JPH081553Y2 - ブラウン管加熱装置 - Google Patents

ブラウン管加熱装置

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JPH081553Y2
JPH081553Y2 JP1988041303U JP4130388U JPH081553Y2 JP H081553 Y2 JPH081553 Y2 JP H081553Y2 JP 1988041303 U JP1988041303 U JP 1988041303U JP 4130388 U JP4130388 U JP 4130388U JP H081553 Y2 JPH081553 Y2 JP H081553Y2
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JP
Japan
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far
temperature
face plate
infrared
ray tube
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JP1988041303U
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JPH01145044U (ja
Inventor
有 坂井
義明 高羽
博史 寺田
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ブラウン管のフェースプレートの内面に塗
布された塗料を遠赤外線により乾燥させるための加熱装
置に関するものである。
従来技術およびその問題点 ブラウン管の製造工程においては、その前面を構成す
るフェースプレートの凹状内面に塗布された塗料を乾燥
させる加熱乾燥工程が含まれる。この加熱乾燥工程で
は、フェースプレートの温度をそれほど高くしないで効
率良く塗料を均一に乾燥させるために、フェースプレー
トの凹状内面に対向して配置された遠赤外線ヒータから
遠赤外線を放射させることにより乾燥が行われている。
ところで、その遠赤外線ヒータには、通常、パイプ状
の発熱体であるパイプヒータが配置される形式が用いら
れたり、或いはフェースプレートと同等以上の大きさの
放射面を備えた比較的大形のプレート状ヒータが用いら
れたり、或いは実願昭51−118895号の第2図に示されて
いるようにフェースプレートよりも小さなプレート状ヒ
ータを複数枚一平面上に配設して用いられる。しかし、
フェースプレートの内面形状は凹状に湾曲しているた
め、ヒータの放射面上での温度を均一にすると、塗装面
とヒータの放射面との距離の不均等に関連して塗装面の
表面温度にむらが生じ、局部の過熱による塗料のふくれ
やピンホールが発生する欠点があった。また、プレート
状ヒータの温度制御が行われていないため、ヒータの放
射面の温度が環境温度の影響を受けて、ブラウン管の凹
状のフェースプレートの塗装面の乾燥品質にばらつきが
生じる不都合もあった。遠赤外線の放射エネルギーは放
射面の温度の4乗に比例するので、放射面の温度の変化
の影響を受け易いのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたものであ
り、その目的とするところは、ブラウン管のフェースプ
レートの凹状内面に塗布された塗料を乾燥させるに際
し、フェースプレートの内面形状に拘らず遠赤外線を用
いて均一に過熱乾燥させる安価なブラウン管加熱装置を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するため、本考案の要旨とするとこ
ろは、ブラウン管の前面を構成するフェースプレートの
凹状内面に塗布された塗料を乾燥させるためにそのフェ
ースプレートを遠赤外線により過熱するブラウン管加熱
装置であって、前記フェースプレートの塗布面に対向し
且つそのフェースプレートの面積よりも小さい放射面を
それぞれ備え、その放射面が一平面内に位置するように
略一定の間隔をもって設けられた略同一形状の複数の遠
赤外線放射体と、前記一平面上においてその複数の遠赤
外線放射体の間に備えられ、その遠赤外線放射体の温度
を検出する温度センサと、その温度センサにより検出さ
れた温度と予め設定された温度とを一致させるための単
一の調節信号を発生する温度調節装置と、前記フェース
プレートの凹状内面が均一に加熱されるようにその内面
形状に応じて予め前記複数の遠赤外線放射体個々に出力
比を設定する出力比設定器と、その出力比設定器により
設定された出力比に従って、前記温度調節装置から供給
される単一の調節信号に基づいて前記複数の遠赤外線放
射体個々にそれぞれ供給される電力を調節する複数の出
力調節装置とを含むことにある。
作用および考案の効果 このようにすれば、フェースプレートの面積よりも小
さい放射面をそれぞれ備え、その放射面が一平面内に位
置するように略一定の間隔をもって設けられた略同一形
状の複数の遠赤外線放射体の放射出力が、フェースプレ
ートの凹状内面が均一加熱されるようにその内面形状に
応じて予め個々に出力比設定器によって設定された出力
比に従って、出力調節装置により、遠赤外線放射体個々
にそれぞれ調節され得るので、放射面が一平面内に位置
するように設けられているにも拘らず、多種類の形状の
フェースプレートの塗布面の過熱温度がその内面形状に
拘らず均一化され、ふくれやピンホールが防止さるので
ある。また、上記遠赤外線放射体に供給される電力は、
遠赤外線放射体の温度が一定となるように、上記一平面
上に備えられている温度センサにより検出された温度
と、予め設定された温度とを一致させるための単一の調
節信号を発生する温度調節装置によって調節されるの
で、環境温度の変化に拘らず、ブラウン管の塗装面の乾
燥品質のばらつきが解消される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図において、ブラウン管のフェースプレート10は
キャリアヘッド12によって吸着されることにより斜めに
支持されている。このフェースプレート10の凹状内面に
は、塗料、たとえば光吸収物質として機能する黒鉛の懸
濁液が塗布されており、その懸濁液を過熱により乾燥さ
せるために、ブラウン管加熱装置14がフェースプレート
10に対向するように固定機枠16に斜めに固設されてい
る。このブラウン管加熱装置14は、固定機枠16に固定さ
れる取付フレーム18と、この取付フレーム18に固定され
た複数(本実施例は30個)の遠赤外線加熱プレート20と
を備えている。これにより、各遠赤外線加熱プレート20
の放射面22は一平面内に位置させられている。本実施例
では、上記遠赤外線加熱プレート20が遠赤外線放射体に
対応する。
上記複数の遠赤外線加熱プレート20は、第1図に示さ
れるように、全て略同一形状であって、略一定の間隔を
もって配置されている。また、個々の遠赤外線加熱プレ
ート20は、1辺が12cm程度の比較的小さな矩形であっ
て、第2図、第3図、および第4図に示すように、全体
として偏平形状を成しており、遠赤外線を放射するため
のよく知られた物質が全面的にコーティングされた放射
面22を備えている。そして、この放射面22には電熱線が
埋設された渦巻状の凸条24が設けられており、遠赤外線
加熱プレート20の裏面には電力線が接続するための接続
端子26が設けられている。
上記各遠赤外線加熱プレート20からの遠赤外線放射体
は個々に設定調節されるようになっている。すなわち、
第5図に示すように、温度調節器28は、予め設定された
温度と上記遠赤外線加熱プレート20の放射面22と略同一
平面上において遠赤外線加熱プレート20の間に備えられ
た温度センサ30からの温度信号が表す温度とを一致させ
るための単一の調節信号を遠赤外線加熱プレート20毎に
設けられた複数のSCRユニット32へそれぞれ供給する。S
CRユニット32は出力比設定器34がそれぞれ設けられてお
り、温度調節器28からの単一の調節信号と出力比設定器
34の操作量により決まる出力割合(調節信号に対する割
合)とに対応した電力が遠赤外線加熱プレート20へ供給
されるようになっている。本実施例では、上記SCRユニ
ット32が複数の遠赤外線放射体の出力を調節設定する出
力調節装置に対応する。
上記出力比設定器34の設定値は、フェースプレート10
の凹状内面に塗布された塗料を均一に乾燥させるために
フェースプレート10の品番毎に予め実験的に求められた
値に設定される。すなわち、各遠赤外線加熱プレート20
が同じ出力であるときにおいてフェースプレート10の塗
装面に加熱によるふくれやピンホールが発生した位置に
対応する遠赤外線加熱プレート20の出力比を下げるよう
に、或いは各遠赤外線加熱プレート20が同じ出力である
ときにおいてフェースプレート10の塗装面に乾燥不足が
生じた位置に対応する遠赤外線加熱プレート20の出力比
を上げるように、遠赤外線加熱プレート20毎の相対出力
が設定される。すなわち、前記出力割合は、フェースプ
レート10の凹状内面が均一に加熱されるように、その内
面形状に応じて予め設定されることになる。
したがって、上記ブラウン管加熱装置14によれば、フ
ェースプレート10の内面形状に拘わらず、その塗装面が
均一に加熱および乾燥されるので、ふくれやピンホール
が好適に解消されるのである。また、本実施例によれ
は、SCRユニット32に供給される電力は、温度センサ30
により検出された温度と、予め設定され温度とを一致さ
せるために温度調節器28から発生される単一の調節信号
に基づいて決定され、各遠赤外線加熱プレート20の放射
面22の温度が一定とされるので、環境温度の変化に拘ら
ず、ブラウン管の塗装面の乾燥品質のばらつきが解消さ
れる。
また、本実施例によれば、遠赤外線加熱プレート20の
出力がSCRユニット32の出力比設定器34によって個々に
設定されるため、効率良く加熱が行われて、電力消費が
節約される利点がある。
また、本実施例によれば、比較的小型の遠赤外線加熱
プレート20が複数用いられるため、多種類のブラウン管
の形状に対応することができるとともに、一部だけの交
換が可能となることから、保守作業および費用が軽減さ
れる。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明した
が、本考案はその他の態様においても適用される。
また、前述の実施例において、矩形の放射面22を備え
た遠赤外線加熱プレート20が用いられていたが、必ずし
も矩形である必要はなく、三角形、六角形、円形などの
他の形状でもよい。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施例であ
り、本考案はその精神を逸脱しない範囲で種々変更が加
えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明する図である。第2
図、第3図、および第4図は、第1図の実施例に用いら
れる遠赤外線加熱プレートの正面図、側面図、および裏
面図である。第5図は第1図の実施例の温度制御回路の
一部を説明する図である。 10:フェースプレート 20:遠赤外線加熱プレート(遠赤外線放射体) 32:SCRユニット(出力調節装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭51−118895号(実開 昭53− 37453号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラウン管の前面を構成するフェースプレ
    ートの凹状内面に塗布された塗料を乾燥させるために該
    フェースプレート遠赤外線により加熱するブラウン管加
    熱装置であって、 前記フェースプレートの塗布面に対向し且つ該フェース
    プレートの面積よりも小さい放射面をそれぞれ備え、該
    放射面が一平面内に位置するように略一定の間隔をもっ
    て設けられた略同一形状の複数の遠赤外線放射体と、 前記一平面上において該複数の遠赤外線放射体の間に備
    えられ、該遠赤外線放射体の温度を検出する温度センサ
    と、 該温度センサにより検出された温度と予め設定された温
    度とを一致させるための単一の調節信号を発生する温度
    調節装置と、 前記フェースプレートの凹状内面が均一に加熱されるよ
    うにその内面形状に応じて予め前記複数の遠赤外線放射
    体個々に出力比を設定する出力比設定器と、 該出力比設定器により設定された出力比に従って、前記
    温度調節装置から供給される単一の調節信号に基づいて
    前記複数の遠赤外線放射体個々にそれぞれ供給される電
    力を調節する複数の出力調節装置と を含むことを特徴とするブラウン管加熱装置。
JP1988041303U 1988-03-29 1988-03-29 ブラウン管加熱装置 Expired - Lifetime JPH081553Y2 (ja)

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JPH01145044U JPH01145044U (ja) 1989-10-05
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