JP3381366B2 - ブラシホルダ装置 - Google Patents
ブラシホルダ装置Info
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- JP3381366B2 JP3381366B2 JP04734394A JP4734394A JP3381366B2 JP 3381366 B2 JP3381366 B2 JP 3381366B2 JP 04734394 A JP04734394 A JP 04734394A JP 4734394 A JP4734394 A JP 4734394A JP 3381366 B2 JP3381366 B2 JP 3381366B2
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- Japan
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- brush
- brush holder
- bracket
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のブラシを有した
ブラシホルダと整流子を有した電機子を備えたブラシホ
ルダ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、この種の小型直流モータは自動車
のエンジンルーム等、高温高湿の過酷な環境の下におい
てファンモータ等に使用され、特に耐水性等の高い信頼
性が要求されている。 【0003】以下に、従来のブラシホルダ装置について
説明する。図3は従来のブラシホルダ装置の半断面図で
ある。図3において、11はブラシバネ、12はブラシ
で切欠部を備えている。13はブラシ箱で一部に切り起
こし部を設け、前記12のブラシ切欠部に合致させブラ
シの仮保持を行っている。 【0004】以上のように構成されたブラシホルダ装置
について、以下その動作について説明する。まず、ブラ
シバネ11の押圧によりブラシ12はブラシ箱13から
飛び出そうとするため前記ブラシ12に切欠部を設け、
前記ブラシ箱13に収納する際に前記ブラシ箱13に設
置された切り起こし部に合致させ、前記ブラシ12の仮
保持を行っている。 【0005】前記ブラシ箱13の切り起こし部の先端に
設けられた脚部をブラシホルダ14の外側から引っ張り
仮保持を解除している。解除後には耐水性向上のため、
前記ブラシホルダ14の凹部に封止剤を塗布している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ブラシホルダをブラケットに装着した後
ブラシ箱の切り起こし面の先端部に設けられた脚部を引
っ張りブラシの仮保持を手作業で解除するので、確実に
すべてのブラシ箱のストッパーが解除されているか否か
モータ完成後には確認できないという問題点を有してい
た。 【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ブラシのブラシ箱からの飛び出しを防止し、組立の
容易化,自動化が可能になり確実にブラシのストッパー
が解除できるとともにブラシ箱先端脚部の封止剤が不要
となり、コスト低減を図った信頼性の高いブラシホルダ
装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のブラシホルダ装置は、ブラシホルダにおける
ブラケットのハウジング部との嵌合部をブラシの仮保持
用ストッパーとして共用し、ブラケットへ組込時はブラ
ケットの軸受ハウジング部端面にて前記ブラシストッパ
ーを押し上げ、ストッパー解除後所定の位置で停止さ
せ、組込後はブラシホルダの上蓋として封止をほどこし
気密性を高める構成を有している。 【0009】 【作用】この構成により、ブラシホルダ完成の状態にお
いては確実にブラシの飛び出しを防止してブラシをブラ
シ箱内に収納する仮保持状態を維持し、ブラケットへ組
込後はストッパーの位置が移動することによりすべての
ブラシの仮保持状態が解除され、ブラシはブラシバネの
押圧により整流子の摺動面に当接される。 【0010】 【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 【0011】図1において、1はブラシバネ、2はブラ
シ、3は前記ブラシ1および前記ブラシバネ2を収納す
るブラシ箱、4は前記ブラシ箱を具備したブラシホル
ダ、5はブラシ仮保持のためのストッパーで、前記ブラ
シホルダ4の上蓋を共用する。6はブラケット、8は電
機子で整流子7と軸受9を具備している。 【0012】以上のように構成されたブラシホルダ装置
について、以下その動作を説明する。まず、ブラシ箱3
にブラシバネ1およびブラシ2を収納し、前記ブラシ2
の先端部に当接してブラシストッパー5を配設し、前記
ブラシバネ1の押圧で前記ブラシストッパー5の外周上
を複数箇所押さえて前記ブラシ2を前記ブラシ箱3から
飛び出すことなく仮保持固定する。なお、前記ブラシ箱
3を具備したブラシホルダ4におけるブラケット6のハ
ウジング部との嵌合部を前記ブラシ2の仮保持用ストッ
パー5として共用している。 【0013】また、整流子7を具備した電機子8が軸受
9にて前記ブラケット6内に支持固定されている。 【0014】次に、図2を用いてストッパー解除につい
て説明する。図2において、1はブラシバネ、2はブラ
シ、3は前記ブラシバネ1およびブラシ2を収納するブ
ラシ箱、4は前記ブラシ箱を具備したブラシホルダ、5
はブラシ仮保持のためのストッパー、6はブラケット、
7は整流子である。 【0015】ブラシホルダ4をブラケット6に組込むに
あたり、ブラシストッパー5は前記ブラケット6の軸受
ハウジング部端面にて押し上げられる。ブラシ箱3の上
端面が前記ブラケット6の切欠部を通過した時点でブラ
シストッパーは解除され、ブラシバネ1の押圧によって
すべてのブラシ2は前記ブラケット6内に支持固定され
た整流子7の摺動面に確実に当接される。その後、前記
ブラシホルダ4の底面部がブラケット6の平面部6aに
到達した時点で前記ブラシストッパー5は所定の位置で
停止し、組込後は前記ブラシホルダ4の上蓋として封止
され気密性を高める。 【0016】以上のように本実施例によれば、ブラシホ
ルダにおけるブラケットのハウジング部との嵌合部を刷
子の仮保持用ストッパーとして共用し、ブラケットへの
組込時にブラケットハウジング部端面でストッパーを解
除し、組込後はブラシホルダの上蓋として封止するブラ
シストッパーを設けることにより、ブラシホルダの組込
の大幅な作業性の向上と信頼性の向上を実現することが
できる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明は、ブラシホルダに
おけるブラケットのハウジング部との嵌合部をブラシの
仮保持用ストッパーとして共用し、ブラケットへの組込
時にブラケットの軸受ハウジング部端面でストッパーを
解除し、組込後はブラシホルダの上蓋として封止すると
いう構成で、ブラシのブラシ箱からの飛び出しを防止し
組立の容易化,自動化が可能になりブラシホルダ組込後
仮保持が確実に解除でき、ブラシ箱切り起こし部先端脚
部の封止剤が不要となるため低コストで信頼性の高い優
れたブラシホルダ装置が実現可能となる。
ブラシホルダと整流子を有した電機子を備えたブラシホ
ルダ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、この種の小型直流モータは自動車
のエンジンルーム等、高温高湿の過酷な環境の下におい
てファンモータ等に使用され、特に耐水性等の高い信頼
性が要求されている。 【0003】以下に、従来のブラシホルダ装置について
説明する。図3は従来のブラシホルダ装置の半断面図で
ある。図3において、11はブラシバネ、12はブラシ
で切欠部を備えている。13はブラシ箱で一部に切り起
こし部を設け、前記12のブラシ切欠部に合致させブラ
シの仮保持を行っている。 【0004】以上のように構成されたブラシホルダ装置
について、以下その動作について説明する。まず、ブラ
シバネ11の押圧によりブラシ12はブラシ箱13から
飛び出そうとするため前記ブラシ12に切欠部を設け、
前記ブラシ箱13に収納する際に前記ブラシ箱13に設
置された切り起こし部に合致させ、前記ブラシ12の仮
保持を行っている。 【0005】前記ブラシ箱13の切り起こし部の先端に
設けられた脚部をブラシホルダ14の外側から引っ張り
仮保持を解除している。解除後には耐水性向上のため、
前記ブラシホルダ14の凹部に封止剤を塗布している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ブラシホルダをブラケットに装着した後
ブラシ箱の切り起こし面の先端部に設けられた脚部を引
っ張りブラシの仮保持を手作業で解除するので、確実に
すべてのブラシ箱のストッパーが解除されているか否か
モータ完成後には確認できないという問題点を有してい
た。 【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ブラシのブラシ箱からの飛び出しを防止し、組立の
容易化,自動化が可能になり確実にブラシのストッパー
が解除できるとともにブラシ箱先端脚部の封止剤が不要
となり、コスト低減を図った信頼性の高いブラシホルダ
装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のブラシホルダ装置は、ブラシホルダにおける
ブラケットのハウジング部との嵌合部をブラシの仮保持
用ストッパーとして共用し、ブラケットへ組込時はブラ
ケットの軸受ハウジング部端面にて前記ブラシストッパ
ーを押し上げ、ストッパー解除後所定の位置で停止さ
せ、組込後はブラシホルダの上蓋として封止をほどこし
気密性を高める構成を有している。 【0009】 【作用】この構成により、ブラシホルダ完成の状態にお
いては確実にブラシの飛び出しを防止してブラシをブラ
シ箱内に収納する仮保持状態を維持し、ブラケットへ組
込後はストッパーの位置が移動することによりすべての
ブラシの仮保持状態が解除され、ブラシはブラシバネの
押圧により整流子の摺動面に当接される。 【0010】 【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 【0011】図1において、1はブラシバネ、2はブラ
シ、3は前記ブラシ1および前記ブラシバネ2を収納す
るブラシ箱、4は前記ブラシ箱を具備したブラシホル
ダ、5はブラシ仮保持のためのストッパーで、前記ブラ
シホルダ4の上蓋を共用する。6はブラケット、8は電
機子で整流子7と軸受9を具備している。 【0012】以上のように構成されたブラシホルダ装置
について、以下その動作を説明する。まず、ブラシ箱3
にブラシバネ1およびブラシ2を収納し、前記ブラシ2
の先端部に当接してブラシストッパー5を配設し、前記
ブラシバネ1の押圧で前記ブラシストッパー5の外周上
を複数箇所押さえて前記ブラシ2を前記ブラシ箱3から
飛び出すことなく仮保持固定する。なお、前記ブラシ箱
3を具備したブラシホルダ4におけるブラケット6のハ
ウジング部との嵌合部を前記ブラシ2の仮保持用ストッ
パー5として共用している。 【0013】また、整流子7を具備した電機子8が軸受
9にて前記ブラケット6内に支持固定されている。 【0014】次に、図2を用いてストッパー解除につい
て説明する。図2において、1はブラシバネ、2はブラ
シ、3は前記ブラシバネ1およびブラシ2を収納するブ
ラシ箱、4は前記ブラシ箱を具備したブラシホルダ、5
はブラシ仮保持のためのストッパー、6はブラケット、
7は整流子である。 【0015】ブラシホルダ4をブラケット6に組込むに
あたり、ブラシストッパー5は前記ブラケット6の軸受
ハウジング部端面にて押し上げられる。ブラシ箱3の上
端面が前記ブラケット6の切欠部を通過した時点でブラ
シストッパーは解除され、ブラシバネ1の押圧によって
すべてのブラシ2は前記ブラケット6内に支持固定され
た整流子7の摺動面に確実に当接される。その後、前記
ブラシホルダ4の底面部がブラケット6の平面部6aに
到達した時点で前記ブラシストッパー5は所定の位置で
停止し、組込後は前記ブラシホルダ4の上蓋として封止
され気密性を高める。 【0016】以上のように本実施例によれば、ブラシホ
ルダにおけるブラケットのハウジング部との嵌合部を刷
子の仮保持用ストッパーとして共用し、ブラケットへの
組込時にブラケットハウジング部端面でストッパーを解
除し、組込後はブラシホルダの上蓋として封止するブラ
シストッパーを設けることにより、ブラシホルダの組込
の大幅な作業性の向上と信頼性の向上を実現することが
できる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明は、ブラシホルダに
おけるブラケットのハウジング部との嵌合部をブラシの
仮保持用ストッパーとして共用し、ブラケットへの組込
時にブラケットの軸受ハウジング部端面でストッパーを
解除し、組込後はブラシホルダの上蓋として封止すると
いう構成で、ブラシのブラシ箱からの飛び出しを防止し
組立の容易化,自動化が可能になりブラシホルダ組込後
仮保持が確実に解除でき、ブラシ箱切り起こし部先端脚
部の封止剤が不要となるため低コストで信頼性の高い優
れたブラシホルダ装置が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるブラシホルダ装
置の半断面図 【図2】本発明の第1の実施例におけるブラシストッパ
ー解除の動作説明のための半断面図 【図3】従来のブラシホルダ装置の半断面図 【符号の説明】 1,11 ブラシバネ 2,12 ブラシ 3,13 ブラシ箱 4,14 ブラシホルダ 5 ストッパー 6 ブラケット 7 整流子 8 電機子 9 軸受
置の半断面図 【図2】本発明の第1の実施例におけるブラシストッパ
ー解除の動作説明のための半断面図 【図3】従来のブラシホルダ装置の半断面図 【符号の説明】 1,11 ブラシバネ 2,12 ブラシ 3,13 ブラシ箱 4,14 ブラシホルダ 5 ストッパー 6 ブラケット 7 整流子 8 電機子 9 軸受
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 13/00 - 13/14
H02K 5/00 - 5/26
H02K 15/00 - 15/16
H01R 39/00 - 39/64
H01R 43/027 - 43/28
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ブラシおよびブラシバネの収納されたブラ
シ箱を複数個配設し、ブラケットに接着後保持固定され
る環状のブラシホルダ装置において、ブラシに当接する
蓋状のストッパーを設け、ブラシホルダをブラケットに
装着する際にブラケットの軸受ハウジング部端面にてブ
ラシストッパーを移動させ解除させるとともに、解除後
には前記ストッパーはブラシホルダの上蓋として封止共
用する構成を特徴とするブラシホルダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04734394A JP3381366B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ブラシホルダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04734394A JP3381366B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ブラシホルダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264814A JPH07264814A (ja) | 1995-10-13 |
JP3381366B2 true JP3381366B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=12772528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04734394A Expired - Fee Related JP3381366B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ブラシホルダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381366B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007108216A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Takahashi Metal Industries Co., Ltd. | 水系洗浄液を用いる洗浄装置 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP04734394A patent/JP3381366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07264814A (ja) | 1995-10-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |