JP2536781Y2 - 管継手の抜け止め用爪金具 - Google Patents

管継手の抜け止め用爪金具

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JP2536781Y2
JP2536781Y2 JP3793891U JP3793891U JP2536781Y2 JP 2536781 Y2 JP2536781 Y2 JP 2536781Y2 JP 3793891 U JP3793891 U JP 3793891U JP 3793891 U JP3793891 U JP 3793891U JP 2536781 Y2 JP2536781 Y2 JP 2536781Y2
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勝志 鷲巣
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に給油、給気の供給路として配設される
管径20m/m程度以下の比較的細径からなる金属管或
いは樹脂チューブ(以下単に配管と称す)の管継手にあ
って、これら配管の接続状態での抜け止め用として継手
の内部に備えてなる爪金具の構造の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の爪金具としては例えば図
6、図7に示すように、本体(21)を金属弾性材による板
状環体(22)の内周縁部と外周縁部とに、交互して切込み
(23)…を設けて内側壁部を平面に位置して僅かに開口状
に弯曲して爪壁(24)…となすか、或いは図8、図9に示
すように本体(31)を、筒状環体(32)の先端側の周面部に
切込み(33)による複数の舌状壁(35)…部を設けて爪壁(3
4)…となすかして構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、配管(P')の接続下にあって
該配管の周面に食い込む前記爪壁(24)或いは(34)が、い
ずれも本体(21)もしくは(31)のなす軸芯に対して直角に
位置して形成されているため、同一断面での配管(P')周
面への食い込みによって、図13に示すように幅の広い
食い込み部(36)が形成され、一方残部の幅(S')は周方向
に狭いため局部的な機械的強度の劣化を招き、長期に亘
り配設下での加振とも相俟って亀裂、折損を生ぜしめる
問題を有する傾向にあった。
【0004】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、広い幅の食い込み部であっても
残部の幅を周方向に広くして配管側の亀裂、折損に対す
る機械的強度を向上せしめ、更に爪壁部での剛性を高め
て挾持力を一層効果的に発揮して確実にその機能を生ぜ
しめることのできる管継手の抜け止め用金具を提案する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、弾性材によって形成された板状環体の内周縁
部と外周縁部とに、それぞれ交互して切込みを設けて内
側壁部を爪壁となすか、或いは弾性材により形成した筒
状環体の先端側の周面部に切込みによる複数の舌状壁を
設けて爪壁となすかした本体において、前記爪壁を本体
の軸芯に対して捩れ状の斜めに位置して構成した管継手
の抜け止め用爪金具を要旨とするものであり、更に前記
爪壁の先端部を弧面となして形成するものである。
【0006】
【作用】本考案はこのように構成されているため、前記
爪金具にあって爪壁のなす捩れ状の斜めに位置した構成
により、配管周面での食い込みを軸芯方向への幅を有し
て挾持することとなり、同時に食い込み部での長さを充
分に得ることができると共に、残部の周方向の幅をも充
分とすることにより該食い込み部での配管側の亀裂、折
損に対する機械的強度を向上することができ、更に爪壁
部の剛性を高めて挾持力を一層効果的に発揮して確実に
その機能を生ぜしめることができることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本考案の管継手の抜け止め用爪金具の一
部の切欠きによる拡大平面図、図2は図1の側面図、図
3は他の実施例を示す拡大による同上図1相当図、図4
は図3の矢視A方向からの平面図、図5は図3B−B線
の切断端面図、図10は図1の爪金具の使用による配管
接続状態時の一部切欠き断面図、図11は図3の爪金具
の使用による配管接続状態時の一部切欠き断面図、図1
2は本考案の爪金具による配管周面での食い込み部の説
明図であって、(1) は本体であり、図1及び図2の場
合、金属弾性材によって形成された板状環体(2) の内周
縁部と外周縁部とにそれぞれ交互して切込み(3) …を設
けて内側壁部の爪壁(4) を、本体(1) の軸芯に対して捩
れ状の斜めに位置して構成するものである。また図3乃
至図5の場合にあっては、弾性材による筒状環体(12)の
先端側の周面部に切込み(13)…による複数の舌状壁(15)
…を設けて、該壁の内側面部の爪壁(14)を前記同様に本
体(11)の軸芯に対して捩れ状の斜めに位置して構成する
ものである。そして所望に応じてこれら爪壁(4),(14)の
先端部を弧面となして形成することもできる。尚図10
及び図11における(5),(16)は配管(P) 接続状態時のそ
れぞれの継手であり、(17)は図12での爪壁(4) 或いは
(14)による配管(P) 周面での食い込み部であり、また
(S) は周方向の食い込み部以外の残部の幅を示す。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案による管継手
の抜け止め用爪金具は、特に爪壁(4)或いは(14)を本体
(1) もしくは(11)の軸芯に対して捩れ状の斜めに位置し
て構成するため、爪壁(4) 或いは(14)による配管(P) の
周面での食い込みを該周面の軸芯方向への幅を有して挾
持することができ、同時に食い込み部(17)での長さを充
分にとり得ることができると共に、残部(S) の周方向の
幅をも充分とすることによって、該食い込み部での配管
(P) 側の亀裂、折損に対する機械的強度を向上すること
ができ、更に爪壁(4) 或いは(14)での剛性を高めて挾持
力を一層効果的に発揮して長期に亘り確実にその機能を
生ぜしめることができる等、極めて有用な管継手の抜け
止め用爪金具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る管継手の抜け止め用爪金
具の一部の切欠きによる拡大平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】他の実施例に係る拡大による同上図1相当図で
ある。
【図4】図3の矢視A方向からの平面図である。
【図5】図3B−B線の切断端面図である。
【図6】従来例を示す管継手の抜け止め用爪金具の一部
切欠き拡大平面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】他の実施例を示す同上図7相当図である。
【図9】図8C−C線の切断端面図である。
【図10】図1の爪金具の使用による配管接続状態時の
一部切欠き断面図である。
【図11】図3の爪金具の使用による配管接続状態時の
一部切欠き断面図である。
【図12】本考案の爪金具による爪壁での配管周面への
食い込み部の説明図である。
【図13】従来例の爪金具による爪壁での配管周面への
食い込み部の説明図である。
【符号の説明】
1,11 本体 4,14 爪壁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材によって形成された板状環体の内
    周縁部と外周縁部とに、それぞれ交互して切込みを設け
    て内側壁部を爪壁となすか、或いは弾性材により形成し
    た筒状環体の先端側の周面部に切込みによる複数の舌状
    壁を設けて爪壁となすかした本体において、前記爪壁
    (4又は14)を、本体(1又は11)の軸芯に対して捩れ
    状の斜めに位置して構成したことを特徴とする管継手の
    抜け止め用爪金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記爪壁(4) 或
    いは(14)の先端部を弧面となして形成したことを特徴と
    する管継手の抜け止め用爪金具。
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