JPH08318733A - ウィンドウガラス取り付け装置 - Google Patents

ウィンドウガラス取り付け装置

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Publication number
JPH08318733A
JPH08318733A JP15092895A JP15092895A JPH08318733A JP H08318733 A JPH08318733 A JP H08318733A JP 15092895 A JP15092895 A JP 15092895A JP 15092895 A JP15092895 A JP 15092895A JP H08318733 A JPH08318733 A JP H08318733A
Authority
JP
Japan
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window glass
engaging
position regulating
clip
glass
Prior art date
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Application number
JP15092895A
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English (en)
Inventor
Masahiko Oguro
正彦 小黒
Kazunari Kobayashi
和成 小林
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きさ、重量ともに嵩むウィンドウガラスの
を車両ウィンドウ用開口部への取り付けに際して、ウィ
ンドウガラスの重量は下側フランジに直接印加される構
造とし、正確な左右上下の位置決め容易に出来る。 【構成】 ボデイ下側フランジには左右に堰12を具え
た係合凹部13を設け、一方ウィンドウガラス20に接
合したクリップ21は、前記係合凹部13から退避する
上下方向に弾性変形をしながら前記係合凹部13に係合
しウィンドウガラスの出入規制を行う出入規制用係合部
26と、前記出入規制用係合部26の左右両側に位置
し、前記係合凹部13の左右両側の堰12により左右規
制されながら該係合凹部13に嵌合される一対の位置規
制体24とを具え、前記位置規制体24の幅厚を利用し
て前記出入規制用係合部26の弾性変形量を規制しつつ
該位置規制体の幅厚面が前記係合凹部13に当接して上
下位置規制を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のウィンドウガラ
ス取り付け装置に関し、特に車両ボデイのウィンドウ用
開口部に固着するウィンドウガラスを、ウィンドウガラ
スに接合したクリップを介してボデイ下側フランジの係
止部に位置決め係合して取り付けるウィンドウガラス取
り付け装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】車両のウィンドウガラスは接着剤等で車
両開口部のフランジに固着取り付けされている。前記取
り付けに当たっては接着剤の固化時間を考慮して、ウィ
ンドウガラスを正規取り付け位置に左右上下の位置決め
をして仮固定させる必要があり、而も接着剤が固化する
まではウィンドウガラスの自重による位置移動を阻止す
る必要がある。
【0003】この為従来はガラス浮きを防止しつつウィ
ンドウガラスを車両開口部に精度よく仮固定させる必要
から、ボデイ側のフランジに設けた複数個のマジックテ
ープ等よりなるデュアルロック等により仮固定を行なっ
ていたが、マジックテープでは左右上下のずれが生じや
すく、特にガラス自体の重量の嵩む前部若しくは後部ウ
ィンドウガラスにおいては、前記ずれを阻止しつつ正規
位置への取り付けは困難である。
【0004】そこで、例えば、車両開口部の下縁部にウ
ィンドウガラスの重量を支持する支持金具を設けガラス
モールを介してウィンドウガラスを取り付ける方法が提
案されたが、この場合は上下位置決めは可能であるが左
右の位置決めは必ずしも正確でなく、且つ支持金具を覆
うカバーが必要であると言う問題がある。
【0005】さらに、例えば特開平4ー231209号
公報に示すように、車両ボデイの後部ウィンドウ用開口
部10の周囲に設けたウィンドウガラス取り付け用フラ
ンジ11の左右両辺に偏平コの字状の切り欠き53を形
成し、該切欠きにウィンドウガラス20に接合したクリ
ップ56を嵌合させて構成した技術が開示されている。
【0006】そして前記クリップ56は、図7(A)に
示すように背面側にウィンドウガラス20への接合面を
有する基板56g上に方形固定部56aを立設し、前記
方形固定部56aが前記切欠き53に嵌合した際、切欠
き下縁53a側と当接して上下の位置規制を行うととも
に、該固定部56aより逆V状に下方斜めに延出し弾性
変形可能な舌片状案内ガイド片56bを設け、該舌片状
案内ガイド片56bの自由端には前記切り欠き53と係
合する段部56fが形成されている。
【0007】かかる技術においては、まずウィンドウガ
ラスの対応する位置に前記クリップ56を接合した後、
前記切り欠き53に舌片状案内ガイド片56bを押込み
ながら方形固定部56aを嵌入させることにより、該舌
片状案内ガイド片56bが撓み方向に弾性変形しながら
自由端側段部が前記切欠き53に係合し、位置固定がさ
れる。
【0008】この結果、図7(B)に示すように舌片状
案内ガイド片56bが弾性的に切欠き底縁を押圧しつつ
方形固定部56aの下面が車両ボデイフランジ側の切欠
き下縁53aと当接し、上下の位置規制を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来技術によれば左右の位置規制はウィンドウガラス左右
両側に配設した一対のクリップの舌片状案内ガイド片5
6bの両側の撓み反力と切欠き底縁56bによって行な
われるが、該位置規制は舌片状案内ガイド片56bの弾
性力のバラツキ及びウィンドウガラスの左右に設けられ
た左右案内部の前記撓み反力のせめぎあいにより決まる
わけで、左右位置規制は必ずしも精度よく行い得ない。
【0010】又、前記舌片状案内ガイド片56bは方形
固定部56aの対面辺56hに当接するまで自由に変形
するために、前記左右位置規制の精度は一層低下するの
みならず、その変形量が大きくなり過ぎ、折損の恐れが
ある。而も前記取り付け構造はボデイ側のフランジ11
の左右両辺に設けた切り欠き53に重量物のウィンドウ
ガラス20を係合すると前記切り欠き53に印加する重
量が大きくなり過ぎ、折損の恐れがある。
【0011】一方、実開平5ー32043号公報には、
前記提案とは別の構成を持つウィンドウガラスの位置決
め構造についての提案が開示されている。該提案は図8
に示すように、ウィンドウ用開口部10に固着するウィ
ンドウガラス20を開口部10のフランジ11側の係止
部73に、ウィンドウガラス20側に接着したクリップ
70を介して位置決めするもので、かかる係止部73
は、フランジ先端を上方に折り曲げた係止片74と、こ
の両側の切り欠き凹部75とよりなる。クリップ70は
ウィンドウガラス20に接着された支持板60と下方に
突設されかつフランジの係止片74と当接させる当接片
64と、当接片64の両側より各々下方に突設されフラ
ンジの切り欠き凹部75に係合させる係止爪脚61とを
備えている。上記係止爪脚61は、後面基部に爪部62
を有し、該爪部62よりその先端に向け後方に傾斜状に
形成されている。
【0012】上記ウィンドウガラスの位置決め構造の上
下位置決め機能とロック機能は図9に示すように、車両
開口部10のフランジ上部に設けた被係止部73に前記
クリップを係合させウィンドウガラスの全重量を掛けな
がら上下左右の位置決めをし、位置決めと同時に爪部6
2により切り欠き凹部75に係止、ウィンドウガラスを
フランジ上部にロックするようにしてある。
【0013】しかしながら前記位置決め構造において
は、上下の位置決めはフランジ側の係止片74とクリッ
プ側の当接片64との当接により確実に行なわれるが、
爪部62と切り欠き凹部との係止により機能するロック
機能は、前記爪部62を持つ係止爪脚61には弾性を付
与する構造でもなくまた材質的にも機械的強度の大きい
合成樹脂により形成され、係止時における大きな弾性的
撓みは期待できないため、各部材の寸法精度不良による
ロック時のがたやずれの発生やロック不良の問題が発生
する。
【0014】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、大きさ、重量ともに嵩むウィンドウガラスを車
両開口部への取り付けに際して、精度よく左右及び上下
の位置規制を容易に且つ精度よく行う事が出来るウィン
ドウガラス取り付け装置に関する発明を提供する事にあ
る。本発明の他の目的は、ウィンドウガラスの重量は車
両ボデイ側の下部フランジに直接掛かる構造とし、クリ
ップ及びボデイ側係合部の折損を有効に防止し得るとと
もに、容易に自動艤装を可能とするウィンドウガラス取
り付け装置に関する発明の提供を目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる技術的課
題を解決するため、取り扱いの容易性とウィンドウガラ
スの重量負担によるクリップ及びボデイ側の係合部(係
止部)の折損等を防止するために、該ガラス荷重を直接
車両ボデーのウィンドウ用開口部の下部フランジで受け
る構成とする。又左右及び上下の位置決めは固定体(一
対の位置規制体)で行う構成とし、これを上下方向の弾
性付勢力をもたせたウィンドウの出入規制(ガラス浮き
防止)用係合部で係合固定(ロック)させる構造とし、
言い換えれば位置規制機能とロック機能とを有機的に機
能させるため、出入規制用係合部を大きな撓みを持つよ
うにした弾性構造により構成するとともに、左右上下の
位置規制体との間に有機的連繋を持つ一体構成とする。
更にクリップをウィンドウガラスへ接合する際に、該ク
リップに自動貼着ユニットの使用可能とするガイドピン
構造とする事により、ウィンドウガラスへの接着位置の
精度向上と自動化を図り、ウィンドウガラスの取り付け
の自動艤装の前提となるバラツキの減少を図る構成とし
た。
【0016】即ち本願発明は、車両ボデイのウィンドウ
用開口部に固着するウィンドウガラスを、ウィンドウガ
ラスに接合したクリップを介してボデイ下側フランジの
係止部に位置決め係合させて取り付けるウィンドウガラ
ス取り付け装置であって、前記ボデイ下側フランジの係
止部には、左右に堰を具えた係合凹部を設け、一方ウィ
ンドウガラスに接合したクリップは、前記係合凹部から
退避する上下方向に弾性変形をしながら前記係合凹部に
係合しウィンドウガラスの出入規制を行う出入規制用係
合部と、前記出入規制用係合部の左右両側に位置し、前
記係合凹部の左右両側の堰により左右規制されながら該
係合凹部に嵌合される一対の位置規制体とを具え、前記
位置規制体の幅厚を利用して前記出入規制用係合部の弾
性変形量を規制しつつ該位置規制体の幅厚面が前記係合
凹部に当接して上下位置規制を行う事を特徴とするもの
である。この場合前記クリップは、背面側にウィンドウ
ガラスへの接合面を有する基板上に前記一対の位置規制
体を立設して形成するとともに、該位置規制体基側と基
板間を連結する補強リブを設けるのがよい。更に前記基
板上の一対の位置規制体の外側に、自動貼着ユニットへ
のセット用ガイドピンを立設するのがよい。
【0017】
【作用】かかる発明によれば、ウィンドウガラスに貼着
されたクリップの左右位置決めがクリップの位置規制体
がボデイ側の下側フランジに設けた、左右に堰を設けた
係合凹部に嵌合されるので左右位置決めは確実に行なう
ことができる。また、上記クリップの上下位置決めは、
位置規制体が下側フランジに設けた係合凹部に当接さ
せ、該下側フランジに直接ウィンドウガラスの荷重が掛
かるようにして位置決めされるので精度よく確実に上下
の位置決めを行なうことができるとともに、大きさ及び
重量が嵩むウィンドウガラスを直接ボディにつながる下
側フランジで支持するようにしたため、取り付け後のウ
ィンドウガラスの位置の移動を皆無とすることができ
る。
【0018】また、上記クリップの位置規制体は、上下
方向に弾性変形可能な出入規制用係合部を介して出入方
向にロックされている為に、クリップの取り付け位置並
びにボデイ側の係合凹部位置の誤差を吸収して確実にウ
ィンドウガラスは下側フランジに位置固定できる。
【0019】また、クリップの位置規制体基部と基板表
面との間を補強リブで連結する構造としたため、成形時
の基板の歪み変形を防止し、基板裏面への接着テープ
(例えばダブルフェース)貼着が正確にでき、且つウィ
ンドウガラス面との間の接着もより確実にでき、所要の
接着強度を確実に確保できる。
【0020】また、前記基板表面の両側に自動貼着ユニ
ットセット用ガイドピンを設ける構造としたため、該ユ
ニットへのセットが正確にでき、ひいてはクリップのウ
ィンドウガラスへの貼着位置も正規位置に規制でき、併
せてウィンドウガラスのウィンドウ用開口部10への取
り付けも正規位置に規制できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載
されている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は
特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそ
れに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の一実施例を示す斜視図で、図2は図1の
IIーII視図で、図3は図2のIIIーIII視図で、図4は図
1のクリップの構成を示す斜視図である。
【0022】図1に示すように、本実施例は、ハッチバ
ックタイプの車両において、車両後面のハッチバック面
にウィンドウ用開口部10が形成され、該ウィンドウ用
開口部10の全周に亙りテールゲートウィンドウガラス
20の取り付け用フランジ11が形成され、該フランジ
11の下側フランジ11aの左右両サイドの部位に左右
に堰を具えた横[状の係合凹部13を設ける。
【0023】一方前記係合凹部13と対応するテールゲ
ートウィンドウガラス20側には、接着剤で接合したク
リップを設ける。又必要に応じて上側フランジ11bの
左右部位及び部位に対応するウィンドウガラスの左右部
位にはマジックテープ等によるデュアルロック15a/
bを設ける。下側フランジ側の係合凹部13は、一対の
堰12と該堰12との間に形成された横[状凹部とより
なり、該堰12の内縁12a(図3参照)は左右位置決
め用の規制面として形成される。
【0024】ウィンドウガラス側のクリップ21は図4
に示すように、背面側にウィンドウガラスへの接合面3
2を有する方形平板状の基板22と、該基板22表面側
中央部に立設させた一対の位置規制体24、24と、該
位置規制体24基側と基板22間を連結する三角形状の
補強リブ30、30と、前記一対の位置規制体24、2
4の間に配設され、その頂部に弾性ヒンジ29を持ち傾
斜接触面28と段部27とよりなる出入規制用係合部2
6と、前記一対の位置規制体24、24の外側に立設し
た自動貼着ユニットへのセット用ガイドピン31、31
からなる。
【0025】位置規制体24は左右両外壁面24aが前
記フランジ側係合凹部13の堰12の内縁12a、12
a間に嵌合して左右方向の位置規制が、又位置規制体2
4の前面(取り付け時は下面に対応する)には傾斜案内
面24bの下部に鉛直規制面24cとを有し、図2に示
すように、テールゲートウィンドウガラス20をフラン
ジ11側に押し込めば、位置規制体24は傾斜案内面2
4bに案内されながら係合凹部13縁面に鉛直規制面2
4cが接触当接して上下位置規制が可能となる。
【0026】また、図4に見るように、出入規制用係合
部26は、弾性ヒンジ29により前記係合凹部13から
退避する縮幅(取り付けた際は上下方向)方向に弾性変
形をしながら先端段部が前記係合凹部13に係合しウィ
ンドウガラスの出入規制、即ちガラス浮き阻止を行いな
がらガラスロックを行う。
【0027】従って、図2に見るようにテールゲートウ
ィンドウガラス20を押し込めば、位置規制体24の傾
斜案内面24bに沿って侵入しながら出入規制用係合部
26は、弾性ヒンジ29により縮幅方向に弾性変形をす
るが、その左右両側に位置する位置規制体24の前面
(傾斜案内面24bと鉛直規制面24c)が存在するた
めに所定量以上の湾曲を阻止し、係合凹部13縁面13
aに位置規制体24の鉛直規制面24cが接触当接して
上下位置規制を行うと同時に、出入規制用係合部26先
端段部27が前記係合凹部13に係合し、言い換えれば
テールゲートウィンドウガラス20を接着剤層35を介
して十分に押し込んだ状態で、出入規制用係合部26の
段部27が作動してテールゲートウィンドウガラス20
がフランジ11にロックされるようにしてある。
【0028】従って出入規制用係合部26は弾性ヒンジ
29により開き勝手に構成してあるため、外力を受けた
ときの撓みは大きくしてあるとともに、位置規制体24
の前面による弾性変形量の規制が行われるために、無理
な湾曲操作による破損を皆無とするとともに、確実にロ
ックできる構成にしてある。また、位置規制体24と出
入規制用係合部26は同一構造物(以下二脚構造物34
という)により構成されそれぞれが有機的に作動するよ
う一体形成され、且つ係合凹部13が鉛直規制面24c
に当接した状態にあっても出入規制用係合部26はなお
十分の撓み余裕を持つようにしてあるため、上下位置決
めとロック作動はそれぞれが有機的に適当な連繋作動態
様を以て作動し、上下位置決めとロック機能は関連部材
の取り付け精度や寸法精度のバラツキに係わらず円滑且
確実に作動する。
【0029】又二脚構造物34基部と基板表面22との
間には補強リブ30、30を設け、成形時の歪み発生を
防止し、基板裏面へのダブルフェース等による接着剤層
32の形成をより確実にするとともに、テールゲートウ
ィンドウガラス20の装着面への取り付けも確実にで
き、且つ十分な接着強度を確保できるようにしてある。
【0030】また、基板22表面の両サイドにはガイド
ピン31を設け、クリップ21をウィンドウガラス装着
面への取り付けに際して、前記ガイドピン31を介して
自動貼着ユニットの使用を可能にし、テールゲートウィ
ンドウガラス20面の所定位置への貼着ができるように
してあり、自動貼着を可能にしてある。
【0031】尚前記取り付け装置以外の構成について図
2に基づいて説明するに、テールゲートウィンドウガラ
ス20の周辺にはモール材33が配設され、該モール材
の内側にはテールゲートウィンドウガラス20をフラン
ジ11に固着させる接着剤層32が設けられ、車室内側
にはリヤピラートリムにより覆うようにしてある。
【0032】上記テールゲートウィンドウガラス20の
取り付けに際しては、図5に示すように、まず作業者
は、クリップ取り付け装置41のガラス取り付け板41
aを立て置きにした後、テールゲートウィンドウガラス
20を、ガラス受け36及び真空吸着によるガラススト
ッパ38、エアシリンダからなるアライメント37を介
して取り付け、ワーク固定用の真空吸着パッドでテール
ゲートウィンドウガラス20をガラス取り付け板41a
に固定する。
【0033】一方、ガイドピン31を介してクリップ2
1を真空吸着させた後、クリップ21の基板裏面のダブ
ルフェースによる接着剤層32を露出させる。ついで、
接着面32を露出したクリップ21を前記ガイドピン3
1を利用してテールゲートウィンドウガラス20面の所
定位置に押圧接着させ取り付けるとともに、前記テール
ゲートウィンドウガラス20上側の所定位置にマジック
テープ15b、15bを取り付ける。この際前記ガイド
ピン31の存在により精度よくクリップ21の位置決め
固定が行われる。
【0034】そのあとテールゲートウィンドウガラス2
0をパレットの定位置に収納し、ウィンドウガラスの取
り付けの準備をして車両の組付け自動ラインに送る。
【0035】車両自動組付けラインでは、車両ウィンド
ウ用開口部10のウィンドウガラス取り付け用フランジ
11に接着剤層35を塗布するとともに、上側フランジ
11bにマジックテープ15a、15aを取り付け、つ
いでクリップ21を取り付けたテールゲートウィンドウ
ガラス20をロボットにより自動掴持して所定取り付け
位置に移動させ、車両ウィンドウ用開口部10の下側フ
ランジ11の係合凹部13にテールゲートウィンドウガ
ラス20側のクリップ21を挿入係合させれば、前記ク
リップ21の位置規制体24は係合凹部13の堰12に
嵌入されつつ左右位置決めがされる。
【0036】一方前記嵌入が進むにつれ、位置規制体2
4の傾斜案内面24bから鉛直規制面24cが係合凹部
13に係合し上下位置決めがされるとともに、出入規制
用係合部26の段部27が前記係合凹部13に係止され
ウィンドウガラスをロックする。ついで、ロボットが自
動掴持を解除すれば、位置規制体24の鉛直規制面24
cはウィンドウガラスの自重で係合凹部13に確実に当
接するとともに、ウィンドウガラスの上部は上側フラン
ジ11bに設けたデュアルロック15の露出接合面に接
触し、フランジ11に塗布された接着剤層35が完全に
固化されるまでテールゲートウィンドウガラス20は完
全に所定位置に位置決めされる。尚、前記実施例はテー
ルゲートウィンドウガラス20の取付け方法について説
明したが、フロントウィンドウガラスにも適用可能であ
ることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】かかる発明によれば、左右位置決めは下
側フランジの係合凹部13の堰へのクリップの位置規制
体の嵌合により行なわれるため、正確な位置規制を行な
うことができる。上下位置決めは、下側フランジの係合
凹部13にクリップの位置規制体の鉛直規制面がウィン
ドウガラス自重による当接により行なわれるため、正確
な位置規制行なうことができる。クリップの出入規制用
係合部は開き勝手の弾性ヒンジによる撓みの大きな構造
にしてあるため、関連部材の寸法誤差や取り付け位置の
誤差を吸収し、部材の破損やロック不可やロック時のが
たやずれを解消することができる。
【0038】クリップの位置規制体と上下位置決め部と
出入規制用係合部は一体形成部材で構成されているた
め、各部材の有機的連繋が確実に行なわれ、各部の作動
の連繋はちぐはぐなく所定とおり行なうことができる。
【0039】更にクリップに自動貼着ユニットへの取り
付け用のガイドピンが設けてあるためクリップのウィン
ドウガラスへの自動貼着が可能となり、クリップのウィ
ンドウガラスへの取り付け精度の向上を図ることがで
き、さらにはウィンドウガラスの車両ウィンドウ用開口
部への取り付け精度の向上も図ることができる。又クリ
ップ基板表面と係合部材を含む部材基部との間に補強用
リブを設けたため成形時の基板の歪み及び変形を解消し
て、基板裏面にダブルフェースを確実に貼着できウィン
ドウガラスへのクリップ取り付けが確実にでき、ウィン
ドウガラスの取り付けが自動化ラインに乗せることが容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るウィンドウガラ
スの取り付け状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1のIIーII視図である。
【図3】図2のIIIーIII視図である。
【図4】図1のクリップの全体構成を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明のウィンドウガラス取り付け方法に使用
するクリップ取り付け装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のウィンドウガラス取り付け方法を示す斜
視図である。
【図7】図6の左右案内部がフランジ切り欠きに、係合
する状況を示す横断正面図である。
【図8】従来の位置決め構造のウィンドウガラス接着用
クリップ及びボディ取り付け片の関係を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の位置決め状況を示す横断正面図である。
【符号の説明】
10 ウィンドウ用開口部 11 フランジ 12 係合凹部13の堰 13 係合凹部 20 ウィンドウガラス 21 クリップ 24 位置規制体 26 出入規制用係合部 27 段部 30 リブ 31 ガイドピン 32 接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボデイのウィンドウ用開口部に固着
    するウィンドウガラスを、ウィンドウガラスに接合した
    クリップを介してボデイ下側フランジの係止部に位置決
    め係合させて取り付けるウィンドウガラス取り付け装置
    であって、 前記ボデイ下側フランジの係止部には、左右に堰を具え
    た係合凹部を設け、 一方ウィンドウガラスに接合したクリップは、前記係合
    凹部から退避する上下方向に弾性変形をしながら前記係
    合凹部に係合しウィンドウガラスの出入規制を行う出入
    規制用係合部と、 前記出入規制用係合部の左右両側に位置し、前記係合凹
    部の左右両側の堰により左右規制されながら該係合凹部
    に嵌合される一対の位置規制体とを具え、 前記位置規制体の幅厚を利用して前記出入規制用係合部
    の弾性変形量を規制しつつ該位置規制体の幅厚面が前記
    係合凹部に当接して上下位置規制を行う事を特徴とする
    ウィンドウガラス取り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記クリップは、背面側にウィンドウガ
    ラスへの接合面を有する基板上に前記一対の位置規制体
    を立設して形成するとともに、該位置規制体基側と基板
    間を連結する補強リブを設けた請求項1記載のウィンド
    ウガラス取り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記基板上の一対の位置規制体の外側
    に、自動貼着ユニットへのセット用ガイドピンを立設し
    た請求項1記載のウィンドウガラス取り付け装置。
JP15092895A 1995-05-25 1995-05-25 ウィンドウガラス取り付け装置 Pending JPH08318733A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110900952A (zh) * 2019-11-21 2020-03-24 建新赵氏科技有限公司 一种用于汽车角窗玻璃的定位嵌件

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