JPH08328806A - 画像情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の画像情報処理装置は、カーソルがメ
ニュー表示領域に存在する事を検出した時に、カーソル
が存在するメニューの画像データに画像修飾を加えた修
飾メニュー画像データに基づいてメニュー表示を行と共
に、カーソルが存在するメニューに対応したキャラクタ
の画像データに画像修飾を加えた修飾キャラクタ画像デ
ータに基づいてキャラクタ表示を行う。 【効果】 従って、メニューとキャラクタとの数が増し
ても、オペレータは、それらの修飾状態によって、メニ
ューとキャラクタとの対応関係を容易に確認できるの
で、こ装置の操作性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを用いた
情報検索システムなどの情報処理装置に係わるものであ
り、情報検索処理に於ける画像情報処理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＣＤ−ＲＯＭの普及により、コン
ピュータ使用の各種ソフトウエアが豊富に市販されるに
至っている。

【０００３】ＣＤ−ＲＯＭによるコンピュータソフトウ
エアは、画像情報を伴う情報検索システムとしての使用
に好適であり、例えば、差し絵や参考図の付いた百科事
典、コンピュータ通信販売のための商品カタログ、ある
いは、美術品の写真を載せた美術館閲覧誌などがある。

【０００４】このような情報検索システムにおいては、
オペレータが多くの項目の中から所望の項目を選択し
て、その項目に対応付けられた画像、あるいは文字情報
を抽出し、表示装置に表示させる処理が基本となる。

【０００５】従来の情報検索システムに於けるこのよう
な基本処理では、例えば、複数の項目を表すメニューが
表示画面周辺部のメニュー表示領域に表示され、表示画
面の中央部には、指定された項目の内容が表示されるこ
とになる。即ち、マウスなどを用いたメニュー指示手段
をなすポインティングデバイスによって、所望の項目を
表すメニューを指定（ポイント）すると、そのメニュー
の項目に対応した文字情報あるいは画像情報が検索処理
され、この情報が表示器の主表示領域に表示される。

【０００６】尚、ここで、メニューとは、表示画面上に
設定された特定区画位置の文字、あるいは文書による表
示物を示しており、この表示物の表示領域においてポイ
ンティングデバイスによる指定が可能なものである。従
って、例えば、辞書検索のためのシステムでは、辞書
（書籍）を表す表示物（オブジェクト）にあたかも選択
ボタンの如き機能（ポインティングデバイスの指定によ
ってＯＮ／ＯＦＦする）を担わせる構成が採用される。

【０００７】このようなメニューは、対象を直接文字で
表しているので、その対象のキャラクタを直感で理解し
ずらい場合があるので、メニューの表示と共にこのメニ
ューに対応したキャラクタを表示するようにした情報検
索システムが提案されている。しかしながら、このよう
にメニューとキャラクタとを併用しても、それぞれの数
が増して来ると、オペレータにとって、メニューとキャ
ラクタとの対応関係が判別しずらくなる危惧があった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯る事情に
鑑みてなされたものであり、複数のメニューと指定され
たメニューに対応した複数のキャラクタとを同一画面に
表示する画像情報処理装置に於て、複数のメニューと複
数のキャラクタとの対応関係を明確に判断できる表示機
能を提供するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の画像情報処理装
置は、複数のメニューを表示するためのメニュー画像デ
ータを記憶した第１画像メモリと、該メニューに対応し
た複数のキャラクタ画像を表示するためのキャラクタ画
像データを記憶した第２画像メモリと、上記第１画像メ
モリのメニュー画像データに従って複数のメニューを表
示すると共に上記第２画像メモリのキャラクタ画像デー
タを表示する表示器と、表示上のカーソルの移動操作と
スイッチ操作によって、表示されたメニューを指示する
メニュー指示手段とを備えたものであって、上記第１画
像メモリのメニュー画像データに画像修飾を加えた修飾
メニュー画像データを生成するメニュー画像修飾手段、
及び、上記第２画像メモリのキャラクタ画像データに画
像修飾を加えた修飾キャラクタ画像データを生成するキ
ャラクタ画像修飾手段を設け、上記メニュー指示手段に
よって、カーソルをメニュー表示領域に移動させた時
に、メニュー画像修飾手段から得られる修飾メニュー画
像データによって修飾されたメニュー表示を行うと共に
キャラクタ画像修飾手段から得られる修飾キャラクタ画
像データによって修飾されたキャラクタ表示を行う事を
特徴とした画像情報処理装置。

【００１０】本発明の画像情報処理方法は、複数のメニ
ュー画像データと該データに対応した複数のキャラクタ
画像データと表示する工程、表示上のカーソルの移動操
作とスイッチ操作によって表示されたメニューを指示す
るためのメニュー指示手段のカーソル移動操作によって
移動したカーソルがメニュー表示領域に存在する事を検
出する工程、カーソルがメニュー表示領域に存在する事
を検出した時に、カーソルが存在するメニューの画像デ
ータに画像修飾を加えた修飾メニュー画像データに基づ
いてメニュー表示を行と共に、カーソルが存在するメニ
ューに対応したキャラクタの画像データに画像修飾を加
えた修飾キャラクタ画像データに基づいてキャラクタ表
示を行う工程を備えたものである。

【００１１】

【作用】本発明の画像情報処理装置によれば、カーソル
がメニュー表示領域に存在する事を検出した時に、カー
ソルが存在するメニューの画像データに画像修飾を加え
た修飾メニュー画像データに基づいてメニュー表示を行
と共に、カーソルが存在するメニューに対応したキャラ
クタの画像データに画像修飾を加えた修飾キャラクタ画
像データに基づいてキャラクタ表示を行うので、修飾さ
れたメニューとキャラクタとの対応関係が明確になる。

【００１２】

【実施例】図１は、本発明の画像情報処理装置の機能を
備えたデータ検索システムの構成図である。同図に於
て、１はＣＰＵであり、データ検索システムの各構成の
動作制御を司る。２は該ＣＰＵ１が行う制御のためのプ
ログラムが格納されたプログラム格納メモリである。３
は表示器であり、ビデオメモリ４に記憶された画像デー
タに基づいた画像表示が行われる。５はデータ検索メモ
リであり、データ検索に必要な項目のデータとその内容
のデータと対応付けがアドレステーブル状態で記憶され
ている。６は画像メモリであり、検索処理に必要な各種
の画像データが記憶されている。

【００１３】具体的には、この画像メモリ６は、データ
検索に用いる項目が付された複数のアイコンの画像デー
タが格納されるメニューメモリ６１ａと、各メニューに
対応したキャラクタの画像情報（文字情報も含まれる）
が格納されるキャラクタメモリ６２ａとが備えれてい
る。又、必要に応じて、表示窓の設定、表示背景色の設
定など画像情報が付加される。さらに、メニューメモリ
６１ａには、修飾メニューメモリ６１ｂが付設され、キ
ャラクタメモリ６２ａには、キャラクタメモリ６２ｂが
付設されている。

【００１４】本実施例の場合、修飾メニューメモリ６１
ｂには、メニューメモリ６１ａのメニュー画像データに
対して修飾（赤色のメニュー枠表示）を施した修飾メニ
ュー画像データが記憶されている。また、修飾キャラク
タメモリ６１ｂには、キャラクタメモリ６１ａのキャラ
クタ画像データに対して修飾（浮き上がった表示、即
ち、Ｙ軸座標変換と陰要素の追加）を施した修飾キャラ
クタ画像データが記憶されている。

【００１５】７は外部メモリであり、半導体メモリカー
ドやＣＤ−ＲＯＭなどが対象となる。８はシリアル入出
力部であり、入力手段としてのマウスなどのカーソル移
動指定手段を代表とするポインティングデバイス９が接
続されている。１０はシステムバスであり、上記各構成
間の命令、アドレス、データの通信媒体である。

【００１６】このようなシステムに於ては、外部メモリ
７として、データ検索システム用のソフトウエアが記憶
された記憶媒体、例えばＣＤ−ＲＯＭが接続された時
に、データ検索システムとして動作する事になる。

【００１７】例えば、美術館検索のためのシステムで
は、美術館検索用ＣＤ−ＲＯＭの内容が読み込まれる
と、プログラム格納メモリ２に美術館検索システムのプ
ログラムが格納され、データ検索メモリ５に美術館検索
のための制御情報が格納され、画像メモリ６に美術館検
索に用いられる各種イメージデータが格納される。

【００１８】斯る美術館検索システムを例に挙げて、本
発明装置の構成、動作を以下に説明する。

【００１９】図２に本発明に係る書籍検索ツリー図の一
例を示す。この図に示されたツリーの関係は、データ検
索メモリ５に記憶されており、そのメモリ構成を図３に
示す。これら図に基づき、検索処理について概説する。

【００２０】まず、図２のツリーの第１層の項目「書
籍」に対して、図３のデータ検索メモリ５の項目番号
１、２、３、・・、７を指定し、その項目が読み出さ
れ、これら項目に対応するメニュー画像がメニューメモ
リ６１ａから読み出され、ビデオメモリ４に供給され
る。この時、さらに、データ検索メモリ５の項目番号
１、２、３、・・、７の指定により、これら項目に対応
するキャラクタ画像がキャラクタメモリ６１ａから読み
出され、ビデオメモリ４に供給される。従って、表示器
には、７項目のメニューと７つのキャラクタとが同時に
表示される。

【００２１】図４にこの時の表示例を示す。同図は、図
２、図３にの例に基づいて示されており、キャラクタと
しては、日本地図の地方Ａ１〜Ａ７分割デザインが採用
されている。

【００２２】この図４の状態で、ポインテイングデバイ
ス９によって、カーソルＰを「北海道」と記述されたメ
ニューＢ１の領域に移動させると、図５のごとく表示状
態が変化する。即ち、図５の状態は、「北海道」と記述
されたメニューＢ１の枠が赤色表示され、さらに、「北
海道」をデザインしたキャラクタＡ１が他のキャラクタ
と違って、浮き上がって表示されている。

【００２３】このようなメニューとキャラクタとの修飾
処理は、ＣＰＵ１によるプログラムに基づくマウス（ポ
インティングデバイス）の制御処理に関連して行われ
る。即ち、マウスのクリック（スイッチのＯＮ）に係わ
らず、カーソルＰの座標と各メニュー領域との比較処理
により、どこかのメニュー領域にカーソルＰが移動して
きたことが検出される。この検出によって、カーソルＰ
の下のメニューが判定され、そのメニューの修飾メニュ
ー画像データが修飾メニューメモリ６１ｂからよみ出さ
れ、さらにこのメニューに対応するキャラクタの修飾キ
ャラクタ画像データが修飾キャラクタメモリ６２ｂから
よみ出され、表示される。

【００２４】図５の場合で、この状態でポインティング
デバイス９によるメニュー指定（マウスクリック）が行
われると、図６の北海道キャラクタの拡大表示と美術館
名リストのメニューが表示される。ここで、Ａ美術館の
メニューをポインティングデバイス９にて指定（マウス
クリック）すると図７の如くこの美術館の紹介画面が表
示される。この美術館の紹介画面では、美術館の案内、
地図、音声解説がそれぞれのメニュー指定によって可能
になる。

【００２５】次に、この図７の画面で、作品１をメニュ
ー指定（マウスクリック）すると図８の如くこの作品１
の紹介画面が表示され、オペレータは所望の作品に巡り
会え美術観賞を行うことができる。

【００２６】

【発明の効果】本発明の画像情報処理装置によれば、カ
ーソルがメニュー表示領域に存在する事を検出した時
に、カーソルが存在するメニューの画像データに画像修
飾を加えた修飾メニュー画像データに基づいてメニュー
表示を行と共に、カーソルが存在するメニューに対応し
たキャラクタの画像データに画像修飾を加えた修飾キャ
ラクタ画像データに基づいてキャラクタ表示を行うの
で、修飾されたメニューとキャラクタとの対応関係が明
確になり、オペレータの操作負担を軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の画像情報処理装置の機能を備えたデ
ータ検索システムの構成図。

【図２】 本発明に係る書籍検索ツリー図。

【図３】 本発明に係るメモリ構成図。

【図４】 本発明に係る表示状態を示す図。

【図５】 本発明に係る表示状態を示す図。

【図６】 本発明に係る表示状態を示す図。

【図７】 本発明に係る表示状態を示す図。

【図８】 本発明に係る表示状態を示す図。

【符号の説明】

１：ＣＰＵ ２：プログラム格納メモリ ３：表示器 ４：ビデオメモリ ５：データ格納メモリ ６：画像メモリ ７：外部メモリ ８：シリアル入出力部 ９：ポインティングデバイス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のメニューを表示するためのメニ
   ュー画像データを記憶した第１画像メモリと、該メニュ
   ーに対応した複数のキャラクタ画像を表示するためのキ
   ャラクタ画像データを記憶した第２画像メモリと、上記
   第１画像メモリのメニュー画像データに従って複数のメ
   ニューを表示すると共に上記第２画像メモリのキャラク
   タ画像データを表示する表示器と、表示上のカーソルの
   移動操作とスイッチ操作によって、表示されたメニュー
   を指示するメニュー指示手段とを備えた画像情報処理装
   置において、 上記第１画像メモリのメニュー画像データに画像修飾を
   加えた修飾メニュー画像データを生成するメニュー画像
   修飾手段、及び、上記第２画像メモリのキャラクタ画像
   データに画像修飾を加えた修飾キャラクタ画像データを
   生成するキャラクタ画像修飾手段を設け、 上記メニュー指示手段によって、カーソルをメニュー表
   示領域に移動させた時に、メニュー画像修飾手段から得
   られる修飾メニュー画像データによって修飾されたメニ
   ュー表示を行うと共にキャラクタ画像修飾手段から得ら
   れる修飾キャラクタ画像データによって修飾されたキャ
   ラクタ表示を行う事を特徴とした画像情報処理装置。
2. 【請求項２】 複数のメニュー画像データと該データ
   に対応した複数のキャラクタ画像データと表示する工
   程、表示上のカーソルの移動操作とスイッチ操作によっ
   て表示されたメニューを指示するためのメニュー指示手
   段のカーソル移動操作によって移動したカーソルがメニ
   ュー表示領域に存在する事を検出する工程、カーソルが
   メニュー表示領域に存在する事を検出した時に、カーソ
   ルが存在するメニューの画像データに画像修飾を加えた
   修飾メニュー画像データに基づいてメニュー表示を行と
   共に、カーソルが存在するメニューに対応したキャラク
   タの画像データに画像修飾を加えた修飾キャラクタ画像
   データに基づいてキャラクタ表示を行う工程を備えた画
   像情報処理方法。