JPH05343916A - パラボラアンテナ融雪装置 - Google Patents
パラボラアンテナ融雪装置Info
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- JPH05343916A JPH05343916A JP14518492A JP14518492A JPH05343916A JP H05343916 A JPH05343916 A JP H05343916A JP 14518492 A JP14518492 A JP 14518492A JP 14518492 A JP14518492 A JP 14518492A JP H05343916 A JPH05343916 A JP H05343916A
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- parabolic
- snow melting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パラボラ反射鏡の背面に金属箔に予め溶着固
定したヒータ線を貼着し、断熱材を積層してバックシェ
ルを装着してなるパラボラアンテナ融雪装置とし、融雪
性、耐久性、安全性に優れたものを得る。 【構成】 パラボラ反射鏡1の背面にヒータ線2と断熱
材4とを順次積層して設けてバックシェル5で覆ってな
るパラボラアンテナ融雪装置において、前記ヒータ線2
を予め金属箔3に溶着固定してパラボラ反射鏡1の背面
に貼着し、該ヒータ線2と金属箔3の表面に断熱材4を
覆い、前記バックシェル5を該バックシェル5に設けた
凸部6で該断熱材4が該ヒータ線2に密着するように固
定するように前記パラボラ反射鏡1の外周端を利用して
覆った構成とした。
定したヒータ線を貼着し、断熱材を積層してバックシェ
ルを装着してなるパラボラアンテナ融雪装置とし、融雪
性、耐久性、安全性に優れたものを得る。 【構成】 パラボラ反射鏡1の背面にヒータ線2と断熱
材4とを順次積層して設けてバックシェル5で覆ってな
るパラボラアンテナ融雪装置において、前記ヒータ線2
を予め金属箔3に溶着固定してパラボラ反射鏡1の背面
に貼着し、該ヒータ線2と金属箔3の表面に断熱材4を
覆い、前記バックシェル5を該バックシェル5に設けた
凸部6で該断熱材4が該ヒータ線2に密着するように固
定するように前記パラボラ反射鏡1の外周端を利用して
覆った構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信に使用するパ
ラボラアンテナ融雪装置に関するものである。
ラボラアンテナ融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星局や地上局をマイクロ波通信
で結んだ衛星放送や通信衛星の利用が普及し初め、テレ
ビ放送や防災時の鮮明な画像や音の情報を得るために大
型のパラボラ状のアンテナ反射鏡を設けている。
で結んだ衛星放送や通信衛星の利用が普及し初め、テレ
ビ放送や防災時の鮮明な画像や音の情報を得るために大
型のパラボラ状のアンテナ反射鏡を設けている。
【0003】しかしながら、寒冷地や雪の多い地方では
降雪や氷結により、マイクロ波が減衰してしまい、鮮明
な画像や音の情報を得ることが困難になる問題がある。
降雪や氷結により、マイクロ波が減衰してしまい、鮮明
な画像や音の情報を得ることが困難になる問題がある。
【0004】この種の問題を解決するため、例えばアン
テナ反射鏡と断熱材によって形成された閉塞空間に複数
の温風発生装置を備えて対流の原理で加熱する特開平2
−30863号公報、アンテナ反射鏡の背面を所定の距
離だけはなれて設けてなる電気ヒータの手段により輻射
の原理で加熱する特開昭63−90204号公報、アン
テナ反射鏡の背面に面状発熱体と面状発熱体が配置され
ていない空間に電熱線を併設して伝導の原理で加熱する
実公平3−2968号公報等が提案されている。
テナ反射鏡と断熱材によって形成された閉塞空間に複数
の温風発生装置を備えて対流の原理で加熱する特開平2
−30863号公報、アンテナ反射鏡の背面を所定の距
離だけはなれて設けてなる電気ヒータの手段により輻射
の原理で加熱する特開昭63−90204号公報、アン
テナ反射鏡の背面に面状発熱体と面状発熱体が配置され
ていない空間に電熱線を併設して伝導の原理で加熱する
実公平3−2968号公報等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−30863号公報の如き複数の温風発生装置を備え
て加熱する方法は次の欠点を内在している。
2−30863号公報の如き複数の温風発生装置を備え
て加熱する方法は次の欠点を内在している。
【0006】対流方式であることから、伝導効率が悪
く、そのため融雪性能を確保するためには80℃以上の
高温が必要になるため、アンテナ反射鏡の温度ムラによ
り反射鏡に歪が発生して鮮明な画像が得られなかった
り、消費電力が大きい。
く、そのため融雪性能を確保するためには80℃以上の
高温が必要になるため、アンテナ反射鏡の温度ムラによ
り反射鏡に歪が発生して鮮明な画像が得られなかった
り、消費電力が大きい。
【0007】雨水が漏水した際の防水構造が難しく、
漏電や感電の危険性がある。
漏電や感電の危険性がある。
【0008】塩害や亜硫酸ガス等の防食対策が困難な
ため耐久寿命が劣り、長期間使用していると稼働部が故
障しやすく、保守点検が煩雑になる。
ため耐久寿命が劣り、長期間使用していると稼働部が故
障しやすく、保守点検が煩雑になる。
【0009】温風発生装置を取付ける構造が複雑にな
り融雪装置が高価になる。
り融雪装置が高価になる。
【0010】また特開昭63−90204号公報は、輻
射方式のため伝導効率は優れる反面、次の欠点を有して
いる。
射方式のため伝導効率は優れる反面、次の欠点を有して
いる。
【0011】輻射方式ではアンテナ反射鏡の周囲付近
の温度が低くなり、環境条件が悪い場合完全に融雪がで
きない。
の温度が低くなり、環境条件が悪い場合完全に融雪がで
きない。
【0012】バックシェルの熱容量が大きいため、ヒ
ータ表面を70℃以上の高温にするまでに時間がかか
り、例えば降雪センサーで雪を検知して必要に応じてヒ
ータを通電する使い方ができず、連続通電使用となり消
費電力が多くなる。
ータ表面を70℃以上の高温にするまでに時間がかか
り、例えば降雪センサーで雪を検知して必要に応じてヒ
ータを通電する使い方ができず、連続通電使用となり消
費電力が多くなる。
【0013】融雪性能を確保するためにはバックシェ
ルに設けたヒータ表面温度を約70℃以上の高温にする
必要があり、そのため熱損失を小さくするための断熱材
を厚くしなければならず、バックシェルが大型化し、設
置時や設置後の取扱点検が大変になる。
ルに設けたヒータ表面温度を約70℃以上の高温にする
必要があり、そのため熱損失を小さくするための断熱材
を厚くしなければならず、バックシェルが大型化し、設
置時や設置後の取扱点検が大変になる。
【0014】次に、実公平3−2968号公報は、前述
の欠点がないが、次の欠点を有している。
の欠点がないが、次の欠点を有している。
【0015】アンテナ反射鏡の背面はパラボラの曲面
からなることが、平面シート状の面状発熱体ではアンテ
ナ反射鏡の背面に密着させて貼着することが難しく、そ
のため熱伝導のムラが出やすく、融雪性能が劣る。
からなることが、平面シート状の面状発熱体ではアンテ
ナ反射鏡の背面に密着させて貼着することが難しく、そ
のため熱伝導のムラが出やすく、融雪性能が劣る。
【0016】面状発熱体が配置されていない空間に電
熱線を布設しているだけなので、電熱線の布設間と発熱
部分のムラが出やすく、融雪性能が十分発揮できない。
熱線を布設しているだけなので、電熱線の布設間と発熱
部分のムラが出やすく、融雪性能が十分発揮できない。
【0017】電熱線の布設に手間取り、製品間の布設
バラツキが出やすい。
バラツキが出やすい。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、パラボラ反射鏡の背面にヒータ線と断
熱材とを順次積層して設けてバックシェルで覆ってなる
パラボラアンテナ融雪装置において、前記ヒータ線を予
め金属箔に溶着固定してパラボラ反射鏡の背面に貼着
し、該ヒータ線と金属箔の表面に断熱材を覆い、前記バ
ックシェルを該バックシェルに設けた凸部で該断熱材を
該ヒータ線に密着するよう固定するように前記パラボラ
反射鏡の外周端を利用して覆った構成としている。
解決するために、パラボラ反射鏡の背面にヒータ線と断
熱材とを順次積層して設けてバックシェルで覆ってなる
パラボラアンテナ融雪装置において、前記ヒータ線を予
め金属箔に溶着固定してパラボラ反射鏡の背面に貼着
し、該ヒータ線と金属箔の表面に断熱材を覆い、前記バ
ックシェルを該バックシェルに設けた凸部で該断熱材を
該ヒータ線に密着するよう固定するように前記パラボラ
反射鏡の外周端を利用して覆った構成としている。
【0019】また、上記構成において、オフセットパラ
ボラアンテナの場合はパラボラ反射鏡背面の約下半分に
ヒータ線を溶着固定してなる金属箔を貼着した構成とす
ることができる。
ボラアンテナの場合はパラボラ反射鏡背面の約下半分に
ヒータ線を溶着固定してなる金属箔を貼着した構成とす
ることができる。
【0020】更に、ヒータ線への給電を所定の温度でO
N/OFFする温度センサーを前記ヒータ線の布線間に
設けた構成、降雪を感知してヒータ線への給電を所定の
温度でON/OFFする降雪センサーを備え、該降雪セ
ンサーにより外気温度がヒータ線の融雪能力を超える低
温時の降雪にはOFFモードに制御する方法を備えるこ
とにより、上記問題点を解決することができる。
N/OFFする温度センサーを前記ヒータ線の布線間に
設けた構成、降雪を感知してヒータ線への給電を所定の
温度でON/OFFする降雪センサーを備え、該降雪セ
ンサーにより外気温度がヒータ線の融雪能力を超える低
温時の降雪にはOFFモードに制御する方法を備えるこ
とにより、上記問題点を解決することができる。
【0021】
【作用】上記のような構成にしたことにより、次に述べ
る作用が期待できる。
る作用が期待できる。
【0022】パラボラ反射鏡の反射面を50℃以下の
温度で均一に加熱でき、速熱性も優れる。
温度で均一に加熱でき、速熱性も優れる。
【0023】防水構造が容易にできて、防食性にも優
れる。
れる。
【0024】低消費電力で、安価にできる。
【0025】構造がコンパクトで貼着しやすい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図面に基づき
説明する。
説明する。
【0027】図1は本発明の実施例のパラボラアンテナ
融雪装置、図2はパラボラ反射鏡の約下半分に融雪装置
を設けた他の実施例を示したもので、1は電波の反射層
を内蔵するFRP製のパラボラ反射鏡、2は金属箔3に
予め溶着固定されてパラボラ反射鏡1の背面に貼着して
なるヒータ線、4はヒータ線2及び金属箔3の表面を覆
うように積層して設けた断熱材、5はパラボラ反射鏡1
の外周端を利用してパラボラ反射鏡1の背面に設けたバ
ックシェルである。バックシェル5には断熱材4がヒー
タ線2に密着するようパラボラ反射鏡1の背面側に凸部
6が設けられている。
融雪装置、図2はパラボラ反射鏡の約下半分に融雪装置
を設けた他の実施例を示したもので、1は電波の反射層
を内蔵するFRP製のパラボラ反射鏡、2は金属箔3に
予め溶着固定されてパラボラ反射鏡1の背面に貼着して
なるヒータ線、4はヒータ線2及び金属箔3の表面を覆
うように積層して設けた断熱材、5はパラボラ反射鏡1
の外周端を利用してパラボラ反射鏡1の背面に設けたバ
ックシェルである。バックシェル5には断熱材4がヒー
タ線2に密着するようパラボラ反射鏡1の背面側に凸部
6が設けられている。
【0028】また、7は金属箔3の表面に蛇行状に溶着
固定したヒータ線2の布線間に設けてヒータ線2の温度
を検知する温度センサー、8はパラボラ反射鏡1の外側
に設けて降雪の有無を検知してヒータ線2に流れる電流
をON/OFFする降雪センサーである。
固定したヒータ線2の布線間に設けてヒータ線2の温度
を検知する温度センサー、8はパラボラ反射鏡1の外側
に設けて降雪の有無を検知してヒータ線2に流れる電流
をON/OFFする降雪センサーである。
【0029】次に、上記構成からなる本発明の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0030】降雪センサー8により降雪を検知すると、
ヒータ線2に給電されてヒータ線2が発熱して金属箔3
の効果で熱が均一化されパラボラ反射鏡1の表面を温
め、パラボラ反射鏡1の前面に積雪する雪を溶かす。
ヒータ線2に給電されてヒータ線2が発熱して金属箔3
の効果で熱が均一化されパラボラ反射鏡1の表面を温
め、パラボラ反射鏡1の前面に積雪する雪を溶かす。
【0031】ヒータ線2は、例えば耐熱繊維の芯糸の周
囲に銅合金の発熱線をスパイラルに巻き、それらの周囲
に耐熱塩化ビニルの絶縁被服層を設けた構造のいわゆる
コードヒータが適する。この種の構造のヒータ線は防水
構造が容易であり、感電の危険性がないばかりか、耐食
性に優れ、長期信頼性に優れる。
囲に銅合金の発熱線をスパイラルに巻き、それらの周囲
に耐熱塩化ビニルの絶縁被服層を設けた構造のいわゆる
コードヒータが適する。この種の構造のヒータ線は防水
構造が容易であり、感電の危険性がないばかりか、耐食
性に優れ、長期信頼性に優れる。
【0032】金属箔3は、50〜100μの厚さのアル
ミ箔の表面に塩化ビニル、アクリル、ポリエステル等の
ヒータ線2の絶縁被覆層と溶着可能な溶着層を設けてお
き、ヒータ線2を予め溶着固定しておく。
ミ箔の表面に塩化ビニル、アクリル、ポリエステル等の
ヒータ線2の絶縁被覆層と溶着可能な溶着層を設けてお
き、ヒータ線2を予め溶着固定しておく。
【0033】また、ヒータ線2を固定した金属箔3の面
と反対側に感圧性の接着剤を設けておけば、容易にヒー
タ線2の付いた金属箔3をパラボラ反射鏡1の背面に貼
着することができる。
と反対側に感圧性の接着剤を設けておけば、容易にヒー
タ線2の付いた金属箔3をパラボラ反射鏡1の背面に貼
着することができる。
【0034】断熱材4はパラボラ反射鏡1の背面に設け
たバックシェル5方向への熱伝導を阻止してパラボラ反
射鏡1側への加熱効率を高める作用をする。また、バッ
クシェル5は、パラボラ反射鏡1側に凸部6が向くよう
に絞り加工をすることにより、断熱材4をヒータ線2に
密着させ、対流熱の損失を押さえる役目と、ヒータ線2
や断熱材4を雨、日射の紫外線等外気環境から保護す
る。
たバックシェル5方向への熱伝導を阻止してパラボラ反
射鏡1側への加熱効率を高める作用をする。また、バッ
クシェル5は、パラボラ反射鏡1側に凸部6が向くよう
に絞り加工をすることにより、断熱材4をヒータ線2に
密着させ、対流熱の損失を押さえる役目と、ヒータ線2
や断熱材4を雨、日射の紫外線等外気環境から保護す
る。
【0035】温度センサー7はヒータ線2の布線間に粘
着剤の付いた金属箔で固定することにより、温度上昇の
し過ぎを検知するもので、ヒータ線2が50〜60℃に
なった場合にヒータ線2への給電を停止し、温度が冷え
るとヒータ線2に再び給電する。温度センサー7は例え
ばサーモスタットであり、このサーモスタットの動作温
度より高い70〜80℃で溶断する温度ヒューズを設け
れば更に安全性が高まる。
着剤の付いた金属箔で固定することにより、温度上昇の
し過ぎを検知するもので、ヒータ線2が50〜60℃に
なった場合にヒータ線2への給電を停止し、温度が冷え
るとヒータ線2に再び給電する。温度センサー7は例え
ばサーモスタットであり、このサーモスタットの動作温
度より高い70〜80℃で溶断する温度ヒューズを設け
れば更に安全性が高まる。
【0036】降雪センサー8は降雪を検知してヒータ線
2への給電を行うと共に、降雪が止んだ後ある時間を経
た後ヒータ線2への給電を停止する制御をする。また外
気温度が低すぎる場合での降雪に対しては、融雪装置の
動作を停止したほうがアンテナ性能への悪影響が少ない
との実験結果より、例えば、外気温度が−6〜−10℃
付近の温度になった場合、ヒータ線2への給電を停止す
る制御をする。
2への給電を行うと共に、降雪が止んだ後ある時間を経
た後ヒータ線2への給電を停止する制御をする。また外
気温度が低すぎる場合での降雪に対しては、融雪装置の
動作を停止したほうがアンテナ性能への悪影響が少ない
との実験結果より、例えば、外気温度が−6〜−10℃
付近の温度になった場合、ヒータ線2への給電を停止す
る制御をする。
【0037】次に、オフセットパラボラアンテナの場
合、パラボラ反射鏡1は衛星に対して3°〜27°の仰
角で設置されることから、反射面への積雪は約下半面に
なることが実験結果から確認された。そこで、本発明の
融雪装置をパラボラ反射鏡1の約下半面に装着して融雪
実験を行ったところ、反射面の積雪もなくアンテナ性能
が十分確保できることを発見した。このことは、パラボ
ラ反射鏡1の約下半面に金属箔3に溶着したヒータ線2
と断熱材4とを順次積層してそれら背面をバックシェル
5で装着することにより、融雪装置としての機能を十分
備え、かつ消費電力が少なくできる。
合、パラボラ反射鏡1は衛星に対して3°〜27°の仰
角で設置されることから、反射面への積雪は約下半面に
なることが実験結果から確認された。そこで、本発明の
融雪装置をパラボラ反射鏡1の約下半面に装着して融雪
実験を行ったところ、反射面の積雪もなくアンテナ性能
が十分確保できることを発見した。このことは、パラボ
ラ反射鏡1の約下半面に金属箔3に溶着したヒータ線2
と断熱材4とを順次積層してそれら背面をバックシェル
5で装着することにより、融雪装置としての機能を十分
備え、かつ消費電力が少なくできる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のパラボラア
ンテナ融雪装置によれば、パラボラ反射鏡を直接加熱す
ることから、加熱高率に優れて消費電力が少なくてす
む。
ンテナ融雪装置によれば、パラボラ反射鏡を直接加熱す
ることから、加熱高率に優れて消費電力が少なくてす
む。
【0039】また、金属箔にヒータ線を溶着固定した構
造にしてパラボラ反射鏡に貼着しているので、均一加熱
ができ、融雪性能が優れる。
造にしてパラボラ反射鏡に貼着しているので、均一加熱
ができ、融雪性能が優れる。
【0040】更に、防水構造にできるため感電の心配も
なく、耐食性があり耐久寿命に優れ、かつコンパクトで
貼着性も良いため安価にできる。
なく、耐食性があり耐久寿命に優れ、かつコンパクトで
貼着性も良いため安価にできる。
【図1】本発明の一実施例のパラボラアンテナ融雪装置
の要部断面図。
の要部断面図。
【図2】別の実施例のパラボラアンテナ融雪装置の要部
断面図。
断面図。
1 パラボラ反射鏡 2 ヒータ線 3 金属箔 4 断熱材 5 バックシェル 6 凸部 7 温度センサー 8 降雪センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 雄 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 坂内 功治 埼玉県大宮市蓮沼1406番地 八木アンテナ 株式会社内 (72)発明者 大畑 宏明 埼玉県大宮市蓮沼1406番地 八木アンテナ 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 パラボラ反射鏡(1)の背面にヒータ線
(2)と断熱材(4)とを順次積層して設けてバックシ
ェル(5)で覆ってなるパラボラアンテナ融雪装置にお
いて、前記ヒータ線(2)を予め金属箔(3)に溶着固
定してパラボラ反射鏡(1)の背面に貼着し、該ヒータ
線(2)と金属箔(3)の表面に断熱材(4)を覆い、
前記バックシェル(5)を該バックシェル(5)に設け
た凸部(6)で該断熱材(4)が該ヒータ線(2)に密
着するように固定するように前記パラボラ反射鏡(1)
の外周端を利用して覆ったことを特徴とするパラボラア
ンテナ融雪装置。 - 【請求項2】 パラボラ反射鏡(1)背面の約下半分に
ヒータ線(2)を溶着固定してなる金属箔(3)を貼着
したことを特徴とする請求項1記載のパラボラアンテナ
融雪装置。 - 【請求項3】 ヒータ線(2)への給電を所定の温度で
ON/OFFする温度センサー(7)を前記ヒータ線
(2)の布線間に設けたことを特徴とする請求項1記載
のパラボラアンテナ融雪装置。 - 【請求項4】 降雪を感知してヒータ線(2)への給電
を所定の温度でON/OFFする降雪センサー(8)を
備え、該降雪センサー(8)により外気温度がヒータ線
(2)の融雪能力を超える低温時の降雪にはOFFモー
ドに制御することを特徴とする請求項1記載のパラボラ
アンテナ融雪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14518492A JP3301632B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | パラボラアンテナ融雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14518492A JP3301632B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | パラボラアンテナ融雪装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343916A true JPH05343916A (ja) | 1993-12-24 |
JP3301632B2 JP3301632B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=15379373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14518492A Expired - Fee Related JP3301632B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | パラボラアンテナ融雪装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301632B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5942140A (en) * | 1996-04-19 | 1999-08-24 | Thermion Systems International | Method for heating the surface of an antenna dish |
WO2023022332A1 (ko) * | 2021-08-18 | 2023-02-23 | (주)인텔리안테크놀로지스 | 디아이싱 장치를 구비하는 안테나 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14518492A patent/JP3301632B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5942140A (en) * | 1996-04-19 | 1999-08-24 | Thermion Systems International | Method for heating the surface of an antenna dish |
WO2023022332A1 (ko) * | 2021-08-18 | 2023-02-23 | (주)인텔리안테크놀로지스 | 디아이싱 장치를 구비하는 안테나 |
KR102503873B1 (ko) * | 2021-08-18 | 2023-02-28 | (주)인텔리안테크놀로지스 | 디아이싱 장치를 구비하는 안테나 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3301632B2 (ja) | 2002-07-15 |
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