JPH08318599A - 多層構造体 - Google Patents
多層構造体Info
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- JPH08318599A JPH08318599A JP7152323A JP15232395A JPH08318599A JP H08318599 A JPH08318599 A JP H08318599A JP 7152323 A JP7152323 A JP 7152323A JP 15232395 A JP15232395 A JP 15232395A JP H08318599 A JPH08318599 A JP H08318599A
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Abstract
つ耐熱水性等に非常に優れたエチレン−酢酸ビニル系共
重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)の多層構
造体を提供すること。 【構成】 EVOHからなる層を中間層とし、中間層と
隣接させたポリオレフィン層を少なくとも1層有する層
を両外層とする共押出積層体を延伸してなり、かつ、両
外層の40℃、90%RHにおける透湿度(W)(g/
m2・day)と中間層の厚み(L)(μ)との比(W
/L)が8以下である多層構造体。
Description
系共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)から
なる層を中間層とし、これに共押出しにより両外層が積
層された共押出積層体を延伸してなる多層構造体に関
し、更に詳しくは、薄膜で、延伸後のガスバリヤー性、
透明性に優れ、かつ耐熱水性に非常に優れた多層構造体
に関する。
性、ガスバリヤー性、耐油性などに優れているため、食
品や医薬品等の包装材料やその他の用途に有用であり、
又、そのフィルムを延伸したものはガスバリヤー性が更
に向上し、機械的強度も向上するという効果を奏する。
しかしながら、EVOHは分子内に多数の水酸基を有し
ているためその水素結合が強く、延伸することによりE
VOHフィルムにクラックが生じたり、白濁が生じたり
する等、延伸性に問題がある。又、EVOHフィルムに
は、透湿性が高い、耐水性が劣る、衝撃強度が劣る等の
欠点があり、このEVOHの欠点を補うために、透湿性
が小さく耐衝撃性の良好なポリオレフィン、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン等を積層することが行われて
おり、このような積層フィルムの製法については通常ド
ライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法等種々
の方法が知られている。しかし、延伸された積層フィル
ムの製造については、ドライラミネート法や押出ラミネ
ート法によるものが一般的であるものの、該方法ではラ
ミネート層の厚みを薄くすることに限界があるため、得
られるフィルムのEVOH層が必要以上に厚くなり、該
フィルムの厚みの増大のみならず、製膜工程、ラミネー
ト工程が必要となり経済的にも不利となる。又、共押出
法によるものは上記の如き成膜法以上に問題が多い。
293号公報には、エチレン含有率40〜50モル%の
EVOH層とポリプロピレン層とからなる多層積層シー
トを共押出しし、EVOH層が結晶溶融温度以上の温度
にあり、ポリプロピレン層が結晶消失温度以下でかつネ
ツキングを生じない温度範囲にある状態で二軸に延伸す
ることが開示されている。又、一方ではEVOH層に用
いるEVOHそのものの延伸性を改善する目的で、EV
OHに各種可塑剤の添加(特開昭53−88067号公
報、特開昭59−20345号公報)やポリアミド系樹
脂のブレンド(特開昭52−141785号公報、特開
昭58−36412号公報)等が提案されている。
ドしてなる樹脂組成物、例えば、エチレン含有量45〜
60モル%のEVOHとエチレン含有量25〜40モル
%のEVOHとのブレンド物(特開昭63−26465
6号公報)、ケン化度96モル%以上のEVOHとケン
化度96モル%未満のEVOHとのブレンド物(特開昭
63−230757号公報)等も提案されている。更
に、特開平7−40516号公報には、示差熱量計測定
を基に規定される特定のEVOHが加熱延伸成形性に優
れることが記載されている。
59−32293号公報開示技術ではその実施例より縦
5.5倍、横5.5倍と確かに高倍率の延伸フィルムは
得られているものの、本発明の目的とする耐熱水性につ
いては何ら考慮されておらず、又ガスバリヤー性につい
てもまだまだ満足のいくものではない。又、特開昭53
−88067号公報や特開昭59−20345号公報開
示技術では延伸特性を充分に改善するためには可塑剤を
多量に添加する必要があり、これによりガスバリヤー性
が大きく低下する。特開昭52−141785号公報や
特開昭58−36412号公報開示技術ではロングラン
加工性に問題が残り、成形物に多数のゲルが発生し、又
着色などが起こるため好ましくない。又、特開昭63−
264656号公報開示技術については、エチレン含有
量の大きく異なるEVOH同士のブレンド物では透明
性、ガスバリヤー性が不良となり、特開昭63−230
757号公報開示技術については低ケン化度のEVOH
を用いるため熱安定性が悪くなりゲルの発生を招くこと
になる。
術は、延伸時に、まず延伸温度より10〜30℃高い温
度まで昇温後、延伸温度まで放熱し延伸すること、即ち
EVOHの結晶化を考慮して延伸を行ったもので、延伸
性(ボイド、クラック、ムラ)の改善は見られるもの
の、その延伸性は該公報実施例より容器製造に供する程
度の延伸倍率であり、高延伸とは言い難く、更に耐熱水
性については上記同様何ら考慮されていない。そこで、
EVOH層を中間層とし、これにポリプロピレン等を両
外層として積層した共押出積層体を延伸してなる多層構
造体において、ガスバリヤー性、透明性に優れ、かつ、
ボイル、レトルト殺菌を行う食品包装材等の用途に用い
たときに要求されるような耐熱水性に非常に優れた多層
構造体が薄膜で得られるための開発が望まれている。
は、かかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、E
VOHからなる層を中間層とし、中間層と隣接させたポ
リオレフィン層を少なくとも1層有する層を両外層とす
る共押出積層体を延伸してなり、かつ、両外層の40
℃、90%RHにおける透湿度(W)(g/m2・da
y)と中間層の厚み(L)(μ)との比(W/L)が8
以下である多層構造体が、薄膜でガスバリヤー性、透明
性、耐熱水性に優れることを見出し、本発明を完成し
た。本発明では、中間層の厚み(L)(μ)と、20
℃、65%RHの条件下での多層構造体の酸素透過率
(T)(cc/m2・day・atm)との積(L×
T)が100以下であることが望まれ、又、該中間層
が、差動走査熱量計により測定される吸熱ピークを示す
融解曲線において、全面積(全熱量)が45J/g以上
で、かつ、150℃以上の面積(熱量)が55J/g以
下であるEVOHからなるとき、薄膜であっても特に良
好なガスバリヤー性をもつ延伸フィルム、シートが得ら
れる。
おいては、EVOHからなる層を中間層とするが、該E
VOHとしては、エチレン−酢酸ビニル系共重合体をケ
ン化したものであればとくに制限されることなく任意の
EVOHが使用可能であり、該EVOHはエチレン−酢
酸ビニル系共重合体のケン化によって得られ、該エチレ
ン−酢酸ビニル系共重合体は、公知の任意の重合法、例
えば懸濁重合、エマルジョン重合、溶液重合などにより
製造され、エチレン−酢酸ビニル系共重合体のケン化も
公知の方法で行い得るものである。
しくは25〜50モル%、ケン化度96モル%以上であ
ることが好ましい。エチレン含有量が20モル%未満で
は高湿時のガスバリヤー性、溶融成形性が低下し、60
モル%を越えると充分なガスバリヤー性が得られない。
又、ケン化度が96モル%未満ではガスバリヤー性や、
熱安定性、耐湿性が低下する。
ィン、不飽和カルボン酸系化合物、不飽和スルホン酸系
化合物、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル
アミド、ビニルエーテル、塩化ビニル、スチレンなどの
他のコモノマーで「共重合変性」されても差し支えな
い。又、本発明の趣旨を損なわない範囲で、ウレタン
化、アセタール化、シアノエチル化など「後変性」され
ても差し支えない。
外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラー、他樹脂な
どの添加剤を使用することも可能である。特にゲル発生
防止剤として、ハイドロタルサイト系化合物、ヒンダー
ドフェノール系、ヒンダードアミン系熱安定剤、高級脂
肪族カルボン酸の金属塩を添加することもできる。
レフィン系樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ー、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−
α−オレフィン(炭素数4〜20のα−オレフィン)共
重合体、ポリブテン、ポリペンテン等のオレフィンの単
独又は共重合体、或いはこれらのオレフィンの単独又は
共重合体を不飽和カルボン酸又はそのエステルでグラフ
ト変性したもの、ポリオレフィン系の接着樹脂等の広義
のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。なかでも、水蒸
気バリヤー性の点から、ポリプロピレン、変性ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体等が特に好まし
い。
フィン系樹脂にナイロン、EVOH、ポリエステル等の
樹脂を20重量%以下、特に10重量%以下混合しても
よく、該ブレンド物をポリオレフィン層として用いるこ
ともできる。
間層とし、該中間層と隣接させた上記ポリオレフィン層
を少なくとも1層有する層を両外層として、共押出しに
より積層体を製造し、該積層体を延伸するのである。共
押出法としては、特に制限されずTダイ法、インフレー
ション法等があり、例えばポリオレフィン層/EVOH
層/ポリオレフィン層の場合は2種3層あるいはポリオ
レフィン層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層
/ポリオレフィン層の場合は3種5層等の共押出成形装
置を用いて、温度180〜250℃に設定されたTダイ
より共押出した後、チルロール等により冷却して3層あ
るいは5層等の積層体を得ることができる。
オレフィン層/EVOH層/ポリオレフィン層、ポリオ
レフィン層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層
/ポリオレフィン層に限られることなく、接着性樹脂層
/EVOH層/接着性樹脂層、ポリオレフィン層/接着
性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層、ポリオレフィン
層/接着樹脂層/EVOH層/接着樹脂層/EVOH層
/接着樹脂層/ポリオレフィン層等、種々の組み合わせ
の積層体が可能であり、更にポリオレフィン層の外側
に、別のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、
共重合ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルエステル
系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラ
ストマー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン
等を積層することも可能である。
記載したが、接着性樹脂として用いられるものはポリプ
ロピレン、ポリエチレン、あるいはエチレンと共重合し
うるモノマー(酢酸ビニル、アクリル酸エステル等)の
共重合体等のポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等
付加して変性した樹脂等であり、上記の如く広義のポリ
オレフィン系樹脂に入るものである。
軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよく、できるだけ
高倍率の延伸を行ったほうが物性的に良好である。一軸
延伸の場合では3倍以上、特に10倍以上、二軸延伸の
場合では面積倍率で5倍以上、特に10倍以上とするこ
とが、物性的に好ましいが、本発明においては上記の如
く面積倍率で10倍以上、特に20倍以上、更に25〜
50倍としたとき、95℃、30分のボイル殺菌を行っ
たときでも白化等の外観不良を生じることなく耐熱水性
に優れた効果を示す。
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、
深絞成形、真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用
できる。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸
延伸方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は80
〜160℃、好ましくは100〜150℃程度の範囲か
ら選ばれる。
ことが好ましい。熱固定は周知の手段で実施可能であ
り、上記延伸フィルムを緊張状態を保ちながら90〜1
70℃、好ましくは110〜160℃で2〜600秒間
程度熱処理を行う。又、得られる延伸フィルムは必要に
応じ、冷却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネー
ト処理、溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深しばり
加工、箱加工、チューブ加工、スプリット加工等を行う
ことができる。
出積層体を延伸してなる多層構造体において、その両外
層の40℃、90%RHにおける透湿度(W)(g/m
2・day)と中間層の厚み(L)(μ)との比(W/
L)が8以下、好ましくは7以下、更に好ましくは5以
下であることが最大の特徴であり、かかる条件を満たし
たときに初めて薄膜で耐熱水性、透明性等の本発明の効
果が発揮される。かかる透湿度と厚みの比(W/L)が
8以上では、ボイル、レトルト等の熱水殺菌を行った場
合フィルムが白化し、本発明の効果を示さない。
湿度(W)は200g/m2・day以下、好ましくは
80g/m2・day以下であることが望まれ、又該中
間層の厚み(L)は1μ以上、好ましくは2〜40μで
あることが望まれる。透湿度(W)が200g/m2・
dayを越えると本発明の効果が発揮されず、一方、中
間層の厚み(L)が1μ未満ではガスバリヤー性が不安
定となり好ましくない。
延伸した後の値であることは言うまでもなく、該透湿度
(W)の測定にあたっては、本発明の多層構造体をヘキ
サフルオロイソプロパノール等の溶剤に常温で浸漬しE
VOH層を溶かし除去して外層のみの透湿度(W)を測
定することが可能であるが、これに限定されるものでは
ない。透湿度(W)の規定方法としては、JIS Z
0208に規定される方法、即ち、吸湿剤を入れたカッ
プにフィルムを取り付け、密封、固定した後、40℃、
相対湿度90%に調節された恒温恒湿装置内に放置し、
重量増加速度を測定することにより求められる。
み(L)(μ)と20℃、65%RH条件下での多層構
造体の酸素透過率(T)(cc/m2・day・at
m)との積(L×T)が100以下、好ましくは50以
下、更に好ましくは45以下であることが望まれ、薄膜
でガスバリヤー性、透明性、耐熱水性等の本発明の効果
が顕著に発揮される。該積(L×T)が100を越える
と求められるガスバリヤー性に対してEVOH層が厚く
なり、該多層構造体の柔軟性が低下し好ましくない。該
酸素透過率(T)は60cc/m2・day・atm以
下、好ましくは30cc/m2・day・atm以下、
更に好ましくは20cc/m2・day・atm以下で
あることが望まれる。
の如く高延伸により共押出積層体のの薄膜化が可能で、
物性の優れたフィルム、シート等が得られる。該多層構
造体は薄膜のフィルムであるという点で、全厚みが50
μ以下、好ましくは40μ以下、更に好ましくは20μ
以下であることが好ましい。全厚みが50μを越えると
薄膜フィルムとしての柔軟性が損なわれる。
を延伸してなり、かつ、両外層の40℃、90%RHに
おける透湿度(W)と中間層の厚み(L)との比(W/
L)が8以下である多層構造体、好ましくは更に中間層
の厚み(L)と多層構造体の酸素透過率(T)との積
(L×T)が100以下である多層構造体が、耐熱水
性、透明性等に優れた効果を示すのであるが、更に中間
層が、差動走査熱量計により測定される吸熱ピークを示
す融解曲線において、全面積(全熱量)が45J/g以
上で、かつ、150℃以上の面積(熱量)が55J/g
以下であるEVOHからなる層であるとき、特に優れた
延伸性、ガスバリヤー性を示す。即ち、該EVOHを中
間層に用いることにより、面積倍率で20倍以上といっ
た高延伸が可能で、このときでも、延伸時に破断、ピン
ホール、クラック、延伸ムラ等の生じない延伸フィルム
や延伸シート等が得られる。
により測定される吸熱ピークを示す融解曲線において、
全面積(全熱量)が45J/g以上、好ましくは50J
/g以上、更に好ましくは53〜80J/gで、かつ、
150℃以上の面積(熱量)が55J/g以下、好まし
くは50J/g以下であるEVOHを用いることが好ま
しく、本発明の効果を顕著に発揮する。かかる融解曲線
において、全面積(全熱量)が45J/g未満ではガス
バリヤー性が低くなり、150℃以上の面積(熱量)が
55J/gを越えると延伸性が不充分となり好ましくな
い。
10℃/minで230℃まで昇温した後、10℃/m
inで30℃まで降温し、再び10℃/minで昇温し
たときの吸熱ピークを示す融解曲線を求めることにより
行い、全面積及び150℃以上の面積を測定する。
は上記特定のEVOHの一典型例の融解曲線であり(こ
れに限られることはない)、該融解曲線のピークの上が
り始めの点をa、ピークの終点をbとし、150℃上に
直線を引いたときに、曲線a〜bと交わる点をc、直線
a−bと交わる点をdとすると、本発明でいう全面積と
は曲線a〜c〜bと直線a−d−bで囲まれる面積(S
1+S2)であり、150℃以上の面積とは曲線c〜bと
直線b−dと直線c−dで囲まれる面積(S2)であ
る。つまり、本発明では、上記面積(S1+S2)で表さ
れる熱量が45J/g以上で、かつ面積(S2)で表さ
れる熱量が55J/g以下であればよい。
特に制限されることなく、EVOHに高融点の可塑剤、
例えば炭素数2〜20のアルキル鎖をもつポリアルコー
ル類等をEVOH100重量部に対して1〜10重量
部、好ましくは2〜5重量部添加する方法、EVOHに
特定の官能基、例えばモノカルボン酸化合物、エポキシ
化合物、アミノ化合物等を0.1〜10モル%、好まし
くは0.5〜5モル%グラフトする方法、あるいはエチ
レン含有量の異なるEVOHを2種以上ブレンドする方
法等が挙げられる。なかでも、最も簡単に上記特定のE
VOHを得る方法としてはエチレン含有量の異なるEV
OHを2種以上ブレンドする方法が最適であり、以下、
該方法について詳述する。
特に制限されないが、いずれもエチレン含有量が20〜
60モル%、好ましくは25〜50モル%、更に好まし
くは27〜45モル%で、ケン化度96モル%以上であ
ることが望ましい。エチレン含有量が20モル%未満で
は高湿時のガスバリヤー性、溶融成形性が低下し、60
モル%を越えると充分なガスバリヤー性が得られない。
又、ケン化度が96モル%未満ではガスバリヤー性や、
熱安定性、耐湿性が低下する。
ばα−オレフィン、不飽和カルボン酸系化合物、不飽和
スルホン酸系化合物、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリルアミド、ビニルエーテル、塩化ビニル、ス
チレンなどの他のコモノマーで「共重合変性」されても
差し支えない。又、本発明の趣旨を損なわない範囲で、
ウレタン化、アセタール化、シアノエチル化など「後変
性」されても差し支えない。
り任意に選ばれた2種以上のEVOHをブレンドすれば
よいのであるが、特に、エチレン含有量の異なる2種以
上のEVOHを用いることが好ましく、該ブレンドにお
いて、最も配合量の多いEVOH(A)と次に配合量の
多いEVOH(B)とのエチレン含有量の差が3〜20
モル%、好ましくは3〜15モル%、更に好ましくは5
〜15モル%であることが好ましい。該エチレン含有量
の差が3モル%未満では延伸性、ガスバリヤー性ともに
満足できるものは得られず、又20モル%を越えると透
明性が不良となり、又、製膜安定性も悪くなり実用上好
ましくない。
(A)のエチレン含有量を(a)、EVOH(B)のエ
チレン含有量を(b)とすると、│(a)−(b)│の
ことである。ブレンドするEVOHのそれぞれの配合量
については、ブレンドするEVOHの種類等により適宜
選択される
各EVOHを水−アルコール溶媒に溶解して混合する方
法、各EVOHのケン化前のエチレン−酢酸ビニル系共
重合体をメタノール等のアルコール溶媒に溶解した状態
で混合してケン化する方法、あるいは各EVOHを溶融
混合する方法等が挙げられるが、通常は溶融混合する方
法が採用される。例えば、各EVOHをドライブレンド
した後に溶融してブレンドする方法、各EVOHを溶融
状態でブレンドする方法、あるいは溶融状態の一種のE
VOHに、他のEVOHを乾燥状態で添加する方法等が
挙げられる。なかでも、各EVOHをドライブレンドし
た後に溶融してブレンドする方法が装置の簡便さ、ブレ
ンド物のコスト面等で実用的である。
量計により測定される吸熱ピークを示す融解曲線におい
て、全面積(全熱量)が45J/g以上で、かつ、15
0℃以上の面積(熱量)が55J/g以下であるEVO
Hが得られるのであり、本発明において上記範囲のEV
OHを用いるとき、高延伸が可能で、延伸後のガスバリ
ヤー性、透明性、耐熱水性に非常に優れた多層構造体が
得られる。本発明においては、該EVOHに、更にホウ
素化合物、銅化合物、アルミニウム化合物、チタン化合
物、ジルコニウム化合物から選ばれる少なくとも一つの
化合物を含有させることで、更に延伸性が向上し、フィ
ルム製膜時の厚み精度が向上しスジの発生がなく、延伸
時の延伸ムラのないフィルムが得られるのである。
ウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム化合物の中で
も、食品包装材料として用いる場合、毒性が低い点から
ホウ素化合物が好ましく採用され、該ホウ素化合物とし
ては、例えばホウ酸、ホウ酸塩、ホウ酸エステル、ホウ
砂、ハロゲン化ホウ素類、トリアルキルホウ素類、トリ
アリールホウ素類等が挙げられる。該EVOHに上記ホ
ウ素化合物を含有させる方法としては、特に限定されな
いが、EVOHをブレンドする際に同時に添加したり、
あらかじめ少なくとも一種のEVOHに含有させておい
たり、ブレンドの後に含有させたりしてもよく、又、ホ
ウ素化合物を水等の溶媒に溶解しEVOHに混合した
り、ホウ素化合物の溶液にEVOHを浸漬させたりして
もよい。かかるホウ素化合物の含有量はホウ素に換算し
てEVOHの全重量に対して0.01〜5重量%、好ま
しくは0.01〜1重量%、更に好ましくは0.01〜
0.5重量%であり、0.01重量%未満ではホウ素化
合物含有の効果は得られず、一方、5重量%を越えると
ホウ素化合物が局在化するためかゲルが発生するので好
ましくない。
は任意のものであってよく、フィルム、シート、テー
プ、ボトル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等
が例示される。又、上記の如く得られたフィルム、シー
ト或いは容器等は食品、医薬品、工業薬品、農薬等各種
の包装材料として有用である。特に、ボイル殺菌処理用
のフィルム包装材料として有用で、該フィルム包装材料
のより具体的な用途としては、ふた材、パウチ類、真空
包装、スキンパック、深絞り包装、ロケット包装等が挙
げられる。
レフィン層からなる共押出積層体を高延伸し、かつ、延
伸後の外層の40℃、90%RHにおける透湿度(W)
と中間層の厚み(L)との比(W/L)が8以下であ
り、更に好ましくは、中間層の厚み(L)と多層構造体
の酸素透過率(T)との積(L×T)が100以下であ
るため、ガスバリヤー性、透明性に優れ、更に耐熱水性
に非常に優れた効果を示し、更に、中間層として差動走
査熱量計で測定される特定の融解曲線を示すEVOHを
用いることで、高延伸においてガスバリヤー性、透明性
は勿論のこと、破断、ピンホール、クラック、延伸ムラ
等の生じない延伸性に優れたフィルム、シート等を得る
ことができる。
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。 実施例1 エチレン含有量45モル%、ケン化度97.0モル%の
EVOH(A)と、エチレン含有量30モル%、ケン化
度99.5モル%のEVOH(B)を配合重量比が6
0:40となるように単軸押出機に供給し220℃で溶
融混合して、ペレット化を行い、該ペレットを1%のホ
ウ酸水溶液中に投入し、80℃で12時間撹拌した後、
15℃の純水で洗浄し、110℃で8時間乾燥を行い、
得られたEVOHを用いて、フィードブロック5層Tダ
イにより、ポリプロピレン層/接着性樹脂層/EVOH
層/接着性樹脂層/ポリプロピレン層の層構成となるよ
うに製膜し、多層積層フィルムを作製した。
ン層(ポリプロピレンのMIが1.2g/10分)が1
56μ、接着樹脂層(接着樹脂が無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンであり、そのMIが2.6g/10分)が
52μ、中間層のEVOH層が78μである。かかる多
層積層フィルムを150℃で1分間予熱し、100mm
/secの延伸速度で、縦方向に4倍、横方向に6.5
倍の順(延伸倍率:26倍)で逐次二軸延伸を行い、本
発明の多層構造体を得た。該多層構造体の厚みは19μ
(ポリプロピレン層/接着性樹脂層/EVOH層/接着
性樹脂層/ポリプロピレン層=6μ/2μ/3μ/2μ
/6μ)で、両外層(ポリプロピレン層/接着性樹脂
層)の40℃、90%RHにおける透湿度(W)は11
g/m2・dayで、多層構造体の酸素透過率(T)は
15cc/m2・day・atmであった(W/L=
3.7、L×T=45)。
ーキンエルマー製DSC7)により測定される吸熱ピー
クを示す融解曲線の全面積(全熱量)は53J/gであ
り、150℃以上の面積(熱量)は35J/gであっ
た。かかる多層構造体について、透明性、耐熱水性、延
伸性、延伸ムラ、酸素透過率を下記の如く評価した。
を、村上色彩技術研究所製反射透過計RM−15Aを用
いて測定した。 (耐熱水性)得られた多層構造体を98℃で30分間熱
水処理し、処理後のヘイズ値を上記同様の装置で測定し
た。
り下記の基準で評価した。 ○・・・延伸後も平滑で、透明なフィルムである。 ×・・・延伸後は白化したり、フィルブリル化したりし
ていた。
ら下記の基準で評価した。 ○・・・スジが見られなかった。 △・・・1〜2本のスジが見られた。 ×・・・3本以上のスジが見られた。
延伸フィルムの酸素透過率を、MODERN−CONT
OROL社のOX−TRAN10−50を用いて20
℃、65%RHの条件下で測定した(cc/m2・da
y・atm)。
EVOH(A)と、エチレン含有量45モル%、ケン化
度99.5モル%のEVOH(B)を用い、配合重量比
を70:30として、実施例1に準じて多層構造体を製
造した。該多層構造体の厚みは36μ(ポリプロピレン
層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/ポリプ
ロピレン層=10μ/4μ/8μ/4μ/10μ)で、
両外層(ポリプロピレン層/接着性樹脂層)の40℃、
90%RHにおける透湿度は6g/m2・dayで、多
層構造体の酸素透過率は2.5cc/m2・day・a
tmであった(W/L=0.8、L×T=20)。
ーキンエルマー製DSC7)により測定される吸熱ピー
クを示す融解曲線の全面積(全熱量)は66J/gであ
り、150℃以上の面積(熱量)は48J/gであっ
た。かかる多層構造体について、実施例1と同様に透明
性、耐熱水性、延伸性、延伸ムラ、酸素透過率を評価し
た。
EVOHを用いて、実施例1に準じて多層構造体を製造
した。該多層構造体の厚みは19μ(ポリプロピレン層
/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/ポリプロ
ピレン層=6μ/2μ/3μ/2μ/6μ)で、両外層
(ポリプロピレン層/接着性樹脂層)の40℃、90%
RHにおける透湿度は11g/m2・dayで、多層構
造体の酸素透過率は52cc/m2・day・atmで
あった(W/L=3.7、L×T=156)。
ーキンエルマー製DSC7)により測定される吸熱ピー
クを示す融解曲線の全面積(全熱量)は36J/gであ
り、150℃以上の面積(熱量)は14J/gであっ
た。かかる多層構造体について、実施例1と同様に透明
性、耐熱水性、延伸性、延伸ムラ、酸素透過率を評価し
た。
EVOH層/接着性樹脂層/ポリプロピレン層=2μ/
1μ/2μ/1μ/2μで、両外層(ポリプロピレン層
/接着性樹脂層)の40℃、90%RHにおける透湿度
が30g/m2・dayで、多層構造体の酸素透過率が
23cc/m2・day・atmの積層体を得(W/L
=15、L×T=46)、実施例1と同様に耐熱水性、
延伸性、延伸ムラ、酸素透過率、透明性を評価した。実
施例、比較例のそれぞれの多層構造体の測定結果を表1
に、耐熱水性、延伸性、延伸ムラ、酸素透過率、透明性
の評価結果を表2に示す。
リオレフィン層からなる共押出積層体を高延伸し、か
つ、延伸後の外層の40℃、90%RHにおける透湿度
(W)と中間層の厚み(L)との比(W/L)が8以下
であり、更に好ましくは、中間層の厚み(L)と多層構
造体の酸素透過率(T)との積(L×T)が100以下
であるため、ガスバリヤー性、透明性に優れ、更に耐熱
水性に非常に優れた効果を示し、更に、中間層として差
動走査熱量計で測定される特定の融解曲線を示すEVO
Hを用いることで、高延伸においてガスバリヤー性、透
明性は勿論のこと、破断、ピンホール、クラック、延伸
ムラ等の生じない延伸性に優れたフィルム、シート等を
得ることができる。
用いられるエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹
脂組成物の差動走査熱量計により測定される融解曲線
わる点 d:150℃上に直線を引いたときに、直線a−bと交
わる点 S1:曲線a〜cと直線a−dと直線c−dで囲まれる
面積 S2:曲線c〜bと直線b−dと直線c−dで囲まれる
面積
Claims (5)
- 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化
物からなる層を中間層とし、中間層と隣接させたポリオ
レフィン層を少なくとも1層有する層を両外層とする共
押出積層体を延伸してなり、かつ、両外層の40℃、9
0%RHにおける透湿度(W)(g/m2・day)と
中間層の厚み(L)(μ)との比(W/L)が8以下で
あることを特徴とする多層構造体。 - 【請求項2】 中間層の厚み(L)(μ)と、20℃、
65%RHの条件下での多層構造体の酸素透過率(T)
(cc/m2・day・atm)との積(L×T)が1
00以下であることを特徴とする請求項1記載の多層構
造体。 - 【請求項3】 全厚みが50μ以下であることを特徴と
する請求項1又は2記載の多層構造体。 - 【請求項4】 中間層が、差動走査熱量計により測定さ
れる吸熱ピークを示す融解曲線において、全面積(全熱
量)が45J/g以上で、かつ、150℃以上の面積
(熱量)が55J/g以下であるエチレン−酢酸ビニル
系共重合体ケン化物からなることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の多層構造体。 - 【請求項5】 更に、ホウ素化合物、銅化合物、アルミ
ニウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム化合物より
選ばれる少なくとも一つの化合物を含有してなるエチレ
ン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物からなることを特徴
とする請求項4記載の多層構造体。
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---|---|---|---|
JP15232395A JP4266391B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 多層構造体 |
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JPH08318599A true JPH08318599A (ja) | 1996-12-03 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000318095A (ja) * | 1998-09-28 | 2000-11-21 | Kuraray Co Ltd | 多層フィルム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148264A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 透明な積層プラスチツクフイルム |
JPH0531863A (ja) * | 1991-07-29 | 1993-02-09 | Kuraray Co Ltd | 多層構造体および包装体 |
JPH0691827A (ja) * | 1986-12-22 | 1994-04-05 | Kuraray Co Ltd | 多層構造体 |
JPH06200172A (ja) * | 1992-10-08 | 1994-07-19 | Sumitomo Chem Co Ltd | 樹脂の相溶化方法および樹脂組成物 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP15232395A patent/JP4266391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62148264A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 透明な積層プラスチツクフイルム |
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JP2000318095A (ja) * | 1998-09-28 | 2000-11-21 | Kuraray Co Ltd | 多層フィルム |
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