JPH083250Y2 - コンバインの穀粒タンク用排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒タンク用排出装置

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JPH083250Y2
JPH083250Y2 JP9909690U JP9909690U JPH083250Y2 JP H083250 Y2 JPH083250 Y2 JP H083250Y2 JP 9909690 U JP9909690 U JP 9909690U JP 9909690 U JP9909690 U JP 9909690U JP H083250 Y2 JPH083250 Y2 JP H083250Y2
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JP
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grain
grain tank
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grains
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JP9909690U
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JPH0455240U (ja
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俊徳 藤本
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバインの穀粒タンク用排出装置に関す
るものである。
すなわち、走行装置を備えた機台上に脱穀部と、この
脱穀部からの穀粒を貯溜する穀粒タンクを搭載し、その
穀粒タンク内の穀粒を立設する揚穀筒の上端部から受継
し基部を支点にして横方向に回動自在の排出オーガによ
り機外に排出させるところの排出装置に係る考案であ
る。
(ロ)従来の技術 上記のような脱穀部からの穀粒を一旦貯溜する穀粒タ
ンクを搭載し、その貯溜された穀粒を立設する揚穀筒と
排出オーガによって機外に排出するようにしたものは例
示するまでもなく従来周知の技術構成である。そして、
この排出オーガを操縦部に設けるスイッチ操作によって
自動的に排出姿勢にするものも実開昭62−198937号公報
によって公開されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案は、このような排出オーガによって穀粒タンク
内に貯溜された穀粒を機外に排出させる場合、例えば運
搬車の荷台に排出させるときのように荷台に均等の状態
で自動的に積み込みができ作業能率を向上させ得る穀粒
タンク用排出装置を提供せんがため発案されたものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで本考案は、前項に記載するような穀粒タンク用
排出装置を提供するために冒頭に記載する排出装置にお
いて、 排出オーガの横方向の回動を制御モータで行なわせる
とともに、前記の穀粒タンク内に所定の上下間隔をおい
て貯溜穀粒の減少を感知する容量センサーを複数個設
け、該各容量センサーと前記制御モータとを制御回路を
介して電気的に接続し各容量センサーの穀粒の減少感知
により排出オーガを一定量回動させて排出位置を変更す
る構成にしたのである。
(ホ)作用 このように構成すると、刈取脱穀作業の進行によって
脱穀部からの穀粒は穀粒タンクに順次貯溜されて満杯に
なり、これを例えば運搬車の荷台に排出して乾燥施設等
に搬入するとき、その排出オーガによる貯溜された穀粒
の排出によって先ず最上部の容量センサーが穀粒の減少
を感知すると、その旨を制御回路に伝達し制御回路から
は制御モータに指令が発せられて排出オーガを基部を支
点にし一定量回動させ排出位置を変更して排出を続行
し、そして次段の容量センサーが穀粒の減少を感知する
と同様にして排出オーガを一定量回動させて排出位置を
変更させるのであって、このようにして穀粒の荷台への
排出位置が順次変更されて荷台には自動的に均等の状態
で積み込みができるのである。
(ヘ)実施例 以下本考案による穀粒タンク用排出装置について実施
例図を参照し説明する。
その前に、このコンバイン全体の概略を記載しておく
と、 (2)はクローラ式の走行装置(1)上に載設した枠
組み構成の機台で、この機台(2)上の左側に脱穀部
(A)が搭載され、右側には前部から操縦部(B)とエ
ンジン部(E)と穀粒タンク(G)が配設されるととも
に、脱穀部(A)の前方に分草板(5)・引起しケース
(6)・刈刃・穀稈搬送帯等からなる刈取部(C)が連
設され、脱穀部(A)から穀粒タンク(G)の後側にわ
たって排藁処理部(D)が設けられている。
(7)は穀粒タンク(G)の底部に横設する穀粒取出
用のスクリューコンベヤ、(3)はこの穀粒タンク
(G)の後側に直立状態に立設する揚穀筒でスクリュー
コンベヤ(8)を内装し、(4)は排出オーガで排出用
のスクリューコンベヤ(9)を内蔵し、基部(4a)を支
点にして上下の方向と横の方向に回動自在となり、先端
側の下部に排出口(10)が開口されて各スクリューコン
ベヤ(7)(8)(9)の回転により穀粒タンク(G)
内に貯溜された穀粒を排出オーガ(4)の排出口(10)
から機外に排出するように構成されている。
次に、本考案の要部に関して記載する。
前記の揚穀筒(3)は上部側をブラケット(11)によ
って回動自在に支持され、また下端部は受筒体(12)で
回動可能に支承されて内装するスクリューコンベヤ
(8)の軸を中心に回動し、これとともに排出オーガ
(4)は基部(4a)を支点にして横方向に回動するよう
になっている。
そしてこの揚穀筒(3)の上下方向中程部には回動用
のギヤ(13)が嵌着され、このギヤ(13)に穀粒タンク
(G)側に取着された制御モータ(M)の軸に軸着する
駆動ギヤ(14)が噛み合っている。
また、前記の穀粒タンク(G)内側壁には穀粒の存在
・不存在を検出して穀粒面の下がり、即ち穀粒の減少を
感知する容量感知センサー(S1)(S2)(S3)(S4)が
上下方向に所定の間隔(L)をおいて複数個設けられ、
その各容量センサー(S1)(S2)(S3)(S4)と制御モ
ータ(M)とを制御回路(C)を介して電気的に接続さ
せて、各容量センサー(S1)(S2)(S3)(S4)の穀粒
の減少を感知する毎にその旨を制御回路(C)に伝達
し、制御回路(C)からは制御モータ(M)に指令が発
せられて揚穀筒(3)を介して排出オーガ(4)を一定
量回動させ排出位置を変更するようにしている。
したがって、穀粒タンク(G)内に満杯の状態に貯溜
された穀粒を第2図に示すように運搬車の荷台(15)に
排出して搬入するとき、排出オーガ(4)を実線で示す
排出姿勢にし排出口(10)を(イ)の位置にして落下さ
せると、その落下によって穀粒タンク(G)内の穀粒は
減少し最上部の容量センサー(S1)より穀粒面が下がる
とその容量センサー(S1)は穀粒の減少を感知して制御
回路(C)から制御モータ(M)に指令が発せられ揚穀
筒(3)を介して排出オーガ(4)を回動させ排出口
(10)を(イ)の位置から(ロ)の位置に変更して穀粒
を落下させ、また次段の容量センサー(S2)が穀粒面の
下がりによる穀粒の減少を感知すると同様にして排出口
(10)は(ロ)の位置から(ハ)の位置に変更して穀粒
を落下させる。このようにして排出口(10)は(ハ)の
位置から(ニ)の位置に、さらに(ニ)の位置から
(ホ)の位置に変更され第3図に示すように荷台(15)
に均等に積み込まれるのである。
また、この考案のように、排出オーガ(4)の横方向
の回動を、穀粒タンク(G)内に所定の上下間隔をおい
て穀粒の減少を感知する容量センサー(S1)(S2)(S
3)(S4)を複数個設け、その各容量センサーの感知に
より排出オーガ(4)を回動させて穀粒を機外に排出さ
せるものでは、第4図に示すように穀粒タンク(G)内
に穀粒が満杯の状態のときは排出オーガを(a)の範囲
で横振りさせ、最上部の容量センサー(S1)が穀粒の減
少を感知すると、(b)の範囲で横振りさせ、次段の容
量センサー(S2)が感知すれば(c)の範囲で横振りさ
せ、さらに容量センサー(S3)が感知すると(d)の範
囲で横振りさせるようにして次第に横振りの範囲を小に
し第5図に示すように荷台(15)に山盛りの状態に自動
的に積み込むようにすることもできるのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上詳述したように、冒頭に記載したところ
のコンバインの穀粒タンク用排出装置において、排出オ
ーガの横方向の回動を制御モータで行なわせるととも
に、前記の穀粒タンク内に所定の上下間隔をおいて貯溜
穀粒の減少を感知する容量センサーを複数個設け、該各
容量センサーと前記制御モータとを制御回路を介して電
気的に接続し各容量センサーの穀粒の減少感知により排
出オーガを一定量回動させて排出位置を変更する構成に
したことを特徴とするものであるから、例えば運搬車の
荷台に穀粒を排出して積み込むとき、最上部の容量セン
サーが穀粒の減少を感知すると、その旨を制御回路に伝
達し制御回路からは制御モータに指令が発せられて排出
オーガを基部を支点にし一定量回動させ排出位置を変更
して排出を続行し、そして次段の容量センサーが穀粒の
減少を感知すると同様にして排出オーガを一定量回動さ
せて排出位置を変更させるのであって、このようにして
穀粒の荷台への排出位置が順次変更されて荷台には均等
の状態で積み込みができるので、荷台を有効に利用で
き、しかもその積み込みは自動的に行なわれて作業能率
が向上するものとなったのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、 第1図は本案装置を備えたコンバインの側面図、第2図
は作用の説明用平面図、第3図は同側面図、第4図は別
の作用状態を示した平面図、第5図は同側面図である。 1……走行装置、2……機台 A……脱穀部、G……穀粒タンク 3……揚穀筒、4a……基部 4……排出オーガ、M……制御モータ C……制御回路 S1・S2・S3・S4……容量センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置(1)を備えた機台(2)上に脱
    穀部(A)と、この脱穀部(A)からの穀粒を貯溜する
    穀粒タンク(G)を搭載し、その穀粒タンク(G)内の
    穀粒を立設する揚穀筒(3)の上端部から受継し基部
    (4a)を支点にして横方向に回動自在の排出オーガ
    (4)により機外に排出させるものにおいて、排出オー
    ガ(4)の横方向の回動を制御モータ(M)で行なわせ
    るとともに、前記の穀粒タンク(G)内に所定の上下間
    隔をおいて貯溜穀粒の減少を感知する容量センサー(S
    1)(S2)(S3)(S4)を複数個設け、該各容量センサ
    ー(S1)(S2)(S3)(S4)と前記制御モータ(M)と
    を制御回路(C)を介して電気的に接続し各容量センサ
    ー(S1)(S2)(S3)(S4)の穀粒の減少感知により排
    出オーガ(4)を一定量回動させて排出位置を変更する
    構成にしてあることを特徴とするコンバインの穀粒タン
    ク用排出装置。
JP9909690U 1990-09-20 1990-09-20 コンバインの穀粒タンク用排出装置 Expired - Lifetime JPH083250Y2 (ja)

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JPH0455240U JPH0455240U (ja) 1992-05-12
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