JPH08324260A - ガラスランの組み付け構造 - Google Patents

ガラスランの組み付け構造

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JPH08324260A
JPH08324260A JP7138196A JP13819695A JPH08324260A JP H08324260 A JPH08324260 A JP H08324260A JP 7138196 A JP7138196 A JP 7138196A JP 13819695 A JP13819695 A JP 13819695A JP H08324260 A JPH08324260 A JP H08324260A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass run
lower sash
groove
slipping
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7138196A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Teramoto
光伸 寺本
Akira Ito
彰 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to US08/659,679 priority patent/US5746471A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製のロアサッシを簡単な金型で成形でき
ると共に、ガラスランをロアサッシに組み付けた後に、
ガラスランの所定の抜止め力を確保できるガラスランの
組み付け構造を提供すること。 【構成】 溝底部と両側壁を備えたガラスラン13を、
自動車ドアのベルトライン下方に配設した樹脂製の溝形
ロアサッシ12に組み付ける構造。溝形ロアサッシ12
の側壁に連続的または断続的な抜け止め用孔部27が形
成されるとともに、抜け止め用孔部27に対応してガラ
スラン13の側壁に抜け止め用リップ13cが形成さ
れ、ガラスラン13を溝形ロアサッシ12に組み付けた
とき、抜け止め用リップ13cが抜け止め用孔部27に
係合するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝底部と両側壁を備え
たガラスランを、自動車ドアのベルトライン下方に配設
される樹脂製の溝形ロアサッシに組み付ける構造に関す
る。
【0002】ここでは、溝形ロアサッシとして、自動車
ミラーブラケットに一体形成されたものを例に採り説明
するがこれに限られるものではない。即ち、フロントド
ア回動自由端側や、リアドアの回動支点側・自由端側等
の、ドア内部に配設されるロアサッシが樹脂製である場
合は、本発明を適用できる。
【0003】
【従来の技術】従来は、自動車のミラーブラケットのイ
ンサートは、通常、下記のようにして製造した板金イン
サートであった。
【0004】相対的に厚い鋼板(通常、1.2〜1.6
mmt)から、プレス加工で本体部/取り付け脚部及びガ
ラスラン部を別体に形成後、両者を溶接、さらには、必
要によりナット等を溶接する。
【0005】しかし、板金インサートは、上記の如く、
比重の高い鋼板(鉄の比重:約8)使用するため、昨今
の自動車軽量化の要請には応え難いとともに、別体にプ
レス加工しさらに溶接する必要があるため、製作工数も
嵩んだ。
【0006】このため、自動車軽量化の要請に応え易い
繊維強化プラスック(FRP)等の構造用合成樹脂を使
用して、射出・圧縮成形等で簡単に、短時間に一体成形
できる樹脂インサートが提案されている。(特開平6−
64445号公報等参照) この場合において、ドア内にもガラスラン部を形成する
場合は、通常、図1に示すような、板金製のロアサッシ
を配設する必要がある。
【0007】このロアサッシ11は、フォーミングロー
ラを使用して板金から加工する際、同時に、図例に示す
如く、アンダカット部11aを形成していた。そして、
このアンダカット部11aにチャンネル型ガラスラン1
3に形成した抜け止めリブ13aを係止させて、別体ガ
ラスラン13をロアサッシ11に抜け止め状態に組み付
けていた。なお、13b、13bは、ガラス挟持リップ
である。
【0008】そして、このサッシは、ブラケット用樹脂
インサートの生産性、自動車軽量化等をさらに促進する
見地から、ミラーブラケットの樹脂インサートを成形す
る際、上記ロアサッシを一体成形することが考えられ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、当該構成のブ
ラケット用樹脂インサートと一体成形されたロアサッシ
は、樹脂成形であるため、板金製の場合と異なり、金型
構造上、ロアサッシにアンダカット部を形成すること
は、スライドコアのスライド方向をロアサッシの溝方向
に取る必要があり、ストロークが非常に長くなって、実
質的に成形不能である。
【0010】このアンダカットが存在しないと、ガラス
ランをロアサッシに組み付けた(嵌着させた)場合抜け
易く、組み付けた後の所定の抜け止め力を確保し難かっ
た。
【0011】本発明は、上記にかんがみて、樹脂製のロ
アサッシを簡単な金型で成形できると共に、ガラスラン
をロアサッシに組み付けた後に、ガラスランの所定の抜
止め力を確保できるガラスランの組み付け構造を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスランの組
み付け構造は、上記課題を下記構成により解決するもの
である。
【0013】溝底部と両側壁を備えたガラスランを、自
動車ドアのベルトライン下方に配設される樹脂製の溝形
ロアサッシに組み付ける構造において、溝形ロアサッシ
の側壁に連続的または断続的な抜け止め用孔部が形成さ
れるとともに、該係止用孔部の対応してガラスランの側
壁に抜け止め用リップが形成され、ガラスランを溝形ロ
アサッシに組み付けたとき、抜止め用リップが抜け止め
用孔部に係合するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すと共に、それらの説明の全部または一部を省略する。
【0015】ここでは、溝形ロアサッシが、コーナピー
ス(さらに具体的にはミラーブラケット用)の樹脂イン
サートと一体成形されているものを例に採り説明する
が、溝形ロアサッシを別体成形した後組み付け等する場
合でも同様である。
【0016】(1) 本実施例の、溝形ロアサッシ12が一
体化されたミラーブラケット用樹脂インサート(以下、
単に「樹脂インサート」と言う。)15は、図2に示す
如く、ブラケット本体部17及び取付け脚部19が構造
用合成樹脂で一体成形されてなる。ブラケット本体部1
7は、平面略直角三角形状で、垂線部(後側辺)に沿っ
てチャンネル断面のガラスラン部形成部(チャンネル
部)21が形成され、斜辺部に沿って湾曲断面を有する
フロントピラーシール部形成部22が形成されている。
また、取り付け脚部19は、溝形ロアサッシ12と逆三
角形状の連結部14とからなる。溝形ロアサッシ12
は、その後ろ側が開口し、チャンネル部21より幅広で
ある。溝型ロアサッシ12の上端部両壁12aは、チャ
ンネル部21に向かって縮小するテーパ状となってい
る。
【0017】ガラスラン部形成部21及びフロントピラ
ーシール部形成部22には、それぞれ高分子弾性体が被
覆されて、ドアベルトラインLの上側に位置するガラス
ラン部23、及び、フロントピラーと当接するフロント
ピラーシール部25とされる(図3・4参照)。図例
中、20は、高分子弾性体結合用孔である。
【0018】また、ブラケット本体部17の三角形状の
略中央部には、複数(図面では3個)のミラー取付け孔
29を備えた略直角三角形状のミラー取付け部31とさ
れている。
【0019】また、逆三角形状の連結部14の上端両側
に、即ち、ドアベルトラインLの直下位置に、ドアパネ
ル取付け用の車外側取付け座部33、33が、溝形ロア
サッシ12の下端には、ドアパネル取付け用の車内側取
付け座部35がそれぞれ形成されている。各取り付け座
部33、35には、取付けボルト用孔33a、35aが
形成されている。
【0020】そして、上記溝形ロアサッシ12には、別
体のガラスラン(チャンネル型)13Aを組み付ける。
【0021】(2) 上記構成の溝形ロアサッシ12におい
て、本実施例では、溝形ロアサッシ12の側壁に連続的
または断続的な抜け止め用孔部27が形成されるととも
に、該抜け止め用孔部27に対応してガラスラン13の
側壁に抜け止め用リップ13cが形成されて、ガラスラ
ン13Aを溝形ロアサッシ12に組み付けたとき、前記
抜止め用リップ13cが抜け止め用孔部27に係合する
ようにしてある(主として図4・5参照)。
【0022】図例では、抜け止め用孔部27は、所定間
隔で断続的に形成されているが、ロアサッシ12の略全
長にわたる連続状であっても良い。通常、抜止め用孔部
27の幅は、3〜5mmとし、また、抜止めリップの仕様
は、長さa=6〜10mm、厚みt=2〜5mm、突出角度
α=30〜60°とする。
【0023】ここで、溝形ロアサッシ12の成形は、図
6に示すような、横断面を有する金型を使用し、ABS
樹脂、繊維強化ポリプロピレン(PP)・ポリアミド
(PA)、等の構造用剛性樹脂材料を用いて射出成形等
により行う。
【0024】上型41と、下型43と、両型の型開き方
向と直交する方向にスライドして前死点位置で、ロアサ
ッシ12の附形断面を形成するスライドコア45とから
なる。そして、上型41と下型43とは、それぞれ、抜
け止め用孔部27形成用の凸条41a、43aを有す
る。この金型構造は、スライドコア45のスライド量
は、ロアサッシ12の溝の深さより若干長いだけの短い
ものでよく、金型構造が簡単となる。
【0025】そして、ガラスラン13の溝形ロアサッシ
12への組み付けは、図例の如く、所定間隔で形成され
た抜止め用孔部27に、ガラスラン13のチャンネル両
側に形成された抜止め用リップ部13aを引っ掛けて行
う。このときの、ガラスラン13Aの樹脂製の溝形ロア
サッシ12に対する挿入力及び抜け止め力は、後述の如
く、従来の板金製のロアサッシ11と、ほとんど変わら
ない。
【0026】
【発明の作用・効果】本発明のガラスランの組み付け構
造は、樹脂製の溝形ロアサッシの側壁に連続的または断
続的な抜け止め用孔部が形成されるとともに、該係止用
孔部に対応してガラスランの側壁に抜け止め用リップが
形成され、ガラスランを前記溝形ロアサッシに組み付け
たとき、前記抜け止め用リップが前記抜け止め用孔部に
係合するようにした構成により、下記のような作用・効
果を奏する。
【0027】樹脂製の溝型ロアサッシの成形に際し、成
形金型のスライドコアが、ロアサッシの溝の深さより若
干長いだけの短いもので済み、金型構造が簡単となる。
しかも、本発明者らが、ガラスランのロアサッシへの挿
入力及び抜け止め力を試験した結果、従来の板金製のロ
アサッシに比して、挿入力及び抜止め力もほとんど同等
であった。
【0028】従って、本発明のガラスランの組み付け構
造は、樹脂製のロアサッシを簡単な金型で成形できると
共に、ガラスランを樹脂製のロアサッシに組み付けた後
に、ガラスランの所定の抜止め力を容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の板金製のロアサッシにガラスランを組み
付けた状態を示す概略斜視図
【図2】本発明のミラーブラケット用樹脂インサートの
一例を示す斜視図
【図3】図1のインサートを使用したミラーブラケット
の同図の2−2線部位断面図
【図4】同じく3−3線部位のガラスランを組み付けた
状態を示す断面図
【図5】図4における樹脂製のロアサッシにガラスラン
を組み付けた状態を示す概略斜視図
【図6】図5のロアサッシの成形用金型を示す概略断面
【符号の説明】
11 ロアサッシ 12 樹脂製の溝形ロアサッシ 12a 抜止め用孔 13、13A チャンネル型のガラスラン 13c 抜止めリップ 17 ブラケット本体部 19 取り付け脚部 41 上型 43 下型 45 スライドコア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝底部と両側壁を備えたガラスランを、
    自動車ドアのベルトライン下方に配設される樹脂製の溝
    形ロアサッシに組み付ける構造において、 前記溝形ロアサッシの側壁に連続的または断続的な抜け
    止め用孔部が形成されるとともに、該係止用孔部に対応
    して前記ガラスランの側壁に抜け止め用リップが形成さ
    れ、 前記ガラスランを前記溝形ロアサッシに組み付けたと
    き、前記抜け止め用リップが前記抜け止め用孔部に係合
    するようにしたことを特徴とするガラスランの組み付け
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記抜止め用孔部及
    び前記抜止め用リップが、それぞれ少なくとも車外側に
    形成されていることを特徴とするガラスランの組み付け
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記溝形ロア
    サッシが、コーナピースの樹脂製インサートと一体成形
    されているものであることを特徴とするガラスランの組
    み付け構造。
JP7138196A 1995-06-05 1995-06-05 ガラスランの組み付け構造 Pending JPH08324260A (ja)

Priority Applications (2)

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JP7138196A JPH08324260A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 ガラスランの組み付け構造
US08/659,679 US5746471A (en) 1995-06-05 1996-06-05 Corner piece for an automobile

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JP7138196A JPH08324260A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 ガラスランの組み付け構造

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JP (1) JPH08324260A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190639A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Toyota Motor Corp 車両ドア用ガラスガイド構造
JP2011251688A (ja) * 2006-12-27 2011-12-15 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスランの取付構造

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