JP3914109B2 - 小型モータのブラシ装置及びその製造方法 - Google Patents
小型モータのブラシ装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3914109B2 JP3914109B2 JP2002207842A JP2002207842A JP3914109B2 JP 3914109 B2 JP3914109 B2 JP 3914109B2 JP 2002207842 A JP2002207842 A JP 2002207842A JP 2002207842 A JP2002207842 A JP 2002207842A JP 3914109 B2 JP3914109 B2 JP 3914109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- opening
- end bell
- arm
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/14—Means for supporting or protecting brushes or brush holders
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/38—Brush holders
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/38—Brush holders
- H01R39/385—Means for mechanical fixation of the brush holder
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K13/00—Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/02—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/14—Means for supporting or protecting brushes or brush holders
- H02K5/143—Means for supporting or protecting brushes or brush holders for cooperation with commutators
- H02K5/148—Slidably supported brushes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/42—Devices for lifting brushes
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2205/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to casings, enclosures, supports
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシ摺動部を整流子上に容易かつ確実にセットすることのできる小型モータのブラシ装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の小型モータの組み立ては、金属材料により有底中空筒状に形成すると共に固定子磁極としてのマグネットを取り付けたケースと、シャフト上に回転子磁極及び整流子を一体に組み付けた回転子と、2つのブラシをそれぞれ支持したブラシアームを取り付けたエンドベルとを用意し、このケースの開口部から、シャフト上に一体に組み立てられた回転子を挿入した後、ケースの開口部を閉じるように、エンドベルを嵌着することにより行っていた。ブラシアームには、2つのブラシを接触する方向に弾性力が付与されているので、エンドベル嵌着に際しては、2つのブラシ摺動部を相互に開いた状態で、整流子上に当接させる必要がある。
【0003】
小型モータのブラシ摺動部を開いて整流子上にセットする方法として、エンドベル開口部より専用治具によるブラシ開きピンを挿入して、ブラシを開いた状態にて回転子の整流子を所定の位置にセットし、ブラシを閉じた後ブラシ開きピンを取り外す方法が行われている。
【0004】
しかし、このようなブラシセット方法は、ブラシ摺動部を整流子にセットするためのブラシ開きピンなどの専用治具を挿入するための開口部を設ける必要がある。特に、小型モータを自動車のパワーウインドー用に用いる場合のように、防水機能が必要な場合は、別途開口部を封止する必要がある。更に、ケース、回転子、エンドベル組み立てた後に、ブラシもしくはブラシ固定部が保持されたブラシホルダをセットするのは困難である。
【0005】
また、図8は、別の従来技術によるブラシセット方法を示す図である(実開平4−61467号公報)。ブラシ体をブラシハウジングに組み付ける際、ブラシ体に形成されているガイドフランジが、ブラシガイドの端面に沿って組み付けられる。ガイドフランジは、ブラシを取り付けるブラシ保持板に設けられている。図は、ブラシが、ブラシ組み付け中の3つの途中位置にあるものとして示されている。図中第1の位置にあるブラシは、ブラシハウジング内に下方から挿入されたブラシが、今、ブラシガイドに当接した状態を示している。図中第2のブラシ位置では、ブラシ体の上昇につれて、ガイドフランジが、ブラシガイドの端面に沿って摺動することにより、ブラシを左右に開く力が生じていることを示している。そして、図中第3のブラシ位置では、ブラシが最も開いた状態を示し、この後さらに少し上昇することにより、ガイドフランジがブラシガイドとの係合から離れる結果、ブラシは整流子上に当接することになる。
【0006】
しかし、このようなブラシセット方法は、ブラシガイドが、ブラシを取り付けたブラシ保持板に事実上直接作用して、それを開かせるものであるために、(カーボン)ブラシそのものにダメージを生じることがある。しかも、いったん組み込んだ後は、ダメージが生じているということを容易には発見できないという問題がある。さらに、このように、ブラシガイドとガイドフランジが直接作用する構成であるために、故障が生じたとき、修理して再利用できるようには分解することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、専用治具によるブラシ開きピンを挿入するための開口をエンドベルに設けることを不要とし、これによって、本発明は、特別な部品無しにモータエンドベル部に防水性機能を備えることを可能にすることを目的としている。
【0008】
また、本発明は、ブラシ摺動部を整流子にセットするための専用治具を不要として、ケース、回転子(整流子)、エンドベル組み立て後にブラシもしくはブラシ固定部が保持されたブラシホルダをセットし、ブラシ摺動部を整流子にセットすることを可能とするものである。
【0009】
また、本発明は、(カーボン)ブラシそのものにはダメージを生じることなく容易に組み立て可能にすると共に、故障が生じた際には分解、修理して再利用可能にすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明はブラシホルダにブラシ開きピンを、エンドベル内にブラシ開きピン開閉機構部を備え、ブラシ固定部が保持されたブラシホルダをエンドベルにセットするのと同時に、ブラシ摺動部を整流子にセットすることにより、ブラシ摺動部を整流子にセットするための専用治具及びエンドベルのブラシ開きピンを挿入するための開口部を不要としたものである。
【0011】
本発明の小型モータのブラシ装置は、固定子磁極を取り付けた有底中空筒状の金属ケースと、該金属ケースの開口を閉じるように嵌着されるエンドベルと、金属ケースの底部と前記エンドベルとにそれぞれ設けられた軸受けによって回転可能に支持されるシャフト上に、回転子磁極及び整流子を一体に組み付けて構成した回転子と、該整流子上に当接する2つのブラシをそれぞれ取り付けた2つのブラシアームを支持するブラシホルダとを備えている。ブラシホルダは2つのブラシアームに対応して備えられる2つのブラシ開きピンを支持し、該ブラシ開きピンは、2つのブラシアームの相対するそれぞれの内側に位置して、対応するブラシアーム側方向に力が作用するとき、ブラシアームに当接してブラシアーム及びそれに支持されるブラシを互いに開くように構成している。エンドベルには、回転子軸方向とは直角方向に伸びる側壁によって構成される開口部を設けて、このエンドベル開口部に、ブラシホルダを嵌合して取り付け、このブラシホルダの嵌合の際に前記ブラシ開きピンと係合して、それを互いに開く方向に作用すると共に、最終的嵌合位置ではこの係合を解除するよう構成された突起部を前記エンドベル側壁に設けている。
【0012】
また、この突起部は、ブラシ開きピンの先端部が係合するのに十分なだけの所定高さを有すると共に、その幅は、ブラシホルダの最終的挿入位置でブラシ開きピンとの当接を解除するまで、ブラシホルダの挿入につれて突起部の側面がブラシ開きピンに当接してそれを相互に開くように実質上徐々に幅広に形成することができる。
【0013】
また、このブラシ開きピンはブラシアームと略平行に伸びる所定長さを有して、少なくともその先端部が突起部の側面に当接するように、ブラシ開きピンの先端部を、突起部を設けたエンドベル開口部側壁側に折り曲げたようなL字状の形状にすることができる。
【0014】
また、このブラシ開きピンはブラシアームの延長方向に対してそれに直角に当接するように、ブラシホルダに一体成形された台座に一体成形により固定される。
【0015】
さらに、本発明の小型モータのブラシ装置の製造方法は、ブラシホルダが、2つのブラシアームに対応して備えられる2つのブラシ開きピンを支持し、該ブラシ開きピンは、2つのブラシアームの相対するそれぞれの内側に位置して、対応するブラシアーム側方向に力が作用するとき、ブラシアームに当接してブラシアーム及びそれに支持されるブラシを互いに開くように構成する。このエンドベルには、回転子軸方向とは直角方向に伸びる側壁によって構成される開口部を設けると共に、該エンドベル側壁には、ブラシ開きピンと係合してそれを互いに開く方向に作用させると共に、最終的嵌合位置ではこの係合を解除するよう構成された突起部を設ける。金属ケース内に、一体に組み付けて構成した回転子を挿入した後、該金属ケースの開口を閉じるように前記エンドベルを嵌着し、その後、このエンドベル開口部に、ブラシホルダを嵌合して取り付けるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用する小型モータの外観を示す図であり、組立が完成した状態を示している。図2は、図1に示した完成した小型モータの断面図である。いずれの図においても、図左側の(A)には、回転子シャフトを横方向にして見た正面図を示し、図右側の(B)には、エンドベル側から見た側面図を示している。本発明の小型モータ1は、エンドベル部及びブラシの取付構成を除いて、従来構成と同一にすることができる。金属ケース15は、金属材料により有底中空筒状に形成すると共に固定子磁極としてのマグネット17が取り付けられる。また、金属ケース15の外周にはヨーク2が取り付けられる。回転子3は、シャフト16上に回転子磁極及び整流子4を一体に組み付けて構成される。この回転子3は、金属ケース底部とエンドベル5とにそれぞれ設けられた軸受けによって回転可能に支持される。外部電源からブラシ及び整流子を介して供給された電流は、回転子磁極に巻かれた巻線に流れ、これによって、モータは回転することができる。以上の構成及び動作は通常のものであり、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0017】
本発明を適用する小型モータは、ブラシを取り付けるブラシホルダ、さらにそれを取り付けるエンドベルの構成に特徴を有している。有底中空筒状の金属ケース15の開口から、シャフト16上に一体に組み立てられた回転子3を挿入した後、金属ケース15の開口を閉じるように、樹脂製のエンドベル5が嵌着される。この状態で、回転子3は、回転可能に支持されるが、整流子4上にはまだブラシが当接していない。
【0018】
図示したように、エンドベル5には、回転子軸方向とは直角方向(図下側)に伸びる一体成形の樹脂製側壁によって構成される開口部が設けられる。このエンドベル開口部に、ブラシを取り付けたブラシアームを支持するブラシホルダが嵌合されて取り付けられる。このとき、ブラシが整流子上に当接するように、エンドベル開口部の少なくとも一部は、整流子4に対面する位置になければならない。ブラシホルダを、図下側から開口部内に嵌合させる過程において、本発明の特徴とする構成により、それぞれブラシを取り付けた2つのブラシアームは開き、その後最終的には2つのブラシは整流子上に当接することになる。以下、これについて、さらに図3〜図5を参照してブラシ開きピンの第1の例を説明する。
【0019】
図3は、図1及び図2に例示したのと同一の小型モータの図であるが、金属ケース15にエンドベル5を嵌合した後であるが、まだブラシホルダ9をエンドベル開口部6に挿入していない状態を示している。図5は、主要構成の相互の関係の理解を容易にするための概略斜視図である。エンドベル開口部6の断面形状(ブラシホルダ挿入側から見た形状)は、円形等の任意の形状にすることができるが、例示の構成は、断面略矩形上に構成されている。それ故、エンドベル開口部6は、4つの壁面部を有することになり、この4つの壁面部は、シャフト軸方向に相対する2つの壁面部と、それに直角方向に相対する2つの壁面部からなる。この4つの壁面部の内の、シャフト軸方向に相対する2つの壁面部の内のどちらかの内面上(図示の例では、シャフト軸方向で磁極に近い側の内面上)に、詳細は後述するブラシ開きピン11と係合して、それを開くための突起部7が設けられている。
【0020】
なお、本発明が特徴とするものではないが、ブラシホルダ9をエンドベル開口部6に挿入するに際して、突起部7を設けたのとは別の壁面部内面に、ブラシホルダ9を適切に位置決めするためのガイドレールとして機能する1本又はそれ以上のライン状突起或いは溝を適宜設けるとともに、それに対応したライン状溝或いは突起をブラシホルダ9に設けることは可能である。また、合成樹脂製のエンドベル開口部の壁面部の強度を増す機能を果たすライン状の突起を設けることもできる。
【0021】
ブラシ開きピン11に係合する突起部7は、高くする必要はないが、ブラシ開きピン11の先端部が係合するのに十分なだけの所定高さにして、かつ、ブラシホルダ9の挿入につれて、突起部7の側面がブラシ開きピン11に確実に当接して、徐々にそれを相互に開くように、突起部7の幅を大きくする。但し、ブラシホルダ9の最終的挿入位置においては、ブラシ開きピン11に対応する突起部7は存在せず、これによって、ブラシ開きピン11との当接を解除される。このように、突起部7は、その両側の側面が、ブラシ開きピン11と適切に係合するよう構成される限り、突起部7の中央部において平坦にする必要性は必ずしも無くて、側面部高さよりも若干高くし、或いは低くしても何ら問題は生じない。
【0022】
ブラシホルダ9は、それぞれブラシ13を支持する2つのブラシアーム12を固定するブラシ固定部10を備えている。これら2つの相対するブラシアーム12のそれぞれ内側にはブラシ開きピン11が、またブラシ固定部10に固定されている。ブラシ開きピン11は、ブラシアームと略平行に、ブラシアームが伸びる方向に所定長さを有すると共に、ある程度の弾性力を有している。例えば、所定厚さ及び所定幅を有する合成樹脂製にすることができる。ブラシ開きピン11の少なくともその先端部は、エンドベル開口部に設けられた突起部7の側面に当接する必要がある。そのため、ブラシ開きピン11の先端部を、突起部7を設けたエンドベル開口部側壁側に折り曲げたようなL字状の形状にすると共に、その折り曲げた内側をテーパ状にすることが望ましい(図3(A)のブラシホルダ9の図において、ブラシ開きピン11のL字状に折り曲げた先端部のみが見えている。)。この部分がテーパ状になっているため、モータ完成後も、ブラシホルダ9を引き抜くことができ、故障した際の分解が可能となる。また、ブラシ開きピン先端部が、突起部側面に当接して互いに開くとき、それぞれブラシアームに当接して、ブラシアームを開くように作用する。ブラシアーム12に当接させるため、図3(B)のブラシホルダ9の図に見られるように、ブラシ開きピン11の先端部は、幅広に構成されている。
【0023】
ブラシホルダ9は、ブラシ開きピン11及びブラシ固定部10も含めて全てを合成樹脂により一体成形することができる。ブラシアーム12は、ブラシ固定部10を貫通して、外部接続のためのターミナル(図示せず)に電気的及び機械的に接続され、或いはそれと一体に形成することも可能である。このように構成したので、ブラシホルダ9を、エンドベル開口部6に挿入して取り付けた際には、従来構成においてブラシを整流子上にセットするために必要とされるようなブラシ開きピン挿入用の開口は存在しないが、防水機能をより確実にするために、ブラシホルダ9とエンドベル開口部6との間の隙間には、それ自体周知の技術に基づき、パッキングのようなシール材を挟むことができる。
【0024】
図4は、図3に例示したのと同一の小型モータの図であるが、ブラシホルダ9をエンドベル開口部に挿入した途中段階の状態を示している。ブラシ開きピン11が、突起部7の幅広部分に当接し、そのため、ブラシアーム12及びそれに支持されたブラシ13が大きく開いた状態が、図示されている。この後、さらにブラシホルダ9をエンドベル開口部に挿入すると、突起部7とブラシ開きピン11との係合がはずれて、図2を参照して前述した最終組み立て状態となる。
【0025】
ブラシ開きピン11は、カーボンブラシ磨耗末期にちょうど、ブラシアーム12に当たる構成とすることができる。この構成にすることによって、カーボンブラシ磨耗後に、ブラシアームと整流子が摺動してしまうことがない。したがって、整流子の磨耗が大きく進んでいない限り、カーボンブラシを交換することによって、モータとして使用可能となる(整流子よりカーボンブラシの方が、やわらかく、磨耗が早いので前述のような交換が可能になることが、モータの再利用につながる)。
【0026】
なお、ブラシ13及びそれを支持するブラシアーム12の材料自体は、従来通常に使用されているものと同じものを使用することができる。
【0027】
図6及び図7は、ブラシ開きピンの第2の例を示す斜視図であり、図6はブラシアーム取付前のブラシホルダを示し、図7はブラシアームを取り付けた状態のブラシホルダを示している。ここに例示の構成は、ブラシ開きピンとその関連構成を除いて、図1〜図5を参照して説明した第1の例と同じである。但し、図6及び図7は、図5とは上下逆方向にして図示している。
【0028】
ブラシホルダ9は第1の例と同様に、それぞれブラシ13を支持する2つのブラシアーム12を固定するブラシ固定部10を備えている。そして、この第2の例において、全体的には平板上の台座14が、ブラシアーム12の延長方向にブラシ固定部10から伸びるように樹脂により一体成形される。この台座14の一方の面側にはプリント基板を取り付けることができるように構成される。この台座14の他方面側(ブラシアームが位置する側)において、一対のブラシ開きピン11が、ブラシアーム12の延長方向に対してそれに直角に当接するように、台座14に一体成形により固定される。
【0029】
このように構成されたブラシ開きピン11は、ブラシホルダ9をエンドベル開口部に挿入する際に、エンドベル開口部側壁に設けた突起部(図6及び図7においては、図示省略)に対して、前述の第1の例と同様に係合させることができる。また、第1の例と同様に、モータ完成後も、ブラシホルダ9を引き抜くことができるように、ブラシ開きピン11の先端部の内側(ブラシアーム基部方向の側)をテーパ状にすることが望ましい。
【0030】
この第2の例のブラシ開きピンは、第1の例と比較すると、長さを短く構成することができるので、ブラシアームの弾性に打ち勝つに十分な剛性を容易に確保することが可能となる。さらに、この第2の例のブラシ開きピンは、ブラシアーム延長方向に対して直角方向に取り付けられているので、ブラシアームに対して確実かつ均一な作用をすることが可能となる。また、これによってモータ回転中のブラシアームの振動を抑えてノイズを低下させることも可能となる。さらに、ブラシ開きピンを台座及びブラシ固定部と共に一体に樹脂成形する際に、ブラシ開きピンが台座と連結しているので、金型形状がシンプルとなる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、専用治具によるブラシ開きピンを挿入するための開口をエンドベルに設けることを不要とし、また、ブラシ摺動部を整流子にセットするための専用治具を不要とすることができる。
【0032】
また、本発明は、ケース、回転子(整流子)、エンドベル組み立て後にブラシもしくはブラシ固定部が保持されたブラシホルダをセットし、ブラシ摺動部を整流子にセットすることができ、これによって、小型モータのブラシ摺動部を整流子に容易かつ確実にセットすることができるだけでなく、工数削減、機能向上を図ることができる。
【0033】
また、本発明は、(カーボン)ブラシそのものにはダメージを生じることなく容易に組み立て可能にすると共に、故障が生じた際には分解、修理して再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する小型モータの外観を示す図であり、組立が完成した状態を示している。(A)には、回転子シャフトを横方向にして見た正面図を示し、(B)には、エンドベル側から見た側面図を示している。
【図2】図1に示した完成した小型モータの断面図である。
【図3】図1及び図2に例示したのと同一の小型モータの図であるが、金属ケースにエンドベルを嵌合した後であるが、まだブラシホルダをエンドベル開口部に挿入していない状態を示している。
【図4】図3に例示したのと同一の小型モータの図であるが、ブラシホルダをエンドベル開口部に挿入した途中段階の状態を示している。
【図5】主要構成の相互の関係の理解を容易にするための概略斜視図である。
【図6】ブラシ開きピンの第2の例を示す斜視図であり、ブラシアーム取付前のブラシホルダを示している。
【図7】ブラシ開きピンの第2の例を示す斜視図であり、ブラシアームを取り付けた状態のブラシホルダを示している。
【図8】従来技術によるブラシセット方法を示す図である。
【符号の説明】
1 小型モータ
2 ヨーク
3 回転子
4 整流子
5 エンドベル
6 エンドベル開口部
7 突起部
9 ブラシホルダ
10 ブラシ固定部
11 ブラシ開きピン
12 ブラシアーム
13 ブラシ
14 台座
15 金属ケース
16 シャフト
17 マグネット
Claims (8)
- 固定子磁極を取り付けた有底中空筒状の金属ケースと、該金属ケースの開口を閉じるように嵌着されるエンドベルと、前記金属ケースの底部と前記エンドベルとにそれぞれ設けられた軸受けによって回転可能に支持されるシャフト上に、回転子磁極及び整流子を一体に組み付けて構成した回転子と、該整流子上に当接する2つのブラシをそれぞれ取り付けた2つのブラシアームを支持するブラシホルダとから成る小型モータのブラシ装置において、
前記ブラシホルダは2つのブラシアームに対応して備えられる2つのブラシ開きピンを支持し、
前記エンドベルには、回転子軸方向とは直角方向に伸びる側壁によって構成される開口部、及び該側壁に突起部を設けて、このエンドベル開口部に、前記ブラシホルダを嵌合して取り付け、
前記ブラシ開きピンは、2つのブラシアームの相対するそれぞれの内側に位置して、ブラシホルダの嵌合の際に前記突起部と係合することにより、対応するブラシアーム側方向に力が作用するとき、ブラシアームに当接してブラシアーム及びそれに支持されるブラシを互いに開くように構成し、
前記突起部は、ブラシホルダの嵌合の際に前記ブラシ開きピンと係合して、それを互いに開く方向に作用すると共に、最終的嵌合位置ではこの係合を解除するよう構成した、
ことから成る小型モータのブラシ装置。 - 前記突起部は、ブラシ開きピンの先端部が係合するのに十分なだけの所定高さを有すると共に、その幅は、ブラシホルダの最終的挿入位置でブラシ開きピンとの当接を解除するまで、ブラシホルダの挿入につれて突起部の側面がブラシ開きピンに当接してそれを相互に開くように実質上徐々に幅広に形成した請求項1に記載の小型モータのブラシ装置。
- 前記ブラシ開きピンは前記ブラシアームと略平行に伸びる所定長さを有して、少なくともその先端部が前記突起部の側面に当接するように、ブラシ開きピンの先端部を、突起部を設けたエンドベル開口部側壁側に折り曲げたようなL字状の形状にした請求項1に記載の小型モータのブラシ装置。
- 前記ブラシ開きピンはブラシアームの延長方向に対してそれに直角に当接するように、前記ブラシホルダに一体成形された台座に一体成形により固定される請求項1に記載の小型モータのブラシ装置。
- 固定子磁極を取り付けた有底中空筒状の金属ケースと、該金属ケースの開口を閉じるように嵌着されるエンドベルと、前記金属ケースの底部と前記エンドベルとにそれぞれ設けられた軸受けによって回転可能に支持されるシャフト上に、回転子磁極及び整流子を一体に組み付けて構成した回転子と、該整流子上に当接する2つのブラシをそれぞれ取り付けた2つのブラシアームを支持するブラシホルダとから成る小型モータのブラシ装置の製造方法において、
前記ブラシホルダは2つのブラシアームに対応して備えられる2つのブラシ開きピンを支持し、
前記エンドベルには、回転子軸方向とは直角方向に伸びる側壁によって構成される開口部を設けると共に、該エンドベル側壁には、前記ブラシ開きピンと係合してそれを互いに開く方向に作用させると共に、最終的嵌合位置ではこの係合を解除するよう構成された突起部を設け、
前記ブラシ開きピンは、2つのブラシアームの相対するそれぞれの内側に位置して、ブラシホルダの嵌合の際に前記突起部と係合することにより、対応するブラシアーム側方向に力が作用するとき、ブラシアームに当接してブラシアーム及びそれに支持されるブラシを互いに開くように構成し、
前記金属ケース内に、一体に組み付けて構成した回転子を挿入した後、該金属ケースの開口を閉じるように前記エンドベルを嵌着し、その後、このエンドベル開口部に、前記ブラシホルダを嵌合して取り付ける、
ことから成る小型モータのブラシ装置の製造方法。 - 前記突起部は、ブラシ開きピンの先端部が係合するのに十分なだけの所定高さを有すると共に、その幅は、ブラシホルダの最終的挿入位置でブラシ開きピンとの当接を解除するまで、ブラシホルダの挿入につれて突起部の側面がブラシ開きピンに当接してそれを相互に開くように実質上徐々に幅広に形成した請求項5に記載の小型モータのブラシ装置の製造方法。
- 前記ブラシ開きピンは前記ブラシアームと略平行に伸びる所定長さを有して、少なくともその先端部が前記突起部の側面に当接するように、ブラシ開きピンの先端部を、突起部を設けたエンドベル開口部側壁側に折り曲げたようなL字状の形状にした請求項5に記載の小型モータのブラシ装置の製造方法。
- 前記ブラシ開きピンはブラシアームの延長方向に対してそれに直角に当接するように、前記ブラシホルダに一体成形された台座に一体成形により固定される請求項5に記載の小型モータのブラシ装置の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207842A JP3914109B2 (ja) | 2001-09-12 | 2002-07-17 | 小型モータのブラシ装置及びその製造方法 |
GB0221192A GB2385212A (en) | 2001-09-12 | 2002-09-12 | Assembling brush gear in a small-sized motor |
CNB02142604XA CN1180525C (zh) | 2001-09-12 | 2002-09-12 | 小型电动机的电刷装置及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-276148 | 2001-09-12 | ||
JP2001276148 | 2001-09-12 | ||
JP2002207842A JP3914109B2 (ja) | 2001-09-12 | 2002-07-17 | 小型モータのブラシ装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164116A JP2003164116A (ja) | 2003-06-06 |
JP3914109B2 true JP3914109B2 (ja) | 2007-05-16 |
Family
ID=26622048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002207842A Expired - Fee Related JP3914109B2 (ja) | 2001-09-12 | 2002-07-17 | 小型モータのブラシ装置及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3914109B2 (ja) |
CN (1) | CN1180525C (ja) |
GB (1) | GB2385212A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10341476A1 (de) * | 2003-09-05 | 2005-05-19 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg | Elektrische Antriebseinheit |
DE202004015271U1 (de) * | 2004-09-29 | 2006-02-09 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg | Elektromotor und elektrische Antriebseinheit für Kraftfahrzeuge |
JP5165053B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2013-03-21 | 日本電産コパル株式会社 | モータ |
IT1391911B1 (it) * | 2008-09-18 | 2012-02-02 | Spal Automotive Srl | Motore elettrico. |
CN111146910B (zh) * | 2020-01-03 | 2022-02-01 | 常州迈特运控电机有限公司 | 一种碳刷组装检测一体机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2189943A (en) * | 1986-05-02 | 1987-11-04 | Johnson Electric Ind Mfg | Assembling brush gear in an electric motor |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002207842A patent/JP3914109B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-12 CN CNB02142604XA patent/CN1180525C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-12 GB GB0221192A patent/GB2385212A/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003164116A (ja) | 2003-06-06 |
GB0221192D0 (en) | 2002-10-23 |
GB2385212A (en) | 2003-08-13 |
CN1405953A (zh) | 2003-03-26 |
CN1180525C (zh) | 2004-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4531359B2 (ja) | モータ | |
JP7033810B2 (ja) | ブラシ付き永久磁石マイクロモータ及びその組立方法 | |
US8242648B2 (en) | Control circuit member and motor | |
JP3623724B2 (ja) | 回転電機 | |
JP3914109B2 (ja) | 小型モータのブラシ装置及びその製造方法 | |
JP2548233Y2 (ja) | 小型モータ | |
CN116388429B (zh) | 一种空心杯电机转子结构 | |
JP3635611B2 (ja) | 直流モータ及び直流モータを備えた電動工具 | |
JPS59194658A (ja) | 小型電動機 | |
WO2020022047A1 (ja) | モータ及びモータと被接続部材との接続構造 | |
KR200460845Y1 (ko) | 모터 | |
KR101134601B1 (ko) | 스테핑 모터 | |
KR102552673B1 (ko) | 직류 모터용 브러시 홀더 장치 및 그 브러시 홀더 장치를 포함한 직류 모터의 조립 방법 | |
JPH07322551A (ja) | 小型モータ | |
JP4442032B2 (ja) | ステッピングモータ | |
KR20090088995A (ko) | 유니버셜 모터의 하우징 구조 | |
JPH0813177B2 (ja) | コード引出し部のシール装置 | |
KR100841314B1 (ko) | 아우터 로터형 모터 | |
KR20070114935A (ko) | 스테핑 모터 | |
JP2001008415A (ja) | 直流型回転電機 | |
JP3380377B2 (ja) | 小型直流モータ及びその製造方法 | |
JP3191105B2 (ja) | 直流モータ | |
JP3619109B2 (ja) | 整流子電動機 | |
KR100620392B1 (ko) | 전기모터 및 그 조립방법 | |
JP4062417B2 (ja) | ステッピングモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3914109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |