JP2000124733A - 基地局アンテナ装置 - Google Patents

基地局アンテナ装置

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JP2000124733A
JP2000124733A JP10295045A JP29504598A JP2000124733A JP 2000124733 A JP2000124733 A JP 2000124733A JP 10295045 A JP10295045 A JP 10295045A JP 29504598 A JP29504598 A JP 29504598A JP 2000124733 A JP2000124733 A JP 2000124733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平面内ビーム幅が60°でF/Bが高く、
小型化可能な偏波ダイバーシチ構成とする。 【解決手段】 鉛直に配された主反射板1の中心部に対
し、G1だけ離れて給電点21を有するV字形水平偏波
ダイポールアンテナ2が配され、これと平行に主反射板
1と反対側にV字形無給電素子5が配され、これらを挟
んで、垂直ダイポールアンテナ61,62と、その主反
射板1と反対側に垂直無給電素子71,72が配され
る。主反射板1の両側縁に外側に開いた側面反射板3
1,32が配され、主反射板1のダイポールアンテナ2
と反対側に副反射板4が対向配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動通信における
基地局アンテナ装置に利用され、水平面内ビーム幅が6
0°のアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車・携帯電話方式の基地局では通話
品質改善のためダイバーシチ受信が採用されている。セ
クタ化された無線ゾーン構成の場合、スペースダイバー
シチがよく用いられている。しかし、スペースダイバー
シチは2つのアンテナをある一定間隔以上離して設置し
なくてはならず、アンテナ設置空間が大きいという欠点
があり、設置空間の小さいダイバーシチブランチとして
は異偏波間の多重伝搬路特性の違いを利用した偏波ダイ
バーシチが有利である。偏波タイバーシチアンテナ構成
としては垂直偏波アンテナおよび水平偏波アンテナのそ
れぞれを構成することにより実現できる。
【0003】今、6セクタ無線ゾーン構成に偏波ダイバ
ーシチを適用すると、水平面内ビーム幅は60°となる
必要がある。ここで、アンテナ設計条件を、できるだけ
小型化することと、フロントバック比(以下F/B比)
を大きくすることとすると、従来技術である鉛直平面反
射板に水平ダイポールアンテナを取り付けただけでは設
計条件を十分満足できない。
【0004】ここで、アンテナ装置にかぶせる保護用の
レドームは、風圧荷重が最も小さい円形が利用されてい
る。レドームが小さいほどアンテナは小型といえる。以
下では、アンテナ装置にぎりぎり小さいレドームをつけ
た場合のレドーム直径でアンテナの小型化を叙述する。
図17に従来のこの種のアンテナ装置を示す。鉛直平面
内で設けられた主反射板1の中央から0.25λ(λ:波
長)離れたところに給電点21を有する水平偏波用ダイ
ポールアンテナ2が主反射板1に平行に設けられてい
る。このとき、水平面内ビーム幅をほぼ60°とするた
めには、主反射板1の幅W1は約1λ必要であり、レド
ーム直径も約1λ必要となる。このときの水平面指向性
パターンを図18に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アンテナ装置は鉄塔ま
たはビル屋上に設置されることから、アンテナ荷重の削
減と設置空間の軽減とをするためにアンテナの小型化
は、アンテナ設計上、重要な課題である。また、基地局
アンテナ装置の水平面内指向性におけるF/B比は無線
ゾーン間の干渉量を決定する重要な量である。F/B比
を大きくすることは、より近くの無線ゾーン間で周波数
の繰り返し利用を可能にする。F/B比の改善もアンテ
ナ設計上、重要な課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、幅W
1を有し、鉛直に配された主反射板と、これと対向し、
距離G1だけ離れたところに給電点をもち、素子長がλ
/2のV字型の水平面に配された水平偏波用ダイポール
アンテナとを具備する。上記主反射板に対し、その両側
縁に鉛直に配され、主反射板の垂直方向から外側にφの
傾斜角をなし、その幅がTである側面反射板が設けられ
ている。
【0007】また、F/B比を改善するために、主反射
板から、水平偏波用ダイポールアンテナと反対側に、距
離Sだけ離れたところに幅W2(W2≦W1)の副反射
板が設けられる。更に水平偏波用ダイポールアンテナと
同一平面内に、このダイポールアンテナの給電点から距
離G2だけ、主反射板と反対側に離れたところに水平偏
波用ダイポールアンテナと平行にV字型無給電素子が設
置される。
【0008】偏波ダイバーシチアンテナを構成するため
に、垂直偏波素子が、水平偏波用ダイポール素子と同じ
側に、主反射板から距離D1だけ離れて設けられる。垂
直偏波素子としてはお互いに平行な2つの垂直半波長ダ
イポールアンテナで構成され、これら各垂直ダイポール
アンテナから距離D2だけ主反射板と反対側に離れたと
ころに、これらダイポールアンテナと平行な無給電素子
が設けられる。
【0009】また、水平偏波用ダイポールアンテナと垂
直偏波素子の組の複数個が上下に配列されてアレイ化さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施例1 図1にこの発明の実施例1を示す。従来技術の図17と
対応する部分に同一番号をつけてある。この例は水平面
内ビーム幅が60°の水平偏波用アンテナ装置である。
主反射板1と、主反射板1の中心部から距離G1だけ離
れたところに給電点21を有し、素子長がλ/2のV字
型をした水平偏波用ダイポールアンテナ2とが設けられ
る。ダイポールアンテナ2は給電点21を屈折点として
主反射板1側に鉛直面に対しθの傾斜角をもっている。
また、主反射板1の両側縁にこれに沿って延長し、主反
射板1と垂直方向から外側にそれぞれφの傾斜角をな
し、その幅がTである側面反射板31,32が設置され
ている。
【0011】主反射板1の幅W1、側面反射板31,3
2の幅Tと角度φ、ダイポールアンテナ2の傾斜角θ、
主反射板1と給電点21の距離G1は、モーメント法に
よる計算値を用いて各パラメータを決定し、最適化する
ことができる。この実施例では最適な値としては、W1
は0.6λ〜0.8λ、側面反射板31,32の幅Tは0.1
3λ〜0.27λ,角度φは20°〜40°,ダイポール
アンテナ2の傾斜角θは10°〜40°,主反射板1と
給電点21の距離G1は0.25λ〜0.3λが好ましい。
【0012】これらの理由は以下の通りである。即ちW
1が0.6λ以下になると、水平面内ビーム幅が60°よ
り可成り大きくなり、F/Bも悪くなり、0.8λ以上に
することは、小型化の点で好ましくない。Tが0.13λ
以下になると水平面内ビーム幅が60°より可成り大き
くなり、0.2λ以上になると水平面内ビーム幅が60°
より可成り小さくなる。φが20°以下になると、水平
面内ビーム幅が60°より可成り大きくなり、40°以
上になると水平面内ビーム幅が60°より可成り小さく
なる。θが10°以下になると、水平面内ビーム幅が6
0°より可成り大きくなり、40°以上になると、水平
面内ビーム幅が60°より可成り小さくなる。G1が0.
25λ以下になると、インピーダンス整合がとりにく
く、0.3λ以上になると、水平面内ビーム幅が60°よ
り可成り大きくなる。
【0013】図2Aは、使用周波数2GHzでW1=12
0mm(0.8λ),T=20mm(0.13λ),φ=3
0°,θ=30°,G1=37.5mm(0.25λ)の場
合の水平面指向性パターンである。ビーム幅が59.84
°を得ている。このときのレドーム直径は約140mm
(0.93λ)である。また、より小型な例として、図2
Bは、使用周波数2GHzで、W1=90mm(0.6
λ),T=40mm(0.27λ),φ=30°,θ=4
0°,G1=37.5mm(0.25λ)の場合の水平面指
向性パターンである。ビーム幅は61.46°であり、レ
ドーム直径は約129mm(0.86λ)である。実施例2 図3にこの発明の実施例2を示す。実施例1のアンテナ
装置では、ビーム幅は所望の60°を得るが、F/B比
があまりよくない。F/B比を改善するために、実施例
2では主反射板1の後方、つまりダイポールアンテナ2
と反対側に副反射板4を対向設置した。アンテナの小型
化が目的であるので、主反射板1と副反射板4の距離S
および副反射板4の幅W2は、副反射板4を設置しない
ときのレドーム内に収まる範囲値をとり、W2≦W1で
ある。いずれの場合も、実施例1のアンテナ装置に比べ
F/B比は改善した。ここでは比較のため、実施例1の
アンテナ装置のパラメータで副反射板を設置したものを
示す。
【0014】図4Aは図2Aの指向性をもつ図1のアン
テナ装置(使用周波数2GHz,W1=0.8λ,T=0.1
3λ,φ=30°,θ=30°,G1=0.25λ)にS
=20mm(0.13λ),W2=110mm(0.73
λ)の副反射板4を設置した実施例2の水平面指向性パ
ターンである。ビーム幅は60.77°であり、F/B比
は15dBから21dBと6dBも改善した。
【0015】図4Bは図2Bの指向性をもつ図1のアン
テナ装置(2GHz,W1=0.6λ,T=0.27λ,φ=
30°,θ=40°,G1=0.25λ)にS=15mm
(0.1λ),W2=80mm(0.53λ)の副反射板4
を設置した実施例2の水平面指向性パターンである。ビ
ーム幅は62.59°であり、F/B比は14dBから1
8dBと4dBも改善した。実施例3 図5にこの発明の実施例3を示す。実施例1のアンテナ
装置に、給電点21から距離G2だけ主反射板1と反対
側に離れたところに屈折点がある無給電素子5を備えて
いる。無給電素子5の鉛直面に対する傾斜角はθであ
り、一辺の長さをLとする。
【0016】この実施例3では最適な値として、W1=
0.6λ,T=0.1λ〜0.2λ,φ=15°〜30°,G
1=0.25λ〜0.3λ,θ=20°〜40°,L=0.2
47λであり、G2はレドームが大きくならない範囲値
をとる。これらの数値をとる理由は以下の理由にもとづ
く。即ちW1が0.6λ以下になると、水平面内ビーム幅
が60°より可成り大きくなり、0.6λ以上では全体の
大きさが小型化にならない。Tが0.1λ以下になると、
水平面内ビーム幅が安定せず、2GHzでは60°より極
端に小さくなり、0.2λ以上になると、水平面内ビーム
幅が60°より可成り小さくなる。φが15°以下にな
ると、水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくな
り、30°以上になると水平面内ビーム幅が60°より
可成り小さくなる。θが20°以下になると、水平面内
ビーム幅が安定せず、2GHzでは60°より極端に小さ
くなり、40°以上になると、水平面内ビーム幅が60
°より可成り大きくなる。Lが0.247λ以下になる
と、水平面内ビーム幅が1.9GHzおよび2.2GHzでは、
60°より可成り大きくなり、2.0GHaで60°より可
成り小さくなり、ビーム幅が安定しない。0.247λ以
上では水平面内ビーム幅が60°より可成り大きくな
る。
【0017】図6Aは使用周波数2GHzで、W1=90
mm(0.6λ),T=20mm(0.13λ),φ=30
°,G1=37.5mm(0.25λ),θ=20°,L=
37mm(0.247λ),G2=35mm(0.23λ)
の場合の水平面指向性パターンである。ビーム幅は58.
00°を得ている。このときのレドーム直径は約110
mm(0.73λ)である。
【0018】より小型な例として、図6Bは2GHzで、
W1=90mm(0.6λ),T=15mm(0.1λ),
φ=15°,G1=45mm(0.3λ),θ=33.7
°,L=37mm(0.247λ),G2=25.5mm
(0.17λ)の場合の水平面指向性パターンである。ビ
ーム幅は58.35°であり、このときのレドーム直径は
約100mm(0.67λ)である。実施例4 図7にこの発明の実施例4を示す。実施例3のアンテナ
装置では、実施例1尾よび2に対してアンテナの小型化
が図れるが、F/B比は悪い。F/B比を改善するため
に、実施例4では実施例3に対し、主反射板1の後方、
つまりダイポールアンテナ2と反対側に副反射板4を主
反射板1と対向して設置した。アンテナの小型化が目的
であるので、主反射板1と副反射板4の距離Sおよび副
反射板4の幅W2は、副反射板4を設置しないときのレ
ドーム内に収まる範囲値をとり、W2≦W1である。い
ずれの場合も、実施例3のアンテナ装置に比べF/B比
は改善した。ここでは比較のため、実施例3のアンテナ
装置のパラメータで副反射板を設置したものを示す。
【0019】図8Aは図6Aの指向性をもつ図5のアン
テナ装置(W1=0.6λ,T=0.13λ,φ=30°,
G1=0.25λ,θ=20°,L=0.247λ,G2=
0.23λ)にS=9mm(0.06λ),W2=75mm
(0.5λ)の副反射板4を設置した実施例4の水平面指
向性パターンである。ビーム幅は58.61°であり、サ
イドローブが−13dBから−18dBに改善され、バ
ックローブが−15.5dBから−24dBに改善され
た。
【0020】図8Bは図6Bの指向性をもつ図5のアン
テナ装置(W1=0.6λ,T=0.1λ,φ=15°,G
1=0.3λ,θ=33.7°,L=0.247λ,G2=0.
17λ)にS=9mm(0.6λ),W2=80mm(0.
53λ)の副反射板4を設置した実施例4の水平面指向
性パターンである。ビーム幅は58.20°であり、サイ
ドローブが−13.5dBから−18dBに改善され、バ
ックローブが−16dBから−24dBに改善された。実施例5 図9にこの発明の実施例5を示す。この例は垂直偏波用
アンテナと共通の主反射板1、側面反射板31,32、
副反射板4を用いて、2素子の120°ビームアンテナ
を同位相・同振幅で合成し、水平面内ビーム幅が60°
を得る垂直偏波用アンテナを備えた偏波ダイバーシチア
ンテナである。主反射板1に対し、V字型ダイポールア
ンテナ2と同じ側に、主反射板1から距離D1だけ離
れ、V字型ダイポールアンテナ2を挟むように、互いに
平行な2つの垂直半波長ダイポールアンテナ61,62
がおかれ、ダイポールアンテナ61,62をそれぞれ含
み、主反射板1に対し直角な平面内に、それぞれダイポ
ールアンテナ61,62から距離D2だけ、主反射板1
と反対側に離れたところにダイポールアンテナ61,6
2と平行にそれぞれ対向した無給電素子71,72が設
けられている。D1,D2は、水平偏波用アンテナ装置
を設計したあとに、レドーム直径が大きくならない範囲
値をとる。
【0021】ここでは最適な値として2GHzで、W1=
0.67λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3λ,θ
=33.7°,G2=0.17λ,S=0.067λ,W2=
0.6λ,D1=0.25λ,D2=0.17λとする。この
時のレドーム直径は約0.72λである。ここでD1を0.
25λにしたのは、一般にD1をλ/4とするのがイン
ピーダンス整合がもっともとれ易いからである。
【0022】図10Aは上記各値による水平偏波の水平
面指向性パターンを示したものであり、ビーム幅は56.
67°であり、図10Bは垂直偏波の水平面指向性パタ
ーンを示したものである。どちらもビーム幅は60.51
°,F/B比は約20dB以上となり、良好な値が得ら
れた。実施例5において、V字型ダイポールアンテナ2
と、垂直半波長ダイポールアンテナ61,62の各給電
点は必ずしも同一水平面内に設ける必要はない、例えば
図11に示すように上下にずらしてもよい。つまり、垂
直半波長ダイポールアンテナ61,62は鉛直方向から
見た場合に、V字型ダイポールアンテナ2を挟んだ配置
となっていればよい。この上下の差hは任意に選ぶこと
ができる。図11中のhを75mm(0.5λ)とし、そ
の他の各値は図9に対する最適値とした場合、水平偏波
の水平面指向性パターンを図12Aに、垂直偏波の水平
面指向性パターンを図12Bにそれぞれ示す。前者のビ
ーム幅は55.45°であり、後者のビーム幅は60.14
°である。実施例6 図13にこの発明の実施例6を示す。これは、図9に示
した実施例を上下にアレイ化した場合である。即ち、図
9中のV字型ダイポールアンテナ2,V字型無給電素子
5,垂直半波長ダイポールアンテナ61,62,垂直無
給電素子71,72の一組と、同一の相対的配置をした
V字型ダイポールアンテナ2′,V字型無給電素子
5′,垂直半波長ダイポールアンテナ61′,62′,
垂直無給電素子71′,72′の組を、前者に対し間隔
Hだけあけて下に配置する。H>0であればよいが、1
波長までは間隔を大きくとった方が高い利得が得られ、
それより大きく離すとかえって利得が低下する。従っ
て、H=λが一般的である。
【0023】H=150mm(1λ)とし、その他の値
を図9の最適値とした場合の水平偏波の水平面指向性パ
ターンを図14Aに、垂直偏波の水平面指向性パターン
を図14Bにそれぞれ示す。前者のビーム幅は60.97
°であり、後者のビーム幅は59.62°である。実施例7 図15にこの発明の実施例7を示す。これは図11に示
した実施例を、上下にアレイ化したものである。即ち、
図11中のV字型ダイポールアンテナ2,V字型無給電
素子5,垂直半波長ダイポールアンテナ61,62,垂
直無給電素子71,72の一組と、同一の相対的配置を
したV字型ダイポールアンテナ2′,V字型無給電素子
5′,垂直半波長ダイポールアンテナ61′,62′,
垂直無給電素子71′,72′の組を、前者に対し間隔
Hだけあけて下に配置する。この場合もHについては、
実施例6と同様のことが言える。
【0024】h=75mm(0.5λ),H=150mm
(1λ)とし、その他の各値は図9の実施例の最適値と
した場合の水平偏波水平面指向性パターンを図16A
に、垂直偏波水平面指向性パターンを図16Bにそれぞ
れ示す。前者のビーム幅は60.12°,後者のビーム幅
は59.35°である。実施例6および7でのアレイ化
は、二組により構成したが、三組以上を上下に配列して
アレイ化してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、水平偏波用アンテナ装置において、側面反射板を主
反射板に対して斜めにつけ、V字型水平半波長ダイポー
ルアンテナを用いることにより、レドーム直径が小さい
アンテナ装置を設計することができる。特にV字型の無
給電素子を併用することにより一層小型化することがで
きた。
【0026】更に主反射板の背後に副反射板を設けるこ
とによりF/B比が大きくなった。また、水平偏波用ア
ンテナ装置の同一の主反射板と側面反射板と副反射板を
用いて、水平偏波と垂直偏波ともに水平面内ビーム幅が
60°の偏波ダイバーシチブランチが実現できる。スペ
ースダイバーシチアンテナよりも小型化が図れるため、
基地局アンテナにおいてアンテナ設置空間の軽減が図れ
る。
【0027】垂直アレイ化により利得を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは実施例1のアンテナ装置の傾斜図、Bはそ
の平面図である。
【図2】Aは実施例1において2GHzでの、W1=0.8
λ,T=0.13λ,φ=30°,θ=30°,G1=0.
25λの場合の水平面内指向性を示す図、BはW1=0.
6λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=
0.25λの場合の水平面内指向性を示す図である。
【図3】Aは実施例2のアンテナ装置の傾斜図、Bはそ
の平面図である。
【図4】Aは実施例4において2GHzでのW1=0.6
λ,T=0.27λ,φ=30°,θ=40°,G1=0.
25λ,S=0.13λ,W2=0.73λの場合の水平面
内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.27λ,
φ=30°,θ=40°,G1=0.25λ,S=0.1
λ,W2=0.53λの場合の水平面内指向性を示す図で
ある。
【図5】Aは実施例3のアンテナ装置の傾斜図、Bはそ
の平面図である。
【図6】Aは実施例3において2GHzでのW1=0.6
λ,T=0.13λ,φ=30°,G1=0.25λ,θ=
20°,L=0.247λ,G2=0.23λの場合の水平
面内指向性を示す図、BはW1=0.6λ,T=0.1λ,
φ=15°,G1=0.3λ,θ=33.7°,L=0.24
7λ,G2=0.17λの場合の水平面内指向性を示す図
である。
【図7】Aは実施例4のアンテナ装置の傾斜図、Bはそ
の平面図である。
【図8】Aは実施例4において2GHzでのW1=0.6
λ,T=0.13λ,φ=30°,G1=0.25λ,θ=
20°,L=0.247λ,G2=0.23λ,S=0.06
λ,W2=0.5λの場合の水平面内指向性を示す図、B
はW1=0.6λ,T=0.1λ,φ=15°,G1=0.3
λ,θ=33.7°,L=0.247λ,G2=0.17λ,
S=0.6λ,W2=0.53λの場合の水平面内指向性を
示す図である。
【図9】Aは実施例5のアンテナ装置の傾斜図、Bはそ
の平面図である。
【図10】Aは実施例5における2GHzでの水平偏波の
水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向
性を示す図である。
【図11】実施例5の変形例を示す傾斜図。
【図12】Aは図11の変形例における2GHzでの水平
偏波の水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面
指向性を示す図である。
【図13】実施例6のアンテナ装置の傾斜図。
【図14】Aは実施例6における2GHzでの水平偏波の
水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向
性を示す図である。
【図15】実施例7のアンテナ装置の傾斜図。
【図16】Aは実施例7における2GHzでの水平偏波の
水平面内指向性を示す図、Bは垂直偏波の水平面内指向
性を示す図である。
【図17】Aは従来のアンテナ装置の傾斜図、Bはその
平面図である。
【図18】図17の従来のアンテナ装置における2GHz
でのW1=15mm,G1=37.5mm,ダイポールア
ンテナの長さ=75mmの場合の水平面内指向性を示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J020 AA03 BA04 BA07 BC03 BC09 BD04 CA04 DA03 DA04 5J021 AA02 AA04 AA05 AA07 AA09 AA13 AB03 BA01 CA01 DB02 DB03 FA32 GA02 GA03 GA04 GA05 HA05 HA10 JA07 5J046 AA04 AA12 AA19 AB01 AB02 AB07 AB10 BA03 PA01 TA01 TA03 TA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直に配された、幅W1を有する主反射
    板と、 その主反射板に対し、平行に距離G1だけ離れ、水平面
    内に配された水平偏波用ダイポールアンテナとを具備
    し、 上記水平偏波用ダイポールアンテナはその給電点から上
    記主反射板方向にθの傾斜角をもち、素子長がλ/2
    (λ:波長)のV字型ダイポール素子であり、 上記主反射板はその両側縁に主反射板に対し垂直方向か
    ら外側にφの傾斜角をなし、幅がTの側面反射板を有す
    ることを特徴とする基地局アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 上記主反射板から、上記水平偏波用ダイポール素子と逆
    側に距離Sだけ離れ、主反射板と対向し、幅W2(W2
    ≦W1)の副反射板が設けられていることを特徴とする
    基地局アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の装置において、
    上記水平偏波用ダイポール素子を含む平面内で、上記給
    電点から距離G2だけ上記反射板と反対側に離れ、主反
    射板方向にθの傾斜角をなし、一辺の長さがLのV字型
    無給電素子を配されていることを特徴とする基地局アン
    テナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の装置に
    おいて、 上記主反射板に対し、上記水平偏波用ダイポールアンテ
    ナと同一側に垂直偏波素子が配され、偏波ダイバーシチ
    アンテナが構成されていることを特徴とする基地局アン
    テナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 上記垂直偏波素子は鉛直方向からみて上記水平偏波ダイ
    ポールアンテナを挟んで二つ設けられ、これらとそれぞ
    れ平行した垂直無給電素子がそれぞれ上記主反射板と反
    対側に配されていることを特徴とする基地局アンテナ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の装置におい
    て、 上記水平偏波用ダイポールアンテナと上記垂直偏波素子
    との組が複数組上下に配列されていることを特徴とする
    基地局アンテナ装置。
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