JPH08317593A - キャスタ駆動装置 - Google Patents
キャスタ駆動装置Info
- Publication number
- JPH08317593A JPH08317593A JP14933895A JP14933895A JPH08317593A JP H08317593 A JPH08317593 A JP H08317593A JP 14933895 A JP14933895 A JP 14933895A JP 14933895 A JP14933895 A JP 14933895A JP H08317593 A JPH08317593 A JP H08317593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- motor
- frame
- planetary gear
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型簡素な構成で、廉価な大きい減速比のキ
ャスタの電動輪の駆動装置を得ることが目的である。 【構成】 円筒形の外筺に収納された直流電動機と、そ
の側面より突出された外筺の突出部空間に直流電動機の
回転軸の減速装置となる遊星歯車減速装置を収納し、外
筐の突出端部をキャスターのフレームに固着し、遊星歯
車減速装置の出力軸によりキャスタの駆動輪を駆動する
装置とにより構成されたものである。
ャスタの電動輪の駆動装置を得ることが目的である。 【構成】 円筒形の外筺に収納された直流電動機と、そ
の側面より突出された外筺の突出部空間に直流電動機の
回転軸の減速装置となる遊星歯車減速装置を収納し、外
筐の突出端部をキャスターのフレームに固着し、遊星歯
車減速装置の出力軸によりキャスタの駆動輪を駆動する
装置とにより構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】電動運搬車のキャスタの駆動装置
として利用される。
として利用される。
【0002】
【従来の技術】直流電動機により駆動されるキャスタの
駆動輪は周知であるが、キャスタのフレームに周知の手
段により、電動機とその減速装置を配設したもので、大
型となり構成が簡素化されていない。
駆動輪は周知であるが、キャスタのフレームに周知の手
段により、電動機とその減速装置を配設したもので、大
型となり構成が簡素化されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】構成を簡素化し、小型
軽量とすることである。
軽量とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段 円筒形の外
筐に収納された直流電動機と、外筺の1つの側面より外
筺を突出せしめ端部が開口された突出部と、キャスタの
フレームに軸受を介して回動自在に支持された駆動輪
と、前記した突出部の開口部分をキャスターのフレーム
に固着するとともに、直流電動機の回転軸により突出部
に収納された遊星歯車装置のサンギアを駆動し、スター
ギアより出力トルクを得て駆動輪を駆動する装置とによ
り構成されたものである。第2の手段 第1の手段にお
いて、遊星歯車装置として差動遊星歯車装置を使用して
構成したものである。
筐に収納された直流電動機と、外筺の1つの側面より外
筺を突出せしめ端部が開口された突出部と、キャスタの
フレームに軸受を介して回動自在に支持された駆動輪
と、前記した突出部の開口部分をキャスターのフレーム
に固着するとともに、直流電動機の回転軸により突出部
に収納された遊星歯車装置のサンギアを駆動し、スター
ギアより出力トルクを得て駆動輪を駆動する装置とによ
り構成されたものである。第2の手段 第1の手段にお
いて、遊星歯車装置として差動遊星歯車装置を使用して
構成したものである。
【0005】
【作用】直流電動機の外筺の1つの側面の側の外筺を突
出せしめ、その突出部に遊星歯車減速装置を収納したの
で構成が簡素化され、又突出部の端部をキャスタのフレ
ームに固定したので動作が安定化し更に構成が簡素化さ
れる。減速装置として差動遊星歯車装置を使用すること
により、減速比を大きくできて、しかも小型化すること
ができる。
出せしめ、その突出部に遊星歯車減速装置を収納したの
で構成が簡素化され、又突出部の端部をキャスタのフレ
ームに固定したので動作が安定化し更に構成が簡素化さ
れる。減速装置として差動遊星歯車装置を使用すること
により、減速比を大きくできて、しかも小型化すること
ができる。
【0006】
【実施例】本発明装置を実施例について次に詳細を説明
する。図1において、記号1aはキャスタ1のフレーム
の支軸で本体に装着されている。点線4は直流電動機
で、外筺4aに収納され、円筒形の外筺4aは右側に延
長して構成され、その端部4bは外側に屈曲されてキャ
スタ1の左側フレームに固定されている。直流電動機4
の右側の側板とフレーム1との間の空間には減速装置5
が収納され、その出力軸7はフレーム1の空隙部1bを
通って駆動輪3を駆動する。
する。図1において、記号1aはキャスタ1のフレーム
の支軸で本体に装着されている。点線4は直流電動機
で、外筺4aに収納され、円筒形の外筺4aは右側に延
長して構成され、その端部4bは外側に屈曲されてキャ
スタ1の左側フレームに固定されている。直流電動機4
の右側の側板とフレーム1との間の空間には減速装置5
が収納され、その出力軸7はフレーム1の空隙部1bを
通って駆動輪3を駆動する。
【0007】出力軸7は直流電動機4の回転軸6のまわ
りを滑動し、回転軸6は軸受2bと軸受2a(フレーム
1に設けられる)により回動自在に支持される。図2は
図1の遊星歯車装置を矢印A方向よりみた平面図であ
る。図2において、駆動輪3の回転軸7には円板12が
固定され、スターギア9a,9b,9cは円板12に植
立した支軸10a,10b,10cに回動自に支持され
る。
りを滑動し、回転軸6は軸受2bと軸受2a(フレーム
1に設けられる)により回動自在に支持される。図2は
図1の遊星歯車装置を矢印A方向よりみた平面図であ
る。図2において、駆動輪3の回転軸7には円板12が
固定され、スターギア9a,9b,9cは円板12に植
立した支軸10a,10b,10cに回動自に支持され
る。
【0008】サンギア8とスターギア9a,9b,9c
は噛合し、スターギア9a,9b,9cとリングギア1
1も噛合する。リングギア11の外側は、図1の外筺4
aの内側に固定されている。円板12の中央部に回転軸
7が固定され、回転軸6がサンギア8に固定されている
ので直流電動機4の出力トルクは増大されて駆動輪3を
駆動することができる。上記した出力トルクを更に増大
するには、遊星歯車装置を2段重複して設ければよい。
その手段を図3につき説明する。
は噛合し、スターギア9a,9b,9cとリングギア1
1も噛合する。リングギア11の外側は、図1の外筺4
aの内側に固定されている。円板12の中央部に回転軸
7が固定され、回転軸6がサンギア8に固定されている
ので直流電動機4の出力トルクは増大されて駆動輪3を
駆動することができる。上記した出力トルクを更に増大
するには、遊星歯車装置を2段重複して設ければよい。
その手段を図3につき説明する。
【0009】図3において、直流電動機4の円筒形の外
筺4aは右方に突出してその端部はフレーム1の左側の
部分に固着され、直流電動機4の右側の側板とフレーム
1との間の空間には遊星歯車装置の2段の減速装置が収
納される。リングギア17は外筺4aの内側に固定さ
れ、サンギア13aは直流重動機4の回転軸6に固定さ
れる。スターギア15a,15c,…(本実施例ではス
ターギアは4個となっている。)はサンギア13aとリ
ングギア17と噛合する。スターギア15a,15c,
…は円板14aに植立した支軸に回動自在に支持され、
円板14aとサンギア13bは回転軸6のまわりを同期
回転するように支持されている。
筺4aは右方に突出してその端部はフレーム1の左側の
部分に固着され、直流電動機4の右側の側板とフレーム
1との間の空間には遊星歯車装置の2段の減速装置が収
納される。リングギア17は外筺4aの内側に固定さ
れ、サンギア13aは直流重動機4の回転軸6に固定さ
れる。スターギア15a,15c,…(本実施例ではス
ターギアは4個となっている。)はサンギア13aとリ
ングギア17と噛合する。スターギア15a,15c,
…は円板14aに植立した支軸に回動自在に支持され、
円板14aとサンギア13bは回転軸6のまわりを同期
回転するように支持されている。
【0010】スターギア16a,16b,…(4個とな
っている。)はサンギア13bとリングギア17と噛合
し、その支軸は円板14bに植立している。円板14b
には回転軸3aの左端が固定され、回転軸3aには駆動
輪3が固定される。フレームに設けた軸受2a,2cに
は回転軸3aが回動自在に支持されている。以上の構成
により理解されるように、直流電動機4の回転出力は遊
星歯車減速装置により2段の減速が行われ、キャスタの
駆動輪3の駆動トルクを大きく増大することができる。
っている。)はサンギア13bとリングギア17と噛合
し、その支軸は円板14bに植立している。円板14b
には回転軸3aの左端が固定され、回転軸3aには駆動
輪3が固定される。フレームに設けた軸受2a,2cに
は回転軸3aが回動自在に支持されている。以上の構成
により理解されるように、直流電動機4の回転出力は遊
星歯車減速装置により2段の減速が行われ、キャスタの
駆動輪3の駆動トルクを大きく増大することができる。
【0011】図4は差動遊星歯車装置を使用して減速比
を増大する手段を示すものである。図4において、キャ
スタのフレーム1の上部は省略して図示していない。リ
ングギアは2分割され、リングギア21a,21bの歯
の数は少しの差を持っている。この歯数の差は、スター
ギア19a,19b,…の数によっても異なるので対応
して規制される。スターギアの数が4個で90度離間し
ている場合には、リングギア21a,21bの歯数は9
0度毎に1歯づつの差を有するように設定される。円板
18は回転軸6のまわりを滑動回転し、その面に植立し
た支軸にはスターギア19a,19bが回動自在に支持
される。以上の構成なので、差動ギアの構成となり大き
い減速比を得ることができる作用効果がある。トルク伝
達は次に述べる順序で行なわれる。直流電動機4の回転
軸6によりサンギア20が駆動され、サンギア20によ
りスターギア19a,19b,…が、外筺4aに固定し
たリングギア21aと噛合回転する。スターギア19
a,19b,…と噛合するリングギア21bが駆動され
て回転する。
を増大する手段を示すものである。図4において、キャ
スタのフレーム1の上部は省略して図示していない。リ
ングギアは2分割され、リングギア21a,21bの歯
の数は少しの差を持っている。この歯数の差は、スター
ギア19a,19b,…の数によっても異なるので対応
して規制される。スターギアの数が4個で90度離間し
ている場合には、リングギア21a,21bの歯数は9
0度毎に1歯づつの差を有するように設定される。円板
18は回転軸6のまわりを滑動回転し、その面に植立し
た支軸にはスターギア19a,19bが回動自在に支持
される。以上の構成なので、差動ギアの構成となり大き
い減速比を得ることができる作用効果がある。トルク伝
達は次に述べる順序で行なわれる。直流電動機4の回転
軸6によりサンギア20が駆動され、サンギア20によ
りスターギア19a,19b,…が、外筺4aに固定し
たリングギア21aと噛合回転する。スターギア19
a,19b,…と噛合するリングギア21bが駆動され
て回転する。
【0012】リングギア21bは円板21に固定されて
いるのでこれを駆動し、円板21に固定した回転軸22
を駆動する。駆動輪3は回転軸22に固定しているの
で、駆動輪3を大きい減速比で駆動することができる。
軸受2a,2cはキャスタのフレーム1に設けられて、
回転軸22を回動自在に支持している。減凍比はサンギ
ア20とスターギア19a,19b,…の歯数の比とリ
ングギア21a,21bの歯数の差で規制されて大きい
減速比が得られる。
いるのでこれを駆動し、円板21に固定した回転軸22
を駆動する。駆動輪3は回転軸22に固定しているの
で、駆動輪3を大きい減速比で駆動することができる。
軸受2a,2cはキャスタのフレーム1に設けられて、
回転軸22を回動自在に支持している。減凍比はサンギ
ア20とスターギア19a,19b,…の歯数の比とリ
ングギア21a,21bの歯数の差で規制されて大きい
減速比が得られる。
【0013】
【発明の効果】駆動源となる直流電動機の円筒形の外筺
の側部の空間に減速装置が収納され、外筺の突出端部が
キャスターのフレームに固定されているので構成が簡素
化され、廉価、小型で、しかも大きい減速比でキャスタ
の駆動輪を駆動できる効果がある。差動遊星歯車装置で
減速装置を構成することにより上記した作用効果は更に
大きくなる。
の側部の空間に減速装置が収納され、外筺の突出端部が
キャスターのフレームに固定されているので構成が簡素
化され、廉価、小型で、しかも大きい減速比でキャスタ
の駆動輪を駆動できる効果がある。差動遊星歯車装置で
減速装置を構成することにより上記した作用効果は更に
大きくなる。
【図1】本発明装置の外観図
【図2】本発明装置に使用される遊星歯車装置の平面図
【図3】本発明装置の横断面図
【図4】図3の実施例と異なる他の実施例の横断面図
1,1a キャスタのフレーム 2a,2b,2c 軸受 3 キャスタの駆動輪 4 直流電動機 5 減速装置 4a 外筺 4b 外筺4aの端部 6,7 回転軸 8,13a,13b,20 サンギア 9a,9b,9c,15a,15c,…,16a,16
b,…,19a,19b,… スターギア 11,17,21a,21b リングギア 12,14a,14b,18,21 円板
b,…,19a,19b,… スターギア 11,17,21a,21b リングギア 12,14a,14b,18,21 円板
Claims (2)
- 【請求項1】円筒形の外筺に収納された直流電動機と、
外筺の1つの側面より外筺を突出せしめ端部が開口され
た突出部と、キャスタのフレームに軸受を介して回動自
在に支持された駆動輪と、前記した突出部の開口部分を
キャスターのフレームに固着するとともに、直流電動機
の回転軸により突出部に収納された遊星歯車装置のサン
ギアを駆動し、スターギアより出力トルクを得て駆動輪
を駆動する装置とにより構成されたことを特徴とするキ
ャスタ駆動装置。 - 【請求項2】請求項1の特許請求の範囲において、遊星
歯車装置として差動遊星歯車装置を使用して構成された
ことを特徴とするキャスタ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14933895A JPH08317593A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | キャスタ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14933895A JPH08317593A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | キャスタ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317593A true JPH08317593A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15472928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14933895A Pending JPH08317593A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | キャスタ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08317593A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7100722B2 (en) * | 2002-08-29 | 2006-09-05 | Peerless-Winsmith, Inc. | Wheel assembly including a DC motor mounted within the HUB and drive connected to the wheel |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP14933895A patent/JPH08317593A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7100722B2 (en) * | 2002-08-29 | 2006-09-05 | Peerless-Winsmith, Inc. | Wheel assembly including a DC motor mounted within the HUB and drive connected to the wheel |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100411407B1 (ko) | 차량, 특히 멀티트랙 전기차량용 구동 메카니즘 | |
JP4626345B2 (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP2004149114A5 (ja) | ||
JP3858944B2 (ja) | 伝動装置 | |
JP2003094957A (ja) | 電動ホイールモータ | |
JPS6298046A (ja) | 歯車列 | |
JPH08317593A (ja) | キャスタ駆動装置 | |
JP3616804B2 (ja) | 減速機付きモータ内蔵ローラ、並びに、減速機 | |
JP2004340191A (ja) | ギヤードモータおよび減速装置 | |
JP2006283876A (ja) | 回転伝動装置 | |
JP2001016710A (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP2003056654A (ja) | 減速機付きモータ装置 | |
JP2574367B2 (ja) | 歯科用ハンドピース | |
JP6794913B2 (ja) | 歯車伝動装置 | |
JP2842165B2 (ja) | 車両のディファレンシャル装置 | |
JP3973009B2 (ja) | 遊星歯車装置 | |
JPH0777247A (ja) | 駆動装置 | |
JP2002238213A (ja) | モータアクチュエータ | |
JP2524377Y2 (ja) | 多出力超音波モータを使用したサンバイザ | |
JPS5847327Y2 (ja) | デンドウシヤツタ−クドウソウチ | |
JPS63274341A (ja) | 複合モ−タ | |
JP2002235815A (ja) | モータアクチュエータ | |
JP2593583Y2 (ja) | 車両の操向装置 | |
JP2001352712A (ja) | 複合型ロータリアクチュエータ | |
JPH10213188A (ja) | 遊星歯車を用いた動力伝達装置並びにこれを使用したモータ及び発電機 |