JPH08330818A - パラボラアンテナの融雪装置 - Google Patents

パラボラアンテナの融雪装置

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JPH08330818A
JPH08330818A JP15236995A JP15236995A JPH08330818A JP H08330818 A JPH08330818 A JP H08330818A JP 15236995 A JP15236995 A JP 15236995A JP 15236995 A JP15236995 A JP 15236995A JP H08330818 A JPH08330818 A JP H08330818A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
film
reflecting mirror
main reflecting
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Application number
JP15236995A
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English (en)
Inventor
Masayasu Endo
昌康 遠藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラボラアンテナの主反射鏡の背面側に延設
する断熱材の構成部品点数を低減し、かつ組立工数を削
減する。 【構成】 パラボラアンテナの主反射鏡と、この背面側
に延設される断熱材との間に画成される間隙内に温風を
供給して付着した雪を溶解させるアンテナにおいて、断
熱材を可撓性のある膜状断熱材10で構成する。膜状断
熱材10のその可撓性を利用して、主反射鏡を保持する
支持枠体4の角度が変化される領域にわたっても1枚の
膜状断熱材10を延設することが可能となり、アンテナ
の主反射鏡の背面全体にわたって延設するための膜状断
熱材の枚数を低減し、かつ係止箇所を低減して係止部品
の低減及びその組立工数を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパラボラアンテナの融雪
装置に関し、特に主反射鏡の背後に設ける断熱材の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパラボラアンテナにおいては、ア
ンテナの主反射鏡に付着した雪を溶融させるために主反
射鏡の背面に断熱材を設け、主反射鏡と断熱材の間に画
成された空隙内に温風を供給する構成がとられている。
例えば、図3はその一例であり、パラボラアンテナの主
反射鏡1は、その背後において枠組みされた支持枠体4
により支持されている。そして、主反射鏡1の背面に沿
って板状の断熱材7が配列され、各断熱材7は支持枠体
4により固定支持されている。また、ここではアンテナ
の一次放射器2の背後に一体に温風供給装置6が設けら
れる。そして、主反射鏡1と断熱材7との間に画成され
た空隙内に温風供給装置6からの温風が供給され、主反
射鏡1を背面側から加熱して雪を溶融させる。
【0003】図4はそのAA線に沿う部分の拡大断面図
である。支持枠体4には複数箇所にブラケット21が一
体的に設けられており、板状の断熱材7はその縁部にお
いてボルト22、ナット23、ワッシャ24等によりブ
ラケット21に固定支持される。また、隣接する板状断
熱材の連結部の隙間を塞ぐために帯状をした目止板25
を連結部に配設し、前記ボルト22、ナット23により
固定している。この場合、隣接する板状断熱材7が同一
平面上にない場合には、目止板25にも曲げ加工したも
のを用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の断熱材の構造では、主反射鏡1の背面に断熱
材7を隙間なく配設するために、板状の断熱材の連結部
に目止板25が必要とされ、部品点数が多くなるととも
に組立工数が増加され、製造コストが増加する原因とな
っている。また、主反射鏡1はパラボラ状の曲面に形成
されているため、平板状の断熱材7をこの主反射鏡1に
沿って配設するためには、支持枠体4の角度が変化され
る部分のそれぞれに各1枚の断熱材を配設する必要があ
るため、アンテナ全体としては比較的に小面積で多数枚
の断熱材を配列形成する必要があり、そのために断熱材
の配設構造が複雑になり、かつ前記した連結部の箇所数
が増大されるという問題もある。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、部品点数を低減し、か
つ組立工数を削減して製造コストの低減を図ったパラボ
ラアンテナの融雪装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の融雪装置は、パ
ラボラアンテナの主反射鏡の背面側に延設される断熱材
を可撓性のある膜状断熱材で構成したことを特徴とす
る。すなわち、主反射鏡の背面側に設けられた支持枠体
に対し、膜状断熱材はこの支持枠体に沿って延設され、
かつ各膜状断熱材の縁部が支持枠体に係止された構成と
する。この場合、膜状断熱材の縁部は支持枠体に巻き付
けられた状態で係止されることが好ましい。
【0007】
【作用】膜状断熱材の可撓性により、支持枠体の角度が
変化される領域においても1枚の膜状断熱材を延設する
ことが可能となり、アンテナの主反射鏡の背面全体にわ
たって延設するための膜状断熱材の枚数を低減すること
が可能となる。このため、膜状断熱材を支持枠体に係止
するための箇所が少なくて済み、かつ隣接する膜状断熱
材を同じ支持枠体に係止することで両者間の隙間をなく
すことが可能となり、部品点数の低減や組立工数の削減
に有効となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の融雪装置の要部の断面図、図2は
その外面側から見た平面図であり、図3に示したパラボ
ラアンテナのAA線に相当する箇所の断面図である。図
3に示したように、パラボラアンテナは主反射鏡1、一
次放射器2、副反射鏡等3を備えた構成とされ、前記主
反射鏡1は放物面あるいはこれに近い面形状に形成され
ており、その背面側の略全体にわたって主反射鏡1の径
方向及び周方向に枠組みされた細いパイプ状の支持枠体
4によって所定の機械的な強度が保持されている。ま
た、副反射鏡3はステム5によって主反射鏡1に支持さ
れる。そして、この支持枠体4の全面に断熱材7が配設
されるが、ここでは断熱材として図1に示すように膜状
断熱材10を延設する。この膜状断熱材10は断熱性の
ある素材を繊維状に形成し、これを布状に織ったもの、
或いは布の表面に断熱材をコーティングしたもの等が用
いられる。
【0009】この膜状断熱材10は、前記支持枠体4の
任意の枠形状に対応した形状に形成した上で、その縁部
11を支持枠体4に係止させている。すなわち、図1に
示すように、膜状断熱材10の縁部11を支持枠体4の
周面に巻き付けた上で、その端部をワッシャ12,1
3、スプリングワッシャ14を介してボルト15とナッ
ト16とで締結することによりその係止を行っている。
この場合、1つの支持枠体4を挟んで両側に位置される
膜状断熱材10の各縁部11を係止するために、図3の
ように、一方の膜状断熱材10Aの縁部11Aを所定の
間隔を置いて支持枠体4に係止させ、他方の膜状断熱材
10Bの縁部11Bをその間隔内において係止させる構
成が採用できる。
【0010】この場合、膜状断熱材10は可撓性を有し
ているため、主反射鏡1の背面において支持枠体4に沿
って延設する際には、支持枠体4の角度が変化される部
分においても膜状断熱材10の中間部を支持枠体4に沿
って折り曲げながら延設することが可能となり、平板状
の断熱材を用いる場合よりも1枚の膜状断熱材10がカ
バーする主反射鏡の背面領域を拡大できる。これにより
膜状断熱材10を少ない枚数で構成でき、かつこれに伴
って膜状断熱材10の縁部11における係止構造部の数
を削減することが可能となる。また、隣接する膜状断熱
材10A,10Bの係止部分において、各断熱材の縁部
10A,10Bが多少重なるように配設することで、両
膜状断熱材10A,10Bの隙間をなくすことができ、
従来のような目止め板が不要となり、部品点数を低減す
ることが可能となる。
【0011】このように、適宜の枚数の膜状断熱材10
を支持枠体4に沿って主反射鏡1の背面の略全面にわた
てっ延設することで、主反射鏡1の背面側には膜状断熱
材10との間に間隙が画成されることになる。したがっ
て、前記一次放射器2の背面側に設けられた温風供給装
置6からその間隙内に温風を供給することにより、温風
はこの間隙内を通流され、その際に主反射鏡1を背面側
から温めることになり、主反射鏡1等に付着した雪を融
雪することが可能となる。
【0012】さらに、この構成では、断熱材が膜状であ
るためにその軽量化が容易となり、アンテナ全体を軽量
化でき、特にアンテナの指向角度を変化可能に構成した
アンテナの場合にはその駆動力を低減することも可能と
なる。また、膜状断熱材10を構成する布材に通気性の
あるものを用いれば、雨天時等における間隙内での結露
が防止でき、腐食やかび等の発生を防止することも可能
である。
【0013】なお、実際には膜状断熱材の係止部におい
ては多少の隙間が存在していても実際の融雪効果には大
きな影響が生じないため、隣接する膜状断熱材の係止部
を前記実施例のように重ねて配置しなくも、単に各膜状
断熱材を突き合わせるだけで十分である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パラボラ
アンテナの主反射鏡の背面側に延設される断熱材を可撓
性のある膜状断熱材で構成しているので、膜状断熱材の
可撓性により、支持枠体の角度が変化される領域におい
ても1枚の膜状断熱材を延設することが可能となり、ア
ンテナの主反射鏡の背面全体にわたって延設するための
膜状断熱材の枚数を低減することが可能となる。このた
め、膜状断熱材を支持枠体に係止するための箇所が低減
でき、かつ隣接する膜状断熱材を同じ支持枠体に係止す
ることで両者間の隙間をなくすことが可能となり、部品
点数の低減や組立工数の削減に有効となる。
【0015】特に、本発明では主反射鏡の背面側に設け
られた支持枠体に沿って膜状断熱材が延設され、かつ各
膜状断熱材の縁部が支持枠体に係止されるので、膜状断
熱材を支持枠体に沿って形状維持でき、主反射鏡の背面
に所定の間隙を画成することが可能となる。また、この
場合、膜状断熱材の縁部は支持枠体に巻き付けられた状
態で係止されることで、係止構造を簡略化でき、かつ隣
接する膜状断熱材の相互間の隙間を無くすこともでき、
目止め板等の部品を不要とし、部品点数を削減すること
ができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の融雪装置の要部の断面図であり、図3
のAA線に相当する箇所の拡大断面図である。。
【図2】図1を外面側から見た平面図である。
【図3】本発明が適用されるパラボラアンテナの一部を
破断した側面図である。
【図4】従来の融雪装置の断面図であり、図3のAA線
に相当する箇所の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡 2 一次放射器 3 副反射鏡 6 温風供給装置 10 膜状断熱材 11 縁部 15 ボルト 16 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラボラアンテナの主反射鏡と、この主
    反射鏡の背面側に延設されて前記主反射鏡の背面との間
    に間隙を画成するための断熱材と、前記間隙内に温風を
    供給する温風供給装置とを備えるパラボラアンテナの融
    雪装置において、前記断熱材を可撓性のある膜状断熱材
    で構成したことを特徴とするパラボラアンテナの融雪装
    置。
  2. 【請求項2】 主反射鏡の背面側には、主反射鏡を径方
    向及び周方向に保持するための支持枠体が設けられ、膜
    状断熱材はこの支持枠体に沿って延設され、かつ各膜状
    断熱材の縁部が前記支持枠体に係止されてなる請求項1
    のパラボラアンテナの融雪装置。
  3. 【請求項3】 膜状断熱材の縁部は支持枠体に巻き付け
    られた状態で係止されてなる請求項2のパラボラアンテ
    ナの融雪装置。
JP15236995A 1995-05-27 1995-05-27 パラボラアンテナの融雪装置 Pending JPH08330818A (ja)

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