JPH08317317A - 中間周波処理装置 - Google Patents

中間周波処理装置

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JPH08317317A
JPH08317317A JP7117278A JP11727895A JPH08317317A JP H08317317 A JPH08317317 A JP H08317317A JP 7117278 A JP7117278 A JP 7117278A JP 11727895 A JP11727895 A JP 11727895A JP H08317317 A JPH08317317 A JP H08317317A
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JP
Japan
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detection system
intermediate frequency
signal
output terminal
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP7117278A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Okuno
和彦 奥野
Teruyuki Murata
照幸 村田
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Araco Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Kyoei Sangyo KK
Original Assignee
Araco Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Kyoei Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp, Kyoei Sangyo KK filed Critical Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用方式が異なってもシャーシのインターキ
ャリアを処理する外付け回路を不要にし、かつ消費電力
の低減、及びノイズによる弊害の低減を図る。 【構成】 VIF信号のみ、またはVIF信号及びSI
F信号を同時に検波し得る第1検波系Aの出力端子6a
とSIF信号のみ検波し得る第2検波系Bの出力端子1
0aとをFM検波系Cの入力端子11aに選択的に接続
するスイッチ23を設ける。同時検波方式で使用する場
合、DC電圧をグランドに流し、これを検出する検波器
制御器21の起動で第2検波系Bの駆動を強制的に停止
し、消費電力及びノイズの低減を図る。またDC電圧の
グランド接続を検出するスイッチ制御器22の起動でス
イッチ23を出力端子6aと入力端子1aとの接続に切
換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声中間周波信号及び
映像中間周波信号を検波する中間周波処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ、VTR等のシャーシの合
理化のためシャーシの共有化の要求が強くなり、音声中
間周波信号の検波方式をスプリットキャリア方式や同時
検波方式によりシャーシのパターンを変更しないで、I
C内で対応する必要があった。
【0003】図3はこのような要請に答える中間周波処
理装置の一般例を示すブロック図である。1はチュー
ナ、2はスプリットキャリア方式と同時検波方式に応じ
て特性変更されるSAWフィルタ、3は中間周波増幅
器、4は映像検波器、5はVCO、6は出力端子、7は
入力端子、8は音声中間周波増幅器、9は音声中間周波
検波器、10は出力端子、11は入力端子、12は帯域
制限フィルタ、13はFM検波器、14は音声出力端子
である。
【0004】中間周波増幅器3、映像検波器4、及びV
CO5で映像中間周波信号のみを検波するか、映像中間
周波信号(以下VIF信号と称す)と音声中間周波信号
(以下SIF信号と称す)とを同時に検波する働きをも
つ第1検波系Aを構成し、音声中間周波増幅器8、音声
中間周波検波器9、及びVCO5でSIF信号のみを検
波する第2検波系Bを構成する。
【0005】帯域制限フィルタ12、FM検波器13で
詳しくは後述するインターキャリアをFM検波するFM
検波系Cを構成する。
【0006】SAWフィルタ2と入力端子7との接続の
有無は製造段階で決定されるもので、本装置をスプリッ
トキャリア方式(即ちVIF信号とSIF信号とを別々
に分離して独立に検波する方式)で使用するときには接
続し、同時検波方式(即ちVIF信号とSIF信号とを
映像検波器4で同時に検波する方式)で使用するときに
は接続しない。
【0007】出力端子6と入力端子11との接続の有無
も製造段階で決定されるもので、本装置を同時検波方式
で使用するときにのみ接続する。出力端子10と入力端
子11との接続の有無も製造段階で決定されるもので、
本装置をスプリットキャリア方式で使用するときにのみ
接続する。
【0008】SAWフィルタ2は、本装置をスプリット
キャリア方式で使用するとき、あるいは同時検波方式で
使用するときに応じて、製造段階において特性が選択さ
れるものである。
【0009】例えばスプリットキャリア方式で使用する
ときには、チューナ1から同時に伝送されるVIF信号
とSIF信号とを互いに分離する。分離されたVIF信
号は第1検波系Aの中間周波増幅器3へ転送され、SI
F信号は入力端子7を経て第2検波系Bの音声中間周波
増幅器8へ転送される。一方、同時検波方式で使用する
ときには、チューナ1から同時に伝送されるVIF信号
とSIF信号とを互いに分離せず、不要成分を除去し、
両者を第1検波系Aの中間周波増幅器3へ転送する。
尚、この場合、中間周波増幅器3は、VIF信号及びS
IF信号を双方共に増幅することになる。
【0010】第1検波系Aの映像検波器4は、例えば同
期検波方式であり、VCO5から転送される発信周波数
とVIF信号の周波数との差に応じた電圧をVCO5に
送り、VCO5のその電圧に応じた適正な周波数でVI
F信号の検波を行い、またその周波数を用いてSIF信
号の検波を行う。言うまでもなく、スプリットキャリア
方式の場合にはVIF信号の検波のみ行い、同時検波方
式の場合にはVIF信号とSIF信号の双方の検波を行
う。通常、検波されたSIF信号をインターキャリアと
称される。
【0011】第2検波系Bの音声中間周波検波器9は、
SIF信号の検波を行い、中間周波増幅器3で増幅した
VIF信号との同期をとるVCO5の出力信号と音声中
間周波増幅したSIF信号との差の成分であるインター
キャリアを生成する。
【0012】FM検波系Cの帯域制限フィルタ12は、
転送される情報からインターキャリアのみを取出す。同
時検波方式のときに特に有効となる。FM検波器13
は、インターキャリアをFM検波し、音声出力を取出
す。
【0013】次に動作を説明する。本装置をスプリット
キャリア方式で使用する場合、製造段階では、VIF信
号とSIF信号とを分離する特性に上記SAWフィルタ
2をセットし、このSAWフィルタ2と入力端子7とを
接続する。また出力端子10と入力端子11とを接続
し、出力端子6と入力端子11とを非接続にする。
【0014】かくて、チューナ1から伝送される中間周
波信号は、SAWフィルタ2でVIF信号とSIF信号
に分離されつつ、VIF信号は中間周波増幅器3へ転送
されて増幅され、SIF信号は音声中間周波増幅器8へ
転送されて増幅される。
【0015】続いて、VIF信号は映像検波器4に転送
され、映像検波器4とVCO5との駆動に応じて上述の
如く検波され、これにより映像検波信号となり、出力端
子6へ出力される。出力後は、ビデオ系、クロマ系へ転
送され、色信号を取出す等の処理が施される。一方、S
IF信号は音声中間周波検波器9に転送され、音声中間
周波検波器9とVCO5との駆動に応じて上述の如く検
波され、これによりインターキャリアとなり、出力端子
10へ出力される。出力後は、帯域制限フィルタ12を
通り、FM検波器13へ転送され、FM検波が施され、
音声出力端子14から出力される。
【0016】一方、本装置を同時検波方式で使用する場
合、製造段階では、VIF信号とSIF信号とを分離し
ない特性にSAWフィルタ2をセットし、SAWフィル
タ2と入力端子7との間を非接続にする。また出力端子
6と入力端子11とを接続し、出力端子10と入力端子
11とを非接続にする。
【0017】かくて、チューナ1から伝送されるVIF
信号とSIF信号の中間周波信号は、互いに分離される
ことなくSAWフィルタ2を通して不要成分を除去さ
れ、また、両者共に中間周波増幅器3へ転送されて増幅
される。
【0018】続いて、VIF信号、SIF信号は映像検
波器4に転送され、映像検波器4とVCO5との駆動に
応じて上述の如く検波され、これにより映像検波信号、
及びインターキャリアとなり、双方同時に、一方では出
力端子6に出力され、他方では入力端子11を通り、帯
域制限フィルタ12へ転送され、インターキャリアのみ
取出される。帯域フィルタ12を通るインターキャリア
はFM検波器13でFM検波され、音声出力端子14に
出力される。
【0019】従来、以上説明した如く、チューナ1を通
り中間周波となった信号は、SAWフィルタ2でVIF
信号とSIF信号に分け内部に入力し別々に処理するス
プリットキャリア方式を備えた中間周波処理装置におい
て、インターキャリアを映像検波出力、または映像検波
信号の周波数調整を行うEQ増幅器出力より取出す同時
検波方式で使用する場合は、インターキャリアと映像検
波出力信号を共通端子で出力する構成であった。
【0020】尚、この2つの方式が主流でスプリットキ
ャリア方式で行う場合、オーディオ出力特性が同時検波
方式に比べて優れているため、高級テレビセットまたは
高級VTR等に使用され、同時検波方式は、スプリット
キャリア方式に比べシステムが安価でできるため、普及
タイプのテレビ、VTR等に使用される。
【0021】他方、図4は従来の中間周波処理装置の他
の一般例を示すブロック図である。図3と同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。この従来例の場合、
映像検波器4と出力端子6との間にEQ増幅器15が接
続されている。EQ増幅器15は、映像検波器4から出
力される映像検波信号の周波数特性をフラットに調整す
る機能を有する。この従来例の全体的な動作は上記従来
例の動作と同様であるので詳しい説明は省略する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、スプ
リットキャリア方式と同時検波方式とでインターキャリ
アの出力端子が異なるため、シャーシのインターキャリ
アを処理する外付け回路を大幅に変更しなくてはならな
い問題があった。また同時検波方式で使用する場合、S
AWフィルタ2と第2検波系Bの入力端子7との間を接
続せずに装置を駆動するが、このとき不要である音声中
間周波検波器9も駆動してしまうため、無駄な電力が消
費される。また非接続の状態にある入力端子7から入る
ノイズが音声中間周波増幅器8で増幅されるため、音声
中間周波検波器9から大きなノイズが発生し、周辺の機
器の動作を阻害するという問題があった。
【0023】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
で、スプリットキャリア方式と同時検波方式とで異なる
使用法であってもシャーシのインターキャリアを処理す
る外付け回路を不要にし、さらに消費電力の低減、及び
ノイズによる弊害の低減を図ることができる中間周波処
理装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
映像中間周波信号のみを検波するか、または音声中間周
波信号と映像中間周波信号とを同時に検波する第1検波
系と、音声中間周波信号のみを検波する第2検波系と、
第1検波系からのインターキャリア、または第2検波系
からのインターキャリアをFM検波するFM検波手段を
備えるFM検波系を含んで成り、スプリットキャリア方
式と同時検波方式のいずれかで動作可能となった中間周
波処理装置において、上記第1検波系の出力端子と、上
記第2検波系の出力端子とを上記FM検波系の入力端子
へ選択的に接続するスイッチを備えることを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、映像中間周波信号のみを検
波するか、または音声中間周波信号と映像中間周波信号
とを同時に検波する第1検波系と、音声中間周波信号の
みを検波する第2検波系と、第1検波系からのインター
キャリア、または第2検波系からのインターキャリアを
FM検波するFM検波手段を備えるFM検波系を含んで
成り、スプリットキャリア方式と同時検波方式のいずれ
かで動作可能となった中間周波処理装置において、上記
第1検波系の出力端子と上記第2検波系の出力端子とを
上記FM検波系の入力端子へ選択的に接続するスイッチ
と、上記スイッチの切換えを制御するスイッチ制御器と
を備えることを特徴とする。請求項3記載の発明は、映
像中間周波信号のみを検波するか、または音声中間周波
信号と映像中間周波信号とを同時に検波する第1検波系
と、音声中間周波信号のみを検波する第2検波系と、第
1検波系からのインターキャリア、または第2検波系か
らのインターキャリアをFM検波するFM検波手段を備
えるFM検波系を含んで成り、スプリットキャリア方式
と同時検波方式のいずれかで動作可能となった中間周波
処理装置において、上記第1検波系の出力端子と上記第
2検波系の出力端子とを上記FM検波系の入力端子へ選
択的に接続するスイッチと、スプリットキャリア方式の
ときに上記第2検波系を駆動し、同時検波方式のときに
上記第2検波系の駆動を停止する検波器制御器とを備え
ることを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明では、スプリットキャリア
方式で使用する場合、スイッチを切換えて第2検波系の
出力端子とFM検波系の入力端子とを接続し、第2検波
系で検波した音声中間周波信号のみFM検波系へ入力す
る。同時検波方式で使用する場合、第2検波系の入力端
子を非接続の状態にし、スイッチを切換えて第1検波系
の出力端子とFM検波系の入力端子とを接続し、第1検
波系で検波した音声中間周波信号をFM検波系へ入力す
る。請求項2記載の発明では、スプリットキャリア方式
で使用する場合、その方式を認識するスイッチ制御器の
指令でスイッチを切換えて第2検波系の出力端子とFM
検波系の入力端子とを接続し、第2検波系で検波した音
声中間周波信号のみFM検波系へ入力する。同時検波方
式で使用する場合、第2検波系の入力端子を非接続の状
態にし、その方式を認識するスイッチ制御器の指令でス
イッチを切換えて第1検波系の出力端子とFM検波系の
入力端子とを接続し、第1検波系で検波した音声中間周
波信号をFM検波系へ入力する。請求項3記載の発明で
は、スプリットキャリア方式で使用する場合、その方式
を認識するスイッチ制御器の指令でスイッチを切換えて
第2検波系の出力端子とFM検波系の入力端子とを接続
し、第2検波系で検波した音声中間周波信号のみFM検
波系へ入力する。またその方式を認識する検波器制御器
の指令で第2検波系を駆動する。同時検波方式で使用す
る場合、第2検波系の入力端子を非接続の状態にし、そ
の方式を認識するスイッチ制御器の指令でスイッチを切
換えて第1検波系の出力端子とFM検波系の入力端子と
を接続し、第1検波系で検波した音声中間周波信号をF
M検波系へ入力する。またその方式を認識する検波器制
御器の指令で第2検波系の駆動を停止する。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の実施例に係わる中間周波処
理装置の構成を示すブロック図である。尚、図3と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施例で
は、構成として、第1検波系Aのインターキャリアの出
力端子6aと第2検波系Bの出力端子10aとをFM検
波系Cの入力端子11へ選択的に接続するスイッチ23
と、スイッチ23の切換えを制御するスイッチ制御器2
2と、スプリットキャリア方式のときに第2検波系Bを
駆動し、同時検波方式のときに第2検波系Bの駆動を停
止する検波器制御器21とを備えるものである。
【0027】上記検波器制御器21は、内部に電圧検出
器を備えており、電圧検出器で入力端子7の入力電圧
(SAWフィルタ2の内部電圧、及び音声中間周波検波
器8の内部電圧)と所定のしきい値とを比較する。入力
端子7の入力電圧(DC電圧)が所定のしき値よりも低
くなるときに音声中間周波検波器9に設置した図示しな
いスイッチ、もしくは検波器制御器21内で音声中間周
波検波器9の動作を切換える図示しないスイッチをOF
F動作し、音声中間周波検波器9の内部回路への供給電
流をカットする。
【0028】一方、スイッチ制御器22は、内部に電圧
検出器を備えており、電圧検出器で入力端子7の入力電
圧(SAWフィルタ2の内部電圧、及び音声中間周波増
幅器8の内部電圧)と所定のしきい値とを比較する。入
力端子7の入力電圧(DC電圧)が所定のしき値よりも
低くなるときに後述する即ち第1検波系Aの出力端子6
aと、第2検波系Bの出力端子10aとをFM検波系C
の入力端子11へ選択的に接続する詳しくは後述するス
イッチ23の動作を制御する制御信号を出力する。
【0029】スイッチ23は、例えばリレー式の2位置
切換スイッチであり、通常は出力端子10aと入力端子
11aとを接続しているが、スイッチ制御器22から制
御信号が出力されたときは、切換わり出力端子6aと入
力端子11aとを接続する。
【0030】尚、出力端子10aは、音声中間周波検波
器9の出力端子10と実質上同一であり、入力端子11
aはFM検波系Cの入力端子11へ接続されている。ま
た出力端子6aは、映像検波器4の出力端子6から分岐
したものであると考えても良いし、映像検波器4の内部
でインターキャリア用に別途設けられたものであると考
えても良い。
【0031】また本実施例の場合も、スプリットキャリ
ア方式で使用する場合には製造段階でSAWフィルタ2
の特性をVIF信号とSIF信号とを分離する機能を有
するものに選択し、かつ、SAWフィルタ2と入力端子
7とを接続する。しかし、同時検波方式で使用する場合
には製造段階でSAWフィルタ2の特性をVIF信号と
SIF信号とを分離しない機能を有するものに選択し、
かつ、SAWフィルタ2と入力端子7とを非接続の状態
にした上で入力端子7をグランドに接続する。
【0032】SAWフィルタ2と入力端子7とを非接続
の状態にした上で入力端子7をグランドに接続した場
合、本装置の駆動時には、SAWフィルタ2の内部電
圧、及び音声中間周波増幅器8の内部電圧が、詳しくは
後述する即ち入力端子7に接続される検波器制御器2
1、及びスイッチ制御器22に供給されることはなく、
これを契機に検波器制御器21、及びスイッチ制御器2
2の動作が開始される。
【0033】次に本実施例の動作について説明する。本
装置をスプリットキャリア方式で使用する場合、製造段
階では、VIF信号とSIF信号とを分離する特性にS
AWフィルタ2をセットし、SAWフィルタ2と入力端
子7とを接続する。
【0034】SAWフィルタ2と入力端子7とを接続し
た場合、SAWフィルタ2の内部電圧(AC電圧)、及
び音声中間周波増幅器8の内部電圧(DC電圧)が入力
端子7に供給される状態となり、結果として、検波器制
御器21、及びスイッチ制御器22に対しDC電圧が供
給される。
【0035】DC電圧の供給された検波器制御器21
は、内部の電圧検出器により所定のしきい値よりも高い
DC電圧を検出し、音声中間周波検波器9に設置した図
示しないスイッチ、もしくは検波器制御器21内で音声
中間周波検波器9の動作を切換える図示しないスイッチ
をON動作させる。この結果、音声中間周波検波器9
は、内部回路への供給電流の通電が許容され、検波動作
を行い得る状態を保つ。
【0036】DC電圧の供給されたスイッチ制御器22
も、内部の電圧検出器により所定のしきい値よりも高い
DC電圧を検出し、スイッチ23に制御信号を出力せ
ず、この結果、スイッチ23は、音声中間周波検波器9
の出力端子10aと入力端子11aとを接続した状態を
保つ。
【0037】かくて、チューナ1から伝送される中間周
波信号は、SAWフィルタ2でVIF信号とSIF信号
に分離されつつ、VIF信号は中間周波増幅器3へ転送
されて増幅され、SIF信号は音声中間周波増幅器8へ
転送されて増幅される。
【0038】続いて、VIF信号は映像検波器4に転送
され、映像検波器4とVCO5との駆動に応じて既述し
た如く検波され、これにより映像検波信号となり、出力
端子6へ出力される。出力後は、ビデオ系、クロマ系へ
転送され、色信号を取出す等の処理が施される。一方、
SIF信号は音声中間周波検波器9に転送され、音声中
間周波検波器9とVCO5との駆動に応じて上述の如く
検波され、これによりインターキャリアとなり、出力端
子10aへ出力される。出力後は、出力端子10aと入
力端子11aとを接続するスイッチ23を通って帯域制
限フィルタ12を通り、FM検波器13へ転送され、F
M検波が施され、音声出力端子14へ出力される。
【0039】一方、同時検波方式で使用する場合、製造
段階では、SAWフィルタ2の特性をVIF信号とSI
F信号とを分離しない機能を有するものにセットし、か
つ、SAWフィルタ2と入力端子7とを非接続の状態に
した上で入力端子7をグランドに接続する。
【0040】SAWフィルタ2と入力端子7とを非接続
の状態にした上で入力端子7をグランドに接続した場
合、SAWフィルタ2の内部電圧(AC電圧)、及び音
声中間周波増幅器8の内部電圧(DC電圧)が入力端子
7に供給されない状態となり、結果として、検波器制御
器21、及びスイッチ制御器22に対しDC電圧が供給
されない。
【0041】DC電圧が供給されない検波器制御器21
は、内部の電圧検出器により入力電圧が所定のしきい値
よりも低いことを検出し、これにより音声中間周波検波
器9に設置した図示しないスイッチ、もしくは検波器制
御器21内で音声中間周波検波器9の動作を切換える図
示しないスイッチをOFF動作させる。この結果、音声
中間周波検波器9は、内部回路への供給電流の通電が遮
断され、動作を停止する。従って音声中間周波検波器9
から発生するノイズもカットされる。
【0042】DC電圧が供給されないスイッチ制御器2
2も、内部の電圧検出器により入力電圧が所定のしきい
値よりも低いことを検出し、これによりスイッチ23に
制御信号を出力する。この結果、スイッチ23は、内部
のばね力等に抗して切換わり、映像検波器4の出力端子
6aと入力端子11aとを接続した状態を保つ。
【0043】かくて、チューナ1から伝送される中間周
波信号は、SAWフィルタ2を通して不要成分が除去さ
れ、またVIF信号とSIF信号を分離されず、両者共
に中間周波増幅器3へ転送されて増幅される。
【0044】続いて、VIF信号、SIF信号は映像検
波器4に転送され、映像検波器4とVCO5との駆動に
応じて既述した如く検波され、これにより映像検波信
号、及びインターキャリアとなり、一方では双方同時
に、あるいは映像検波信号のみ出力端子6に出力され、
他方では双方同時に、あるいはインターキャリアのみ出
力端子6aに出力される。出力端子6aに出力されたイ
ンターキャリアは、出力端子6aと入力端子11aとを
接続するスイッチ23を通って帯域制限フィルタ12へ
転送され、帯域制限フィルタ12を通るインターキャリ
アはFM検波器13でFM検波され、音声出力端子14
に出力される。
【0045】以上、本実施例では、映像検波器4の出力
端子6から分岐した、あるいは映像検波器4の内部でイ
ンターキャリア用に別途設けられた出力端子6aと、音
声中間周波検波器9の出力端子10aとを、FM検波系
Cの入力端子11に接続される入力端子11aに選択的
に接続する2位置切換のスイッチ23を備えたため、ス
プリットキャリア方式と同時検波方式とで異なる使用法
であってもスイッチ23の切換えを行えば良く、シャー
シのインターキャリアを処理する外付け回路を不要にす
ることができる。
【0046】また本実施例では、製造段階でSAWフィ
ルタ2と第2検波系Bの入力端子7との接続の有無、及
びひいては入力端子7とグランドとの接続の有無を決定
するだけで、DC電圧の供給の有無が決定され、このD
C電圧の供給の有無に応じたスイッチ制御器22の動作
によりスイッチ23が自動的に切換わるように構成した
ため、使用方式に応じた設定を極めて簡単に行うことが
できるばかりでなく、製造段階におけるスイッチ23の
切換えの誤りがなく、使用に際して信頼性が高い。
【0047】また本実施例では、製造段階で設定される
使用方式に応じたDC電圧の供給の有無を検知して自動
的に動作し、音声中間周波検波器9の動作、非動作を制
御する検波器制御器21を備えたため、同時検波方式で
使用する場合には確実に音声中間周波検波器9の動作を
停止することができ、消費電力の低減、及びノイズによ
る弊害の低減を図ることができる。
【0048】他方、図2は本発明の他の実施例を示すブ
ロック図である。図1と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。この実施例の場合、映像検波器4と出
力端子6との間にEQ増幅器15が接続されている。E
Q増幅器15は、映像検波器4から出力される映像検波
信号の周波数特性をフラットに調整する機能を有する。
この実施例の全体的な動作、及び効果は上記実施例の動
作、及び効果と同様であるので詳しい説明は省略する。
【0049】尚、本明細書では、映像検波器4、及び音
声中間周波検波器9については同期検波方式のものとし
て説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるもので
はなく、他の検波方式のものであっても良いことは言う
までもない。またFM検波器13についても同様であ
る。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1検波
系の出力端子と、第2検波系の出力端子とをFM検波系
の入力端子へ選択的に接続するスイッチを備えたため、
スプリットキャリア方式と同時検波方式とで異なる使用
法であってもスイッチの切換えを行えば良く、シャーシ
のインターキャリアを処理する外付け回路を不要にする
ことができ、また端子数を増やすことなくセットシャー
シを共通化することができる。請求項2記載の発明によ
れば、第1検波系の出力端子と第2検波系の出力端子と
をFM検波系の入力端子へ選択的に接続するスイッチ
と、スイッチの切換えを制御するスイッチ制御器とを備
えたため、使用方式に応じた設定を極めて簡単に行うこ
とができるばかりでなく、製造段階におけるスイッチの
切換えの誤りがなく、使用に際して信頼性が高い。請求
項3記載の発明によれば、第1検波系の出力端子と第2
検波系の出力端子とをFM検波系の入力端子へ選択的に
接続するスイッチと、スプリットキャリア方式のときに
第2検波系を駆動し、同時検波方式のときに第2検波系
の駆動を停止する検波器制御器とを備えたため、上記発
明の効果に加えて、同時検波方式で使用する場合には確
実に音声中間周波検波器の動作を停止することができ、
消費電力の低減、及びノイズによる弊害の低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる中間周波処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施例に係わる中間周波処理装置
の構成を示すブロック図。
【図3】従来の中間周波処理装置の構成を示すブロック
図。
【図4】従来の他の中間周波処理装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1 チューナ、2 SAWフィルタ、3 中間周波増幅
器、4 映像検波器、5 VCO、6,6a 出力端
子、7 入力端子、8 音声中間周波増幅器、9 音声
中間周波検波器、10a 出力端子、11,11a 入
力端子、12 帯域制限フィルタ、13 FM検波器、
14 音声出力端子、21 検波器制御器、22 スイ
ッチ制御器、23 スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像中間周波信号のみを検波するか、ま
    たは音声中間周波信号と映像中間周波信号とを同時に検
    波する第1検波系と、音声中間周波信号のみを検波する
    第2検波系と、第1検波系からのインターキャリア、ま
    たは第2検波系からのインターキャリアをFM検波する
    FM検波手段を備えるFM検波系を含んで成り、スプリ
    ットキャリア方式と同時検波方式のいずれかで動作可能
    となった中間周波処理装置において、 上記第1検波系の出力端子と、上記第2検波系の出力端
    子とを上記FM検波系の入力端子へ選択的に接続するス
    イッチを備えることを特徴とする中間周波処理装置。
  2. 【請求項2】 映像中間周波信号のみを検波するか、ま
    たは音声中間周波信号と映像中間周波信号とを同時に検
    波する第1検波系と、音声中間周波信号のみを検波する
    第2検波系と、第1検波系からのインターキャリア、ま
    たは第2検波系からのインターキャリアをFM検波する
    FM検波手段を備えるFM検波系を含んで成り、スプリ
    ットキャリア方式と同時検波方式のいずれかで動作可能
    となった中間周波処理装置において、 上記第1検波系の出力端子と上記第2検波系の出力端子
    とを上記FM検波系の入力端子へ選択的に接続するスイ
    ッチと、上記スイッチの切換えを制御するスイッチ制御
    器とを備えることを特徴とする中間周波処理装置。
  3. 【請求項3】 映像中間周波信号のみを検波するか、ま
    たは音声中間周波信号と映像中間周波信号とを同時に検
    波する第1検波系と、音声中間周波信号のみを検波する
    第2検波系と、第1検波系からのインターキャリア、ま
    たは第2検波系からのインターキャリアをFM検波する
    FM検波手段を備えるFM検波系を含んで成り、スプリ
    ットキャリア方式と同時検波方式のいずれかで動作可能
    となった中間周波処理装置において、 上記第1検波系の出力端子と上記第2検波系の出力端子
    とを上記FM検波系の入力端子へ選択的に接続するスイ
    ッチと、スプリットキャリア方式のときに上記第2検波
    系を駆動し、同時検波方式のときに上記第2検波系の駆
    動を停止する検波器制御器とを備えることを特徴とする
    中間周波処理装置。
JP7117278A 1995-05-16 1995-05-16 中間周波処理装置 Pending JPH08317317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318252A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Renesas Technology Corp 中間周波信号処理装置

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JP2005318252A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Renesas Technology Corp 中間周波信号処理装置

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