JPH0478466A - 自動車ボディの塗膜乾燥方法及び装置 - Google Patents

自動車ボディの塗膜乾燥方法及び装置

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JPH0478466A
JPH0478466A JP19296590A JP19296590A JPH0478466A JP H0478466 A JPH0478466 A JP H0478466A JP 19296590 A JP19296590 A JP 19296590A JP 19296590 A JP19296590 A JP 19296590A JP H0478466 A JPH0478466 A JP H0478466A
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automobile body
infrared
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drying
drying zone
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Joji Ito
伊藤 錠二
Yukio Asaoka
浅岡 幸夫
Hitoshi Yano
仁士 矢野
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Toyota Motor Corp
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Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車ボディの表面に形成された塗料の塗膜
中から水分や溶剤を蒸発させる自動車ボディの塗膜乾燥
方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
塗装ブース内で粘性の低い水性塗料のスプレー塗装を行
う場合は、スプレーゾーンとフラッシュオフゾーンなる
乾燥ゾーンとを交互に設け、スプレー塗装を行うたびに
その塗膜中から水分や溶剤を蒸発させて、塗料の流れや
タレを生じないようにしながら塗料を塗り重ねて目的と
する塗膜厚を得るようにしている(特公昭52−301
70号公報参照)。
また、塗装ブースと乾燥炉との間にも、フラッシュゾー
ンと称する乾燥ゾーンを設けて、乾燥炉内で焼き付ける
塗料の塗膜にワキなどの塗膜不良が生ずることを防止し
ている。
ところで、自動車ボディの塗膜中から水分や溶剤を蒸発
させる塗膜乾燥装置は、そのボディ表面に40〜90’
Cの温風を吹き掛けるエアブロ−装置や、中赤外線や遠
赤外線を放射する赤外線ヒータで成るが、エアブロ−装
置は、温風中に混入したゴミや埃が塗膜表面に付着して
塗装品質を損なうおそれがある。
また、赤外線ヒータは、加熱ムラによって塗膜の乾燥状
態が不均一になり、部分的にタレやワキを生ずるおそれ
があった。
つまり、自動車ボディの上面は、凹凸の変化が非常に大
きくて、中央のルーフ部が高く、その前後のボンネット
部とトランク部が低くなっているから、乾燥ゾーンに沿
って所定の高さで並設された赤外線ヒータの輻射エネル
ギーをルーフ部上面に形成された塗膜に合わせて設定す
ると、ボンネット部上面やトランク部上面に形成された
塗膜が乾燥不足になり、その逆に設定すると、ルーフ部
上面の塗膜が過剰乾燥されて、乾燥状態が不均一になる
おそれがあった。
なお、自動車ボディの側面は、凹凸の変化が比較的小さ
いので、上面のように赤外線ヒータとの距離の違いによ
る加熱ムラは殆ど生じないが、赤外線ヒータの輻射ユネ
ルギーを一定に設定すると、塗膜を形成する塗料の色彩
の違いによる加熱ムラを生じて、例えば白色塗料の塗膜
は乾燥不足になり、黒色塗料の塗膜はオーバーベイクに
なるおそれがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明は、自動車ボディの表面に形成された塗料
の塗膜を、自動車ボディの上面に生ずる凹凸変化や、塗
料の色彩の違いにかかわらず、赤外線ヒータの輻射熱に
よってムラなく均一に乾燥できるようにすることを技術
的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本発明は、自動車ボディが
通過する乾燥ゾーンに設けた赤外線ヒータの輻射熱によ
って自動車ボディの塗膜中に含まれた水分や溶剤を蒸発
させる自動車ボディの塗膜乾燥方法において、前記乾燥
ゾーンに沿って、自動車ボディの上面に対向する複数の
赤外線ヒータを所定間隔で並設し、所要数の赤外線ヒー
タについて、当該赤外線ヒータが自動車ボディのルーフ
部上面に対向している間だけ、その赤外線の出力を一時
的に停止又は低下させることにより、前記ルーフ部上面
の加熱温度を調節することを特徴とする。
また、本発明の塗膜乾燥装置は、自動車ボディの上面や
側面に対向する赤外線ヒータが設けられた乾燥ゾーンの
入口側に、その赤外線ヒータと並んで当該ヒータよりも
波長の短い赤外線を放射する赤外線ヒータが設けられて
いることを特徴としている。
〔作用〕
本発明方法によれば、乾燥ゾーンに沿って所定間隔で並
設された赤外線ヒータの幾つかが、当該乾燥ゾーンを通
過する自動車ボディのルーフ部上面と対向した時に、そ
の赤外線の出力を停止又は低下して、ルーフ部上面の過
熱が防止される。
そして、そのルーフ部上面が通り過ぎると、赤外線ヒー
タの出力が元に戻って、ルーフ部上面に後続するトラン
ク部上面が所要の温度に加熱される。
したがって、赤外線ヒータに近いルーフ部上面の塗膜が
オーバーベイクになったり、赤外線ヒータから遠いボン
ネット部上面やトランク部上面の塗膜が乾燥不足になる
ことが防止される。
なお、乾燥ゾーンに沿って設ける赤外線ヒータには、立
ち上げに時間がかかる中赤外線ヒータや遠赤外線ヒータ
が使用されるから、乾燥ゾーンを通過する自動車ボディ
の搬送速度が速い場合は、ルーフ部上面に後続するトラ
ンク部上面の塗膜が、先行するボンネット部上面の塗膜
に比べて多少乾燥不足になるが、本発明装置のように、
乾燥ゾーンの入口側に前記ヒータよりも波長の短い赤外
線を放射する輻射エネルギーの大きい赤外線ヒータを設
けて、当該ヒータでトランク部上面のみを集中的に加熱
すれば、そのトランク部上面に形成された塗膜の乾燥不
足も確実に防止される。
また、波長が短い赤外線を放射する赤外線ヒータは、立
ち上がりも速いから、これを自動車ボディの上面や側面
に対向するように設けて、その上面や側面に形成された
塗膜の色に応じてオン・オフ制御すれば、乾燥ゾーンに
沿って設けられた各赤外線ヒータの出力を個々に調節す
る煩雑な制御を要することなく、塗料の色彩の違いによ
る塗膜の乾燥不足やオーバーへイクを簡単に防止するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本発明の一例構成を示す概略図、第2図及び第
3図はその作用を示すグラフである。
本例に示す塗膜乾燥装置は、所定の速度で搬送される自
動車ボディWの塗膜中から水分や溶剤を蟇発させるため
のフランシュオフゾーンとなる乾燥ゾーンZに沿って、
その自動車ボディWの上面に対向する複数の中赤外線ヒ
ータ1a〜1hが例えば150腫程度の所定間隔で並設
されると共に、当該乾燥ゾーンZの入口側に、中赤外線
ヒータla〜1hと並んで当該各ヒータ1a〜1hより
も波長の短い近赤外線を放射する近赤外線ヒータ2が設
けられている。
中赤外線ヒータ1a−1hと近赤外線ヒータ2は、赤外
線ランプで成り、自動車ボディWが乾燥ゾーンZに到来
したことを検知する光学センサ4からの入力信号と、そ
の自動車ボディWの形状・大きさ及び搬送速度と塗膜の
色彩等に関する入力データとに基づいて制御装置3が所
定のタイミングで出力する制御信号によって、その赤外
線出力が制御される。
また、中赤外線ヒータ1a〜1hを成す赤外線ランプは
、その総てが点灯した状態で、乾燥ゾーンZを通過する
自動車ボディWのボンネット部上面5aとトランク部上
面5cを所定の乾燥温度に加熱できる一定の照度に設定
されている。
そして、自動車ボディWの形状・大きさ等に関するデー
タが入力される制御装置3によって、自動車ボディWの
ルーフ部上面5bが、8本並設された中赤外線ヒータ1
a〜1hのうち例えば乾燥ゾーンZの入口側から数えて
4本目を通過した時点で所定の乾燥温度に達すると判断
された場合は、当該制御装置3から出力される制御信号
によって、5木目以降の中赤外線ヒータ1e〜1hが、
自動車ボディWのルーフ部上面5bが真下を通過する間
だけ順次消灯されて、その赤外線の出力が一時的に停止
されるようになっている。
これにより、第2図のグラフに示すように、自動車ボデ
ィWのルーフ部上面5bは、当該上面5bに先行するボ
ンネット部上面5aと同じ乾燥温度に加熱されるから、
塗膜のオーバーベイクを生ずるおそれがなくなる。
なお、消灯した中赤外線ヒータ1e〜1hは、制御装置
3から出力される制御信号により、ルーフ部上面5bが
通過すると直ぐに再点灯されるが、その出力が元に戻る
までに約29程度の立ち上げ時間を要するから、自動車
ボディWの搬送速度が速い場合は、そのルーフ部上面5
bに後続するトランク部上面5Cだけが、第2図の如く
所定の乾燥温度に達しないことがある。
これを防止するためには、4本の中赤外線ヒータ1e−
1hを完全に消灯せずに、例えばもう1本の中赤外線ヒ
ータ1dを加えて、これら5本のヒータ1d−1hにつ
いてその照度を一時的に低下させるだけにして、トラン
ク部上面5Cを直ちに加熱できるようにするか、あるい
は、第3図のグラフに示すように、トランク部上面5C
のみに限って、これを乾燥ゾーンZの入口側に設けられ
た輻射エネルギーの大きい近赤IA1j!ヒータ2で数
秒〜数十秒加熱して、中赤外線ヒータ1e〜1hの立ぢ
上げの遅れによる加熱不足を補うようにすればよい。
また、近赤外線ヒータ2は、立ち上がり時間が数秒程度
と非常に速く、照度の調節も容易であるから、乾燥ゾー
ンZに沿って設けた中赤外線ヒータ1a〜1hの照度を
黒色塗料の塗膜に合わせて設定しておき、白色塗料等の
塗膜が形成された自動車ボディWが到来した時に、当該
近赤外線ヒータ2を点灯してその照度を各塗膜の色に応
じて調節するだけの簡単な制御によって、自動車ボディ
Wの塗膜の色彩の違いによる乾燥不足とオーハーベイク
も確実に防止することができる。
したがって、中赤外線ヒータ1a〜1hの出力を自動車
ボディWの上面に生じた凹凸変化とその塗膜の色彩の違
いに応じて調節するという煩雑な制御は不要である。
また、乾燥ゾーンZには、第4図に示すように自動車ボ
ディWの側面に対向して中赤列線ヒータ又は遠赤外線ヒ
ータ6が設けられ、従来は、そのヒータ6の出力をサイ
リスタを用いた制御装置で可変調節して塗膜の色彩の違
いによる乾燥不足やオーバーベイクを防止していたが、
当該乾燥ゾーンZの入口側に中・遠赤外線ヒータ6と並
んで近赤外線ヒータ7を設ければ、当該近赤外線ヒータ
7をオン・オフするだけの簡単な制御によって塗膜の色
彩の違いによる乾燥不足やオーバーへイクを防止するこ
とができるから、サイリスタを用いた高価な制御装置が
不要となる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、高品質塗装が要求
される自動車ボディの塗膜を、その塗膜を形成する塗料
の色彩の違いや、自動車ボディの表面に生じた凹凸変化
に応じて、ムラなく均一に乾燥させることができ、その
ための制御も非常に簡単であるという大変優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例構成を示す概略図、第2図及び第
3図はその作用を示すグラフ、第4図は本発明の他の実
施例を示す概略図である。 符号の説明 2−一乾燥ゾーン、18〜1h−中赤外線ヒータ、2−
近赤外線ヒータ、w=−自動車ボディ、5b−自動車ボ
ディのルーフ部上面、 6・−・中赤外線ヒータ又は遠赤外線ヒータ、7・・・
近赤外線ヒータ。 第2図 ボッネット部り面50 特許出願人 トリニティ工業株式会社 第3図 ぼ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕自動車ボディが通過する乾燥ゾーンに設けた赤外
    線ヒータの輻射熱によって自動車ボディの塗膜中に含ま
    れた水分や溶剤を蒸発させる自動車ボディの塗膜乾燥方
    法において、前記乾燥ゾーンに沿って、自動車ボディの
    上面に対向する複数の赤外線ヒータを所定間隔で並設し
    、所要数の赤外線ヒータについて、当該赤外線ヒータが
    自動車ボディのルーフ部上面に対向している間だけ、そ
    の赤外線の出力を一時的に停止又は低下させることによ
    り、前記ルーフ部上面の加熱温度を調節することを特徴
    とする自動車ボディの塗膜乾燥方法。 〔2〕自動車ボディが通過する乾燥ゾーンに設けた赤外
    線ヒータの輻射熱によって自動車ボディの塗膜中に含ま
    れた水分や溶剤を蒸発させる自動車ボディの塗膜乾燥装
    置において、前記乾燥ゾーンに沿って、自動車ボディの
    上面に対向する複数の赤外線ヒータが所定間隔で並設さ
    れると共に、当該乾燥ゾーンの入口側に、前記赤外線ヒ
    ータと並んで当該ヒータよりも波長の短い赤外線を放射
    する赤外線ヒータが設けられていることを特徴とする自
    動車ボディの塗膜乾燥装置。 〔3〕自動車ボディが通過する乾燥ゾーンに設けた赤外
    線ヒータの輻射熱によって自動車ボディの塗膜中に含ま
    れた水分や溶剤を蒸発させる自動車ボディの塗膜乾燥装
    置において、前記乾燥ゾーンに沿って、自動車ボディの
    側面に対向する赤外線ヒータが設けられると共に、当該
    乾燥ゾーンの入口側に、前記赤外線ヒータと並んで当該
    ヒータよりも波長の短い赤外線を放射する赤外線ヒータ
    が設けられていることを特徴とする自動車ボディの塗膜
    乾燥装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5817531A (en) * 1992-06-24 1998-10-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Superconducting device having a superconducting channel formed of oxide superconductor material and method for manufacturing the same
JP2009119377A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Taikisha Ltd 塗装用乾燥方法及び塗装用乾燥装置
JP2015054423A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社リコー 乾燥装置、画像形成装置、乾燥システム及び乾燥方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009119377A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Taikisha Ltd 塗装用乾燥方法及び塗装用乾燥装置
JP2015054423A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社リコー 乾燥装置、画像形成装置、乾燥システム及び乾燥方法

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