JPH08318689A - ３倍紙面はがきおよびその製造方法 - Google Patents
３倍紙面はがきおよびその製造方法Info
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- JPH08318689A JPH08318689A JP12675795A JP12675795A JPH08318689A JP H08318689 A JPH08318689 A JP H08318689A JP 12675795 A JP12675795 A JP 12675795A JP 12675795 A JP12675795 A JP 12675795A JP H08318689 A JPH08318689 A JP H08318689A
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- postcard
- piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤の塗布が容易で、しかも送給トラブル
が少なく、大量の記事情報をはがきとして安価に郵送す
ることができる３倍紙面はがきを安価に製造することが
できる３倍紙面はがきの製造方法を提供する。 【構成】 はがきの３倍大用紙１０を巻き折り状に三つ
折りして相対抗する紙面同士１１ａと１３ｂ，１１ｂと
１２ｂとを再剥離可能に貼着したのち、用紙の折り曲げ
部分の少なくとも一方１０ｂを切断線Ａ−Ａから切断す
る。
が少なく、大量の記事情報をはがきとして安価に郵送す
ることができる３倍紙面はがきを安価に製造することが
できる３倍紙面はがきの製造方法を提供する。 【構成】 はがきの３倍大用紙１０を巻き折り状に三つ
折りして相対抗する紙面同士１１ａと１３ｂ，１１ｂと
１２ｂとを再剥離可能に貼着したのち、用紙の折り曲げ
部分の少なくとも一方１０ｂを切断線Ａ−Ａから切断す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のはがきの３倍の
紙面を有し、多量の情報（宛名書き面を除けば５倍の通
信欄面積）をはがきとして安価に郵送することができ、
例えばダイレクトメールなどに好適な３倍紙面はがきお
よびその製造方法に関するものである。
紙面を有し、多量の情報（宛名書き面を除けば５倍の通
信欄面積）をはがきとして安価に郵送することができ、
例えばダイレクトメールなどに好適な３倍紙面はがきお
よびその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、通常はがきの２倍，３倍、あるい
はそれ以上の大きさの用紙をはがき大に折り畳み、再剥
離可能に貼り合わせた多紙面はがきとしては、例えば実
開平４−２６８０号公報，実開平４−１１７７８２号公
報などにより多くの提案がなされている。
はそれ以上の大きさの用紙をはがき大に折り畳み、再剥
離可能に貼り合わせた多紙面はがきとしては、例えば実
開平４−２６８０号公報，実開平４−１１７７８２号公
報などにより多くの提案がなされている。
【０００３】しかし、二つ折りした２倍紙面はがきにつ
いては実用化されているものの、３倍あるいはそれ以上
の多紙面はがきについては、貼り合わせや切断などとい
った技術的な制約と共に、郵便規則上の制約などもあっ
て、Ｚ状に三つ折りしたもの以外は、はがきとして郵送
することができないのが実情である。
いては実用化されているものの、３倍あるいはそれ以上
の多紙面はがきについては、貼り合わせや切断などとい
った技術的な制約と共に、郵便規則上の制約などもあっ
て、Ｚ状に三つ折りしたもの以外は、はがきとして郵送
することができないのが実情である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなＺ状三つ折りはがきにおいては、その製造に際
し、はがき用紙の両面に接着剤を塗布しなければならな
いため、工程および装置が複雑となって製造コストが上
昇するばかりでなく、Ｚ状に折り畳んだ接着前の用紙は
前後両方向に開口しているため、フィーダーによる送給
時に互いに引っ掛かり易く、圧着装置への供給にトラブ
ルが生じることがあるという問題点があり、これらの問
題点を解決することが上記のようなＺ状三つ折りはがき
の製造上の課題となっていた。
ようなＺ状三つ折りはがきにおいては、その製造に際
し、はがき用紙の両面に接着剤を塗布しなければならな
いため、工程および装置が複雑となって製造コストが上
昇するばかりでなく、Ｚ状に折り畳んだ接着前の用紙は
前後両方向に開口しているため、フィーダーによる送給
時に互いに引っ掛かり易く、圧着装置への供給にトラブ
ルが生じることがあるという問題点があり、これらの問
題点を解決することが上記のようなＺ状三つ折りはがき
の製造上の課題となっていた。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、従来の３倍紙面はがきの製造
における上記課題に着目してなされたものであって、大
量の記事情報をはがきとして安価に郵送することができ
ると共に、接着剤の塗布が容易で、送給トラブルが少な
く、製造原価の低減が可能な３倍紙面はがきと、その製
造方法を提供することを目的としている。
における上記課題に着目してなされたものであって、大
量の記事情報をはがきとして安価に郵送することができ
ると共に、接着剤の塗布が容易で、送給トラブルが少な
く、製造原価の低減が可能な３倍紙面はがきと、その製
造方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係わ
る３倍紙面はがきは、はがき大の第１の紙片の両面に、
第２および第３のはがき大紙片が再剥離可能に貼着され
ている構成としたことを特徴としており、当該３倍紙面
はがきの実施態様として請求項２に係わる３倍紙面はが
きは、第２もしくは第３の紙片が第１の紙片と連続して
いる構成、同じく実施態様として請求項３に係わる３倍
紙面はがきは、第２および第３の紙片が連続している構
成、請求項４に係わる３倍紙面はがきは、第２もしくは
第３の紙片が第１の紙片より小さい構成としたことを特
徴としており、このような３倍紙面はがきの構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。
る３倍紙面はがきは、はがき大の第１の紙片の両面に、
第２および第３のはがき大紙片が再剥離可能に貼着され
ている構成としたことを特徴としており、当該３倍紙面
はがきの実施態様として請求項２に係わる３倍紙面はが
きは、第２もしくは第３の紙片が第１の紙片と連続して
いる構成、同じく実施態様として請求項３に係わる３倍
紙面はがきは、第２および第３の紙片が連続している構
成、請求項４に係わる３倍紙面はがきは、第２もしくは
第３の紙片が第１の紙片より小さい構成としたことを特
徴としており、このような３倍紙面はがきの構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。
【０００７】また、本発明の請求項５に係わる３倍紙面
はがきの製造方法は、第１，第２および第３のはがき大
紙片が２本の折り線を介してこの順序に連続する用紙の
第１の紙片を第２の紙片上に折り重ねた上に、第３の紙
片をさらに折り重ねることによって、当該用紙を三折り
にすると共に、各紙片の相対向する紙面同士を再剥離可
能に貼着したのち、前記２本の折り線の少なくとも一方
の近傍部を当該折り線に沿って切断することを特徴とし
ており、当該製造方法の実施態様として請求項６に係わ
る３倍紙面はがきの製造方法は、縦長のはがき大紙片が
折り線を介して横方向に連続し、かつ第２の紙片の短辺
の長さが第１および第３の紙片の短辺より長い用紙を用
いる構成とし、同じく実施態様として請求項７に係わる
３倍紙面はがきの製造方法は、横長のはがき大紙片が折
り線を介して横方向に連続し、かつ第２の紙片の長辺の
長さが第１および第３の紙片の長辺より長い用紙を用い
る構成としたことを特徴としており、３倍紙面はがきの
製造方法におけるこのような構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
はがきの製造方法は、第１，第２および第３のはがき大
紙片が２本の折り線を介してこの順序に連続する用紙の
第１の紙片を第２の紙片上に折り重ねた上に、第３の紙
片をさらに折り重ねることによって、当該用紙を三折り
にすると共に、各紙片の相対向する紙面同士を再剥離可
能に貼着したのち、前記２本の折り線の少なくとも一方
の近傍部を当該折り線に沿って切断することを特徴とし
ており、当該製造方法の実施態様として請求項６に係わ
る３倍紙面はがきの製造方法は、縦長のはがき大紙片が
折り線を介して横方向に連続し、かつ第２の紙片の短辺
の長さが第１および第３の紙片の短辺より長い用紙を用
いる構成とし、同じく実施態様として請求項７に係わる
３倍紙面はがきの製造方法は、横長のはがき大紙片が折
り線を介して横方向に連続し、かつ第２の紙片の長辺の
長さが第１および第３の紙片の長辺より長い用紙を用い
る構成としたことを特徴としており、３倍紙面はがきの
製造方法におけるこのような構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【０００８】
【発明の作用】本発明の請求項１に係わる３倍紙面はが
きは、はがき大の第１の紙片の表裏両面に、第２および
第３のはがき大紙片が再剥離可能に貼着されたものであ
るから、郵便はがきとして取り扱われると共に、受け取
った側で第２および第３の紙片を第１紙片から剥離する
ことによって、通常のはがきの約５倍の記事情報が伝達
されることになる。 また、貼着面の記事内容は、受取
人が剥離するまで見ることができないので、プライバシ
ーに関する記事であっても差支えない。
きは、はがき大の第１の紙片の表裏両面に、第２および
第３のはがき大紙片が再剥離可能に貼着されたものであ
るから、郵便はがきとして取り扱われると共に、受け取
った側で第２および第３の紙片を第１紙片から剥離する
ことによって、通常のはがきの約５倍の記事情報が伝達
されることになる。 また、貼着面の記事内容は、受取
人が剥離するまで見ることができないので、プライバシ
ーに関する記事であっても差支えない。
【０００９】また、本発明に係わる３倍紙面はがきの実
施態様として請求項２および請求項３に係わる３倍紙面
はがきにおいては、第２もしくは第３の紙片が第１の紙
片と連続、あるいは第２および第３の紙片が互いに連続
しているので、上記に加えて、大きな連続した図面や写
真からなる記事内容を郵送するのに適したものとなる。
同じく実施態様として請求項４に係わる３倍紙面はが
きは、第２もしくは第３の紙片が第１の紙片より小さく
なっているので、剥離箇所が明確になり、再剥離が容易
なものとなる。
施態様として請求項２および請求項３に係わる３倍紙面
はがきにおいては、第２もしくは第３の紙片が第１の紙
片と連続、あるいは第２および第３の紙片が互いに連続
しているので、上記に加えて、大きな連続した図面や写
真からなる記事内容を郵送するのに適したものとなる。
同じく実施態様として請求項４に係わる３倍紙面はが
きは、第２もしくは第３の紙片が第１の紙片より小さく
なっているので、剥離箇所が明確になり、再剥離が容易
なものとなる。
【００１０】本発明の請求項５に係わる３倍紙面はがき
の製造方法は、上記３倍紙面はがきの製造に公的なもの
であって、用紙の第１の紙片を第２の紙片上に折り重ね
た上に、第３の紙片をさらに折り重ねることによって、
すなわち用紙をＺ状に三つ折りするのではなく、第１の
紙片を第２の紙片と第３の紙片との間に巻き込むように
三つ折りしているので、第１の紙片を挟む第２紙片と第
３紙片の紙面上に接着剤を塗布すればよく、用紙の表裏
両面に接着剤を塗布しなくてもよいので、接着剤塗布ヘ
ッドを上下に設けたり、用紙を反転する機構を設けたり
する必要がなく装置および工程が簡略化され、設備コス
トおよび作業工数の増加が回避される。また、三つ折り
された用紙は、開口部が一方のみとなるので、フィーダ
ー内で引っ掛かることがなく、圧着装置への供給の際の
送給トラブルが解消される。巻き折り状に三つ折りされ
たのち再剥離可能に貼着された用紙は、両側の折り曲げ
部分の少なくとも一方を切断することによって、本発明
の３倍紙面はがきとなる。 すなわち、両側の折り線近
傍部で切断することによって、第１紙片の両面に第２お
よび第３の紙片が再剥離可能に貼着された３倍紙面はが
きとなり、第３の紙片側の折り曲げ部分で切断すること
によって、第１紙片と第２の紙片とが連続した３倍紙面
はがきとなり、第１の紙片側の折り曲げ部分で切断する
ことによって、第２の紙片と第３の紙片とが連続した３
倍紙面はがきとなる。
の製造方法は、上記３倍紙面はがきの製造に公的なもの
であって、用紙の第１の紙片を第２の紙片上に折り重ね
た上に、第３の紙片をさらに折り重ねることによって、
すなわち用紙をＺ状に三つ折りするのではなく、第１の
紙片を第２の紙片と第３の紙片との間に巻き込むように
三つ折りしているので、第１の紙片を挟む第２紙片と第
３紙片の紙面上に接着剤を塗布すればよく、用紙の表裏
両面に接着剤を塗布しなくてもよいので、接着剤塗布ヘ
ッドを上下に設けたり、用紙を反転する機構を設けたり
する必要がなく装置および工程が簡略化され、設備コス
トおよび作業工数の増加が回避される。また、三つ折り
された用紙は、開口部が一方のみとなるので、フィーダ
ー内で引っ掛かることがなく、圧着装置への供給の際の
送給トラブルが解消される。巻き折り状に三つ折りされ
たのち再剥離可能に貼着された用紙は、両側の折り曲げ
部分の少なくとも一方を切断することによって、本発明
の３倍紙面はがきとなる。 すなわち、両側の折り線近
傍部で切断することによって、第１紙片の両面に第２お
よび第３の紙片が再剥離可能に貼着された３倍紙面はが
きとなり、第３の紙片側の折り曲げ部分で切断すること
によって、第１紙片と第２の紙片とが連続した３倍紙面
はがきとなり、第１の紙片側の折り曲げ部分で切断する
ことによって、第２の紙片と第３の紙片とが連続した３
倍紙面はがきとなる。
【００１１】また、本発明に係わる製造方法の実施態様
として請求項６および請求項７に係わる３倍紙面はがき
の製造方法においては、第２の紙片を他の紙片のサイズ
より大きくしているので、用紙の折り曲げおよび貼着が
容易なものとなると共に、紙片端部のずれによって剥離
部分が明確になり、再剥離が容易となる。
として請求項６および請求項７に係わる３倍紙面はがき
の製造方法においては、第２の紙片を他の紙片のサイズ
より大きくしているので、用紙の折り曲げおよび貼着が
容易なものとなると共に、紙片端部のずれによって剥離
部分が明確になり、再剥離が容易となる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【００１３】図１ないし図３は、本発明に係わる３倍紙
面はがきの実施例として、ダイレクトメール用の３倍紙
面はがきの製造方法を示すものであって、図１は当該ダ
イレクトメール用３倍紙面はがきの製造手順を説明する
工程図である。
面はがきの実施例として、ダイレクトメール用の３倍紙
面はがきの製造方法を示すものであって、図１は当該ダ
イレクトメール用３倍紙面はがきの製造手順を説明する
工程図である。
【００１４】図１の工程図に示すように、まず、ロール
状に巻き取られた原紙の表面および裏面に、ダイレクト
メールとしての商品説明や写真などの記事が連続的に印
刷されたのち、所定部分に接着剤が塗布され、所定サイ
ズに化粧裁ちされる。
状に巻き取られた原紙の表面および裏面に、ダイレクト
メールとしての商品説明や写真などの記事が連続的に印
刷されたのち、所定部分に接着剤が塗布され、所定サイ
ズに化粧裁ちされる。
【００１５】この接着剤としては、いったん接着したの
ち再剥離が可能であり、しかも郵送途中で剥がれること
がなく、剥離するときに用紙が破れたり、印刷面がかす
れたりするようなことがないという特性が要求され、こ
のような特性を備えた接着剤として、例えば、ポリオレ
フィン系共重合樹脂１０〜２０％，酢酸ビニル系樹脂２
０〜３０％，添加剤１％以下，水５０〜６０％からなる
水性接着剤を使用することができる。
ち再剥離が可能であり、しかも郵送途中で剥がれること
がなく、剥離するときに用紙が破れたり、印刷面がかす
れたりするようなことがないという特性が要求され、こ
のような特性を備えた接着剤として、例えば、ポリオレ
フィン系共重合樹脂１０〜２０％，酢酸ビニル系樹脂２
０〜３０％，添加剤１％以下，水５０〜６０％からなる
水性接着剤を使用することができる。
【００１６】図２（ａ）および（ｂ）は、所定サイズに
化粧裁ちされた用紙の表面および裏面を示すものであっ
て、図に示す用紙１０は、通常はがきの約３倍の大きさ
を有し、２本の折り線１０ａおよび１０ｂを介して第１
の紙片１１，第２の紙片１２および第３の紙片１３に区
分され、図２（ａ）に示すように、第１の紙片１１の表
面側紙面１１ａ（貼り合わせ状態において外側となる）
には、「ＰＯＳＴ ＣＡＲＤ」の文字が折り線１０ａに
沿って印刷されると共に、第３の紙片１３の表面側紙面
１３ａには、郵便番号の記入欄や切手の貼付欄が印刷さ
れており、宛名書き面となっている。 なお、各紙面の
寸法については、この実施例では、ｈ＝１５０ｍｍ，ｗ
1 ＝１１０ｍｍ，ｗ2 ＝１０９ｍｍ，ｗ3 ＝９６ｍｍと
した。
化粧裁ちされた用紙の表面および裏面を示すものであっ
て、図に示す用紙１０は、通常はがきの約３倍の大きさ
を有し、２本の折り線１０ａおよび１０ｂを介して第１
の紙片１１，第２の紙片１２および第３の紙片１３に区
分され、図２（ａ）に示すように、第１の紙片１１の表
面側紙面１１ａ（貼り合わせ状態において外側となる）
には、「ＰＯＳＴ ＣＡＲＤ」の文字が折り線１０ａに
沿って印刷されると共に、第３の紙片１３の表面側紙面
１３ａには、郵便番号の記入欄や切手の貼付欄が印刷さ
れており、宛名書き面となっている。 なお、各紙面の
寸法については、この実施例では、ｈ＝１５０ｍｍ，ｗ
1 ＝１１０ｍｍ，ｗ2 ＝１０９ｍｍ，ｗ3 ＝９６ｍｍと
した。
【００１７】また、当該用紙１０の裏面側には、図２
（ｂ）に示すように、第２の紙片１２の裏面側紙面１２
ｂおよび第３の紙片１３の裏面側紙面１３ｂ上に上記組
成の接着剤が塗布され、乾燥状態となっている。
（ｂ）に示すように、第２の紙片１２の裏面側紙面１２
ｂおよび第３の紙片１３の裏面側紙面１３ｂ上に上記組
成の接着剤が塗布され、乾燥状態となっている。
【００１８】なお、図１においては、印刷したのち接着
剤塗布を塗布して、化粧裁ちするという工程を説明した
が、印刷機や接着剤塗布装置の形式や規模によっては、
上記サイズ、すなわち１５０×３１５ｍｍの大きさに裁
断したのち、印刷および接着剤塗布を行うようにしても
よい。
剤塗布を塗布して、化粧裁ちするという工程を説明した
が、印刷機や接着剤塗布装置の形式や規模によっては、
上記サイズ、すなわち１５０×３１５ｍｍの大きさに裁
断したのち、印刷および接着剤塗布を行うようにしても
よい。
【００１９】紙面１２ｂおよび１３ｂに接着剤Ｐが塗布
された用紙１０は、図３（ａ）に示すように、まず第１
の紙片１１が第２の紙片１２の接着剤塗布面１２ｂ状に
折り重ねられたのち、折り重ねられた第１の紙片１１の
紙面１１ａの状に第３の紙片１３がさらに折り重ねられ
る。
された用紙１０は、図３（ａ）に示すように、まず第１
の紙片１１が第２の紙片１２の接着剤塗布面１２ｂ状に
折り重ねられたのち、折り重ねられた第１の紙片１１の
紙面１１ａの状に第３の紙片１３がさらに折り重ねられ
る。
【００２０】そして、巻き折り状に三つ折りされた用紙
１０は、圧着装置によって圧着され、紙面１１ａと紙面
１３ｂ、紙面１１ｂと紙面１２ｂとがそれぞれ再剥離可
能に貼着される。
１０は、圧着装置によって圧着され、紙面１１ａと紙面
１３ｂ、紙面１１ｂと紙面１２ｂとがそれぞれ再剥離可
能に貼着される。
【００２１】再剥離可能に貼着された用紙１０は、図３
（ｂ）に示すように、折り線１０ｂの近傍部において、
当該折り線１０ｂからｄ＝３ｍｍだけ離れた切断線Ａ−
Ａに沿って切断され、これによって第２および第３の紙
片１２および１３の折り曲げ部と共に、第１の紙片１１
の端部がカットされ、図３（ｃ）に示すように、第１の
紙片１１の両面に、第１の紙片１１に連続する第２の紙
片１２と、第３の紙片１３がそれぞれ再剥離可能に貼着
された３倍紙面はがき１が完成する。
（ｂ）に示すように、折り線１０ｂの近傍部において、
当該折り線１０ｂからｄ＝３ｍｍだけ離れた切断線Ａ−
Ａに沿って切断され、これによって第２および第３の紙
片１２および１３の折り曲げ部と共に、第１の紙片１１
の端部がカットされ、図３（ｃ）に示すように、第１の
紙片１１の両面に、第１の紙片１１に連続する第２の紙
片１２と、第３の紙片１３がそれぞれ再剥離可能に貼着
された３倍紙面はがき１が完成する。
【００２２】図４（ａ）および（ｂ）は、本発明に係わ
る３倍紙面はがきの製造方法の第２の実施例を示すもの
であって、この実施例においては、図４（ａ）に示すよ
うに、再剥離可能に貼着された用紙１０の折り線１０ａ
および１０ｂの近傍部を切断線１Ａ−ＡおよびＢ−Ｂに
沿って切断することによって、図４（ｂ）に示すよう
に、第１の紙片１１の両面に、第２の紙片１２と第３の
紙片１３がそれぞれ再剥離可能に貼着された３倍紙面は
がき２を得ることができる。
る３倍紙面はがきの製造方法の第２の実施例を示すもの
であって、この実施例においては、図４（ａ）に示すよ
うに、再剥離可能に貼着された用紙１０の折り線１０ａ
および１０ｂの近傍部を切断線１Ａ−ＡおよびＢ−Ｂに
沿って切断することによって、図４（ｂ）に示すよう
に、第１の紙片１１の両面に、第２の紙片１２と第３の
紙片１３がそれぞれ再剥離可能に貼着された３倍紙面は
がき２を得ることができる。
【００２３】さらに、図５（ａ）および（ｂ）は、本発
明に係わる３倍紙面はがきの製造方法の第３の実施例を
示すものであって、この実施例においては、図５（ａ）
に示すように、再剥離可能に貼着された用紙１０の折り
線１０ａの近傍部を切断線Ｂ−Ｂに沿って切断すること
によって、図５（ｂ）に示すように、第１の紙片１１の
両面に、連続する第２の紙片１２と第３の紙片１３が再
剥離可能に貼着された３倍紙面はがき３が得られる。
明に係わる３倍紙面はがきの製造方法の第３の実施例を
示すものであって、この実施例においては、図５（ａ）
に示すように、再剥離可能に貼着された用紙１０の折り
線１０ａの近傍部を切断線Ｂ−Ｂに沿って切断すること
によって、図５（ｂ）に示すように、第１の紙片１１の
両面に、連続する第２の紙片１２と第３の紙片１３が再
剥離可能に貼着された３倍紙面はがき３が得られる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
に係わる３倍紙面はがきは、はがき大の第１紙片の表裏
両面に、第２および第３のはがき大紙片が再剥離可能に
貼着された構成としたものであるから、通常のはがきの
約５倍の記事情報を郵便はがきとして安価に郵送するこ
とができ、しかも貼着面の記事内容を第三者に見られる
ことがないいので、秘密を要する記事情報をもはがきと
して郵送することができるという優れた効果をもたらす
ものである。 また、当該３倍紙面はがきの実施態様と
して請求項２および請求項３に係わる３倍紙面はがきに
おいては、第２もしくは第３の紙片が第１紙片と連続、
あるいは第２および第３の紙片が互いに連続しているの
で、大画面の図面や写真を途中で切断することなく連続
した状態で郵送することができ、同じく実施態様として
請求項４に係わる３倍紙面はがきは、第２もしくは第３
の紙片が第１紙片より小さくなっているので、剥離箇所
を明確にすることができ、紙片の再剥離を容易に行うこ
とができるようになる。
に係わる３倍紙面はがきは、はがき大の第１紙片の表裏
両面に、第２および第３のはがき大紙片が再剥離可能に
貼着された構成としたものであるから、通常のはがきの
約５倍の記事情報を郵便はがきとして安価に郵送するこ
とができ、しかも貼着面の記事内容を第三者に見られる
ことがないいので、秘密を要する記事情報をもはがきと
して郵送することができるという優れた効果をもたらす
ものである。 また、当該３倍紙面はがきの実施態様と
して請求項２および請求項３に係わる３倍紙面はがきに
おいては、第２もしくは第３の紙片が第１紙片と連続、
あるいは第２および第３の紙片が互いに連続しているの
で、大画面の図面や写真を途中で切断することなく連続
した状態で郵送することができ、同じく実施態様として
請求項４に係わる３倍紙面はがきは、第２もしくは第３
の紙片が第１紙片より小さくなっているので、剥離箇所
を明確にすることができ、紙片の再剥離を容易に行うこ
とができるようになる。
【００２５】本発明の請求項５に係わる３倍紙面はがき
の製造方法においては、用紙をＺ状に三つ折りするので
はなく、用紙の第１の紙片を第２の紙片上に折り重ねた
上に、第３の紙片をさらに折り重ねることによって、第
１の紙片を第２の紙片と第３の紙片との間に巻き込むよ
うに三つ折りし、再剥離可能に貼着したのち、折り線近
傍部から切断するようにしているので、用紙の同一面側
に位置する第２紙片と第３紙片の紙面上に接着剤を塗布
することによって相対向する紙面を貼着することができ
るようになり、用紙の表裏両面に接着剤を塗布する必要
がないので、接着剤の塗布装置および塗布工程を簡略化
することができる。 また、このように三つ折りされた
用紙は、開口部が一方のみとなるので、フィーダー内で
の送給トラブルを解消することができ、設備コストおよ
び作業工数を低減することができることから、当該３倍
紙面はがきの製造コストの削減が可能になるという極め
て優れた効果がもたらされる。 また、本発明に係わる
製造方法の実施態様として請求項６および請求項７に係
わる３倍紙面はがきの製造方法においては、第２の紙片
を他の紙片のサイズより大きくしているので、用紙の折
り曲げおよび貼着を容易に行うことができると共に、完
成したはがきの各紙片端部がずれることから、剥離部分
が明確になって、容易に再剥離することができるように
なるという効果がもたらされる。
の製造方法においては、用紙をＺ状に三つ折りするので
はなく、用紙の第１の紙片を第２の紙片上に折り重ねた
上に、第３の紙片をさらに折り重ねることによって、第
１の紙片を第２の紙片と第３の紙片との間に巻き込むよ
うに三つ折りし、再剥離可能に貼着したのち、折り線近
傍部から切断するようにしているので、用紙の同一面側
に位置する第２紙片と第３紙片の紙面上に接着剤を塗布
することによって相対向する紙面を貼着することができ
るようになり、用紙の表裏両面に接着剤を塗布する必要
がないので、接着剤の塗布装置および塗布工程を簡略化
することができる。 また、このように三つ折りされた
用紙は、開口部が一方のみとなるので、フィーダー内で
の送給トラブルを解消することができ、設備コストおよ
び作業工数を低減することができることから、当該３倍
紙面はがきの製造コストの削減が可能になるという極め
て優れた効果がもたらされる。 また、本発明に係わる
製造方法の実施態様として請求項６および請求項７に係
わる３倍紙面はがきの製造方法においては、第２の紙片
を他の紙片のサイズより大きくしているので、用紙の折
り曲げおよび貼着を容易に行うことができると共に、完
成したはがきの各紙片端部がずれることから、剥離部分
が明確になって、容易に再剥離することができるように
なるという効果がもたらされる。
【図１】本発明に係わる３倍紙面はがきの製造方法の一
実施例による製造手順を示す工程図である。
実施例による製造手順を示す工程図である。
【図２】（ａ） 図１に示した製造工程の印刷，接着剤
塗布および化粧裁ちを終えた段階における用紙の表面側
を示す平面図である。 （ｂ） 図２（ａ）に示した用紙の裏面側を示す平面図
である。
塗布および化粧裁ちを終えた段階における用紙の表面側
を示す平面図である。 （ｂ） 図２（ａ）に示した用紙の裏面側を示す平面図
である。
【図３】（ａ） 図２（ａ）および（ｂ）に示した用紙
の折り畳み要領を示す斜視図である。 （ｂ） 図３（ａ）に示した用紙の貼着状態および切断
位置を示す平面図である。 （ｃ） ３倍紙面はがきの完成状態を示す断面図であ
る。
の折り畳み要領を示す斜視図である。 （ｂ） 図３（ａ）に示した用紙の貼着状態および切断
位置を示す平面図である。 （ｃ） ３倍紙面はがきの完成状態を示す断面図であ
る。
【図４】（ａ） 本発明に係わる３倍紙面はがきの製造
方法の第２の実施例において貼着を終えた用紙の切断位
置を示す平面図である。 （ｂ） 第２の図４（ａ）に示した第２の実施例による
３倍紙面はがきの完成状態を示す断面図である。
方法の第２の実施例において貼着を終えた用紙の切断位
置を示す平面図である。 （ｂ） 第２の図４（ａ）に示した第２の実施例による
３倍紙面はがきの完成状態を示す断面図である。
【図５】（ａ） 本発明に係わる３倍紙面はがきの製造
方法の第３の実施例において貼着を終えた用紙の切断位
置を示す平面図である。 （ｂ） 図５（ａ）に示した第３の実施例による３倍紙
面はがきの完成状態を示す断面図である。
方法の第３の実施例において貼着を終えた用紙の切断位
置を示す平面図である。 （ｂ） 図５（ａ）に示した第３の実施例による３倍紙
面はがきの完成状態を示す断面図である。
１，２，３ ３倍紙面はがき １０ 用紙 １０ａ，１０ｂ 折り線 １１ 第１の紙片 １２ 第２の紙片 １３ 第３の紙片
Claims (7)
- 【請求項１】 はがき大の第１の紙片の両面に、第２お
よび第３のはがき大紙片が再剥離可能に貼着されている
ことを特徴とする３倍紙面はがき。 - 【請求項２】 第２もしくは第３の紙片が第１の紙片と
連続していることを特徴とする請求項１記載の３倍紙面
はがき。 - 【請求項３】 第２および第３の紙片が連続しているこ
とを特徴とする請求項１記載の３倍紙面はがき。 - 【請求項４】 第２もしくは第３の紙片が第１の紙片よ
り小さいことを特徴とする請求項１ないし請求項３のい
ずれかに記載の３倍紙面はがき。 - 【請求項５】 第１，第２および第３のはがき大紙片が
２本の折り線を介してこの順序に連続する用紙の第１の
紙片を第２の紙片上に折り重ねた上に、第３の紙片をさ
らに折り重ねることによって、当該用紙を三折りにする
と共に、各紙片の相対向する紙面同士を再剥離可能に貼
着したのち、前記２本の折り線の少なくとも一方の近傍
部を当該折り線に沿って切断することを特徴とする３倍
紙面はがきの製造方法。 - 【請求項６】 縦長のはがき大紙片が折り線を介して横
方向に連続し、かつ第２の紙片の短辺の長さが第１およ
び第３の紙片の短辺より長い用紙を用いることを特徴と
する請求項５記載の３倍紙面はがきの製造方法。 - 【請求項７】 横長のはがき大紙片が折り線を介して横
方向に連続し、かつ第２の紙片の長辺の長さが第１およ
び第３の紙片の長辺より長い用紙を用いることを特徴と
する請求項５記載の３倍紙面はがきの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12675795A JPH08318689A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ３倍紙面はがきおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12675795A JPH08318689A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ３倍紙面はがきおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08318689A true JPH08318689A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14943174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12675795A Pending JPH08318689A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ３倍紙面はがきおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08318689A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009274245A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Komatsu General Printing Co Ltd | 帳票及びその製造方法 |
| JP2012086404A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Gulliver Corp | 目隠しシール付貼り合わせはがき |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP12675795A patent/JPH08318689A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009274245A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Komatsu General Printing Co Ltd | 帳票及びその製造方法 |
| JP2012086404A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Gulliver Corp | 目隠しシール付貼り合わせはがき |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000822 |