JPH05167339A - アンテナの融雪装置 - Google Patents

アンテナの融雪装置

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JPH05167339A
JPH05167339A JP3351919A JP35191991A JPH05167339A JP H05167339 A JPH05167339 A JP H05167339A JP 3351919 A JP3351919 A JP 3351919A JP 35191991 A JP35191991 A JP 35191991A JP H05167339 A JPH05167339 A JP H05167339A
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heating element
antenna
snow melting
reflex
melting device
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Koichi Minami
浩一 南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの間接融雪方式において、レフの温
度分布を自在に調節できるようにする。 【構成】 アンテナ1の背面に断熱材3でおおわれた閉
空間4をつくり、この中にレフ2と平行となるように発
熱体6を配設する。発熱体6の表面には上側(上半分)
に熱放射率の低い色の塗料7等を塗布し、下側(下半
分)には熱放射率の高い色の塗料8等を塗布する。レフ
2の下側は発熱体6の下側からの放射熱によって直接温
められる。これに対し、レフ2の上側は、主としてチャ
ンバー5内の自然対流によって間接的に温められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナの融雪装置に
関し、特に間接融雪方式によるアンテナの融雪装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナの融雪装置は、直接レフ
に発熱体を取り付けてレフを温めて雪を融かす直接融雪
方式と、発熱体から発生する暖気で間接的にレフを温め
て雪を融かす間接融雪方式のいずれかの方法によって融
雪を実現していた。
【0003】間接融雪方式は、具体的には、図2に示す
ように、アンテナ1の背面に断熱材3でおおわれた閉空
間4をつくり、この中にレフ2と平行となるように発熱
体6を配設した構成とされていた。
【0004】一般に、降雪は地面との角度の小さいレフ
の下側から積もりだすため、アンテナの融雪ではレフの
下側を上側に比べより以上に温めることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の間接融雪方式は、空気の温度差により生じる自
然対流を考慮にいれておらず、図2に示すように、発熱
体6から放射された暖気がチャンバー5内を上昇し、レ
フ2が上側から温まってしまうという問題があった。
【0006】本発明は上述した問題点にかんがみてなさ
れたものであり、レフ全体を均一に温めることのできる
アンテナの融雪装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアンテナの融雪装置はアンテナの背面に断熱
材でおおわれた閉空間をつくり、この中に面状の発熱体
をレフと平行になるように配置し、この発熱体からレフ
方向に放射される熱により、間接的にレフを暖め、レフ
表面の融雪を実現する間接融雪装置において、発熱体の
表面色を部分的に変化させた構成としてある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1(a)は、本発明の一実施例に
係るアンテナの融雪装置における発熱体を示す正面図、
図1(b)は同じく融雪装置を取り付けたアンテナを示
す断面図である。
【0009】図1に示すように、本発明のアンテナの融
雪装置に用いられる発熱体6の表面には、上側(上半
分)に熱放射率の低い色の塗装7等が、下側(下半分)
に熱放射率の高い色の塗料8等が塗布してある。ここ
で、塗料の色(熱放射率)、材料、種類、塗布の厚さ等
は適宜選択される。
【0010】上記発熱体6は、図1(b)に示すよう
に、アンテナ1の背面に、断熱材3でおおわれた閉空間
4をつくり、この中にレフ2と平行となるように配設さ
れる。
【0011】次に、上記構成からなる本発明のアンテナ
の融雪装置の作用について説明する。図1(b)に示す
ように、レフ2の下側は発熱体6の下側からの放射熱に
よって直接温められる。これに対し、レフ2の上側は、
主として、チャンバ−5内の自然対流によって間接的に
温められる。
【0012】なお、本発明は上記実施例に限定されず本
発明の範囲内で適宜変形して実施される。例えば、上記
実施例においては、発熱体の表面塗料を上下に二等分し
て二色に塗り分けた例を示したが、このほかにも、裏面
の上下どちらかの面積を大きくしたり、境界線を曲線に
したり、あるいは三色以上の色で塗り分けるなどするこ
とによって、レフ表面の温度分布を自在に調節できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、発熱体の
表面に部分的に異なった熱放射率の塗装を施してあるの
で、熱の放射を発熱体の特定の位置に集中させることが
でき、レフの温度分布を自在に調節できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るアンテナ
の融雪装置における発熱体を示す正面図、図1(b)は
同じく融雪装置を取り付けたアンテナを示す断面図であ
る。
【図2】従来の融雪装置付アンテナを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…レフ 3…断熱材 4…閉空間 5…チャンバー 6…発熱体 7…熱放射率の低い色の塗料 8…熱放射率の高い色の塗料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの背面に断熱材でおおわれた閉
    空間をつくり、この中に面状の発熱体をレフと平行にな
    るように配置し、この発熱体からレフ方向に放射される
    熱により、間接的にレフを暖め、レフ表面の融雪を実現
    する間接融雪装置において、発熱体の表面色を部分的に
    変化させたことを特徴とするアンテナの融雪装置。
  2. 【請求項2】 レフ全体を均一に暖めることができるよ
    うに発熱体の表面色を変化させたことを特徴とする請求
    項1記載のアンテナの融雪装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08330818A (ja) * 1995-05-27 1996-12-13 Nec Corp パラボラアンテナの融雪装置
JPH098519A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nec Corp アンテナ融雪装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08330818A (ja) * 1995-05-27 1996-12-13 Nec Corp パラボラアンテナの融雪装置
JPH098519A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nec Corp アンテナ融雪装置

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