JP2001177338A - 移動体識別装置および移動体識別システム - Google Patents

移動体識別装置および移動体識別システム

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JP2001177338A
JP2001177338A JP36228199A JP36228199A JP2001177338A JP 2001177338 A JP2001177338 A JP 2001177338A JP 36228199 A JP36228199 A JP 36228199A JP 36228199 A JP36228199 A JP 36228199A JP 2001177338 A JP2001177338 A JP 2001177338A
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antenna
elements
interrogator
transmitting
less
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JP36228199A
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English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
憲一 前田
Shinichiro Ueno
進一郎 植野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成を複雑にすることなく、長い通信距
離でも感度劣化のない移動体識別装置を提供する。 【解決手段】 質問器100の送信アンテナ101と受
信アンテナ102を平面アレーアンテナで構成し、同一
平面の水平方向に送信アンテナ101と受信アンテナ1
02のアンテナ面を配置し、垂直方向の送信アンテナ1
01と受信アンテナ102のアレーアンテナの素子数を
1素子以上とし、水平方向アレーアンテナの素子数を2
素子とし、水平方向の送信アンテナ101と受信アンテ
ナ102のアレーアンテナ素子の間隔をエンドファイヤ
方向のサイドローブがメインビームよりも−25dB以
下となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信を利用
した移動体識別装置および移動体識別システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体識別装置においてアンテナ
構成で妨害波レベルを低減し、識別感度を向上するシス
テムとしては、特開昭57−134718号公報に記載
された構成が知られている。
【0003】図8にこのシステムの構成図を示す。従来
のこのシステムでは、地上装置の送信信号と受信信号と
の偏波面を直交させることにより、アンテナ系切り替え
回路を除去するとともに、最大識別可能速度を大きくす
るものである。送信アンテナ23a1と受信アンテナ2
3a2および送信アンテナ23b1と受信アンテナ23
b2は、それぞれ互いに直交関係にあるので、アンテナ
23a1から発射された電波はアンテナ23a2、23
b2には受信されない。また、アンテナ23b1につい
ても同様である。
【0004】移動体21が第1,第2アンテナ装置23
a、23b、の間に入ると、アンテナビームが遮断さ
れ、アンテナ23a1からの電波は応答器Cに入る一
方、アンテナ23b1からの電波は移動体21の側面で
反射される。応答器Cは送受共用アンテナ30a、30
bを整合回路で合成するので互いに直交な偏波面のどち
らにも応答する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の発明では、質問
器の送受信アンテナの偏波の直交性を用いて、妨害波と
のアイソレーションをとるようにしている。ところが、
偏波の直交性による交差偏波識別度は、30dB程度が
限界であり、更に質問器からの偏波が応答器で反射さ
れ、質問器に戻ってくるときには偏波が異なるために生
じる合計6dBの偏波損失による感度劣化が避けられな
い。また、長い通信距離を要求される場合、アンテナ間
アイソレーションとして30dB以上が要求される。
【0006】また、一般的に交差偏波識別度は、アンテ
ナの正面方向は良好であるが、アンテナ側面方向では劣
化してしまう。通常、質問器の送信アンテナと受信アン
テナは隣接して同一平面上に設置されるので、送受信ア
ンテナ間の交差偏波によるアイソレーションは劣化して
いる。このような装置構成の場合、送信アンテナからの
電波が妨害波となり、直接受信アンテナで受信されやす
くなり、感度が劣化してしまう。
【0007】本発明はこのような課題を解決するため
に、質問器、応答器の回路構成を複雑にすることなく、
送信アンテナと受信アンテナのサイドローブレベルを-2
5dB以下に保つことにより、送受信間のアンテナ間アイ
ソレーションを50dB以上維持し、長い通信距離でも感度
劣化を防ぐことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、移動体識別装置の送信アンテナと受信アン
テナを有する質問器において、前記送信アンテナと受信
アンテナを平面アレーアンテナで構成し、同一平面の水
平方向に送信アンテナと受信アンテナのアンテナ面を配
置し、垂直方向の送信アンテナと受信アンテナのアレー
アンテナの素子数を1素子以上とし、水平方向アレーア
ンテナの素子数を2素子とし、水平方向の前記送信アン
テナと受信アンテナのアレーアンテナ素子の間隔をエン
ドファイヤ方向のサイドローブがメインビームよりも−
25dB以下となるように0.62λ(波長)以下とな
るようにしたことを特徴とする移動体識別装置の送信ア
ンテナと受信アンテナを有する質問器としたものであ
る。
【0009】この本発明によれば、質問器、応答器の回
路構成を複雑にすることなく、送信アンテナと受信アン
テナのサイドローブレベルを−25dB以下に保つこと
により、送受信間のアンテナ間アイソレーションを50
dB以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐこと
が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
質問器と応答器との間で無線を使い応答器が有する情報
を質問器が取得する移動体識別装置において、質問器が
送信アンテナと受信アンテナを有し、前記送信アンテナ
と受信アンテナを平面アレーアンテナで構成し、同一平
面の水平方向に送信アンテナと受信アンテナのアンテナ
面を配置し、アンテナ素子のエンドファイア方向の相対
利得が正面方向に対して6dB以下とし、垂直方向の送
信アンテナと受信アンテナのアレーアンテナの素子数を
1素子以上とし、水平方向アレーアンテナの素子数を2
素子以上とし、水平方向の前記送信アンテナと受信アン
テナのアレーアンテナの素子間隔をエンドファイヤ方向
のサイドローブがメインビームよりも−25dB以下と
なるように0.62λ以下となるようにしたことを特徴
とした移動体識別装置としたものであり、質問器、応答
器の回路構成を複雑にすることなく、送信アンテナと受
信アンテナのサイドローブレベルを−25dB以下に保
つことにより、送受信間のアンテナ間アイソレーション
を50dB以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防
ぐことができるという作用を有する。
【0011】請求項2記載の発明は、質問器と応答器と
の間で無線を使い応答器が有する情報を質問器が取得す
る移動体識別装置において、前記送信アンテナと受信ア
ンテナを平面アレーアンテナで構成し、同一平面の水平
方向に送信アンテナと受信アンテナのアンテナ面を配置
し、垂直方向の送信アンテナと受信アンテナのアレーア
ンテナの素子数を1素子以上とし、水平方向アレーアン
テナの素子数を6素子とし、水平方向の送信アンテナと
受信アンテナの励振振幅分布を左右対称に中央から端へ
いくに従い振幅が小さくなるような励振分布とし、励振
位相を水平方向の両端の素子だけ逆位相、その他の素子
を同位相で励振させ、エンドファイヤ方向のサイドロー
ブがメインビームよりも−25dB以下となるようにし
たことを特徴とした移動体識別装置としたものであり、
質問器、応答器の回路構成を複雑にすることなく、送信
アンテナと受信アンテナのサイドローブレベルを−25
dB以下に保つことにより、送受信間のアンテナ間アイ
ソレーションを50dB以上維持し、長い通信距離でも
感度劣化を防ぐことができるという作用を有する。
【0012】請求項3記載の発明は、前記送信アンテナ
と受信アンテナの垂直方向の素子数を4素子としたこと
を特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載
の移動体識別装置としたものであり、質問器、応答器の
回路構成を複雑にすることなく、送信アンテナと受信ア
ンテナのサイドローブレベルを−25dB以下に保つこ
とにより、送受信間のアンテナ間アイソレーションを5
0dB以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐこ
とができるという作用を有する。
【0013】請求項4記載の発明は、前記送信アンテナ
と受信アンテナの各アンテナ素子の給電分布を等振幅、
等位相で励振することを特徴とする請求項1記載の移動
体識別装置としたものであり、質問器、応答器の回路構
成を複雑にすることなく、送信アンテナと受信アンテナ
のサイドローブレベルを−25dB以下に保つことによ
り、送受信間のアンテナ間アイソレーションを50dB
以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐことがで
きるという作用を有する。
【0014】請求項5記載の発明は、前記送信アンテナ
と受信アンテナの各アンテナ素子は、円偏波を発生する
ことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに
記載の移動体識別装置としたものであり、質問器、応答
器の回路構成を複雑にすることなく、送信アンテナと受
信アンテナのサイドローブレベルを−25dB以下に保
つことにより、送受信間のアンテナ間アイソレーション
を50dB以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防
ぐことができるという作用を有する。
【0015】請求項6記載の発明は、垂直方向のアンテ
ナ素子数が2素子以上とし、前記送信アンテナと受信ア
ンテナの各アンテナ素子を上下左右の隣接素子同士が互
いに90度だけ回転した配置とし、各アンテナ素子の給
電位相も上下左右の隣接素子同士が互いに90度ずつシ
フトさせシーケンシャル構成とし、円偏波の軸比を広帯
域化させたことを特徴とする請求項1および請求項2の
いずれかに記載の移動体識別装置としたものであり、質
問器、応答器の回路構成を複雑にすることなく、送信ア
ンテナと受信アンテナのサイドローブレベルを−25d
B以下に保つことにより、送受信間のアンテナ間アイソ
レーションを50dB以上維持し、長い通信距離でも感
度劣化を防ぐことができるという作用を有する。
【0016】請求項7記載の発明は、前記送信アンテナ
と受信アンテナのアンテナ基板は、両面銅箔誘電体基板
とし、片面をアンテナ面、もう一方の面をグランド面A
とし、アンテナ基板の厚みを1.6mm以上3.2mm
以下、アンテナ基板の比誘電率を4.0以下とし、給電
回路基板も、両面銅箔誘電体基板とし、片面を給電回路
面、もう一方の面をグランド面Bとし、給電回路基板の
厚みを1.0mm以下、基板材質はアンテナ基板と同じ
ものとし、前記アンテナ基板のグランド面Aと給電回路
基板のグランド面Bを除去した面を接着シートあるいは
熱融着により張り合わせ、薄型平面アンテナとしたこと
を特徴とする送信アンテナと受信アンテナを有する請求
項1および請求項2のいずれかに記載の移動体識別装置
としたものであり、質問器、応答器の回路構成を複雑に
することなく、送信アンテナと受信アンテナのサイドロ
ーブレベルを−25dB以下に保つことにより、送受信
間のアンテナ間アイソレーションを50dB以上維持
し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐことができるとい
う作用を有する。
【0017】請求項8記載の発明は、前記送信アンテナ
または、受信アンテナのどちらか一方のアンテナの外周
をアンテナ面からの高さが1λ以下の導体板で囲み、ア
ンテナ面から1λ以下の高さにレドームでアンテナをカ
バーし、前記導体の高さ、レドームの高さを調整できる
ようにし、導体板の内側に電波吸収体シートを貼ったこ
とを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記
載の移動体識別装置としたもので、質問器、応答器の回
路構成を複雑にすることなく、送信アンテナと受信アン
テナのサイドローブレベルを−25dB以下に保つこと
により、送受信間のアンテナ間アイソレーションを50
dB以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐこと
ができるという作用を有する。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1および請
求項2のいずれかに記載の移動体識別装置を有する移動
体識別システムとしたもので、質問器、応答器の回路構
成を複雑にすることなく、送信アンテナと受信アンテナ
のサイドローブレベルを−25dB以下に保つことによ
り、送受信間のアンテナ間アイソレーションを50dB
以上維持し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐことがで
きる移動体識別システムを実現できるという作用を有す
る。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1および図2を参照し
ながら本発明の実施の形態1について説明する。図1は
質問器と応答器、質問器の送信アンテナと受信アンテナ
を示す概念図で、図1(a)において100は質問器、
101は送信アンテナ、102は受信アンテナ、103
は応答器、104は妨害波、105は質問信号、106
は応答信号である。また、図1(b)において、107
はアンテナ素子、108は素子間隔d、109は水平方
向、110は垂直方向である。
【0021】図2は送信アンテナと受信アンテナの水平
方向指向特性を示す図で、111は水平方向指向特性、
112はメインローブ、113はサイドローブ、114
は正面方向、115はエンドファイア方向である。
【0022】以上のような構成で、以下その動作を説明
する。質問器100の送信アンテナ101から、応答器
103へ質問信号105を送信し、応答器103の情報
を読み出し、応答信号106を質問器100の受信アン
テナ103で受信する。この時、質問信号105の一部
が妨害波104となる。
【0023】送信アンテナ101と受信アンテナ102
を、図1(b)に示すような座標系に置いて、同一平面
内に隣接して配置し、平面アンテナで構成する。送信ア
ンテナ101と受信アンテナ102の偏波形式は同じと
する。送信アンテナ101と受信アンテナ102の水平
方向109のアンテナ素子107の数は、所望の指向性
を得るために最低限必要な2素子とし、垂直方向110
のアンテナ素子107の数を1素子以上とする。
【0024】図2の水平方向指向特性111において、
正面方向(0度)114のメインローブ112の相対利
得が、エンドファイア方向(±90度)115のサイド
ローブ113の相対利得よりも+25dB以上となるよ
う、水平方向109の送信アンテナ101と受信アンテ
ナ102のアンテナ素子107を素子間隔108が0.
62λ以下となるように配置する。ここで、アンテナ素
子107の指向特性は、0度方向よりもエンドファイア
方向(±90度)の相対利得は6dB以上小さいものと
する。
【0025】図3(a)、(b)、(c)に、水平方向
2素子構成のアンテナでのアンテナの素子間隔108を
変化させたときの指向性を示す。図3(a)は素子間隔
108がd=0.7λのときで、正面方向114のメイ
ンローブ112に対するエンドファイア方向115のサ
イドローブ113のレベルは20dB程度である。この
場合は、送信アンテナ101と受信アンテナ102のア
ンテナ間アイソレーションは、20dB×2で40dB
であり、通信距離が長い場合は感度が劣化してしまう。
図3(b)は、素子間隔108がd=0.62λのとき
で、メインローブとサイドローブのレベル差は25dB
あり、この場合のアイソレーションは、50dB得られ
ている。図3(c)はd=0.5λとしたときで、この
場合のアイソレーションは、50dBを越える特性が得
られている。従って、d=0.62λ以下の場合は、妨
害波104は、質問信号105のレベルよりも50dB
以上抑圧されて、受信アンテナ102に入力される感度
劣化を防ぐことが可能となる。
【0026】以上のように、実施例1によれば、質問器
100、応答器103の回路構成を複雑にすることな
く、送信アンテナ101と受信アンテナ102のサイド
ローブレベルを−25dB以下に保つことにより、送受
信間のアンテナ間アイソレーションを50dB以上維持
し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐことができるとい
う作用を有する。
【0027】なお、アンテナ素子の偏波方式は、直線偏
波でも円偏波形式でもよい。また、垂直方向素子数が2
素子以上の場合は、送信アンテナ101と受信アンテナ
102の各アンテナ素子を上下左右の隣接素子同士が互
いに90°回転した配置とし、各アンテナ素子の給電位
相も上下左右の隣接素子同士が互いに90°ずつシフト
させシーケンシャル構成としてもよい。適応したいシス
テムに応じては、アンテナ利得を高くする必要がある。
この場合は、垂直方向を4素子以上とし、各アンテナ素
子を等振幅、等位相で励振し、垂直方向の指向性を絞り
こんでもよい。
【0028】(実施の形態2)図4を参照にしながら本
発明の実施の形態2について説明する。図4は送信アン
テナと受信アンテナ、励振分布を示す図で、図4(a)
において200は送信アンテナ、201は受信アンテ
ナ、202は水平方向、203は垂直方向、204はア
ンテナ素子、図4(b)において、205は素子番号、
206は励振振幅、207は励振位相である。
【0029】以上のような構成で、以下その動作を説明
する。送信アンテナ200と受信アンテナ201を、図
4(a)に示すような座標系に置いて、同一平面内に隣
接して配置し、平面アンテナで構成する。水平方向指向
特性208は、通信エリアを広くとるためには、なるべ
く広い方が好ましいため、3dBビーム幅が30度以上
となるようにし、0度方向のエンドファイア方向(±9
0度)に対する相対利得を25dB以上確保する。ま
た、小型なアンテナを実現するためには、少ない素子数
で所望の指向特性が得られるようにすることが望まし
い。しかし、ビーム成形により所望の指向特性を得るに
は、一般に多数のアンテナ素子を必要とする。ここで
は、最低限必要な水平方向の素子数として、振幅分布と
位相分布の決定に自由度を持たせ設計を容易にすること
を考慮し、送信アンテナ200と受信アンテナ201の
水平方向202のアンテナ素子204の数をそれぞれ6
素子とする。また、垂直方向203のアンテナ素子10
7の数は、適応するシステムに対応させるため1素子以
上とする。
【0030】以上のようなアンテナ配置において、図4
(b)に示すような、励振振幅206と励振位相207
で図4(a)、(b)に示す各素子番号205のアンテ
ナ素子204を励振させる。励振振幅206は、素子番
号3,4は同振幅、素子番号2,5は同振幅で、素子番
号3,4の半分以下の振幅、素子番号1,6は同振幅で
素子番号2,5の半分以下の振幅で励振させる。励振位
相207は、素子番号2、3、4、5は同位相、素子番
号1、6は、各アンテナ素子から放射される電波を合成
した際に、エンドファイア方向のサイドローブをキャン
セルして低いレベルに抑えるために逆位相で励振させ
る。
【0031】以上のようなアンテナ構成としたときの、
水平方向指向特性208を図5に示す。正面方向のメイ
ンローブに対するエンドファイア方向のサイドローブレ
ベルは−25dB以下の特性が得られる。この場合は、
送信アンテナ200と受信アンテナ201のアンテナ間
アイソレーションは、50dB以上得られる。従って、
妨害波は、質問信号レベルよりも50dB以上抑圧され
て、受信アンテナ201に入力される。
【0032】以上のように、実施例2によれば、質問器
100、応答器103の回路構成を複雑にすることな
く、送信アンテナ101と受信アンテナ102のサイド
ローブレベルを−25dB以下に保つことにより、送受
信間のアンテナ間アイソレーションを50dB以上維持
し、長い通信距離でも感度劣化を防ぐことができるとい
う作用を有する。
【0033】なお、アンテナ素子の偏波方式は、直線偏
波でも円偏波形式でもよい。また、垂直方向素子数が2
素子以上の場合は、送信アンテナ101と受信アンテナ
102の各アンテナ素子を上下左右の隣接素子同士が互
いに90°回転した配置とし、各アンテナ素子の給電位
相も上下左右の隣接素子同士が互いに90°ずつシフト
させシーケンシャル構成としてもよい。適応したいシス
テムに応じては、アンテナ利得を高くする必要がある。
この場合は、垂直方向を4素子以上とし、各アンテナ素
子を等振幅、等位相で励振し、垂直方向の指向性を絞り
こんでもよい。
【0034】(実施の形態3)図6を参照しながら本発
明の実施の形態3について説明する。図6は送信アンテ
ナと受信アンテナを示す図で、図6において300はア
ンテナ基板、301はアンテナ面、302はグランド面
A、303は誘電体基板、304は給電回路基板、30
5は給電回路面、306はグランド面B、307はアン
テナ基板厚、308は給電回路基板厚、309は導体
板、310はレドーム、311は電波吸収体シート、3
12は受信アンテナ、313は送信アンテナ、314は
高さ調整機構である。
【0035】以上のような構成で、以下その動作を説明
する。アンテナ基板300は、比誘電率が高いとアンテ
ナの放射損失によるQ値が大きくなり、薄いアンテナ基
板では、アンテナの放射効率が低下するために、アンテ
ナ放射特性を劣化させないよう比誘電率を4.0以下、
アンテナ基板厚は、通信速度と変調方式から決定される
所望の占有帯域をカバーするためと製作誤差によるバラ
ツキを考慮し、アンテナの帯域幅が使用周波数に対して
1〜2%得られるようにするため、アンテナ基板厚30
7が1.6mm以上、3.2mm以下とした両面銅箔の
誘電体基板303とする。
【0036】アンテナ基板300は、前記誘電体基板3
03の片面をアンテナ面301、もう一方の面をグラン
ド面A302とする。給電回路基板304は、アンテナ
基板と給電回路基板を接着シート、熱融着等により張り
合わせる際に基板材質が異なると製作時に基板に反り等
が発生しやすくなるため、基板材質はアンテナ基板と同
じものとする。
【0037】ビーム成形には非常に高精度な設計が要求
されるため、給電線路の幅を決定する給電回路の基板厚
は、給電線路のベンド部の設計誤差や分配誤差を小さく
抑え、設計誤差の小さい励振分布を実現するために、給
電回路基板厚を1.0mm以下とした両面銅箔の誘電体
基板303とする。
【0038】前記誘電体基板303の片面を給電回路面
305、もう一方の面をグランド面B306とする。前
記アンテナ基板300のグランド面A302と給電回路
基板304のグランド面B306を除去した面を接着シ
ートあるいは熱融着により張り合わせ、薄型平面アンテ
ナとする。また、送信アンテナ313あるいは受信アン
テナ312のどちらか一方のアンテナの側面の外周を導
体板309で囲み、レドーム310でアンテナをカバー
する。導体板309の高さは、アンテナの指向性に影響
を与えないよう1λ以下とすることが望ましい。例え
ば、アンテナを囲む側面それぞれを導体板2枚で構成
し、2枚の導体板がスライドして高さを変えるようにし
た高さ調整機構314で導体板309の高さが調整でき
る。また、前記導体板309の高さ、レドーム310の
高さを高さ調整機構314で調整できるようにし、送信
アンテナと受信アンテナ間のアイソレーションが50d
B以上とれるように調整する。また、導体板309の内
側に電波吸収体シートを張り付け多重反射波レベルを抑
圧する。実際の使用においては図6に示す受信アンテナ
を図示していない筐体で囲み用いてもよい。
【0039】以上のように実施例3によれば、質問器、
応答器の回路構成を複雑にすることなく、送受信間のア
ンテナ間アイソレーションを50dB以上維持し、長い
通信距離でも感度劣化を防ぐことができるという作用を
有する。
【0040】なお、アンテナ素子の偏波方式は、直線偏
波でも円偏波形式でもよい。また、垂直方向素子数が2
素子以上の場合は、送信アンテナと受信アンテナの各ア
ンテナ素子を上下左右の隣接素子同士が互いに90°回
転した配置とし、各アンテナ素子の給電位相も上下左右
の隣接素子同士が互いに90°ずつシフトさせシーケン
シャル構成としてもよい。適応したいシステムに応じて
は、アンテナ利得を高くする必要がある。この場合は、
垂直方向を4素子以上とし、各アンテナ素子を等振幅、
等位相で励振し、垂直方向の指向性を絞りこんでもよ
い。
【0041】(実施の形態4)図7を参照しながら本発
明の実施の形態4について説明する。図7は移動体識別
システムを物流管理に応用した例を示す図である。図7
において400は中央処理装置、401は質問器、40
2は応答器A、403は応答器B、404は応答器C、
405は荷物A、406は荷物B、407は荷物C、4
08はベルトコンベア、409は通信エリア、410は
アンテナである。
【0042】以上のような構成で、以下その動作を説明
する。図7は、物流管理において、実施の形態1、2、
3で説明したアンテナを有する質問器401を用いた移
動体識別システムの概略図である。ベルトコンベア40
8上を流れる荷物A405、荷物B406、荷物C40
7には、それぞれ応答器A402、応答器B403、応
答器C404が取り付けられている。応答器402、4
03、404は、質問器401の無変調波を応答器の記
憶している情報に基づいて、応答器401のアンテナの
終端条件を変化させることにより変調し、無変調波を反
射させることで所望のデータを質問器401に伝送でき
る。そして、各応答器402、403、404には、各
荷物の情報が書き込まれている。
【0043】質問器401の通信エリア409内に荷物
405、406、407が流れてくると荷物405、4
06、407に取り付けてある応答器402、403、
404と質問器401との間で無線通信により情報の伝
達を行いデータが中央処理装置400で管理され、大幅
に管理の効率化が図られる。質問器401のアンテナ4
10は、ベルトコンベア408の流れてくる方向のエリ
アの長さを決定するため、水平方向のビームは、3dB
ビーム幅が±15度から±30度と広くした方が望まし
く、アンテナの利得を上げるためと荷物の周囲の物体か
らの反射波を抑えるために、垂直方向のビームは狭くし
たほうがよい。
【0044】また、アンテナの偏波を円偏波にすること
で応答器402、403、404以外からの不要反射波
を交差偏波識別度に応じて抑圧でき、実施の形態1、
2、3に記載したアンテナを有する質問器を用いること
でさらに妨害波を抑圧でき、通信の信頼性の高いシステ
ムを構築することができる。
【0045】以上より、実施の形態1、2、3記載のア
ンテナを有する質問器を用いた物流管理における移動体
識別システムにおいて信頼性の高いシステムを実現する
ことができるという作用を有する。
【0046】なお、本実施の形態では、物流管理におけ
る移動体識別システムについて説明したが、その他の移
動体識別システムでも構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、質問器、
応答器の回路構成を複雑にすることなく、送受信間のア
ンテナ間アイソレーションを50dB以上維持し、長い
通信距離でも感度劣化を防ぐことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による移動体識別装
置の概念図
【図2】本発明の第1の実施の形態による移動体識別装
置における質問器のアンテナ指向特性図
【図3】図2における質問器のアンテナ素子間隔を変化
させたときのアンテナ指向特性図
【図4】本発明の第2の実施の形態による移動体識別装
置における質問器のアンテナと励振分布図
【図5】本発明の第2の実施の形態による移動体識別装
置における質問器のアンテナ指向特性図
【図6】本発明の第3の実施の形態による移動体識別装
置における質問器のアンテナの斜視図
【図7】本発明による移動体識別システムの概念図
【図8】従来の誤通信防止システムの概念図
【符号の説明】
100 質問器 101 送信アンテナ 102 受信アンテナ 103 応答器 104 妨害波 105 質問信号 106 応答信号 107 アンテナ素子 108 素子間隔 109 水平方向 110 垂直方向 111 水平方向指向特性 112 メインローブ 113 サイドローブ 114 正面方向 115 エンドファイア方向 200 送信アンテナ 201 受信アンテナ 202 水平方向 203 垂直方向 204 アンテナ素子 205 素子番号 206 励振振幅 207 励振位相 208 水平方向指向特性 300 アンテナ基板 301 アンテナ面 302 グランド面A 303 誘電体基板 304 給電回路基板 305 給電回路面 306 グランド面B 307 アンテナ基板厚 308 給電回路基板厚 309 導体板 310 レドーム 311 電波吸収体シート 312 受信アンテナ 313 送信アンテナ 314 高さ調整機構 400 中央処理装置 401 質問器 402 応答器A 403 応答器B 404 応答器C 405 荷物A 406 荷物B 407 荷物C 408 ベルトコンベア 409 通信エリア 410 アンテナ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器と応答器との間で無線を使い応答
    器が有する情報を質問器が取得する移動体識別装置にお
    いて、質問器が送信アンテナと受信アンテナを有し、前
    記送信アンテナと受信アンテナを平面アレーアンテナで
    構成し、同一平面の水平方向に送信アンテナと受信アン
    テナのアンテナ面を配置し、アンテナ素子のエンドファ
    イア方向の相対利得が正面方向に対して6dB以下と
    し、垂直方向の送信アンテナと受信アンテナのアレーア
    ンテナの素子数を1素子以上とし、水平方向アレーアン
    テナの素子数を2素子以上とし、水平方向の前記送信ア
    ンテナと受信アンテナのアレーアンテナの素子間隔をエ
    ンドファイヤ方向のサイドローブがメインビームよりも
    −25dB以下となるように0.62λ以下となるよう
    にしたことを特徴とした移動体識別装置。
  2. 【請求項2】 質問器と応答器との間で無線を使い応答
    器が有する情報を質問器が取得する移動体識別装置にお
    いて、前記送信アンテナと受信アンテナを平面アレーア
    ンテナで構成し、同一平面の水平方向に送信アンテナと
    受信アンテナのアンテナ面を配置し、垂直方向の送信ア
    ンテナと受信アンテナのアレーアンテナの素子数を1素
    子以上とし、水平方向アレーアンテナの素子数を6素子
    とし、水平方向の送信アンテナと受信アンテナの励振振
    幅分布を左右対称に中央から端へいくに従い振幅が小さ
    くなるような励振分布とし、励振位相を水平方向の両端
    の素子だけ逆位相、その他の素子を同位相で励振させ、
    エンドファイヤ方向のサイドローブがメインビームより
    も−25dB以下となるようにしたことを特徴とした移
    動体識別装置。
  3. 【請求項3】 前記送信アンテナと受信アンテナの垂直
    方向の素子数を4素子としたことを特徴とする請求項1
    および請求項2のいずれかに記載の移動体識別装置。
  4. 【請求項4】 前記送信アンテナと受信アンテナの各ア
    ンテナ素子の給電分布を等振幅、等位相で励振すること
    を特徴とする請求項1記載の移動体識別装置。
  5. 【請求項5】 前記送信アンテナと受信アンテナの各ア
    ンテナ素子は、円偏波を発生することを特徴とする請求
    項1および請求項2のいずれかに記載の移動体識別装
    置。
  6. 【請求項6】 垂直方向のアンテナ素子数が2素子以上
    とし、前記送信アンテナと受信アンテナの各アンテナ素
    子を上下左右の隣接素子同士が互いに90度だけ回転し
    た配置とし、各アンテナ素子の給電位相も上下左右の隣
    接素子同士が互いに90度ずつシフトさせシーケンシャ
    ル構成とし、円偏波の軸比を広帯域化させたことを特徴
    とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の移動
    体識別装置。
  7. 【請求項7】 前記送信アンテナと受信アンテナのアン
    テナ基板は、両面銅箔誘電体基板とし、片面をアンテナ
    面、もう一方の面をグランド面Aとし、アンテナ基板の
    厚みを1.6mm以上3.2mm以下、アンテナ基板の
    比誘電率を4.0以下とし、給電回路基板も、両面銅箔
    誘電体基板とし、片面を給電回路面、もう一方の面をグ
    ランド面Bとし、給電回路基板の厚みを1.0mm以
    下、基板材質はアンテナ基板と同じものとし、前記アン
    テナ基板のグランド面Aと給電回路基板のグランド面B
    を除去した面を接着シートあるいは熱融着により張り合
    わせ、薄型平面アンテナとしたことを特徴とする送信ア
    ンテナと受信アンテナを有する請求項1および請求項2
    のいずれかに記載の移動体識別装置。
  8. 【請求項8】 前記送信アンテナまたは、受信アンテナ
    のどちらか一方のアンテナの外周をアンテナ面からの高
    さが1λ以下の導体板で囲み、アンテナ面から1λ以下
    の高さにレドームでアンテナをカバーし、前記導体の高
    さ、レドームの高さを調整できるようにし、導体板の内
    側に電波吸収体シートを貼ったことを特徴とする請求項
    1および請求項2のいずれかに記載の移動体識別装置。
  9. 【請求項9】 請求項1および請求項2のいずれかに記
    載の移動体識別装置を有する移動体識別システム。
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