JPH08321414A - ネットワーク抵抗器 - Google Patents
ネットワーク抵抗器Info
- Publication number
- JPH08321414A JPH08321414A JP12685195A JP12685195A JPH08321414A JP H08321414 A JPH08321414 A JP H08321414A JP 12685195 A JP12685195 A JP 12685195A JP 12685195 A JP12685195 A JP 12685195A JP H08321414 A JPH08321414 A JP H08321414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- common electrode
- insulating substrate
- network resistor
- resistor
- individual electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】抵抗膜の抵抗値変化が起こりにくいネットワー
ク抵抗器の電極構造を提供すること。 【構成】両長辺に複数の凹部２を有する絶縁基板１と、
この絶縁基板１の表面に凹部２に対応して形成された複
数の個別電極４と、絶縁基板１の中央部に前記長辺と略
平行に延設された共通電極３と、個別電極４毎に独立し
て共通電極３と橋絡するように形成された複数の抵抗膜
５とを有することを特徴とする。
ク抵抗器の電極構造を提供すること。 【構成】両長辺に複数の凹部２を有する絶縁基板１と、
この絶縁基板１の表面に凹部２に対応して形成された複
数の個別電極４と、絶縁基板１の中央部に前記長辺と略
平行に延設された共通電極３と、個別電極４毎に独立し
て共通電極３と橋絡するように形成された複数の抵抗膜
５とを有することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク抵抗器に関
し、詳しくはネットワーク抵抗器の抵抗体の形状に関す
る。
し、詳しくはネットワーク抵抗器の抵抗体の形状に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のネットワーク抵抗器は、図３の平
面図に示すように、セラミックよりなるチップ状の絶縁
基板１０の側面に複数の凹部１１が設けられている。こ
の絶縁基板１０の長手方向に沿って絶縁基板１０の中央
部に銀を含む導電性ペーストを印刷及び焼成して共通電
極１２が延設されている。そして、絶縁基板１０の凹部
１１同士の間の凸部に銀を含む導電性ペーストを印刷及
び焼成して複数の個別電極１３が形成されている。この
個別電極１３と共通電極１２を橋絡するように酸化ルテ
ニウムを含む抵抗ペーストを印刷及び焼成して複数の抵
抗膜１４、１５が形成され、共通電極及び個別電極と抵
抗膜を覆うように保護膜（図示せず）が形成されて構成
されている。
面図に示すように、セラミックよりなるチップ状の絶縁
基板１０の側面に複数の凹部１１が設けられている。こ
の絶縁基板１０の長手方向に沿って絶縁基板１０の中央
部に銀を含む導電性ペーストを印刷及び焼成して共通電
極１２が延設されている。そして、絶縁基板１０の凹部
１１同士の間の凸部に銀を含む導電性ペーストを印刷及
び焼成して複数の個別電極１３が形成されている。この
個別電極１３と共通電極１２を橋絡するように酸化ルテ
ニウムを含む抵抗ペーストを印刷及び焼成して複数の抵
抗膜１４、１５が形成され、共通電極及び個別電極と抵
抗膜を覆うように保護膜（図示せず）が形成されて構成
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、ネットワーク抵
抗器を含む電子部品は、それら電子部品が使用される電
子機器の高機能化に併せて、精度の高いものが求められ
ている。前述した従来のネットワーク抵抗器において、
例えば図４に示す共通電極１２ａと個別電極１３ａ間の
抵抗膜の抵抗値を測定すると、斜線で示すように共通電
極１２に重なる部分の抵抗膜も含んで測定される。この
とき、抵抗膜が共通電極に大きく重なっているために、
抵抗値を調整してネットワーク抵抗器を形成した後に素
子としての使用により、共通電極中の銀成分が抵抗膜中
に拡散したり、反対に、抵抗膜中のガラス成分が電極中
に拡散することにより、抵抗膜の抵抗値が変化してしま
うという問題点があった。
抗器を含む電子部品は、それら電子部品が使用される電
子機器の高機能化に併せて、精度の高いものが求められ
ている。前述した従来のネットワーク抵抗器において、
例えば図４に示す共通電極１２ａと個別電極１３ａ間の
抵抗膜の抵抗値を測定すると、斜線で示すように共通電
極１２に重なる部分の抵抗膜も含んで測定される。この
とき、抵抗膜が共通電極に大きく重なっているために、
抵抗値を調整してネットワーク抵抗器を形成した後に素
子としての使用により、共通電極中の銀成分が抵抗膜中
に拡散したり、反対に、抵抗膜中のガラス成分が電極中
に拡散することにより、抵抗膜の抵抗値が変化してしま
うという問題点があった。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑み、抵抗膜の
抵抗値変化が起こりにくいネットワーク抵抗器の電極構
造を提供することを目的とする。
抵抗値変化が起こりにくいネットワーク抵抗器の電極構
造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ために、本願の請求項１に記載した発明は、ネットワー
ク抵抗器であって、両長辺に複数の凹部を有する絶縁基
板と、この絶縁基板の表面に前記凹部に対応して形成さ
れた複数の個別電極と、前記絶縁基板の中央部に前記長
辺と略平行に延設された共通電極と、前記個別電極毎に
独立して前記共通電極と橋絡するように形成された複数
の抵抗膜とを有することを特徴とする。
ために、本願の請求項１に記載した発明は、ネットワー
ク抵抗器であって、両長辺に複数の凹部を有する絶縁基
板と、この絶縁基板の表面に前記凹部に対応して形成さ
れた複数の個別電極と、前記絶縁基板の中央部に前記長
辺と略平行に延設された共通電極と、前記個別電極毎に
独立して前記共通電極と橋絡するように形成された複数
の抵抗膜とを有することを特徴とする。
【０００６】
【発明の作用及び効果】ネットワーク抵抗器において、
共通電極と複数の個別電極をそれぞれ独立して橋絡する
ように複数の抵抗膜が形成されていることにより、抵抗
膜と共通電極との重なる部分の面積が少なくて済み、共
通電極中の銀成分が抵抗膜中に拡散してしまうことや、
抵抗膜中のガラス成分が共通電極中に拡散してしまうこ
とが防止できる。
共通電極と複数の個別電極をそれぞれ独立して橋絡する
ように複数の抵抗膜が形成されていることにより、抵抗
膜と共通電極との重なる部分の面積が少なくて済み、共
通電極中の銀成分が抵抗膜中に拡散してしまうことや、
抵抗膜中のガラス成分が共通電極中に拡散してしまうこ
とが防止できる。
【０００７】それにより、抵抗膜の抵抗値を調整した後
にネットワーク抵抗器の抵抗値が変化してしまうことを
防止できるという効果を有する。
にネットワーク抵抗器の抵抗値が変化してしまうことを
防止できるという効果を有する。
【０００８】
【実施例】以下本発明のネットワーク抵抗器を図面を用
いて説明する。図１は本発明の一実施例のネットワーク
抵抗器を示す平面図で、セラミックよりなる長辺を有す
るチップ状の絶縁基板１の両長辺の側面に複数の凹部２
が設けられている。この絶縁基板１の長辺方向に沿って
絶縁基板１の略中央部に銀を含む導電性ペーストを印刷
及び焼成して共通電極３が延設されている。尚、この共
通電極３の両端部はそれぞれ絶縁基板１の両長辺まで延
設されて共通電極３ａ及び３ｂが形成されている。そし
て、絶縁基板１の両長辺の凹部２同士の間の凸部に銀を
含む導電性ペーストを印刷及び焼成して複数の個別電極
４が形成されている。それぞれの個別電極４と共通電極
３を橋絡するように酸化ルテニウムを含む抵抗ペースト
を印刷及び焼成して複数の抵抗膜５が形成されている。
この抵抗膜５の抵抗値をトリミングにより調整した後
に、共通電極及び個別電極と抵抗膜を覆うように保護膜
（図示せず）が形成されて構成されている。
いて説明する。図１は本発明の一実施例のネットワーク
抵抗器を示す平面図で、セラミックよりなる長辺を有す
るチップ状の絶縁基板１の両長辺の側面に複数の凹部２
が設けられている。この絶縁基板１の長辺方向に沿って
絶縁基板１の略中央部に銀を含む導電性ペーストを印刷
及び焼成して共通電極３が延設されている。尚、この共
通電極３の両端部はそれぞれ絶縁基板１の両長辺まで延
設されて共通電極３ａ及び３ｂが形成されている。そし
て、絶縁基板１の両長辺の凹部２同士の間の凸部に銀を
含む導電性ペーストを印刷及び焼成して複数の個別電極
４が形成されている。それぞれの個別電極４と共通電極
３を橋絡するように酸化ルテニウムを含む抵抗ペースト
を印刷及び焼成して複数の抵抗膜５が形成されている。
この抵抗膜５の抵抗値をトリミングにより調整した後
に、共通電極及び個別電極と抵抗膜を覆うように保護膜
（図示せず）が形成されて構成されている。
【０００９】この実施例において、共通電極の両端が絶
縁基板の両長辺まで延設されているので、各抵抗膜の抵
抗値を等しく形成することにより、ネットワーク抵抗器
を電子機器等の基板に実装する際に、ネットワーク抵抗
器の実装の方向性に束縛されることがなくなるので、ネ
ットワーク抵抗器実装の作業性が向上するだけでなく、
実装後にネットワーク抵抗器やそれが実装される電子機
器等が破壊されてしまうということを防止することが可
能になる。
縁基板の両長辺まで延設されているので、各抵抗膜の抵
抗値を等しく形成することにより、ネットワーク抵抗器
を電子機器等の基板に実装する際に、ネットワーク抵抗
器の実装の方向性に束縛されることがなくなるので、ネ
ットワーク抵抗器実装の作業性が向上するだけでなく、
実装後にネットワーク抵抗器やそれが実装される電子機
器等が破壊されてしまうということを防止することが可
能になる。
【００１０】尚、この実施例において、複数の個別電極
４を絶縁基板１の両長辺の凹部２同士間の凸部に形成し
たが、絶縁基板１の両長辺の凹部２に形成しても同様の
効果が得られ、特に凸部に限定するものではない。次
に、図２は本発明の第２実施例を示す平面図で、絶縁基
板１の長辺方向に沿って中央部に形成されている共通電
極３の一端が一方の長辺に向かって延設されて共通電極
３ａが形成されている点及び、個別電極４が絶縁基板１
の複数の凹部２に形成されている点を除いて前述の図１
に示す実施例と同様の構成を有する。
４を絶縁基板１の両長辺の凹部２同士間の凸部に形成し
たが、絶縁基板１の両長辺の凹部２に形成しても同様の
効果が得られ、特に凸部に限定するものではない。次
に、図２は本発明の第２実施例を示す平面図で、絶縁基
板１の長辺方向に沿って中央部に形成されている共通電
極３の一端が一方の長辺に向かって延設されて共通電極
３ａが形成されている点及び、個別電極４が絶縁基板１
の複数の凹部２に形成されている点を除いて前述の図１
に示す実施例と同様の構成を有する。
【００１１】この実施例において、絶縁基板の側面の凹
部に電極が形成されていることにより、電極の間隔が狭
くなってきても、絶縁基板の凸部で半田の回り込みが防
止でき、高密度、小型化に対応することが可能となる。
本発明のネットワーク抵抗器は上述の実施例に記載の形
状及び材料、方法等に特に限定されるものではない。
部に電極が形成されていることにより、電極の間隔が狭
くなってきても、絶縁基板の凸部で半田の回り込みが防
止でき、高密度、小型化に対応することが可能となる。
本発明のネットワーク抵抗器は上述の実施例に記載の形
状及び材料、方法等に特に限定されるものではない。
【図１】本発明のネットワーク抵抗器の一実施例を示す
平面図
平面図
【図２】本発明のネットワーク抵抗器の他の実施例を示
す平面図
す平面図
【図３】従来のネットワーク抵抗器を示す平面図
【図４】従来のネットワーク抵抗器を説明する部分説明
図
図
１・・・・絶縁基板 ２・・・・凹部 ３・・・・共通電極 ４・・・・個別電極 ５・・・・抵抗膜
Claims (1)
- 【請求項１】 両長辺に複数の凹部を有する絶縁基板
と、この絶縁基板の表面に前記凹部に対応して形成され
た複数の個別電極と、前記絶縁基板の中央部に前記長辺
と略平行に延設された共通電極と、前記個別電極毎に独
立して前記共通電極と橋絡するように形成された複数の
抵抗膜とを有することを特徴とするネットワーク抵抗
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12685195A JPH08321414A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネットワーク抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12685195A JPH08321414A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネットワーク抵抗器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321414A true JPH08321414A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14945429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12685195A Pending JPH08321414A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネットワーク抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321414A (ja) |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP12685195A patent/JPH08321414A/ja active Pending
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