JP3625142B2 - 基地局アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は移動通信における基地局アンテナ装置に利用され、水平面内ビーム幅が60°のアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車・携帯電話方式の基地局では通話品質改善のためダイバーシチ受信が採用されている。セクタ化された無線ゾーン構成の場合、スペースダイバーシチがよく用いられている。しかし、スペースダイバーシチは2つのアンテナをある一定間隔以上離して設置しなくてはならず、アンテナ設置空間が大きいという欠点があり、設置空間の小さいダイバーシチブランチとしては異偏波間の多重伝搬路特性の違いを利用した偏波ダイバーシチが有利である。偏波タイバーシチアンテナ構成としては垂直偏波アンテナおよび水平偏波アンテナのそれぞれを構成することにより実現できる。
【0003】
今、6セクタ無線ゾーン構成に偏波ダイバーシチを適用すると、水平面内ビーム幅は60°となる必要がある。ここで、アンテナ設計条件を、できるだけ小型化することと、フロントバック比(以下F/B比)を大きくすることとすると、従来技術である鉛直平面反射板に水平ダイポールアンテナを取り付けただけでは設計条件を十分満足できない。
【0004】
ここで、アンテナ装置にかぶせる保護用のレドームは、風圧荷重が最も小さい円形が利用されている。レドームが小さいほどアンテナは小型といえる。以下では、アンテナ装置にぎりぎり小さいレドームをつけた場合のレドーム直径でアンテナの小型化を叙述する。
図17に従来のこの種のアンテナ装置を示す。鉛直平面内で設けられた主反射板1の中央から0.25λ(λ:波長)離れたところに給電点21を有する水平偏波用ダイポールアンテナ2が主反射板1に平行に設けられている。このとき、水平面内ビーム幅をほぼ60°とするためには、主反射板1の幅W1は約1λ必要であり、レドーム直径も約1λ必要となる。このときの水平面指向性パターンを図18に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
アンテナ装置は鉄塔またはビル屋上に設置されることから、アンテナ荷重の削減と設置空間の軽減とをするためにアンテナの小型化は、アンテナ設計上、重要な課題である。
また、基地局アンテナ装置の水平面内指向性におけるF/B比は無線ゾーン間の干渉量を決定する重要な量である。F/B比を大きくすることは、より近くの無線ゾーン間で周波数の繰り返し利用を可能にする。F/B比の改善もアンテナ設計上、重要な課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、幅W1を有し、鉛直に配された主反射板と、これと対向し、距離G1だけ離れたところに給電点をもち、素子長がλ/2のV字型の水平面に配された水平偏波用ダイポールアンテナとを具備する。上記主反射板に対し、その両側縁に鉛直に配され、主反射板の垂直方向から外側にφの傾斜角をなし、その幅がTである側面反射板が設けられている。
【0007】
また、F/B比を改善するために、主反射板から、水平偏波用ダイポールアンテナと反対側に、距離Sだけ離れたところに幅W2(W2≦W1)の副反射板が設けられる。
更に水平偏波用ダイポールアンテナと同一平面内に、このダイポールアンテナの給電点から距離G2だけ、主反射板と反対側に離れたところに水平偏波用ダイポールアンテナと平行にV字型無給電素子が設置される。
【0008】
偏波ダイバーシチアンテナを構成するために、垂直偏波素子が、水平偏波用ダイポール素子と同じ側に、主反射板から距離D1だけ離れて設けられる。
垂直偏波素子としてはお互いに平行な2つの垂直半波長ダイポールアンテナで構成され、これら各垂直ダイポールアンテナから距離D2だけ主反射板と反対側に離れたところに、これらダイポールアンテナと平行な無給電素子が設けられる。
【0009】
また、水平偏波用ダイポールアンテナと垂直偏波素子の組の複数個が上下に配列されてアレイ化される。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施例1
図1にこの発明の実施例1を示す。従来技術の図17と対応する部分に同一番号をつけてある。この例は水平面内ビーム幅が60°の水平偏波用アンテナ装置である。主反射板1と、主反射板1の中心部から距離G1だけ離れたところに給電点21を有し、素子長がλ/2のV字型をした水平偏波用ダイポールアンテナ2とが設けられる。ダイポールアンテナ2は給電点21を屈折点として主反射板1側に鉛直面に対しθの傾斜角をもっている。また、主反射板1の両側縁にこれに沿って延長し、主反射板1と垂直方向から外側にそれぞれφの傾斜角をなし、その幅がTである側面反射板31,32が設置されている。
【0011】
主反射板1の幅W1、側面反射板31,32の幅Tと角度φ、ダイポールアンテナ2の傾斜角θ、主反射板1と給電点21の距離G1は、モーメント法による計算値を用いて各パラメータを決定し、最適化することができる。
この実施例では最適な値としては、W1は0.6λ〜0.8λ、側面反射板31,32の幅Tは0.13λ〜0.27λ,角度φは20°〜40°,ダイポールアンテナ2の傾斜角θは10°〜40°,主反射板1と給電点21の距離G1は0.25λ〜0.3λが好ましい。
【0012】
これらの理由は以下の通りである。即ちW1が0.6λ以下になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、F/Bも悪くなり、0.8λ以上にすることは、小型化の点で好ましくない。Tが0.13λ以下になると水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、0.2λ以上になると水平面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。φが20°以下になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、40°以上になると水平面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。θが10°以下になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、40°以上になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。G1が0.25λ以下になると、インピーダンス整合がとりにくく、0.3λ以上になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなる。
【0013】
図2Aは、使用周波数2GHzでW1=120mm(0.8λ),T=20mm(0.13λ),φ=30°,θ=30°,G1=37.5mm(0.25λ)の場合の水平面指向性パターンである。ビーム幅が59.84°を得ている。このときのレドーム直径は約140mm(0.93λ)である。
また、より小型な例として、図2Bは、使用周波数2GHzで、W1=90mm(0.6λ),T=40mm(0.27λ),φ=30°,θ=40°,G1=37.5mm(0.25λ)の場合の水平面指向性パターンである。ビーム幅は61.46°であり、レドーム直径は約129mm(0.86λ)である。
実施例2
図3にこの発明の実施例2を示す。実施例1のアンテナ装置では、ビーム幅は所望の60°を得るが、F/B比があまりよくない。F/B比を改善するために、実施例2では主反射板1の後方、つまりダイポールアンテナ2と反対側に副反射板4を対向設置した。アンテナの小型化が目的であるので、主反射板1と副反射板4の距離Sおよび副反射板4の幅W2は、副反射板4を設置しないときのレドーム内に収まる範囲値をとり、W2≦W1である。いずれの場合も、実施例1のアンテナ装置に比べF/B比は改善した。ここでは比較のため、実施例1のアンテナ装置のパラメータで副反射板を設置したものを示す。
【0014】
図4Aは図2Aの指向性をもつ図1のアンテナ装置(使用周波数2GHz,W1=0.8λ,T=0.13λ,φ=30°,θ=30°,G1=0.25λ)にS=20mm(0.13λ),W2=110mm(0.73λ)の副反射板4を設置した実施例2の水平面指向性パターンである。ビーム幅は60.77°であり、F/B比は15dBから21dBと6dBも改善した。
【0015】
図4Bは図2Bの指向性をもつ図1のアンテナ装置(2GHz,W1=0.6λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=0.25λ)にS=15mm(0.1λ),W2=80mm(0.53λ)の副反射板4を設置した実施例2の水平面指向性パターンである。ビーム幅は62.59°であり、F/B比は14dBから18dBと4dBも改善した。
実施例3
図5にこの発明の実施例3を示す。実施例1のアンテナ装置に、給電点21から距離G2だけ主反射板1と反対側に離れたところに屈折点がある無給電素子5を備えている。無給電素子5の鉛直面に対する傾斜角はθであり、一辺の長さをLとする。
【0016】
この実施例3では最適な値として、W1=0.6λ,T=0.1λ〜0.2λ,φ=15°〜30°,G1=0.25λ〜0.3λ,θ=20°〜40°,L=0.247λであり、G2はレドームが大きくならない範囲値をとる。これらの数値をとる理由は以下の理由にもとづく。即ちW1が0.6λ以下になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、0.6λ以上では全体の大きさが小型化にならない。Tが0.1λ以下になると、水平面内ビーム幅が安定せず、2GHzでは60°より極端に小さくなり、0.2λ以上になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。φが15°以下になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、30°以上になると水平面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。θが20°以下になると、水平面内ビーム幅が安定せず、2GHzでは60°より極端に小さくなり、40°以上になると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなる。Lが0.247λ以下になると、水平面内ビーム幅が1.9GHzおよび2.2GHzでは、60°より可成り大きくなり、2.0GHaで60°より可成り小さくなり、ビーム幅が安定しない。0.247λ以上では水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくなる。
【0017】
図6Aは使用周波数2GHzで、W1=90mm(0.6λ),T=20mm(0.13λ),φ=30°,G1=37.5mm(0.25λ),θ=20°,L=37mm(0.247λ),G2=35mm(0.23λ)の場合の水平面指向性パターンである。ビーム幅は58.00°を得ている。このときのレドーム直径は約110mm(0.73λ)である。
【0018】
より小型な例として、図6Bは2GHzで、W1=90mm(0.6λ),T=15mm(0.1λ),φ=15°,G1=45mm(0.3λ),θ=33.7°,L=37mm(0.247λ),G2=25.5mm(0.17λ)の場合の水平面指向性パターンである。ビーム幅は58.35°であり、このときのレドーム直径は約100mm(0.67λ)である。
実施例4
図7にこの発明の実施例4を示す。実施例3のアンテナ装置では、実施例1尾よび2に対してアンテナの小型化が図れるが、F/B比は悪い。F/B比を改善するために、実施例4では実施例3に対し、主反射板1の後方、つまりダイポールアンテナ2と反対側に副反射板4を主反射板1と対向して設置した。アンテナの小型化が目的であるので、主反射板1と副反射板4の距離Sおよび副反射板4の幅W2は、副反射板4を設置しないときのレドーム内に収まる範囲値をとり、W2≦W1である。いずれの場合も、実施例3のアンテナ装置に比べF/B比は改善した。ここでは比較のため、実施例3のアンテナ装置のパラメータで副反射板を設置したものを示す。
【0019】
図8Aは図6Aの指向性をもつ図5のアンテナ装置(W1=0.6λ,T=0.13λ,φ=30°,G1=0.25λ,θ=20°,L=0.247λ,G2=0.23λ)にS=9mm(0.06λ),W2=75mm(0.5λ)の副反射板4を設置した実施例4の水平面指向性パターンである。ビーム幅は58.61°であり、サイドローブが−13dBから−18dBに改善され、バックローブが−15.5dBから−24dBに改善された。
【0020】
図8Bは図6Bの指向性をもつ図5のアンテナ装置(W1=0.6λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3λ,θ=33.7°,L=0.247λ,G2=0.17λ)にS=9mm(0.6λ),W2=80mm(0.53λ)の副反射板4を設置した実施例4の水平面指向性パターンである。ビーム幅は58.20°であり、サイドローブが−13.5dBから−18dBに改善され、バックローブが−16dBから−24dBに改善された。
実施例5
図9にこの発明の実施例5を示す。この例は垂直偏波用アンテナと共通の主反射板1、側面反射板31,32、副反射板4を用いて、2素子の120°ビームアンテナを同位相・同振幅で合成し、水平面内ビーム幅が60°を得る垂直偏波用アンテナを備えた偏波ダイバーシチアンテナである。主反射板1に対し、V字型ダイポールアンテナ2と同じ側に、主反射板1から距離D1だけ離れ、V字型ダイポールアンテナ2を挟むように、互いに平行な2つの垂直半波長ダイポールアンテナ61,62がおかれ、ダイポールアンテナ61,62をそれぞれ含み、主反射板1に対し直角な平面内に、それぞれダイポールアンテナ61,62から距離D2だけ、主反射板1と反対側に離れたところにダイポールアンテナ61,62と平行にそれぞれ対向した無給電素子71,72が設けられている。D1,D2は、水平偏波用アンテナ装置を設計したあとに、レドーム直径が大きくならない範囲値をとる。
【0021】
ここでは最適な値として2GHzで、W1=0.67λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3λ,θ=33.7°,G2=0.17λ,S=0.067λ,W2=0.6λ,D1=0.25λ,D2=0.17λとする。この時のレドーム直径は約0.72λである。ここでD1を0.25λにしたのは、一般にD1をλ/4とするのがインピーダンス整合がもっともとれ易いからである。
【0022】
図10Aは上記各値による水平偏波の水平面指向性パターンを示したものであり、ビーム幅は56.67°であり、図10Bは垂直偏波の水平面指向性パターンを示したものである。どちらもビーム幅は60.51°,F/B比は約20dB以上となり、良好な値が得られた。
実施例5において、V字型ダイポールアンテナ2と、垂直半波長ダイポールアンテナ61,62の各給電点は必ずしも同一水平面内に設ける必要はない、例えば図11に示すように上下にずらしてもよい。つまり、垂直半波長ダイポールアンテナ61,62は鉛直方向から見た場合に、V字型ダイポールアンテナ2を挟んだ配置となっていればよい。この上下の差hは任意に選ぶことができる。図11中のhを75mm(0.5λ)とし、その他の各値は図9に対する最適値とした場合、水平偏波の水平面指向性パターンを図12Aに、垂直偏波の水平面指向性パターンを図12Bにそれぞれ示す。前者のビーム幅は55.45°であり、後者のビーム幅は60.14°である。
実施例6
図13にこの発明の実施例6を示す。これは、図9に示した実施例を上下にアレイ化した場合である。即ち、図9中のV字型ダイポールアンテナ2,V字型無給電素子5,垂直半波長ダイポールアンテナ61,62,垂直無給電素子71,72の一組と、同一の相対的配置をしたV字型ダイポールアンテナ2′,V字型無給電素子5′,垂直半波長ダイポールアンテナ61′,62′,垂直無給電素子71′,72′の組を、前者に対し間隔Hだけあけて下に配置する。H>0であればよいが、1波長までは間隔を大きくとった方が高い利得が得られ、それより大きく離すとかえって利得が低下する。従って、H=λが一般的である。
【0023】
H=150mm(1λ)とし、その他の値を図9の最適値とした場合の水平偏波の水平面指向性パターンを図14Aに、垂直偏波の水平面指向性パターンを図14Bにそれぞれ示す。前者のビーム幅は60.97°であり、後者のビーム幅は59.62°である。
実施例7
図15にこの発明の実施例7を示す。これは図11に示した実施例を、上下にアレイ化したものである。即ち、図11中のV字型ダイポールアンテナ2,V字型無給電素子5,垂直半波長ダイポールアンテナ61,62,垂直無給電素子71,72の一組と、同一の相対的配置をしたV字型ダイポールアンテナ2′,V字型無給電素子5′,垂直半波長ダイポールアンテナ61′,62′,垂直無給電素子71′,72′の組を、前者に対し間隔Hだけあけて下に配置する。この場合もHについては、実施例6と同様のことが言える。
【0024】
h=75mm(0.5λ),H=150mm(1λ)とし、その他の各値は図9の実施例の最適値とした場合の水平偏波水平面指向性パターンを図16Aに、垂直偏波水平面指向性パターンを図16Bにそれぞれ示す。前者のビーム幅は60.12°,後者のビーム幅は59.35°である。
実施例6および7でのアレイ化は、二組により構成したが、三組以上を上下に配列してアレイ化してもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、水平偏波用アンテナ装置において、側面反射板を主反射板に対して斜めにつけ、V字型水平半波長ダイポールアンテナを用いることにより、レドーム直径が小さいアンテナ装置を設計することができる。特にV字型の無給電素子を併用することにより一層小型化することができた。
【0026】
更に主反射板の背後に副反射板を設けることによりF/B比が大きくなった。また、水平偏波用アンテナ装置の同一の主反射板と側面反射板と副反射板を用いて、水平偏波と垂直偏波ともに水平面内ビーム幅が60°の偏波ダイバーシチブランチが実現できる。スペースダイバーシチアンテナよりも小型化が図れるため、基地局アンテナにおいてアンテナ設置空間の軽減が図れる。
【0027】
垂直アレイ化により利得を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは実施例1のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図2】Aは実施例1において2GHzでの、W1=0.8λ,T=0.13λ,φ=30°,θ=30°,G1=0.25λの場合の水平面内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=0.25λの場合の水平面内指向性を示す図である。
【図3】Aは実施例2のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図4】Aは実施例4において2GHzでのW1=0.6λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=0.25λ,S=0.13λ,W2=0.73λの場合の水平面内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=0.25λ,S=0.1λ,W2=0.53λの場合の水平面内指向性を示す図である。
【図5】Aは実施例3のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図6】Aは実施例3において2GHzでのW1=0.6λ,T=0.13λ,φ=30°,G1=0.25λ,θ=20°,L=0.247λ,G2=0.23λの場合の水平面内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3λ,θ=33.7°,L=0.247λ,G2=0.17λの場合の水平面内指向性を示す図である。
【図7】Aは実施例4のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図8】Aは実施例4において2GHzでのW1=0.6λ,T=0.13λ,φ=30°,G1=0.25λ,θ=20°,L=0.247λ,G2=0.23λ,S=0.06λ,W2=0.5λの場合の水平面内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3λ,θ=33.7°,L=0.247λ,G2=0.17λ,S=0.6λ,W2=0.53λの場合の水平面内指向性を示す図である。
【図9】Aは実施例5のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図10】Aは実施例5における2GHzでの水平偏波の水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向性を示す図である。
【図11】実施例5の変形例を示す傾斜図。
【図12】Aは図11の変形例における2GHzでの水平偏波の水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面指向性を示す図である。
【図13】実施例6のアンテナ装置の傾斜図。
【図14】Aは実施例6における2GHzでの水平偏波の水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向性を示す図である。
【図15】実施例7のアンテナ装置の傾斜図。
【図16】Aは実施例7における2GHzでの水平偏波の水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向性を示す図である。
【図17】Aは従来のアンテナ装置の傾斜図、Bはその平面図である。
【図18】図17の従来のアンテナ装置における2GHzでのW1=15mm,G1=37.5mm,ダイポールアンテナの長さ=75mmの場合の水平面内指向性を示す図。
Claims (6)
- 鉛直に配された、幅W1を有する主反射板と、
その主反射板に対し、平行に距離G1だけ離れ、水平面内に配された水平偏波用ダイポールアンテナとを具備し、
上記水平偏波用ダイポールアンテナはその給電点から上記主反射板方向にθ=10°〜40°の傾斜角をもち、素子長がλ/2(λ:波長)のV字型ダイポール素子であり、
上記主反射板はその両側縁に主反射板に対し垂直方向から外側にφ=15°〜30°の傾斜角をなし、幅がT=0 . 13λ〜0 . 27λの側面反射板を有し、上記W1は0 . 6λ〜0 . 8λ、上記Gは0 . 25λ〜0 . 3λであり、水平面内ビーム幅が60°であることを特徴とする基地局アンテナ装置。 - 請求項1記載の装置において、
上記主反射板から、上記水平偏波用ダイポール素子と逆側に距離Sだけ離れ、主反射板と対向し、幅W2(W2≦W1)の副反射板が設けられていることを特徴とする基地局アンテナ装置。 - 請求項1または2記載の装置において、上記水平偏波用ダイポール素子を含む平面内で、上記給電点から距離G2だけ上記反射板と反対側に離れ、主反射板方向にθの傾斜角をなし、一辺の長さがL=0 . 247λのV字型無給電素子を配されていることを特徴とする基地局アンテナ装置。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の装置において、
上記主反射板に対し、上記水平偏波用ダイポールアンテナと同一側に120°ビームの2個の垂直偏波素子が配され、これら垂直偏波素子が同位相、同振幅で合成され、水平面内ビーム幅が60°であるとされて偏波ダイバーシチアンテナが構成されていることを特徴とする基地局アンテナ装置。 - 請求項4に記載の装置において、
上記2個の垂直偏波素子は鉛直方向からみて上記水平偏波ダイポールアンテナを挟んで設けられ、これらとそれぞれ平行した垂直無給電素子がそれぞれ上記主反射板と反対側に配されていることを特徴とする基地局アンテナ装置。 - 請求項4または5に記載の装置において、
上記水平偏波用ダイポールアンテナと上記垂直偏波素子との組が複数組上下に配列されていることを特徴とする基地局アンテナ装置。
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