JPH08324311A - 緊急ロック式シートスライド装置 - Google Patents

緊急ロック式シートスライド装置

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JPH08324311A
JPH08324311A JP13374495A JP13374495A JPH08324311A JP H08324311 A JPH08324311 A JP H08324311A JP 13374495 A JP13374495 A JP 13374495A JP 13374495 A JP13374495 A JP 13374495A JP H08324311 A JPH08324311 A JP H08324311A
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JP
Japan
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upper rail
rail
emergency
slide device
locking
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JP13374495A
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English (en)
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Keisuke Kino
恵右 木野
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Jtekt Column Systems Corp
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Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方側にのみ通常のロック機構を設けたシー
トスライド装置において、緊急時には他方側のアッパー
レールも自動的にロックできるようにした緊急ロック式
シートスライド装置を提供する。 【構成】 一方側のアッパーレール10に通常のロック
機構30を設け、他方側のアッパーレール21に緊急ロ
ック機構40を設けた緊急ロック式シートスライド装置
Eであって、緊急時には、緊急ロック機構40によりロ
ックレバー41の係止爪41aが他方側のロアーレール
11の係止部11aに係止され、他方側のアッパーレー
ル21を同じ側のロアーレール11にロックすることが
でき、一方側のロック機構30との協働作用によりロッ
ク性能を大幅に向上させることができる。これによっ
て、ロアーレール10,11及びアッパーレール20,
21並びにその他の関連部品の必要強度を低下させるこ
とができ、ひいては軽量化を図ることができると共に、
燃費の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用シートに設け
られたシートスライド装置に係り、特に、通常時は一方
側のアッパーレールのみがロックされており、車両の衝
突などの緊急時には、他方側のアッパーレールも自動的
にロックできるようにした緊急ロック式シートスライド
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートスライド装置は、周知のようにフ
ロア側に車両の前後方向に沿って所定の間隔をおいて固
定された左右一対のロアーレールと、このロアーレール
に摺動可能に係合されると共にシート側に固定された左
右一対のアッパーレールとからなっている。
【0003】このようなシートスライド装置のうち、両
側ロックのシートスライド装置では、左右両側にレリー
ズワイヤで連結されたロック機構がそれぞれ設けられて
おり、一方側のロック機構に、ねじりコイルばねにより
ロック方向に回動付勢された操作レバーが設けられてい
る。そして、この操作レバーを操作して一方側のロック
機構のロックを解除すると共に、レリーズワイヤを介し
て他方側のロック機構のロックを解除し、アッパーレー
ルをロアーレールに対して前後方向に摺動させるように
構成されている。
【0004】また、シートスライド装置のうち、片側ロ
ックのシートスライド装置では、一方側のみにロック機
構が設けられており、このロック機構に、ねじりコイル
ばねによりロック方向に回動付勢された操作レバーが設
けられている。そして、この操作レバーを操作してロッ
ク機構のロックを解除するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両側ロ
ックのシートスライド装置では、一方側に設けた操作レ
バーを操作して両ロック機構のロックを解除するに際
し、操作レバーの操作力を一方側から他方側に精度よく
伝達するために、操作レバーの操作に大きな力を要する
ばかりか、操作時に同期不良や、左右両ロック機構間の
位相ずれが生じやすいという不具合があった。
【0006】また、片側ロックのシートスライド装置で
は、両側ロックのシートスライド装置より操作レバーの
操作力を小さくすることができるが、一方側のアッパー
レールが同じ側のロアーレールにロックされているだけ
なので、緊急時に、一方側のロアーレール及びアッパー
レールに大きな衝撃荷重が加わる。このため一方側のロ
アーレール及びアッパーレール並びに関連部品の剛性を
増大させる必要があり、重量が増大し燃費を悪化させる
という問題があった。また、ロック機能が両側ロックの
シートスライド装置より劣るという問題があった。
【0007】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
一方側にのみ通常のロック機構を設けたシートスライド
装置において、緊急時には他方側のアッパーレールも自
動的にロックできるようにした緊急ロック式シートスラ
イド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1記載の緊急ロック式シート
スライド装置では、車体側に固定された左右一対のロア
ーレールと、このロアーレールに摺動可能に設けられる
と共にシートクッション側に固定された左右一対のアッ
パーレールからなるシートスライド装置のうち、一方側
のアッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側の
ロアーレールにロック可能に構成され、この通常のロッ
ク機構を有するアッパーレールには、他方側のアッパー
レールに向って連結手段が設けられており、また、他方
側のアッパーレールには緊急ロック機構を配置し、緊急
時におけるアッパーレールの変位により、前記緊急ロッ
ク機構が作動し、他方側のアッパーレールを同じ側のロ
アーレールにロックすることができるよう構成したこと
を特徴としている。
【0009】また請求項2記載の緊急ロック式シートス
ライド装置では、車体側に固定された左右一対のロアー
レールと、このロアーレールに摺動可能に設けられると
共にシートクッション側に固定された左右一対のアッパ
ーレールからなるシートスライド装置のうち、一方側の
アッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側のロ
アーレールにロック可能に構成され、この通常のロック
機構を有するアッパーレールには、他方側のアッパーレ
ールに向って連結手段が設けられており、この連結手段
の自由端側にはアッパーレールと平行に正面視上面が凸
状のカムプレートが取り付けられており、また、他方の
アッパーレールには緊急ロック機構が取り付けられ、こ
の緊急ロック機構は、他方のアッパーレールの前記カム
プレートと対向する側にロックレバーがその中間部を中
心として回動可能に軸支され、このロックレバーのカム
プレート側をローラを介してカムプレート上に常時圧接
しており、反カムプレート側には係止爪が形成され、こ
の係止爪を他方のロアーレールに形成された係止部に対
向せしめて係脱可能に構成したことを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3記載の緊急ロック式シー
トスライド装置では、車体側に固定された左右一対のロ
アーレールと、このロアーレールに摺動可能に設けられ
ると共にシートクッション側に固定された左右一対のア
ッパーレールからシートスライド装置のうち、一方側の
アッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側のロ
アーレールにロック可能に構成され、この通常のロック
機構を有するアッパーレールには、他方側のアッパーレ
ールに向って連結手段が設けられており、また、他方側
のアッパーレールには緊急ロック機構が取り付けられ、
この緊急ロック機構は、他方側のアッパーレールの前記
連結手段と対向する側にロックレバーがその中間部を中
心として回動可能に軸支され、このロックレバーの連結
手段側は、連結子を介して連結手段に首振り自在に連結
されており、反連結手段側には係止爪が形成され、この
係止爪を他方のロアーレールに形成された係止部に対向
せしめて係脱可能に構成したことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の緊急ロック式シートスライド装
置によれば、緊急時には、緊急ロック機構により他方側
のアッパーレールを同じ側のロアーレールにロックする
ことができ、一方側のロック機構との協働作用によりロ
ック性能を大幅に向上させることができる。
【0012】請求項2記載の緊急ロック式シートスライ
ド装置によれば、通常時には、ロックレバーのローラは
カムプレートの凸部に圧接係合しており、ロックレバー
の係止部は他方のロアーレールの係止部に係止されてい
ない。したがって、シートスライド装置はロック機構に
よる片側ロックの状態にある。
【0013】緊急時にシートに衝撃荷重が加わった場
合、一方側のアッパーレールはロックされているので移
動しないが、他方側のアッパーレールは、車体の前後方
向に若干移動する。すると、ロックレバーのローラがカ
ムプレートの凹部に落下し、ロックレバーが回動する。
これによって、ロックレバーの係止爪が他方側のロアー
レールの係止部に係止し、他方側のアッパーレールを同
じ側のロアーレールにロックすることができる。
【0014】また、請求項3記載の緊急ロック式シート
スライド装置によれば、通常時には、ロックレバーの軸
支点は、連結手段を構成するロッドの軸線上に位置して
おり、ロックレバーの係止爪は他方のロアーレールの係
止部に係止されていない。したがって、シートスライド
装置はロック機構による片側ロックの状態にある。
【0015】緊急時に、シートに衝撃荷重が加わった場
合、一方側のアッパーレールにはロックされて移動しな
いが、他方側のアッパーレールは車体の前後方向に若干
移動する。すると、ロックレバーが回動し、その係止爪
がロアーレールの係止部に係止し、他方側のアッパーレ
ールを同じ側のロアーレールにロックすることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0017】図1乃至図4はこの発明の第1実施例に係
り、図1は緊急ロック式シートスライド装置を装着した
車両用シートの正面視説明図、図2は図1のII−II
矢視断面説明図、図3は緊急ロック機構の分解斜視説明
図、図4は緊急ロック式シートスライド装置の動作説明
図である。
【0018】図において、Eは緊急ロック式シートスラ
イド装置で、車体側に固定された左右一対のロアーレー
ル10,11と、このロアーレール10,11に摺動可
能に設けられると共に、シートクッション50側に固定
された左右一対のアッパーレール20,21からなるシ
ートスライド装置Eのうち、一方側のアッパーレール2
0は通常のロック機構30を介して同じ側のロアーレー
ル10にロック可能に構成され、この通常のロック機構
30を有するアッパーレール20には、他方側のアッパ
ーレール21に向って連結手段を構成するロッド22が
突設されており、このロッド22の自由端側にはアッパ
ーレール20と平行に正面視上面が凸状のカムプレート
23が取り付けられており、また、他方のアッパーレー
ル21には、緊急ロック機構40が取り付けられ、この
緊急ロック機構40は、他方のアッパーレール21のカ
ムプレート23と対向する側にロックレバー41がその
中間部を中心として回動可能に軸支され、このロックレ
バー41のカムプレート23側をローラ42を介してカ
ムプレート23上に常時圧接しており、反カムプレート
23側には係止爪41aが形成され、この係止爪41a
を他方のロアーレール11に形成された係止部11aに
対向せしめて係脱可能に構成したことを特徴としてい
る。
【0019】さらに、この発明の第1実施例の構成を詳
細に説明する。
【0020】車両用シートは、シートクッション50及
びシートバック51を備えており、シートクッション5
0の左右両側部にベースプレート52が配設されてい
る。
【0021】ロアーレール10,11は、車体のフロア
53に前後方向(図において矢印F−R方向)に沿って
所定の間隔をおいてブラケット54を介して固定されて
いる。
【0022】アッパーレール20,21は、リテーナ2
4により支持された回転ローラ25及びボール26を介
してロアーレール10,11にそれぞれ摺動可能に設け
られており、また、ベースプレート52を介してシート
クッション50側に固定されている。
【0023】ロック機構30は、一方側のアッパーレー
ル20に取り付けられており、ねじりコイルばね(図示
せず)によりロック方向に回動付勢された操作レバー3
1と、この操作レバー31と一体的に回動すると共に、
ロアーレール10と対向する側に係止爪32aを有する
ロックレバー32を備えている。そして、このロックレ
バー32の係止爪32aをロアーレール10に形成した
係止部10aに係止させることによりアッパーレール2
0をロアーレール10にロックできるように構成されて
いる。
【0024】連結手段としてのロッド22は、一方側の
アッパーレール20の側面に、他方側のアッパーレール
21に向って水平方向に突設されており、このロッド2
2の自由端側にアッパーレール20と平行にカムプレー
ト23が固着されている。このカムプレート23は、正
面視上面が凸部23a及びこの凸部23aの両側に連続
して形成された一対の凹部23b,23cとからなって
おり、凹部23b,23cの各端縁には、ローラ42の
脱落を防止するための上方に折曲したフランジ部23
d,23eが形成されている。
【0025】緊急ロック機構40は、他方のアッパーレ
ール21に取り付けられており、ロックレバー41と、
ローラ42と、ねじりコイルばね43を備えている。ロ
ックレバー41は、アッパーレール21にカムプレート
23と対向して固着されたU字状の取付ブラケット44
内に配置され、中間部を取付軸45により回動可能に軸
支している。取付軸45は、取付ブラケット44の一方
の側壁44aから外方に突出した部分に形成した環状溝
45aにEリング45bが圧入されており、これによっ
て取付軸45の軸方向の移動が規制されている。また、
ロックレバー41には、カムプレート23側に突出した
突部41bにローラ42が圧入されており、反カムプレ
ート23側に突出した突部41cには、他方側のロアー
レール11に形成した係止部11aに係脱可能な係止爪
41aが形成されている。
【0026】ねじりコイルばね43は、取付ブラケット
44内の取付軸45に巻装されており、一方のフック部
43aはロックレバー41の上面に、他方のフック部4
3bは取付ブラケット44の他方の側壁44bに形成し
た係止孔44cにそれぞれ係止されている。このねじり
コイルばね43のばね力により、ロックレバー41はロ
ーラ42を介してカムプレート23の上面に常時圧接す
るよう回動付勢されている。なお、上記構造においては
ロッド22の代わりにワイヤを用いても良い。
【0027】つぎに、この発明の第1実施例の作用を説
明する。
【0028】車両の停止時や定速走行時などの通常時に
は、図2に示すように、一方側のロアーレール10とア
ッパーレール20とがロック機構30によりロックされ
ており、他方側のロアーレール11とアッパーレール2
1とはロックされていない。すなわち、ロックレバー4
1のローラ42はカムプレート23の凸部23aにねじ
りコイルばね43のばね力により圧接しており、ロック
レバー41の係止爪41aはロアーレール11の係止部
11aに係止されていない。
【0029】車両の衝突などの緊急時にシートに衝撃荷
重が加わった場合、一方側のアッパーレール20はロッ
ク状態になっているので移動しないが、非ロック状態に
ある他方側のアッパーレール21は前後方向に移動す
る。すると、図4に示すように、ロックレバー41のロ
ーラ42がカムプレート23の凹部23b又は23cに
落下し、ロックレバー41はねじりコイルばね43のば
ね力により反時計方向に回動する。これによって、ロッ
クレバー41の係止爪41aがロアーレール11の係止
部11aに係止し、他方側のアッパーレール21を同じ
側のロアーレール11にロックすることができ、ロック
機構30との協働作用により両ロック状態になる。
【0030】そして、シートに加わる衝撃荷重が取除か
れると、アッパーレール21は再びもとの位置に復帰
し、これに伴って、ロックレバー41の係止爪41aは
ロアーレール11の係止部11aから離脱してアッパー
レール21は非ロック状態となる。
【0031】図5乃至図7は、この発明の第2実施例に
係り、図5は緊急ロック機構の平面視説明図、図6は同
じく分解斜視説明図、図7は同じく動作説明図である。
【0032】この第2実施例に係る緊急ロック機構40
は、他方側のアッパーレール21の連結手段としてのロ
ッド22と対向する側にロックレバー41がその中間部
を中心として回動可能に軸支され、このロックレバー4
1のロッド22側は、連結子41dを介してロッド22
に首振り自在に連結されており、反ロッド22側には全
長にわたって複数の係止爪41aが形成され、この係止
爪41aを他方のロアーレール11に形成された係止部
11aに対向せしめて係脱可能に構成したことを特徴と
している。
【0033】つぎに、この発明の第2実施例において、
第1実施例と異なる部分の構成を詳細に説明する。
【0034】ロックレバー41は、他方側のアッパーレ
ール21に固着されたU字状の取付ブラケット44内に
配設されており、ロックレバー41のロッド22側は、
ロッド22の一端に形成された平坦部に、連結子41d
及びこの連結子41dの環状溝41eに圧入されたEリ
ング41fを介して首振り自在に連結されている。ま
た、ロックレバー41の中間部に突設されたガイドピン
41gは取付ブラケット44に形成した長孔44dに遊
嵌されている。
【0035】そして、通常時には、図7(a)に示すよ
うにロックレバー41のガイドピン41gはロッド22
の軸線X−X上に位置しており、ロックレバー41の係
止爪41aはロアーレール11の係止部11aに係止さ
れていない。緊急時に、他方側のアッパーレール21が
前後方向、例えば後方に移動すると、図7(b)に示す
ように、ロックレバー41が連結子41dを中心として
反時計方向に回動する。これによって、ロックレバー4
1の係止爪41aがロアーレール11の係止部11aに
係止し、他方側のアッパーレール21を同じ側のロアー
レール11にロックすることができる。
【0036】その他の構成及び作用は第1実施例に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0037】図8は第2実施例におけるロックレバー4
1の変形例を示し、係止爪41aは両端側にのみ形成さ
れており、中間部は凹部41hになっており、その作用
は第2実施例に示すものと同様であり、その説明は省略
する。
【0038】尚、上記実施例では、一方側のシートスラ
イド装置はマニュアル(手動)であるが、モーター等を
用いたパワー(電動)であっても良い。
【0039】
【発明の効果】上述したように、この発明に係る緊急ロ
ック式シートスライド装置によれば、緊急時には、緊急
ロック機構により他方側のアッパーレールを同じ側のロ
アーレールにロックすることができ、一方側のロック機
構との協働作用によりロック性能を大幅に向上させるこ
とができる。また通常の操作では一方側のロック機構の
ロックを解除するだけで良いので、解除力の軽減が図れ
るとともに、一方側と他方側のロック機構の同期不良を
なくすことができ、操作フィーリングが向上する。さら
に、ロアーレール及びアッパーレール並びに関連部品の
必要強度を低下させることができ、ひいては、軽量化を
図ることができると共に、燃費の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る緊急ロック式シー
トスライド装置を装着した車両用シートの正面視説明図
である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】この発明の第1実施例に係る緊急ロック機構の
分解斜視説明図である。
【図4】同じく動作説明図である。
【図5】この発明の第2実施例に係る緊急ロック式シー
トスライド装置の緊急ロック機構の平面視説明図であ
る。
【図6】同じく分解斜視説明図である。
【図7】同じく動作説明図である。
【図8】この発明の第2実施例に係るロックレバーの変
形例を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
10 ロアーレール 10a 係止部 11 ロアーレール 11a 係止部 20 アッパーレール 21 アッパーレール 22 ロッド(連結手段) 23 カムプレート 23a 凸部 23b 凹部 23c 凹部 30 ロック機構 40 緊急ロック機構 41 ロックレバー 41a 係止爪 41d 連結子 42 ローラ E 緊急ロック式シートスライド装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定された左右一対のロアーレ
    ールと、このロアーレールに摺動可能に設けられると共
    にシートクッション側に固定された左右一対のアッパー
    レールからなるシートスライド装置のうち、一方側のア
    ッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側のロア
    ーレールにロック可能に構成され、この通常のロック機
    構を有するアッパーレールには、他方側のアッパーレー
    ルに向って連結手段が設けられており、また、他方側の
    アッパーレールには緊急ロック機構を配置し、緊急時に
    おけるアッパーレールの変位により、前記緊急ロック機
    構が作動し、他方側のアッパーレールを同じ側のロアー
    レールにロックすることができるよう構成したことを特
    徴とする緊急ロック式シートスライド装置。
  2. 【請求項2】 車体側に固定された左右一対のロアーレ
    ールと、このロアーレールに摺動可能に設けられると共
    にシートクッション側に固定された左右一対のアッパー
    レールからなるシートスライド装置のうち、一方側のア
    ッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側のロア
    ーレールにロック可能に構成され、この通常のロック機
    構を有するアッパーレールには、他方側のアッパーレー
    ルに向って連結手段が設けられており、この連結手段の
    自由端側にはアッパーレールと平行に正面視上面が凸状
    のカムプレートが取り付けられており、また、他方のア
    ッパーレールには緊急ロック機構が取り付けられ、この
    緊急ロック機構は、他方のアッパーレールの前記カムプ
    レートと対向する側にロックレバーがその中間部を中心
    として回動可能に軸支され、このロックレバーのカムプ
    レート側をローラを介してカムプレート上に常時圧接し
    ており、反カムプレート側には係止爪が形成され、この
    係止爪を他方のロアーレールに形成された係止部に対向
    せしめて係脱可能に構成したことを特徴とする緊急ロッ
    ク式シートスライド装置。
  3. 【請求項3】 車体側に固定された左右一対のロアーレ
    ールと、このロアーレールに摺動可能に設けられると共
    にシートクッション側に固定された左右一対のアッパー
    レールからなるシートスライド装置のうち、一方側のア
    ッパーレールは通常のロック機構を介して同じ側のロア
    ーレールにロック可能に構成され、この通常のロック機
    構を有するアッパーレールには、他方側のアッパーレー
    ルに向って連結手段が設けられており、また、他方側の
    アッパーレールには緊急ロック機構が取り付けられ、こ
    の緊急ロック機構は、他方側のアッパーレールの前記連
    結手段と対向する側にロックレバーがその中間部を中心
    として回動可能に軸支され、このロックレバーの連結手
    段側は、連結子を介して連結手段に首振り自在に連結さ
    れており、反連結手段側には係止爪が形成され、この係
    止爪を他方のロアーレールに形成された係止部に対向せ
    しめて係脱可能に構成したことを特徴とする緊急ロック
    式シートスライド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998025783A1 (en) * 1996-12-09 1998-06-18 Magna Interior Systems Inc Vehicle seat track assembly with secondary lock system
KR100410955B1 (ko) * 2001-06-26 2003-12-12 현대자동차주식회사 자동차용 시트 트랙의 록커 구조

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WO1998025783A1 (en) * 1996-12-09 1998-06-18 Magna Interior Systems Inc Vehicle seat track assembly with secondary lock system
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