JPH08326875A - 樹脂プーリ - Google Patents

樹脂プーリ

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Publication number
JPH08326875A
JPH08326875A JP13321295A JP13321295A JPH08326875A JP H08326875 A JPH08326875 A JP H08326875A JP 13321295 A JP13321295 A JP 13321295A JP 13321295 A JP13321295 A JP 13321295A JP H08326875 A JPH08326875 A JP H08326875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
shaft
resin
molding
metal fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP13321295A
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English (en)
Inventor
Atsushi Funatsu
敦 船津
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 プーリのディスク面中央部に、動力を伝達す
るためのシャフトをインサート金具として一体成形され
てなる樹脂プーリであり、シャフトには抜け止め及び回
り止めを施すことが好ましい。 【効果】 軽量化、組付け工数の減少、部品点数の削減
等による低コスト化を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力を伝達するために
用いられる樹脂製のプーリに関し、プーリ本体とそのプ
ーリの中央部にある金属製シャフトとを一体成形した樹
脂製のプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂プーリはディスク面の中央部
に、樹脂プーリと動力を伝達するためのシャフトとを接
合するために円筒状のインサート金具が埋設されてお
り、樹脂部、インサート金具部及びシャフト部から構成
されている。この様な樹脂プーリにおいては、インサー
ト金具は、樹脂からなるプーリ本体との接合面に、金具
−樹脂界面での回り止めと抜け止めとを設ける必要があ
る。また円筒状インサート金具の内面の寸法精度は、通
常シャフトを圧入するために、シャフトの抜け防止、ス
リップ防止、金具の破損防止等のために、シャフトとと
もに非常に厳しい寸法精度が要求される。これらのこと
から、インサート金具やシャフトのコストが非常に高価
となり、プーリ全体のコストが高くなるという欠点があ
る。
【0003】このような樹脂部、インサート金具部及ぶ
シャフト部からなる樹脂製のプーリでは、シャフトを圧
入するタイプの場合、シャフトの圧入時に、樹脂にもシ
ャフト圧入による負荷がかかり、圧入後も絶えず樹脂に
負荷がかかった状態になっており、耐久性の面でも問題
がある。更に、樹脂製に限らず、シャフト圧入タイプの
プーリ全般において、シャフトに関して、シャフトが円
筒状金具に圧入される個所において、シャフト外周面で
径及び面粗度等においても高精度が要求されている。
【0004】また、プーリとシャフトとを締め付けて固
定するタイプの場合、プーリの軸受け部とシャフトとを
強固に固定するためにナット等の部品が必要となり、部
品点数及び組付け工数が多くなるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来タイ
プのプーリでは、使用される部品の寸法に高精度が要求
され、また、部品点数が多くなる等により組付け工数も
多くなっている。本発明は、プーリの樹脂部と軸部との
接合のためのインサート金具を用いず、樹脂とシャフト
とを一体成形することにより、上記の問題点を解決し、
更に低コスト化、軽量化を図ることを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プーリ本体と
そのプーリの中央部にある金属製シャフトとを一体成形
した樹脂製のプーリに関する。
【0007】以下、本発明の樹脂プーリについて説明す
る。図1は本発明の樹脂プーリの一例の断面図であり、
シャフト(1)には樹脂成形されたプーリ本体(2)と
の界面に、回り止め及び抜け止めが施されている。この
回り止め及び抜け止めの形状は、図2及び図3のよう
に、回り止めが平目ローレット(3)、抜け止めが凸形
状(4)又は凹形状(5)のもの、あるいは図4のよう
にアヤ目ローレット(6)で、回り止め及び抜け止めを
形成するものなどが実施される。また、これらシャフト
(1)とプーリ本体(2)との界面の寸法は、圧入タイ
プや締め付けタイプのものと異なり、圧入や締付け等で
プーリを固定せず、プーリ本体とシャフトとが直接一体
化しているため、厳しい精度は要求されない。更に、シ
ャフト(1)の回り止め及び抜け止めの加工は、図3の
凹形状(5)では転造及び切削等による2工程、図4の
アヤ目ローレット(6)形状では転造等による1工程で
あり、いずれも容易に加工することが可能であり、好ま
しい形状である。
【0008】本発明によるプーリを、自動車部品の補機
等に組付けるには、従来のプーリとシャフトを組付ける
工程において、本発明によるプーリを使用するだけでよ
く、圧入工程や締付け工程が不要となるだけでなく、締
付けタイプの場合に必要であったナット等の部品も不要
となる。
【0009】本発明のプーリを成形するためには、圧縮
成形、射出成形等が採用できるが、射出成形を採用する
と、生産性が優れているため低コスト化の効果も大き
い。
【0010】
【発明の効果】本発明の樹脂プーリは、組付け工数の減
少、部品点数の削減等により、低コスト化を達成するこ
とができるとともに、軽量化にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の樹脂プーリの一例を示す断面図
【図2】 凸形状の抜け止め及び平目ローレット加工の
シャフト形状の一例を示す側面図。
【図3】 凹形状の抜け止め及び平目ローレット加工の
シャフト形状の一例を示す側面図。
【図4】 アヤ目ローレット加工のシャフト形状の一例
を示す側面図。
【符号の説明】 1 シャフト 2 樹脂部(プーリ本体) 3 平目ローレット 4 凸形状の抜け止め 5 凹形状の抜け止め 6 アヤ目ローレット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリのディスク面中央部に、動力を伝
    達するためのシャフトをインサート金具として一体成形
    されてなることを特徴とする樹脂プーリ。
  2. 【請求項2】 シャフトのプーリと一体化される部分
    に、回り止め及び抜け止め加工が施されている請求項1
    記載の樹脂プーリ。
  3. 【請求項3】 抜け止めがシャフト外周部に凹部を設け
    たものである請求項2記載の樹脂プーリ。
  4. 【請求項4】 回り止め及び又は抜け止めが平目ローレ
    ット又はアヤ目ローレットである請求項2記載の樹脂プ
    ーリ。
JP13321295A 1995-05-31 1995-05-31 樹脂プーリ Pending JPH08326875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13321295A JPH08326875A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂プーリ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13321295A JPH08326875A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂プーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08326875A true JPH08326875A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15099355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13321295A Pending JPH08326875A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂プーリ

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JP (1) JPH08326875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9327907B1 (en) 2015-03-12 2016-05-03 Precision, Inc. Conveyor belt positive drive roller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9327907B1 (en) 2015-03-12 2016-05-03 Precision, Inc. Conveyor belt positive drive roller

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