JPH08331893A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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Publication number
JPH08331893A
JPH08331893A JP7135020A JP13502095A JPH08331893A JP H08331893 A JPH08331893 A JP H08331893A JP 7135020 A JP7135020 A JP 7135020A JP 13502095 A JP13502095 A JP 13502095A JP H08331893 A JPH08331893 A JP H08331893A
Authority
JP
Japan
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low speed
frequency
output
voltage
command
Prior art date
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Pending
Application number
JP7135020A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Endo
保 遠藤
Takayuki Ishii
孝幸 石井
Hiromichi Nishimura
博道 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ回路のスイッチング素子に作用す
るストレスを低減すること。 【構成】 運転停止指令の出力に伴い、低速度指令発生
器24aから低速度指令Slow が出力されると、周波数
基準切換手段24b,電圧基準切換手段24cがオンさ
れ、PWM信号発生器19に周波数基準「Flow 」,電
圧基準「Vlow 」が出力される。すると、PWM信号発
生器19は両基準「Flow 」,「Vlow 」に基づいてイ
ンバータ回路13のスイッチングパターンを作成し、該
スイッチングパターンに基づいて誘導電動機14を一定
の低速度で運転する。この場合、低速度状態を保持する
ためにインバータ回路13の導通スイッチング素子が時
間的に変化しているので、低速度運転開始時の回生エネ
ルギーがスイッチング素子に分散される。従って、低速
度運転を行った後に直流制動力を作用させるにあたっ
て、スイッチング素子に作用するストレスが低減され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電動機の可変速制
御を行うインバータ装置において、特に交流電動機の直
流制動時の制御特性を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機等の交流電動機を回転・停止
させるにあたっては、交流電動機を直流励磁して制動ト
ルクを得ることが行われている。最近では、交流電動機
を高い周波数領域から停止させたり、任意の周波数から
停止させることに上記直流制動を適用することが要求さ
れている。図10は、一般的な直流制動機能を備えたイ
ンバータ装置の従来構成を示すものである。
【0003】ここで、運転/停止切換手段1が運転モー
ドにある場合(実線で示す)、周波数設定手段2により
設定された目標周波数Fcは周波数指令fcとして加減
速手段3に供給される。すると、加減速手段3は、この
周波数指令fcに基づいて周波数基準fを作成し、こ
の周波数基準fをPWM信号発生器4およびV/f設
定手段5に供給する。
【0004】V/f設定手段5は、周波数基準fが与
えられると、周波数基準fを電圧基準Vに変換して
PWM信号発生器4に出力する。すると、PWM信号発
生器4は両基準fおよびVからPWM信号を作成
し、このPWM信号をドライブ回路6を通してインバー
タ回路7に供給する。これにより、インバータ回路7の
スイッチング素子がスイッチング制御され、交流電動機
8が周波数基準fで回転する。
【0005】そして、加減速手段3から出力される周波
数基準fが周波数指令fcに向って順次変化すること
に基づいて、PWM信号発生器4に供給される両基準f
およびVが変化し、交流電動機8が最終的に周波数
指令fcで回転する。尚、9は三相交流電源、10はコ
ンバータ回路である。
【0006】一方、運転/停止切換え手段1が停止モー
ドに切換えられると(二点鎖線で示す)、直流制動開始
指令伝達手段11がオンされる。これと共に、加減速手
段3に周波数指令「0Hz」が供給され、加減速手段3
が周波数基準fを「0Hz」に向って順次減算する。
この状態で、周波数検出手段12が「周波数基準f
FdB」を検出すると、周波数検出手段12から直流制
動開始指令Sが出力される。
【0007】直流制動指令手段13は、直流制動開始指
令Sを受けると、直流制動指令SdBを予め設定された
制動時間TdBだけ出力する。すると、電圧基準切換手
段14が「VdB」に切換わり、周波数基準切換手段1
5が「0Hz」に切換わり、PWM信号発生器4に周波
数基準「0Hz」および電圧基準「VdB」が出力され
る。
【0008】PWM信号発生器4は、周波数基準「0H
z」および電圧基準「VdB」を受けると、直流制動信
号Sをドライブ回路6に出力する。すると、インバータ
回路7の特定スイッチング素子が制御されることに伴い
位相が固定され、予め設定された所定量の直流制動力が
交流電動機8に作用した後、所定の制動時間TdBが経
過した時点で直流制動動作が終了する。
【0009】図11は、周波数基準fおよび電圧基準
が変化する様子を運転停止指令と関連付けて示すも
のである。同図に示すように、時刻T1 で運転停止指令
が出力されると、周波数基準fおよび電圧基準V
減算される。そして、時刻T2 で周波数基準fが直流
制動開始周波数FdBに達すると、直流制動動作が開始
され、時刻T2 〜T3 の期間(TdB)、直流制動量V
dBで直流制動動作が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、交流電動機8に直流制動力が作用している
間、インバータ回路7の導通スイッチング素子が固定さ
れる。このため、交流電動機8に大きな制動力を作用さ
せる場合には、制動開始時の過大な回生電流が特定のス
イッチング素子に印加され、また、交流電動機8に対し
て長時間制動力を作用させる場合には、特定のスイッチ
ング素子が長時間オン/オフされる。従って、上記従来
構成では、スイッチング素子の負担が大きく、スイッチ
ング素子の寿命低下を招く虞れがあった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、スイッチング素子に作用するストレ
スを低減できるインバータ装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインバー
タ装置は、交流電動機を駆動するためのインバータ回路
と、このインバータ回路をスイッチング制御して前記交
流電動機を駆動制御する制御手段と、運転停止指令が出
力されることに伴い、低速度指令を出力して前記交流電
動機を低速度回転させる低速度運転手段と、この低速度
運転手段による低速度指令の出力が解除されることに伴
い、直流制動指令を出力して前記交流電動機に直流制動
力を印加する直流制動手段とを備えたところに特徴を有
する。
【0013】請求項2記載のインバータ装置は、インバ
ータ回路のスイッチング素子に対する電力供給を所定時
間遮断する遮断手段を備え、この遮断手段が、運転停止
指令が出力されると、交流電動機が低速度運転される前
に遮断動作を行うところに特徴を有する。請求項3記載
のインバータ装置は、低速度運転手段が、交流電動機を
低速度運転している際の電圧基準を変化させるところに
特徴を有する。請求項4記載のインバータ装置は、周波
数基準を固定したまま電圧基準を減少させる減電圧手段
を備え、この減電圧手段が、運転停止指令の出力に伴
い、交流電動機が低速度運転される前に減電圧動作を行
うところに特徴を有する。
【0014】
【作用】請求項1記載の手段によれば、運転停止指令の
出力に伴い、低速度指令が出力されると、交流電動機が
低速度回転する。この場合、低速度状態を保持するため
にインバータ回路の導通スイッチング素子が時間的に変
化しているので、低速度運転開始時に流れる発電制動エ
ネルギー(回生エネルギー)が複数のスイッチング素子
に分散して供給される。
【0015】この後、低速度指令が解除されると、直流
制動指令が出力され、交流電動機に直流制動力が印加さ
れる。この場合、低速度回転している状態から直流制動
力が作用するため、直流制動開始時に流れる発電制動エ
ネルギーが低減され、総じて、スイッチング素子に作用
するストレスが低減される。しかも、直流制動時に生じ
る交流電動機の滑りが低減されるので、交流電動機の制
動力を高めることもできる。
【0016】請求項2記載の手段によれば、運転停止指
令の出力に伴い、インバータ回路のスイッチング素子が
オフ状態(遮断状態)に保持され、交流電動機がフリー
ラン状態になる。そして、このフリーラン状態が所定時
間継続した後、低速度運転および直流制動が順次行われ
る。従って、低速度運転開始時の回生エネルギーが低減
され、その結果、低速度運転へ移行するにあたって、発
電制動エネルギーのスイッチング素子分散効果が増大す
る。
【0017】請求項3記載の手段によれば、低速度運転
中における電圧基準が変化する。従って、遮断状態から
低速度運転へ移行する際の電圧基準の変化および低速度
運転から直流制動へ移行する際の電圧基準の変化を円滑
化できるので、インバータ回路の各スイッチング素子に
作用するストレスが一層低減される。
【0018】請求項4記載の手段によれば、運転停止指
令の出力に伴い、周波数基準が固定されたまま電圧基準
が減少するので、交流電動機がスローダウンする。そし
て、交流電動機が十分にスローダウンした後、低速度運
転および直流制動が順次行われる。従って、低速度運転
開始時の回生エネルギーが低減され、その結果、低速度
運転へ移行するにあたって、発電制動エネルギーのスイ
ッチング素子分散効果が増大する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1および図2
に基づいて説明する。まず、図1において、三相交流電
源11にはコンバータ回路12が接続されている。この
コンバータ回路12は、整流回路12aおよび平滑コン
デンサ12bから構成されたものであり、三相交流電源
11を全波整流することにより直流電源に変換し、変換
した直流電源を平滑する。また、コンバータ回路12に
はインバータ回路13が接続されている。このインバー
タ回路13は、IGBT等のスイッチング素子をブリッ
ジ接続して構成されたものであり、インバータ回路13
には、交流電動機に相当する誘導電動機14が接続され
ている。
【0020】主制御回路15はマイクロコンピュータを
主体に構成されたものであり、そのソフトウエア構成に
基づいて誘導電動機14の一連の回転制御を司る。そし
て、主制御回路15から出力された運転指令および運転
停止指令は運転/停止切換手段16に与えられ、運転/
停止切換手段16は、与えられた運転指令および運転停
止指令に基づいて運転モードおよび停止モードに切換え
られる。
【0021】周波数設定手段17は、目標速度に相当す
る目標周波数Fcを設定するためのものであり、運転/
停止切換手段16が運転モードにある場合(実線で示
す)、周波数設定手段17により設定された目標周波数
Fcは周波数指令fcとして加減速手段18に与えられ
る。また、運転/停止切換手段16が停止モードにある
場合(二点鎖線で示す)、加減速手段18には「周波数
指令fc=0Hz」が与えられる。
【0022】加減速手段18は周波数基準作成手段に相
当するものであり、周波数指令fcに基づいて周波数基
準fを作成し、この周波数基準fをPWM信号発生
器19およびV/f設定手段20に出力する。また、V
/f設定手段20は電圧基準作成手段に相当するもので
あり、周波数基準fと所定の(V/f)値とに基づい
て電圧基準Vを作成し、PWM信号発生器19に出力
する。
【0023】PWM信号発生器19は制御手段および制
御信号作成手段に相当するものであり、電圧基準V
よび周波数基準fに基づいて正弦波状のPWM信号
(制御信号)を求め、このPWM信号をドライブ回路2
1を通してインバータ回路13に出力する。これによ
り、インバータ回路13のスイッチング素子がスイッチ
ング制御され、誘導電動機14が周波数基準fで回転
する。
【0024】加減速手段18は、作成する周波数基準f
を周波数指令fcに向って加減するように構成されて
いる。従って、V/f設定手段20により作成される電
圧基準Vも周波数基準に応じて変化する。そして、加
減速手段18およびV/f設定手段20が周波数指令f
cに向って出力信号を変化させることにより、誘導電動
機14が目標周波数Fcで回転する。
【0025】周波数検出手段22は、加減速手段18に
より作成された周波数基準fが所定値「FdB」以下
であることを検出するものであり、「周波数基準f
FdB」を検出すると周波数到達信号Sfを出力する。
また、到達信号伝達手段23は、運転/停止切換手段1
6に連動してオン/オフ駆動するものであり、運転/停
止切換手段16が停止モードになることに伴ってオンさ
れ、周波数検出手段22からの周波数到達信号Sfを低
速度指令発生器24aに伝達する。
【0026】低速度指令発生器24aは、周波数検出手
段22からの周波数到達信号Sfを受けると、予め設定
された一定期間Tlow だけ低速度指令Slow を発生さ
せ、この低速度指令Slow を周波数基準切換手段24
b,電圧基準切換手段24c,直流制動指令発生器25
aに出力する。尚、符号24は、低速度指令発生器24
a,周波数基準切換手段24b,電圧基準切換手段24
cから構成される低速度運転手段を示す。
【0027】周波数基準切換手段24bおよび電圧基準
切換手段24cは、低速度指令Slow が出力されていな
い場合、加減速手段18から出力される周波数基準f
およびV/f設定手段20から出力される電圧基準V
をPWM信号発生器19に伝達する状態(実線で示すオ
フ状態)にある。また、低速度指令Slow が出力される
と、予め設定された周波数「Flow 」および電圧「Vlo
w 」をPWM信号発生器19に出力する状態(二点鎖線
で示すオン状態)に切換わる。
【0028】直流制動発生器25aは、周波数基準切換
手段25bおよび電圧基準切換手段25cと共に直流制
動手段25を構成するものであり、低速度指令Slow が
解除されるエッジを捕え、直流制動指令SdBを周波数
基準切換手段25bおよび電圧基準切換手段25cに出
力する。尚、直流制動発生器25は、直流制動指令Sd
Bの出力を予め設定された一定期間TdBだけ継続す
る。
【0029】周波数基準切換手段25bおよび電圧基準
切換手段25cは、直流制動指令SdBが出力されてい
ない場合、周波数切換手段24bおよび電圧切換手段2
4cからの周波数基準fおよび電圧基準VをPWM
信号発生器19に伝達する状態(実線で示すオフ状態)
にある。また、直流制動指令SdBが出力されると、二
点鎖線で示すオン状態に切換わる。すると、予め設定さ
れた周波数「0Hz」および電圧「VdB」がPWM信
号発生器19に供給される。これにより、PWM信号発
生器19からドライブ回路21を通してインバータ回路
13に直流制動信号Sが出力され、直流制動指令SdB
が解除されるまで誘導電動機14に直流制動力が作用す
る。
【0030】次に上記構成の作用について説明する。運
転/停止切換手段16が運転モードにある場合、加減速
手段18からの周波数基準fが順次変化し、周波数基
準切換手段24bおよび25bを通してPWM信号発生
器19に出力される。これと共に、V/f設定手段20
からの電圧基準Vが順次変化し、電圧基準切換手段2
4cおよび25cを通してPWM信号発生器19に出力
される。そして、PWM信号発生器19が、周波数基準
および電圧基準Vに応じてPWM信号を変化させ
ることに伴い、ドライブ回路21によるインバータ回路
13のスイッチングパターンが変化し、誘導電動機14
が周波数指令fcで回転する。
【0031】この状態で、主制御回路15から運転停止
指令が出力されると、運転/停止切換手段16が停止モ
ードに切換えられ、周波数到達信号伝達手段23がオン
される。これと共に、加減速手段18に周波数「0H
z」が供給され、加減速手段18から出力される周波数
基準fおよびv/f設定手段20から出力される電圧
基準Vが現在値から「0Hz」に向って順次小さくな
る。
【0032】図2は、周波数基準fおよび電圧基準v
が変化する様子を主制御回路15からの指令信号と対
応付けて示すものであり、時刻T1 ´が運転停止指令の
出力時刻である。同図から明らかなように、時刻T1 ´
になると、周波数基準fが減算され、それに応じて電
圧基準Vも減算されている。
【0033】周波数基準fの減算が進み、周波数検出
手段22により「周波数基準f≦FdB」が検出され
ると、周波数検出手段22から周波数到達信号Sfが出
力され、低速度指令発生器24aから低速度指令Slow
が出力される。すると、周波数基準切換手段24bがオ
ン状態に切換わり、低速度周波数Flow が周波数基準切
換手段25bからPWM信号発生器19に出力される。
これと共に、電圧基準切換手段24cがオン状態に切換
わり、低速度周波数Flow に対応する電圧Vlow が電圧
基準切換手段25cからPWM信号発生器19に出力さ
れる。
【0034】PWM信号発生器19は、低速度周波数F
low および電圧Vlow を受けると、低速制御用PWM信
号を作成してドライブ回路21に出力する。すると、ド
ライブ回路21が低速制御用PWM信号に基づいてイン
バータ回路13のスイッチング素子をオンオフ制御し、
誘導電動機14を一定の低速度で回転させる。
【0035】この場合、急激な発電制動状態が起こり、
誘導電動機14からインバータ回路13を通してインバ
ータ側に大きな回生エネルギーが回生される。しかしな
がら、インバータ回路13内では、低速度状態を保持す
べく導通スイッチング素子が時間的に変化しているた
め、回生エネルギーが複数のスイッチング素子に分散し
て供給される。
【0036】低速度指令Slow の出力開始から一定時間
Tlow が経過すると、低速度指令発生器24aが低速度
指令Slow の出力を停止する。すると、周波数基準切換
手段24bおよび電圧基準切換手段24cがオフ状態に
復帰する。これと共に、直流制動指令発生器25aが直
流制動指令SdBを出力する。これにより、周波数基準
切換手段25bおよび電圧基準切換手段25cがオン状
態に切換わり、周波数「0Hz」および電圧「VdB」
がPWM信号発生器19に出力される。尚、図2のT2
´は低速度指令Slow の出力開始時刻、T3 ´は低速度
指令Slow の出力停止時刻であり、T2 ´〜T3 ´に相
当するTlow が低速度指令Slow が出力時間である。
【0037】PWM信号発生器19は、周波数「0H
z」および電圧「VdB」を受けると、直流制動信号S
をドライブ回路21に出力する。すると、ドライブ回路
21が、インバータ回路13の特定のスイッチング素子
を制御することに基づいて位相を固定し、所定量の直流
制動力を誘導電動機14に作用させる。
【0038】直流制動指令SdBの出力開始から一定時
間TdBが経過すると、直流制動指令発生器25aが直
流制動指令SdBの出力を停止する。これにより、周波
数基準切換手段25bおよび電圧基準切換手段25cが
オフ状態に復帰し、直流制動動作が終了する。尚、図2
のT3 ´は直流制動指令SdBの出力開始時刻、T4´
は直流制動指令SdBの出力停止時刻であり、T3 ´〜
T4 ´に相当するTdBが直流制動指令SdBの出力時
間である。
【0039】上記実施例によれば、誘導電動機14を低
速度運転した後に直流制動力を作用させる構成とした。
このため、低速度運転開始時に流れる発電制動エネルギ
ーを複数のスイッチング素子に分散すること,直流制動
開始時に流れる発電制動エネルギーを低減することがで
きるので、総じてスイッチング素子に作用するストレス
が低減され、その結果、スイッチング素子の寿命が長く
なる。しかも、誘導電動機14を減速運転した後に直流
制動力を印加する従来に比べ、直流制動時に生じる誘導
電動機14の滑り(負)が低減されるので、誘導電動機
14の制動力を高めることができる。
【0040】次に本発明の第2実施例を図3および図4
に基づいて説明する。まず、図3において、到達信号伝
達手段23と低速度指令発生器24aとの間には、遮断
手段に相当するゲートブロック信号発生器26が接続さ
れており、周波数検出手段22から到達信号伝達手段2
3を通してゲートブロック信号発生器26に周波数到達
信号Sfが出力されると、ゲートブロック信号発生器2
6は、ゲートブロック信号Sgを発生する。尚、ゲート
ブロック信号発生器26からのゲートブロック信号Sg
の出力は、予め設定された期間Tgbだけ継続される。
【0041】ゲートブロック信号発生器26からのゲー
トブロック信号SgはPWM信号発生器19および低速
度指令発生器24aに供給される。PWM信号発生器1
9は、ゲートブロック信号Sgを受けている間、ドライ
ブ回路21を通じてインバータ回路13の全スイッチン
グ素子をオフする(いわゆるゲートブロック状態)。従
って、インバータ回路13から誘導電動機14に対する
電力供給が断たれ(遮断状態)、誘導電動機14は、軸
端負荷および回転子の慣性力により回転を続けることに
なる(いわゆるフリーラン状態)。
【0042】図4は、周波数基準fおよび電圧基準V
が変化する様子を運転停止指令を関連付けて示すもの
である。同図に示すように、時刻T2 ´´で周波数到達
信号Sfが出力されると、時刻T2 ´´〜T3 ´´(T
gb)だけゲートブロック信号Sgの出力が行われる。
この間は、インバータ回路13により電力が供給されて
いないことになり、インバータ回路13と誘導電動機1
4とが遮断されたゲートブロック状態になっている。
【0043】ゲートブロック信号Sgの出力が停止する
と、図3において、PWM信号発生器19はゲートブロ
ック状態を解除する。また、低速度指令発生器24a
は、ゲートブロック信号Sgが解除されるエッジを捕ら
えて低速度指令Slow を発生させる。すると、フリーラ
ン状態にあった誘導電動機14が一定の低速度回転した
後(図4の時刻T3 ´´〜T4 ´´)、直流制動指令発
生器25aから直流制動開始指令SdBが出力され、誘
導電動機14に直流制動力が作用する(図4の時刻T4
´´〜T5 ´´)。尚、図4の時刻T1 ´´〜T2 ´´
は誘導電動機14の減速期間である。
【0044】上記実施例によれば、誘導電動機14がフ
リーラン状態から低速度運転するにあたって、誘導電動
機14の残留電圧により発電制動状態が生じる。しかし
ながら、フリーラン状態にある最中に誘導電動機14の
残留電圧が低減されているので、低速度運転開始時の回
生エネルギーが低減される。従って、低速度運転を行う
にあたって、回生エネルギーのスイッチング素子分散効
果が増大し、その結果、スイッチング素子の寿命が一層
長くなる。
【0045】次に本発明の第3実施例を図5に基づいて
説明する。周波数基準切換手段24bの出力側にはV/
f設定手段20が接続されており、V/f設定手段20
と低速度指令発生器24aと周波数切換手段24bとか
ら低速度運転手段27が構成されている。
【0046】上記実施例によれば、運転/停止切換手段
16が運転モードにある場合、加減速手段18から周波
数基準切換手段24bを通してV/f設定手段20に周
波数基準fが出力され、この周波数基準fに基づい
てV/f設定手段20が電圧基準Vを作成し、電圧基
準切換手段25cを通してPWM信号発生器19に出力
する。
【0047】また、運転停止指令の出力に伴い、低速度
指令発生器24aから低速度指令Slow が出力される
と、周波数基準切換手段24bがオンされ、周波数基準
切換手段24bからV/f設定手段20に固定周波数
「Flow 」が出力される。すると、V/f設定手段20
は、周波数「Flow 」と所定の(V/f)値とに基づい
て電圧基準V「Vlow 」を作成し、電圧基準切換手段2
5cを通してPWM信号発生器19に出力する。
【0048】PWM信号発生器19は、周波数基準切換
手段25bを通して供給される周波数基準「Flow 」お
よび電圧基準切換手段25cを通して供給される電圧基
準「Vlow 」に基づいてスイッチングパターンを作成
し、誘導電動機14を一定の低速度で回転させる。従っ
て、図1および図3の電圧基準切換手段24cを廃止で
きるので、構成が簡単化される。
【0049】次に本発明の第4実施例を図6および図7
に基づいて説明する。まず、図6において、加減速手段
18の出力側には周波数基準切換手段28aが接続され
ており、周波数検出手段22から周波数到達信号Sfが
出力されると、周波数到達信号Sfは、到達信号伝達手
段23を通して周波数基準切換手段28aに供給され
る。
【0050】周波数基準切換手段28aは、周波数到達
信号Sfが出力されていない場合、加減速手段18から
の周波数基準fをPWM信号発生器19に供給する状
態(実線で示すオフ状態)にあり、周波数到達信号Sf
が出力されると、PWM信号発生器19へ固定された周
波数「FdB」を供給する状態(二点鎖線で示すオン状
態)に切換わる。
【0051】V/f設定手段20の出力側には電圧基準
切換手段28bが接続されており、周波数検出手段22
からの周波数到達信号Sfは、到達信号伝達手段23を
通して電圧基準切換手段28bに供給される。この電圧
基準切換手段28bは、周波数到達信号Sfが出力され
ていない場合、V/f設定手段20からの電圧基準V
をディレイ回路28cに供給する状態(実線で示すオフ
状態)にあり、周波数到達信号Sfが出力されるとオン
され、二点鎖線で示す「0V」に切換わる。
【0052】ディレイ回路28cは、電圧基準切換手段
28bが「0V」に切換わることに伴い、出力する電圧
基準Vを入力された電圧値(即ち「0V」)まで所定
時間内で連続的に減算するものであり、例えば時定数回
路等によりハード的に構成されている。
【0053】V/f設定手段20の出力側には電圧基準
切換手段28dが接続されており、周波数検出手段22
からの周波数到達信号Sfは、到達信号伝達手段23を
通して電圧基準切換手段28dに供給される。この電圧
基準切換手段28dは、周波数到達信号Sfが出力され
ていない場合、V/f設定手段20からの電圧基準V
をPWM信号発生器19に供給する状態(実線で示すオ
フ状態)にあり、周波数到達信号Sfが出力されると、
ディレイ回路28cにより減算された電圧基準VをP
WM信号発生器19に供給する状態(二点鎖線で示すオ
ン状態)に切換わる。
【0054】電圧検出手段28eは、ディレイ回路28
cが減算した電圧基準Vを検出し、該電圧基準V
下限値である「0V」まで減算されたことを判断するも
のである。また、アンド回路28fは、電圧検出手段2
8eから出力される「電圧基準V=0V」を示す信号
と周波数到達信号Sfとの論理積を取り、減電圧制御完
了信号Scを低速度指令発生器24aに出力するもので
ある。尚、符号28は、周波数基準切換手段28a,電
圧基準切換手段28b,ディレイ回路28c,電圧基準
切換手段28d,電圧検出手段28e,アンド回路28
fから構成される減電圧手段である。
【0055】次に上記構成の作用について説明する。運
転停止指令が出力され、周波数検出手段22が「周波数
基準f≦FdB」を検出すると、周波数検出手段22
から周波数到達信号Sfが出力され、周波数基準切換手
段28aがオン状態に切換わる。すると、固定された周
波数基準「FdB」が周波数基準切換手段24bおよび
25bを通してPWM信号発生器19に供給される。
【0056】これと共に、電圧基準切換手段28b,2
8dがオン状態に切換わり、ディレイ回路28cが、周
波数到達信号Sfが出力された直後の電圧基準Vを0
Vに向って順次減算する。すると、減算された電圧基準
が電圧基準切換手段28d,24c,25cを通し
てPWM信号発生器19に供給される。
【0057】図7は、周波数基準fおよび電圧基準V
が変化する様子を運転停止指令を関連付けて示すもの
である。同図に示すように、時刻T2aで周波数到達信号
Sfが出力されると、周波数基準fがFdBに固定さ
れ、電圧基準Vが「0V」に向って順次減算されてい
る。
【0058】図6のPWM信号発生器19は、固定され
た周波数基準fおよび減算される電圧基準Vを受け
ると、両基準fおよびVに基づいて、(V/f)比
が除々に小さくなるPWM信号を作成する。すると、こ
のPWM信号に従って誘導電動機14が回転され、誘導
電動機14がスローダウンする。
【0059】この後、電圧検出手段28eが「電圧基準
=0V」を検出すると(図7の時刻T3a)、アンド
回路28fから低速度指令発生器24aに減電圧制御完
了信号Scが出力される。すると、低速度指令発生器2
4aから低速度指令Slow が出力され、誘導電動機14
が低速度回転した後(図7の時刻T3a〜T4a)、直流制
動発生器25aから直流制動開始指令SdBが出力さ
れ、誘導電動機14に直流制動力が作用する(図7の時
刻T4a〜T5a)。尚、図7の時刻T1a〜T2aは誘導電動
機14の減速期間である。
【0060】上記実施例によれば、周波数到達信号Sf
の出力に伴い、誘導電動機14をスローダウンさせた後
(出力周波数不変のまま印加電圧を減少させる減電圧制
御を行った後)、低速度回転させる構成とした。このた
め、設定時間内に誘導電動機14の励磁を能動的に減少
させることができる。従って、低速度運転開始時の回生
エネルギーが低減され、その結果、低速度運転へ移行す
るにあたって、発電制動エネルギーのスイッチング素子
分散効果が増大する。尚、上記第4実施例においては、
ディレイ回路28cの減算割合,電圧検出手段28eの
減算電圧の下限値を外部から設定・調節する構成として
も良い。
【0061】次に本発明の第5実施例を図8および図9
に基づいて説明する。まず、図8において、ゲートブロ
ック信号発生器26からゲートブロック信号Sgが出力
されると、低速度指令発生器24aは、ゲートブロック
信号Sgが解除されるエッジを捕らえて、周波数基準切
換手段24bと電圧基準切換手段24cと低速度電圧初
期値伝達手段29aに低速度指令Slow を出力する。
【0062】電圧基準切換手段24cは、低速度指令S
low が出力されていない場合、V/f設定手段20から
の電圧基準VをPWM信号発生器19に供給する状態
(実線で示すオフ状態)にあり、低速度指令Slow を受
けると、加算回路29bからの電圧基準VをPWM信
号発生器19に供給する状態(二点鎖線で示すオン状
態)に切換わる。また、低速度電圧初期値伝達手段29
aは、低速度指令Slowが出力されている間、低速度運
転開始時の出力電圧指令Vlowst (=0V)を加算回路
29bに出力する。
【0063】加算回路29bは、低速度電圧初期値伝達
手段29aから出力される出力電圧初期値「0V」に加
算電圧値ΔVを経過時間に従って加算するものであり、
その加算結果は、低速度運転中の電圧基準Vとして電
圧基準切換手段24cに出力される。尚、加算回路29
bの加算電圧値は、予め設定された低速度指令期間「T
low 」および直流制動量「VdB」に基づいて決定され
るものであり、例えば「ΔV=(VdB−Vlowst )/
VdB」のようになっている。
【0064】電圧検出手段29cは、加算回路29bか
ら出力される電圧基準Vが設定電圧(VdB)に達し
たことを検出するものであり、「電圧基準V≧設定電
圧VdB」を検出すると、加算回路29bの加算動作を
停止させる。これと共に、直流制動開始指令SdB0 を直
流制動指令発生器25aに出力する。尚、符号29は、
周波数基準切換手段24b,電圧基準切換手段24c,
低速度電圧初期値伝達手段29a,加算回路29b,電
圧検出手段29cから構成される低速度運転手段であ
る。
【0065】次に上記構成の作用について説明する。ゲ
ートブロック信号Sgの解除に伴い、周波数基準切換手
段24b,電圧基準切換手段24c,低速度電圧初期値
伝達手段29aに低速度指令Slow が出力されると、周
波数基準切換手段24bがオン状態になり、PWM信号
発生器19に周波数基準Flow が供給される。
【0066】これと共に、低速度電圧初期値伝達手段2
9aおよび電圧基準切換手段24cがオン状態になり、
加算回路29bに低速度電圧初期値Vlowst (=0V)
が出力される。すると、加算回路29bが、低速度電圧
初期値Vlowst に加算電圧値ΔVを加算して電圧基準V
を作成し、この電圧基準Vを電圧基準切換手段24
cからPWM信号発生器19に供給する。
【0067】図9は、周波数基準fおよび電圧基準V
が変化する様子を運転停止指令を関連付けて示すもの
である。同図に示すように、時刻T3bで低速度指令Slo
w が出力されると、周波数基準fが「Flow 」に固定
され、電圧基準Vが「0V(低速度電圧初期値)」か
ら順次増加している。
【0068】図8のPWM信号発生器19は、固定され
た周波数基準fおよび順次増大する電圧基準Vを受
けると、両基準fおよびVに基づいて、(V/f)
比が徐々に大きくなるPWM信号を作成し、このPWM
信号に従って誘導電動機14を低速度回転させる。
【0069】この後、加算回路29bからの電圧基準V
が設定電圧VdBに達すると(図9の時刻T4b)、電
圧検出手段29cが「電圧基準V≧設定電圧VdB」
を検出し、加算回路29bの加算動作を停止させる。す
ると、加算回路29bから電圧基準切換手段24cを通
して電圧基準V(VdB)がPWM信号発生器19に
供給される。
【0070】これと共に、電圧検出手段29cから直流
制動指令発生器25aに直流制動開始指令SdB0 が出力
され、直流制動発生器25aから周波数基準切換手段2
5bに直流制動指令SdBが出力される。すると、周波
数基準切換手段25bがオンされ、PWM信号発生器1
9に電圧基準VdBおよび周波数基準0Hzが供給され
る。従って、図9の時刻T4bからT5bに至るまで誘導電
動機14に直流制動力が作用する。尚、図9の時刻T1b
〜T2bは誘導電動機14の減速期間,時刻T2b〜T3bは
フリーラン期間である。
【0071】上記実施例によれば、低速度運転を行うに
あたって、電圧基準を0VからVdBに変化させる構成
とした。このため、フリーラン状態から低速度運転へ移
行する際の電圧基準の変化および低速度運転から直流制
動へ移行する際の電圧基準の変化が滑らかになる。従っ
て、インバータ回路13の各スイッチング素子に作用す
る過渡電流によるストレスが一層低減される。
【0072】また、電圧検出手段29cが「V≧Vd
B」を検出すると、加算回路29bの加算動作を停止さ
せ、PWM信号発生器19に電圧基準VdBが供給され
る構成とした。このため、図1,図3,図5,図6の電
圧基準切換手段25cが廃止され、その結果、構成が簡
素化される。
【0073】尚、上記第5実施例においては、直流制動
時の電圧基準VdBを加算回路29bから出力する構成
としたが、これに限定されるものではなく、例えば、直
流制動時の電圧基準VdBを出力する専用の手段を設
け、低速運転時と直流制動時の電圧基準を分離する構成
としても良い。
【0074】また、上記第1〜第5実施例においては、
一定の電圧基準VdBを与えることにより直流制動動作
を行う構成としたが、これに限定されるものではない。
例えば、この直流電圧を、出力電流が所定の値となるよ
うに制御・調整して、スイッチング素子の定格に対する
ストレスを調整できる電流制御方式の直流制動を行う構
成としても良い。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のインバータ装置は以下の効果を奏する。請求項1記載
の手段によれば、交流電動機を低速度運転させた後に直
流制動力を作用させる構成とした。このため、低速度運
転開始時の回生エネルギーを複数のスイッチング素子に
分散すること,直流制動開始時の回生エネルギーを低減
することができるので、総じてスイッチング素子に作用
するストレスが低減され、その結果、スイッチング素子
の寿命が長くなる。これと共に、直流制動時に生じる交
流電動機の滑りが低減されるので、交流電動機の制動力
が高くなる。
【0076】請求項2記載の手段によれば、交流電動機
をフリーランさせた後に低速度運転させる構成とした。
このため、低速度運転開始時の回生エネルギーが低減さ
れ、その結果、低速度運転へ移行するにあたって発電制
動エネルギーのスイッチング素子分散効果が増大するの
で、スイッチング素子の寿命が一層長くなる。
【0077】請求項3記載の手段によれば、遮断状態か
ら低速度運転へ移行する際の電圧基準の変化および低速
度運転から直流制動へ移行する際の電圧基準の変化を円
滑化できる。このため、インバータ回路の各スイッチン
グ素子に作用するストレスが一層低減される。
【0078】請求項4記載の手段によれば、交流電動機
をスローダウンさせた後に低速度運転する構成とした。
このため、低速度運転開始時の回生エネルギーが低減さ
れ、その結果、低速度運転へ移行するにあたって発電制
動エネルギーのスイッチング素子分散効果が増大するの
で、スイッチング素子の寿命が一層長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図
【図2】周波数基準および電圧基準が変化する様子を示
す図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】図2相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図9】図2相当図
【図10】従来例を示す図1相当図
【図11】図2相当図
【符号の説明】
13はインバータ回路、14は誘導電動機(交流電動
機)、19はPWM信号発生器(制御手段)、24は低
速度運転手段、25は直流制動手段、26はゲートブロ
ック信号発生器(遮断手段)、27は低速度運転手段、
28は減電圧手段、29は低速度運転手段を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電動機を駆動するためのインバータ
    回路と、 このインバータ回路をスイッチング制御して前記交流電
    動機を駆動制御する制御手段と、 運転停止指令が出力されることに伴い、低速度指令を出
    力して前記交流電動機を低速度回転させる低速度運転手
    段と、 この低速度運転手段による低速度指令の出力が解除され
    ることに伴い、直流制動指令を出力して前記交流電動機
    に直流制動力を印加する直流制動手段とを備えたことを
    特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 インバータ回路のスイッチング素子に対
    する電力供給を所定時間遮断する遮断手段を備え、 この遮断手段は、 運転停止指令が出力されると、交流電動機が低速度運転
    される前に遮断動作を行うことを特徴とする請求項1記
    載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 低速度運転手段は、 交流電動機を低速度運転している間の電圧基準を変化さ
    せることを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 周波数基準を固定したまま電圧基準を減
    少させる減電圧手段を備え、 この減電圧手段は、 運転停止指令が出力されると、交流電動機が低速度運転
    される前に減電圧動作を行うことを特徴とする請求項1
    記載のインバータ装置。
JP7135020A 1995-06-01 1995-06-01 インバータ装置 Pending JPH08331893A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7456600B1 (en) 2008-06-24 2008-11-25 System Homes Company, Ltd. Pulse code width modulation motor drive system
JP2018042297A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 モータ制御装置および空気調和機
US11056995B2 (en) 2017-10-27 2021-07-06 System Homes Company, Ltd. Synchronous motor drive system and synchronous motor drive method

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US11056995B2 (en) 2017-10-27 2021-07-06 System Homes Company, Ltd. Synchronous motor drive system and synchronous motor drive method
US11496082B2 (en) 2017-10-27 2022-11-08 System Homes Company, Ltd. Synchronous motor drive system and synchronous motor drive method

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