JP3422739B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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Description
に関する。
に示されている。図2において、4はハウジングで、カ
ップ状右ハウジング49と、フレーム5と、カップ状左
ハウジング43とからなり、これらはボルト56によっ
て互いに締結されている。右ハウジング49の内部には
電動モータMが配設され、左ハウジング43の内部には
スクロール型圧縮機構Cがそれぞれ配設されている。
回転シヤフト3を介して互いに連動連結されている。回
転シヤフト3の右端はサブベアリング51を介して右ハ
ウジング49に軸承され、左端はメインベアリング52
を介してフレーム5に軸承されている。
とからなり、ロータMa は回転シヤフト3に固定され、
ステータMb は右ハウジング49に圧入することによっ
て固定されている。
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の自転を阻止
するオルダムリンク6等からなる。
立設されたうず巻状ラップ12とを備え、この端板11
の外周面を左ハウジング43の内周面に密接させること
によってハウジング4内は低圧側と高圧側とに仕切ら
れ、端板11の左側には吐出室46が形成され、右側に
は吸入室47が限界されている。
が穿設され、この吐出ポート13は吐出弁17によって
開閉されるようになっている。そして、この端板11の
外面から左方に突出する突起15にボルト57を螺入す
ることによって固定スクロール1は左ハウジング43に
締結されている。
立設されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21
の外面に立設されたボス23内にはドライブブッシュ3
2が旋回軸受34を介して回転自在に嵌装されている。
このドライブブッシュ32に穿設されたスライド溝33
内には回転シヤフト3の左端に偏心して突設された偏心
駆動ピン31がスライド可能に嵌合されている。
オルダムリンク6が介装され、端板21の外面はスラス
トベアリング53を介してフレーム5の左端面と摺接す
る。
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、180 度だけ角度を
ずらせて噛合させることによって複数個の密閉空間24
が形成されている。
3、偏心駆動ピン31、ドライブブッシュ32、旋回軸
受34、ボス23等からなる旋回駆動機構を介して旋回
スクロール2が駆動され、旋回スクロール2はオルダム
リンク6によって自転を阻止されながら公転旋回半径の
円軌道上を公転旋回運動する。
が吸入口44を経て低圧室48に入り、このガスはステ
ータMb の外周に設けられた通路58及びステータMb
とロータMa との間隙59を通る過程で電動モータMを
冷却した後、フレーム5に設けられた通路54、吸入室
47を経て密閉空間24内に吸い込まれる。
により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮さ
れながら中央部に至り、中央部から吐出ポート13を通
り、吐出弁17を押し開いて吐出室46内へ吐出され、
ここから吐出口45を経て外部に流出する。
型圧縮機においては、スクロール型圧縮機構Cで圧縮さ
れたガスは吐出ポート13から吐出弁17に衝突する際
ガス中に含まれる潤滑油のミストが分離され、吐出室4
6内で方向を転向することによって更に潤滑油のミスト
が分離されるので、スクロール型圧縮機の運転期間が長
くなると、吐出室46内に多量の潤滑油が溜り込むとい
う問題があった。
り込むと、ハウジング4内に吸入されるガス中に含まれ
る潤滑油のミストが少なくなり、このミストによって潤
滑されている摺動部、即ち、ベアリング51、52、旋
回軸受34、スラストベアリング53、偏心駆動ピン3
1、オルダムリンク6、固定スクロール1と旋回スクロ
ール2との噛合面等の潤滑不良や油シール機能の低下等
を惹起する。
するために発明されたものであって、その特徴とすると
ころは、ハウジングに軸承された回転シャフトによりス
クロール型圧縮機構を駆動するよう構成し、上記回転シ
ャフトの軸受部、上記旋回スクロールのスラスト軸受部
等の低圧側に設けられた摺動部と、上記旋回スクロール
と上記固定スクロールとの摺動面と、を冷媒ガス中に含
まれるミスト状の潤滑油により潤滑するようにしたスク
ロール型圧縮機において、吐出室の下部の油溜まりに圧
縮ガスから分離された潤滑油を貯留し、該潤滑油を上記
低圧側に戻すための油戻し用絞り通路を上記固定スクロ
ールの端板に該端板を貫通するよう穿設するとともに、
上記油戻し用絞り通路の低圧側出口を、上記固定スクロ
ールと上記旋回スクロールとの摺動面に潤滑油を供給で
きる位置であって、且つ上記旋回スクロールの旋回によ
り開閉されて上記低圧側に開口される位置に設けたこと
にある。
れた圧縮ガスは固定スクロールの端板に設けた吐出ポー
トから吐出室に吐出され、ここで圧縮ガス中に含まれる
潤滑油のミストが分離される。分離された潤滑油は吐出
室に溜り、油戻し用絞り通路を通って低圧側に戻る。
ールと旋回スクロールとの摺動面に油を供給できる位置
であって、且つ旋回スクロールの旋回により開閉されて
低圧側に開口される位置に設けたので、絞り通路を通っ
て低圧側に戻る潤滑油の油量が調節されるとともに固定
スクロールと旋回スクロールとの噛合面に潤滑油が供給
される。
を設ければ、潤滑油中の異物がストレーナによって捕捉
されるので、絞り通路を通って低圧側に流入することが
ない。
プレートを設置すれば、吐出ポートから吐出された圧縮
ガスはバッフルプレートに衝突し、その際圧縮ガスから
潤滑油のミストが分離される。
れている。固定スクロール1の端板11の下部にはこれ
を貫通して吐出室46と低圧側47とを連通させる絞り
通路60が穿設され、その低圧側出口は旋回スクロール
2のうず巻状ラップ22の先端面で開閉される位置に開
口している。そして、絞り通路60の吐出室側入口には
ストレーナ61が配設されている。
対向してパンチングメタル等からなるバッフルプレート
63が設置され、このバッフルプレート63はビス64
によって固定スクロール1の端板11の外面に締着され
ている。他の構成は図2に示す従来のものと同様であ
り、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略
する。
された圧縮ガスは固定スクロール1の端板11に設けた
吐出ポート13から吐出室46に吐出され、吐出弁17
及びバッフルプレート63に衝突し、吐出室46内で方
向を転換することによって圧縮ガス中に含まれる潤滑油
のミストが分離される。
下部に一旦貯溜される。そして、旋回スクロール2の公
転旋回運動の過程でそのうず巻状ラップ22の先端面が
絞り通路60の低圧側出口を開くと、吐出室46の下部
に貯溜されている潤滑油65は吐出室46内の吐出圧力
と吸入室47、即ち、低圧側の吸入圧力との差圧によっ
てストレーナ61及び絞り通路60を通って低圧側(吸
入室47)に戻る。
中の異物はストレーナ61によって捕捉される。低圧側
47に流入した潤滑油は旋回スクロール2のうず巻状ラ
ップ22の先端面によって直ちに掻き取られ、この先端
面と固定スクロール1の端板11の内面との摺動面に供
給され、次いで、うず巻状ラップ22の側面とうず巻状
ラップ12の側面との摺動面に、更にうず巻状ラップ1
2の先端面と端板21の内面との摺動面に供給されてこ
れら摺動面を潤滑すると同時にシールする。
定することによって絞り通路60が開となる時間及び閉
となる時間の割合を変更することができ、また、絞り通
路60の径を適宜選定することによって絞り通路60を
通る潤滑油の量を調整することができる。
板に吐出室と低圧側とを連通させる油戻し用絞り通路を
穿設したため、吐出室内で圧縮ガスから分離された潤滑
油は油戻し用絞り通路を通って低圧側に戻るので、吐出
室内に多量の潤滑油が溜り込むのを防止することができ
る。従って、ハウジング内に戻って来た冷媒ガス中の潤
滑油のミストが少なくなるのを防止しうるので、ハウジ
ング内の機器をミスト状の潤滑油によって十分に潤滑す
ることが可能となる。
スクロールと旋回スクロールとの摺動面に油を供給でき
る位置であって、且つ旋回スクロールの旋回により開閉
されて低圧側に開口される位置に設けたので、絞り通路
を通る潤滑油の油量を調節できるとともに絞り通路を通
ってきた潤滑油によって固定スクロールと旋回スクロー
ルとの噛合面を潤滑し、かつ、シールすることができ
る。
ければ、潤滑油中の異物がストレーナによって捕捉され
るので、異物が絞り通路を通って低圧側に流入すること
がない。
プレートを設置すれば、吐出ポートから吐出された圧縮
ガスはバッフルプレートに衝突するので、圧縮ガスから
潤滑油のミストを確実に分離しうる。
の縦断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジング内に固定スクロールと旋回ス
クロールを互いに噛合してなるスクロール型圧縮機構を
収容設置し、上記固定スクロールの端板によって上記ハ
ウジング内を低圧側と高圧側とに仕切るとともにこの高
圧側を上記固定スクロールの端板に設けた吐出ポートか
ら吐出される圧縮ガスの吐出室とし、 上記ハウジングに軸承された回転シャフトにより上記ス
クロール型圧縮機構を駆動するよう構成し、 上記回転シャフトの軸受部、上記旋回スクロールのスラ
スト軸受部等の上記低圧側に設けられた摺動部と、上記
旋回スクロールと上記固定スクロールとの摺動面と、を
冷媒ガス中に含まれるミスト状の潤滑油により潤滑する
ようにした スクロール型圧縮機において、 上記吐出室の下部の油溜まりに圧縮ガスから分離された
潤滑油を貯留し、該潤滑油を上記低圧側に戻すための油
戻し用絞り通路を上記固定スクロールの端板に該端板を
貫通するよう穿設するとともに、 上記油戻し用絞り通路の低圧側出口を、上記固定スクロ
ールと上記旋回スクロールとの摺動面に潤滑油を供給で
きる位置であって、且つ上記旋回スクロールの旋回によ
り開閉されて上記低圧側に開口される位置に設けたこと
を特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項2】 上記絞り通路の上記吐出室側入口にスト
レーナを設けたことを特徴とする請求項1に記載のスク
ロール型圧縮機。 - 【請求項3】 上記吐出室内に上記吐出ポートに対向し
てバッフルプレートを設置したことを特徴とする請求項
1又は2に記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017586A JP3422739B2 (ja) | 1995-07-20 | 2000-01-26 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7207496A JPH0932778A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | スクロール型圧縮機 |
JP2000017586A JP3422739B2 (ja) | 1995-07-20 | 2000-01-26 | スクロール型圧縮機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7207496A Division JPH0932778A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | スクロール型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170674A JP2000170674A (ja) | 2000-06-20 |
JP3422739B2 true JP3422739B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=26516286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017586A Expired - Lifetime JP3422739B2 (ja) | 1995-07-20 | 2000-01-26 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3422739B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108223382A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-06-29 | 宁波汇峰聚威科技股份有限公司 | 一种涡旋压缩机的润滑系统 |
-
2000
- 2000-01-26 JP JP2000017586A patent/JP3422739B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000170674A (ja) | 2000-06-20 |
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