JPH10245298A - 結晶配向セラミックス基板及びデバイス - Google Patents

結晶配向セラミックス基板及びデバイス

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JPH10245298A
JPH10245298A JP9062132A JP6213297A JPH10245298A JP H10245298 A JPH10245298 A JP H10245298A JP 9062132 A JP9062132 A JP 9062132A JP 6213297 A JP6213297 A JP 6213297A JP H10245298 A JPH10245298 A JP H10245298A
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JP
Japan
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crystal
thin film
ceramic substrate
oriented
substrate
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JP9062132A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Tani
俊彦 谷
Tsuguto Takeuchi
嗣人 竹内
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配向度の高い機能性薄膜を形成可能であり,
かつ安価に製造可能で,大面積のものを容易に得ること
ができる結晶配向セラミックス基板及びこれよりなるデ
バイスを提供すること。 【解決手段】 等方状ペロブスカイト型化合物多結晶ま
たは層状ペロブスカイト型化合物多結晶よりなると共に
該多結晶における少なくとも一つの結晶面が優先配向し
た結晶配向セラミックス基板であって,該基板の配向度
はロットゲーリング法で20%以上ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,強誘電体不揮発性メモリーデバ
イス,DRAMデバイス,焦電センサ,トランジスタ,
加速度センサ,磁気センサ,SQUID等の各種デバイ
ス作製用の基板となる結晶配向セラミックス基板及びこ
れを用いたデバイスに関する。
【0002】
【従来技術】従来,PZT(ジルコン・チタン酸鉛)の
ような等方状ペロブスカイト型化合物よりなる機能性薄
膜や,高温超伝導体のような層状ペロブスカイト型化合
物よりなる機能性薄膜は,その結晶軸を配向させて特性
的に優れたデバイスとするために,これら化合物とエピ
タキシャル関係にあるMgO,Al2 3 ,あるいはS
rTiO3 のような等方状ペロブスカイト型化合物より
なる単結晶基板の上に形成して用いることが知られてい
る。この中でも,薄膜物質と格子整合性のよいSrTi
3 のような等方状ペロブスカイト型化合物単結晶を基
板として用いた場合には,より結晶性・配向性に優れた
薄膜が得られている。なお,本明細書においては,いわ
ゆるペロブスカイト型化合物を等方状ペロブスカイト型
化合物と呼称する。これは,層状ペロブスカイト型化合
物と区別するためである。
【0003】この場合,上記単結晶基板の上に直接上記
化合物よりなる機能性薄膜を設けることができる。ま
た,上記単結晶基板の上に電極等を設け,更にその上に
上記化合物よりなる機能性薄膜を設けることもできる。
【0004】また,上記電極を設ける場合には,上記単
結晶基板の上に,エピタキシャル関係にあるPtのよう
な金属,LaNiO3 のような電気伝導性のペロブスカ
イト型化合物の導電性薄膜を形成し,該導電性薄膜の上
に,ゾルゲル法,スパッタリング法,レーザー蒸着法等
の方法で上記化合物よりなる機能性薄膜を作製する。こ
れにより,上記機能性薄膜は(上記単結晶基板に対す
る)エピタキシャル配向膜となる。
【0005】具体的には,J.Appl.Phys.6
0[1]361−67(1986)において,PbTi
3 配向薄膜を,エピ{100}Pt/{100}Mg
O単結晶上に作製することが開示されている。また,J
pn.J.Appl.Phys.16,1707−08
(1977)において,(Pb,La)(Zr,Ti)
3 エピタキシャル配向薄膜をSrTiO3 単結晶上に
作製することが開示されている。
【0006】また,特開平6−310769号,特開平
7−309700号において,層状ペロブスカイト型化
合物よりなる高温超伝導薄膜をSrTiO3 単結晶上に
作製することが開示されている。更に,このようにして
作られた高温超伝導薄膜を電極兼テンプレートとして,
該高温超伝導薄膜の上に等方状ペロブスカイト型構造を
有する強誘電体薄膜を作製することも知られている。ま
た,Appl.Phys.Lett.,69〔22〕3
432−34(1996)には,LaAlO3 の単結晶
上に巨大磁気抵抗効果を有する等方状ペロブスカイト型
のNd0.7 Sr0.3 MnO3 薄膜を設け,更にその上に
等方状ペロブスカイト型のYBa2 Cu3 7 薄膜を設
けたデバイスが開示されている。
【0007】更に,層状ペロブスカイト型化合物の配向
セラミックスを設ける技術についても,Appl.Ph
ys.Lett.,59〔27〕3542−45(19
91)及びJ.Am.Ceram.72[2]289−
293(1989)において開示されている。
【0008】なお,上記単結晶基板としては等方状ペロ
ブスカイト型または層状ペロブスカイト型酸化物よりな
る基板の需要が高い。これは,等方状ペロブスカイト型
または層状ペロブスカイト型酸化物単結晶基板は,殆ど
の等方状ペロブスカイト型または層状ペロブスカイト型
機能性薄膜について,一軸配向及びエピタキシャル成長
が可能なテンプレートとして利用できるためである。
【0009】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記等方状ペ
ロブスカイト型または層状ペロブスカイト型酸化物単結
晶基板は高価であり,大面積のウエハーが得られにく
い。このため,上記単結晶基板に対して各種薄膜を形成
して作製したデバイスは低コスト化が困難である。ま
た,大面積(100mm2 以上)のデバイスを作製した
場合には歩留まりが小さくなる。
【0010】また,市場で得られる酸化物単結晶基板は
限定されており(等方状ペロブスカイト型化合物として
は,例えばSrTiO3 ,LaAlO3 等に限られてし
まう)。このため,エピタキシャル成長させたい機能性
薄膜と格子整合性のよい単結晶基板を入手し難いという
問題もあった。得ようとする機能性薄膜と単結晶基板と
の間の格子整合性が低い場合には機能性薄膜の配向度が
低いことから,デバイスの性能が劣ってしまう。
【0011】本発明は,かかる問題点に鑑み,配向度の
高い機能性薄膜を形成可能であり,かつ安価に製造可能
で,大面積のものを容易に得ることができる結晶配向セ
ラミックス基板及びこれよりなるデバイスを提供しよう
とするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,等方状ペロブス
カイト型化合物多結晶または層状ペロブスカイト型化合
物多結晶よりなると共に該多結晶における少なくとも一
つの結晶面が優先配向した結晶配向セラミックス基板で
あって,該基板の配向度はロットゲーリング法で20%
以上あることを特徴とする結晶配向セラミックス基板に
ある。
【0013】上記等方状ペロブスカイト型化合物として
は,ペロブスカイト型を有するいかなる複合酸化物でも
よく,例えば,LaAlO3 ,LaNiO3 ,BaPb
3,SrTiO3 ,BaTiO3 ,PbTiO3 ,P
b(Zr,Ti)O3 ,KNbO3 ,NaNbO3 ,B
0.5 Na0.5 TiO3 ,Bi0.5 0.5 TiO3 ,P
bZnO3 ,PbMg1/3 Nb2/3 3 ,PbZn1/3
Nb2/3 3 ,(Pb,La)(Zn,Ti)O3
(Ca,Ln)MnO3 ,(Sr,Nd)MnO3 ,B
2 LnIrO6 (ここにLnはLaおよび希土類元素
である),BaCeO3 ,LaLiTi2 6 等,およ
びこれらの化合物よりなる固溶体を挙げることができ
る。
【0014】また,上記層状ペロブスカイト型化合物と
しては,チタン酸ビスマス,後述する層状ビスマス化合
物,ビスマスを含まない層状ペロブスカイト型構造を有
する物質,あるいはSr2 Nb2 7 構造の化合物等を
使用することができる。なお,これらの化合物のいずれ
を用いるかに関しては,得ようとする機能性薄膜の種類
によって決定される。
【0015】なお,上記層状ビスマス化合物としては,
一般的に(Bi2 2 2+(Am-1m 3m+12+で表
される物質を挙げることができる。この場合のAはN
a,Sr,Pb,希土類元素など1〜3価の金属元素,
BはTi,Nb,Taなどの金属元素である。また,上
述のカテゴリーに含まれる物質としては,SrBi2
2 9 ,SrBi2 Ta2 9 ,BaBi2 Nb2
9 ,BaBi2 Ta2 9 ,BaBi3 Ti2 Nb
12,PbBi2 Nb2 9 ,PbBi2 Ta2 9
SrBi4Ti4 15,BaBi4 Ti4 15,PbB
4 Ti4 15,Sr2 Bi4 Ti5 18,Pb2 Bi
4 Ti5 18などの多くの化合物を挙げることができ
る。また,高温超伝導材料として知られる銅を含む一連
の層状ぺロブスカイト型構造の化合物も上記カテゴリー
に含まれる。
【0016】また,Biを含まない層状ペロブスカイト
型構造を有する物質としては,Sr2 TiO4 ,Sr3
Ti2 7 ,Sr4 Ti3 10,Ca4 Ti3 10,C
3Ti2 7 ,Sr2 RuO4 ,(La,Sr)2
nO4 ,(La,Sr)2 CrO4 ,K2 NiF4
の,いわゆるRuddlesden−Popper型化
合物を挙げることができる。また,Sr2 Nb2 7
造の化合物としては,Sr2 Nb2 7 ,Ca2 Nb2
7 ,La2 Ti2 7 ,Nd2 Ti2 7 等を挙げる
ことができる。
【0017】上記配向度が20%未満である場合には,
基板上に対し機能性薄膜を成長させた場合に,優れた特
性を有する程に配向した機能性薄膜を得ることが困難と
なるおそれがある。更に,より好ましくは上記配向度は
50%以上あることが好ましい。このような結晶配向セ
ラミックス基板に対し,下記に述べるような性質を有す
る機能性薄膜を形成することにより,例えば残留分極量
が大きく,疲労し難い強誘電体メモリー等のデバイスを
低コストで得ることができる。
【0018】なお,上記機能性薄膜とは,機能や特性が
結晶方位依存性を有する物質であり,誘電体材料,焦電
体材料,圧電体材料,強誘電体材料,磁性材料,イオン
伝導性材料,電子伝導性材料,熱電材料,耐磨耗性材料
等として利用可能な物質よりなる薄膜である。
【0019】更に,上記配向度が80%以上である場合
には,高温超伝導材料素子として使用可能なデバイスを
作製した場合,特に優れた性能を発揮するデバイスを得
ることができる。また,電気伝導性に異方性のある機能
性薄膜を設けることにより,電気伝導性異方性素子とし
て機能するデバイスを作製することができる。
【0020】次に,上記結晶配向セラミックス基板を製
造するに当たっては,層状ペロブスカイト型化合物より
なる板状粒子をホスト材料Aとして,一軸加圧,押出
し,テープ成形,圧延,フィルタープレスなどの方法で
配向させ,これを加熱することによりこの表面で,ホス
ト材料Aと共に混合した等方状または層状ペロブスカイ
ト型化合物よりなるゲスト材料Bの原料から該ゲスト材
料Bの少なくとも一部を生成させると共に,ホスト材料
Aの結晶面または結晶軸の配向を利用してゲスト材料B
の結晶面または結晶軸を配向させることが好ましい。ま
た,上記原料の代わりに微細なゲスト材料Bを用いて,
ホスト材料Aの表面に接触したゲスト材料Bの結晶面ま
たは結晶軸を配向させることもできる。
【0021】この製造方法において,ゲスト材料Bの結
晶はホスト材料Aの表面における結晶格子をテンプレー
トとして成長する。即ち,ゲスト材料Bの結晶の少なく
とも一部は,ホスト材料Aの結晶格子と整合性がある状
態でエピタキシャル生成する。従って,ゲスト材料Bの
結晶そのものが配向しやすいか配向し難いかにかかわら
ず,上記ゲスト材料Bの少なくとも一部は配向した状態
で結晶となる。
【0022】また,微細なゲスト材料Bを用いた場合に
は上記ホスト材料Aの表面でゲスト材料Bを生成させな
くとも,上記ホスト材料Aの表面に接触したゲスト材料
Bが拡散によってエピタキシャル配向する。そして,上
記ホスト材料Aとして,形状異方性を有し,より配向し
やすい物質を用いることにより,ゲスト材料Bが配向し
た状態にあるセラミックスを容易に得ることができる。
また,結晶配向セラミックス基板としてホスト材料Aそ
のものを用いる場合には,該ホスト材料Aを配向させて
加熱により焼結するだけでよい。
【0023】なお,上記ホスト材料Aとしては,配向結
晶を得やすいチタン酸ビスマス,ビスマス層状構造化合
物,及び一般のR−P型構造(ルドルスデン−ポッパー
[Ruddlesden−Popper]型層状ペロブ
スカイト構造)化合物を用いることができる。また,上
記ゲスト材料Bとしては,得ようとするデバイスに応じ
た機能性薄膜を形成可能な物質より選択する。
【0024】また,上記製造方法においては,ホスト材
料Aに添加物を加えることもできる。ここに上記添加物
は,ホスト材料Aと反応してゲスト材料Bとなる物質,
またはホスト材料Aと反応して,ゲスト材料Bと同様の
等方状ペロブスカイト型構造を有する材料Cとなる物質
である。これによれば,ゲスト材料Bのみよりなる結晶
配向セラミックス基板を得ることができる。または,ゲ
スト材料B及びこれと同様の結晶構造を有する材料Cあ
るいはゲスト材料Bと材料Cとの固溶体よりなる結晶配
向セラミックス基板を得ることができる。
【0025】なお,上記ホスト材料Aとゲスト材料Bと
の組み合わせ例を以下に示す。ホスト材料Aとしては,
Sr2 TiO4 ,Sr3 Ti2 7 等を用いた場合には
SrTiO3 ,(Ba,Sr)TiO3 よりなる結晶配
向セラミックス基板を得ることができる。なお,上記結
晶配向セラミックス基板は擬立方晶における{100}
面が配向した状態にある。
【0026】また,上記ホスト材料Aとして,Bi4
3 12等を用いた場合には,Bi0.5 Na0.5 TiO
3 ,Bi0.5 (Na,K)0.5 TiO3 ,(Pb,B
i)(Ni,Ti)O3 よりなる結晶配向セラミックス
基板を得ることができる。なお,上記結晶配向セラミッ
クス基板は擬立方晶における{100}面が配向した状
態にある。
【0027】また,上記ホスト材料Aとして,Sr2
2 7 構造であるLa2 Ti2 7 等を用いた場合に
は,LaLiTi2 6 ,(Pb,La)(Zn,T
i)O3 よりなる結晶配向セラミックス基板を得ること
ができる。なお,上記結晶配向セラミックス基板は擬立
方晶における{110}面が配向した状態にある。
【0028】次に,上記ロットゲーリング法につき,以
下に説明する。ロットゲーリング法により得られた結晶
配向セラミックスの結晶配向度Q(HKL)は,以下の
数1により定義される。
【0029】
【数1】
【0030】ここに,I(HKL)は結晶配向セラミッ
クスにおける結晶面(HKL)からのX線回折強度であ
る。一方,I0 (HKL)は,上記結晶配向セラミック
スと同一組成の同一化合物であり,かつ無配向の多結晶
セラミックスにおける結晶面(HKL)からのX線回折
強度である。また,Σ´I(HKL)はI(100),
I(200),I(300)等,結晶配向セラミックス
における各結晶配向面からのX線回折強度の総和であ
る。一方,ΣI0 (hkl)は,上記無配向の多結晶セ
ラミックスにおける全ての結晶面(hkl)からのX線
回折強度の総和である。なお,Q(HKL)の値は無配
向の場合に0%,全ての結晶粒子が配向している場合に
100%となるよう規格化してある。
【0031】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明にかかる結晶配向セラミックス基板は,各結晶粒が
配向した状態にある多結晶の基板である。また,その配
向度はロットゲーリング法によれば,20%以上であ
る。
【0032】このため,上記結晶配向セラミックス基板
の結晶格子に対して,機能性薄膜を結晶軸を配向させた
状態で作製することができる。従って,上記結晶配向セ
ラミックス基板と同程度に配向した機能性薄膜をその表
面に形成することができる。その上,上記結晶配向セラ
ミックス基板は多結晶の物質であるため,単結晶基板と
比較して製造コストを安価とすることができ,また大面
積の基板を容易に作製することができる。従って,大面
積のデバイスを作製する場合に歩留まりが向上する。
【0033】また,上記結晶配向セラミックス基板は,
単結晶基板の場合と比較して上記機能性薄膜を設ける際
の結晶化温度を低くすることができる。よって,上記機
能性薄膜の配向度をより高めることができ,優れたデバ
イスとなすことができる。更に,基板に対し機能性薄膜
を設けデバイスとする場合,本発明にかかる結晶配向セ
ラミックス基板を用いることにより,両者の固溶範囲を
大きく変えることができるため,均一な組成,かつ機能
性薄膜に対する格子整合性に優れた最適な基板を選択可
能となる。よって,優れたデバイスを得ることができ
る。なお,上記結晶配向セラミックス基板は熱処理によ
って充分に焼結緻密化させた後,表面を研磨により平滑
にした後,機能性薄膜を表面に作製するのが好ましい。
【0034】以上のように,本発明によれば,配向度の
高い機能性薄膜を形成可能であり,かつ安価に製造可能
で,大面積のものを容易に得ることができる結晶配向セ
ラミックス基板を提供することができる。
【0035】次に,上記優先配向した結晶面は等方状ペ
ロブスカイト型化合物の擬立方晶表示の{100}面,
または層状ペロブスカイト型化合物の擬立方晶表示の
{001}面であることが好ましい。これにより,メモ
リデバイスの高容量化,耐疲労特性向上,電子伝導性向
上などの効果を高めることができる。また,光学デバイ
スの場合,二軸配向した等方状ペロブスカイト型化合物
の基板が好ましい。この際はSr2 Nb2 7 型構造の
化合物の,短冊状ホスト材料Aを用いて作製できる。
【0036】また,請求項2の発明は,等方状ペロブス
カイト型化合物多結晶または層状ペロブスカイト型化合
物多結晶よりなる結晶配向セラミックス基板と,該結晶
配向セラミックス基板上に等方状ペロブスカイト型化合
物多結晶または層状ペロブスカイト型化合物多結晶より
なる機能性薄膜を設けた構造を含むデバイスであって,
上記結晶配向セラミックス基板は,これを構成する多結
晶の少なくとも一つの結晶面が優先配向した状態にあ
り,かつ該基板の配向度はロットゲーリング法で20%
以上あることを特徴とするデバイスにある。
【0037】上記機能性薄膜とは,前述したごとく,機
能や特性が結晶方位依存性を有する物質であり,誘電体
材料,焦電体材料,圧電体材料,強誘電体材料,磁性材
料,イオン伝導性材料,電子伝導性材料,熱電材料,耐
磨耗性材料等として利用可能な物質よりなる薄膜であ
る。そして,上記デバイスとしての能力は上記機能性薄
膜の種類により決定される。
【0038】上記デバイスの具体例を以下に例示する。
なお,ここに挙げた化合物が機能性薄膜となる。まず,
Pb(Zr,Ti)O3 ,PbTiO3 ,SrBi2
2 9 等を用いることにより強誘電体不揮発メモリー
デバイスを得ることができる。また,(Sr,Ba)T
iO3 ,(Pb,La)(Zr,Ti)O3 を用いるこ
とにより,DRAMデバイスを得ることができる。
【0039】(Pb,La)TiO3 等を用いることに
より焦電センサを,半導性SrTiO3 ,半導性BaT
iO3 を用いることによりトランジスタ(FET等)を
得ることができる。Pb(Zr,Ti)O3 ,Bi0.5
Na0.5 TiO3 等を用いることにより加速度センサを
得ることができる。
【0040】また,Nd0.7 Sr0.3 MnO3 のように
(Ln,A)MnO3 を用いることによって磁気センサ
を得ることができる。ここで,Lnは希土類元素,Aは
アルカリ土類元素である。また,LaLiTi2 6
BaCeO3 等を用いることにより,イオン伝導性デバ
イス(化学センサ,電池素子等)を得ることができる。
【0041】また,YBa2 Cu3 7-a ,Bi2 Sr
2 Can-1 Cun x 等を用いることにより,SQUI
Dなどの超伝導デバイスを得ることができる。あるいは
上記の化合物を複数選択し,機能性薄膜を形成すること
により,複合的な機能を有する各種デバイスを作製する
こともできる。なお,上記結晶配向基板についての詳細
は請求項1と同様である。
【0042】また,上記デバイスとしては,上記結晶配
向基板に対し機能性薄膜の他にも,例えば電極,配線構
造を形成されたものもある。また,例えば,電気絶縁性
の結晶配向セラミックス基板に対し,得ようとするデバ
イスの都合上から基板が電気伝導性を有することを必要
とする際には,LaNiO3 ,La(Ni,Co)
3 ,(Sr,Ca)RuO3 ,(La,Sr)CoO
3 ,NbドープSrTiO3 等よりなる薄膜状の電極を
予め上記結晶配向セラミックス基板上に対しエピタキシ
ャル成長させることが好ましい。
【0043】本発明にかかる作用効果につき説明する。
本発明におけるデバイスは,多結晶よりなる結晶配向セ
ラミックス基板に対し機能性薄膜を設けた構造を含んで
おり,かつ上記結晶配向セラミックス基板の配向度はロ
ットゲーリング法で20%以上である。このため,上記
機能性薄膜は上記結晶配向セラミックス基板の配向度を
引き継ぐことができる。即ち,上記機能性薄膜も上記基
板と同様に配向した状態となる。よって,本発明にかか
るデバイスは,上記機能性薄膜が結晶配向に依存する各
種特性に優れたものとなる。
【0044】そして,上記結晶配向セラミックス基板は
多結晶よりなることから,単結晶基板と比較して製造コ
ストを安価とすることができ,また大面積の基板を容易
に作製することができる。従って,大面積のデバイスを
作製することができる。また,上記結晶配向セラミック
ス基板は,単結晶基板の場合と比較して上記機能性薄膜
を設ける際の結晶化温度を低くすることができる。よっ
て,上記機能性薄膜の配向度をより高めることができ,
優れたデバイスとなすことができる。
【0045】以上のように,本発明によれば,配向度の
高い機能性薄膜が形成され,かつ安価に製造可能で,大
面積のものを容易に得ることができるデバイスを提供す
ることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる結晶配向セラミックス基板
及びこれを用いたデバイスにつき,説明する。本例の結
晶配向セラミックス基板はBi0.5 Na0.5 TiO3
多結晶よりなると共に,該多結晶における擬立方晶の
{100}面が優先配向した結晶配向セラミックス基板
である。該基板の配向度はロットゲーリング法で20%
以上である。また,本例のセラミックス基板により作製
されたデバイスは,上記基板の表面に,Pb(Zr0.53
Ti0.47)O3 よりなる機能性薄膜を設けてなる。この
デバイスは不揮発性メモリーデバイスとして利用可能で
ある。
【0047】次に,上記結晶配向セラミックス基板の製
造方法につき説明する。Bi4 Ti3 12よりなるホス
ト材料A(板状粒子)と,Bi0.5 Na0.5 TiO3
Bi2 3 ,TiO2 ,Na2 CO3 をモル比で,1:
3:1:9:3となるように秤量した。次に,これらの
材料に対しトルエンとエタノールとを加えて,20時
間,ボールミル混合し,スラリーとした。
【0048】上記スラリーにバインダーと可塑剤とを加
えて更に1時間混合し,該混合物よりドクターブレード
成形機を用いてテープ成形体を作製した。上記テープ成
形体を複数枚積層し,これらを圧着,その後圧延を施
し,プレート状成形体とした。
【0049】上記プレート状成形体を温度700℃で加
熱・脱脂した後,CIP成形(4000kg/cm2
を施した。得られた上記成形体を温度1150℃,10
時間にて焼成,相対密度が98%,擬立方晶{100}
面の配向度が95%のBi0.5 Na0.5 Ti焼結体を得
た。この焼結体を表面研磨したところ,上記配向度は9
0%となった。以上により,本例にかかる結晶配向セラ
ミックス基板であるBNT基板を得た。
【0050】上記BNT基板上にレーザー蒸着法(また
はゾルゲル法)を利用して,厚さ300nmのLaNi
3 のエピタキシャル薄膜を作製した。次に,上記エピ
タキシャル薄膜に対し,Pb(Zr0.53Ti0.47)O3
よりなる機能性薄膜をゾルゲル法により作製した。その
後,上記機能性薄膜を温度650℃,5分で加熱した。
上記機能性薄膜の配向度は約90%であり,擬立方晶の
{100}面が配向した状態にあった。そして,上記機
能性薄膜は35μC/cm2 の自発分極量を示し,不発
揮メモリーデバイスの素子として利用可能であることが
分かった。
【0051】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例にかかる結晶配向セラミックス基板は,各結晶
粒が配向した状態にある多結晶の基板である。また,そ
の配向度はロットゲーリング法によれば,20%以上で
ある。
【0052】このため,上記結晶配向セラミックス基板
の結晶格子に対して,機能性薄膜を結晶軸を配向させた
状態で作製することができる。従って,少なくとも上記
結晶配向セラミックス基板と同程度に配向した機能性薄
膜をその表面に形成することができる。その上,上記結
晶配向セラミックス基板は多結晶の物質であるため,単
結晶基板と比較して製造コストを安価とすることがで
き,また大面積の基板を容易に作製することができる。
従って,大面積のデバイスを作製することができる。
【0053】また,上記結晶配向セラミックス基板は,
単結晶基板の場合と比較して上記機能性薄膜を設ける際
の結晶化温度を低くすることができる。よって,上記機
能性薄膜の配向度をより高めることができ,優れたデバ
イスとなすことができる。
【0054】また,特に本例においては,結晶配向セラ
ミックス基板として,多結晶BNT基板を用いてあるた
め,単結晶酸化物を用いるよりも高強度であり,Si等
の半導体基板を用いるよりも耐熱性に優れている。
【0055】従って,本例によれば,配向度の高い機能
性薄膜を形成可能であり,かつ安価に製造可能で,大面
積のものを容易に得ることができる結晶配向セラミック
ス基板及びこれよりなるデバイスを提供することができ
る。
【0056】実施形態例2 本例は,実施形態例1において作製したBNT基板上に
対し直接,機能性薄膜を設けたデバイスである。即ち,
上記BNT基板に対し,ゾルゲル法によってPd0.92
0.08Zr0.65Ti0.353 で表わされるPLZT薄膜
(厚さ300nm)を作製した。その後,上記機能性薄
膜を,温度700℃,5分で熱処理した。このようにし
て作製したデバイスにおける機能性薄膜の配向度は約8
5%であった。これにより,光スイッチとして機能する
デバイスを得た。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0057】本例のデバイスにおいてPLZT薄膜は電
気光学効果を有するため,スイッチング機能をもつ光導
波デバイス素子としての利用が可能である。その他は実
施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0058】実施形態例3 本例は,実施形態例1とは異なる化合物よりなり,超伝
導電子デバイスとして利用されるデバイスについて示す
ものである。本例のデバイスは,SrTiO3 よりなる
結晶配向セラミックス基板に対し,YBa2 Cu3
7-a よりなる機能性薄膜である。次に,上記結晶配向セ
ラミックス基板の製造方法につき説明する。Sr3 Ti
2 7 よりなる板状粒子とTiO2 とをモル比で1:1
となるように秤量した。次に,これらの材料に対しトル
エンとエタノールとを加えて,20時間,ボールミル混
合し,スラリーとした。
【0059】上記スラリーを用いて,実施形態例1と同
様のプロセスを経て,CIP成形による成形体とした。
その後,上記成形体を温度1400℃,10時間にて焼
成,相対密度98%,擬立方晶{100}面の配向度が
85%のSrTiO3 焼結体を得た。この焼結体を表面
研磨したところ,上記配向度は80%となった。以上に
より,本例にかかる結晶配向セラミックス基板であるS
T基板を得た。
【0060】上記ST基板上にレーザー蒸着法によっ
て,機能性薄膜となるYBa2 Cu37-a 薄膜を作
製,デバイスとした。上記デバイスはX線回折により調
べたところ,強いC軸配向を示した。なお,上記デバイ
スは,超伝導電子デバイスとして利用されるものであ
る。
【0061】ところで,上記SiTiO3 配向セラミッ
クス基板の原料系を変えた他の例について以下に説明す
る。Sr3 Ti2 7 よりなる板状粒子と,SrTiO
3 ,TiO2 をモル比で3:11:3の割合で混合し
た。この混合物よりなる原料ロットを作製し,上記と同
様のプロセスにて配向セラミックス基板を作製した。
【0062】また,Sr3 Ti2 7 よりなる板状粒子
と,SrTiO3 ,SrCO3 ,TiO2 をモル比で
1:3:4:5の割合で混合した。そして,この混合物
よりなる原料ロットを作製し,更にこれを用いて配向セ
ラミックス基板を作製した。この配向セラミックス基板
の擬立方晶における{100}面の配向度はそれぞれ6
2%,53%であった。その他は,実施形態例1と同様
である。
【0063】本例のデバイスにおいては,配向のため基
板の面平行方向に超伝導効果を有する。その他は実施形
態例1と同様の作用効果を有する。
【0064】実施形態例4 本例は,実施形態例3において作製したST基板上に焦
電体よりなる機能性薄膜を設けたデバイスである。即
ち,上記ST基板に対し,ゾルゲル法によってLaNi
3 薄膜(厚さ200nm)を作製した。更に上記薄膜
の上に(Pb,La)TiO3 よりなる焦電体薄膜の機
能性薄膜を作製した。上記機能性薄膜は強くC軸に配向
しており,このようにして作製したデバイスは焦電セン
サーデバイスとして利用可能であることがわかった。そ
の他は,実施形態例1と同様である。
【0065】本例のデバイスにおいては,無配向薄膜よ
りも高い焦電係数を有するため高い品質係数を有する。
その他は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0066】
【発明の効果】上記のごとく,本発明によれば,配向度
の高い機能性薄膜を形成可能であり,かつ安価に製造可
能で,大面積のものを容易に得ることができる結晶配向
セラミックス基板及びこれよりなるデバイスを提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 37/02 H01L 39/02 ZAAW 39/02 ZAA 39/24 ZAAW 39/24 ZAA 43/10 41/187 49/00 43/10 23/12 C 49/00 41/18 101D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等方状ペロブスカイト型化合物多結晶ま
    たは層状ペロブスカイト型化合物多結晶よりなると共に
    該多結晶における少なくとも一つの結晶面が優先配向し
    た結晶配向セラミックス基板であって,該基板の配向度
    はロットゲーリング(Lotgering)法で20%
    以上あることを特徴とする結晶配向セラミックス基板。
  2. 【請求項2】 等方状ペロブスカイト型化合物多結晶ま
    たは層状ペロブスカイト型化合物多結晶よりなる結晶配
    向セラミックス基板と,該結晶配向セラミックス基板上
    に等方状ペロブスカイト型化合物多結晶または層状ペロ
    ブスカイト型化合物多結晶よりなる機能性薄膜を設けた
    構造を含むデバイスであって,上記結晶配向セラミック
    ス基板は,これを構成する多結晶の少なくとも一つの結
    晶面が優先配向した状態にあり,かつ該基板の配向度は
    ロットゲーリング(Lotgering)法で20%以
    上あることを特徴とするデバイス。
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