JPH08328328A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08328328A
JPH08328328A JP7131894A JP13189495A JPH08328328A JP H08328328 A JPH08328328 A JP H08328328A JP 7131894 A JP7131894 A JP 7131894A JP 13189495 A JP13189495 A JP 13189495A JP H08328328 A JPH08328328 A JP H08328328A
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JP
Japan
Prior art keywords
humidity
paper
image
image forming
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7131894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kawakami
雅則 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08328328A publication Critical patent/JPH08328328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用環境を装置自体にフィードバックし、転
写後の用紙の変化予測分に応じて画像形成条件を修正し
て、用紙の吸湿状態にもかかわらず、所望倍率の画像を
得ることができる画像形成装置を提供する。 【構成】 湿度センサ10を給紙ユニット8に備え、検
知湿度に応じて転写部での用紙搬送速度を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
電子写真方式の画像形成装置に関するもので、熱定着装
置によって定着を行うものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式による印刷装置に求
められる画像品質、特に倍率誤差の品質要求は厳しさを
増している。原稿に対する再現性、入力データに対する
忠実なアウトプットは重要であり、複写機においては、
縦横とも独立変倍機能を有し、設置時もしくは使用時に
その都度セールスマン、ユーザーが入力補正を行ってい
る。プリンタにおいては、装置そのものの性能に頼って
いるのが現状である。
【0003】しかしながら、印刷の対象となる用紙は、
一般的にその保存状態や使用環境によって品質が変わり
やすく、特に高吸湿性のために湿気に対してかなり敏感
である。そして当該用紙の吸湿は、用紙の波うちやカー
ルといった品質劣化を引き起こし、画像の各種特性に悪
影響を及ぼすことが知られている。けれども、このよう
な用紙吸湿に対する影響を排除するようにユーザ側で対
処することは事実上不可能である。
【0004】そこで用紙の吸湿に対して従来から色々な
対策がとられている。例えば、用紙の防湿のために用紙
の保管場所に制限を設けたり、あるいは装置内の用紙積
載個所等に加熱装置を設けて装置内の除湿を行い、用紙
の吸湿を防ぐ等の工夫がなされている。これらは、いず
れも用紙が吸湿しないようにするという観点からの方法
である。
【0005】これに対して、例えば特開昭60−140
370号公報では、転写処理前に加熱加圧して用紙を乾
燥させることが提案されている。これは、用紙の吸湿状
態にかかわらず、転写前に当該用紙を直接的に乾燥し
て、それによって画像形成における湿度の影響を排除
し、画像品質を一定に保つものである。
【0006】これらの対策は、湿度変化を受けないよう
にしようとするものであるが、逆に吸湿状態によって変
化する用紙に応じて画像形成条件を調整するやり方が考
えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実験による結果では、
同一紙種においても、図1のグラフから認識されるよう
に、搬送方向に対して用紙のスキ目の縦横とも環境、特
に湿度の影響を受け、用紙そのものの大きさが変化す
る。そのため、感光体上に形成されたトナー画像の大き
さは一定であるものの、熱定着装置を通過することによ
って用紙は急激に加熱され、用紙に含まれる水分が放出
され当該用紙が縮むことになる。含有水分量の変動を受
けた用紙上のトナー画像は、定着加熱(乾燥)によるサ
イズ変動に応じて変化することとなり、供給された用紙
がサイズ変化する比率によって出力された画像もばらつ
くという不具合が生じる。
【0008】そこで本発明は、使用環境を装置自体にフ
ィードバックし、転写後の用紙の変化予測分に応じて画
像形成条件を修正して、用紙の吸湿状態にもかかわら
ず、所望倍率の画像を得ることができる画像形成装置を
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にしたがい、湿度検知手段を給紙部に備え、
検知湿度に応じて転写部での用紙搬送速度を変化させる
ように構成する。
【0010】また湿度検知手段を給紙部に備え、検知湿
度に応じて原稿読取速度を変化させるようにしても、上
記課題を解決することができる。搬送方向に対する用紙
のスキ目方向入力手段を備え、当該入力手段によって上
記速度変化に調整を加えるようにすれば、一層効果的で
ある。
【0011】
【実施例】本発明の詳細を、図に示された実施例に基づ
いて、説明する。図2に本発明に係る電子写真式複写機
の主要部を概略的に示す。公知の複写機と同じく、スキ
ャナーユニット1では、コンタクトガラス上の原稿を、
光源や反射鏡からなる読取走行体2で読み取り、その画
像情報が作像ユニット3における潜像担持体たる感光体
ドラム4の表面に書き込まれる。この感光体ドラム4の
周囲には、転写チャージャ5の他、帯電装置、現像装
置、クリーニング装置、除電ランプ等が配置されるが、
公知の構成であり、図の簡略化のために不図示とし、そ
れら電子写真プロセス手段に関する説明も省略する。
【0012】転写チャージャ5による転写処理を受けた
用紙は、用紙搬送装置6によって、定着ヒータを備えた
定着装置7に搬送され、画像情報たるトナー像を定着さ
れた後に機外へ排出される。この作像ユニットの下方
に、給紙ユニット8が配置され、レジストローラ対9で
タイミングをとって感光体ドラム4に用紙を供給する。
【0013】給紙ユニット8内には湿度センサ10が設
置されていて、給紙ユニット8内の湿度を検知する。検
知された湿度はレジストローラ対9の回転制御にフィー
ドバックされる。このフィードバック内容は、検知湿度
が基準湿度よりも低湿である時には回転速度を遅めにく
し、高湿時には回転速度を早めにするようにするもので
ある。
【0014】例えば23℃、50%相対湿度の時の印刷
画像の大きさを基準にして感光体ドラム4とレジストロ
ーラ対9のそれぞれの速度が設定されているとする。図
1から理解されるように、50%より低湿時の用紙は基
準より小さくなっている。そのように小さくなった用紙
に印刷される画像は、湿度センサ10によるフィードバ
ックによって感光体ドラム4とレジストローラ対9に速
度差が生じているため、小さめに印刷される。しかしな
がら、定着装置によって放出される水分の割合が基準に
比べて小さく、したがって用紙の縮み具合も小さい。そ
して、このように調整されて印刷された用紙が23℃、
50%の環境下に置かれると、用紙自体が吸湿し大きく
なるため、画像もそれに応じて拡大して、所望する正確
な倍率の画像を得ることができることとなる。
【0015】逆に50%よりも高湿時には、用紙が基準
より大きくなっており、そのような用紙に印刷される画
像も、感光体ドラム4とレジストローラ対9の速度調整
によって大きめに印刷される。定着装置によって放出さ
れる水分の割合が大きく、したがって用紙の縮み具合も
大きいが、23℃、50%の環境に置かれると、転写前
の状態に比べて水分が放出され用紙自体が小さくなるた
め、画像も小さくなり、所望倍率の画像となるものであ
る。
【0016】また別の画像形成条件の修正として、湿度
センサ10で得た情報を、スキャナーユニット1の読取
走行体2の駆動速度にフィードバックさせるようにして
もよい。このフィードバック内容は、検知湿度が基準よ
り低湿の時には読取速度を早めにし、高湿時には遅めに
する。このような調整により、上記用紙搬送速度の制御
と同様に、低湿時の画像は縮小されて感光体ドラム4上
に露光され、用紙に転写印刷される。高湿時には逆に拡
大されて転写印刷され、最終的に基準状態において常に
所望の大きさの画像が得られることとなる。
【0017】更に図1のグラフに示されたように、用紙
のスキ目方向の違いによって伸縮の変化率が異なるの
で、用紙の搬送方向が用紙のスキ目方向と平行している
か、直交しているかによって、上記レジストローラ対の
速度調整又は読取走行体の駆動速度の調整に更なる修正
を加えて、より正確な倍率制御を実現することもでき
る。この場合、操作パネル上に切換スイッチとしてのス
キ目選択スイッチを設ける(いずれも図示せず)。例え
ば、横目が選択されると上記調整に更なる修正が加わ
り、縦目を選択すると修正が加わらないようにしてお
く。紙種によってもサイズ変動の程度が異なるので、紙
種に応じた変更を加味するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、湿度検
知手段を給紙部に備え、検知湿度に応じて転写部での用
紙搬送速度を変化させるように構成しているので、使用
環境による倍率誤差を自動的に補正することとなり、ユ
ーザーの操作が簡単で、常に安定して所望倍率の画像を
得ることができる。
【0019】また請求項2に記載の発明によれば、湿度
検知手段を給紙部に備え、検知湿度に応じて原稿読取速
度を変化させるように構成しているので、請求項1の効
果と同じく、使用環境による倍率誤差を自動的に補正し
て、常に安定して所望倍率の画像を得ることができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、搬送方向
に対する用紙のスキ目方向入力手段を備え、当該入力手
段によって上記速度変化に調整を加えるようになってい
るので、より厳格な所望倍率の画像を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】12時調湿において23℃、50%時の長さを
100とした場合の各環境下での用紙の変化率を示す関
係図である。
【図2】本発明に係る複写機の概略全体図である。
【符号の説明】
1 スキャナーユニット 2 読取走行体 3 作像ユニット 4 感光体ドラム 5 転写チャージャ 6 用紙搬送装置 7 定着装置 8 給紙ユニット 9 レジストローラ対 10 湿度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿度検知手段を給紙部に備え、検知湿度
    に応じて転写部での用紙搬送速度を変化させることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 湿度検知手段を給紙部に備え、検知湿度
    に応じて原稿読取速度を変化させることを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 搬送方向に対する用紙のスキ目方向入力
    手段を備え、当該入力手段によって上記速度変化に調整
    を加えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    形成装置。
JP7131894A 1995-05-30 1995-05-30 画像形成装置 Pending JPH08328328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7131894A JPH08328328A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7131894A JPH08328328A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08328328A true JPH08328328A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15068647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7131894A Pending JPH08328328A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 画像形成装置

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JP (1) JPH08328328A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003966A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003966A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法

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