JP2004032392A - 偏波ダイバーシチダイポールアンテナ - Google Patents

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JP2004032392A
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dipole antenna
antenna
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polarized waves
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Riyouji Matsubara
松原 亮滋
Toshiyuki Ando
安藤 敏之
Mikihiro Ito
伊藤 幹浩
Osamu Tazaki
田崎 修
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】偏波間結合減衰量が大きい偏波ダイバーシチダイポールアンテナを提供する。
【解決手段】偏波角が互いに異なる偏波を放射する2つのダイポールアンテナ素子1a,2aの交差角が75°〜85°の範囲にある。反射による影響を解消して偏波間結合減衰量を大きくすることができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の偏波を複数のアンテナ素子から放射する偏波ダイバーシチダイポールアンテナに係り、特に、偏波間結合減衰量が大きい偏波ダイバーシチダイポールアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来の偏波ダイバーシチダイポールアンテナを示す(ただし、配線は図示しない)。図示のように、ある偏波面を持つ複数のダイポールアンテナ素子1a,1b,…,1nが配列されてアレイアンテナ1(図中にこの符号1は示さない)が構成されている。そして、その偏波面とは直交する偏波面を持つ複数のダイポールアンテナ素子2a,2b,…,2nが配列されてアレイアンテナ2(図中にこの符号2は示さない)が構成されている。これらのアレイアンテナは、互いに直交する偏波を放射するアレイアンテナ2であるため、アンテナ交差角が90°になるよう、基板3の上に配置されている。この基板3がカバー4で覆われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、ダイポールアンテナ素子1aから放射された電波5がカバー4で反射され、ダイポールアンテナ素子2bで受信されることがある。このとき、偏波面が互いに直交する2つのアレイアンテナ1、2の間で、本来は大きいほうが望ましい偏波間結合減衰量が減少し、特性が劣化するという問題がある。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、偏波間結合減衰量が大きい偏波ダイバーシチダイポールアンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、偏波角が互いに異なる偏波を放射する2つのダイポールアンテナ素子の交差角が75°〜85°の範囲にあるものである。
【0006】
前記2つのダイポールアンテナ素子が少なくとも1つの周波数帯域において用いられてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0008】
図1に示されるように、本発明に係る偏波ダイバーシチダイポールアンテナは、ある偏波面を持つ複数のダイポールアンテナ素子1a,1b,…,1nが配列されてアレイアンテナが構成されていると共に、その偏波面と交差する偏波面を持つ複数のダイポールアンテナ素子2a,2b,…,2nが配列されてアレイアンテナが構成されている。これらのダイポールアンテナ素子1a,1b,…,1n,2a,2b,…,2nは基板3の上に配置されている。この基板3がカバー4で覆われている。
【0009】
この偏波ダイバーシチダイポールアンテナは、2つのダイポールアンテナ素子1a,1b,…,1n,2a,2b,…,2nが1つの周波数帯域において用いられるものである。
【0010】
図4との相違点は、アンテナ交差角が90°ではなく、例えば、80°に設定されていることである。即ち、本発明では、図4で説明した電波5の影響を解消するために、アンテナ交差角を75°〜85°の範囲内で調整している。
【0011】
アンテナ交差角を変えると、ダイポールアンテナ素子1a,1b,…,1nとダイポールアンテナ素子2a,2b,…,2nとの間で、カバー4で反射する電波の経路が変わる。そのため、干渉の山と谷の条件が変わり、電波5の影響を解消できるアンテナ交差角が存在する。このようなアンテナ交差角を設定すれば、偏波間結合減衰量を大きくすることができる。そこで、アンテナ交差角を調整してみたところ、75°〜85°の範囲内で調整すれば、良い条件を求められることが分かった。
【0012】
アンテナ交差角の変更により放射電波の偏波面も変わるが、アンテナ交差角を75°〜85°の間にしておけば、極端な交差偏波識別度の劣化はない。
【0013】
以上により、偏波間結合減衰量が大きい偏波ダイバーシチダイポールアンテナを提供することができた。
【0014】
次に、本発明の他の実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
図2に示されるように、本発明に係る2周波共用アンテナは、1.5GHz帯アンテナ素子6と2GHz帯アンテナ素子7とが交互に並んでいる。3は基板、4はカバーである。
【0016】
このように異なる周波数帯アンテナ素子を並べた多周波数アンテナは、図4に示したような1周波数アンテナに比べてアンテナ素子相互の間隔が狭くなるので、互いの影響が大きくなり、偏波間結合減衰量が減少してしまう傾向がある。従来のまま、アンテナ素子6におけるダイポールアンテナ素子のアンテナ交差角が90°であると、偏波間結合減衰量の減少が避けられないが、図2のように、アンテナ交差角を、例えば、80°に設定すれば偏波間結合減衰量を大きくすることができる。
【0017】
このように本発明は、多周波数アンテナの少なくとも1つの周波数帯域において偏波角が互いに異なる偏波を放射する2つのダイポールアンテナ素子の交差角を75°〜85°の範囲とすることにより、偏波間結合減衰量を大きくすることができる。
【0018】
図2の2周波共用アンテナにおける1.5GHz帯の偏波間結合減衰量と2つのダイポールアンテナ素子の交差角との関係を図3に示す。図示のように、偏波間結合減衰量はアンテナ交差角75°〜85°の間で特に大きく、交差角約80°が最善となっている。
【0019】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0020】
(1)偏波間結合減衰量を大きくすることができるので、通信の品質が向上する。
【0021】
(2)基板に対するダイポールアンテナ素子の取り付け角を調整するだけで実現できるので、特別な部材の追加を要せず、構成が簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す偏波ダイバーシチダイポールアンテナの構造図である。(a)は平面図(上面図)、(b)は斜視図(鳥瞰図)である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す多周波数アンテナの構造図である。(a)は平面図(上面図)、(b)は斜視図(鳥瞰図)である。
【図3】図2の多周波数アンテナの1周波数における偏波間結合減衰量とアンテナ交差角との関係を示す特性図である。
【図4】従来の偏波ダイバーシチダイポールアンテナの構造図である。(a)は平面図(上面図)、(b)は斜視図(鳥瞰図)である。
【符号の説明】
1a,1b,…,1n,2a,2b,…,2n ダイポールアンテナ素子
3 基板
4 カバー

Claims (2)

  1. 偏波角が互いに異なる偏波を放射する2つのダイポールアンテナ素子の交差角が75°〜85°の範囲にあることを特徴とする偏波ダイバーシチダイポールアンテナ。
  2. 前記2つのダイポールアンテナ素子が少なくとも1つの周波数帯域において用いられることを特徴とする請求項1記載の偏波ダイバーシチダイポールアンテナ。
JP2002186210A 2002-06-26 2002-06-26 偏波ダイバーシチダイポールアンテナ Pending JP2004032392A (ja)

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