JPH08322414A - 簀の子 - Google Patents

簀の子

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JPH08322414A
JPH08322414A JP15538495A JP15538495A JPH08322414A JP H08322414 A JPH08322414 A JP H08322414A JP 15538495 A JP15538495 A JP 15538495A JP 15538495 A JP15538495 A JP 15538495A JP H08322414 A JPH08322414 A JP H08322414A
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JP
Japan
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cage
plates
child
slip
hurdle
Prior art date
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Pending
Application number
JP15538495A
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English (en)
Inventor
Hideo Minaki
秀雄 皆木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MINAGI GIKEN KK
Original Assignee
MINAGI GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑止突起の部分で高い強度を得ることができ
る簀の子。 【構成】 少なくとも一対以上の簀の子ホルダー11、
11の上に、長尺な板状体からなる複数の簀の子板1
4、14…を、並列させて格子状に架設している。この
簀の子板14、14…の板面に、その幅より平面寸法の
小さな複数の滑止板16、16…を、簀の子板14、1
4…の長手方向に並べて溶接、接着等の手段により固着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一対以上の
簀の子ホルダーの上に、長尺な板状体からなる複数の簀
の子板を並列させて格子状に架設した簀の子に関し、特
に家畜等の畜舎に使用し、家畜の足の滑りを防止した簀
の子に関する。
【0002】
【従来の技術】養豚等の分野で畜舎に使用されている従
来の簀の子の例を、図5及び図6に示す。なお、図5及
び図6では、簀の子の一端部のみを示しており、簀の子
の他端部は、図と対称になっている。これらの図面に示
した通り、従来の簀の子は、一対または必要に応じてそ
の中間部に配置した簀の子ホルダー1に、長尺な金属板
からなる複数の簀の子板4を並列させて目透かし格子状
に架設したものである。
【0003】ここで、簀の子ホルダー1は、両端にブラ
ケット状の継手部2、2を有し、ここでボルト等により
他の簀の子の簀の子ホルダーに接続される。簀の子板
4、4は、逆チャンネル形をした長尺な金属板からり、
前記簀の子ホルダー1の中間部に一定の間隔で設けた簀
の子板取付ブラケット3、3…に嵌め込まれると共に、
ボルト5で固定されている。
【0004】簀の子板4、4…は、家畜の糞尿や餌の残
りカス等による腐食を避けるため、耐触性の高いステン
レス板が使用されることが多い。しかし、ステンレス板
で出来た簀の子板4、4…は、その上面が滑りやすい。
そのため、簀の子板4、4…の上面には、滑りを防止す
る滑止突起6、6…が長手方向に一定の間隔で形成され
ている。従来の簀の子では、この簀の子板4、4…の滑
止突起6、6…がエンボス加工により形成されていた。
すなわち、簀の子板4、4…の一部を、その下面から上
面側に突となるよう変形して滑止突起6、6…が形成さ
れており、その平面上の形状は「+」字形である。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】畜舎における簀の
子は、家畜の糞尿や飼料のカス等による腐食をうけやす
いことはもとより、家畜の運動による衝撃等も受け、き
わめて過酷な状態で使用される。ところが、前記従来の
簀の子では、滑止突起6、6…がエンボス加工により簀
の子板4、4…の一部を隆起変形させて形成されている
ため、その滑止突起6、6…の部分が早期に破断してし
まうとうい課題があった。すなわち、エンボス加工によ
り滑止突起6、6…を形成すると、塑性加工時に生じる
残留歪が残ることはもちろん、一部の肉厚が薄くなり、
その部分の強度が他の部分より極端に低下する。例え
ば、図6に示す滑止突起6、6…の隆起した周辺部7の
肉厚が特に薄くなる。しかも、この滑止突起6、6…
は、家畜の足が強く当たる部分でもあり、従来の簀の子
では、この部分が最大のウィークポイントとなってい
た。本発明は、このような従来の簀の子が有する課題に
鑑み、特に滑止突起の部分で高い強度を得ることができ
る簀の子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、簀の子板14、14…の上壁をエンボ
ス加工することなく、別に1枚の滑止板16、16…を
貼り付けることで、簀の子板14、14…の上面に突起
を設けた。これにより簀の子板14、14…の上面に凹
凸を設け、その滑り止めとした。
【0007】すなわち、本発明による簀の子は、少なく
とも一対以上の簀の子ホルダー11、11の上に、長尺
な板状体からなる複数の簀の子板14、14…を、並列
させて格子状に架設しており、この簀の子板14、14
…の板面に、その幅より平面寸法の小さな複数の滑止板
16、16…を、簀の子板14、14…の長手方向に並
べて固着したことを特徴とする。なお、16、16…
は、簀の子板14、14…の上面に溶接により固着する
のがよい。
【0008】
【作用】前記本発明による簀の子では、簀の子板14、
14…の板面に、その幅より平面寸法の小さな複数の滑
止板16、16…を、簀の子板14、14…の長手方向
に並べて固着したので、簀の子板14、14…の上面に
凹凸が形成され、これが簀の子板14、14…の上面の
滑り止めとなる。そして、この滑止板16、16…によ
り形成される突起部分では、簀の子板14、14…の厚
みより滑止板16、16…を固着した分だけ結果的に板
厚が厚くなる。しかも、塑性加工による残留歪等も残ら
ない。従って、家畜の足等が最も当たる突起部分が他の
部分より強度が強くなる。このような滑止板16、16
…は簀の子板14、14…の上面に溶接した場合が最も
強度が出るので、最も望ましいと言える。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について具体的且つ詳細に説明する。本発明の実施例に
よる簀の子の例を、図1〜図4に示す。これらの図に示
す通り、簀の子は、少なくとも一対の簀の子ホルダー1
1を有する。この簀の子ホルダー11は、長尺な金属板
からなり、幅方向に立てた状態で設置される。簀の子ホ
ルダー11の両端は、何れも同じ方向に折り曲げられ、
これがブラケット状の継手部12、12となっている。
この継手部12、12は、ボルト孔を有し、ここに挿入
された図示されていないボルトにより、他の簀の子の簀
の子ホルダーと継ぎ合わせられる。
【0010】この簀の子ホルダー11の両端の間の上辺
部は、等間隔の凹凸状となっており、その凸部分が簀の
子板取付ブラケット13、13…となっている。この簀
の子板取付ブラケット13、13…の上端部は、前記継
手部12、12と反対側に折り曲げられ、そこにボルト
孔が設けられている。図3に示すように、この簀の子ホ
ルダー11、11は、次に説明する簀の子板14、14
…の両端側に配置されるが、簀の子板14、14…が相
当長い場合は、その中間部にも配置される。
【0011】図1及び図2に示されたように、簀の子板
14、14は、厚さ1mm程度の長尺なステンレス板等
の金属板からなっているが、剛性を与えるためと前記の
簀の子ホルダー11、11の簀の子取付ブラケット1
3、13…への取り付けのため、逆チャンネル形をして
いる。より具体的には、端面から見ると下側が幅狭くな
った横コ字形をなしている。この簀の子板14、14…
の下側の内側幅寸法は、簀の子ホルダー11の簀の子取
付ブラケット13の幅とほぼ等しくなっている。図1、
図3及び図4に示されたように、簀の子板14、14…
の前記簀の子ホルダー11、11に取り付けられる部
分、すなわち簀の子板14、14…の両端部にボルト孔
が設けられている。前述のように、簀の子板14、14
…が相当長く、それが両端部の他に中間部でも簀の子ホ
ルダー11に固定される場合は、簀の子板14、14…
の中間部にもボルト孔が設けられることはもちろんであ
る。
【0012】図1〜図4に示されたように、この簀の子
板14、14…の上面には滑止板16、16…が一定の
間隔で貼り付けられている。図示の滑止板16、16…
は、簀の子板14の幅の訳1/3程度の直径で、厚さ1
mm程度の円板からなり、通常は簀の子板14と同じ材
質の金属板からなる。この滑止板16、16…は、溶
接、ロウ付、ボルト止め、リベット止め等で簀の子板1
4、14…の上面に貼り付けられるが、特に強度の出る
溶接がよい。製造の容易性も加味すると、特にスポット
溶接が最も好ましく、図3において符号17は溶接部を
示す。また、滑止板16、16…がプラスチックやセラ
ミック等の非金属材料からなる場合は、ボルト止め、リ
ベット止め、接着等の固定手段がとられる。図示の滑止
板16、16…は、円形であるが、角を曲面とした方形
や+字形等のものであってもよいが、円板が最も製造し
やすく、且つ滑止効果の点でも有効である。また、簀の
子板14、14…の幅が広いときは、簀の子板14、1
4…の上に2列以上に並べて長手方向に配列されること
もある。
【0013】この簀の子板16、16…、その両端部及
び必要があれば中間部を前記簀の子ホルダー11、11
の簀の子板取付ブラケット13、13…に嵌め込み、そ
れらのボルト孔にボルト15を通し、このボルト15を
ナット18(図4参照)で締め付ける。これにより、簀
の子板16、16…が一対以上の簀の子ホルダー11、
11の上に架設された状態で目透し格子状に取り付けら
れる。このようにして組み立てられて簀の子は、畜舎の
床等に敷かれ、その上に家畜が載る。このとき、前記の
簀の子板14、14…の上面に貼り付けられた滑止板1
6、16…は、簀の子板14、14…の上面に凹凸を形
成し、家畜の足の滑り止めとなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による簀の子
では、簀の子板14、14…の滑り止めとなる突起部分
での強度の低下を起さず、むしろ家畜の足が当たるその
部分の補強がなされる。これにより、高い耐久性が得ら
れる。さらに、滑止板16、16…に形成される簀の子
板14、14…の上面の凹凸により、良好な滑り止めと
なる。これにより、耐久性、滑止性の双方で優れた簀の
子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による簀の子の簀の子板の一方
の端部側を示す部分分解斜視図である。
【図2】同実施例による簀の子の正面図である。
【図3】同実施例による簀の子の平面図である。
【図4】図2におけるA−A線要部拡大断面図である。
【図5】従来例による簀の子の簀の子板の一方の端部側
を示す部分分解斜視図である。
【図6】同従来例による簀の子の簀の子板の中央で断面
した要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11 簀の子ホルダー 14 簀の子板 16 滑止板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対以上の簀の子ホルダー
    (11)、(11)の上に、長尺な板状体からなる複数
    の簀の子板(14)、(14)…を、並列させて格子状
    に架設した簀の子において、簀の子板(14)、(1
    4)…の板面に、その幅より平面寸法の小さな複数の滑
    止板(16)、(16)…を、簀の子板(14)、(1
    4)…の長手方向に並べて固着したことを特徴とする簀
    の子。
  2. 【請求項2】 滑止板(16)、(16)…は、簀の子
    板(14)、(14)…の上面に溶接されていることを
    特徴とする簀の子。
JP15538495A 1995-05-29 1995-05-29 簀の子 Pending JPH08322414A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111202009A (zh) * 2020-03-02 2020-05-29 郑州固德永建筑设备租赁有限公司 中空钢支架及使用中空钢支架的复合漏粪板和楼层板
JP2021090362A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 日鉄ステンレス株式会社 畜舎用すのこ
WO2021186775A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 株式会社ユーチカ 畜舎用簀の子

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