JPS62118119A - セラミツクス軸と金属軸との接合構造 - Google Patents

セラミツクス軸と金属軸との接合構造

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JPS62118119A
JPS62118119A JP60257850A JP25785085A JPS62118119A JP S62118119 A JPS62118119 A JP S62118119A JP 60257850 A JP60257850 A JP 60257850A JP 25785085 A JP25785085 A JP 25785085A JP S62118119 A JPS62118119 A JP S62118119A
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JP
Japan
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sleeve
ceramic shaft
shaft
ceramic
joined
Prior art date
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Pending
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JP60257850A
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English (en)
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Tetsuaki Natsui
夏井 徹明
Takuo Ono
拓郎 小野
Yukinori Kutsukake
沓掛 行徳
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えばターボチャージャなどに好適に採用し
うるセラミックス軸と金属軸との接合構造に関する。
「従来の技術」 窒化珪素、炭化珪素を代表とするニューセラミックスの
耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性などの特性を利用して、例
えば自動車用ターポチャ−ジャなどの分野でセラミック
ス酸の回転翼車が採用されつつある。
こうしたセラミックス酸の回転翼車を採用するにあたっ
ては回転翼車のセラミックス軸を金属軸と接合すること
が必要となる。かかる接合構造として、セラミックス軸
を接着または焼きばめにより金属軸のスリーブ内に嵌合
して接合するものが各種提案されているが、必ずしも充
分なものとはいえない。
例えば、第3図に示す従来例にあっては、セラミックス
酸の回転翼車11にはセラミックス軸12が一体物とし
て形成されており、金属軸21には、スリーブ22が一
体物として形成されている。セラミックス軸12の側周
13には、その全域にわたって金属化層31が形成され
ている。そして、スリーブ22にセラミックス軸12を
嵌合し、スリーブ22の内周23とセラミックス軸12
の側周13との間隙にはろう材41が接着材として介在
せしめられてセラミックス軸12と金属軸21とがろう
付は接着により接合されている。
しかしながら、一般に金属とセラミックスは熱膨張係数
が大きく異なるため、その熱膨張差によって接着部分に
はかなりの歪が発生することとなる。すなわち、セラミ
ックス軸12を窒化珪素セラミックス酸とし、これと比
較的近い熱膨張係数を有するコバールまたはインコロイ
903、同907、同909などで金属軸21を構成し
ても両者の熱膨張係数差はまだ大きく、しかも一般にろ
う付は接着はろう材41の軟化・流動する高温下で行わ
れ、しかるのちに室温まで冷却されるので、その温度差
もかなりあって、接合部近傍にはかなりの歪が発生する
。ろう材以外の接着剤によって接着される場合であって
も、一般に接着時には加熱処理がなされるので状況は同
様であり、接着に代えて焼きばめであっても同様である
。さらに得られた接合構造はセラミックス軸の耐熱性を
活かして、ある程度の高温下で使用されることが多く、
シたがって接合時のみならず使用時にも反復して温度変
化にさらされて歪が発生する。
このような熱膨張差による歪が発生すると。
歪の応力集中部分で破損が起りやすくなり、脆性である
セラミックス軸12が破損に至ることが多かった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、従来技術の上記したような問題点を解
決することにあり、すなわち接合部に発生する歪を小さ
くして、信頼性が高く、容易に破損しがたいセラミック
ス軸と金属軸との接合構造を提供することにある。
r問題点を解決するための手段」 本発明は、セラミックス軸を接着または焼きばめにより
金属軸のスリーブ内に嵌合して接合されてなるセラミッ
クス軸と金属軸との接合構造において、セラミックス軸
の側周のスリーブ底寄り端部は接合されていないことを
特徴とするセラミックス軸と金属軸との接合構造を要旨
とする。
すなわち、本発明によれば、後に詳述するように、セラ
ミックス軸の側周のスリーブ底寄り端部は接合されてい
ないので、高い曲げ荷重に耐えて容易に破損せず、信頼
性の高い接合構造が得られる。
本発明の好ましい態様においては、セラミックス軸の側
周と接合されるべき部位のスリーブの内径よりも、セラ
ミックス軸の側周と接合されざるべき部位のスリーブの
内径を大きくされて、セラミックス軸の側周のスリーブ
底寄り端部は接合されていない。
本発明の別の好ましい態様においては、スリーブ内周に
環状溝を設けて、セラミックス軸の側周と接合されるべ
き部位のスリーブの内径よりも、セラミックス軸の側周
と接合されざるべき部位のスリーブの内径を大きくされ
てなる。
これらの態様によれば、金属製で加工の容易なスリーブ
に簡単な加rを施すことにより、本発明の目的を達成で
きる。
本発明のさらに別の好ましい態様においては、セラミッ
クス軸は接着によりスリーブ内に嵌合して接合されてな
る。これによれば、セラミックス軸、スリーブとも、格
別に高精度に加工することを要せず、さらにかなりの高
温下でも安心して使用できる接合構造が得られる。
この場合のさらに好ましい態様においては、セラミック
ス軸の側周の接合されるべき部位には金属化層が形成さ
れてあり、セラミックス軸の側周の接合されざるべき部
位には金属化層が形成されていない、かかる態様によれ
ば、ろう材などの接着剤がセラミックス軸の側周の全域
に施されていても、かかる側周のうちで所定の接合され
ざるべき部位については接合されない状況が確保される
以下に、図面を参照しながら、本発明を詳述する。
第1図に示す本発明の実施例では、窒化珪素セラミック
ス製の回転翼車11には同じく窒化珪素焼結体からなる
セラミックス軸12が一体物として形成されており、コ
バール製の金属軸21には同じくコバール製のスリーブ
22が一体物として形成されている。セラミックス軸1
2の側周のうち、スリーブ底24に寄った少しの部分の
側周14には金属化層が形成されてなく、残りの大部分
の側周15には鉄族金属、特にはニッケルの無電解メッ
キとひきつづくニッケルの電解メッキによって得た金属
化層31が形成されている。
スリーブ22の内周23には周方向に一周する環状溝2
5が設けられている。セラミックス軸12の端面は、こ
の環状溝25の軸方向はぼ中央部に位置せしめられ、金
属化層の形成されていない側周14と金属化層の形成さ
れている側周15との境目に、環状溝25の一方の端面
が位置せしめられている。かくしてセラミックス軸12
の側周15と接合されるべき部位のスリーブの内径より
も、側周14と接合されざるべき部位のスリーブの内径
が大きくされている。そして内周23と側周15との間
隙には純銅のろう材41が施されてセラミックス軸I2
と金属軸21とがろう付は接着により接合されている。
かかる接合構造の性能を第7図に示す試験方法によって
測定した。すなわち、金属軸としては中空金属管51を
用い、セラミックス軸としては中実セラミックス棒52
を用い、接合部の構造は第1図または第3図の場合と同
様にして接合体を作成した0台座53に固定された片持
ち治具54に接合体の中空金属管51を挿入支持し、中
実セラミックス棒52に曲げ応力印加用押し林55にて
荷重を加えていって接合体に対する曲げ試験を行なった
。スパンは25鳳■とした。第1図の接合構造を有する
接合体にあっては最大曲げモーメントは3.0トン−■
鵬であったが、同材質、同形状で第3図の接合構造を有
する接合体にあっては最大曲げモーメントは 1.9ト
ン−■層であった。
本発明の接合構造が何故かかるすぐれた性能を示すのか
は未だ充分には解明されていないが、本発明者は次のよ
うに考えている。
すなわち前述の接合部に歪が発生する原因はセラミック
スと金属との熱wrw係数の違いによるが、具体的には
、ろう付は時の加熱状態から室温に冷却されていく際に
発生する、金属のスリーブ22がセラミックス軸12を
径方向に締めつける力に基づく歪と、スリーブ22がセ
ラミックス軸12を軸方向に収縮させる力に基づく歪に
分割して考えることができる。第3図のような従来の接
合構造では両者が同一箇所に発生するために相乗して高
い歪となり、セラミックスの強度を低下させる原因とな
っていた。
未発明の接合構造は、このうちの軸方向に収縮させる力
に基づく歪を低減させるのに有効なためと考えている。
すなわち第4図に示すように、従来の接合構造では、ス
リーブ22のうち、セラミックス軸12と接合されてい
ない部分はろう付は後に熱収縮してろう付は前の径に戻
るが、セラミックス軸12と接合されている部分はろう
材41が介在しているためにろう付は前の径に戻れず、
セラミックス軸12の側周先端においてスリーブ22と
セラミックス軸12との間のすべりが困難となる。その
ため、セラミックス軸12内部に発生する軸方向収縮力
による歪の大きさの軸方向分布は第4図の矢線で示すよ
うになり、側周の他端における歪はかなり大きなものと
なると考えられる。
一方、第2図に示すように1本発明の接合構造では、セ
ラミックス軸12の側周先端においてスリーブ22とセ
ラミックス軸12とが接合されていないため、スリーブ
22とセラミックス軸12との間のすべりが容易となり
、そのため、同じくセラミックス軸12の内部に発生す
る軸方向収縮力による歪の大きさの軸方向分布は第2図
の矢線で示すようになり、側周の両端における歪はかな
り小さなものとなると考えられる。
このため本発明の接合構造によれば、全体としての歪も
小さくなって接合部の曲げ強度が大きくなっているもの
と考えられる。そしてターボチャージャなどの高速回転
体にあっては、回転軸のわずかなアンバランスや軸ぶれ
などによって高い曲げ応力が作用することを併せ考えれ
ば1本発明はかかる用途にとりわけ有効である。
本発明においてはセラミックス軸の側周のうち、スリー
ブ22と接合されていないスリーブ底寄り端部の軸方向
長さは、スリーブ22の大きさ、形状にもよるが、通常
は0.5〜4膳層であることが好ましい、これは0.5
腸■以上であれば充分高い曲げ強度が確保できると共に
、軸■以下であれば接合長さの短縮による接合強度の低
下もそれほど大きくないからである。
また第1図かられかるようにスリーブ22の開口端はセ
ラミックス軸12の形状に対応してアール部が形成され
ていてもよく、このアール部にはろう材が介在しないの
が好ましい。なおスリーブ22の開口端にはアール部が
形成されてなくてもよい。
第5図の実施例では、第1図の環状溝25に代えて段付
内周2Bが形成され、スリーブ22の奥部内径をスリー
ブ22の側周15と接合されるべき部位の内径に比べて
一様に大きくされている。この実施例によれば、セラミ
ックス軸12のスリーブ22への嵌合深さの精度を、格
別に厳しくしなくても済む。
第6図の実施例ではスリーブ22の形状は第5図の例と
同様に段付内周26が形成され、接着に代えて焼きばめ
により接合されている。
第5図の場合にあっても第6図の場合にあってもセラミ
ックス軸の側周のスリーブ底寄り端部と接合されざるべ
き部位のスリーブの内径は、セラミックス軸の側周と接
合されるべき部位のスリーブ内径よりも大きくされてい
る。
なお、第1図および第5図の場合にあっては、側周14
の上には金属化層もろう材も施されていないが、これは
必須のものではない、すなわち、金属とセラミックスと
のろう材による接着においては一般にセラミックスの表
面に金属化層を形成し、その上にろう材を施すことが必
要とされている。したがって、金属化層とろう材とのい
ずれか一方が存在するだけでは接合されていることには
ならず、本発明には接合されざるべき側周14の上にい
ずれか一方のみが施されたものも包含される。しかして
、かかる場合におっては、本発明の目的・効果を達成し
うるかぎり、スリーブ22の内径が側周14に対応する
部分と側周15に対応する部分とで等しくされていても
さしつかえない。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、セラミックス軸
を金属軸に嵌合して接着または焼きばめで接合するにあ
たり、セラミックス軸の側周のスリーブ底寄り端部は接
合されていない構造としたので、得られる接合構造は高
い曲げ強度を備え、信頼性も高められて、ターボチャー
ジャなどに好適に採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の要部上半を示す拡大断面図。 第3図は従来例を示す断面図、第4図は第2図の要部上
半を示す拡大断面図、第5図および第6図は本発明のそ
れぞれ異なる別の実施例を示す要部断面図、第7図は本
発明の接合構造の強度試験方法の説明図である。 12:セラミックス軸、  13,14,15 :側周
、21:金属軸、22ニスリーブ 25:環状溝、  28二段付内周、 31:金属化層、 41:ろう材 第3図 第4図 tr          tt 第八口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミックス軸を接着または焼きばめにより金属軸
    のスリーブ内に嵌合して接合されてなるセラミックス軸
    と金属軸との接合構造において、セラミックス軸の側周
    のスリーブ底寄り端部は接合されていないことを特徴と
    するセラミックス軸と金属軸との接合構造。 2、セラミックス軸の側周と接合されるべき部位のスリ
    ーブの内径よりも、セラミックス軸の側周と接合されざ
    るべき部位のスリーブの内径を大きくされて、セラミッ
    クス軸の側周のスリーブ底寄り端部は接合されていない
    特許請求の範囲第1項記載の接合構造。 3、スリーブ内周に環状溝を設けて、セラミックス軸の
    側周と接合されるべき部位のスリーブの内径よりも、セ
    ラミックス軸の側周と接合されざるべき部位のスリーブ
    の内径を大きくされてなる特許請求の範囲第1項記載の
    接合構造。 4、セラミックス軸は接着によりスリーブ内に嵌合して
    接合されてなる特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
    か記載の接合構造。 5、セラミックス軸の側周の接合されるべき部位には金
    属化層が形成されてあり、セラミックス軸の側周の接合
    されざるべき部位には金属化層が形成されてない特許請
    求の範囲第4項記載の接合構造。
JP60257850A 1985-11-19 1985-11-19 セラミツクス軸と金属軸との接合構造 Pending JPS62118119A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321814A (ja) * 1990-10-16 1992-11-11 Dornay Technol Gmbh セラミツクス部材と金属部材との焼ばめ結合体
JPWO2018174104A1 (ja) * 2017-03-22 2019-12-26 株式会社Ihi 回転体、および、過給機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321814A (ja) * 1990-10-16 1992-11-11 Dornay Technol Gmbh セラミツクス部材と金属部材との焼ばめ結合体
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