシ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16416394A JPH0833283A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 小型モ−タのブラシ装置 |
CN 95107825 CN1119363A (zh) | 1994-07-15 | 1995-06-26 | 小型马达的电刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16416394A JPH0833283A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 小型モ−タのブラシ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0833283A true JPH0833283A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15787931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16416394A Withdrawn JPH0833283A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 小型モ−タのブラシ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833283A (ja) |
CN (1) | CN1119363A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7105983B2 (en) * | 2004-06-18 | 2006-09-12 | Moog Inc. | Electrical contact technology and methodology for the manufacture of large-diameter electrical slip rings |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16416394A patent/JPH0833283A/ja not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-06-26 CN CN 95107825 patent/CN1119363A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1119363A (zh) | 1996-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |