JPH0831820A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0831820A
JPH0831820A JP16642794A JP16642794A JPH0831820A JP H0831820 A JPH0831820 A JP H0831820A JP 16642794 A JP16642794 A JP 16642794A JP 16642794 A JP16642794 A JP 16642794A JP H0831820 A JPH0831820 A JP H0831820A
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JP
Japan
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wiring
layer
film
chip
chips
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Pending
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JP16642794A
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English (en)
Inventor
Makoto Motoyoshi
真 元吉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16642794A priority Critical patent/JPH0831820A/ja
Publication of JPH0831820A publication Critical patent/JPH0831820A/ja
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1チップ内に高速な各機能ブロックを搭載で
きる半導体装置を提供する。 【構成】 シリコン基板1に各種素子を形成し、層間絶
縁膜を介して複数のAl配線層を形成し、その上に高速
性を要する配線としてCu配線を有機層間膜を介して複
数層形成する。このように構成することにより、LSI
の各機能ブロック内を通常のAl又はAl多層膜等の微
細配線を用いて結線し、チップ内の比較的遠距離の配線
をCu系の配線を用いて結線できるため、伝搬性能を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
さらに詳しくは、信号伝搬速度の異なる複数の配線層を
有する半導体装置に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明は解決しようとする課題】近年、
コンピュータシステムの小型化に伴って、ワークステー
ションやパーソナルコンピュータの高速化への要求が強
くなっている。一方、既存の技術の延長だけでは要求に
答えることが難しく、CPUのボード設計自体から見直
すことが必要になってきている。システムを高速化する
ためには、I/Oを含めたLSIチップの高速化とパッ
ケージや実装基板の伝達特性の両面から考えていく必要
がある。下表(International Buisiness Strategies1
991による)は、CMOSとBiCMOS回路の要因
別遅延時間を示したものである。
【0003】
【表1】
【0004】この表から判るように、LSIチップでは
素子のシュリンクにより、内部ゲートは年々高速化され
ているがバッファ、パッケージやボード遅延時間はあま
り改善されていない。このため実装の伝達特性を改善す
るため高密度配線基板上に複数個のLSIチップを直接
搭載したMCM(Multi Chip Modul
e)が開発されている。しかし、この方法では、伝搬遅
延は低減できるが、各チップの入出力にバッファが必要
であり、特に高速化していくとLSIチップ間の製造バ
ラツキ等からくるタイミングのずれ、クロストークノイ
ズの影響が大きくなりMCMの配線基板設計技術が難し
くなってくる。また、MCMは、複数の別チップで構成
されるため、各チップの特性バラツキを吸収するように
マージンを持たせてボード設計をする必要がある。
【0005】一方、キャッシュ(メモリ)やMMUなど
の機能ブロックを1チップに取り込む選択もある。この
場合、プロセスバラツキを1チップの中で吸収できるよ
うに設計できるためタイミングのズレの影響が小さくな
る。しかし、この方法では、チップサイズが大きくなる
ことから、チップ端の機能ブロックへの信号線が長くな
る。通常、LSIでは、配線シート抵抗が50mオーム
で酸化膜系の層間膜の厚さが0.3〜1.0μm程度で
あり、信号線が長くなるような配置ではLSIの内部の
比較的抵抗の高い配線層で結線するとCR時定数が大き
くなり、伝搬遅延がMCM化する場合より大きくなる問
題があった。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、1チ
ップ内に、又は、複数チップ間で各機能ブロックを備
え、しかも信号伝搬性能を向上した半導体装置を得るに
はどのような手段を講じればよいかという点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、複
数の機能ブロックを備えた半導体装置において、配線材
料の各主成分が異なる2種類以上の複数金属配線層を持
つことを、その解決手段としている。また、配線材料の
主成分は、それぞれ少なくともAlとCuであることを
特徴としている。さらに、複数の半導体チップ間を配線
で接続する半導体装置において、配線が、各チップ内に
配置されたボンディングパッドと直接コンタクトしてチ
ップ間及びチップ内を配線する配線層構造を有すること
を、解決手段としている。
【0008】
【作用】この発明においては、主成分が異なる金属配線
層を備えることで、配線間で信号伝搬速度を変えること
ができる。例えば、チップ内の又はチップ間の、比較的
遠距離の機能ブロック間の配線を、伝搬速度の速いCu
等を主成分とする金属配線層で構成し、機能ブロックの
内の配線を例えばAl等を主成分とする金属配線層で構
成することにより、高速を要する機能ブロックを搭載す
ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係る半導体装置の詳細を図
面に示す実施例に基づいて説明する。
【0010】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す断面説明図である。本実施例は、シリコン基板の上
に、3層のAl配線層及び3層のCu配線層を形成した
ものである。図中1はシリコン基板であり、この基板1
に例えば各種トランジスタ、抵抗等の素子(図示省略す
る)が各機能ブロック毎に作り込まれている。そして、
このシリコン基板1の表面に、SiO2でなる第1層間
絶縁膜2が形成されている。そして、第1層間絶縁膜2
の上に第1層Al配線層3が形成されている。この第1
層Al配線層3の膜厚は、例えば1μmに設定する。こ
の第1層Al配線層3の上にはSiO2でなる第2層間
絶縁膜4が例えばCVD法にて堆積されている。この第
2層間絶縁膜4の膜厚は、例えば500nmに設定され
ている。そして、この第2層間絶縁膜4の所定の位置に
は、同図に示すように、第1層Al配線層3の一部であ
る符号3Aで示す配線部に上層配線層を接続するための
スルーホール4Aが形成されている。そして、第2層間
絶縁膜4の上に、例えばスパッタ法により堆積され、パ
ターニングが行われた第2層Al配線5が形成されてい
る。さらに、第2Al配線5の上にSiO2でなる第3
層間絶縁膜6が堆積されている。なお、この絶縁膜の膜
厚も500nm程度に設定されている。そして、この第
3層間絶縁膜6の上には、第3層Al配線7が形成され
ている。さらに、第3Al配線7の上には、第4層間絶
縁膜8が形成されている。これらのAl配線は、それぞ
れシリコン基板1に形成された各機能ブロック内部の接
続に用いられる。
【0011】そして、上記第4層間絶縁膜8の上には、
例えばエポキシ樹脂でなる第1有機層間膜9が例えば1
1μmの膜厚に形成されている。そして、この第1有機
層間膜9及び第4層間絶縁膜8には、所定位置の第3A
l配線7に上層配線層を接続するためのスルーホールが
形成されおり、このスルーホールを介して上層配線層で
ある第1層Cu配線10が形成されている。この配線1
0は、例えば銅メッキとマスク形成、エッチングという
工程で形成できる。また、その膜厚は5μmに設定し
た。そして、第1層Cu配線10の上には、第2有機層
間膜11が膜厚11μm程度となるように形成されてい
る。さらに、第2有機層間膜11の上には、膜厚が4μ
m程度の第2層Cu配線12がパターニングされ、その
上に第3有機層間膜13が11μmの膜厚に形成されて
いる。さらに、第3有機層間膜13の上には、第3層C
u配線14がパターニングされ、その上に第4有機膜1
5が形成されている。この第3層Cu配線14の一部は
ボンディングパッド14Aとなり、その上の第4有機膜
15は除去されボンディングパッド14Aが露出してい
る。
【0012】ここで、第1層Cu配線10は、例えば各
機能ブロック間の信号配線であり、第2層Cu配線1
2、第3層Cu配線14は、電源及びグランド配線とな
る。このように、各機能ブロックを結ぶ配線が低抵抗の
Cuであり、層間膜厚が厚いためCR時定数が小さく遅
延もすくなくすることができる。本実施例では、下層の
配線層をAl配線としたが、Al多層膜またはAlを主
成分とした多層膜でもよい。もた、配線層数を3とした
が回路の複雑さにより増減してもよい。さらに、上層の
配線層をCu配線としたが、Cu多層膜または低抵抗の
金属であればこれに限定されるものではない。このCu
配線層数も3としたが、回路の複雑さ、ノイズ対策等で
増減してもよい。また、Al系配線とCu系配線との間
はSiチップを保護するため、P−SiN膜を介在させ
てもよい。
【0013】(実施例2)図2及び図3は、本発明の実
施例2を示す図面である。本実施例では、図2に示すよ
うに、ベース基板21の上に、各機能ブロックをなす複
雑のチップ22〜24が搭載されている。そして、ベー
ス基板21表面の図示しない配線パターンと各チップの
ボンディングパッドとが、ボンディングワイヤ25で接
続されている。そして、相隣接するチップどうしは、研
磨面で密に接合されている。図2に示すような半導体装
置の製造方法を図2のA−A断面説明図である図3を用
いて説明すると、まず、ベース基板21の上に、上記実
施例1において第4層間絶縁膜8まで形成されたチップ
を接着する。その後、実施例1と同様にCu配線と有機
層間膜を、チップの集合体全体の設計に従って形成すれ
ばよい。
【0014】これらチップのそれぞれには、トランジス
タ、抵抗等の各種素子が形成されており(図示省略す
る)、この上に各層間絶縁膜を介して例えば2層〜3層
のAl配線が形成されている。そして、有機層間膜26
を介して例えば3層のCu配線27が形成されている。
これらのCu配線27のうち最上層の一部はボンディン
グパッド27Aとなっている。
【0015】本実施例の構成を具体的な例で説明すれ
ば、これらのチップは例えばマイクロプロセッサを構成
するMPU、2次キャッシュコントローラ、キャッシュ
メモリで1セットになっている。それぞれのLSIチッ
プ内ではAlまたはAl系多層配線で形成されている。
また、Al系配線上は、Siチップを保護するためP−
SiN膜を形成してもよい。また、これらのチップ内の
配線を3層としたが各チップで異なっても勿論よい。
【0016】このような構成とすることにより、Cuが
低抵抗であり、層間膜が厚いため、CR時定数が小さく
遅延も少なくすることができる。また、通常問題となる
PCB上の各チップ間の配線に起因する寄生成分(L,
C,R)による伝搬遅延、クロストークの劣化、反射ノ
イズの問題が小さくなる。この結果、I/Oの設計が簡
単になる利点がある。本実施例では、複数のベアチップ
を隣接して接触させて配置させているため、小型化が達
成されると共に、歩留りの低下を防止できる。さらに、
チップ間の配線は、チップ上の低抵抗配線(Cuなど)
により形成されるため、配線長が長くとも伝搬速度が速
いため、全体の伝搬性能を向上することができる。
【0017】以上、各実施例について説明したが、本発
明は、これらに限定されるものではなく、構成の要旨に
付随する各種の設計変更が可能である。例えば上記実施
例では、低抵抗の配線としてCuを用いたが、他の低抵
抗金属、例えばAuやAgなどを用いても勿論よい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、LSIの各機能ブロック内を通常のAl又
はAl多層膜等の微細配線を用いて結線し、チップ内の
比較的遠距離の配線をCu系の配線を用いて結線できる
ため、伝搬性能を向上させる効果を奏する。
【0019】また、Al系配線の層間膜とは異なり、C
u系配線間の層間膜が厚くなっても、高速化を図ること
ができる。このようにチップサイズや装置サイズが大き
くなっても、1チップ内に高速の各機能ブロックを搭載
できる効果を奏する。例えば、ペンティアムプロセッサ
内に2次キャッシュを搭載し、性能の向上させることが
できる。この際、MCMで問題となる、ベアチップのバ
ーイン技術、テスト技術、ボードの設計技術が不要とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図。
【図2】本発明の実施例2の斜視図。
【図3】本発明の実施例2の断面説明図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…第1層間絶縁膜 3…第1層Al配線 4…第2層間絶縁膜 5…第2層Al配線 6…第3層間絶縁膜 7…第3層Al配線 8…第4層間絶縁膜 9…第1有機層間膜 10…第1層Cu配線 11…第2有機層間膜 12…第2層Cu配線 13…第3有機層間膜 14…第3層Cu配線 15…第4有機膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能ブロックを備えた半導体装置
    において、 配線材料の各主成分が異なる2種類以上の複数金属配線
    層を持つことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記配線材料の主成分は、それぞれ少な
    くともAlとCuである請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数の半導体チップ間を配線で接続する
    半導体装置において、 該配線が、各チップ内に配置されたボンディングパッド
    と直接コンタクトしてチップ間及びチップ内を配線する
    配線層構造を有することを特徴とする半導体装置。
JP16642794A 1994-07-19 1994-07-19 半導体装置 Pending JPH0831820A (ja)

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JP16642794A JPH0831820A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 半導体装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270686A (ja) * 2001-03-01 2002-09-20 Megic Corp 相互接続構造体及びその形成方法
JP2004320018A (ja) * 2003-04-10 2004-11-11 Agere Systems Inc 銅技術相互接続構造を使用する集積回路デバイス用のアルミニウム・パッド電力バスおよび信号ルーティング技術
US7002252B2 (en) 1997-07-10 2006-02-21 Kawasaki Microelectronics, Inc. Wiring structure of a semiconductor integrated circuit and a method of forming the wiring structure
JP2012129570A (ja) * 2012-04-03 2012-07-05 Megica Corp チップの製造方法
JP2013038444A (ja) * 2012-10-05 2013-02-21 Megica Corp 相互接続構造体及びその形成方法
US11031310B2 (en) 2006-08-11 2021-06-08 Qualcomm Incorporated Chip package

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