JPH0218244Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0218244Y2
JPH0218244Y2 JP14899085U JP14899085U JPH0218244Y2 JP H0218244 Y2 JPH0218244 Y2 JP H0218244Y2 JP 14899085 U JP14899085 U JP 14899085U JP 14899085 U JP14899085 U JP 14899085U JP H0218244 Y2 JPH0218244 Y2 JP H0218244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
metal shaft
joint
shaft
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14899085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6257702U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14899085U priority Critical patent/JPH0218244Y2/ja
Publication of JPS6257702U publication Critical patent/JPS6257702U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0218244Y2 publication Critical patent/JPH0218244Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 セラミツクス製のターボチヤージヤロータに関
するものである。
〔従来の技術〕
ロータ本体をセラミツクスとした従来例のター
ボチヤージヤロータは第4図に示す如く、ロータ
本体1の軸状突出部1aと金属軸2とが端面相互
をつき合わすようにし、その間に緩衝層を介して
適宜な手段によつて接合部3を形成して接合され
るとともに、接合部を包被するように金属スリー
ブ(以下スリーブと呼ぶ)4が嵌挿ろう付けさ
れ、スリーブ外周にシールリング溝4aが設けら
れ、このスリーブ4の内面と金属軸2の表面はろ
う付5され、スリーブ4の内面とロータ本体の軸
状突出部1aの表面との間は低膨脹率ガラス6に
より接合されたものが知られている。而してスリ
ーブ4の金属軸ベアリング取付部側の側面は金属
軸の軸心に対して垂直な面を有していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ターボチヤージヤの場合、大径部の長さが長く
なると金属軸にかかる曲げ応力が大きくなるこ
と、固有振動数が低下するなどの理由で一般的に
短い。スリーブが短いとスリーブと金属軸との接
合長さL1が短くなるため、過大な曲げ応力がか
かつた場合にスリーブと金属軸との接合が離脱し
易いという問題が残されていた。
いま、第4図において、スリーブ4と金属軸2
との接合部分の長さをL1、スリーブ端面とベア
リングBの端面との距離をL2とすると、一般に
L1+L2は前記の理由で制約があり、従つてL1
長くするとL2を短くする必要があり、L1が長い
ということはスリーブと金属軸との接合面積が大
になつて好ましいが、その反面L2が短くなりヒ
ートソークバツク時にオイルデポジツトがたまり
やすくなり、接合部を冷却すべきオイルが十分ま
わらなくなつてしまうという難点があり、L1
短くせざるを得ず前記のような問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、金属軸にろう付け接合された溝付
スリーブのベアリング側に面した側面から金属軸
小径部に至る間を円錐台状にテーパーを付ける溝
造とするものである。
〔作用〕
上記のようにスリーブ側面から金属軸に至る間
が円錐台状にテーパーが付されることによつてス
リーブと金属軸との接合の面積が大きくなるの
で、この接合が強固なものとなる。
また、テーパー形状にする事によつてスリーブ
が変形しやすくなり、接合層にかかる応力集中も
小にする事が可能である。
〔実施例〕
第1図は本考案ターボチヤージヤロータの実施
例の縦断面図であり、ロータ本体1の軸状突出部
1aと金属軸2とが端面相互をつき合わせるよう
にし、その間に従来例と同様に緩衝層を介して接
合するとともに、接合部を包被するようにスリー
ブ4Aを嵌挿し、スリーブ4Aの内面と金属軸2
の大径部2aの表面及びロータ1の軸状突出部1
aの表面との間を従来例と同様に接合し、スリー
ブの外表面にはシールリング溝4aを設け、スリ
ーブの側面と金属軸小径部2bに至る間を円錐台
状にテーパーを設けたものである。
第2図は本考案実施例第1図における円Aで囲
んだ部分の拡大図であり、スリーブの側面がスリ
ーブの側面から2mmの位置において金属軸小径部
と交わる様に金属軸の小径部2bにかけて円錐台
状に研磨してテーパーを設け、金属軸の軸心とな
すテーパーの傾斜角φを40度とした。第3図は比
較例としてスリーブ4Bと金属軸小径部にかけて
前記テーパー部分に相当する部分にR=2mmのア
ールを設けたものである。
ところで第2図の実施例においてd1=10mm、d2
=11mm、d3=17.5mmとして、スリーブと金属軸の
接合部分の長さL1が2.0mmとなつた。一方第3図
の比較例では同じくL1が1.2mmとなつた。即ち、
上記の如く40度のテーパーを設けた場合がR=2
mmのアールを設けた場合よりもスリーブと金属軸
の接合の長さL1が0.8mm長くなつた。このL1が長
くなることは接合面積が大となりスリーブと金属
軸との接合がより強固になることは明白である
が、次のような試験を実施した。
第1図における金属軸を固定しP点に荷重をか
け500℃に於て曲げ試験を行なつた結果、比較例
では荷重65Kgでスリーブと金属軸とが離脱した
が、実施例の場合は100Kgで離脱することなくロ
ーター本体のセラミツクが破損した。
又上記と同一条件で作成した別試料について、
500℃に加熱しながら500Gの振動を与える加熱振
動試験を行なつた結果、比較例のものは100時間
でスリーブと金属軸とが離脱したが、実施例のも
のは200時間経過後も異状が認められなかつた。
上記比較例の如く、スリーブ側面と金属軸にか
けてアールを設けることによつてスリーブ内面と
金属軸との接合部分の長さが長くなり、スリーブ
と金属軸との接合は多少は強固になるが、上記実
施例の如くスリーブ側面と金属軸にかけて円錐台
状にテーパーを設けることによつてスリーブと金
属軸との接合の長さは更に長くなり、スリーブと
金属軸との接合は益々強固なものとなつた。
なお、上記実施例においてはテーパーの金属軸
の軸心となす傾斜角φは40度としたが、15〜60度
が望ましく、15度以下ではスリーブと金属軸との
接合部分の長さが差程大にならずまた接合径も大
きくできない。60度以上ではスリーブとベアリン
グとの間の〓間が小さくなりオイルデポジツトが
たまりやすく好ましくない。
〔考案の効果〕
本考案によるターボチヤージヤロータはスリー
ブ端面を金属軸小径部にかけて円錐台状にテーパ
ーを設けたことにより、スリーブ内面と金属軸表
面との接合面積が大きくなるために、この両者間
の接合強度が非常に大きくなり、併わせて上記の
如くテーパーを設けることによつてスリーブのテ
ーパー先端部が変形しやすいためにロータ本体と
金属軸との間の接合部にかかる応力を緩和できる
という効果もあり、寿命の永いターボチヤージヤ
ロータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるターボチヤージヤロータ
の縦断面図、第2図は第1図の円Aで囲んだ部分
の拡大図、第3図は第2図に対する比較例を示す
縦断面図、第4図は従来例のターボチヤージヤロ
ータの縦断面図である。 1:ロータ本体、1a:軸状突出部、2:金属
軸、3:接合部、4:スリーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) セラミツクスからなるロータ本体の軸状突出
    部とジヤーナル部を有する金属軸とが端面で接
    合され、この接合部の外周に金属スリーブが嵌
    挿ろう付けされ、金属スリーブにシールリング
    溝が設けられたターボチヤージヤロータにおい
    て、金属スリーブ側面から金属軸小径部に至る
    間が円錐台状にテーパーが付されていることを
    特徴とするターボチヤージヤロータ。 (2) 上記テーパーが金属軸の軸心となす傾斜角が
    15〜60度である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のターボチヤージヤロータ。
JP14899085U 1985-10-01 1985-10-01 Expired JPH0218244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14899085U JPH0218244Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14899085U JPH0218244Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6257702U JPS6257702U (ja) 1987-04-10
JPH0218244Y2 true JPH0218244Y2 (ja) 1990-05-22

Family

ID=31063772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14899085U Expired JPH0218244Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0218244Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11093936B2 (en) 2013-07-24 2021-08-17 Visa International Service Association Systems and methods for communicating token attributes associated with a token vault

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265187A (ja) * 1986-05-14 1987-11-18 高信頼度舶用推進プラント技術研究組合 セラミックスと銅板との接合方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11093936B2 (en) 2013-07-24 2021-08-17 Visa International Service Association Systems and methods for communicating token attributes associated with a token vault

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6257702U (ja) 1987-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0218244Y2 (ja)
US4959258A (en) Joined metal-ceramic assembly method of preparing the same
JPH0260635B2 (ja)
JPS6227380A (ja) セラミツクス構造体の軸部と金属構造体のボス部との接合方法
JPS5978983A (ja) セラミツクスと金属との接合構造
JPH018642Y2 (ja)
JPH0338401Y2 (ja)
JP2650372B2 (ja) セラミックス部材と金属部材の結合方法
JPH037368Y2 (ja)
JPH0118594Y2 (ja)
JPH0627761Y2 (ja) セラミックタ−ビンロ−タと金属軸との結合軸構造
JPH0410198Y2 (ja)
JPS628608B2 (ja)
JP2615675B2 (ja) セラミックスシャフトと金属部材との接合方法
JPH0351319Y2 (ja)
JPS62118119A (ja) セラミツクス軸と金属軸との接合構造
JPH052585Y2 (ja)
JPS59159408A (ja) 機械要素
JPS6325281Y2 (ja)
JPH061701U (ja) 金属製回転軸とセラミック製回転体との接合構造
JPS618409A (ja) セラミツクタ−ビンホイ−ルの締結構造
JPH085726B2 (ja) セラミツク体と金属体との結合体
JPH0322489Y2 (ja)
JPS59111984A (ja) セラミツクスと金属との接合構造
JPS5988379A (ja) セラミツクス−金属複合体