JPH08326224A - 屋根葺き構造 - Google Patents

屋根葺き構造

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JPH08326224A
JPH08326224A JP13131995A JP13131995A JPH08326224A JP H08326224 A JPH08326224 A JP H08326224A JP 13131995 A JP13131995 A JP 13131995A JP 13131995 A JP13131995 A JP 13131995A JP H08326224 A JPH08326224 A JP H08326224A
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JP
Japan
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flat
tile
roof
roof tile
roofing
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Withdrawn
Application number
JP13131995A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平板瓦を葺設するにあたって施工性が良く、
踏み割れの心配がなく、暴露率を向上させることができ
る屋根葺き構造を提供する。 【構成】 上面に階段状の瓦葺段部6が形成された野地
坂1と、この野地坂1の瓦葺段部6上面に葺設された平
板瓦2とからなる屋根葺き構造であって、野地坂1が無
機質材料により形成され、その表面に防水処理が施され
ており、且つ瓦葺段部6の段落ち面3の高さが平板瓦2
の厚みよりも大きく形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板瓦を葺いてなる屋
根の屋根葺き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平板瓦を葺いてなる屋根の屋根葺
き構造は、図3に示す如く、合板等からなる平板状の野
地坂30の上面にアスファルトルーフィング等の防水性
を有する下地材31を敷設し、その下地材31上に平板
瓦32を葺設してなるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例にあっては、下地材31を敷設しなければならず
手間がかかるものであり、その上に葺設する平板瓦32
の位置決めも各平板瓦32ごとに位置合わせをしてやら
ねばならず面倒であった。また、平板瓦32は、下位に
葺設された平板瓦32の棟側の非暴露部上に重ねて葺設
されるので、平板瓦32の棟側下方には空隙が形成さ
れ、施工時に踏み割れをおこす恐れがあった。さらに、
良好な防水性を確保し、且つ上述の踏み割れを防止する
ために、上下の平板瓦32の重なり部分(非暴露部)を
大きくしており、ゆえに暴露率が低く効率が悪いという
問題があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、平板瓦を葺設するにあたって施工性が良く、踏み
割れの心配がなく、暴露率を向上させることができる屋
根葺き構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る屋根葺き
構造は、上面に階段状の瓦葺段部6が形成された野地坂
1と、この野地坂1の瓦葺段部6上面に葺設された平板
瓦2とからなる屋根葺き構造であって、野地坂1が無機
質材料により形成され、その表面に防水処理が施されて
おり、且つ瓦葺段部6の段落ち面3の高さが平板瓦2の
厚みよりも大きく形成されていることを特徴とするもの
である。
【0006】請求項2に係る屋根葺き構造は、請求項1
記載の屋根葺き構造において、平板瓦2の前端部に、瓦
葺段部6の段落ち面3に沿って垂下し、下位に葺設され
た平板瓦2の後端部に突き当たる垂下片5が形成されて
いることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1に係る屋根葺き構造によると、平板瓦
2の位置決めが、野地坂1の上面に階段状に形成された
瓦葺段部6に合わせるだけで容易に行え、このとき平板
瓦2の下面が瓦葺段部6上面に支持されることにより踏
み割れの心配がなく、しかも野地坂1の表面に防水処理
が施されているので、防水性が確保される。したがっ
て、下地材が不要であり、また平板瓦2の暴露率も大き
くすることができる。また、瓦葺段部6の段落ち面3の
高さが平板瓦2の厚みよりも大きく形成されているの
で、上下に葺設した平板瓦2,2間の段差が平板瓦2の
厚みよりも大きくなる。すなわち、上下に葺設した平板
瓦2,2間の段差に厚み感のある屋根の外観を薄い平板
瓦2を用いて表現することができる。さらに、上下に葺
設した平板瓦2,2間に瓦葺段部6の段落ち面3の一部
が露出しても、野地坂1が不燃性の無機質材料から形成
されているので、防火性がよい。
【0008】請求項2に係る屋根葺き構造によると、請
求項1記載の屋根葺き構造において、平板瓦2の前端部
に、瓦葺段部6の段落ち面3に沿って垂下し、下位に葺
設された平板瓦2の後端部に突き当たる垂下片5が形成
されているので、瓦葺段部6の段落ち面3が露出するこ
とがなく、上下に葺設した平板瓦2,2間に外観上違和
感がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例に係る屋根葺
き構造を示す要部断面図である。
【0010】該実施例の屋根葺き構造は、屋根の垂木上
に、上面に軒先に向かって下がる階段状の瓦葺段部6が
形成された野地坂1が載置固定されており、この野地坂
1の瓦葺段部6上面にはセメント系の無機質材料から形
成された平板瓦2が葺設されている。
【0011】野地坂1は、平板瓦2と同様にセメント系
の無機質材料から形成されており、不燃性となってい
る。また、野地坂1の表面は平板瓦2と略同色に塗装し
て防水処理が施されており、防水性が確保されている。
したがって、下地材を使用しなくてもよくなっている。
また、この野地坂1は、瓦葺段部6の段落ち面3の高さ
が平板瓦2の厚みよりも大きく形成されている。
【0012】該実施例において、平板瓦2は、その上面
全体を暴露部として野地坂1の瓦葺段部6上面に葺設さ
れている。この平板瓦2の野地坂1への葺設は、階段状
に形成された瓦葺段部6に合わせるだけで所定の位置に
位置決めがなされるようになっており、施工が容易に行
うことができるものであり、また、平板瓦2の下面が瓦
葺段部6上面に支持されることにより、平板瓦2の棟側
に上位の平板瓦2が重なるようにしなくても踏み割れの
心配がなく、暴露率を大きくすることができるものであ
る。なお、平板瓦2の軒側先端は瓦葺段部6の軒側端部
と等しくなっていてもよいが、段落ち面3から突出する
ようになっていると水切り性がよくなり好ましいもので
ある。さらに平板瓦2の瓦葺段部6上面への固着方法
は、特に限定されず、釘打ちや接着剤等で行うことがで
きる。
【0013】該屋根葺き構造では、上述の如く、瓦葺段
部6の段落ち面3の高さが平板瓦2の厚みよりも大きく
形成されているので、上下に葺設した平板瓦2,2間の
段差が平板瓦2の厚みよりも大きくなっている。すなわ
ち、上下に葺設した平板瓦2,2間の段差における厚み
が、段落ち面3の高さと等しくなっており、平板瓦2の
厚みよりも大きい厚み感が平板瓦2,2間の段差に表現
されている。また、上下に葺設した平板瓦2,2間には
瓦葺段部6の段落ち面3の露出部4が形成されている。
この段落ち面3の露出部4においては、野地坂1が不燃
性の無機質材料から形成されているので防火性が低下す
ることがなく、また、防水処理が施されていることによ
り防水性が確保されており、しかも、平板瓦2と略同色
に塗装されていることから、外観上違和感がないものと
なっている。
【0014】図2は本発明の他の実施例に係る屋根葺き
構造を示す要部断面図である。該実施例では、前記実施
例において、平板瓦2の前端部に、瓦葺段部6の段落ち
面3に沿って垂下し、下位に葺設された平板瓦2の後端
部に突き当たる垂下片5が形成されている態様となって
いる。該実施例では、瓦葺段部6の段落ち面3が垂下片
5により隠れて露出することがなく、上下に葺設した平
板瓦2,2間の段差の厚み感が平板瓦2により表現さ
れ、外観上違和感がないものとなる。このように、平板
瓦2の実際の厚みよりも厚いものが葺設されているが如
き外観の屋根を形成することができるものである。
【0015】
【発明の効果】請求項1に係る屋根葺き構造によると、
平板瓦2の位置決めが、野地坂1の上面に階段状に形成
された瓦葺段部6に合わせるだけで容易に行え、このと
き平板瓦2の下面が瓦葺段部6上面に支持されることに
より踏み割れの心配がなく、しかも野地坂1の表面に防
水処理が施されているので、防水性が確保される。した
がって、下地材が不要であり、また平板瓦2の暴露率も
大きくすることができる。また、瓦葺段部6の段落ち面
3の高さが平板瓦2の厚みよりも大きく形成されている
ので、上下に葺設した平板瓦2,2間の段差が平板瓦2
の厚みよりも大きくなる。すなわち、上下に葺設した平
板瓦2,2間の段差に厚み感のある屋根の外観を薄い平
板瓦2を用いて表現することができる。さらに、上下に
葺設した平板瓦2,2間に瓦葺段部6の段落ち面3の一
部が露出しても、野地坂1が不燃性の無機質材料から形
成されているので、防火性がよい。
【0016】請求項2に係る屋根葺き構造によると、請
求項1記載の屋根葺き構造において、平板瓦2の前端部
に、瓦葺段部6の段落ち面3に沿って垂下し、下位に葺
設された平板瓦2の後端部に突き当たる垂下片5が形成
されているので、瓦葺段部6の段落ち面3が露出するこ
とがなく、上下に葺設した平板瓦2,2間に外観上違和
感がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る屋根葺き構造を示す要
部断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る屋根葺き構造を示す
要部断面図である。
【図3】従来の屋根葺き構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 野地坂 2 平板瓦 3 段落ち面 5 垂下片 7 瓦葺段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に階段状の瓦葺段部6が形成された
    野地坂1と、この野地坂1の瓦葺段部6上面に葺設され
    た平板瓦2とからなる屋根葺き構造であって、野地坂1
    が無機質材料により形成され、その表面に防水処理が施
    されており、且つ瓦葺段部6の段落ち面3の高さが平板
    瓦2の厚みよりも大きく形成されていることを特徴とす
    る屋根葺き構造。
  2. 【請求項2】 平板瓦2の前端部に、瓦葺段部6の段落
    ち面3に沿って垂下し、下位に葺設された平板瓦2の後
    端部に突き当たる垂下片5が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の屋根葺き構造。
JP13131995A 1995-05-30 1995-05-30 屋根葺き構造 Withdrawn JPH08326224A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13131995A JPH08326224A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 屋根葺き構造

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JP13131995A JPH08326224A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 屋根葺き構造

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JPH08326224A true JPH08326224A (ja) 1996-12-10

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JP13131995A Withdrawn JPH08326224A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 屋根葺き構造

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