JPH08332002A - 釣り竿の穂先 - Google Patents

釣り竿の穂先

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Publication number
JPH08332002A
JPH08332002A JP14342895A JP14342895A JPH08332002A JP H08332002 A JPH08332002 A JP H08332002A JP 14342895 A JP14342895 A JP 14342895A JP 14342895 A JP14342895 A JP 14342895A JP H08332002 A JPH08332002 A JP H08332002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
surface portion
taper
tapered surface
tapered
Prior art date
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Ceased
Application number
JP14342895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
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Publication of JPH08332002A publication Critical patent/JPH08332002A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一穂先と第二穂先との接合力を強くし、剥
離を有効に防止することができるようにする。 【構成】 第二穂先1の内周先端部には先端方向に向け
て拡径するテーパ面部1aが形成されている。第一穂先
2の基端部には嵌合部2aが形成されており、この嵌合
部2aと本体部2bとの間には先端方向に向けて拡径す
るテーパ面部2cが形成されている。第二穂先1のテー
パ面部1aのテーパ角度βは45°に設定されており、
第一穂先2のテーパ面部2cのテーパ角度αはテーパ面
部1aのテーパ角度βよりも15°大きい60°に設定
されている。第一穂先2の嵌合部2aを第二穂先1内に
挿入した際には、テーパ面部1aとテーパ面部2cとの
間に間隙が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は釣り竿の穂先に係り、特
に釣り竿の先端部を構成するテーパ状の第一穂先と、こ
の第一穂先に接続されるテーパ状の第二穂先との接続部
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス繊維あるいはカーボン繊
維で形成された釣り竿の穂先は中実状の第一穂先と、中
空状の第二穂先とで形成されており、上記第一穂先の基
端部に形成された嵌合部を第二穂先に挿入し、接着剤で
接着することによって、一体に構成するといったものが
知られている。
【0003】図3は従来の第一穂先の第二穂先への取付
け構造を示す断面図である。図中符号101は中空状の
第二穂先であり、この第二穂先101の先端内周面には
テーパ面部101aが形成されている。また、この第二
穂先101内には第一穂先102の嵌合部102aが挿
入される。この第一穂先102の本体部102bと嵌合
部102aとの間にはテーパ面部102cが形成されて
いる。このテーパ面部102cと第二穂先101のテー
パ面部101aとのテーパ角度はほぼ同一のテーパ角度
で形成されている。そして、第一穂先102の嵌合部1
02aが第二穂先101の中空内部に挿入され、接着剤
を使用して第二穂先101と第一穂先102とを接着し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構造のものでは、接合時にテーパ面部が同一のテーパ
角度で設定されているため、接着剤がテーパ面間に薄く
塗布されるだけで、接合外周面に露出してしまい、接合
力が弱く、穂先の湾曲時の応力により剥離しやすいとい
った問題点がある。
【0005】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、第一穂先と第二穂先との接合力を強く
し、剥離を有効に防止することのできる釣り竿の穂先を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、釣り竿の先端
部を構成する中実状の第一穂先と、この第一穂先の基端
部に形成された嵌合部が挿入される中空状の第二穂先と
を備えた釣り竿の穂先において、上記第一穂先には本体
部と上記嵌合部との間に第一テーパ面部が形成され、上
記第二穂先の先端内周面には第二テーパ面部が形成さ
れ、上記第一テーパ面部のテーパ角度は、上記第二テー
パ面部のテーパ角度よりも大きく形成され、上記第一穂
先が上記第二穂先に挿入された際に、上記第一テーパ面
部と上記第二テーパ面部との間に接着剤充填用の空隙部
が形成され、上記第二テーパ面部のテーパ角度は35°
〜55°に設定され、上記第一テーパ面部のテーパ角度
は上記第二テーパ面部のテーパ角度よりも10°〜15
°大きく設定されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】第二穂先に第一穂先の嵌合部を挿入し、接着剤
にて接着しようとすると、かかる接着剤が第一テーパ面
部と第二テーパ面部との間に形成される空隙に入り、外
部に露出することなく、有効に接着剤を使用することが
できる。そのため、第一穂先と、第二穂先との接合力を
強く保持することができ、容易に剥離してしまうといっ
たことを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、添附図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図1は本発明における釣り竿の穂先
の構造を示す断面図である。図中符号1は中空状の第二
穂先1であり、この第二穂先1の内周先端部には先端方
向に向けて拡径するテーパ面部1aが形成されている。
また、第一穂先2の基端部には嵌合部2aが形成されて
おり、この嵌合部2aと本体部2bとの間には先端方向
に向けて拡径するテーパ面部2cが形成されている。第
二穂先1のテーパ面部1aのテーパ角度βは45°に設
定されており、第一穂先2のテーパ面部2cのテーパ角
度αはテーパ面部1aのテーパ角度βよりも15°大き
い60°に設定されている。なお、嵌合部2aの外径は
中空状の第二穂先1の内径とほぼ同径に設定されてい
る。
【0009】このように構成された第一穂先2の嵌合部
2aを第二穂先1内に挿入する。このとき、テーパ面部
2cのテーパ角度αが第二穂先1に形成されたテーパ面
部1aのテーパ角度βよりも大きく設定されているの
で、テーパ面部1aとテーパ面部2cとの間に間隙3が
形成される。このような状況の下、第二穂先1と第一穂
先2との接着用の接着剤4は図2に示すように嵌合部2
aと第二穂先1との間、および間隙3内に充填され、第
二穂先1、第一穂先2の外部に露出することがなく、結
合力を強くすることができる。
【0010】なお、上述実施例にあっては、テーパ角度
αを60°、テーパ角度βを45°に設定した場合につ
いて説明したが、必ずしも上述数値に限定されるもので
はなく、テーパ角度βを35°〜55°に設定し、テー
パ角度αをテーパ角度βよりも10°〜15°大きい角
度に設定するようにしても良い。すなわち、テーパ角度
βが35°未満、あるいはテーパ角度αが45°未満で
あると、テーパ面部1aの傾斜が小さくて、穂先湾曲時
にこのテーパ面部1aに対向するテーパ面部2cのテー
パ角度も小さくなり、第二穂先1の先端部の割れの原因
となってしまう。また、テーパ角度βが55°よりも大
きい、あるいはテーパ角度αが65°よりも大きい状態
であると、テーパ面部1aの傾斜が大きくて、テーパ面
部2cのテーパ角度も大きくなり、穂先湾曲時における
力をうける面積が小さくなり、テーパ面部1aとテーパ
面部2cとの間の剥離、または第一穂先2の層間剥離の
原因となる。
【0011】なお、第二穂先1のテーパ面部1aはリー
マを使用するリーマ加工によって、製造することができ
る。また、第一穂先2の嵌合部2a、テーパ面部2cは
外周面を切削加工することによって形成することができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り、接着剤を間隙内に充填させることができるので、接
着剤の多量の露出を防止することができ、作業効率の向
上を図ることができ、さらには、第一テーパ面部と第二
テーパ面部との接着力の向上を図ることができる。ま
た、第一テーパ面部と第二テーパ面部との接着力の向上
により、穂先の湾曲時のテーパ面間の剥離を防止するこ
とができる。さらに、穂先の湾曲時に第二穂先に作用す
る力は接着剤を介して第一テーパ面部の面積よりも広い
面積を有する第二テーパ面部で受けるため、この第二テ
ーパ面部で受ける応力を小さくすることができ、第一穂
先の第一テーパ面部での層間剥離を防止することができ
る。さらに、第一穂先は第二穂先と第一穂先の嵌合部全
体で接着されているため、第一穂先と第二穂先との一体
感があり、自然な状態で湾曲させることができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における釣り竿の穂先の第一穂先と第二
穂先とを示す断面図である。
【図2】本発明における釣り竿の穂先の接続構造を示す
断面図である。
【図3】従来の釣り竿の穂先の接続構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 …第二穂先 1a…テーパ面部(第二テーパ面部) 2 …第一穂先 2a…嵌合部 2b…本体部 2c…テーパ面部(第一テーパ面部) 3 …間隙(空隙部) 4 …接着剤 α …テーパ角度 β …テーパ角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り竿の先端部を構成する中実状の第一
    穂先と、この第一穂先の基端部に形成された嵌合部が挿
    入される中空状の第二穂先とを備えた釣り竿の穂先にお
    いて、上記第一穂先には本体部と上記嵌合部との間に第
    一テーパ面部が形成され、上記第二穂先の先端内周面に
    は第二テーパ面部が形成され、上記第一テーパ面部のテ
    ーパ角度は、上記第二テーパ面部のテーパ角度よりも大
    きく形成され、上記第一穂先が上記第二穂先に挿入され
    た際に、上記第一テーパ面部と上記第二テーパ面部との
    間に接着剤充填用の空隙部が形成され、上記第二テーパ
    面部のテーパ角度は35°〜55°に設定され、上記第
    一テーパ面部のテーパ角度は上記第二テーパ面部のテー
    パ角度よりも10°〜15°大きく設定されていること
    を特徴とする釣り竿の穂先。
JP14342895A 1995-06-09 1995-06-09 釣り竿の穂先 Ceased JPH08332002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14342895A JPH08332002A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釣り竿の穂先

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JP14342895A JPH08332002A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釣り竿の穂先

Publications (1)

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JPH08332002A true JPH08332002A (ja) 1996-12-17

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ID=15338500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14342895A Ceased JPH08332002A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釣り竿の穂先

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JP (1) JPH08332002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104342A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Globeride Inc 釣竿
JP2010104341A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Globeride Inc 釣竿

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104342A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Globeride Inc 釣竿
JP2010104341A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Globeride Inc 釣竿

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