JPH08329325A - 物品放出装置 - Google Patents

物品放出装置

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Publication number
JPH08329325A
JPH08329325A JP13501595A JP13501595A JPH08329325A JP H08329325 A JPH08329325 A JP H08329325A JP 13501595 A JP13501595 A JP 13501595A JP 13501595 A JP13501595 A JP 13501595A JP H08329325 A JPH08329325 A JP H08329325A
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JP
Japan
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article
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Application number
JP13501595A
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English (en)
Inventor
Junji Kato
順司 加藤
Makoto Okazaki
誠 岡崎
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Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる放出口から放出された複数種類の物品
の取り出し忘れを効果的に防止可能にし、且つそれらの
物品の放出から取り出しまでの所要時間を短縮するこ
と。 【構成】 制御部14は、計数機4においてパチンコ玉
の計数動作が行われた場合には、返却無スイッチ6及び
返却有スイッチ7の操作状況、カードリーダ13に対す
る会員カードの挿入の有無などに応じて、2種類以上の
物品(レシート10或いは10′、会員カード11、パ
チンコ玉)の放出動作を行い、この放出動作時には、物
品の放出があった旨の報知を表示灯12a、9b、2c
の点滅動作により行うと共に、その後において上記物品
の取り出し操作が行われることなく所定時間経過したと
き、若しくはそれら物品のうちの一つが取り出されたと
きには、残りの未取り出しの物品の取り出しを促す報知
動作をスピーカ16を通じた音声出力により行い、この
ような報知動作を物品が全部取り出されるまで反復す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種類の物品を異な
る放出口から同時期に放出し得るように構成された物品
放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動販売機のように、販売商品
と釣り銭とがそれぞれ異なる放出口から同時期に放出さ
れる装置にあっては、商品の取り出しに購買者側の注意
が集中するなどして、放出された釣り銭を取り忘れる事
態が往々にして発生するものである。このため、従来で
は、商品の販売時において、商品及び釣り銭の取り出し
を促すアナウンスを音声にて行う構成とすることが考え
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、商品及び釣り銭の取り出しを促すアナウン
スが同時に行われるため、例えば購買者側が商品の取り
出しに注意を集中しているような状況下では、アナウン
スによる注意喚起効果が不十分になる場合があり、釣り
銭の取り忘れ防止効果をそれほど期待できないという問
題点があった。
【0004】このような問題点に対処するために、従来
では、例えば、釣り銭の取り出しが済むまでの間は商品
の放出を行わないように構成することも考えられている
が、このような構成では、商品販売時における商品及び
釣り銭の放出から、それらの取り出し完了までの一連の
処理に要する時間が不要に長引くという新たな問題点を
惹起することになる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、異なる放出口から放出された複数種
類の物品の取り出し忘れを効果的に防止可能になると共
に、それらの物品の放出から取り出しまでの所要時間が
無闇に長引く虞がなくなるなどの効果を奏する物品放出
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数種類の物品を異なる放出口から同時期
に放出し得るように構成された物品放出装置において、
前記異なる種類の物品に対応した放出口にそれぞれ設け
られ、放出された物品が取り出された状態を検知する複
数の検知手段と、前記物品が前記放出口から放出された
ときにその物品の取り出しを促す報知動作を行うように
設けられ、複数種類の物品の取り出しを促す報知動作を
行うときには、前記検知手段により物品の取り出し状態
が検知される毎に、当該物品についての報知動作を停止
する共に未取り出しの物品についての報知動作を続行す
るように制御する報知制御手段とを備えた構成としたも
のである(請求項1)。
【0007】この場合、前記報知制御手段は、未取り出
しの物品名を含む音声データをスピーカを通じて出力す
ることにより前記報知動作を行う構成とすることができ
る(請求項2)。
【0008】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の物品放出装置で
は、複数種類の物品が異なる放出口から同時期に放出さ
れたときには、制御手段が、放出された複数種類の物品
の取り出しを促す報知動作を行うようになると共に、各
放出口にそれぞれ設けられた検知手段が、放出された物
品が取り出されたか否か検知するようになる。このと
き、制御手段は、検知手段により物品の取り出し状態が
検知される毎に、当該物品についての報知動作を停止す
る共に未取り出しの物品についての報知動作を続行する
ようになる。
【0009】従って、放出された複数種類の物品のうち
の一つが放出口から取り出されたときには、残りの未取
り出しの物品の取り出しを促す報知動作が行われること
になるから、その報知動作による注意喚起効果が十分に
発揮されるようになり、結果的に、物品の取り出し忘れ
を効果的に防止可能になるものである。また、複数種類
の物品が同時期に放出される構成であるから、それらの
放出から取り出し完了までの一連の処理に要する時間が
不要に長引くことがなくなり、その所要時間を短縮でき
るようになる。
【0010】請求項2記載の物品放出装置では、報知制
御手段による前述のような報知動作が、未取り出しの物
品名を含む音声データをスピーカを通じて出力すること
により行われるから、物品が放出されたことに対する注
意喚起効果が大きくなる利点がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明をパチンコ玉計数装置に適用し
た一実施例について図面を参照しながら説明する。図2
において、本実施例によるパチンコ玉計数装置は、パチ
ンコホール内の複数箇所に設置されるもので、計数装置
本体1及びこれの隣に配置された玉返却機2により構成
されている。
【0012】計数装置本体1の上部には、パチンコ玉が
投入されるホッパ状の玉受容器3が設けられており、そ
の玉受容器3内に投入されたパチンコ玉は、最下部の落
下口3a及び内部の計数機4を介した後に、図示しない
排出路を介して計数装置本体1外へ排出されるようにな
っている。尚、計数機4は、通過したパチンコ玉数に対
応した数の計数パルスをリアルタイムで発生する構成と
なっている。
【0013】計数装置本体1の前面部には表示器5が設
けられており、この表示器5には、玉受容器3内に投入
されたパチンコ玉数(計数機4の計数結果)、その投入
パチンコ玉により交換可能な特定景品の交換個数、上記
投入パチンコ玉を特定景品と交換した場合における余り
パチンコ玉数をそれぞれデジタル表示するという周知の
表示機能が付与されている。
【0014】計数装置本体1の前面部には、それぞれ自
動復帰形の押しボタンスイッチより成る返却無スイッチ
6、返却有スイッチ7及び取消スイッチ8が設けられて
おり、各スイッチ6、7及び8のオン操作に応じて玉返
却機2及びプリンタ9などの制御内容が後述のように選
択される構成となっている。
【0015】上記プリンタ9は、計数装置本体1の側方
部に内蔵されたもので、内部に収納されたロールペーパ
ーに所定の印字を行って、その印字部分を後述するレシ
ート10として排紙口9a(本発明でいう放出口に相
当)から発行する構成となっている。尚、プリンタ9に
おける排紙口9aと隣接した位置には、レシート10の
発行状態を表示するための表示灯9bが設けられてお
り、この場合、上記表示灯9bは例えば面発光ダイオー
ドを利用して三角形状に構成されている。
【0016】計数装置本体1の前面部には、会員カード
11を挿入するためのカード挿入口12(本発明でいう
放出口に相当)が設けられており、当該計数装置本体1
の内部には、上記カード挿入口12から挿入された会員
カード11を取り込んで当該会員カード11の記録デー
タを読み込むカードリーダ(図1に符号13を付して示
す)が設けられている。尚、計数装置本体1の前面部に
おけるカード挿入口12と隣接した位置には、会員カー
ド排出(返却)状態を表示するための表示灯12aが設
けられており、この場合、上記表示灯12aは例えば面
発光ダイオードを利用して三角形状に構成されている。
【0017】ここで、上記会員カード11は、例えばパ
チンコホールの遊技会員となった遊技客に対して発行さ
れるものであり、具体的には図示しないが、その表面に
は、テープ状の磁気記録部が設けられていると共に、加
盟店名、加盟店及び会員に固有のデータに対応した数字
列、会員の氏名を示す文字列、カード有効年月日を示す
数字列などがエンボス加工によって形成されている。こ
の場合、上記磁気記録部には、例えばパチンコホールを
特定するための加盟店コード、前記会員(遊技客)に割
り当てられたIDコード、カード有効年月日を示す有効
期限データなどが記録されている。
【0018】玉返却機2は、計数装置本体1から後述の
ように出力される放出指令信号を受けたときに、その放
出指令信号に含まれる数値データによって指示される個
数のパチンコ玉を放出口体2a(本発明でいう放出口に
相当)を通じて放出(返却)する構成となっている。
尚、この玉返却機2の前面には、上記パチンコ玉の放出
時にその放出数をデジタル表示する補助表示器2bと、
パチンコ玉の放出動作中に点滅される例えば発光ダイオ
ードより成る表示灯2cとが設けられている。
【0019】さて、図1には電気的構成が機能ブロック
の組み合わせにより示されており、以下これについて説
明する。即ち、本発明でいう報知制御手段に相当する制
御部14は、CPU、ROM、RAM及び電源回路など
を備えたマイクロコンピュータとして構成されており、
前記計数機4が出力する計数パルス、返却無スイッチ
6、返却有スイッチ7及び取消スイッチ8からの各オン
信号、カードリーダ13による読み込みデータが入力さ
れるようになっている。
【0020】カード取出センサ12b(本発明でいう検
知手段に相当)は、前記カード挿入口12aに対応して
設けられたもので、反射形若しくは透過形の光センサな
どによって構成される。このセンサ12bは、カードリ
ーダ13に取り込まれていた会員カード11がカード挿
入口12aへ戻された場合において、その会員カード1
1が当該カード挿入口12aから取り出されたときに検
知信号を発生して制御部14に与える構成となってい
る。
【0021】レシート取出センサ9c(本発明でいう検
知手段に相当)は、前記排紙口9aに対応して設けられ
たもので、反射形若しくは透過形の光センサなどによっ
て構成される。このセンサ9cは、排紙口9aからレシ
ート10が発行された場合において、そのレシート10
が排紙口9aから取り出されたときに検知信号を発生し
て制御部14に与える構成となっている。
【0022】パチンコ玉取出センサ2d(本発明でいう
検知手段に相当)は、前記放出口体2aに対応して設け
られたもので、反射形若しくは透過形の光センサなどに
よって構成される。このセンサ2dは、放出口体2aか
らパチンコ玉が放出された場合において、そのパチンコ
玉が放出口体2aから取り出されたときに検知信号を発
生して制御部14に与える構成となっている。
【0023】前記制御部14が有するCPUは、上述し
たような各入力、ROMに予め記憶したプログラム及び
RAMとのデータ転送などに基づいて、前記玉返却機
2、表示器5、プリンタ9、表示灯9b及び12a、カ
ードリーダ13の制御、並びに図示しないホストコンピ
ュータとの間のデータ送受信制御を行うと共に、計数装
置本体1に内蔵されたスピーカ15の制御を音声回路1
6を通じて構成となっており、以下においては、その制
御内容を図3〜図5に示すフローチャートに従って説明
する。
【0024】図3において、スタート(電源投入)状態
では、計数機4がパチンコ玉の計数動作を開始したか否
かを判断するステップA1、カード挿入口12にカード
が挿入されたか否かを判断するステップA2、取消スイ
ッチ8がオン操作されたか否かを判断するステップA
3、返却無スイッチ6がオン操作されたか否かを判断す
るステップA4、返却有スイッチ7がオン操作されたか
否かを判断するステップA5をサイクリックに実行す
る。
【0025】計数機4による計数動作が開始された場合
(ステップA1で「YES」)には、計数処理ルーチン
A6を上記計数動作が終了するまで実行し(ステップA
7)、計数動作が終了したときには前記ステップA2へ
移行する。
【0026】この場合、計数処理ルーチンA6では、計
数機4からの計数パルスを計数すると共に、その計数値
を、特定景品との交換単価を示す数値(例えば「20
0」)で除算するという動作を周期的に行い、このよう
に得られる計数値、除算結果の商及び余り数を、それぞ
れ玉受容器3内に投入されたパチンコ玉数、その投入パ
チンコ玉により交換可能な特定景品の個数、上記投入パ
チンコ玉を特定景品と交換した場合における余りパチン
コ玉数を示すデータとして表示器5に逐次表示させる。
尚、計数処理ルーチンA6による最終的な計数処理デー
タ(投入パチンコ玉数、特定景品の交換個数、余りパチ
ンコ玉数)は、RAMに一時記憶されるものである。
【0027】カード挿入口12にカードが挿入された場
合(ステップA2で「YES」)には照会処理ルーチン
A8を実行する。この照会処理ルーチンA8では、挿入
されたカードをカードリーダ13に取り込むと共に、そ
のカードから読み取ったデータをRAMに一時記憶し、
その読み取りデータ中に、加盟店コード、IDコード及
び有効期限データが存在する場合に、それらのデータを
図示しないホストコンピュータに送信する。
【0028】このとき、図示しないが、上記ホストコン
ピュータは、発行した全部の会員カード11についての
IDコード及び有効期限データを記録した会員マスタデ
ータファイルを備えており、制御部14からの上記のよ
うな送信データを受信したときには、その受信データを
上記会員マスタデータファイルと照合することにより、
カードリーダ13が取り込んだカードが自店の有効な会
員カード11であるか否かを判断する。そして、有効な
会員カード11であった場合には有効信号を制御部14
へアンサバックし、この他の場合には無効信号をアンサ
バックする。
【0029】しかして、制御部14は、上記照会処理ル
ーチンの実行後には、ホストコンピュータからのアンサ
バック信号に基づいて、挿入されたカードが有効な会員
カード11であるか否かを判断し(ステップA9)、
「YES」の場合にはステップA3へ移行し、「NO」
の場合には、カードリーダ13が取り込んでいるカード
を排出すると共に、前記一時記憶データを初期化するカ
ード返却処理ルーチンA10を実行した後にステップA
3へ移行する。
【0030】これにより、制御部14は、カード挿入口
12に対し適正な会員カード11が挿入されたときに、
その会員カード11がカードリーダ13に取り込んだカ
ード受付状態を呈するようになる。
【0031】取消スイッチ8がオン操作された場合(ス
テップA3で「YES」)には、前記カード受付状態
(カードリーダ13が会員カード11を取り込んだ状
態)にあるか否かを判断し(ステップA11)、「N
O」の場合にはステップA4へ移行し、「YES」の場
合には、カードリーダ13が取り込んでいる会員カード
11を排出すると共に、RAMの一時記憶データ及び表
示器5による表示データなどを初期化するカード返却処
理ルーチンA12を実行した後にステップA4へ移行す
る。
【0032】返却無スイッチ6がオン操作された場合
(ステップA4で「YES」)には、RAMに前述した
計数処理データが記憶されているか否かを判断する(ス
テップA13)。このステップA13で「NO」の場合
にはステップA5へ移行するが、「YES」の場合、つ
まり計数機4による計数動作に伴う計数処理データが初
期化されることなくRAMに残っている場合には、カー
ド受付状態にあるか否かを判断する(ステップA1
4)。
【0033】上記ステップA14で「NO」と判断した
場合、つまり、遊技客側において、計数機4によりパチ
ンコ玉の計数動作を行わせた後に、カード挿入口12に
有効な会員カード11を挿入することなく返却無スイッ
チ6をオン操作したときには、レシート発券処理ルーチ
ンA15を実行した後に、後述するアナウンス処理ルー
チンA20へ移行する。
【0034】上記レシート発券処理ルーチンA15で
は、プリンタ9により図6に示すようなフォーマットの
レシート10を印字し、そのレシート10を排紙口9a
から発行する。
【0035】具体的には、上記レシート発券処理ルーチ
ンA15で発行されるレシート10は、図6に示すよう
に、パチンコホール名PH、当該レシート10の発行年
月日及び時間DT、RAMに記憶されているパチンコ玉
数データを示す数値データΔN(計数機4により計数さ
れたパチンコ玉数に相当)及び余りパチンコ玉数データ
を示す数値データΔR(パチンコ玉数データΔNにより
示される数のパチンコ玉を特定景品と交換した場合にお
ける余りパチンコ玉数に相当)、レシート10の通し番
号SN、並びに「当日限り有効」のメッセージMが印字
されると共に、上記数値データΔN、当日の日付デー
タ、IDコード及び通し番号SNを含むバーコードBC
が印字される。
【0036】尚、上記レシート10は、そのバーコード
BCをパチンコホール内の景品交換カウンタに設置され
た景品交換装置(図示せず)に読み取らせることによ
り、前記記録数値データΔNの価値に相当した景品と交
換できるようになっている。
【0037】一方、前記ステップA14で「YES」と
判断した場合、つまり、遊技客側において、計数機4に
よりパチンコ玉の計数動作を行わせた後に、カード挿入
口12に有効な会員カード11を挿入した状態で返却無
スイッチ6をオン操作したときには、貯玉処理ルーチン
A16を実行する。
【0038】この貯玉処理ルーチンA16では、RAM
に記憶されているパチンコ玉数データが予め設定された
上限値Nmax を越えているか否かを判断し、越えている
場合には上記上限値Nmax に対応した貯玉数データΣ
N、越えていない場合には上記パチンコ玉数データに対
応した貯玉数データΣNを作成し、その貯玉数データΣ
Nを、カードリーダ13が取り込み中の会員カード11
に記録されたIDコードと共にホストコンピュータへ送
信する。
【0039】尚、図示しないが、ホストコンピュータに
あっては、発行した全部の会員カード11についてのI
Dコードと貯玉数データ記憶エリアとを対応付けた貯玉
数データファイルを備えており、制御部14から上記の
ように送信される貯玉数データΣN及びIDコードを受
信したときには、その貯玉数データΣNを、上記IDコ
ードに対応した貯玉数データ記憶エリア中に加算する構
成となっている。
【0040】上記のような貯玉処理ルーチンA16の実
行後には、当該ルーチンA16において前記RAMに記
憶されているパチンコ玉数データを全部貯玉できたか否
かを判断し(ステップA17)、「YES」と判断した
場合、つまり、ホストコンピュータへ送信された貯玉数
データΣNが、RAMに記憶されたパチンコ玉数データ
の全部に対応したものであった場合には、カードリーダ
13が取り込んでいる会員カード11を排出すると共
に、RAMの一時記憶データを初期化するカード返却処
理ルーチンA18を実行した後にアナウンス処理ルーチ
ンA20へ移行する。
【0041】また、上記ステップA17で「NO」と判
断した場合、つまりホストコンピュータへ送信された貯
玉数データΣNが前記上限値Nmax に対応したものであ
った場合には、レシート発券・カード返却処理ルーチン
A19を実行した後にアナウンス処理ルーチンA20へ
移行する。
【0042】この場合、上記レシート発券・カード返却
処理ルーチンA19では、RAMに記憶されているパチ
ンコ玉数データから上限値Nmax を差し引くという演算
を行うと共に、その演算結果(パチンコ玉数データが上
限値Nmax を越えていたため貯玉できなかったパチンコ
玉数に相当)を記録した前記図6に示すようなフォーマ
ットのレシート10をプリンタ9を通じて発行し、さら
に、カードリーダ13が取り込んでいる会員カード11
を排出すると共に、RAMの一時記憶データ及び表示器
5による表示データなどを初期化する。
【0043】返却有スイッチ7がオン操作された場合
(ステップA5で「YES」)には、図4に示すよう
に、RAMに計数処理データがあるか否かを判断する
(ステップA21)。このステップA21で「NO」の
場合には、図3に示されたステップA1へ移行するが、
「YES」の場合、つまり計数機4による計数動作に伴
う計数処理データが初期化されることなくRAMに残っ
ている場合には、カード受付状態にあるか否かを判断す
る(ステップA22)。
【0044】上記ステップA22で「NO」と判断した
場合、つまり、遊技客側において、計数機4によりパチ
ンコ玉の計数動作を行わせた後に、カード挿入口12に
有効な会員カード11を挿入することなく返却有スイッ
チ7をオン操作したときには、RAMに記憶されている
計数処理データ中に余りパチンコ玉数を示すデータがあ
るか否かを判断する(ステップA23)。
【0045】このステップA23で「NO」と判断した
場合(前記計数処理ルーチンA6での最終的な計数値
が、特定景品との交換単価を示す数値(=200)で割
り切れた状態に相当)には、レシート発券処理ルーチン
A24を実行した後に、図3のアナウンス処理ルーチン
A20へ移行する。
【0046】上記レシート発券処理ルーチンA24で
は、プリンタ9により図7に示すようなフォーマットの
レシート10′を印字し、そのレシート10′を排紙口
9aから発行する。
【0047】具体的には、上記レシート10′は、図7
に示すように、パチンコホール名PH、当該レシート1
0′の発行年月日及び時間DT、RAMに記憶されてい
るパチンコ玉数データから余りパチンコ玉数データ(こ
の場合は零)を差し引いた数値データΔN′、レシート
10′の通し番号SN、並びに「当日限り有効」のメッ
セージMが印字されると共に、上記数値データΔN′、
当日の日付データ、IDコード及び通し番号SNを含む
バーコードBCが印字される。
【0048】尚、上記レシート10′も、そのバーコー
ドBCをパチンコホール内の景品交換カウンタに設置さ
れた景品交換装置に読み取らせることにより、前記記録
数値データΔN′の価値に相当した景品と交換できるよ
うになっている。
【0049】これに対して、前記ステップA23で「Y
ES」と判断した場合(前記計数処理ルーチンA6での
最終的な計数値が、特定景品との交換単価を示す数値で
割り切れなかった状態、つまり余りパチンコ玉が生ずる
状態に相当)には、レシート発券・余り玉返却処理ルー
チンA25を実行した後に、前記アナウンス処理ルーチ
ンA20へ移行する。
【0050】上記レシート発券・余り玉返却処理ルーチ
ンA25では、プリンタ9により前記図7に示すような
フォーマットのレシート10′を印字して排紙口9aか
ら発行すると共に、玉返却機2を動作させてRAMに記
憶されている余りパチンコ玉数データに相当した数のパ
チンコ玉を放出させる。
【0051】一方、前記ステップA22で「YES」と
判断した場合、つまり、遊技客側において、計数機4に
よりパチンコ玉の計数動作を行わせた後に、カード挿入
口12に有効な会員カード11を挿入した状態で返却有
スイッチ7をオン操作したときには、貯玉処理ルーチン
A26を実行する。
【0052】この貯玉処理ルーチンA26では、RAM
に記憶されているパチンコ玉数データが予め設定された
上限値Nmax を越えているか否かを判断し、越えている
場合には上記上限値Nmax に対応した貯玉数データΣ
N、越えていない場合には上記パチンコ玉数データに対
応した貯玉数データΣNを作成し、その貯玉数データΣ
Nを、カードリーダ13が取り込み中の会員カード11
に記録されたIDコードと共にホストコンピュータへ送
信する。
【0053】この場合、図示しないが、ホストコンピュ
ータにあっては、制御部14から上記のように送信され
る貯玉数データΣN及びIDコードを受信したときに
は、前にも述べたように、その貯玉数データΣNを上記
IDコードに対応した貯玉数データ記憶エリア中に加算
するようになる。
【0054】上記のような貯玉処理ルーチンA26の実
行後には、当該ルーチンA26において前記RAMに記
憶されているパチンコ玉数データを全部貯玉できたか否
かを判断し(ステップA27)、「YES」と判断した
場合、つまり、ホストコンピュータへ送信された貯玉数
データΣNが、RAMに記憶されたパチンコ玉数データ
の全部に対応したものであった場合には、RAMに記憶
されている計数処理データ中に余りパチンコ玉数を示す
データがあるか否かを判断する(ステップA28)。
【0055】このステップA28で「NO」と判断した
場合、(前記計数処理ルーチンA6での最終的な計数値
が、特定景品との交換単価を示す数値(=200)で割
り切れた状態に相当)には、カードリーダ13が取り込
んでいる会員カード11を排出すると共に、RAMの一
時記憶データを初期化するカード返却処理ルーチンA2
9を実行した後にアナウンス処理ルーチンA20へ移行
する。
【0056】これに対して、前記ステップA28で「Y
ES」と判断した場合(前記計数処理ルーチンA6での
最終的な計数値が、特定景品との交換単価を示す数値で
割り切れなかった状態、つまり余りパチンコ玉が生ずる
状態に相当)には、カード返却・余り玉返却処理ルーチ
ンA30を実行した後にアナウンス処理ルーチンA20
へ移行する。
【0057】上記カード返却・余り玉返却処理ルーチン
A30では、玉返却機2を動作させてRAMに記憶され
ている余りパチンコ玉数データに相当した数のパチンコ
玉を放出させた上で、カードリーダ13が取り込んでい
る会員カード11を排出すると共に、RAMの一時記憶
データを初期化する。
【0058】一方、前記ステップA27で「NO」と判
断した場合、つまりホストコンピュータへ送信された貯
玉数データΣNが前記上限値Nmax に対応したものであ
った場合にも、RAMに記憶されている計数処理データ
中に余りパチンコ玉数を示すデータがあるか否かを判断
する(ステップA31)。
【0059】このステップA31で「NO」と判断した
場合、(前記計数処理ルーチンA6での最終的な計数値
が、特定景品との交換単価を示す数値(=200)で割
り切れた状態に相当)には、カード返却・レシート発券
処理ルーチンA32を実行した後にアナウンス処理ルー
チンA20へ移行する。
【0060】この場合、上記カード返却・レシート発券
処理ルーチンA32では、RAMに記憶されているパチ
ンコ玉数データから上限値Nmax を差し引くという演算
を行うと共に、その演算結果(パチンコ玉数データが上
限値Nmax を越えていたため貯玉できなかったパチンコ
玉数に相当)を記録した前記図7に示すようなフォーマ
ットのレシート10′をプリンタ9を通じて発行し、さ
らに、カードリーダ13が取り込んでいる会員カード1
1を排出すると共に、RAMの一時記憶データ及び表示
器5による表示データなどを初期化する。
【0061】これに対して、前記ステップA31で「Y
ES」と判断した場合(前記計数処理ルーチンA6での
最終的な計数値が、特定景品との交換単価を示す数値で
割り切れなかった状態、つまり余りパチンコ玉が生ずる
状態に相当)には、カード返却・レシート発券・余り玉
返却処理ルーチンA33を実行した後にアナウンス処理
ルーチンA20へ移行する。
【0062】上記カード返却・レシート発券・余り玉返
却処理ルーチンA33では、玉返却機2を動作させてR
AMに記憶されている余りパチンコ玉数データに相当し
た数のパチンコ玉を放出させる制御、RAMに記憶され
ているパチンコ玉数データから上限値Nmax を差し引く
という演算を行うと共に、その演算結果(パチンコ玉数
データが上限値Nmax を越えていたため貯玉できなかっ
たパチンコ玉数に相当)から前記余りパチンコ玉数デー
タを差し引いた数値を記録した前記図7に示すようなフ
ォーマットのレシート10′をプリンタ9を通じて発行
する制御、カードリーダ13が取り込んでいる会員カー
ド11を排出すると共に、RAMの一時記憶データ及び
表示器5による表示データなどを初期化する制御を実行
する。
【0063】しかして、ここまで説明してきた制御部1
4による制御内容を要約すると以下のようになる。 …ホッパ3にパチンコ玉が投入されて計数機4による
パチンコ玉の計数動作が開始されたときには、その計数
機4による計数値に対応した投入パチンコ玉数、当該投
入パチンコ玉により交換可能な特定景品の個数、投入パ
チンコ玉を特定景品と交換した場合における余りパチン
コ玉数を表示器5に表示させる。
【0064】…カード挿入口12にカードが挿入され
たときには、ホストコンピュータとのデータ送受信に応
じて、挿入されたカードが自店の有効な会員カード11
であるか否かの判断を行い、有効な会員カード11であ
った場合のみ当該会員カード11をカードリーダ13に
取り込んだカード受付状態を呈する。また、このカード
受付状態から取消スイッチ8がオン操作されたときに
は、会員カード11を排出して上記カード受付状態を解
除する。
【0065】…計数機4によるパチンコ玉の計数動作
が行われた場合において、カード挿入口12に有効な会
員カード11が挿入されていない状態で返却無スイッチ
6がオン操作されたときには、上記計数機4による計数
結果の全部を記録した図6に示すようなレシート10を
発行する。
【0066】…計数機4によるパチンコ玉の計数動作
が行われた場合において、カード挿入口12に有効な会
員カード11が挿入されていない状態で返却有スイッチ
7がオン操作されたときには、上記計数機4による計数
結果のうち、特定景品と交換可能なパチンコ玉数(特定
景品との交換単価を示す数値(=200)の整数倍の
数)を記録した図7に示すようなレシート10′を発行
すると共に、余りパチンコ玉数データ(上記計数結果を
特定景品との交換単価を示す数値(=200)で除算し
たときの余り数に相当)がある場合に、そのデータに相
当した数のパチンコ玉を玉返却機2を通じて放出する。
【0067】…計数機4によるパチンコ玉の計数動作
が行われた場合において、前述のようなカード受付状態
(カード挿入口12に有効な会員カード11が挿入され
た状態)で返却無スイッチ6がオン操作されたときに
は、上記計数機4による計数結果が所定の上限値Nmax
を越えていた場合に、その上限値Nmax に対応した貯玉
数データΣNをホストコンピュータへ送信すると共に、
上記上限値Nmax を越えた計数結果分について記録した
図6に示すようなフォーマットのレシート10を発行し
てカード受付状態を解除する。また、計数機4による計
数結果が所定の上限値Nmax を越えていない場合には、
その計数結果に対応した貯玉数データΣNをホストコン
ピュータへ送信すると共に、カード受付状態を解除す
る。
【0068】…計数機4によるパチンコ玉の計数動作
が行われた場合において、カード受付状態で返却有スイ
ッチ7がオン操作されたときには、上記計数機4による
計数結果が所定の上限値Nmax を越えていた場合に、そ
の上限値Nmax に対応した貯玉数データΣNをホストコ
ンピュータへ送信すると共に、上記上限値Nmax を越え
た剰余計数結果分のうち、特定景品と交換可能なパチン
コ玉数(特定景品との交換単価を示す数値(=200)
の整数倍の数)を記録した図7に示すようなレシート1
0′を発行すると共に、余りパチンコ玉数データ(上記
剰余計数結果分を特定景品との交換単価を示す数値(=
200)で除算したときの余り数に相当)がある場合
に、そのデータに相当した数のパチンコ玉を玉返却機2
を通じて放出し、カード受付状態を解除する。また、計
数機4による計数結果が所定の上限値Nmax を越えてい
ない場合には、その計数結果に対応した貯玉数データΣ
Nをホストコンピュータへ送信すると共に、余りパチン
コ玉数データ(前記計数機4による計数結果を特定景品
との交換単価を示す数値(=200)で除算したときの
余り数に相当)がある場合に、そのデータに相当した数
のパチンコ玉を玉返却機2を通じて放出し、カード受付
状態を解除する。
【0069】さて、以下においては、アナウンス処理ル
ーチンA20の具体的内容について図5を参照しながら
説明する。即ち、図5において、アナウンス処理ルーチ
ンA20へ移行したときには、最初にガイダンス出力ル
ーチンa1を実行する。このルーチンa1では、プリン
タ9の排紙口9aを通じたレシート10或いは10′の
発行制御が行われていた場合に、当該プリンタ9に設け
られた表示灯9bの点滅動作を開始させ、カードリーダ
13に取り込んだ会員カード11をカード挿入口12を
通じて排出する動作が行われていた場合に、当該カード
挿入口12と隣接した位置に設けられた表示灯12aの
点滅動作を開始させる。尚、玉返却機2を通じた余りパ
チンコ玉の返却制御が行われた場合に、当該玉返却機2
側において表示灯2cの点滅制御が行われる。
【0070】このガイダンス出力ルーチンa1の実行後
には、上記プリンタ9からのレシート10或いは10′
の取り出し操作、カード挿入口12からの会員カード1
1の取り出し操作、及び玉返却機2からのパチンコ玉の
取り出し操作の何れかが行われるまで、若しくは所定時
間(例えば数秒程度)が経過するまで待機する(ステッ
プa2、a3)。
【0071】尚、レシート10或いは10′の取り出し
操作が行われたか否かの判断は、プリンタ9の排紙口9
aに対応して設けられた前記レシート取出センサ9cか
らの検知信号に基づいて行い、また、会員カード11の
取り出し操作が行われたか否かの判断は、カード挿入口
12に対応して設けられた前記カード取出センサ12b
からの検知信号に基づいてい、さらに、玉返却機2から
放出されたパチンコ玉の取り出し操作が行われたか否か
の判断は、玉返却機2の放出口体2aに対応して設けら
れた前記パチンコ玉取出センサ2dからの検知信号に基
づいて行う構成となっている。
【0072】上記ステップa2、a3の何れかで「YE
S」と判断した場合には、プリンタ9からのレシート1
0或いは10′の取り出し操作、カード挿入口12から
の会員カード11の取り出し操作、及び玉返却機2から
のパチンコ玉の取り出し操作が全部済んでいるか否かを
判断し(ステップa4)、取り出しが済んでいた場合に
は、前記表示灯9b、12a及び2cの点滅動作を終了
させるためのリセット処理ルーチンa5を実行した後に
リターンする。
【0073】これに対して、レシート10或いは1
0′、会員カード11及びパチンコ玉の取り出し操作の
少なくとも一つが済んでいない場合(ステップa4で
「NO」)には、アナウンス出力ルーチンa6を実行す
る。
【0074】このアナウンス出力ルーチンa6では、取
り出しが済んでいない物品(レシート10或いは1
0′、会員カード11、パチンコ玉)について、その物
品の取り出しを促す音声データ(例えば「レシートをお
受け取り下さい」、「会員カードをお受け取り下さ
い」、「余りパチンコ玉をお受け取り下さい」、「レシ
ートとい会員カードをお受け取り下さい」など)を音声
回路16からスピーカ15を通じて出力させる。
【0075】上記アナウンス出力ルーチンa6の実行後
には、プリンタ9からのレシート10或いは10′の取
り出し操作、カード挿入口12からの会員カード11の
取り出し操作、玉返却機2からのパチンコ玉の取り出し
操作の何れかが行われるまで、若しくは所定時間(例え
ば数秒程度)が経過するまで待機する(ステップa7、
a8)。
【0076】そして、レシート10或いは10′、会員
カード11若しくはパチンコ玉の取り出し操作が行われ
たとき(ステップa7で「YES」)には、表示灯9
b、12a、2cの点滅動作を終了させるためのリセッ
ト処理ルーチンa9を実行した後に前記ステップa4へ
戻り、また、上記のような取り出し操作が行われること
なく所定時間が経過したとき(ステップa8で「YE
S」)には、そのままステップa4へ戻る。
【0077】上記のようなアナウンス処理ルーチンA2
0は、前述したレシート発券処理ルーチンA15、カー
ド返却処理ルーチンA18、レシート発券・カード返却
処理ルーチンA19、レシート発券処理ルーチンA2
4、レシート発券・余り玉返却処理ルーチンA25、カ
ード返却処理ルーチンA29、カード返却・余り玉返却
処理ルーチンA30、カード返却・レシート発券処理ル
ーチンA32、カード返却・レシート発券・余り玉返却
処理ルーチンA33に引き続いて行われるものである。
【0078】従って、レシート10或いは10′が発行
されたときには、プリンタ9の排紙口9aに対応して設
けられた表示灯9bが点滅され、会員カード11が返却
されたときにはカード挿入口12に対応した設けられた
表示灯12aが点滅され、パチンコ玉が返却されたとき
には玉返却機2に対応して設けられた表示灯2cが点滅
されて、レシート10或いは10′が発行された旨の報
知、会員カード11が排出された旨の報知、及びパチン
コ玉の返却が行われた旨の報知が行われるようになる。
【0079】また、この後に所定時間が経過しても上記
レシート10或いは10′、会員カード11、及びパチ
ンコ玉の取り出し操作が行われなかった場合、或いは何
れかの物品の取り出し操作が行われた場合には、未取り
出し物品の取り出しを促す音声データが出力されるもの
であり、このような音声データの出力動作は、上記レシ
ート10或いは10′、会員カード11、パチンコ玉の
取り出し操作が全部終わるまでの期間中、所定時間が経
過する毎に反復して行われるようになる。
【0080】要するに、上記した本実施例によれば、2
種類以上の物品(レシート10或いは10′、会員カー
ド11、パチンコ玉)が放出されたときに、その放出が
あった旨の報知が表示灯12a、9b、2cの点滅動作
により行われると共に、その後において上記物品の取り
出し操作が行われることなく所定時間経過したとき、若
しくはそれら物品のうちの一つが取り出されたときに
は、残りの未取り出しの物品の取り出しを促す報知動作
がスピーカ16を通じた音声出力により行われるもので
あり、このような報知動作は物品が全部取り出されるま
で反復されることになる。
【0081】この結果、上記のような報知動作による注
意喚起効果が十分に発揮されるようになり、2種類以上
の物品が放出(発行或いは返却)されるような状況下で
も、それらの物品の何れかの取り出しを忘れてしまう事
態の発生を効果的に防止できるようになる。また、複数
種類の物品が同時期に放出される構成であるから、それ
らの放出から取り出し完了までの一連の処理に要する時
間が、従来構成のように不要に長引くことがなくなり、
その所要時間を短縮できるようになる。特に、前記音声
出力は、未取り出しの物品名を含む音声データであるか
ら、物品が放出されたことに対する注意喚起効果が一段
と大きくなる利点がある。
【0082】尚、上記実施例に限定されるものではな
く、例えばパチンコ玉計数装置に限らず、釣り銭払い出
し機能を備えた自動販売機など、複数種類の物品を異な
る放出口から同時期に放出し得るように構成された物品
放出装置に広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図2】全体の斜視図
【図3】制御部による制御内容を示すフローチャートそ
の1
【図4】制御部による制御内容を示すフローチャートそ
の2
【図5】制御部による制御内容を示すフローチャートそ
の3
【図6】レシートの一例を示す正面図
【図7】レシートの他の例を示す正面図
【符号の説明】
1は計数装置本体、2は玉返却機、2aは放出口体(放
出口)、2dはパチンコ玉取出センサ(検知手段)、4
は計数機、9はプリンタ、9aは排紙口(放出口)、9
bはレシート取出センサ(検知手段)、10はレシー
ト、11は会員カード、12はカード挿入口(放出
口)、12aは表示灯、12bはカード取出センサ(検
知手段)、13はカードリーダ、14は制御部(報知制
御手段)、15はスピーカを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の物品を異なる放出口から同時
    期に放出し得るように構成された物品放出装置におい
    て、 前記異なる種類の物品に対応した放出口にそれぞれ設け
    られ、放出された物品が取り出された状態を検知する複
    数の検知手段と、 前記物品が前記放出口から放出されたときにその物品の
    取り出しを促す報知動作を行うように設けられ、複数種
    類の物品の取り出しを促す報知動作を行うときには、前
    記検知手段により物品の取り出し状態が検知される毎
    に、当該物品についての報知動作を停止する共に未取り
    出しの物品についての報知動作を続行するように制御す
    る報知制御手段とを備えたことを特徴とする物品放出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記報知制御手段は、未取り出しの物品
    名を含む音声データをスピーカを通じて出力することに
    より前記報知動作を行うように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の物品放出装置。
JP13501595A 1995-06-01 1995-06-01 物品放出装置 Pending JPH08329325A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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