JP2592601B2 - パラボラ反射鏡 - Google Patents

パラボラ反射鏡

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JP2592601B2 JP62082114A JP8211487A JP2592601B2 JP 2592601 B2 JP2592601 B2 JP 2592601B2 JP 62082114 A JP62082114 A JP 62082114A JP 8211487 A JP8211487 A JP 8211487A JP 2592601 B2 JP2592601 B2 JP 2592601B2
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宜一 松井
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、通常のパラボラアンテナ、オフセットア
ンテナ等に使用されるパラボラ反射鏡に関し、特に発泡
ポリスチレン等の軽量の発泡樹脂を用いて形成された1
対の強化層により、比較的薄い導電材で作られたパラボ
ラ反射層を挟み込んでなるバラボラ反射鏡に関するもの
である。
<従来の技術> 従来のパラボラ反射鏡を使用したパラボラアンテナに
は例えば第5図に示すように構成されたものがあった。
すなわち1はSMCプレス成形、金属プレス成形等で作ら
れた反射鏡、2はLNB(低雑音ブロックコンバータ)及
びフィードホーンで、該LNB及びフィードホーン2は例
えば支持体3、3、3により上記反射鏡1に取付けられ
ている。5はアンテナの支柱である。反射鏡1がSMCプ
レス成形されたものである場合は、第6図の断面図のよ
うな構造をもっている。6は表面が回転放物面をなすよ
うに形成されたGFRP(グラスファイバー強化プラスチッ
ク)製の強化層で、その凹面上にはカーボンマットや金
属メッシュ等で作られた反射層7が設けられている。反
射層7の表面も回転放物面の凹面をなすように形成され
ていることは言う迄もない。反射層7の表面には保護用
塗膜のような表面層8が形成されている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のような従来のパラボラ反射鏡のうち第7図に示
すようなSMCプレス成形されたものでは、充分の強度を
持たせるためには強化層6を厚くしたり、補強リブ61を
設ける必要があり、重量が重くなる欠点がある。一方、
金属プレス成形された反射鏡では、その肉厚を薄くすれ
ば、重量は軽くなり、製造コストも安くなるが、衝撃に
より変形し易い欠点がある。このため、これらSMCプレ
ス成形されたパラボラ反射鏡、金属プレス成形されたパ
ラボラ反射鏡はいずれも常設アンテナとしては有効であ
るが、電測あるいはキャンプ等に用いる移動式のパラボ
ラアンテナ用としては少しの衝撃で変形したり破損する
危険性があり、取扱い難い欠点がある。
<問題点を解決するための手段> この発明は、強度面よりもむしろ反射鏡の軽量化をは
かり、電測やキャンプ用として自由に移動して使用でき
る簡易設置アンテナ用に適したパラボラ反射鏡を提供す
ることを目的としたものである。
この発明のパラボラ反射鏡は、回転放物面となる凹面
を形成された軽量の発泡樹脂製の第1の強化層と、この
第1の強化層とは別個に形成されており、上記凹面と実
質的に嵌合する回転放物面の凸面が形成された同じく軽
量の発泡樹脂製の第2の強化層と、これら第1及び第2
の強化層との間に挟み込まれた導電製の反射層とからな
っている。反射層としては、(a)カーボンマット、
(b)カーボンクロス、導電性クロス等の可撓性を備え
たものが使用される。
<作用> この発明のパラボラ反射鏡では、可撓性を備えた導電
反射層の全面及び背面を、発泡樹脂製の第1及び第2の
強化層の凹面と凸面とによって挟み込んでいるので、発
泡樹脂自体の機械的強度はそれ程大ではないが、上記反
射層は充分に保護される。特に、発泡樹脂は衝撃を比較
的良く吸収するから、多少の衝撃が加えられることがあ
っても、最も重要な部分である反射層が変形する可能性
は極めて小さい。また、発泡樹脂の電気的特性は空気と
ほとんど同じであるから、電波の損失は殆どない。
<実施例の説明> 第1図乃至第3図はこの発明による反射鏡の第1の実
施例を示し、10、11はいずれも例えば50倍発泡ポリスチ
レンからなる発泡樹脂で成形された強化層で、一方の強
化層10の一面にはオフセットパラボラの回転放物面の凹
面12が形成され、他の強化層11の一面には上記凹面12と
嵌合する回転放物面の凸面13が形成されている。14は例
えば柔軟性であるカーボンマットの反射層で、その形状
は上記強化層10、11によってサンドイッチ状に挟み込ま
れるように定められている。第2図は、反射層14を1対
の強化層10、11で挟み込んで作られたこの発明の反射鏡
の断面を示す。ここで使用される反射層14としては、前
記カーボンマットの他にカーボンクロス、導電性繊維ク
ロス、金属繊維クロス等の各種導電性クロスの成形品等
を使用することができる。
上記の実施例の反射鏡では、反射層14は、従来の反射
鏡と同様に95%以上の反射効率を持つように作られてい
る必要がある。前面の強化層11は、例えば50倍発泡ポリ
スチレンにより最大厚みが50mm程度に作られておれば、
利得の損失は0.1dB以下であり、位相歪等によるパター
ンの低下や電圧定在波比(VSWR)の低下も殆どないこと
が判った。
第4図はこの発明によるパラボラ反射鏡を使用して作
られたパラボラアンテナの一例を示す斜視図で、発泡樹
脂の強化層10、11と両者の間に形成された反射層とによ
り構成された反射鏡20の上下には強度を持たせるためと
スタンドの取付け目的から断面がコ字上の枠体21、22が
嵌め込まれており、これらの各枠体は貫通ボルト23によ
り反射鏡20に締付けられている。LNB及びフィードホー
ン24はアーム25によって枠体22に取付けられている。こ
の場合、フィードホーンの位相中心点が反射層14の回転
放物面の焦点位置と一致するように上記LNB及びフィー
ドホーン24の位置が定められていることは言う迄もな
い。反射鏡20の背面において枠体21、22に取付けられた
パイプ26、26、これらのパイプにピン27、27によって枢
支されたパイプ28、及びこのパイプ28とパイプ26の枠体
21に近い部分との間に設けられたターンバックル29によ
りアンテナスタンドが構成されている。ターンバックル
29を調整することにより電波の到来方向Aに向けてアン
テナの仰角が調整される。上記の実施例は、この発明を
オフセットパラボラ反射鏡に実施したものであるが、通
常のパラボラ反射鏡にこの発明を実施できることはいう
までもない。
<効果> 本発明によるパラボラ反射鏡は、可撓性を有する導電
反射層の前面と後面を、発泡樹脂製の第1の強化層に形
成した所定の回転放物面の凹面と、発泡樹脂製の第2の
強化層に形成した回転放物面の凸面であって、上記回転
放物面の凹面と実質的に嵌合するものとによって挟み込
んだ構造である。従って、導電反射層を第1及び第2の
強化層で挟み込む作業だけで、軽量でかつ反射層の前後
両面が損傷を受けにくい反射鏡を製造できる。例えば、
米国特許第3169311号の明細書には、合成樹脂またはプ
ラスチック製のブロックに凹面を形成し、この凹面にホ
ットメルト金属化技術または金属溶射によって導電反射
層を形成することが開示されているが、これでは凹面の
形成、金属溶射等の作業が必要であり、製造が面倒であ
るし、反射層が露出しているので、運搬等の際に反射層
が破損しやすい。反射鏡の凹面を保護するために、凹面
に樹脂を充填するものが例えば特開昭60−13900号公報
き開示されているが、反射鏡自体はアルミニウム板のよ
うな自立金属によって構成されているので、かなりの重
量を有するが、その上に樹脂を充填しているので、益々
重量が重くなる。特開昭60−139003号公報の技術を用い
て、米国特許第3169311号の反射鏡の全面を樹脂で平坦
になるまで覆った場合、凹面に反射層を形成する工程
と、凹面を充填する工程との2工程が必要であり、その
製造が面倒になる。
このように本発明によれば、別個に形成され、それぞ
れ凹面と凸面を有する第1及び第2の強化層と、これら
強化層の凹面と凸面との間に挟み込まれる可撓性を有す
る反射層とから構成されているので、軽量でかつ反射層
の両面が損傷しにくく、製造が容易なパラボラ反射鏡を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパラボラ反射鏡の第1の実施例
の組立前の状態を示す断面図、第2図はその組立後の状
態を示す断面図、第3図は第1図の組立前の状態を示す
斜視図、第4図はこの発明のパラボラ反射鏡を使用して
いる作られたパラボラアンテナの一例を示す斜視図、第
5図は従来のパラボラアンテナの例を示す斜視図、第6
図は従来のパラボラアンテナで使用されているパラボラ
反射鏡の一部の拡大断面図である。 10、11……発泡樹脂製強化層、14……反射層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の回転放物面の凹面が形成された発泡
    樹脂製の第1の強化層と、この第1の強化層とは別個に
    設けられており上記回転放物面の凹面と実質的に嵌合す
    る回転放物面の凸面が形成された発泡樹脂製の第2の強
    化層と、上記第1及び第2の強化層の上記凹面と凸面と
    の間に挟み込まれておりカーボンマットまたは導電性ク
    ロスからなる可撓性を備えた導電性反射層とを、具備す
    るパラボラ反射鏡。
JP62082114A 1987-04-01 1987-04-01 パラボラ反射鏡 Expired - Lifetime JP2592601B2 (ja)

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JPS63246904A JPS63246904A (ja) 1988-10-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3169311A (en) 1961-06-28 1965-02-16 Bernard I Small Method of making a dish-shaped antenna reflector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139003A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 Toshiba Corp アンテナ装置

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US3169311A (en) 1961-06-28 1965-02-16 Bernard I Small Method of making a dish-shaped antenna reflector

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