JPH0831957A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH0831957A
JPH0831957A JP6166828A JP16682894A JPH0831957A JP H0831957 A JPH0831957 A JP H0831957A JP 6166828 A JP6166828 A JP 6166828A JP 16682894 A JP16682894 A JP 16682894A JP H0831957 A JPH0831957 A JP H0831957A
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impurity
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drain region
semiconductor substrate
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JP6166828A
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Kiyohiko Sakakibara
清彦 榊原
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L29/7881Programmable transistors with only two possible levels of programmation
    • H01L29/7883Programmable transistors with only two possible levels of programmation charging by tunnelling of carriers, e.g. Fowler-Nordheim tunnelling

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンド間トンネリングによるリーク電流を防
止しながらかつパンチスルー現象を抑制することが可能
な不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供す
る。 【構成】 N+ ドレイン領域2を覆うN- ドレイン領域
4の下部に、N- ドレイン領域4のチャネル領域側の端
部を覆わないようにP+ 不純物領域6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置およびその製造方法に関し、より特定的には、フロ
ーティングゲート電極への電子の注入が消去動作となる
不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置の1つと
して、データを自由にプログラムすることができしかも
電気的に情報の書込および消去が可能なEEPROM
(Electrically Erasable an
d ProgrammableRead Only M
emory)が知られている。このEEPROMは、書
込および消去ともに電気的に行なえるという利点はある
が、メモリセルに2つのトランジスタを必要とするた
め、高集積化が困難であるという不都合があった。そこ
で、従来、メモリセルが1つのトランジスタで構成さ
れ、書込まれた情報電荷を電気的に一括消去することが
可能なフラッシュEEPROMが提案されている。これ
らは、たとえば、米国特許第4,868,619号など
に開示されている。
【0003】さらに、フラッシュEEPROMの課題で
ある低コスト,低電圧・低消費電力,高速書換,セクタ
消去,高信頼性のすべてを実現できる不揮発性半導体記
憶装置として、DINOR(Divided Bit
Line NOR)方式のフラッシュEEPROMが提
案されている。このDINOR型セルは、従来のNOR
型セルに主副ビット線構成を採用するとともに選択ゲー
トを追加したものである。
【0004】図19は、従来の提案されたDINOR方
式のフラッシュEEPROMを示した断面構造図であ
る。図19を参照して、従来のDINOR型セルでは、
メモリセルトランジスタ110が所定の間隔を隔てて8
ビット(8セル)分形成されている。そして、そのメモ
リセルトランジスタ110に隣接するように選択トラン
ジスタ103が形成されている。8ビット分のメモリセ
ルトランジスタ110に電気的に接続するように副ビッ
ト線102が形成されている。
【0005】選択トランジスタ103に接続するように
主ビット線101が形成されている。主ビット線101
の上方には所定の間隔を隔ててワード線104が形成さ
れている。このような構成を有するDINOR型セルに
おいて、電子の注入機構をF−N(Fowler−No
rdheim)トンネリングへ変更することによって、
低電圧・低電力と高速書換えを両立することができる。
また、低コストとセクタ消去は、主副ビット線構成の採
用と選択ゲートの追加によって実現している。さらに、
セクタごとに消去する場合に発生するドレインディスタ
ーブ現象の問題も、選択ゲートを持つようにしたため全
くない。また、動作速度は従来通り高速である。
【0006】図20は、従来のDINOR型セルを示し
た断面図である。図20を参照して、従来のDINOR
型セルでは、P型半導体基板1の主表面上にチャネル領
域50を挟むように所定の間隔を隔ててN+ ドレイン領
域2とN+ ソース領域3とが形成されている。N+ ドレ
イン2を覆うようにN- ドレイン領域4が形成されてい
る。チャネル領域50上には絶縁膜8を介してフローテ
ィングゲート電極9が形成されている。フローティング
ゲート電極9上には層間絶縁膜10を介してコントロー
ルゲート電極11が形成されている。
【0007】図21〜図22、図24、図26〜図30
は、図20に示したDINOR型セルのメモリセル部分
および周辺回路部分の製造プロセスを説明するための断
面図である。また、図23は図22に示した製造プロセ
スにおける100−100線に沿った不純物プロファイ
ルを示した図であり、図25は図24に示した製造プロ
セスにおける200−200線に沿った不純物プロファ
イルを示した図である。図21〜図30を参照して、次
に従来のDINOR型セルのメモリセル部分および周辺
回路部分の製造プロセスについて説明する。
【0008】まず、図21に示すように、メモリセル部
分および周辺回路部分において、P型半導体基板1の主
表面上の所定領域にパターニングされたSiO2 膜16
および窒化膜17を形成する。SiO2 膜16および窒
化膜17をマスクとしてLOCOS法を用いて素子分離
酸化膜15を形成する。この後、SiO2 膜16および
窒化膜17を除去する。
【0009】次に、図22に示すように、P型半導体基
板1にボロン(B)イオンを120〜200keV、2
×1012〜6×1012cm-2の条件下で注入する。これ
により、P型のチャネルストッパ層18が形成される。
ここで、図23を参照して、図22に示した製造プロセ
スにおける不純物プロファイルでは、P型半導体基板1
の表面から所定の深さの位置でボロン(B)の不純物濃
度がピークになっていることがわかる。
【0010】次に、図24に示すように、メモリセル部
分および周辺回路部分の両方において素子分離酸化膜1
5をマスクとしてP型半導体基板1にボロンを35〜5
0keV、1×1012〜5×1012cm-2の条件下でイ
オン注入する。これにより、チャネルドープ層19が形
成される。この状態における不純物プロファイルは、図
25に示すように、チャネルドープ層19によるピーク
とチャネルストッパ層18によるピークとを示す。
【0011】次に、図26に示すように、メモリセル部
分のP型半導体基板1の主表面上に100Å程度の厚み
を有するトンネル酸化膜からなる絶縁膜8を形成する。
絶縁膜8上にポリシリコン層(図示せず)、ONO膜
(図示せず)、およびポリシリコン層(図示せず)を順
次形成した後パターニングすることによって、ポリシリ
コン層からなるコントロールゲート電極11、ONO膜
からなる層間絶縁膜10およびポリシリコン層からなる
フローティングゲート電極9を形成する。
【0012】一方、周辺回路部分においては、図27に
示すように、P型半導体基板1の主表面上にゲート酸化
膜30を形成する。ゲート酸化膜30上にポリシリコン
層(図示せず)を形成した後そのポリシリコン層をパタ
ーニングすることによって、ゲート電極31を形成す
る。なお、この周辺回路部分におけるゲート電極31
は、図26に示したメモリセル部分のフローティングゲ
ート電極9またはコントロールゲート電極11と同時に
形成してもよい。
【0013】次に、図28に示すように、メモリセル部
分におけるドレイン形成領域を覆うようにレジスト20
を形成する。レジスト20およびコントロールゲート電
極11をマスクとして、P型半導体基板1に砒素を30
〜60keV、1×1015〜8×1015cm-2の条件下
でイオン注入する。これにより、ソース領域3が形成さ
れる。この後、レジスト20を除去する。
【0014】次に、図29に示すように、メモリセル部
分におけるソース領域3を覆うようにレジスト21を形
成する。レジスト21およびコントロールゲート電極1
1をマスクとして、P型半導体基板1にまず砒素を30
〜60keV、1×1015〜8×1015cm-2の条件下
でイオン注入した後、続いてリン(P)を30〜60k
eV、1×1013〜1×1015cm-2の条件下でイオン
注入する。これにより、N+ ドレイン領域2およびN-
ドレイン領域4が形成される。この後レジスト21を除
去する。
【0015】一方、周辺回路部分では、図30に示すよ
うに、ゲート電極31をマスクとしてN型のイオンをP
型半導体基板1に注入する。これにより、周辺回路トラ
ンジスタのソース/ドレイン領域32および33が形成
される。
【0016】このようにして、従来のDINOR型セル
のメモリセル部分および周辺回路部分は形成されてい
た。
【0017】ここで、従来のDINOR型セルでは、書
込および消去動作ともにF−Nトンネル電流を用いる。
また、DINOR型セルでは単一電源動作を行なうデバ
イスが要求されている。5Vまたは3.3Vの単一電源
によって上記した書込および消去動作を行なうために
は、デバイス内にチャージポンプ回路を設置し、それに
よって電圧の昇圧を行なう必要がある。このチャージポ
ンプ回路を設けたことにより、メモリセルでの書込およ
び消去時に発生するリーク電流はチャージポンプ回路の
能力以下に設定する必要がある。チャージポンプ回路の
最大駆動能力はチャージポンプ回路の面積によって決ま
るが、ほぼ200〜300μA程度に設定される。
【0018】図31は、従来のDINOR方式のフラッ
シュEEPROMのセルアレイ構成を示した概略図であ
る。また図32は、DINOR方式のフラッシュEEP
ROMの書込動作を説明するための概略図である。図3
1および図32を参照して、DINOR方式では、ある
ワード線(WLn)に対して書込みを行なう場合、その
ワード線上のメモリセルのうち書込みが行なわれるメモ
リセルの情報がラッチ150に送られる。そしてその書
込みが行なわれるメモリセルを含むビット線に対してチ
ャージポンプ回路151から書込時にビット線バイアス
電圧(Vd=6V)が印加される。その後、ワード線W
Lnに対してのみ負バイアス(−8V)が印加され、そ
のワード線WLn上のプログラムしたいメモリセルに対
してプログラムが行なわれる。このとき他のワード線に
は0Vが印加されている。
【0019】このような書込動作では、書込みが行なわ
れるメモリセルと同一のビット線上にあるメモリセルに
はVD =6Vが印加される。すなわち、ワード線電圧
(コントロールゲート電圧)が0V、ビット線電圧(ド
レイン電圧)が6Vとなる非選択セルが、書込みが行な
われるメモリセルが存在するビット線上に63ビット存
在する(図32参照)。これは、非選択でかつ消去状態
のメモリセルが最大で63×2Kセル存在することを意
味する。
【0020】このような非選択で消去状態のメモリセル
のリーク電流について検討する。DINOR方式では消
去状態でのしきい値電圧VTHが書込状態でのしきい値電
圧に比べて高く設定されている。つまり消去状態ではフ
ローティングゲート電極に電子が蓄積されている。フロ
ーティングゲートに電荷が蓄積されていない状態に対す
る消去状態でのしきい値電圧の上昇を△VTH、書込時に
ビット線に印加される電圧をVD 、ワード線(コントロ
ールゲート電極)に印加される電圧をVCG、フローティ
ングゲートとコントロールゲートとの間の容量比を
αCG、フローティングゲートとソース領域との間の容量
比をαD とすると、非選択でかつ消去状態のメモリセル
におけるフローティングゲートの電位VFGは以下の式
(1)によって表される。
【0021】
【数1】
【0022】上記数1を参照して、△VTH=3V、VD
=6V、VCG=0、αCG=0.6、αD =0.1とする
と、フローティングゲート電極の電位VFGは−1.2V
になる。
【0023】図33は、フローティングゲート電極の電
位を直接調整できるようにしたメモリセルを用いて非選
択でかつ消去状態のメモリセルにおけるバンド間トンネ
ル電流を測定した結果を示した図である。フローティン
グゲート電極に−1.2V、ドレイン領域に6Vを印加
した状態でのリーク電流を測定した。また、図20に示
したN- ドレイン領域4の不純物濃度を変化させた場合
のバンド間トンネル電流(リーク電流)も測定した。図
33を参照して、N- ドレイン領域を形成しない場合
(N- ドレイン領域の不純物濃度が0の場合)は、バン
ド間トンネル電流(リーク電流)が1×10-8A/セル
であることがわかる。ここで、非選択でかつ消去状態の
メモリセルは最大63×2Kセル存在するため、チャー
ジポンプ回路151には1×10-8×63×2K=1.
26mAの電流を駆動する能力が要求される。
【0024】しかしながら、上記したようにチャージポ
ンプ回路151の最大電流駆動能力は多くても300μ
A程度であるため、上記したリーク電流はチャージポン
プ回路151の能力の上限を超えてしまっていることが
わかる。非選択でかつ消去状態のメモリセルでの最大許
容リーク電流値をチャージポンプ回路の最大能力の1/
3までと仮定すると、1メモリセル当たりのリーク電流
の許容量は100μA/(63×2K)=793pAと
なる。つまり、1メモリセル当たりのリーク電流は約8
00pA以下に抑えなければならないことがわかる。
【0025】ここで、バンド間トンネル電流(リーク電
流)を低減するには、図20に示したようなN- ドレイ
ン領域4を形成する手段が知られている。図33からも
明らかなように、N- ドレイン領域の不純物濃度を大き
くすると、バンド間トンネル電流(リーク電流)が減少
することがわかる。リーク電流を上記した許容値800
pA以下にするには、約3×1014cm-2の不純物濃度
になるようにリンを注入することが必要である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来ではバン
ド間トンネル電流(リーク電流)を防止するために、N
- ドレイン領域4を形成すると、パンチスルー現象が発
生するという問題点があった。ここで、パンチスルー現
象とは、ドレイン領域付近の空乏層がソース領域にまで
広がり、ゲート電圧によって電流を制御できなくなる現
象をいう。図34は、従来のフラッシュEEPROMの
メモリセルにおけるパンチスルー特性を示した図であ
る。図34を参照して、ゲート長が0.6μm程度であ
るとすると、実際にデバイスを形成する際には加工上の
ばらつきなどを考慮してゲート長が0.55μm程度で
耐圧特性が確保されている必要がある。具体的には、図
34に示すように、ゲート長が0.55μmの場合に6
V以上(書込動作時のバイアス電圧以上)に耐圧が確保
されている必要がある。図34から明らかなように、N
- ドレイン領域の不純物濃度を3×1014cm-2(図中
○)にした場合には、上記した耐圧(6V)を確保する
のが困難であることがわかる。すなわち、上記したバン
ド間トンネル電流(リーク電流)を低減するためにN-
ドレイン領域を形成すると、パンチスルー現象が起こり
やすくなり、その結果ドレイン耐圧が低下してしまうと
いう問題点があった。
【0027】また、DINOR方式のフラッシュメモリ
では、従来低コスト化が要求されている。この低コスト
化の要求を満足させるために、周辺回路のNチャネルト
ランジスタとメモリセル領域のNチャネルトランジスタ
の構造を共通化する必要がある。通常、周辺回路のNチ
ャネルトランジスタでは、チャネルドープは50keV
程度の注入エネルギでボロンを注入することにより行な
われる。しかしながら、これと同じ注入エネルギでメモ
リセルトランジスタについてもチャネルドープを行なう
と、N- ドレイン領域4が設けられているメモリセルト
ランジスタにおいてはパンチスルー現象が発生しやすく
なる。
【0028】この問題を解決するために、チャネルドー
プの際の不純物の注入量を増加すると、周辺トランジス
タのしきい値電圧が上昇するとともにドレイン電流が減
少してしまうという問題点が生じる。また、チャネルド
ープの際の注入エネルギを増加すると、周辺トランジス
タにおける基板定数Kが上昇してしまうという問題点が
ある。N- ドレイン領域4を形成することによってパン
チスルー現象が発生しやすくなることおよび、注入エネ
ルギを増加させると周辺トランジスタの基板定数Kが上
昇する現象についてさらに詳しく説明する。
【0029】図35は、メモリセルのチャネル部での不
純物プロファイルを示した図であり、図36はメモリセ
ルのドレイン部での不純物プロファイルを示した図であ
る。図35を参照して、基板表面から0.14μm程度
のところにピークを持つ部分がチャネルドープによる不
純物分布である。また0.37.μm付近にピークを持
つ部分がチャネルストッパ層の不純物分布である。この
ため、基板から0.22μm程度のところではP型の不
純物濃度が低くなっていることがわかる。メモリセルト
ランジスタのリーク電流を低減する目的でN- ドレイン
領域4を形成した場合、この基板から0.22μm程度
の深さの領域での不純物濃度が低いことによってこの領
域でパンチスルー現象が発生しやすくなる。図37は、
図35および図36に示した不純物プロファイルを有す
るメモリセルトランジスタにおいてゲート長を0.4μ
mにした場合のパンチスルー特性を示した図である。図
37を参照して、ドレインに5V程度の電位を印加した
場合、基板の深部にてドレインからソースへ空乏層が広
がっていることがわかる。
【0030】また、チャネルドープの際の注入エネルギ
を増加させると周辺トランジスタの基板定数Kが増加す
るのは以下のような理由による。図38は、チャネルド
ープを50keVの注入エネルギで行なった場合と、6
0keVの注入エネルギで行なった場合の不純物プロフ
ァイルを示した図である。図38を参照して、注入エネ
ルギが50keVと60keVの場合でしきい値電圧が
ほぼ等しくなるようにしている。しきい値電圧をほぼ等
しくするためには、基板表面の不純物濃度をほぼ等しく
する必要があるため、注入エネルギが50keVと60
keVの場合でそれぞれの不純物注入量を調整してい
る。具体的には、注入エネルギが60keVの場合には
不純物注入エネルギが50keVの場合よりも不純物イ
オンが深く注入されるので、基板表面の不純物濃度は低
くなる。このため、注入エネルギが60keVの場合に
は注入エネルギが50keVの場合に比べて不純物注入
量を増加させる必要がある。これにより、注入エネルギ
が50keVと60keVの場合で基板表面の不純物濃
度をほぼ等しい状態にしている。図38のBの領域で
は、注入エネルギが60keVの場合のほうが50ke
Vの場合よりも不純物濃度が高いことがわかる。これに
より、注入エネルギが60keVの場合のほうがソース
領域とドレイン領域との間での空乏層の広がりを抑える
ことができ、その結果パンチスルー現象を抑制すること
ができる。
【0031】また、Aの領域においても注入エネルギが
60keVのほうが50keVよりも不純物濃度が高
い。ここで、基板バイアス電圧が印加された場合にも、
このAの領域において注入エネルギが60keVのほう
が50keVよりも基板の不純物濃度が高い。このこと
は、注入エネルギが60keVのほうが50keVの場
合に比べて基板方向への空乏層が延びにくいことを意味
する。このため、注入エネルギが60keVの場合に、
注入エネルギが50keVと同程度のチャネル電流を得
るためには、注入エネルギが50keVの場合に比べて
大きなゲートバイアス電圧を印加する必要がある。この
ことは、注入エネルギが60keVの場合には50ke
Vの場合に比べて基板定数Kが大きくなることを意味す
る。
【0032】上記のように、従来のDINOR型のフラ
ッシュメモリでは、メモリセルトランジスタにおけるバ
ンド間トンネル電流(リーク電流)を低減するためにN
- ドレイン領域4を形成すると、メモリセルトランジス
タにおいてパンチスルー現象が発生しやすくなるという
問題点があった。また、パンチスルー現象を防止するた
めにチャネルドープの際の不純物注入量を増加させる
と、周辺回路のトランジスタのしきい値電圧が上昇する
とともにドレイン電流が減少するという問題点が発生
し、チャネルドープの際の注入エネルギを増加させると
周辺回路のトランジスタの基板定数Kが上昇してしまう
という問題点があった。
【0033】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、この発明の1つの目的は、メモ
リセル領域においてリーク電流を減少させながらかつパ
ンチスルー現象を防止し得る不揮発性半導体記憶装置を
提供することである。
【0034】この発明のもう1つの目的は、周辺回路の
トランジスタの適切な駆動特性を維持しつつ、メモリセ
ルでのパンチスルー現象を抑制し得る不揮発性半導体記
憶装置を提供することである。
【0035】この発明のさらにもう1つの目的は、リー
ク電流を低減するとともにパンチスルー現象を有効に防
止し得る不揮発性半導体記憶装置を容易に製造すること
である。
【0036】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3における不
揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、ソース領域お
よびドレイン領域と、第1の不純物領域と、第2の不純
物領域とを備えている。半導体基板は主表面を有してお
り、第1導電型である。ソース領域およびドレイン領域
は、半導体基板の主表面上にチャネル領域を規定するよ
うに所定の間隔を隔てて形成されている。第1の不純物
領域は、少なくともドレイン領域を覆うように形成され
ており、ドレイン領域の不純物濃度よりも低い不純物濃
度を有し、第2導電型である。第2の不純物領域は、少
なくともドレイン領域を覆う第1の不純物領域の下部
に、第1の不純物領域のチャネル領域側の部分を覆わな
いように形成されており、第1導電型である。
【0037】また、好ましくは、チャネル領域の中央部
分の第1導電型の不純物濃度は、チャネル領域のドレイ
ン領域近傍での第1導電型の不純物濃度とほぼ等しい。
また、好ましくは、第2の不純物領域の第1導電型の不
純物濃度は第1の不純物領域の第2導電型の不純物濃度
よりも低い。
【0038】請求項4における不揮発性半導体記憶装置
の製造方法は、ソース領域およびドレイン領域を形成す
る工程と、第1の不純物領域を形成する工程と、第2の
不純物領域を形成する工程とを備えている。ソース領域
およびドレイン領域は、第1導電型の半導体基板に第2
導電型の不純物をイオン注入することによって半導体基
板の主表面上にチャネル領域を規定するように形成さ
れ、第2導電型を有している。第1の不純物領域は、第
2導電型を有しており、少なくともドレイン領域を覆う
ようにドレイン領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度
を有するように形成される。第2の不純物領域は、第1
導電型を有しており、半導体基板に第1導電型の不純物
を8°以下の注入角度でイオン注入することによって少
なくともドレイン領域を覆う第1の不純物領域の下部に
形成される。
【0039】請求項5に係る不揮発性半導体記憶装置の
製造方法は、第1のチャネルドープを行なう工程と第2
のチャネルドープを行なう工程とを備えている。第1の
チャネルドープは、第1導電型の半導体基板の主表面上
の所定領域に第1の注入エネルギで第1導電型の不純物
をイオン注入することによって行なう。第2のチャネル
ドープは、半導体基板の主表面上の所定領域に第1導電
型の不純物を第1の注入エネルギよりも大きい第2の注
入エネルギでイオン注入することによって行なう。
【0040】
【作用】請求項1〜3に係る不揮発性半導体記憶装置で
は、少なくともドレイン領域を覆う第2導電型の第1の
不純物領域の下部に第1の不純物領域のチャネル領域側
の部分を覆わないように第1導電型の第2の不純物領域
が形成されているので、第1の不純物領域によってバン
ド間トンネリングによるリーク電流を防止しながら、第
2の不純物領域によってパンチスルー現象が防止され
る。
【0041】請求項4に係る不揮発性半導体記憶装置の
製造方法では、ドレイン領域の不純物濃度よりも低い不
純物濃度を有する第2導電型の第1の不純物領域が形成
され、その第1の不純物領域の下部に8°以下の注入角
度でイオン注入することによって第1導電型の第2の不
純物領域が形成されるので、リーク電流とパンチスルー
現象をともに抑制し得る不揮発性半導体記憶装置が容易
に製造される。
【0042】請求項5に係る不揮発性半導体記憶装置の
製造方法では、チャネルドープが第1の注入エネルギで
行なわれる第1のチャネルドープと第1の注入エネルギ
よりも大きい第2の注入エネルギで行なわれる第2のチ
ャネルドープとの2回行なわれるので、チャネルドープ
層の基板の深さ方向に沿った不純物分布が従来に比べて
平坦化される。つまり、従来に比べて不純物濃度が低い
部分が減少される。これにより、パンチスルー現象が抑
制される。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0044】図1は、本発明の第1実施例によるDIN
OR方式のフラッシュEEPROMのメモリセル部分を
示した断面図である。図1を参照して、この第1実施例
では、P型半導体基板1の主表面上にチャネル領域50
を挟むように所定の間隔を隔ててN+ ドレイン領域2お
よびN+ ソース領域3が形成されている。N+ ドレイン
領域2を覆うようにN- ドレイン領域4が形成されてい
る。また、N+ ソース領域3を覆うようにN- ソース領
域5が形成されている。N- ドレイン領域4の下部には
+ 不純物領域6が形成されており、N- ソース領域5
の下部にはP+不純物領域7が形成されている。
【0045】図2は、図1に示したフラッシュEEPR
OMのメモリセルのチャネル部での不純物プロファイル
を示した図であり、図3はメモリセルのドレイン部での
不純物プロファイルを示した図である。まず図2を参照
して、チャネル部での不純物プロファイルは従来と同様
である。しかし、図3に示すように、ドレイン部での不
純物プロファイルは図36に示した従来の不純物プロフ
ァイルと異なり、A部分の不純物濃度が高くなってい
る。これは、P+ 不純物領域6を設けたことによる。P
+ 不純物領域6および7を設けたことによってパンチス
ルー現象が抑制されることを以下に説明する。図4は、
図34で説明した従来のデータに、P+ 不純物領域6を
設けたときのデータを加えた図である。図4を参照し
て、P+ 不純物領域6を設けた場合(図中△と□)は、
- ドレイン領域のみの場合(図中○)に比べて、ゲー
ト長の最小値が0.05μm程度小さいことがわかる。
これは、P+ 不純物領域6を設けたことによってパンチ
スルー現象を低減し得ることを意味する。
【0046】ただし、P+ 不純物領域6および7を設け
ることによって、P+ 不純物領域6とN- ドレイン領域
4、P+ 不純物領域7とN- ソース領域5とがそれぞれ
隣接することになるので、高電界が発生しやすくなり、
その結果耐圧は低下する。図4に示すようにN- ドレイ
ン領域のみの場合(図中○の平行部分)の耐圧が11V
であるのに対し、P+ 不純物領域6を設けた場合(図中
△および□の平行部分)は、耐圧が7Vであることから
も明らかである。したがって、P+ 不純物領域6および
7の不純物濃度の上限は接合耐圧などを考慮して決定す
る必要がある。
【0047】図5は図1に示した第1実施例の構造にお
いてドレイン領域に5Vを印加した場合の空乏層の伸び
を示した図である。図5は図37に示した従来の空乏層
の伸びを示した図に対応するものである。図5および図
37を参照して、第1実施例のようにP+ 不純物領域6
および7を設けることによって、空乏層の伸びが抑制さ
れることがわかる。つまり、第1実施例の構造では従来
の構造に比べてパンチスルー現象を有効に抑制し得るこ
とがわかる。
【0048】このように、第1実施例の構造では、バン
ド間トンネル電流(リーク電流)を抑制するためにN-
ドレイン領域4を設けたとしても、P+ 不純物領域6お
よび7によってパンチスルー現象を抑制することができ
る。これにより、従来に比べてゲート長を小さくするこ
とができ、より高集積化に対応可能である。
【0049】なお、図1に示した第1実施例の構造で
は、P+ 不純物領域6がN- ドレイン領域4のチャネル
領域側を覆わないでN- ドレイン領域4の下部にのみ形
成されている。これは、もしP+ 不純物領域6をN-
レイン領域のチャネル領域50側の部分までも覆うよう
に形成すると、N- ドレイン領域4の不純物をP+ 不純
物6の不純物が補償してしまう。その結果、P−N接合
界面の位置がN+ ドレイン領域2側に後退する。そのた
め、実効チャネル長が増加し、その結果しきい値電圧が
上昇してしまうという不都合が生じる。本実施例ではこ
のような不都合を防止するために、N- ドレイン領域4
の下部にのみP+ 不純物領域6を形成している。
【0050】図6および図7は、図1に示した第1実施
例のDINOR方式のフラッシュEEPROMの製造プ
ロセスを説明するための断面図である。図6および図7
を参照して、次に第1実施例のフラッシュEEPROM
の製造プロセスについて説明する。
【0051】まず、図6に示すように、P型半導体基板
1の主表面上に4000〜6000Å程度の厚みを有す
る素子分離酸化膜15を形成する。そして、チャネルス
トッパ層(図示せず)を形成した後、チャネルドープ層
(図示せず)を形成する。その後、トンネル酸化膜から
なる絶縁膜8を80〜110Å程度の厚みで形成する。
また、絶縁膜8および素子分離酸化膜15上に500〜
2000Å程度の厚みを有するポリシリコン膜(図示せ
ず)を形成した後、そのポリシリコン膜上に150〜3
00Å程度の厚みを有するONO膜(SiO2 +SiN
+SiO2 )(図示せず)を形成する。そしてそのON
O膜上に500〜2000Å程度の厚みを有するポリシ
リコン膜(図示せず)を形成する。その後、上層のポリ
シリコン膜、ONO膜および下層のポリシリコン膜をパ
ターニングすることによって、コントロールゲート電極
11、層間絶縁膜10およびフローティングゲート電極
9を形成する。
【0052】コントロールゲート電極11をマスクとし
て、砒素(As)を30〜60keV、1×1015〜8
×1015cm-2の条件下でP型半導体基板1にイオン注
入する。これにより、N+ ドレイン領域2およびN+
ース領域3が形成される。その後、コントロールゲート
電極11および素子分離酸化膜15をマスクとしてリン
(P)を30〜60keV、1×1013〜1×1015
-2の条件下でP型半導体基板1にイオン注入する。こ
れにより、N- ドレイン領域4およびN- ソース領域5
が形成される。
【0053】次に、図7に示すように、コントロールゲ
ート電極11および素子分離酸化膜15をマスクとして
ボロン(B)をP型半導体基板1にイオン注入する。こ
れにより、N- ドレイン領域4およびN- ソース領域5
の直下にそれぞれP+ 不純物領域6および7を形成す
る。このイオン注入は、P型基板1の主表面に直交する
方向に対して8°以下の注入角度で1×1013〜1×1
14cm-2程度の不純物濃度で行なう。これにより、N
- ドレイン領域4およびN- ソース領域5の直下にの
み、P+ 不純物領域6および7がそれぞれ形成される。
なお、P+ 不純物領域6および7の不純物濃度は、N-
ドレイン領域4およびN- ソース領域5の不純物濃度よ
りも小さくなるように設定する。これは、もしP+ 不純
物領域6および7の不純物濃度がN- ドレイン領域4お
よびN- ソース領域5の不純物濃度よりも大きくなる
と、注入後の熱処理によってP型の不純物がチャネル領
域50の表面のドレイン近傍に拡散し、その結果チャネ
ル領域の中央部よりもチャネル領域のドレイン近傍のほ
うがP型不純物濃度が高くなってしまうからである。本
実施例では、上記のようにP+ 不純物領域6および7の
不純物濃度をN- ドレイン領域4およびN- ソース領域
5のそれよりも小さくすることによって、チャネル領域
の中央部とチャネル領域のドレイン近傍とでP型の不純
物濃度がほぼ等しい。
【0054】なお、図6および図7に示した第1実施例
のフラッシュEEPROMの製造プロセスでは、対称構
造であるため、同一の注入工程でN+ ドレイン領域2お
よびN+ ソース領域3を形成することができ、その結果
従来に比べて製造プロセスを短縮することができる。
【0055】図8は本発明の第2実施例によるDINO
R方式のフラッシュEEPROMを示した断面図であ
る。図8を参照して、この第2実施例では、第1実施例
と異なり、N+ ソース領域3下に直接P+ 不純物領域7
が形成されている。このように構成することによって
も、上記した第1実施例と同様の効果を得ることができ
る。なお、この第2実施例の構造では、N+ ソース領域
3側にN- ソース領域を設けていないため、第1実施例
に比べてよりゲート長を小さくすることができる。つま
り、この第2実施例の構造は、より高集積化に適した構
造である。
【0056】図9は、本発明の第3実施例によるDIN
OR方式のフラッシュEEPROMを示した断面図であ
る。図9を参照して、この第3実施例では、N+ ドレイ
ン領域2側にのみN- ドレイン領域4およびP+ 不純物
領域6が形成されている。このように構成することによ
っても上記した第1実施例および第2実施例と同様の効
果を得ることができる。すなわち、N- ドレイン領域4
によってリーク電流を防止しながら、P+ 不純物領域6
によってパンチスルー現象を低減することができる。な
お、この第3実施例においても、N+ ソース領域3を覆
うN- ソース領域を設けていないため、第1実施例の構
造に比べてゲート長の最小値をより小さくすることがで
きる。
【0057】図10〜図15は、本発明の第4実施例に
よるDINOR方式のフラッシュEEPROMの製造プ
ロセスを説明するための断面図である。図10〜図15
を参照して、次に第4実施例のフラッシュEEPROM
の製造プロセスについて説明する。
【0058】まず、図10に示すように、従来と同様、
P型半導体基板1の主表面上の所定領域に100〜50
0Å程度の厚みを有するSiO2 膜16および500〜
2000Å程度の厚みを有する窒化膜17を形成する。
SiO2 膜16および窒化膜17をマスクとして熱酸化
を行なうことによって、4000〜6000Å程度の厚
みを有する素子分離酸化膜15を形成する。この後、S
iO2 膜16および窒化膜17を除去する。
【0059】次に、図11に示すように、ボロン(B)
を120〜200keV、2×10 12〜6×1012cm
-2の条件下でP型半導体基板1にイオン注入する。これ
により、チャネルストッパ層18が形成される。
【0060】次に、図12に示すように、まずP型半導
体基板1にボロンを20〜40keVの注入エネルギで
注入した後、再び60〜70keVの注入エネルギでボ
ロンをP型半導体基板1に注入する。なお、最初の注入
はBF2 を用いて行なってもよい。本実施例ではこのよ
うにチャネルドープを注入エネルギを変えて2回に分け
て行なうことによって、チャネルドープ層19のP型半
導体基板1の深さ方向に沿った不純物プロファイルを従
来に比べて平坦化している。メモリセルのチャネル領域
の不純物プロファイルが図16に示される。図16を参
照して、上記のように2回に分けてチャネルドープを行
なうことによって、従来に比べて0.2〜0.3μmの
領域における不純物濃度が高くなる。これにより、パン
チスルー現象を有効に抑制することができる。なお、最
終的に形成されるメモリセルのドレイン部の不純物プロ
ファイルは図17に示されている。
【0061】この後、図13に示すように、従来と同様
のプロセスを用いて、絶縁膜8、フローティングゲート
電極9、層間絶縁膜10およびコントロールゲート電極
11を形成する。ドレイン形成領域を覆うようにレジス
ト20を形成する。レジスト20をマスクとして、ソー
ス形成領域に砒素(As)を30〜60keV、1×1
15〜8×1015cm-2の条件下でイオン注入する。こ
れにより、N+ ソース領域3が形成される。この後レジ
スト20を除去する。
【0062】次に、図14に示すように、N+ ソース領
域3を覆うようにレジスト21を形成する。レジスト2
1をマスクとしてまず砒素(As)を30〜60ke
V、1×1015〜8×1015cm-2の条件下でドレイン
形成領域にイオン注入した後、リン(P)を30〜60
keV、1×1013〜1×1015cm-2の条件下でイオ
ン注入する。これにより、N+ ドレイン領域2およびN
- ドレイン領域4が形成される。この後レジスト21を
除去する。このようにして、図15に示されるようなチ
ャネルドープが2回行なわれたDINOR方式のフラッ
シュEEPROMが形成される。図15に示したチャネ
ルドープが2回行なわれた構造においてドレインに5V
を印加した場合の空乏層の伸びを図18に示す。図18
を参照して、注入エネルギを変えてチャネルドープを2
回行なうことによっても空乏層の伸びを抑制することが
できることがわかる。これにより、パンチスルー現象を
抑制することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜3に記載の発
明によれば、少なくともドレイン領域を覆うようにドレ
イン領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第
2導電型の第1の不純物領域を形成し、少なくともその
ドレイン領域を覆う第1の不純物領域の下部に第1の不
純物領域のチャネル領域側の部分を覆わないように第1
導電型の第2の不純物領域を形成することによって、第
1の不純物領域によりバンド間トンネル電流(リーク電
流)を抑制しながら、第2の不純物領域によってパンチ
スルー現象を抑制することができる。
【0064】請求項4に記載の発明によれば、半導体基
板に第2導電型の不純物をイオン注入することによって
少なくともドレイン領域を覆うように第2導電型の第1
の不純物領域を形成し、半導体基板に第1導電型の不純
物を半導体基板の主表面と直交する方向に対して8°以
下の注入角度でイオン注入することによって少なくとも
ドレイン領域を覆う第1の不純物領域の下部に第1導電
型の第2の不純物領域を形成することにより、リーク電
流を防止しながらパンチスルー現象を抑制することが可
能な不揮発性半導体記憶装置を容易に製造することがで
きる。
【0065】請求項5に記載の発明によれば、半導体基
板の主表面上の所定領域に第1の注入エネルギで第1の
チャネルドープを行ない、第1の注入エネルギよりも大
きい第2の注入エネルギで第2のチャネルドープを行な
うことによって、従来に比べて半導体基板の深さ方向に
沿ったチャネルドープ層の不純物プロファイルが平坦化
される。これにより、従来に比べて不純物濃度が低い領
域が少なくなり、その結果パンチスルー現象を有効に抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるDINOR方式の
フラッシュEEPROMを示した断面図である。
【図2】 図1に示した第1実施例のフラッシュEEP
ROMのチャネル領域部分での不純物プロファイルを示
した図である。
【図3】 図1に示した第1実施例のフラッシュEEP
ROMのドレイン部での不純物プロファイルを示した図
である。
【図4】 P+ 不純物領域を設けた場合と設けない場合
とで最小ゲート長とドレイン耐圧とを比較した図であ
る。
【図5】 図1に示した第1実施例の構造においてドレ
イン領域に5Vを印加した場合の空乏層の伸びを示した
図である。
【図6】 図1に示した第1実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第1工程を説明するための断面
図である。
【図7】 図1に示した第1実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第2工程を説明するための断面
図である。
【図8】 本発明の第2実施例によるDINOR方式の
フラッシュEEPROMを示した断面図である。
【図9】 本発明の第3実施例によるDINOR方式の
フラッシュEEPROMを示した断面図である。
【図10】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第1工程を
説明するための断面図である。
【図11】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第2工程を
説明するための断面図である。
【図12】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第3工程を
説明するための断面図である。
【図13】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第4工程を
説明するための断面図である。
【図14】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第5工程を
説明するための断面図である。
【図15】 本発明の第4実施例によるDINOR方式
のフラッシュEEPROMの製造プロセスの第6工程を
説明するための断面図である。
【図16】 図15に示した第4実施例のフラッシュE
EPROMのチャネル部分の不純物プロファイルを示し
た図である。
【図17】 図15に示した第4実施例のフラッシュE
EPROMのドレイン部の不純物プロファイルを示した
図である。
【図18】 図15に示した第4実施例のフラッシュE
EPROMの空乏層の伸びを説明するための概略図であ
る。
【図19】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMを示した断面図である。
【図20】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部を示した断面図である。
【図21】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部および周辺回路部の製造プロセス
の第1工程を説明するための断面図である。
【図22】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部および周辺回路部の製造プロセス
の第2工程を説明するための断面図である。
【図23】 図22に示した工程における100−10
0線に沿った不純物プロファイルを示した図である。
【図24】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部および周辺回路部の製造プロセス
の第3工程を説明するための断面図である。
【図25】 図24に示した工程における200−20
0線に沿った不純物プロファイルを示した図である。
【図26】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部の製造プロセスの第4工程を説明
するための断面図である。
【図27】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMの周辺回路部の製造プロセスの第4工程を説明す
るための断面図である。
【図28】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部の製造プロセスの第5工程を説明
するための断面図である。
【図29】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのメモリセル部の製造プロセスの第6工程を説明
するための断面図である。
【図30】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMの周辺回路部の製造プロセスの第5工程を説明す
るための断面図である。
【図31】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMのセルアレイ構成を示した概略図である。
【図32】 従来のDINOR方式のフラッシュEEP
ROMの書込動作を説明するための概略図である。
【図33】 従来のN- ドレイン領域の不純物濃度を変
化させた場合のバンド間トンネル電流を示した図であ
る。
【図34】 N- 領域を設けた場合と設けない場合のゲ
ート長とドレイン電圧との関係を示した相関図である。
【図35】 図20に示した従来のフラッシュEEPR
OMのチャネル部での不純物プロファイルを示した図で
ある。
【図36】 図20に示した従来のフラッシュEEPR
OMのドレイン部での不純物プロファイルを示した図で
ある。
【図37】 図20に示した従来のフラッシュEEPR
OMにおいてドレイン領域に5Vを印加した場合の空乏
層の伸びを説明するための概略図である。
【図38】 従来のチャネルドープの際に注入エネルギ
を増加させた場合に基板定数が増加することを説明する
ための概略図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板、2 N+ ドレイン領域、3 N+
ソース領域、4 N-ドレイン領域、5 N- ソース領
域、6,7 P+ 不純物領域、9 フローティングゲー
ト電極、11 コントロールゲート電極。なお、各図
中、同一符号は、同一または相当部分を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図35
【補正方法】変更
【補正内容】
【図35】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】変更
【補正内容】
【図36】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図38
【補正方法】変更
【補正内容】
【図38】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲート電極への電子の注
    入が消去動作となる不揮発性半導体記憶装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を規定するよ
    うに所定の間隔を隔てて形成された第2導電型のソース
    領域およびドレイン領域と、 少なくとも前記ドレイン領域を覆うように形成され、前
    記ドレイン領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有
    する第2導電型の第1の不純物領域と、 少なくとも前記ドレイン領域を覆う第1の不純物領域の
    下部に、前記第1の不純物領域のチャネル領域側の部分
    を覆わないように形成された第1導電型の第2の不純物
    領域とを備えた、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記チャネル領域の中央部分の第1導電
    型の不純物濃度は、前記チャネル領域の前記ドレイン領
    域近傍での第1導電型の不純物濃度とほぼ等しい、請求
    項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の不純物領域の第1導電型の不
    純物濃度は前記第1の不純物領域の第2導電型の不純物
    濃度よりも低い、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板に第2導電型の
    不純物をイオン注入することによって前記半導体基板の
    主表面上にチャネル領域を規定するように第2導電型の
    ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、 前記半導体基板に第2導電型の不純物をイオン注入する
    ことによって少なくとも前記ドレイン領域を覆うように
    前記ドレイン領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を
    有する第2導電型の第1の不純物領域を形成する工程
    と、 前記半導体基板に第1導電型の不純物を前記半導体基板
    の主表面と直行する方向に対して8°以下の注入角度で
    イオン注入することによって少なくとも前記ドレイン領
    域を覆う第1の不純物領域の下部に第1導電型の第2の
    不純物領域を形成する工程とを備えた、不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 フローティングゲート電極への電子の注
    入が消去動作となる不揮発性半導体記憶装置の製造方法
    であって、 第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に第1導
    電型の不純物を第1の注入エネルギでイオン注入するこ
    とによって第1のチャネルドープを行なう工程と、 前記半導体基板の主表面上の所定領域に第1導電型の不
    純物を前記第1の注入エネルギよりも大きい第2の注入
    エネルギでイオン注入することによって第2のチャネル
    ドープを行なう工程とを備えた、不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
JP6166828A 1994-07-19 1994-07-19 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Withdrawn JPH0831957A (ja)

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