JP2015054423A - 乾燥装置、画像形成装置、乾燥システム及び乾燥方法 - Google Patents
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Abstract
Description
かかるインクジェット式印刷機においては、搬送されている連続紙に対して噴霧器によりプレコート液を塗布し、プレコート液を塗布する前後で記録紙を加熱することにより、プレコート液を乾燥する方法が取られている。
本発明の乾燥装置の第1の実施形態を備える画像形成装置100を、図1〜図5を用いて説明する。
なお、ここでは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の4色の吐出ヘッド(記録ヘッド、インクヘッド)を有する画像形成装置を説明するが、本発明を適用できる画像形成装置はこれらの吐出ヘッドを有するものに限定されない。すなわち、本発明を用いることができる画像形成装置は、グリーン(G)、レッド(R)及びその他の色に対応する吐出ヘッドを更に有するもの、又は、ブラック(K)のみの吐出ヘッドを有するものなどを含む。ここで、以後の説明において、添え字K、C、M及びYを付与された記号は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの夫々に対応するものとする。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の各構成を具体的に説明する。
搬入手段10は、記録媒体を前処理手段20等に搬入(搬送)する手段である。搬入手段10は、本実施形態では、給紙部11及び複数の搬送ローラ12等で構成される。搬入手段10は、搬送ローラ12等を用いて、給紙部11の給紙ロールに保持されたロール紙Mdを搬入(移動)し、プラテン(ローラ)上を搬送して、後述する前処理手段20等に搬送する。
なお、ここでは、記録媒体としてロール紙を用いた場合を例に説明しているが、記録媒体としてロール紙以外のものを用いている場合には、係る記録媒体に応じた搬入手段を選択することができる。
前処理手段20は、画像が形成される前の記録媒体を前処理(処理)する手段である。
前処理手段20は、本実施形態では、搬入手段10によって搬入されたロール紙Mdの表面を、前処理液で前処理する。
ここで、前処理とは、ロール紙Md(記録媒体)表面に前処理液(後述)を均一に塗布する処理である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置100の前処理手段20は、記録媒体表面に前処理液を均一に塗布できるものであれば特に限定されるものではなく、各種塗布方法を用いることができる。前処理方法として、例えばブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本乃至5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法などを用いることができる。
更に、本実施形態に係る前処理手段20は、前処理液に水溶性脂肪族系有機酸等のイオン性物質を加えることができる。これにより、前処理液は、水分散性着色剤の表面(電荷)にイオンを吸着させ、表面電荷を中和するため、分子間力による凝集作用を増強し、水分散性着色剤を更に凝集させることができる。
図2に示すように、前処理手段20は、本実施形態では、搬入手段10(図1)によって前処理手段20内に搬入(搬送)されたロール紙Mdの表面に、貯留している前処理液20Lを塗布する。
具体的には、前処理手段20は、先ず、攪拌(供給)ローラ21及び薄膜化(移送)ローラ22によって、前処理液20Lを塗布ローラ23の表面に薄膜状に転写(転移)する。
また、前処理手段20は、圧力調整装置25を用いて、前処理液を塗布するときのニップ圧(塗布ローラ23とプラテンローラ24とが接触する位置に作用する圧力)を制御する。これにより、前処理手段20は、圧力調整装置25を用いてニップ圧を変えることで、前処理液20Lの塗布量を制御(変化)することができる。
また、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の前処理手段20によれば、塗布ローラ23や、圧力調整装置25等により塗布する前処理液の塗布量を制御することができるので、その後の画像形成に適した塗布量で、ロール紙Md(記録媒体)の表面に前処理液20Lを塗布することができる。
画像形成装置100は、乾燥手段31、乾燥手段32及び乾燥手段510を備える。これらのうち乾燥手段510の構成及びその制御に係る構成が、この実施形態の一つの特徴である。また、乾燥手段510、後述するセンサ500及びこれらを制御するコントローラ72Cが、この発明の乾燥装置の実施形態である。
また、前処理用の乾燥手段31の構成は、ヒートローラに限定されない。すなわち、乾燥手段31は、赤外線乾燥、マイクロ波乾燥、温風乾燥及びその他の乾燥方法を用いた乾燥を行う構成とすることができる。また、乾燥手段31において、複数の乾燥方法を組み合わせた乾燥方法を用いてもよい。
後処理用の乾燥手段32の構成は、乾燥手段31の構成と同様の構成のものを用いることができる。もちろん、乾燥手段31と、乾燥の方式が異なっていてもよい。
例えば、熱風方式であれば、色による乾燥速度差が出にくく、塗膜の上記層を直接拡散できるメリットがある一方、熱効率が悪いというデメリットがある。ドラムヒータ方式であれば、色による違いが出にくく熱効率がよいというメリットがある一方、接触ムラによる乾燥ムラが出る場合があり、蒸気の逃げ場がなく裏面側は乾燥が遅いというデメリットがある。赤外線方式であれば、一度に巨大なエネルギーを付与でき他の方式に比べて昇温が早いというメリットがある一方、色によって昇温(吸収効率)が異なり、蒸気層の拡散が対流頼みなので塗膜の温度だけ上がって乾かないケースもあるというデメリットがある。
画像形成装置100においては、この乾燥しやすさを、赤外光の吸収強度に基づいて見積もり、その結果に応じて乾燥手段510による乾燥強度を調整するようにしている。
なお、この実施形態において、乾燥手段510による乾燥強度の調整は、乾燥手段32における乾燥に供するのに適当な程度までインクや後処理液を乾燥させることを目標として行う。
次に印字が始まると、コントローラ72Cは乾燥手段510をまず標準出力で稼動させる。そして、センサ500に乾燥手段32の出口で、画像形成及び乾燥を行った後のロール紙Mdについて、同じく波長帯域2800cm-1から3000cm-1の赤外光の白紙のロール紙Mdによる吸収スペクトルを測定させる。そして、先に記憶しておいた白紙の吸収スペクトルにおける吸収強度とここで測定した画像形成済みロール紙Mdの吸収スペクトルにおける吸収強度とを比較することにより、ロール紙における印字率を見積もる。
なお、乾燥手段510の乾燥強度あるいはヒータ出力を決定するに際して、センサ500の検出結果以外の情報を合わせて考慮してよいことは、もちろんである。後述する乾燥手段31の制御の場合と同様、用紙搬送速度、画像の解像度、用紙(記録媒体)の種類、前処理液の塗布量、後処理液の吐出量等を合わせて考慮することが考えられる。
従って、他の組成のインクを用いる場合、そのインクにおいて乾燥しやすさに大きな影響を及ぼす物質が特徴的な吸収ピークを有する波長帯域の吸収強度を測定するようにするとよい。また、帯域に幅を持たせず、1又は複数の波長についてのみ吸収強度を測定してもよい。
また、センサ500の検出結果から推定される溶剤の量に応じて、乾燥手段32を強くするか、乾燥手段510を強くするか、あるいは両方とも強くするかなど、制御の中身を変えることも考えられる。
画像形成手段40は、記録媒体に画像を形成する手段である。画像形成手段40は、本実施形態では、乾燥手段31によって乾燥されたロール紙Md上に液滴(以下、「インク」という。)を吐出することによって、ロール紙Mdの表面に画像を形成する。
画像形成手段40のブラック(K)の吐出ヘッド40Kのヘッドユニット40K−1の拡大平面図を図3(b)に示す。
また、ノズル板43は、本実施形態では、液滴(インク滴)を吐出する複数のノズル40Nを有する。具体的には、ノズル板43は、各液室40Fに対応して、直径10〜30μmのノズル40Nが夫々形成されている。
また、フレーム部材44には、本実施形態では、圧力発生手段45を収納する収容部(貫通部)、共通液室40Cとなる凹部、共通液室40Cに吐出ヘッド外部からインクを供給するためのインク供給口40INが形成されている。
以下に、吐出ヘッドがノズル40Nからインクを吐出する動作(引き−押し打ち動作)を具体的に説明する。
後処理手段50は、画像が形成された後の記録媒体を後処理(処理)する手段であり、任意に設けることができる。すなわち、図1の例では設けているが、設けなくてもよい。
後処理手段50は、本実施形態では、画像形成手段40によって画像を形成されたロール紙Mdの表面について、後処理液を塗布することにより後処理を行う。
ここで、後処理とは、ロール紙Md(記録媒体)上の少なくとも一部(例えば斑点形状に)後処理液を吐出(堆積)する処理である。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置100は、後処理手段50を用いて、画像を形成された記録媒体(ロール紙Md)上に後処理液を堆積(吐出)することができる。
すなわち、本実施形態に係る画像形成装置100は、後処理手段50を設けた場合、記録媒体上に形成された画像の耐擦過性(耐擦性)を向上することができる。
これにより、後処理手段50は、吐出(塗布)する方法に応じて、画像が形成されたロール紙Mdの表面の光沢性を増加させること、及び/又は、ロール紙Mdの表面を樹脂層で保護することができる。
後処理液の水分散性樹脂の平均粒径(D50)は、後処理液の粘度と関係する。組成が同じ場合では、例えば粒径が小さくなるほど後処理液の粘度が大きくなる。従って、後処理時に過剰な高粘度となることを防止するために、水分散性樹脂の平均粒子径(D50)を50nm以上にすることが好ましい。
従って、後処理液(水分散性樹脂)の平均粒子径(D50)は、200nm以下がより好ましく、150nm以下が更に好ましい。
なお、水溶性有機溶剤の含有量が80質量%より大きい場合には、後処理後の記録媒体が乾燥しにくくなる場合がある。また、水溶性有機溶剤の含有量が10質量%より小さい場合には、前処理液との混合で後処理液の組成が変わる場合がある。
なお、後処理液は、その他の成分を更に含んでもよい。後処理液は、例えば、樹脂、ワックス、pH調整剤、湿潤剤、浸透剤、界面活性剤、抗菌剤、表面改質剤、消泡剤などを更に含んでもよい。
搬出手段60は、画像が形成等された記録媒体を搬出(排出)する手段である。図1に示すように、搬出手段60は、本実施形態では、保管部61及び複数の搬送ローラ62等で構成される。搬出手段60は、搬送ローラ62等を用いて、保管部61の保管ロールに画像が形成されたロール紙Mdを巻き付けて、保管することができる。
この場合も、ロール紙を用いた例により説明したが、記録媒体の種類に応じて適切な搬出手段を用いることができる。
制御手段70は、画像形成装置100の動作を制御する手段である。制御手段70は、本実施形態では、画像形成装置100の各構成に動作を指示し、その動作を制御する。図6〜図9を用いて、本実施形態に係る制御手段70を説明する。
以下に、本実施形態に係る制御手段70の上位装置71及びプリンタ装置72を具体的に説明する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置100の制御手段70の上位装置71は、ホスト装置(不図示)から出力される印刷ジョブデータ(ジョブデータ、印刷データ)に基づいて、RIP処理を行う装置である。すなわち、本実施形態に係る上位装置71は、印刷ジョブデータに基づいて、各色に対応するビットマップデータ(以下、「印刷画像データ」という。)を夫々作成する。
また、上位装置71は、プリンタコントローラ(以下単に「コントローラ」という)72Cに対して、印刷条件を設定する制御情報データを制御線70LCを介して送信する。
ROM71b、RAM71c及びHDD71dは、データ等を記憶する装置である。ROM71b及びHDD71dは、上記の様にCPU71aを制御するための制御プログラムを予め格納している。RAM71cは、CPU71aのワークメモリとして用いられる。
その後、上位装置71(CPU71a)は、プリンタ装置72で印刷動作が開始される際に、HDD71dから圧縮符号化された各色のビットマップデータを読み出し、圧縮符号を復号し、復号された各色のビットマップデータをRAM71cに夫々書き込む。次いで、上位装置71は、RAM71cから各色のビットマップデータを読み出し、各色の印刷画像データとして、画像データ用I/F71gの各チャネル(図7のデータ線70LD(70LD−Y、70LD−C、70LD−M及び70LD−K))を介して、プリンタ装置72(後述するプリンタエンジン72E)に出力する。
更に、本実施形態に係る上位装置71は、プリンタ装置72において後処理が開始される際に、CPU71aを用いて、HDD71dから圧縮符号化された後処理に関する画像データを読み出し、上記のビットマップデータと同様に、データ線70LD−P(図7)を介して、プリンタ装置72(プリンタエンジン72E)に出力する構成とすることもできる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置100の制御手段70のプリンタ装置72は、上位装置71から入力された印刷画像データ及び制御情報データに基づいて、記録媒体に画像を形成する動作を制御する装置である。
図7に示すように、プリンタ装置72は、本実施形態では、コントローラ72Cとプリンタエンジン72Eとを有する。
データ管理部72ECの構成を、図8を用いて説明する。なお、その他のデータ管理部72EM、72EY、72EK及び72EPの構成は、データ管理部72ECの構成と同様のため、説明を省略する。
画像出力部72Eiの構成を、図9を用いて説明する。なお、後処理液出力部72Epの構成は、画像出力部72Eiの構成と基本的に同様のため、説明を省略する。
出力制御部72Eicは、各色に対応する印刷画像データを各色に対応する吐出ヘッド40C、40M、40Y及び40K(図3)に出力する。すなわち、出力制御部72Eicは、印刷画像データに基づいて、吐出ヘッド40C等の動作を制御することができる。
また、上位装置71から出力される各色の印刷画像データは、異なるデータ線70LD−C等を介して転送されると共に、これらのデータ線70LD−C等を介して転送された各色の印刷画像データが互いに独立して制御され、共通の構成を持つデータ管理部72EC等に供給される。さらに画像出力部において、各データ管理部72EC等の出力と各色のヘッド40C等との接続経路をユーザ操作等により設定可能に構成されている。
(前処理液の塗布量の制御、乾燥手段の乾燥強度の制御)
これは、既に述べたように、記録媒体に形成される画像の解像度によって、インクのドット径が変化し、乾燥し易さが変化する。例えば低解像度の画像を記録する場合には、高解像度の場合に比べて記録媒体に形成されるインクのドット径が大きくなり、各ドットは、その表面積に対してインクの体積の割合が大きいため乾燥しにくくなる。また、記録速度も高解像度の場合より速いためインクが乾燥しにくく、浸透しにくいため、ビーディングが発生し易くなる。
また、記録媒体に形成される画像の解像度に基づいて、前処理液の塗布量を制御していることから、同様に乾燥手段の乾燥強度を制御することにより、記録媒体の乾燥不足又は乾燥過多による用紙の収縮の発生を抑制することができる。そして、画像形成(印字)及び場合によっては後処理液の塗布を安定して行うことが可能になる。
前処理液の塗布量は、例えば、画像の解像度ごとに予め定めておいた前処理液の塗布量をメモリに記憶させておき、印刷時にそのデータを呼び出して決定する方法や、ユーザが所定のUI(ユーザインターフェース)を通じて塗布量を決定する方法等が挙げられる。
なお、ここではヒートローラ温度及びヒートローラ使用本数を制御する例で説明したが、いずれか一方のみにより制御することもできる。
このように前処理液の塗布量、乾燥強度の制御を行う際、記録媒体表面に形成する画像の解像度が低くなるに従い、前処理手段は前処理液の塗布量を増加させ、かつ、乾燥手段は乾燥強度を強めることが好ましい。
このように制御することにより、上記したように、記録媒体に形成する画像の解像度に応じた前処理液を記録媒体表面に塗布することができるため、ビーディングの発生を抑制し、画像品質を向上させることができる。さらに、記録媒体の乾燥不足又は乾燥過多による用紙の収縮の発生を抑制し、画像形成(印字)及び場合によっては後処理液の塗布を安定して行うことが可能になり好ましい。
ここで記録媒体の種類に基づいて制御を行うとは、記録媒体の浸透性や、厚さ等の特性に応じて前処理液の塗布量、乾燥強度を制御するものである。このため、記録媒体の種類とは、上質紙、再生紙、厚紙等の分類だけではなく、具体的なメーカー、商品名により分類される種類であっても良い。
このように、形成される画像の解像度に加えて、記録媒体の種類に基づいて前処理手段及び乾燥手段を制御することによって、記録媒体表面により適切な量の前処理液を供給し、印刷工程の前に最適な乾燥状態とすることができる。このため、さらにビーディングの発生を抑制することができ、画像品質を向上させることが可能になる。また、記録媒体の乾燥不足又は乾燥過多による用紙の収縮の発生を抑制することが可能になる。
また、前処理液の塗布量の減少に従い、乾燥手段の乾燥強度を弱めるように制御することが好ましい。
図11に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100は、ステップS1101において、画像形成装置100の外部から入力される印刷ジョブデータに基づいて、画像の形成を開始する。開始後、画像形成装置100はステップS1102に進む。
ここで、制御手段70は、記録媒体の種類等として、画像形成装置100の外部から入力される記録媒体情報(記録媒体の物性(紙材料物性、紙厚、坪量など))を更に記憶してもよい。また、制御手段70は、記録媒体の種類等として、予め上位装置71のHDD71d等に記憶されている記憶媒体の種目と対応付けて、記録媒体の種類等を記憶してもよい。これにより、制御手段70は、後の動作において、対応付けた記憶媒体の種目を用いて、記録媒体の種類等を読み出すことができる。画像形成装置100は、ユーザ等によって、記憶媒体の種目等を、上位装置71のHDD71d等に予め記憶することができる。
ステップS1103において、画像形成装置100は、制御手段70の上位装置71を用いて、印刷画像データ及び制御情報データ等を生成する。
具体的には、制御手段70の上位装置71は、HDD71d等に記憶されている形成する画像の解像度や、場合によっては記録媒体の種類等に基づいて、印刷画像データ及び制御情報データ等を生成する。
ステップS1104において、画像形成装置100は、制御手段70を用いて、前処理の塗布量(液量)及び乾燥強度を算出する。
具体的には、制御手段70は、記録媒体に形成する画像の解像度や、場合によっては記録媒体の種類等に基づいて、前処理手段20の前処理液の塗布量及び乾燥手段の乾燥強度を算出する。ここで、制御手段70は、例えば形成する画像の解像度が高い場合に、前処理液の塗布量を増加することができる。また、制御手段70は、形成する画像の解像度が低い場合に、前処理液の塗布量を減少することができる。
すなわち、制御手段70は、形成する画像の解像度に基づいて前処理液の塗布量を算出し、形成する画像の解像度に基づいて乾燥手段の乾燥強度を算出することができる。これにより、画像形成装置100は、記録媒体に形成する画像の解像度に応じた前処理液を記録紙表面に供給することができ、さらに、前処理液塗布後に記録用紙を乾燥する際、適切な乾燥強度となるように制御することができる。また、このように制御することにより、ビーディングの発生を抑制し、画像品質を向上させることができる。さらに、記録媒体の乾燥不足又は乾燥過多による用紙の収縮の発生を抑制することができる。
このように後処理液の塗布を行い、その塗布量を制御することによって、画像が形成された記録媒体の耐擦過性を向上することが可能になり好ましい。
また、制御手段70は、後処理液の吐出量を減少する場合には、塗布又は吐出しない場合も含むことができる。更に、制御手段70は、後処理液50Lの吐出量を、記録媒体の物性等に応じて、適宜変更してもよい。
ステップS1105において、画像形成装置100は、搬入手段10(図1)を用いて、記録媒体を前処理手段20等に搬入(搬送)する。なお、画像形成装置100は、ステップS1101の画像形成の開始直後に、ステップS1105を実施してもよい。
ステップS1106において、画像形成装置100は、前処理ステップとして、前処理手段20(図2)を用いて、記録媒体を前処理する。
具体的には、前処理手段20は、ステップS1104で算出した前処理液の塗布量に基づいて、例えば図2に示した前処理手段の場合、圧力調整装置25(図2)を用いてニップ圧を制御し、前処理液20Lの塗布量(膜厚など)を制御(変化)する。なお、前処理手段20は、既述の様に塗布ローラ23(図2)の回転速度を変更することによって、前処理液20Lの塗布量を制御してもよい。
これにより、画像形成装置100は、前処理手段20の前処理液20Lの塗布量を制御することによって、その後形成される画像(インク)の滲みを抑制することができる。
ステップS1107において、画像形成装置100は、前処理用の乾燥手段31(ヒートローラ31h)を用いて、記録媒体を乾燥する。ここで、乾燥手段31の乾燥強度(乾燥方法)は、記録媒体に形成される画像の解像度、さらに場合によっては記録媒体の種類等に基づいて制御する。
具体的な制御手段については既述のように限定されるものではないが、例えば図10に示すように、ヒートローラを多段に設けた装置においては、ヒートローラ温度及び/又はヒートローラ使用本数の組合せにより乾燥強度を制御する事が可能である。
ステップS1108において、画像形成装置100は、画像形成ステップとして、画像形成手段40を用いて、記録媒体の表面に画像を形成する。ここで、画像形成手段40は、記録媒体の種類等及び形成する画像の解像度に基づいて、画像を形成する方法を制御してもよい。
なお、後処理手段を行わない場合には、ステップS1109を行わずにS1110又はS1111を行うように構成することもできる。
具体的には、後処理手段50は、ステップS1104で算出した後処理液の吐出量に基づいて、記録媒体の画像が形成された領域の特定の部分に後処理液を堆積(吐出)する。ここで、後処理手段50は、制御手段70の後処理液出力部72Epによって、後処理に関する画像データに基づいて、記録媒体に吐出する吐出量を制御することができる。
本ステップS1110は、画像形成ステップで形成した画像を乾燥する役割も果たすことができることから、前記後処理工程についてのステップS1109を行わない場合でも実施することができる。乾燥が不要な場合には本ステップS1110は行わずに次のステップS1111に進むこともできる。
以上の処理において、ステップS1203が計測手順の処理であり、ステップS1204乃至S1207が制御手順の処理である。また、ヒータを点灯させる処理が乾燥手順の処理である。
ステップS1111において、画像形成装置100は、搬出手段60(図1)を用いて、記録媒体を搬出(排出)する。
その後、画像形成装置100は、図中のENDに進み、画像を形成する動作を終了する。
例えば、乾燥装置のみを個別の装置として構成し、画像形成装置による印刷工程のいずれかの位置に配置しても構わない。また、複数の装置が協働して乾燥装置あるいは画像形成装置の機能を実現してもよい。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
Claims (8)
- 記録媒体上に画像を形成する画像形成工程において前記記録媒体を乾燥する乾燥手段と、
前記記録媒体における所定波長の赤外光の吸収強度を計測する計測手段と、
当該計測手段の計測結果に基づいて、前記乾燥手段の乾燥強度を制御する制御手段と、
を有する乾燥装置。 - 前記乾燥手段は赤外線ヒータであることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
- 前記赤外線ヒータは近赤外線と中赤外線を照射することを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
- 前記制御手段は、近赤外線を照射する近赤外線ヒータと中赤外線を照射する中赤外線ヒータとを備え、前記計測手段の計測結果に基づいて前記近赤外線ヒータと前記中赤外線ヒータの出力比を変更すること
を特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。 - 前記所定波長は、2800cm-1から3000cm-1の波長帯域であること
を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の乾燥装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乾燥装置と、
記録媒体上に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置。 - 記録媒体上に画像を形成する画像形成工程において前記記録媒体を乾燥する乾燥手段と、
前記記録媒体における所定波長の赤外光の吸収強度を計測する計測手段と、
当該計測手段の計測結果に基づいて、前記乾燥手段の乾燥強度を制御する制御手段と、
を有する乾燥システム。 - 記録媒体上に画像を形成する画像形成工程において前記記録媒体を乾燥する乾燥手順と、
前記記録媒体における所定波長の赤外光の吸収強度を計測する計測手順と、
当該計測手順の計測結果に基づいて、前記乾燥手順における乾燥強度を制御する制御手順と、
を有する乾燥方法。
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