JPH08324065A - プリンタのヘッドギャップ調整装置 - Google Patents
プリンタのヘッドギャップ調整装置Info
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- JPH08324065A JPH08324065A JP13305595A JP13305595A JPH08324065A JP H08324065 A JPH08324065 A JP H08324065A JP 13305595 A JP13305595 A JP 13305595A JP 13305595 A JP13305595 A JP 13305595A JP H08324065 A JPH08324065 A JP H08324065A
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- carrier shaft
- head
- print head
- carrier
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドギャップの調整量を大きくすることが
でき、かつ、所定量のヘッドギャップの調整を行うため
のキャリアシャフトの回転角度を小さくする。 【構成】 キャリアシャフト１８とプラテン１９とを平
行に配置し、キャリアシャフト１８に形成した第一偏心
部１８ａにキャリア２０をスライド自在に保持し、この
キャリア２０に印字ヘッド２１を搭載する。また、キャ
リアシャフト１８の両端部に第二偏心部１８ｂを形成
し、この第二偏心部１８ｂとプラテン１９とを、キャリ
アシャフト１８の回転により印字ヘッド２１がプラテン
１９に近づく方向へ移動するときにプラテン１９を印字
ヘッド２１に近づく方向へ移動させ、及び、キャリアシ
ャフト１８の回転により印字ヘッド２１がプラテン１９
から離反する方向へ移動するときにプラテン１９を印字
ヘッド２１から離反させるようにプラテン１９を移動さ
せるリンク機構２２により連結する。
でき、かつ、所定量のヘッドギャップの調整を行うため
のキャリアシャフトの回転角度を小さくする。 【構成】 キャリアシャフト１８とプラテン１９とを平
行に配置し、キャリアシャフト１８に形成した第一偏心
部１８ａにキャリア２０をスライド自在に保持し、この
キャリア２０に印字ヘッド２１を搭載する。また、キャ
リアシャフト１８の両端部に第二偏心部１８ｂを形成
し、この第二偏心部１８ｂとプラテン１９とを、キャリ
アシャフト１８の回転により印字ヘッド２１がプラテン
１９に近づく方向へ移動するときにプラテン１９を印字
ヘッド２１に近づく方向へ移動させ、及び、キャリアシ
ャフト１８の回転により印字ヘッド２１がプラテン１９
から離反する方向へ移動するときにプラテン１９を印字
ヘッド２１から離反させるようにプラテン１９を移動さ
せるリンク機構２２により連結する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンとキャリッジ
に搭載された印字ヘッドとの間のヘッドギャップを印字
する用紙の紙厚に応じて調整するプリンタのヘッドギャ
ップ調整装置に関する。
に搭載された印字ヘッドとの間のヘッドギャップを印字
する用紙の紙厚に応じて調整するプリンタのヘッドギャ
ップ調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリンタにおいては、印字性能をアップ
させるためにプラテンと印字ヘッドとの間のヘッドギャ
ップを印字する用紙の紙厚に応じて調整するヘッドギャ
ップ調整装置を備えたものがある。
させるためにプラテンと印字ヘッドとの間のヘッドギャ
ップを印字する用紙の紙厚に応じて調整するヘッドギャ
ップ調整装置を備えたものがある。
【０００３】このようなプリンタのヘッドギャップ調整
装置の従来例の一つを図３及び図４に基づいて説明す
る。まず、両端部をプリンタの側板１に固定されたプラ
テン２が設けられており、このプラテン２と平行に対向
する位置に軸心回りに回転自在なキャリアシャフト３が
設けられている。このキャリアシャフト３にはキャリア
４がスライド自在に保持され、キャリア４にはプラテン
２に対向する印字ヘッド５が搭載されている。なお、前
記キャリアシャフト３における少なくとも前記キャリア
４がスライドする範囲内にはこのキャリアシャフト３の
回転中心から偏心した形状の偏心部３ａが形成されてい
る。また、前記キャリアシャフト３の一端にはギヤ６が
固定されており、このギヤ６にはモータ７に連結された
ギヤ８が噛み合っている。
装置の従来例の一つを図３及び図４に基づいて説明す
る。まず、両端部をプリンタの側板１に固定されたプラ
テン２が設けられており、このプラテン２と平行に対向
する位置に軸心回りに回転自在なキャリアシャフト３が
設けられている。このキャリアシャフト３にはキャリア
４がスライド自在に保持され、キャリア４にはプラテン
２に対向する印字ヘッド５が搭載されている。なお、前
記キャリアシャフト３における少なくとも前記キャリア
４がスライドする範囲内にはこのキャリアシャフト３の
回転中心から偏心した形状の偏心部３ａが形成されてい
る。また、前記キャリアシャフト３の一端にはギヤ６が
固定されており、このギヤ６にはモータ７に連結された
ギヤ８が噛み合っている。
【０００４】このような構成において、図３及び図４は
印字ヘッド５をプラテン２から最も離反させた状態、即
ち、ヘッドギャップを最大に調整した状態である。
印字ヘッド５をプラテン２から最も離反させた状態、即
ち、ヘッドギャップを最大に調整した状態である。
【０００５】この状態からモータ７を駆動させると、モ
ータ７の回転がギヤ８，６を介してキャリアシャフト３
に伝達される。そして、キャリアシャフト３が回転する
ことによりキャリアシャフト３の偏心部３ａに保持され
ているキャリア４が印字ヘッド５と共にプラテン２に接
近する方向（矢印Ａ方向）に移動し、印字ヘッド５とプ
ラテン２との間のヘッドギャップが小さくなる。
ータ７の回転がギヤ８，６を介してキャリアシャフト３
に伝達される。そして、キャリアシャフト３が回転する
ことによりキャリアシャフト３の偏心部３ａに保持され
ているキャリア４が印字ヘッド５と共にプラテン２に接
近する方向（矢印Ａ方向）に移動し、印字ヘッド５とプ
ラテン２との間のヘッドギャップが小さくなる。
【０００６】ついで、プリンタのヘッドギャップ調整装
置の他の従来例を図５に基づいて説明する。キャリアシ
ャフト９は真円状に形成されており、このキャリアシャ
フト９上にスライド自在にキャリア１０が保持され、キ
ャリア１０にはプラテン１１に対向する印字ヘッド１２
が搭載されている。なお、プラテン１１は印字ヘッド１
２に対して接離する方向へ移動自在に保持されている。
置の他の従来例を図５に基づいて説明する。キャリアシ
ャフト９は真円状に形成されており、このキャリアシャ
フト９上にスライド自在にキャリア１０が保持され、キ
ャリア１０にはプラテン１１に対向する印字ヘッド１２
が搭載されている。なお、プラテン１１は印字ヘッド１
２に対して接離する方向へ移動自在に保持されている。
【０００７】つぎに、前記プラテン１１と平行に長尺状
のリンク１３が配置されており、このリンク１３と前記
プラテン１１とが略Ｌ字形の一対のリンク１４ａ，１４
ｂにより連結されている。なお、リンク１４ａ，１４ｂ
は支持ピン１５によりフレーム部材（図示せず）に回動
自在に取り付けられている。そして、リンク１３の一端
側には、このリンク１３を長手方向へスライドさせるよ
うに付勢するカム１６と、このカム１６を駆動させるモ
ータ１７とが設けられている。
のリンク１３が配置されており、このリンク１３と前記
プラテン１１とが略Ｌ字形の一対のリンク１４ａ，１４
ｂにより連結されている。なお、リンク１４ａ，１４ｂ
は支持ピン１５によりフレーム部材（図示せず）に回動
自在に取り付けられている。そして、リンク１３の一端
側には、このリンク１３を長手方向へスライドさせるよ
うに付勢するカム１６と、このカム１６を駆動させるモ
ータ１７とが設けられている。
【０００８】このような構成において、実線はプラテン
１１と印字ヘッド１２との間のヘッドギャップを最大に
した状態である。この状態からモータ１７を駆動させて
カム１６を１８０゜回転させると、リンク１３は二点鎖
線で示す位置へスライドし、リンク１４ａ，１４ｂは二
点鎖線で示す位置へ回動する。そして、リンク１４ａ，
１４ｂの回動によりプラテン１１が二点鎖線まで示すよ
うに印字ヘッド１２に近づき、プラテン１１と印字ヘッ
ド１２との間のヘッドギャップは最小となる。
１１と印字ヘッド１２との間のヘッドギャップを最大に
した状態である。この状態からモータ１７を駆動させて
カム１６を１８０゜回転させると、リンク１３は二点鎖
線で示す位置へスライドし、リンク１４ａ，１４ｂは二
点鎖線で示す位置へ回動する。そして、リンク１４ａ，
１４ｂの回動によりプラテン１１が二点鎖線まで示すよ
うに印字ヘッド１２に近づき、プラテン１１と印字ヘッ
ド１２との間のヘッドギャップは最小となる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】図３及び図４に示した
プリンタのヘッドギャップ調整装置においては、調整で
きるヘッドギャップ量はキャリアシャフト３の回転に伴
う偏心部３ａの偏心量のみにより決定される。このた
め、調整できるヘッドギャップ量をあまり大きくするこ
とができない。
プリンタのヘッドギャップ調整装置においては、調整で
きるヘッドギャップ量はキャリアシャフト３の回転に伴
う偏心部３ａの偏心量のみにより決定される。このた
め、調整できるヘッドギャップ量をあまり大きくするこ
とができない。
【００１０】また、キャリアシャフト３の回転角度と印
字ヘッド５のヘッドギャップ調整方向への移動量とは常
に一定のものではなく、キャリアシャフト３をどの位置
から回転させるかによって誤差が生ずる。そして、この
誤差は、ヘッドギャップ調整のためにキャリアシャフト
３の回転角度が大きくなるにつれて増大する。
字ヘッド５のヘッドギャップ調整方向への移動量とは常
に一定のものではなく、キャリアシャフト３をどの位置
から回転させるかによって誤差が生ずる。そして、この
誤差は、ヘッドギャップ調整のためにキャリアシャフト
３の回転角度が大きくなるにつれて増大する。
【００１１】また、ヘッドギャップ調整のためのキャリ
アシャフト３の回転角度が大きくなると、ヘッドギャッ
プの調整方向と略直交する方向への印字ヘッド５の傾き
量も大きくなり、印字性能が低下する。
アシャフト３の回転角度が大きくなると、ヘッドギャッ
プの調整方向と略直交する方向への印字ヘッド５の傾き
量も大きくなり、印字性能が低下する。
【００１２】また、ヘッドギャップを調整する際のキャ
リアシャフト３の回転角度が大きくなると、それに伴っ
てヘッドギャップ調整に要する時間も長くなり、印字作
業の能率が低下する。
リアシャフト３の回転角度が大きくなると、それに伴っ
てヘッドギャップ調整に要する時間も長くなり、印字作
業の能率が低下する。
【００１３】一方、図５に示したプリンタのヘッドギャ
ップ調整装置においては、プラテン１１のように長いも
のを移動させる場合には平行度を維持することが難し
く、移動量が大きくなる程難しくなる。
ップ調整装置においては、プラテン１１のように長いも
のを移動させる場合には平行度を維持することが難し
く、移動量が大きくなる程難しくなる。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタのヘッ
ドギャップ調整装置は、軸心回りに回転自在なキャリア
シャフトと、このキャリアシャフトに対して平行に配置
されると共にこのキャリアシャフトに対して接離する方
向へ移動自在なプラテンと、前記キャリアシャフトにス
ライド自在に保持されたキャリアと、このキャリアに搭
載されて前記プラテンに対向する印字ヘッドと、少なく
とも前記キャリアがスライドする範囲内において前記キ
ャリアシャフトに形成された第一偏心部と、前記キャリ
アシャフトの両端部に形成された第二偏心部と、前記第
二偏心部と前記プラテンとの間に連結されて前記キャリ
アシャフトの回転により前記印字ヘッドが前記プラテン
に近づく方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字
ヘッドに近づく方向へ移動させると共に前記キャリアシ
ャフトの回転により前記印字ヘッドが前記プラテンから
離反する方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字
ヘッドから離反させるように前記プラテンを移動させる
リンク機構とを有する。
ドギャップ調整装置は、軸心回りに回転自在なキャリア
シャフトと、このキャリアシャフトに対して平行に配置
されると共にこのキャリアシャフトに対して接離する方
向へ移動自在なプラテンと、前記キャリアシャフトにス
ライド自在に保持されたキャリアと、このキャリアに搭
載されて前記プラテンに対向する印字ヘッドと、少なく
とも前記キャリアがスライドする範囲内において前記キ
ャリアシャフトに形成された第一偏心部と、前記キャリ
アシャフトの両端部に形成された第二偏心部と、前記第
二偏心部と前記プラテンとの間に連結されて前記キャリ
アシャフトの回転により前記印字ヘッドが前記プラテン
に近づく方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字
ヘッドに近づく方向へ移動させると共に前記キャリアシ
ャフトの回転により前記印字ヘッドが前記プラテンから
離反する方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字
ヘッドから離反させるように前記プラテンを移動させる
リンク機構とを有する。
【００１５】
【作用】ヘッドギャップを調整するためにキャリアシャ
フトを回転させると、キャリアシャフトの第一偏心部に
保持されたキャリアが印字ヘッドと共にプラテンに対し
て接離する方向に移動する。同時に、リンク機構を介し
てプラテンが移動し、印字ヘッドがプラテンに近づく方
向へ移動するときにはプラテンが印字ヘッドに近づく方
向へ移動し、及び、印字ヘッドがプラテンから離反する
方向へ移動するときにはプラテンが印字ヘッドから離反
する方向へ移動する。従って、キャリアシャフトを小さ
な角度回動させることにより、大きなヘッドギャップ調
整量を得ることができる。
フトを回転させると、キャリアシャフトの第一偏心部に
保持されたキャリアが印字ヘッドと共にプラテンに対し
て接離する方向に移動する。同時に、リンク機構を介し
てプラテンが移動し、印字ヘッドがプラテンに近づく方
向へ移動するときにはプラテンが印字ヘッドに近づく方
向へ移動し、及び、印字ヘッドがプラテンから離反する
方向へ移動するときにはプラテンが印字ヘッドから離反
する方向へ移動する。従って、キャリアシャフトを小さ
な角度回動させることにより、大きなヘッドギャップ調
整量を得ることができる。
【００１６】
【実施例】本発明の一実施例を図１及び図２に基づいて
説明する。まず、軸心回りに回転自在なキャリアシャフ
ト１８と、このキャリアシャフト１８に対して平行に配
置されたプラテン１９とが設けられている。前記キャリ
アシャフト１８にはキャリア２０がスライド自在に保持
され、キャリア２０にはプラテン１９に対向する印字ヘ
ッド２１が搭載されている。なお、前記キャリアシャフ
ト１８には、少なくとも前記キャリア２０がスライドす
る範囲内においてこのキャリアシャフト１８の回転中心
から偏心した形状の第一偏心部１８ａが形成されてい
る。また、前記プラテン１９は前記キャリアシャフト１
８に対して接離する方向へ移動自在に設けられている。
説明する。まず、軸心回りに回転自在なキャリアシャフ
ト１８と、このキャリアシャフト１８に対して平行に配
置されたプラテン１９とが設けられている。前記キャリ
アシャフト１８にはキャリア２０がスライド自在に保持
され、キャリア２０にはプラテン１９に対向する印字ヘ
ッド２１が搭載されている。なお、前記キャリアシャフ
ト１８には、少なくとも前記キャリア２０がスライドす
る範囲内においてこのキャリアシャフト１８の回転中心
から偏心した形状の第一偏心部１８ａが形成されてい
る。また、前記プラテン１９は前記キャリアシャフト１
８に対して接離する方向へ移動自在に設けられている。
【００１７】つぎに、前記キャリアシャフト１８の両端
部には、このキャリアシャフト１８の回転中心から偏心
した形状の第二偏心部１８ｂが形成されている。そし
て、一方の第二偏心部１８ｂと前記プラテン１９の一端
とが、第一リンク２２ａと第二リンク２２ｂと第三リン
ク２２ｃとからなるリンク機構２２により連結されてい
る。他方の第二偏心部１８ｂと前記プラテン１９の他端
とも同じ構造のリンク機構２２により連結されている。
なお、第二リンク２２ｂの一端が支軸２２ｄによりプリ
ンタのフレーム部材（図示せず）に支持されている。こ
こで、前記リンク機構２２は、前記キャリアシャフト１
８の回転により前記印字ヘッド２１が前記プラテン１９
に近づく方向へ移動するときに前記プラテン１９を前記
印字ヘッド２１に近づく方向へ移動させると共に、前記
キャリアシャフト１８の回転により前記印字ヘッド２１
が前記プラテン１９から離反する方向へ移動するときに
前記プラテン１９を前記印字ヘッド２１から離反させる
ように前記プラテン１９を移動させるように形成されて
いる。
部には、このキャリアシャフト１８の回転中心から偏心
した形状の第二偏心部１８ｂが形成されている。そし
て、一方の第二偏心部１８ｂと前記プラテン１９の一端
とが、第一リンク２２ａと第二リンク２２ｂと第三リン
ク２２ｃとからなるリンク機構２２により連結されてい
る。他方の第二偏心部１８ｂと前記プラテン１９の他端
とも同じ構造のリンク機構２２により連結されている。
なお、第二リンク２２ｂの一端が支軸２２ｄによりプリ
ンタのフレーム部材（図示せず）に支持されている。こ
こで、前記リンク機構２２は、前記キャリアシャフト１
８の回転により前記印字ヘッド２１が前記プラテン１９
に近づく方向へ移動するときに前記プラテン１９を前記
印字ヘッド２１に近づく方向へ移動させると共に、前記
キャリアシャフト１８の回転により前記印字ヘッド２１
が前記プラテン１９から離反する方向へ移動するときに
前記プラテン１９を前記印字ヘッド２１から離反させる
ように前記プラテン１９を移動させるように形成されて
いる。
【００１８】前記キャリアシャフト１８の一端にはギヤ
２３が固定されており、このギヤ２３にはモータ２４に
連結されたギヤ２５が噛み合っている。
２３が固定されており、このギヤ２３にはモータ２４に
連結されたギヤ２５が噛み合っている。
【００１９】このような構成において、図１及び図２は
印字ヘッド２１をプラテン１９から最も離反させた状
態、即ち、ヘッドギャップを最大に調整した状態であ
る。
印字ヘッド２１をプラテン１９から最も離反させた状
態、即ち、ヘッドギャップを最大に調整した状態であ
る。
【００２０】この状態からモータ２４を駆動させると、
モータ２４の回転がギヤ２５，２３を介してキャリアシ
ャフト１８に伝達される。そして、キャリアシャフト１
８が回転することにより、キャリアシャフト１８の第一
偏心部１８ａに保持されているキャリア２０がプラテン
１９に接近する方向（矢印ａ方向）に移動する。同時
に、一端を第二偏心部１８ｂに連結されたリンク機構２
２が作動し、具体的には、第一リンク２２ａが矢印ｂ1
方向へスライドし、第二リンク２２ｂが支軸２２ｄの回
りに矢印ｂ2 方向へ回動し、第三リンク２２ｃが矢印ｂ
方向へスライドする事により、プラテン１９が印字ヘッ
ド２１に対して近づく方向（矢印ｂ方向）へ移動する。
モータ２４の回転がギヤ２５，２３を介してキャリアシ
ャフト１８に伝達される。そして、キャリアシャフト１
８が回転することにより、キャリアシャフト１８の第一
偏心部１８ａに保持されているキャリア２０がプラテン
１９に接近する方向（矢印ａ方向）に移動する。同時
に、一端を第二偏心部１８ｂに連結されたリンク機構２
２が作動し、具体的には、第一リンク２２ａが矢印ｂ1
方向へスライドし、第二リンク２２ｂが支軸２２ｄの回
りに矢印ｂ2 方向へ回動し、第三リンク２２ｃが矢印ｂ
方向へスライドする事により、プラテン１９が印字ヘッ
ド２１に対して近づく方向（矢印ｂ方向）へ移動する。
【００２１】一方、印字ヘッド２１とプラテン１９とが
接近した状態からキャリアシャフト１８を回転させた場
合には、印字ヘッド２１がプラテン１９から離反する方
向へ移動すると共にプラテン１９が印字ヘッド２１から
離反する方向へ移動する。
接近した状態からキャリアシャフト１８を回転させた場
合には、印字ヘッド２１がプラテン１９から離反する方
向へ移動すると共にプラテン１９が印字ヘッド２１から
離反する方向へ移動する。
【００２２】従って、調整できるヘッドギャップは、第
一偏心部１８ａの偏心量と第二偏心部１８ｂの偏心に基
づくリンク機構２２の移動量とにより決定され、ヘッド
ギャップの調整量を大きくすることができる。このた
め、紙厚が厚い用紙に対して印字を行う場合にも、最適
なヘッドギャップを確保して良好な印字を行える。
一偏心部１８ａの偏心量と第二偏心部１８ｂの偏心に基
づくリンク機構２２の移動量とにより決定され、ヘッド
ギャップの調整量を大きくすることができる。このた
め、紙厚が厚い用紙に対して印字を行う場合にも、最適
なヘッドギャップを確保して良好な印字を行える。
【００２３】つぎに、印字ヘッド２１とプラテン１９と
は、キャリアシャフト１８の回転に伴い、互いに接近す
る方向、又は、互いに離反する方向へ移動する。このた
め、図３及び図４に示した従来例に比べると、調整する
ヘッドギャップが同じであるならば、キャリアシャフト
１８の回転角度を小さくすることができる。ここで、従
来例の欠点として上述したように、キャリアシャフト１
８の回転角度と調整できるヘッドギャップとは常に一定
のものではなく、キャリアシャフト１８をどの位置から
回転させるかによって誤差が生じ、この誤差は、キャリ
アシャフト１８の回転角度が大きくなるにつれて増大す
る。しかし、所定のヘッドギャップの調整を行うための
キャリアシャフト１８の回転角度が従来例に比べて小さ
くなるため、キャリアシャフト１８をどの位置から回転
させるかによって発生していたヘッドギャップの誤差が
小さくなる。
は、キャリアシャフト１８の回転に伴い、互いに接近す
る方向、又は、互いに離反する方向へ移動する。このた
め、図３及び図４に示した従来例に比べると、調整する
ヘッドギャップが同じであるならば、キャリアシャフト
１８の回転角度を小さくすることができる。ここで、従
来例の欠点として上述したように、キャリアシャフト１
８の回転角度と調整できるヘッドギャップとは常に一定
のものではなく、キャリアシャフト１８をどの位置から
回転させるかによって誤差が生じ、この誤差は、キャリ
アシャフト１８の回転角度が大きくなるにつれて増大す
る。しかし、所定のヘッドギャップの調整を行うための
キャリアシャフト１８の回転角度が従来例に比べて小さ
くなるため、キャリアシャフト１８をどの位置から回転
させるかによって発生していたヘッドギャップの誤差が
小さくなる。
【００２４】また、ヘッドギャップ調整のためのキャリ
アシャフト１８の回転角度が大きくなると、ヘッドギャ
ップの調整方向と略直交する方向への印字ヘッド２１の
傾き量も大きくなるが、本実施例では、所定量のヘッド
ギャップの調整を行う際のキャリアシャフト１８の回転
角度が小さくなるため、印字ヘッド２１の傾き量が小さ
くなり、印字性能が良好な状態に維持される。
アシャフト１８の回転角度が大きくなると、ヘッドギャ
ップの調整方向と略直交する方向への印字ヘッド２１の
傾き量も大きくなるが、本実施例では、所定量のヘッド
ギャップの調整を行う際のキャリアシャフト１８の回転
角度が小さくなるため、印字ヘッド２１の傾き量が小さ
くなり、印字性能が良好な状態に維持される。
【００２５】また、ヘッドギャップを調整する際のキャ
リアシャフト１８の回転角度が小さくなると、それに伴
ってヘッドギャップ調整に要する時間も短くなり、印字
作業の能率向上を図ることができる。
リアシャフト１８の回転角度が小さくなると、それに伴
ってヘッドギャップ調整に要する時間も短くなり、印字
作業の能率向上を図ることができる。
【００２６】また、図５に示したようにプラテン１１の
みを移動させてヘッドギャップ調整を行う場合に比べ
て、プラテン１９の移動量は小さくなるため、その移動
の前後における平行度の維持が容易であり、プラテン１
９が印字ヘッド２１に対して傾くことによる印字精度の
低下が防止される。
みを移動させてヘッドギャップ調整を行う場合に比べ
て、プラテン１９の移動量は小さくなるため、その移動
の前後における平行度の維持が容易であり、プラテン１
９が印字ヘッド２１に対して傾くことによる印字精度の
低下が防止される。
【００２７】つぎに、プラテン１９の移動は、キャリア
シャフト１８の回転により行われるため、プラテン１９
を移動させるための専用の駆動部が不要となり、安価な
構造とすることができる。
シャフト１８の回転により行われるため、プラテン１９
を移動させるための専用の駆動部が不要となり、安価な
構造とすることができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドギャップを調整
するためにキャリアシャフトを回転させることにより、
キャリアシャフトの第一偏心部に保持したキャリアに搭
載した印字ヘッドをプラテンに対して接離する方向へ移
動させることができ、同時に、キャリアシャフトの第二
偏心部とプラテンとの間に連結されたリンク機構によっ
て印字ヘッドがプラテンに近づく方向へ移動するときに
プラテンを印字ヘッドに近づく方向へ移動させると共に
印字ヘッドがプラテンから離反する方向へ移動するとき
にプラテンを印字ヘッドから離反させるようにプラテン
を移動させることができ、従って、調整できるヘッドギ
ャップを大きくすることができると共に紙厚の厚い用紙
に対して印字する場合にも最適なヘッドギャップを確保
して良好な印字を行うことができ、また、所定量のヘッ
ドギャップ調整を行う場合におけるキャリアシャフトの
回転角度を従来例に比べて小さくすることができるた
め、ヘッドギャップ調整時においてキャリアシャフトの
回転角度が大きくなることが原因となったヘッドギャッ
プの調整誤差や印字ヘッドの傾きを低減させて印字性能
を向上させることができ、さらに、ヘッドギャップを調
整する際のキャリアシャフトの回転角度を小さくできる
ことによってヘッドギャップ調整に要する時間を短縮で
き、印字作業の能率向上を図ることができる。
するためにキャリアシャフトを回転させることにより、
キャリアシャフトの第一偏心部に保持したキャリアに搭
載した印字ヘッドをプラテンに対して接離する方向へ移
動させることができ、同時に、キャリアシャフトの第二
偏心部とプラテンとの間に連結されたリンク機構によっ
て印字ヘッドがプラテンに近づく方向へ移動するときに
プラテンを印字ヘッドに近づく方向へ移動させると共に
印字ヘッドがプラテンから離反する方向へ移動するとき
にプラテンを印字ヘッドから離反させるようにプラテン
を移動させることができ、従って、調整できるヘッドギ
ャップを大きくすることができると共に紙厚の厚い用紙
に対して印字する場合にも最適なヘッドギャップを確保
して良好な印字を行うことができ、また、所定量のヘッ
ドギャップ調整を行う場合におけるキャリアシャフトの
回転角度を従来例に比べて小さくすることができるた
め、ヘッドギャップ調整時においてキャリアシャフトの
回転角度が大きくなることが原因となったヘッドギャッ
プの調整誤差や印字ヘッドの傾きを低減させて印字性能
を向上させることができ、さらに、ヘッドギャップを調
整する際のキャリアシャフトの回転角度を小さくできる
ことによってヘッドギャップ調整に要する時間を短縮で
き、印字作業の能率向上を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図２】その平面図である。
【図３】第一の従来例を示す側面図である。
【図４】その平面図である。
【図５】第二の従来例を示す平面図である。
１８ キャリアシャフト １８ａ 第一偏心部 １８ｂ 第二偏心部 １９ プラテン ２０ キャリア ２１ 印字ヘッド ２２ リンク機構
Claims (1)
- 【請求項１】 軸心回りに回転自在なキャリアシャフト
と、このキャリアシャフトに対して平行に配置されると
共にこのキャリアシャフトに対して接離する方向へ移動
自在なプラテンと、前記キャリアシャフトにスライド自
在に保持されたキャリアと、このキャリアに搭載されて
前記プラテンに対向する印字ヘッドと、少なくとも前記
キャリアがスライドする範囲内において前記キャリアシ
ャフトに形成された第一偏心部と、前記キャリアシャフ
トの両端部に形成された第二偏心部と、前記第二偏心部
と前記プラテンとの間に連結されて前記キャリアシャフ
トの回転により前記印字ヘッドが前記プラテンに近づく
方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字ヘッドに
近づく方向へ移動させると共に前記キャリアシャフトの
回転により前記印字ヘッドが前記プラテンから離反する
方向へ移動するときに前記プラテンを前記印字ヘッドか
ら離反させるように前記プラテンを移動させるリンク機
構とを有することを特徴とするプリンタのヘッドギャッ
プ調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13305595A JPH08324065A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | プリンタのヘッドギャップ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13305595A JPH08324065A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | プリンタのヘッドギャップ調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324065A true JPH08324065A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15095774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13305595A Pending JPH08324065A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | プリンタのヘッドギャップ調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08324065A (ja) |
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-
1995
- 1995-05-31 JP JP13305595A patent/JPH08324065A/ja active Pending
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