JP3241300U - 溝蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で主部材と連結部材とを固定し、強度が高く軽量でかつ経済的な溝蓋を提供する。【解決手段】脚部27に貫通孔28が形成された複数本の主部材20が前記貫通孔に挿通された連結パイプ12によって格子状に固定された溝蓋10であって、前記連結パイプの前記貫通孔挿通部前後に形成されたパイプ圧縮変形部13によって前記連結パイプに前記主部材が固定されていることを特徴とする。前記主部材の上部に溝部24を有し前記溝部に充填材30が充填されている。【選択図】図2
Description
本考案は、溝蓋に関する。
従来の一般的な溝蓋(グレーチング)は、所定の溝蓋形状に形成された枠材内に所定間隔で主部材を多数並列し、連結部材であるツイストバーを上面から直交する格子状に圧着固定して構成される(実開平6-53685号公報参照)。この従来溝蓋は多数並列された前記主部材の上面側から連結部材を圧着溶接させるので工法が比較的簡単であるが、溝蓋表面に連結部材のツイストバーが露出することが避けられない。外観が損なわれるという指摘もあった。
ところで、この種の主部材を固定する構造としては、図4に示す玄関マットに使用される溝蓋60のように、主部材70に貫通孔73を形成し、該貫通孔73に連結部材であるねじ棒75を挿通するとともに、並設された主部材70の間隔を規制するカラー77を装着して、前記ねじ棒75の両端をナット76を螺着し緊締固定する構造が知られている。このような構成とすることによって、連結部材であるねじ棒が主部材表面に露出することなく、しかも主部材に挿通させたねじ棒はカラーに隠蔽されて、溝蓋の外観を大幅に向上させることが可能となった。しかしながら、ねじ棒に加え、ナットや特に多数のカラーを用いることで、部品点数が多く、加工が大変でコストが増大し、また、溝蓋自体の重量が増加するという問題がある。
そこで、本考案は、前記の問題点を鑑み、簡易な構成で主部材と連結部材とを固定し、強度が高く軽量でかつ経済的な溝蓋を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の考案は、主部材の脚部に貫通孔が形成されていて、該貫通孔に連結パイプが挿通されかつ前記貫通孔の前後でかしめられて変形部とされ、該変形部によって前記連結パイプに前記主部材が固定されていることを特徴とする溝蓋に係る。
請求項2の考案は、前記主部材の上部に溝部を有し、該溝部に充填材が充填されている請求項1に記載の溝蓋に係る。
請求項1の考案によれば、主部材の脚部に貫通孔が形成されていて、該貫通孔に連結パイプが挿通されかつ前記貫通孔の前後でかしめられて変形部とされ、該変形部によって前記連結パイプに前記主部材が固定されているので、従来のように、カラーを用いる必要がなく、部品点数が減るのでコストが減少し、軽量化され取り扱いが容易になる。さらに、主部材に貫通孔を形成し、該貫通孔に連結パイプを挿通して、該貫通孔の前後でかしめて変形部を形成させることで、極めて簡易かつ経済的な構成によって、溝蓋の強度が向上する。また、連結パイプが溝蓋表面に露出しないので、非常に美麗な溝蓋を得ることができる。
請求項2の考案によれば、請求項1に記載の溝蓋において、前記主部材の上部に溝部を有し、該溝部に充填材が充填されているので、充填材としてノンスリップ材などを用いることで、溝蓋表面が滑らず、安全性に優れ、また土砂やゴミが溜まりにくい溝蓋を得ることができる。
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。図1はこの考案の溝蓋の一実施例に係る斜視図、図2は主部材の拡大断面図、図3はこの考案の溝蓋の例に係る上部に凹凸部が形成されている主部材を用いたときの溝蓋の斜視図である。
図1及び図2に示すように、この考案の溝蓋10は、ステンレスや鋳物などが所定の溝蓋の枠形状に規定された枠材11と該枠材11内に設けられた主部材20と、連結パイプ12からなる。
溝蓋10は、該溝蓋本体10に複数並設された主部材20と、該主部材20の脚部27に貫通孔28が形成されており、貫通孔28に連結パイプ12が挿通されて構成されている。主部材の脚部に形成する貫通孔の径を約9mmとした場合、連結パイプの径は8mm、かしめ変形部の高さは10mm程度が望ましい。連結パイプ12は、前記貫通孔28の前後でかしめられて変形部13とされ、該変形部13によって前記連結パイプ12に前記主部材20が固定されている。連結パイプとしては、ステンレスなどを用いることができ、プレスなどによりかしめ部を形成する。専用治具を用いればかしめ変形部を一度に大量に形成させることができ、加工速度が著しく速くなりコストの大幅な削減ができる。
図2において、主部材の一例として、ステンレスなどの板材21を成形加工して下端で折り曲げ重ねて脚部27とし、該脚部上端のV谷部25を経て板材の一側22と他側23によって前記脚部上部に溝部24を形成した主部材20を用いている。また、V谷部25を固定させるために、一定間隔でスポット溶接部26が形成されて溝部24及び脚部27が固定されている。主部材20の上部は溝部24を有し、前記溝部24には充填材30が固着されている。前記主部材20の上部の溝部24において、板材の一側22と他側23により充填材30が脱落することなく安定して固定される。
前記充填材30は、溝蓋10の表面積を大きくして人や車のタイヤなどの滑り防止効果を付与するほか、前記溝蓋10の対摩耗性や強度を高めるためのもので、前記主部材20上面から若干盛り上がるように充填されることが望ましい。
充填材30として、砂状ノンスリップ材などを用いることができる。例えば、砂状ノンスリップ材は、砂状セラミックスと合成樹脂材との混合物よりなり、砂状セラミックスとしては、顆粒状の無機材料が用いられ、また、合成樹脂としては、前記砂状セラミックスのバインダーとして、エポキシ樹脂などを用いることが望ましい。この砂状セラミックスと合成樹脂材は溝蓋10に要求される耐久性に応じて適宜に配合される。その際、所望の顔料などを添加して着色することにより、溝蓋10表面を美麗に構成しその美観を著しく向上させることができる。
図3に、主部材20の上部に凹凸部29が形成されている主部材20を用いた溝蓋の例を示す。主部材20の上部の凹凸部29の幅や高さは、目的の用途に応じて適宜調節することができる。主部材としてステンレスや鋼材を用いることができる。凹凸部を多数設けることで表面積を大きくし、滑り止め効果を向上させることができ、高速道路や交通量の多い箇所で使用される場合にあっても、安定した走行性を確保することができる。
10 溝蓋
11 枠材
12 連結パイプ
13 変形部
20 主部材
21 板材
22 板材の一側
23 板材の他側
24 溝部
25 V谷部
26 スポット溶接部
27 脚部
28 貫通孔
29 凹凸部
30 充填材
11 枠材
12 連結パイプ
13 変形部
20 主部材
21 板材
22 板材の一側
23 板材の他側
24 溝部
25 V谷部
26 スポット溶接部
27 脚部
28 貫通孔
29 凹凸部
30 充填材
Claims (2)
- 脚部に貫通孔が形成された複数本の主部材が前記貫通孔に挿通された連結パイプによって格子状に固定された溝蓋であって、前記連結パイプの前記貫通孔挿通部前後に形成されたパイプ圧縮変形部によって前記連結パイプに前記主部材が固定されていることを特徴とする溝蓋。
- 前記主部材の上部に溝部を有し前記溝部に充填材が充填されている請求項1に記載の溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000181U JP3241300U (ja) | 2023-01-20 | 2023-01-20 | 溝蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023000181U JP3241300U (ja) | 2023-01-20 | 2023-01-20 | 溝蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3241300U true JP3241300U (ja) | 2023-03-16 |
Family
ID=85503214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023000181U Active JP3241300U (ja) | 2023-01-20 | 2023-01-20 | 溝蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241300U (ja) |
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2023
- 2023-01-20 JP JP2023000181U patent/JP3241300U/ja active Active
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