JPH08326671A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH08326671A
JPH08326671A JP13790695A JP13790695A JPH08326671A JP H08326671 A JPH08326671 A JP H08326671A JP 13790695 A JP13790695 A JP 13790695A JP 13790695 A JP13790695 A JP 13790695A JP H08326671 A JPH08326671 A JP H08326671A
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JP
Japan
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scroll
oil supply
bearing
oil
supply passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13790695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Takao
高尾邦彦
Masahiro Takebayashi
竹林昌寛
Kenji Tojo
東條健司
Kazuo Sekigami
関上和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13790695A priority Critical patent/JPH08326671A/ja
Publication of JPH08326671A publication Critical patent/JPH08326671A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/023Lubricant distribution through a hollow driving shaft

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷凍空調用、空気圧縮用その他に用
いられる両歯・軸貫通式スクロール圧縮機において、信
頼性の高い圧縮機を提供することである。 【構成】 潤滑油溜に連通する給油通路に連通するよう
に偏心して形成された第2給油通路を設け、該第2給油
通路に連通するように半径方向外向き軸受給油孔を設置
する構成や前記給油通路の前記潤滑油溜側端部に強制ポ
ンプ手段あるいは前記半径方向外向きに形成された軸受
給油孔に連通する螺旋溝を設置する構成や旋回スクロー
ルと前記固定スクロールの間にシール機構を設け、油戻
し通路を前記潤滑油溜に連通するように構成する。 【効果】 軸受各部や摺動部への潤滑を確実に行なうこ
とができるので、圧縮機の信頼性を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍空調用、空気圧縮用
その他に用いられるスクロール圧縮機に係り、特に旋回
スクロールが両歯で構成され、駆動軸が前記旋回スクロ
ール及び固定スクロールを貫通して成るスクロール圧縮
機の給油方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此の種の圧縮機は、例えば特開平
5-187372号公報に記載されている。つまり、軸方向両面
に各々一条のインボリュートラップを形成した一の旋回
スクロールと、この旋回スクロールのラップに嵌合する
一のインボリュートラップを有する一対の固定スクロー
ルと、前記旋回スクロールを公転させるための主軸が、
前記旋回スクロール及び前記固定スクロールを貫通して
成る構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は無給油式のスクロール流体機械について開示さ
れたものであるため、該圧縮機の給油機構および手段に
ついては開示されていない。
【0004】本発明の目的は、旋回スクロールが両歯で
構成され、駆動軸が前記旋回スクロール及び固定スクロ
ールを貫通して成るスクロール圧縮機の給油方法に関
し、信頼性の良いスクロール圧縮機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクロール圧縮機は、一つの平板の両
面に渦巻状のラップを設けた旋回スクロールと、固定ス
クロールを互いにラップを向き合わせ、偏心させて組み
合わせ、前記旋回スクロール及び固定スクロールを貫通
して設けられた駆動軸が前記旋回スクロールを固定スク
ロールに対して自転することなく旋回運動させて気体を
圧縮するスクロール圧縮機において、潤滑油溜が高圧の
雰囲気にあり、該潤滑油溜に連通する第1給油通路と、
該第1給油通路に連通し、前記第1給油通路の軸心に対
して偏心して形成された第2給油通路と、該第2給油通
路に連通し、半径方向外向きに形成された軸受給油孔で
構成することである。
【0006】そして、一つの平板の両面に渦巻状のラッ
プを設けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いに
ラップを向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回
スクロール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆
動軸が前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自
転することなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロー
ル圧縮機において、潤滑油溜が高圧の雰囲気にあり、該
潤滑油溜に連通する給油通路と、該給油通路に連通し、
半径方向外向きに形成された軸受給油孔と、前記給油通
路の前記潤滑油溜側端部に強制ポンプ手段を設置する構
成とすることである。
【0007】また、一つの平板の両面に渦巻状のラップ
を設けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラ
ップを向き合わせ、偏心させて組み合わせ、固定スクロ
ールを駆動軸軸方向に滑動可能に保持してなるフレーム
と、フレームと固定スクロールとシールリングとで形成
された作動室と、作動室と旋回スクロールと固定スクロ
ールのラップで形成される圧縮室とを連通する連通孔を
設け、前記旋回スクロール及び固定スクロールを貫通し
て設けられた駆動軸が前記旋回スクロールを固定スクロ
ールに対して自転することなく旋回運動させて気体を圧
縮するスクロール圧縮機において、潤滑油溜が高圧の雰
囲気にあり、該潤滑油溜に連通する給油通路と、該給油
通路に連通し、半径方向外向きに形成された軸受給油孔
と、該軸受給油孔に連通して形成された螺旋溝で構成す
ることである。
【0008】さらに、一つの平板の両面に渦巻状のラッ
プを設けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いに
ラップを向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回
スクロール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆
動軸が前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自
転することなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロー
ル圧縮機において、潤滑油溜が低圧の雰囲気にあり、該
潤滑油溜に連通する第1給油通路と、該第1給油通路に
連通し、前記第1給油通路の軸心に対して偏心して形成
された第2給油通路と、該第2給油通路に連通し、半径
方向外向きに形成された軸受給油孔を設置した構成とす
ることである。
【0009】そして、一つの平板の両面に渦巻状のラッ
プを設けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いに
ラップを向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回
スクロール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆
動軸が前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自
転することなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロー
ル圧縮機において、潤滑油溜が低圧の雰囲気にあり、該
潤滑油溜に連通する給油通路と、該給油通路に連通し、
半径方向外向きに形成された軸受給油孔と、前記給油通
路の前記潤滑油溜側端部に強制ポンプ手段を設置した構
成とすることである。
【0010】また、一つの平板の両面に渦巻状のラップ
を設けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラ
ップを向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回ス
クロール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動
軸が前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転
防止機構により自転することなく旋回運動させて気体を
圧縮するスクロール圧縮機において、潤滑油溜が低圧の
雰囲気にあり、該潤滑油溜に連通する給油通路と、該給
油通路に連通し、半径方向外向きに形成された軸受給油
孔と、該軸受給油孔と前記自転防止機構部とを連通する
給油穴を設けた構成とすることである。
【0011】
【作用】本発明によれば、潤滑油溜が高圧あるいは低圧
の雰囲気にある場合でも、該潤滑油溜に連通する給油通
路に連通するように偏心して形成された第2給油通路を
設け、該第2給油通路に連通するように半径方向外向き
軸受給油孔を設置する構成や前記給油通路の前記潤滑油
溜側端部に強制ポンプ手段あるいは前記半径方向外向き
に形成された軸受給油孔に連通する螺旋溝を設置する構
成とすことによって軸受各部や摺動部への潤滑を確実に
行なうことができる。
【0012】また、潤滑油溜が低圧の雰囲気にある場合
には、前記旋回スクロールと前記固定スクロールの間に
シール機構を設け、油戻し通路を前記潤滑油溜に連通す
るように構成することによって、さらに軸受各部や摺動
部への潤滑を確実に行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るいくつかの実施例を図を
用いて説明する。
【0014】図1は、本実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示したものである。図2はオルダム継ぎ手15
の斜視図、図3および図4は旋回スクロール6および第
2固定スクロール5の各々の断面図である。図1に示し
たスクロール圧縮機は、両端が密閉され軸心をほぼ鉛直
にして配置された円筒形の密閉容器1と、該密閉容器1
内上部に軸心を前記密閉容器1の軸心と一致させて固定
された第1フレーム2および第2フレーム3と、該固定
された第1フレーム2および第2フレーム3と軸心を一
致させラップをそれぞれ下方および上方に向けて前記第
1フレーム2および第2フレーム3にそれぞれ嵌装され
た第1固定スクロール4および第2固定スクロール5
と、該第1固定スクロール4および第2固定スクロール
5にサンドイッチ状に挾持されるようにラップを対向さ
せて軸心の偏心円運動可能に配置された旋回スクロール
6と、前記第1固定スクロール4および第2固定スクロ
ール5と軸心を一致させて前記第2フレーム3の下方に
配置された旋回スクロール6駆動用の電動機固定子7a
および電動機回転子7bと、該電動機回転子7bに固定
されて前記旋回スクロール6を旋回軸受6bを介して回
転駆動するクランク軸8と、前記密閉容器1の壁面を貫
通して配置され、第1固定スクロール4のラップと旋回
スクロール6のラップとで形成される空間に被圧縮気体
を供給する吸入管9と、前記密閉容器1の壁面を貫通し
て配置された吐出管10などから構成されている。前記
第2フレーム3は前記密閉容器1の壁面に固定され、前
記第1フレーム2は前記第2フレーム3に固定される。
【0015】駆動軸であるクランク軸8は、電動機回転
子7bに固定された部分8dと、前記電動機回転子7b
に固定された部分8dから上方に伸び前記第2フレーム
3の中心に固定された第2フレーム軸受3aに支持され
た下支持軸8bと、該下支持軸8bの上方に伸び前記旋
回軸受6bに支持された偏心軸8aと、該偏心軸8aか
ら上方に伸び前記第1フレーム2の中心に固定された第
1フレーム軸受2aに支持された上支持軸8cと、前記
電動機回転子7bに固定された部分8dから下方に伸び
前記密閉容器1の壁面に固定された補助フレーム11に
形成された補助軸受12に支持された下端支持軸8e、
前記密閉容器1の底部に開口する給油パイプ8fから成
っている。クランク軸8には、旋回スクロール6の遠心
力および遠心力によるモーメントを打ち消して振動の発
生を防止するために、下支持軸8bに下バランスウェイ
ト13が、上支持軸8cに上バランスウェイト14が、
それぞれ取り付けられている。なお、前記第2フレーム
軸受3aはつば付き軸受構造となっており、クランク軸
8と電動機回転子7bの自重を受け持つことになる。
旋回スクロール6は、自転防止手段例えばオルダム継ぎ
手15により自転(偏心軸8aの周囲の回転)をしない
ように拘束され、回転駆動されて偏心(旋回)運動を行
なう。前記オルダム継ぎ手15は、図2に示すように、
リング状又はだ円形状に形成されており2本のリング部
15a、15bと、6か所のキー部15c、15d、1
5e、15f、15gおよび15hから構成されてい
る。つまり、オルダム継ぎ手15はキー部15cと15
hおよびキー部15eと15fのキー幅の中央から2分
割構造となっている。前記オルダム継ぎ手15のキー部
15cと15hおよびキー部15eと15fは、図3に
示す前記旋回スクロール6に形成されたキー溝6c、6
dおよび図4に示す前記第2固定スクロール5に形成さ
れたキー溝5b、5c内をそれぞれ摺動する。なお、前
記旋回スクロール6の軸方向中央部に形成された凹所部
6e内を前記オルダム継ぎ手15のリング部15aおよ
び15bがそれぞれ摺動する。
【0016】図3および図4は、旋回スクロール6およ
び第2固定スクロール5の各々の断面図である。前記旋
回スクロール6の旋回スクロールラップ6aの巻き始め
部は円弧で形成されており、該ラップ6aの外側曲線の
終端部は鏡板6fの周縁と近接し、もしくは一致してい
る。旋回軸受6bの外周部には吐出通路6g(6i)お
よび吐出穴6hが設置されている。該吐出通路6gは旋
回スクロール6の軸方向両端部(図1では上下端面)に
形成され、前記吐出穴6hによって連通している。前記
第2固定スクロール5の固定スクロールラップ5aの巻
き始めおよび巻き終わり部は共に円弧で形成され、固定
スクロールラップ5aの巻き始め部の近傍には嵌合穴5
dが設けられている。一方、固定スクロールラップ5a
の巻き終わり部近傍には、吸入通路5eが設けられてい
る。
【0017】図5は第1固定スクロール4の断面図であ
る。前記第1固定スクロールの固定スクロールラップ4
aの巻き終わり部近傍には、前記密閉容器1の壁面を貫
通して配置された吸入管9に連通する吸入口4bが開口
されている。一方、固定スクロールラップ4aの巻き始
め部の近傍には前記旋回スクロール6の軸方向両端部
(図1では上端面)に形成された前記吐出通路6gに開
口するように吐出穴4cが設けられている。該吐出穴4
cに開口するように前記第1フレーム2に吐出通路2c
が形成され、前記密閉容器1の上部の吐出空間1aに連
通している。
【0018】旋回スクロール6のラップ6aと第1固定
スクロール4のラップ4aおよび第2固定スクロール5
のラップ5aに挟まれた区画は圧縮室16および17を
形成しており、該圧縮室16は前記吐出通路6gに、該
圧縮室17は前記吐出通路6iに連通している。
【0019】前記第1固定スクロール4の前記第1フレ
ーム2側端面部には、シールリング4dを有したリング
状凸部4eが形成されており、該リング状凸部4eが前
記シールリング4dを介して前記第1フレーム2に形成
されたリング状凹部2bに嵌装して作動室18が設けら
れている。一方、前記第2固定スクロール5の前記第2
フレーム3側端面部には、リング状凹部5fが設置され
ており、第2フレーム3に形成されシールリング3bを
備えたリング状凸部3cが前記リング状凹部5fにシー
ルリング3bを介して嵌装されて作動室19が設けられ
ている。前記作動室18および19は、第1固定スクロ
ール4および第2固定スクロール5に設孔された連通孔
4fおよび5gによって前記圧縮室16および17とつ
ながっている。ここで、作動室18および19内の圧力
は吐出圧力以外であれば任意に設定することが可能であ
る。つまり、中間圧もしくは吸入圧力となっており、第
1固定スクロールあるいは第2固定スクロールを旋回ス
クロールに対して軸方向にリリースする構成とすること
によって、旋回スクロールのラップ先端と固定スクロー
ルのラップ先端との間隙を常時適正な間隙に保持しなが
ら圧縮機を運転することができ、かつ、例えば液圧縮や
圧縮室内圧力の異常上昇などの現象が生じた場合には、
固定スクロールを旋回スクロールからリリースすること
によって旋回スクロールの境板外終端面と固定スクロー
ルの境板外終端面の摺接面での異常な荷重を回避するこ
とができる。
【0020】上記構成の圧縮機において、クランク軸8
の回転駆動によって旋回スクロール6が偏心(旋回)運
動することによって、被圧縮流体は吸入管9から吸入さ
れ、圧縮室16および17で圧縮され、所定の圧力(吐
出圧力)に達した後吐出通路6gおよび6i、吐出穴6
h、吐出穴4c、吐出通路2cから前記密閉容器1の上
部の吐出空間1aに吐出された後、吐出管10を経て密
閉容器1外へ吐出される。
【0021】つぎに、本実施例の給油構造について説明
する。
【0022】前記クランク軸8の下端部に設けられた前
記給油パイプ8fには、前記密閉容器1の底部に貯油さ
れた高圧(略吐出圧)の雰囲気下にある潤滑油溜22に
連通する第1給油通路23が形成されており、該第1給
油通路23に連通し第1給油通路23即ちクランク軸の
軸心に対し偏心して形成された第2給油通路24がクラ
ンク軸8の上端部である上支持軸まで延びている。前記
第2給油通路24には各軸受に連通するように半径方向
外向きに形成された軸受給油孔が設置されている。つま
り、第2フレーム軸受3aには第2フレーム軸受給油孔
25、旋回軸受6bには旋回軸受給油孔26、そして第
1フレーム軸受2aには第1フレーム軸受給油孔27が
それぞれ設置されている。第2給油通路24では圧力降
下が発生しないように十分な通路面積が確保されてい
る。第1給油通路23及び第2給油通路24は、それぞ
れクランク軸の軸心及び偏心位置に軸方向孔を穿設し、
前者の上端部と後者の下端部をクランク軸に穿設した半
径方向孔により連通し、該孔の外端部封止栓により封止
することにより形成される。他の給油通路も同様に形成
される。
【0023】遠心ポンプ作用により、第1給油通路23
を通って第2給油通路24に吸入された潤滑油溜22の
油は、第2フレーム軸受給油孔25を経て第2フレーム
軸受3aへ、旋回軸受給油孔26を経て旋回軸受6b
へ、さらに第1フレーム軸受給油孔27を経て第1フレ
ーム軸受2aへそれぞれ潤滑給油される。ここで、第2
フレーム軸受3aを潤滑した油のうち一部は、軸受すき
間を下方に向かって電動機格納室28へ、また他の油は
軸受すき間を上方に向い第2固定スクロール5および第
2フレーム3に形成された油戻し穴29を介して前記電
動機格納室28へ流れる。また、旋回軸受6bを潤滑し
た油のうち一部は、軸受すき間を下方に向かって流れ、
前記油戻し穴29を介して前記電動機格納室28へ、ま
た他の油は軸受すき間を上方に向い前記吐出通路6gへ
それぞれ排出される。さらに、第1固定フレーム軸受2
aを潤滑した油のうち一部は、軸受すき間を下方に向か
って吐出通路6gへ、また他の油は軸受すき間を上方に
向い吐出空間1aにそれぞれ排出される。前記吐出空間
1aにそれぞれ排出された油は、第1フレームおよび第
2フレームの外周部に設けられた被圧縮流体が流れる油
戻し通路30を通って電動機格納室28へ還油され、前
記油戻し穴29を介して電動機格納室28へ環油された
油とともに重力により潤滑油溜22へ戻る。
【0024】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図6は本発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機の全
体構造を示したものである。ここで、図1に示した実施
例と比較して同一部品には同一番号を付記したのでその
部分の構造の説明は省略する。 本実施例の特徴は、第
1図に示した実施例と比較して前記クランク軸8の下端
部に強制ポンプ手段を設置したことである。つまり、強
制ポンプ手段として例えばトロコイドポンプ、ギアポン
プ等をクランク軸8の下端支持軸8e端部に設置したも
ので、前記下端支持軸8e端部にポンプ軸31が設けら
れ、該ポンプ軸31に直結されたインナーローター32
と、該インナーローター32に噛み合って駆動されるア
ウターローター33と、該アウターローター33を収容
するケーシング34と、該ケーシング34の上下サイド
にそれぞれ上サイドプレート35および下サイドプレー
ト36とで構成され、前記補助フレーム11に固定され
ている。前記下サイドプレート36には、前記潤滑油溜
22の油に開口する吸入口37とクランク軸8の中央部
に形成された給油通路23下端部の入り口と連通するよ
うに吐出口38が設けられている。該給油通路23はク
ランク軸8の上端部である上支持軸まで延びており、各
軸受に連通するように半径方向外向きに形成された第2
フレーム軸受給油孔25、旋回軸受給油孔26および第
1フレーム軸受給油孔27が設置されている。
【0025】このような構成において、クランク軸8の
回転に伴いポンプ軸31が駆動されると、インナーロー
ター32とアウターローター33の噛み合いにより、潤
滑油溜22の油が吸入口37から吸引され、吐出口38
に圧力油が送り出され、給油通路23を通じて各軸受給
油孔から各軸受に潤滑給油される。各軸受を潤滑して潤
滑油溜22に戻る経路は前述の実施例と同様である。
【0026】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図7は本発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機の全
体構造を示したものである。ここで、図1に示した実施
例と比較して同一部品には同一番号を付記したのでその
部分の構造の説明は省略する。 前記クランク軸8の中
央部には給油通路23が形成されており、クランク軸8
下端部の前記給油パイプ8fが前記密閉容器1の底部に
貯油された高圧の雰囲気下にある潤滑油溜22に開口し
ている。該給油通路23はクランク軸8の上端部である
上支持軸まで延びており、各軸受に連通するように半径
方向外向きに形成された第2フレーム軸受給油孔25、
旋回軸受給油孔26および第1フレーム軸受給油孔27
がそれぞれ設置されている。該第2フレーム軸受給油孔
25、旋回軸受給油孔26および第1フレーム軸受給油
孔27に連通するようにそれぞれ軸の外周部に螺旋溝3
9、40および41が形成されている。前記第1フレー
ム軸受給油孔27と前記作動室18とはわずかな漏れを
許容する絞り通路42を介して連通している。
【0027】以上述べた構成とすることによって、吐出
圧力と前記作動室18圧力との差圧によって、最も高い
位置にある第1フレーム軸受給油孔27まで潤滑油溜2
2の油を揚げて、第2フレーム軸受給油孔25や旋回軸
受給油孔26にも油を満たすことができる。その後は、
螺旋溝39、40および41の粘性ポンプ作用によって
各軸受部を潤滑して再び潤滑油溜22に還油される。
【0028】以上述べてきた実施例は潤滑油溜22の雰
囲気が高圧下の場合であったが、以下の実施例では低圧
下の場合について述べる。
【0029】図8は本発明の他の実施例を示すスクロー
ル圧縮機の全体構造を示したもので図1に示した実施例
と比較して同一部品には同一番号を付記したのでその部
分の構造の説明は省略する。
【0030】第1固定スクロール4および第2固定スク
ロール5には、旋回スクロール4との間にシールリング
とリング溝で構成されるシール手段43および44が形
成され、吐出圧をシールしている。第1フレーム2の吐
出通路2aには吐出管10が直接接続されており、図示
していないが気密が保持されている。密閉容器1中央部
に壁面を貫通して吸入管9が配置され、第2フレーム3
には吸入穴45が設けられており、第1固定スクロール
4および第2固定スクロール5に形成された吸入口46
および47に通じている。したがって、クランク軸8の
回転駆動によって旋回スクロール6が旋回運動すること
によって、被圧縮流体は吸入管9から吸入され、吸入穴
45および吸入口46、47へと流入し、圧縮室16お
よび17で圧縮され、所定の圧力(吐出圧力)に達した
後吐出通路6gおよび6i、吐出穴6h、吐出穴4c、
吐出通路2cから吐出管10を経て密閉容器1外へ吐出
される。以上述べたように、固定スクロールと旋回スク
ロールとの間にシール手段43および44を設け、吐出
管を吐出通路2cに直接接続した構成とすることによっ
て、密閉容器1内の圧力雰囲気を低圧(吸入圧力)にす
ることができる。
【0031】つぎに、本実施例の給油構造について説明
する。
【0032】前記クランク軸8の下端部に設けられた前
記給油パイプ8fには、前記密閉容器1の底部に貯油さ
れた高圧の雰囲気下にある潤滑油溜22に連通する第1
給油通路23が形成されており、該第1給油通路23に
連通し第1給油通路23の軸心に対し偏心して形成され
た第2給油通路24がクランク軸8の上端部である上支
持軸8cまで延びている。前記第2給油通路24には各
軸受に連通するように半径方向外向きに形成された軸受
給油孔が設置されている。つまり、第2フレーム軸受3
aには第2フレーム軸受給油孔25、旋回軸受6bには
旋回軸受給油孔26、そして第1フレーム軸受2aには
第1フレーム軸受給油孔27がそれぞれ設置されてい
る。第2給油通路24では圧力降下が発生しないように
十分な通路面積が確保されている。
【0033】遠心ポンプ作用により、第1給油通路23
を通って第2給油通路24に吸入された潤滑油溜22の
油は、第2フレーム軸受給油孔25を経て第2フレーム
軸受3aへ、旋回軸受給油孔26を経て旋回軸受6b
へ、さらに第1フレーム軸受給油孔27を経て第1フレ
ーム軸受2aへそれぞれ潤滑給油される。ここで、第2
フレーム軸受3aを潤滑した油のうち一部は、軸受すき
間を下方に向かって電動機格納室28へ、また他の油は
軸受すき間を上方に向い第2固定スクロール5および第
2フレーム3に形成された油戻し穴29を介して前記電
動機格納室28へ流れる。また、旋回軸受6bを潤滑し
た油のうち一部は、軸受すき間を下方に向かって流れ、
前記油戻し穴29を介して前記電動機格納室28へ、ま
た他の油は軸受すき間を上方に向い前記吐出通路6gへ
それぞれ排出される。さらに、第1フレーム軸受2aを
潤滑した油のうち一部は、軸受すき間を下方に向かって
吐出通路6gへ、また他の油は軸受すき間を上方に向い
吐出空間1aにそれぞれ排出される。前記吐出空間1a
にそれぞれ排出された油は、第1フレームおよび第2フ
レームの外周部に設けられた油戻し通路30を通って電
動機格納室28へ還油され、前記油戻し穴29を介して
電動機格納室28へ環油された油とともに重力により潤
滑油溜22へ戻る。
【0034】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図9は本発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機の全
体構造を示したものである。ここで、図6および図8に
示した実施例と比較して同一部品には同一番号を付記し
たのでその部分の構造の説明は省略する。
【0035】本実施例の特徴は、図6および図8に示し
た実施例と比較して、給油構造は図6と同様にして、潤
滑油溜22の雰囲気が低圧下の場合(図8と同様)につ
いて開示したものであるので、構造ならびに作用につい
ての説明は省略する。
【0036】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図10は本発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機の
全体構造を示したものである。ここで、図8に示した実
施例と比較して同一部品には同一番号を付記したのでそ
の部分の構造の説明は省略する。
【0037】旋回軸受6aは軸方向に2分割されてお
り、該分割面に一端を開口するとともに他端をオルダム
リング15を収納している前記旋回スクロール6の軸方
向中央部に形成された凹所部6eに開口する給油路48
が設けられている。また、クランク軸8の下端部には強
制ポンプ手段としてトロコイドポンプが設置されてお
り、該トロコイドポンプの吐出口38と連通するように
給油通路23がクランク軸8の上端部である上支持軸ま
で延びて各軸受に連通するように半径方向外向きに形成
された軸受給油孔25、26、27が設置されるととも
に、前記給油路48に連通するように半径方向外向きに
形成された給油孔49が設置されている。
【0038】以上の構成とすることによって、トロコイ
ドポンプによって給油通路23内に吸い揚げられた潤滑
油は、各軸受給油孔25、26、27を介して各軸受を
潤滑するとともに、上記給油孔49に流入した潤滑油
は、給油路48を通ってオルダムリング15を収納して
いる前記旋回スクロール6の軸方向中央部に形成された
凹所部6eに給油され、オルダムリング15の潤滑を行
ない吸入側に戻る。
【0039】図11は本発明の他の実施例を示すスクロ
ール圧縮機の全体構造を示したものである。
【0040】第1固定スクロール4および第2固定スク
ロール5には、旋回スクロール4との間にシールリング
とリング溝で構成されるシール手段43および44が、
また第1フレーム2と密閉容器1にはOリング50が設
置され、吐出圧をシールして吐出空間52を形成してい
る。第1フレーム2にはクランクジ軸8の上支持軸8c
端部を吐出空間52と隔離する画壁51が設けられてお
り、図示していないが該画壁51内の気密が保持されて
いる。該画壁51内密閉容器1上部には吐出管10が接
続されている。また、密閉容器1中央部には壁面を貫通
して吸入管9が配置され、第2フレーム3には吸入穴4
5が設けられており、第1固定スクロール4および第2
固定スクロール5に形成された吸入口46および47に
通じている。また、第1フレーム2には前記画壁51で
形成される画壁室53と低圧側とが連通路54によりつ
ながっている。
【0041】したがって、クランク軸8の回転駆動によ
って旋回スクロール6が旋回運動することによって、被
圧縮流体は吸入管9から吸入され、吸入穴45および吸
入口46、47へと流入し、圧縮室16および17で圧
縮され、所定の圧力(吐出圧力)に達した後吐出通路6
gおよび6i、吐出穴6h、吐出穴4c、吐出通路2c
から吐出空間53に吐出され、吐出管10を経て密閉容
器1外へ吐出される。以上述べたように、固定スクロー
ルと旋回スクロールとの間にシール手段43および44
を設け、第1フレーム2と密閉容器1にOリング50を
設置し、さらにクランクジ軸8の上支持軸8c端部を吐
出空間53と隔離する画壁51を設けた構成とすること
によって、潤滑油溜22の圧力雰囲気を低圧にすること
ができる。
【0042】つぎに、本実施例の給油構造については図
8に示した実施例と同様であるのでここでの説明は省略
する。
【0043】遠心ポンプ作用により、第1給油通路23
を通って第2給油通路24に吸入された潤滑油溜22の
油は、第2フレーム軸受給油孔25を経て第2フレーム
軸受3aへ、旋回軸受給油孔26を経て旋回軸受6b
へ、さらに第1フレーム軸受給油孔27を経て第1フレ
ーム軸受2aへそれぞれ潤滑給油される。ここで、第2
フレーム軸受3aを潤滑した油のうち一部は、軸受すき
間を下方に向かって電動機格納室28へ、また他の油は
軸受すき間を上方に向い第2固定スクロール5および第
2フレーム3に形成された油戻し穴29を介して前記電
動機格納室28へ流れる。また、旋回軸受6bを潤滑し
た油のうち一部は、軸受すき間を下方に向かって流れ、
前記油戻し穴29を介して前記電動機格納室28へ、ま
た他の油は軸受すき間を上方に向い、第1フレーム軸受
2aを潤滑した油とともに画壁室54、連通路54およ
び吸入穴45を介して電動機格納室28へ還油され、前
記油戻し穴29を介して電動機格納室28へ環油された
油とともに重力により潤滑油溜22へ戻る。
【0044】つぎに、図12および図13は本発明の他
の実施例を示すスクロール圧縮機の全体構造を示したも
のである。ここで、図9および図10に示した実施例と
比較して同一部品には同一番号を付記したのでその部分
の構造の説明は省略する。
【0045】本実施例の特徴は、給油構造については図
12と図9が、また図13と図10がそれぞれ同様の構
造になっており、潤滑油溜22の雰囲気を低圧下にする
構成が異なることである。なお、潤滑油溜22の雰囲気
を低圧下にする構成については前述した図11と同様で
あるので、ここでの構造ならびに作用についての説明は
省略する。
【0046】図14は本発明の他の実施例を示すスクロ
ール圧縮機の全体構造を示したものである。
【0047】クランク軸8の上端部は旋回軸受6bでと
どまり、前述の実施例と比べて上支持軸8cが無い場合
を示している。第1固定スクロール4の前記偏心軸8a
上端部側には油溜り室55が形成されており、該油溜り
室55と低圧側とが連通路56によりつながっている。
【0048】第1固定スクロール4および第2固定スク
ロール5には、旋回スクロール4との間にシールリング
とリング溝で構成されるシール手段43および44が、
また第1フレーム2と密閉容器1にはOリング50が設
置され、吐出圧をシールして吐出空間52を形成してい
る。第1フレーム2上部には吐出管10が接続されてお
り、密閉容器1中央部には壁面を貫通して吸入管9が配
置され、第2フレーム3には吸入穴45が設けられてお
り、第1固定スクロール4および第2固定スクロール5
に形成された吸入口46および47に通じている。
【0049】したがって、クランク軸8の回転駆動によ
って旋回スクロール6が旋回運動することによって、被
圧縮流体は吸入管9から吸入され、吸入穴45および吸
入口46、47へと流入し、圧縮室16および17で圧
縮され、所定の圧力(吐出圧力)に達した後吐出通路6
gおよび6i、吐出穴6h、吐出穴4c、吐出通路2c
から吐出空間53に吐出され、吐出管10を経て密閉容
器1外へ吐出される。以上述べたように、固定スクロー
ルと旋回スクロールとの間にシール手段43および44
を設け、第1フレーム2と密閉容器1にOリング50を
設置し、さらにクランク軸8の上支持軸8cを取り除い
た構成とすることによって、潤滑油溜22の圧力雰囲気
を低圧にすることができる。
【0050】つぎに、本実施例の給油構造については、
図6に示した実施例に比べて、第1フレーム軸受給油孔
27が無い以外は同様であるのでここでの説明は省略す
る。以上の構成とすることによって、トロコイドポンプ
によって給油通路23内に吸い揚げられた潤滑油は、第
2フレーム軸受給油孔25および旋回軸受給油孔26を
介して第2フレーム軸受3aおよび旋回軸受6bを潤滑
する。ここで、第2フレーム軸受3aを潤滑した油のう
ち一部は、軸受すき間を下方に向かって電動機格納室2
8へ、また他の油は軸受すき間を上方に向い第2固定ス
クロール5および第2フレーム3に形成された油戻し穴
29を介して前記電動機格納室28へ流れる。また、旋
回軸受6bを潤滑した油のうち一部は、軸受すき間を下
方に向かって流れ、前記油戻し穴29を介して前記電動
機格納室28へ、また他の油は軸受すき間を上方に流
れ、油溜り室55に一旦貯油されたのち連通路56およ
び吸入穴45を介して電動機格納室28へ還油され、前
記油戻し穴29を介して電動機格納室28へ環油された
油とともに重力により潤滑油溜22へ戻る。
【0051】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図15は本発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機の
全体構造を示したものである。ここで、図1に示した実
施例と比較して同一部品には同一番号を付記したのでそ
の部分の構造の説明は省略する。
【0052】本発明の特徴は、図1に示した実施例と比
較して前記クランク軸8の軸線方向が水平に配置されて
いることである。つまり横置き形のスクロール圧縮機を
開示したものである。図15に示したスクロール圧縮機
は、両端が密閉され軸心をほぼ水平にして配置された円
筒形の密閉容器1と、該密閉容器1内左部に軸心を前記
密閉容器1の軸心と一致させて固定された第1フレーム
2および第2フレーム3と、該固定された第1フレーム
2および第2フレーム3と軸心を一致させラップをそれ
ぞれ右方および左方に向けて前記第1フレーム2および
第2フレーム3にそれぞれ嵌装された第1固定スクロー
ル4および第2固定スクロール5と、該第1固定スクロ
ール4および第2固定スクロール5にサンドイッチ状に
挟持されるようにラップを対向させて軸心の偏心円運動
可能に配置された旋回スクロール6と、前記第1固定ス
クロール4および第2固定スクロール5と軸心を一致さ
せて前記第2フレーム3の下方に配置された旋回スクロ
ール6駆動用の電動機固定子7aおよび電動機回転子7
bと、該電動機回転子7bに固定されて前記旋回スクロ
ール6を旋回軸受6bを介して回転駆動するクランク軸
8と、前記密閉容器1の壁面を貫通して配置され、第1
固定スクロール4のラップと旋回スクロール6のラップ
とで形成される空間に被圧縮気体を供給する吸入管9
と、前記密閉容器1の壁面を貫通して配置された吐出管
10などから構成されている。前記第2フレーム3は前
記密閉容器1の壁面に固定され、前記第1フレーム2は
前記第2フレーム3に固定される。
【0053】駆動軸であるクランク軸8は、電動機回転
子7bに固定された部分8dと、前記電動機回転子7b
に固定された部分8dから左方に伸び前記第2フレーム
3の中心に固定された第2フレーム軸受3aに支持され
た主支持軸8bと、該主支持軸8bの左方に伸び前記旋
回軸受6bに支持された偏心軸8aと、該偏心軸8aか
ら左方に伸び前記第1フレーム2の中心に固定された第
1フレーム軸受2aに支持された第1支持軸8cと、前
記電動機回転子7bに固定された部分8dから右方に伸
び前記密閉容器1の壁面に固定された補助フレーム11
に形成された補助軸受12および補助軸受ハウジング5
7に支持された第2支持軸8e、該第2支持軸8e右端
端部に入り口が小さく左側に行くに従い拡がった第1給
油パイプ58から成っている。前記補助軸受ハウジング
57には、前記補助フレーム11と前記密閉容器1の側
端部とで形成される潤滑油溜22に開口する第2給油パ
イプ59が設置されている。クランク軸8には、旋回ス
クロール6の遠心力および遠心力によるモーメントを打
ち消して振動の発生を防止するために、主支持軸8bに
第1バランスウェイト13が、第1支持軸8cに第2バ
ランスウェイト14がそれぞれ取り付けられている。
【0054】上記構成の圧縮機において、クランク軸8
の回転駆動によって旋回スクロール6が偏心(旋回)運
動することによって、被圧縮流体は吸入管9から吸入さ
れ、圧縮室16および17で圧縮され、所定の圧力(吐
出圧力)に達した後吐出通路6gおよび6i、吐出穴6
h、吐出穴4c、吐出通路2cから前記密閉容器1の上
部の吐出空間1aに吐出された後、密閉容器1と第1フ
レーム2および第2フレーム3の間に形成される通路
(図示せず)、密閉容器1と電動機固定子7aの間に形
成される通路(図示せず)および補助フレーム11に形
成された通路抵抗部60を通過して、前記吐出管10を
経て密閉容器1外へ吐出される。61は前記電動機固定
子7aに電力を供給するためのハーメチック端子で密閉
容器1に固着されている。
【0055】つぎに、本実施例の給油構造について説明
する。
【0056】前記クランク軸8の中心部には、該クラン
ク軸8の右端部に設けられた前記第1給油パイプ58に
連通する給油通路23が形成されており、クランク軸8
の左端部である第1支持軸8cまで延びている。前記給
油通路23には各軸受に連通するように半径方向外向き
に形成された軸受給油孔が設置されている。つまり、第
2フレーム軸受3aには第2フレーム軸受給油孔25、
旋回軸受6bには旋回軸受給油孔26、そして第1フレ
ーム軸受2aには第1フレーム軸受給油孔27がそれぞ
れ設置されている。給油通路23では圧力降下が発生し
ないように十分な通路面積が確保されている。
【0057】前記補助フレーム11と前記密閉容器1の
側端部とで形成される潤滑油溜22内の油面は、圧縮機
が運転されているときは、補助フレーム11に形成され
た通路抵抗部60を被圧縮流体が通過する際に圧力損失
が生じ、通路抵抗部60前後の圧力差で油面が押し上げ
られ運転時の油面が確保される。圧縮機が停止している
ときは、通路抵抗部60前後の圧力差が発生しないため
油面は低下する。
【0058】上記のように構成することにより、第1給
油パイプ58の遠心ポンプ作用によって、第2給油パイ
プ59を介して給油通路23に吸入された潤滑油溜22
の油は、第2フレーム軸受給油孔25を経て第2フレー
ム軸受3aへ、旋回軸受給油孔26を経て旋回軸受6b
へ、さらに第1フレーム軸受給油孔27を経て第1フレ
ーム軸受2aへそれぞれ潤滑給油される。ここで、第2
フレーム軸受3aを潤滑した油のうち一部は、軸受すき
間を右方に向かって電動機格納室28へ、また他の油は
軸受すき間を左方に向い第2固定スクロール5および第
2フレーム3に形成された油戻し穴29を介して前記電
動機格納室28へ流れる、また、旋回軸受6bを潤滑し
た油のうち一部は、軸受すき間を右方に向かって流れ、
前記油戻し穴29を介して前記電動機格納室28へ、ま
た他の油は軸受すき間を左方に向い前記吐出通路6gへ
それぞれ排出される。さらに、第1フレーム軸受2aを
潤滑した油のうち一部は、軸受すき間を右方に向かって
吐出通路6gへ、また他の油は軸受すき間を左方に向い
吐出空間1aにそれぞれ排出される。前記吐出空間1a
にそれぞれ排出された油は密閉容器1の下部に自然落下
し、第1フレームおよび第2フレームの外周部に設けら
れた油戻し通路30を介して、前記油戻し穴29を介し
て電動機格納室28へ環油された油とともに潤滑油溜2
2へ戻る。
【0059】つぎに、図16は本発明の他の実施例を示
すスクロール圧縮機の全体構造を示したものである。こ
こで、図15に示した実施例と比較して同一部品には同
一番号を付記したのでその部分の構造の説明は省略す
る。
【0060】本実施例の特徴は、図12と比較して、給
油構造としてクランク軸8の第2支持軸8e右端部に強
制ポンプ手段62を設置したことである。ここで、強制
ポンプ手段62としては前述したように例えばトロコイ
ドポンプなどである。なお、給油手段以外は図15に示
した実施例と同様であるので、構造ならびにその作用に
ついての説明は省略する。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、潤滑油溜が高圧あるい
は低圧の雰囲気にある場合でも、該潤滑油溜に連通する
給油通路に連通するように偏心して形成された第2給油
通路を設け、該第2給油通路に連通するように半径方向
外向き軸受給油孔を設置する構成や前記給油通路の前記
潤滑油溜側端部に強制ポンプ手段あるいは前記半径方向
外向きに形成された軸受給油孔に連通する螺旋溝を設置
する構成とすことによって軸受各部や摺動部への潤滑を
確実に行なうことができるので、圧縮機の信頼性が向上
する。
【0062】また、潤滑油溜が低圧の雰囲気にある場合
には、前記旋回スクロールと前記固定スクロールの間に
シール機構を設け、油戻し通路を前記潤滑油溜に連通す
るように構成することによって、さらに軸受各部や摺動
部への潤滑を確実に行なうことができるので、圧縮機の
信頼性がさらに向上するといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスクロール圧縮機の全体構造
を示した図である。
【図2】本発明の実施例のオルダム継ぎ手の斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例の旋回スクロール断面図であ
る。
【図4】本発明の第2固定スクロールの断面図である。
【図5】本発明の実施例の第1固定スクロールの断面図
である。
【図6】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全体
構造を示した図である。
【図7】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全体
構造を示した図である。
【図8】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全体
構造を示した図である。
【図9】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全体
構造を示した図である。
【図10】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図11】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図12】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図13】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図14】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図15】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【図16】本発明の他の実施例のスクロール圧縮機の全
体構造を示した図である。
【符号の説明】
1…密閉容器、2…第1フレーム、3…第2フレーム、
4…第1固定スクロール、5…第2固定スクロール、6
…旋回スクロール、8…クランク軸、9…吸入管、10
…吐出管、15…オルダム継ぎ手、16、17…圧縮
室、18、19…作動室、22…潤滑油溜、23…第1
給油通路、24…第1給油通路、25…第2フレーム軸
受給油孔、26…旋回軸受給油孔、27…第1フレーム
軸受給油孔、28…電動機格納室、29…油戻し穴、3
0…油戻し通路、31…ポンプ軸、32…インナーロー
ター、33…アウターローター、34…ケーシング、3
5…上サイドプレート、36…下サイドプレート、37
…吸入口、38…吐出口、3940、41…螺旋溝、4
2…絞り通路、43、44…シール手段、45…吸入穴
46、47…吸入口、48…給油路、49…給油孔、5
0…Oリング、51…画壁、52…吐出空間、53…画
壁室53、54…連通路、55…油溜り室、56…連通
路、57…補助軸受ハウジング、58…第1給油パイ
プ、59…第2給油パイプ、60…通路抵抗部、61…
ハーメチック端子、62…強制ポンプ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関上和夫 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回スクロ
    ール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動軸が
    前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転する
    ことなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロール圧縮
    機において、潤滑油溜が高圧の雰囲気にあり、該潤滑油
    溜に連通する第1給油通路と、該第1給油通路に連通
    し、前記第1給油通路の軸心に対して偏心して形成され
    た第2給油通路と、該第2給油通路に連通し、半径方向
    外向きに形成された軸受給油孔で構成されていることを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回スクロ
    ール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動軸が
    前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転する
    ことなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロール圧縮
    機において、潤滑油溜が高圧の雰囲気にあり、該潤滑油
    溜に連通する給油通路と、該給油通路に連通し、半径方
    向外向きに形成された軸受給油孔と、前記給油通路の前
    記潤滑油溜側端部に強制ポンプ手段を設置して構成され
    ていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、固定スクロール
    を駆動軸軸方向に滑動可能に保持してなるフレームと、
    フレームと固定スクロールとシールリングとで形成され
    た作動室と、作動室と旋回スクロールと固定スクロール
    のラップで形成される圧縮室とを連通する連通孔を設
    け、前記旋回スクロール及び固定スクロールを貫通して
    設けられた駆動軸が前記旋回スクロールを固定スクロー
    ルに対して自転することなく旋回運動させて気体を圧縮
    するスクロール圧縮機において、潤滑油溜が高圧の雰囲
    気にあり、該潤滑油溜に連通する給油通路と、該給油通
    路に連通し、半径方向外向きに形成された軸受給油孔
    と、該軸受給油孔に連通して形成された螺旋溝で構成さ
    れていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回スクロ
    ール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動軸が
    前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転する
    ことなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロール圧縮
    機において、潤滑油溜が低圧の雰囲気にあり、該潤滑油
    溜に連通する第1給油通路と、該第1給油通路に連通
    し、前記第1給油通路の軸心に対して偏心して形成され
    た第2給油通路と、該第2給油通路に連通し、半径方向
    外向きに形成された軸受給油孔で構成されていることを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回スクロ
    ール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動軸が
    前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転する
    ことなく旋回運動させて気体を圧縮するスクロール圧縮
    機において、潤滑油溜が低圧の雰囲気にあり、該潤滑油
    溜に連通する給油通路と、該給油通路に連通し、半径方
    向外向きに形成された軸受給油孔と、前記給油通路の前
    記潤滑油溜側端部に強制ポンプ手段を設置して構成され
    ていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 一つの平板の両面に渦巻状のラップを設
    けた旋回スクロールと、固定スクロールを互いにラップ
    を向き合わせ、偏心させて組み合わせ、前記旋回スクロ
    ール及び固定スクロールを貫通して設けられた駆動軸が
    前記旋回スクロールを固定スクロールに対して自転防止
    機構により自転することなく旋回運動させて気体を圧縮
    するスクロール圧縮機において、潤滑油溜が低圧の雰囲
    気にあり、該潤滑油溜に連通する給油通路と、該給油通
    路に連通し、半径方向外向きに形成された軸受給油孔
    と、該軸受給油孔と前記自転防止機構部とを連通する給
    油穴とで構成されていることを特徴とするスクロール圧
    縮機。
  7. 【請求項7】 前記旋回スクロールと前記固定スクロー
    ルの間にシール機構を設け、油戻し通路を前記潤滑油溜
    に連通するように構成したことを特徴とする請求項4か
    ら6のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記旋回スクロールと前記固定スクロー
    ルの両ラップ間により圧縮された気体がダイレクトに該
    圧縮機の外部に吐出されるように構成したことを特徴と
    する請求項7に記載のスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記駆動軸の前記潤滑油溜部とは反対側
    端部が画壁により低圧雰囲気に形成されていることを特
    徴とする請求項7に記載のスクロール圧縮機。
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