JPH08330540A - 酸化物積層構造 - Google Patents

酸化物積層構造

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JPH08330540A
JPH08330540A JP7158521A JP15852195A JPH08330540A JP H08330540 A JPH08330540 A JP H08330540A JP 7158521 A JP7158521 A JP 7158521A JP 15852195 A JP15852195 A JP 15852195A JP H08330540 A JPH08330540 A JP H08330540A
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thin film
oxide
ferroelectric
buffer layer
plane orientation
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JP7158521A
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English (en)
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Masayuki Suzuki
真之 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電体不揮発性メモリを最適構造で実現可
能な酸化物積層構造を提供する。 【構成】 Si基板1上に例えばMgAl2 4 薄膜2
を介して例えばSrRuO3 薄膜3を積層した酸化物積
層構造を用い、そのSrRuO3 薄膜3上に強誘電体薄
膜として例えばBi2 SrTa2 9 薄膜4およびSr
RuO3 薄膜5を積層して強誘電体不揮発性メモリを構
成する。SrRuO3 薄膜3およびSrRuO3 薄膜5
はそれぞれ下部電極および上部電極を構成する。Si基
板1、MgAl2 4 薄膜2、SrRuO3 薄膜3、B
2 SrTa2 9 薄膜4およびSrRuO3 薄膜5
は、相互にほぼ格子整合するように面方位を選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酸化物積層構造に関
し、特に、強誘電体不揮発性メモリの製造に適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】酸化物薄膜材料は、1986年に報告さ
れた高温超伝導酸化物に端を発し((1)Z. Phys. B.,64,1
89-193(1986)) 、この数年で驚異的に発展してきている
ことは周知の事実である。
【0003】そのような状況下、1950年代の一時期
に精力的に研究されながら、強誘電体薄膜の界面制御の
難しさなどにより産業に浸透しなかった、強誘電体を用
いたメモリデバイス(例えば、(2)Electrical Engineer
ing,71,916-922(1952)、(3)Bell Labs. Record,33,335-
342(1955))が、最近、強誘電体不揮発性メモリとして新
たに脚光を浴びるようになり、その研究開発が急速に展
開されてきている(例えば、(4)Appl. Phys. Lett.,48,
1439-1440(1986) 、(5) 米国特許第4713157号、
(6)IEDM Tech. Dig.,850-851(1987)、(7)IEEE J. Solid
State Circuits,23,1171-1175(1988)、(8)Tech. Dig.
ISSCC 88,130-131(1988)) 。この強誘電体不揮発性メモ
リの現状については、詳細に報告されている(例えば、
(9) 応用物理、第62巻、第12号、1212-1215(1993) 、(1
0)エレクトロニク・セラミクス、第24巻、7月号、6-10
(1993)、(11)電子材料、第33巻、第8号(1994)(「強誘
電体薄膜の不揮発性メモリへの応用」特集号) 、(12)セ
ラミックス、第27巻、720-727(1992))。
【0004】さて、強誘電体不揮発性メモリとしては、
ペロブスカイト型結晶構造を有する強誘電体酸化物薄膜
を一対の白金(Pt)電極間にはさんだ構造を有するも
のが多く報告されている(例えば、(13)J. Appl. Phy
s.,70,382-388(1991))。その代表例に、PZT薄膜を一
対のPt電極間にはさんだ構造を有する強誘電体不揮発
性メモリがあるが、Pt電極のはがれが起きやすかった
り、経時変化を示すいわゆるファティーグ特性が悪いも
のが多かった。これは、Pt電極との界面の近傍におけ
るPZT薄膜の酸素欠損や、PZTの自発分極値が大き
いこと、すなわち格子変位量が大きいことに由来する結
合力の疲労などの因子が複雑に絡んで起こるものと考え
られている(例えば、(14)J. Appl. Phys.,70,382-388
(1991))。
【0005】最近、上述のファティーグ特性を改善する
ために、ビスマス(Bi)系層状強誘電体酸化物薄膜を
強誘電体薄膜に用いた強誘電体不揮発性メモリが提案さ
れている(例えば、(15)国際公開番号WO93/125
38、(16)国際公開番号WO93/12542)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の知見によれば、これまでに提案された強誘電体不揮
発性メモリは、構造の最適化の点に関しては、不十分で
あると考えられる。
【0007】したがって、この発明の目的は、強誘電体
不揮発性メモリを最適構造で実現することができる酸化
物積層構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく、強誘電体不揮発性メモリの実現に最適な材
料系その他について詳細な検討を行った。以下にその概
要を述べる。
【0009】まず、基板としては、安価かつ入手容易で
結晶性にも優れた単結晶のシリコン基板が、最も有力な
候補として挙げられる。
【0010】次に、電極材料に関しては、電極材料にP
tを用いた従来の強誘電体不揮発性メモリにおける問題
を回避することができるものとして、導電性酸化物、特
にペロブスカイト型結晶構造を有するものが、優れてい
ると考えられる。この導電性酸化物のうち、一般式AB
3 で表される単純ペロブスカイト型酸化物の具体例を
挙げると、下記の通りである。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】また、導電性酸化物のうち層状ペロブスカ
イト型酸化物としては、
【化8】 が挙げられる。その具体例をいくつか挙げると、SrR
uO3 、SrIrO3 、Sr2 RuO4 、Sr2 IrO
4 などである。
【0019】層状ペロブスカイト型酸化物としては、こ
れらのほかに例えばBa2 RuO4などもある。
【0020】電極材料としては、上に挙げたもののほか
に、いわゆる高温超伝導酸化物も候補と考えられる。そ
の具体例をいくつか挙げると、下記の通りである。
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】さて、電極材料として上述のような導電性
酸化物を用いる場合、この導電性酸化物をシリコン基板
上に直接エピタキシャル成長させることは一般には難し
い。そこで、シリコン基板上にまず、このシリコン基板
と格子整合する材料からなるバッファ層をエピタキシャ
ル成長させ、その上にこのバッファ層と格子整合する導
電性酸化物薄膜をエピタキシャル成長させることを考え
る。このようにすることにより、広範囲の導電性酸化物
の中から、最適な電極材料を選択することができる。こ
のバッファ層は、その上に導電性酸化物薄膜をエピタキ
シャル成長させることができるようにするためには、酸
化物からなるものが好ましい。ここで、この酸化物から
なるバッファ層は、シリコン基板上に直接エピタキシャ
ル成長させることができることが必要である。
【0027】酸化物材料としては、表1に示すように、
極めて多種類のものがあるが、このうちシリコン基板上
に直接エピタキシャル成長可能なものは、現在、酸化マ
グネシウム(MgO)、酸化セリウム(セリア)(Ce
2 )、α構造アルミナ(α−Al2 3 )、イットリ
ウム安定化ジルコニウム(YSZ)およびマグネシウム
・アルミニウム・スピネル(MgAl2 4 )の五種類
に限られている。もちろん、これ以外の酸化物がシリコ
ン基板上に直接エピタキシャル成長しないことが明らか
となっているわけではなく、これ以外に直接エピタキシ
ャル成長可能なものがある可能性はある。表1には、酸
化物結晶の格子定数(a、c)および熱膨張率(α)を
示してある。なお、Siの格子定数および熱膨張率は、
それぞれa=0.5430884nmおよびα=3.0
×10-6/Kである。
【0028】
【表1】
【0029】強誘電体不揮発性メモリを製造するには、
上述の導電性酸化物薄膜上に強誘電体薄膜を積層する
が、この強誘電体薄膜材料としては、ファティーグ特性
に優れていることや、この強誘電体薄膜上へのエピタキ
シャル成長の容易さなどの見地から、オリビリウス族
(Aurivillius Family)と呼ばれるBi系層状強誘電体
酸化物群が優れていると考えられる。このオリビリウス
族Bi系層状強誘電体酸化物は、次の一般式で表され
る。
【0030】 [Bi2 2 2+[Mem-1 m 3m+12- ただし、m=2、3、4、5、6、7、8 Me=Na、K、Ca、Ba、Sr、Pb、Bi R=Fe、Ti、Nb、Ta、W
【0031】このオリビリウス族Bi系層状強誘電体酸
化物の具体例を、実用性の高いm=2、3、4、5の場
合について示すと、下記の通りである。
【0032】(a)m=2
【化14】
【0033】(b)m=3
【化15】
【0034】(c)m=4
【化16】
【0035】(d)m=5
【化17】
【0036】強誘電体薄膜としては、上述のBi系層状
強誘電体酸化物薄膜のほかに、例えばマルチペロブスカ
イト型強誘電体酸化物超格子も優れている。これは、少
なくとも強誘電体酸化物薄膜を含む二種類以上の酸化物
薄膜により構成され、全体として強誘電体薄膜として機
能するものであり、強誘電体酸化物薄膜とこれと異なる
強誘電体酸化物薄膜または常誘電体酸化物薄膜とを交互
に積層したものが例として挙げられる。
【0037】今、この強誘電体酸化物超格子が強誘電体
酸化物薄膜(薄膜I)と他の強誘電体酸化物薄膜または
常誘電体酸化物薄膜(薄膜II)とを交互に積層したも
のであるとする。この場合、薄膜Iの材料としては、上
述のm=2、3、4、5のオリビリウス族Bi系層状強
誘電体酸化物のほかに、例えば、
【化18】
【化19】 が挙げられる。
【0038】また、薄膜IIの材料としては、
【化20】
【化21】 などのほか、Bi−O、MgO、CeO2 、MgAl2
4 、YSZ、α−Al2 3 などが挙げられる。ここ
で、特に、薄膜IIが常誘電体酸化物薄膜であり、これ
を強誘電性のブロッキング層として用いる場合、この常
誘電体酸化物薄膜としては、Bi−O層、Ga−O層、
Al−O層、B−O層、Ln−O層(ただし、Lnはラ
ンタノイド系列の元素)、Pb−O層、Y−O層、Sc
−O層、In−O層、Tl−O層、Hg−O層などを用
いることができる。
【0039】この強誘電体酸化物超格子の具体例を挙げ
ると、同じペロブスカイト型結晶構造を有する強誘電体
酸化物薄膜および常誘電体酸化物薄膜により構成された
ものとしては、例えば(BaTiO3 n /(SrTi
3 m 超格子が挙げられ、異なる結晶構造を有する強
誘電体酸化物薄膜および常誘電体酸化物薄膜により構成
されたものとしては、例えば(PbTiO3 n /(B
2 3 m 超格子が挙げられる。
【0040】強誘電体酸化物超格子としては、上に挙げ
たものに加えて、強誘電体酸化物薄膜としてBi系層状
強誘電体酸化物薄膜を用いたものを用いることもでき
る。
【0041】このような強誘電体酸化物超格子は、一般
には、いわゆるひずみ超格子と類似のものになってい
る。すなわち、この強誘電体酸化物超格子を構成する酸
化物薄膜間に存在する格子不整合により、これらの酸化
物薄膜間の界面にそれぞれ例えば数十MPa〜数GPa
の圧縮力と張力とが働き、これがこの強誘電体酸化物超
格子の強誘電性を大きく改善すると考えられる。
【0042】この発明は、本発明者による上記考察に基
づいて、案出されたものである。
【0043】すなわち、上記目的を達成するために、こ
の発明による酸化物積層構造は、シリコン基板と、シリ
コン基板上の酸化物からなるバッファ層と、バッファ層
上の導電性酸化物薄膜とを有することを特徴とするもの
である。
【0044】この発明において、好適には、バッファ層
はシリコン基板とほぼ格子整合し、導電性酸化物薄膜は
バッファ層とほぼ格子整合している。これらのバッファ
層および導電性酸化物薄膜は、好適には、シリコン基板
上にエピタキシャル成長させたものである。
【0045】導電性酸化物薄膜は、典型的には、ペロブ
スカイト型結晶構造を有する。このペロブスカイト型結
晶構造を有する導電性酸化物は、上に挙げたものから必
要に応じて選ばれる。その一例を挙げると、SrRuO
3 である。このSrRuO3は、バルクでは通常のペロ
ブスカイト型結晶構造の格子定数(a、b)の21/2
のサイズの単位胞(a=0.55670nm、b=0.
55304nm、c=0.78446nm)を有してい
るが、薄膜ではその1/21/2 倍のサイズに戻ることが
あり(a=b=0.393nm)、種々の下地酸化物層
と格子整合しやすい。
【0046】導電性酸化物薄膜はまた、層状ペロブスカ
イト型結晶構造を有するものでもよい。この層状ペロブ
スカイト型結晶構造を有する導電性酸化物は、上に挙げ
たものから必要に応じて選ばれる。その一例を挙げる
と、Sr2 RuO4 である。
【0047】この発明の一実施形態においては、バッフ
ァ層として、マグネシウム・アルミニウム・スピネル
(MgAl2 4 )からなるものが用いられる。
【0048】この発明において、バッファ層がマグネシ
ウム・アルミニウム・スピネルからなり、導電性酸化物
薄膜がペロブスカイト型結晶構造を有する導電性酸化
物、例えばSrRuO3 からなる場合には、例えば、シ
リコン基板、バッファ層および導電性酸化物薄膜は(1
10)面方位を有する。別の例では、シリコン基板、バ
ッファ層および導電性酸化物薄膜は(100)面方位を
有する。
【0049】また、バッファ層がマグネシウム・アルミ
ニウム・スピネルからなり、導電性酸化物薄膜が層状ペ
ロブスカイト型結晶構造を有する導電性酸化物、例えば
Sr2 RuO4 からなる場合には、例えば、シリコン基
板およびバッファ層は(100)面方位を有し、導電性
酸化物薄膜は(001)面方位を有する。
【0050】この発明において、バッファ層が酸化セリ
ウムからなり、導電性酸化物薄膜がペロブスカイト型結
晶構造を有する導電性酸化物、例えばSrRuO3 から
なる場合には、例えば、シリコン基板は(100)面方
位または(111)面方位を有し、バッファ層は(11
0)面方位または(111)面方位を有し、導電性酸化
物薄膜は(110)面方位を有する。
【0051】また、バッファ層が酸化セリウムからな
り、導電性酸化物薄膜が層状ペロブスカイト型結晶構造
を有する導電性酸化物、例えばSr2 RuO4 からなる
場合、例えば、シリコン基板は(100)面方位を有
し、バッファ層は(110)面方位を有し、導電性酸化
物薄膜は(001)面方位を有する。
【0052】
【作用】この発明による酸化物積層構造においては、シ
リコン基板の面方位、バッファ層の材料や面方位、導電
性酸化物薄膜の材料や面方位などの組み合わせにより、
バッファ層をシリコン基板とほぼ格子整合させることが
できるとともに、導電性酸化物薄膜をバッファ層とほぼ
格子整合させることができる。この場合、この導電性酸
化物薄膜の下地に対する密着性は良好であるので、この
導電性酸化物薄膜を電極として用いたとき、この電極が
下地からはがれる問題はない。また、使用する強誘電体
薄膜の材料に応じて、この強誘電体薄膜が下地の導電性
酸化物薄膜とほぼ格子整合するようにこの導電性酸化物
薄膜の材料を選択することにより、強誘電体薄膜の導電
性酸化物薄膜に対する密着性は良好となり、はがれが起
きにくい。また、良好なファティーグ特性を得ることも
できる。
【0053】
【実施例】以下、この発明を強誘電体不揮発性メモリに
適用した実施例について図面を参照しながら説明する。
【0054】図1は、この発明の第1実施例による強誘
電体不揮発性メモリを示す断面図である。
【0055】図1に示すように、この強誘電体不揮発性
メモリにおいては、Si基板1上にMgAl2 4 薄膜
2、SrRuO3 薄膜3、Bi2 SrTa2 9 薄膜4
およびSrRuO3 薄膜5が順次積層されている。この
場合、MgAl2 4 薄膜2はバッファ層を構成する。
また、SrRuO3 薄膜3およびSrRuO3 薄膜5
は、それぞれ下部電極および上部電極を構成する。これ
らのSrRuO3 薄膜3およびSrRuO3 薄膜5の比
抵抗値は2〜300μΩ・cmであり、電極として用い
るのに十分低い値である。Bi2 SrTa2 9 薄膜4
は強誘電体薄膜を構成する。
【0056】この場合、Si基板1、MgAl2 4
膜2、SrRuO3 薄膜3およびSrRuO3 薄膜5
は、いずれも(110)面方位を有する。また、Bi2
SrTa2 9 薄膜4は(100)面方位を有する。な
お、Si基板1は、不純物をドープしたものであって
も、ノンドープのものであってもよい。
【0057】この強誘電体不揮発性メモリにおいて、S
i基板1、MgAl2 4 薄膜2、SrRuO3 薄膜
3、Bi2 SrTa2 9 薄膜4およびSrRuO3
膜5は相互にほぼ完全に格子整合している。例えば、図
2は、Si基板1、MgAl24 薄膜2およびSrR
uO3 薄膜3相互の格子整合の様子を模式的に示すが、
これから明らかなように、Si基板1とMgAl2 4
薄膜2との間およびMgAl2 4 薄膜2とSrRuO
3 薄膜3との間は、相互にほぼ完全に格子整合してい
る。
【0058】層状強誘電体酸化物薄膜であるBi2 Sr
Ta2 9 薄膜4の結晶構造におけるc軸長の半分の部
分を図3に示す。図3に示すように、このBi2 SrT
29 薄膜4は、ペロブスカイト型結晶構造を有する
SrTaO3 層4aの上下がBi−O層4bによりはさ
まれた構造を有している。このBi2 SrTa2 9
膜4においては、SrTaO3 層4aにおけるTa−O
八面体が作るc軸方向への誘電分極波を、Bi−O層4
bというブロッキング層が遮断していると考えることが
でき、実際にこれが誘電性などの物性異方性の原因とな
っていると考えられる。
【0059】ところで、強誘電体不揮発性メモリは、当
然ではあるが、できるだけ効率的な強誘電性ヒステリシ
ス曲線を有することが望まれている。そのためには、い
わゆる角型比(=残留分極(Pr )/自発分極
(Ps ))が高いこと、および、抗電界(Ec )が適度
に低いことの二つの条件を満たす必要がある。したがっ
て、角型比を高くするためには、Bi2 SrTa2 9
薄膜4の結晶軸異方性、すなわち分極異方性を有効に活
用することができるようにすることが重要である。
【0060】そこで、この第1実施例においては、Bi
2 SrTa2 9 薄膜4には[ブロッキング層/ペロブ
スカイト層/ブロッキング層]というc軸方向の内部積
層構造があるため、そのc軸を面内に寝かせて、すなわ
ちc軸を面に平行にして、a軸またはb軸が電界方向に
平行になるように、このBi2 SrTa2 9 薄膜4の
配向が決められている。このときのBi2 SrTa2
9 薄膜4の配向をその結晶骨格を用いて図4に示す。図
4において、電界(E)方向に強誘電分極するサブユニ
ット(SrTaO3 層4a)が、原子層単位で見たとき
にブロッキング層(Bi−O層4b)と適度な形状比で
存在していることが、反電界係数の因子からも理想的で
ある。
【0061】上述のように構成されたこの第1実施例に
よる強誘電体不揮発性メモリを製造するには、Si基板
1上にMgAl2 4 薄膜2、SrRuO3 薄膜3、B
2SrTa2 9 薄膜4およびSrRuO3 薄膜5を
順次エピタキシャル成長させる。このエピタキシャル成
長には、反応性蒸着法、スパッタリング法、レーザアブ
レーション法などを用いることができる。このうち反応
性蒸着法は、抵抗加熱および電子ビーム加熱の併用によ
り基板付近に酸化力の強いオゾンや活性酸素ガスなどの
雰囲気を作って蒸着を行う蒸着法の一種であり、活性化
反応性蒸着法とも呼ばれる(例えば、(17)日本セラミッ
クス学会誌、第98巻、749-753(1990))。この反応性蒸着
法による成膜時には、1単位胞毎の原子レベルでの膜厚
制御が、いわゆるRHEED(反射高速電子回折)振動
をモニタすることにより可能である。
【0062】ここで、強誘電体不揮発性メモリにおける
強誘電体薄膜の厚さが減少したときのリーク電流(ある
いは絶縁破壊)およびいわゆるサイズ効果の問題につい
て論じておく。
【0063】リーク電流を防止するため、電極間にはさ
まれた強誘電体薄膜には、その厚さ方向に10個以上の
結晶粒が存在するようにすることが望まれている。これ
は、電極間に入っている結晶粒の数が少なくなると、リ
ーク電流が著しく増大するためである。このときの強誘
電体薄膜(厚さ1μm程度)の様子を図5に模式的に示
し、そのときの強誘電体不揮発性メモリの電流−電圧
(I−V)特性を図6に示す。
【0064】厚さが100nm程度に減少したときの強
誘電体薄膜の様子を図7に模式的に示す。このとき、こ
の強誘電体薄膜の厚さ方向に存在する結晶粒の数は10
よりも少ない。このときの強誘電体不揮発性メモリのI
−V特性を図8に示す。図8を図6と比較すると明らか
なように、電極間に入っている結晶粒の数が10よりも
少ないときのリーク電流は、電極間に入っている結晶粒
の数が10個以上であるときのリーク電流よりも多くな
っている。
【0065】厚さがさらに減少して50nm以下になっ
たときの強誘電体薄膜の様子を図9に模式的に示す。こ
のとき、この強誘電体薄膜は単結晶である。このときの
強誘電体不揮発性メモリのI−V特性を図10に示す。
図10を図6および図8と比較すると明らかなように、
強誘電体薄膜が単結晶であるときのリーク電流は、強誘
電体薄膜が多結晶であるときのリーク電流に比べて大幅
に減少している。
【0066】次に、強誘電体のサイズ効果について説明
する。このサイズ効果とは、強誘電体薄膜の厚さを減少
させたとき、この強誘電体薄膜は強誘電性を保持するこ
とができるか、というものである。これは、室温で正方
晶(強誘電性)が安定である物質の粒径が非常に小さく
なると、ある値を境にしてそれ以下の粒径で急に立方晶
に変化して強誘電性を失う現象で、従来はもっぱら微粒
子に対して議論されてきた。つまり、三次元的なサイズ
縮小による物性変化と言える。このサイズ効果は、具体
的には、例えばBaTiO3 の場合は0.1μm以下で
ある。PZT薄膜の場合も、同様な結果が得られてい
る。
【0067】以上のようなリーク電流およびサイズ効果
の問題を考慮すると、この第1実施例において強誘電体
薄膜として単結晶のBi2 SrTa2 9 薄膜4を用い
ることは、強誘電体薄膜の厚さが100〜200nm程
度に減少したときに有利になると考えられる。
【0068】この第1実施例による強誘電体不揮発性メ
モリによれば、以下のような種々の利点を得ることがで
きる。すなわち、下部電極として用いられるSrRuO
3 薄膜3は、その下地のMgAl2 4 薄膜2およびそ
の上のBi2 SrTa2 9薄膜4のいずれとも良好に
格子整合しているので、この下部電極のはがれの問題が
ない。同様に、上部電極として用いられるSrRuO3
薄膜5のBi2 SrTa2 9 薄膜4との格子整合も良
好であることから、この上部電極のはがれの問題もな
い。また、ファティーグ特性も良好である。さらに、単
結晶のBi2 SrTa2 9 薄膜4を用いることによ
り、電極間距離、すなわちBi2 SrTa29 薄膜4
の厚さが減少しても、リーク電流が極めて少なく、ま
た、三次元サイズ効果によるBi2 SrTa2 9 薄膜
4の強誘電性の劣化を防止することができ、強誘電性物
質の最高の分極値付近の値を用いることができる。
【0069】以上のように、この第1実施例によれば、
構造の最適化により、優れた特性を有し、かつ信頼性の
高い強誘電体不揮発性メモリを実現することができる。
【0070】図11は、この発明の第2実施例による強
誘電体不揮発性メモリを示す断面図である。
【0071】図11に示すように、この強誘電体不揮発
性メモリにおいては、Si基板11上にMgAl2 4
薄膜12、Sr2 RuO4 薄膜13、(BaTiO3
n /(SrTiO3 m 超格子14およびSr2 RuO
4 薄膜15が順次積層されている。この場合、MgAl
2 4 薄膜12はバッファ層を構成する。Sr2 RuO
4 薄膜12およびSr2 RuO4 薄膜15は、それぞれ
下部電極および上部電極を構成する。これらのSr2
uO4 薄膜12およびSr2 RuO4 薄膜15の比抵抗
値も、SrRuO3 薄膜と同様に、電極として用いるの
に十分に低い値である。(BaTiO3 n /(SrT
iO3 m 超格子14は強誘電体薄膜を構成する。
【0072】この場合、Si基板11およびMgAl2
4 薄膜12は(100)面方位を有し、Sr2 RuO
4 薄膜13およびSr2 RuO4 薄膜15は(001)
面方位を有する。また、(BaTiO3 n /(SrT
iO3 m 超格子14は(001)面方位を有する。な
お、Si基板11は、不純物をドープしたものであって
も、ノンドープのものであってもよい。
【0073】この強誘電体不揮発性メモリにおいて、S
i基板11、MgAl2 4 薄膜12、Sr2 RuO4
薄膜13、(BaTiO3 n /(SrTiO3 m
格子14およびSr2 RuO4 薄膜15は相互にほぼ完
全に格子整合している。参考のため、Sr2 RuO4
結晶構造を図12に示す。
【0074】(BaTiO3 n /(SrTiO3 m
超格子14は、ともにペロブスカイト型結晶構造を有す
る強誘電体酸化物薄膜であるBaTiO3 薄膜およびS
rTiO3 薄膜を交互に積層したものである。
【0075】この第2実施例による強誘電体不揮発性メ
モリの製造方法は、第1実施例による強誘電体不揮発性
メモリの製造方法と同様であるので、説明を省略する。
【0076】この第2実施例によれば、第1実施例と同
様な利点を得ることができるほか、ひずみ超格子と考え
られる(BaTiO3 n /(SrTiO3 m 超格子
14を強誘電体薄膜として用いていることにより、強誘
電体のサイズ効果をより有効に抑制することができ、そ
れによって強誘電体薄膜の強誘電性をより良好なものと
することができる。
【0077】以上、この発明の実施例につき具体的に説
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
でなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可
能である。
【0078】例えば、上述の第1実施例においては、電
極としてSrRuO3 薄膜3、5を用いているが、電極
としてはこれらの代わりに例えばSr2 RuO4 薄膜を
用いてもよい。逆に、上述の第2実施例においては、電
極としてSr2 RuO4 薄膜13、15を用いている
が、電極としてはこれらの代わりに例えばSrRuO3
薄膜を用いてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による酸
化物積層構造によれば、シリコン基板と、そのシリコン
基板上の酸化物からなるバッファ層と、そのバッファ層
上の導電性酸化物薄膜とを有することにより、これを用
いて強誘電体不揮発性メモリを最適構造で実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による強誘電体不揮発性
メモリを示す断面図である。
【図2】この発明の第1実施例による強誘電体不揮発性
メモリにおけるSi基板、MgAl2 4 薄膜およびS
rRuO3 薄膜相互間の格子整合の様子を模式的に示す
略線図である。
【図3】この発明の第1実施例による強誘電体不揮発性
メモリにおいて強誘電体薄膜の材料として用いられるB
2 SrTa2 9 の結晶構造を示す略線図である。
【図4】この発明の第1実施例による強誘電体不揮発性
メモリにおいて強誘電体薄膜として用いられるBi2
rTa2 9 薄膜の配向状態を説明するための略線図で
ある。
【図5】強誘電体不揮発性メモリにおける強誘電体薄膜
の厚さの減少に伴うリーク電流の問題を説明するための
断面図である。
【図6】図5に示す強誘電体不揮発性メモリの電流−電
圧特性を示すグラフである。
【図7】強誘電体不揮発性メモリにおける強誘電体薄膜
の厚さの減少に伴うリーク電流の問題を説明するための
断面図である。
【図8】図7に示す強誘電体不揮発性メモリの電流−電
圧特性を示すグラフである。
【図9】強誘電体不揮発性メモリにおける強誘電体薄膜
の厚さの減少に伴うリーク電流の問題を説明するための
断面図である。
【図10】図9に示す強誘電体不揮発性メモリの電流−
電圧特性を示すグラフである。
【図11】この発明の第2実施例による強誘電体不揮発
性メモリを示す断面図である。
【図12】この発明の第2実施例による強誘電体不揮発
性メモリにおいて電極材料として用いられるSr2 Ru
4 の結晶構造を示す略線図である。
【符号の説明】 1、11 Si基板 2、12 MgAl2 4 薄膜 3、5 SrRuO3 薄膜 4 Bi2 SrTa2 9 薄膜 4a SrTaO3 層 4b Bi−O層 13、15 Sr2 RuO4 薄膜 14 (BaTiO3 n /(SrTiO3 m 超格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316 H01L 27/10 451 27/04 39/02 D 21/822 27/04 C 27/10 451 // H01L 39/02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板と、 上記シリコン基板上の酸化物からなるバッファ層と、 上記バッファ層上の導電性酸化物薄膜とを有することを
    特徴とする酸化物積層構造。
  2. 【請求項2】 上記バッファ層は上記シリコン基板とほ
    ぼ格子整合し、上記導電性酸化物薄膜は上記バッファ層
    とほぼ格子整合していることを特徴とする請求項1記載
    の酸化物積層構造。
  3. 【請求項3】 上記バッファ層および上記導電性酸化物
    薄膜は上記シリコン基板上にエピタキシャル成長された
    ものであることを特徴とする請求項1記載の酸化物積層
    構造。
  4. 【請求項4】 上記導電性酸化物薄膜はペロブスカイト
    型結晶構造を有することを特徴とする請求項1記載の酸
    化物積層構造。
  5. 【請求項5】 上記導電性酸化物薄膜はSrRuO3
    らなることを特徴とする請求項4記載の酸化物積層構
    造。
  6. 【請求項6】 上記導電性酸化物薄膜は層状ペロブスカ
    イト型結晶構造を有することを特徴とする請求項1記載
    の酸化物積層構造。
  7. 【請求項7】 上記導電性酸化物薄膜はSr2 RuO4
    からなることを特徴とする請求項6記載の酸化物積層構
    造。
  8. 【請求項8】 上記バッファ層はマグネシウム・アルミ
    ニウム・スピネルからなることを特徴とする請求項4記
    載の酸化物積層構造。
  9. 【請求項9】 上記バッファ層はマグネシウム・アルミ
    ニウム・スピネルからなることを特徴とする請求項6記
    載の酸化物積層構造。
  10. 【請求項10】 上記シリコン基板、上記バッファ層お
    よび上記導電性酸化物薄膜は(110)面方位を有する
    ことを特徴とする請求項8記載の酸化物積層構造。
  11. 【請求項11】 上記シリコン基板および上記バッファ
    層は(100)面方位を有し、上記導電性酸化物薄膜は
    (001)面方位を有することを特徴とする請求項9記
    載の酸化物積層構造。
  12. 【請求項12】 上記バッファ層は酸化セリウムからな
    ることを特徴とする請求項4記載の酸化物積層構造。
  13. 【請求項13】 上記バッファ層は酸化セリウムからな
    ることを特徴とする請求項6記載の酸化物積層構造。
  14. 【請求項14】 上記シリコン基板は(100)面方位
    または(111)面方位を有し、上記バッファ層は(1
    10)面方位または(111)面方位を有し、上記導電
    性酸化物薄膜は(110)面方位を有することを特徴と
    する請求項12記載の酸化物積層構造。
  15. 【請求項15】 上記シリコン基板は(100)面方位
    を有し、上記バッファ層は(110)面方位を有し、上
    記導電性酸化物薄膜は(001)面方位を有することを
    特徴とする請求項13記載の酸化物積層構造。
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